JP3666570B2 - コピー防止方法、及びデジタル放送受信装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー禁止情報を含む映像データを輝度信号と2つの色差信号からなる映像信号として出力する場合にコピー防止を施す方法と、このコピー防止方法を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
VTR(ビデオテープレコーダ)の普及に伴い、テレビ放送を記録した映像データやVTRで再生可能なソフトウェアを手軽に視聴することが可能になっている。最近では、デジタルVTRやDVD(デジタルビデオディスク)の記録再生装置の進歩により高品質の映像データを再生することができる。一方、このように高品質の映像データを簡単に記録再生できるため著作権の保護が重要となっており、従来から様々な不正コピーの防止方法が施されている。
【0003】
例えば、アナログ映像信号については、VTRとTVのAGC(オート・ゲイン・コントロール)の方式の相違、あるいはAPC(オート・フェイズ・コントロール)の特性の相違を利用してコピーを防止する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコピー防止方法は、色信号が変調された搬送波信号に対してのみコピー防止を施すことが可能であり、変調のかかっていない色信号に対してはコピー防止を施すことができなかった。即ち、図15に示す変調されていない色差信号や原色信号からなるコンポーネントの映像信号に対しては最適なコピー防止方法が存在せず、これらの信号を簡単にコピーされてしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のコピー防止方法は、輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号に対し、デジタル放送受信側では、上記2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換え、記録装置側では、上記2つの色差信号の一つに、他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号を検出すると、該他方の色差信号を解析して上記コピー禁止情報を検出した場合、記録を行わずコピー禁止処理を行う、ことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載のデジタル放送受信装置は、入力映像データがコピー禁止映像であるかどうかを検出するコピーガード検出部と、上記コピーガード検出部で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換える情報付加部とを備えた、ことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載のコピー防止方法は、請求項1に記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、フィールド単位またはライン単位で行う、ことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、上記情報付加部はフィールド単位またはライン単位で行う、ことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載のコピー防止方法は、請求項1に記載のコピー防止方法において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールドの色差信号に、該フィールドの一つ前のフィールドの色差信号を合成する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールドの色差信号に、該フィールドの一つ前のフィールドの色差信号を合成する色差信号合成部を備えた、ことを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載のコピー防止方法は、請求項1に記載のコピー防止方法において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー防止情報に置き換えられていることを示す信号に、ライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったラインの色差信号に、該ラインの一つ前のラインの色差信号を合成する、ことを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2に記載のデジタル受信装置において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、ライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったラインの色差信号に、該ラインの一つ前のラインの色差信号を合成する色差信号合成部を備えた、ことを特徴とする。
【0013】
請求項9に記載のコピー防止方法は、請求項1、3、5または7のいずれかに記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換える、ことを特徴とする。
【0014】
請求項10に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2、4、6または8のいずれかに記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えするように制御する付加信号制御部を備えた、ことを特徴とする。
【0025】
このような構成によって、輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号において、色差信号の一方にコピー禁止情報、他方に上記一方にコピー禁止情報があることを重畳させることによって、視聴者に意識させることなく、その映像がコピー可能かどうかを判断することができ、コンポーネント映像信号に対して、容易にコピー防止を施すことができる。という作用を有する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながら本発明によるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置の実施の形態について説明する。本発明のコピーガードを施す映像信号とデジタル放送受信装置が出力する映像信号は、Y/U/V、Y/Pb/PrやY/Cb/Crなどの1つの輝度信号と2つの色差信号からなる、いわゆるコンポーネントの映像信号である。以後、U,Pb,CbとV、Pr,Crの一方を第一の色差信号、他方を第二の色差信号と呼ぶ。これは、どちらの組み合わせが第一の色差信号でも第二の色差信号でもよい。
【0027】
(実施の形態1)
以下に、請求項1、請求項2、請求項3、及び請求項4に対応する、本発明の実施の形態1におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図1、2を用いて説明する。
まず、図2を用いて本実施の形態1におけるコピー防止方法について説明する。
【0028】
図2は実施の形態1における、コピー防止を施した輝度信号及び色差信号の波形図の一つを示している。4は輝度信号に含まれるコンポーネントの映像信号における同期信号である、5は通常映像の色差信号を取り除き、第一の色差信号に重畳されたコピー禁止情報データ、6は第二の色差信号の水平帰線消去期間部分に重畳された、他方の色差信号にコピー禁止などの情報データが重畳されていることを示す信号である。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。1は入力映像データや映像データなどと共に送られてくるシステム情報からコピーガード情報を検出するコピーガード検出部。2はコピー禁止映像の場合、出力するコンポーネントの映像信号にコピー防止を施す情報付加部。3は、コピーガード検出部1からの入力映像データを輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント信号として出力するMPEGDecoderである。
【0030】
次に、本実施の形態1におけるコピー防止方法の動作を説明する。
コピー禁止の映像データを輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号として出力するとき、図2に示すように、第一の色差信号に対しては、通常映像の色差信号を取り除きコピー禁止情報データ5を重畳する。第二の色差信号に対しては、同期信号4に同期して水平帰線消去期間に第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号6を入れる。これは、水平帰線消去期間に限らず、同期信号に同期していなくても第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されているを示す信号であれば、垂直帰線消去期間や映像期間に重畳してもよい。コンポーネント映像信号を記録する記録装置側では、色差信号を監視して、第二の色差信号から第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を検出すると、第一の色差信号を解析する。第一の色差信号を解析してコピー禁止の情報データが重畳されていた場合、記録を行わずコピー禁止処理を行うことによりコピーを防止する。また、TV側でこのコピー防止を施したコンポーネントの映像信号を出力しても、色差信号だけにコピー禁止の情報データを重畳しているため視聴者の目にはほとんど認識されない。
【0031】
次に、本実施の形態1におけるデジタル放送受信装置の動作を説明する。
図1に示すように、映像データはコピーガード検出部1に入力され、その映像がコピー禁止データかどうか、入力映像データや映像データなどと共に送られてくるシステム情報から判断される。入力映像データは、MPEGDecoder3に転送され、輝度信号と第一色差信号及び第二の色差信号のコンポーネント信号として出力される。入力された映像データがコピー禁止映像の場合、コピーガード検出部1は情報付加部2にコピー防止を施す信号を送り、情報付加部2は第一の色差信号にコピー禁止情報を重畳し、第二の色差信号には第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳する。
【0032】
さらに、情報付加部2において、前述した第一の色差信号にコピー禁止情報を重畳し、第二の色差信号に第一の色差信号がコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳するとき、フィールド単位で重畳してもライン単位で重畳してもよい。フィールド単位で重畳することにより、コピー禁止情報以外の情報データを色差信号に重畳する場合に、より多くの情報データを重畳することができる。また、ライン単位で重畳することにより色差信号に情報データが重畳されていることを視聴者に認識されないようにすることができる。
【0033】
このように、本実施の形態1のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コンポーネント映像信号の色差信号にコピー禁止情報を重畳することで、上記映像信号を画面上に出力した場合にも視聴者にほとんど認識されること無く、コピー禁止情報をコンポーネント映像信号に付加することができる。また、一方の色差信号にコピー禁止情報が重畳されているという情報を、他方の色差信号に重畳することによって、どちらの色差信号にコピー禁止情報が重畳されていても、正しく該コピー禁止情報を認識することができる。
【0034】
(実施の形態2)
以下に、請求項5、請求項6、請求項7及び請求項8に対応する、本発明の実施の形態2におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図3、4を用いて、説明する。
図3は、実施の形態2における第一の色差信号の波形図を示している。7は第一の色差信号の前フィールドの色差信号、8は前フィールドの色差信号7とコピー禁止情報5を合成した信号である。
【0035】
図4は、本発明の実施の形態2におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。9は、コピー禁止情報を重畳した色差信号にこの情報を重畳した前フィールドの色差信号を保持し合成する、色差信号合成部である。実施の形態2におけるデジタル放送受信装置のその他の構成は、実施の形態1の構成と同一である。
【0036】
実施の形態1では、実際の映像の色差信号を取り除いてコピー禁止情報を重畳した。しかし、色差信号を取り除いているため、色差信号にコピー禁止の情報が重畳されていることが視聴者の目に認識される可能性がある。そこで、本実施の形態2では、図3に示すように、色差信号合成部9でコピー禁止情報を重畳した第一の色差信号5に、上記情報を重畳した一つ前のフィールドの第一の色差信号7を合成して、前フィールドとコピー禁止情報を合成した第一の色差信号8を作成する。これによりTV側で出力するとき、前フィールドの色差信号を合成しているため、色差信号にコピー禁止などの情報データが重畳されていることをさらに視聴者に認識されないようにすることができる。コンポーネント映像信号を記録する記録装置側では、第一の色差信号8を解析するとき、前フィールドの第一の色差信号7を用いて合成信号である第一の色差信号8を解除して情報データだけを取り出して解析する。この解除は、合成信号である第一の色差信号8が前フィールドの色差信号で合成されているため容易に行える。
【0037】
次に、図4を用いて実施の形態2におけるコピー防止を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置に動作ついて説明する。
コピーガード検出部1でコピー禁止映像であることを検出すると、コピーガード検出部1は情報付加部2と色差信号合成部9に対して、コピー防止を施す信号を送る。情報付加部2で、MPEGDecoder3から出力された第一の色差信号にコピー禁止情報を重畳し、第二の色差信号に第一の色差信号がコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳した後、色差信号合成部9にこれらの色差信号を送る。色差信号合成部9では、前フィールドの第一の色差信号を保持しておき、コピーガード検出部1からコピー防止を施す信号がくると、コピー禁止情報データを入れた第一の色差信号に、保持している前フィールドの第一の色差信号を合成する。
【0038】
また、この動作はフィールド単位だけでなく、ライン単位でも行える。ライン単位で第一の色差信号にコピー禁止情報を入れる場合は、前ラインの第一の色差信号を合成する。この場合も、前ラインの色差信号を用いてコピー禁止情報と合成するため、合成とその解除が容易に行える。
ここでは、コピー禁止情報を重畳した第一の色差信号に対してのみ前フィールドまたは前ラインの色差信号を合成する例を示したが、第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す第二の色差信号においても同様の合成を施すことが有効である。
【0039】
このように、本実施の形態2のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コピー禁止情報に前フィールドの色差信号を合成した信号を重畳したので、さらに色差信号にコピー禁止の情報が重畳されていることが視聴者の目に認識されにくい、映像信号を実現することができる。また、合成された信号の解除も、前フィールドの色差信号を用いて容易に行うことができる。
【0040】
(実施の形態3)
以下に、請求項9、及び請求項10に対応する、本発明の実施の形態3におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態3におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。10は、コピー防止処理を施す周期を制御する、情報付加制御部である。実施の形態3におけるデジタル放送受信装置のその他の構成は、実施の形態1の構成と同一である。
【0041】
まず、本実施の形態3におけるコピー防止方法について説明する。
上述したように第一の色差信号にコピー禁止情報を、第二の色差信号に第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳するとき、一定間隔でこれらの信号が重畳されてしまうと、視聴者の目に認識されやすくなる。そこで、これらの信号を重畳する場合、不定間隔で重畳する。不規則にこれらの信号を重畳することにより一定間隔で重畳する場合に比べ視聴者に認識されないようにすることができる。
【0042】
次に、本実施の形態3におけるデジタル放送受信装置の動作について説明する。
コピーガード検出部1で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、情報付加制御部10にMPEGDecoder3から出力するコンポーネントの映像信号にコピー防止を施すように信号を送る。情報付加制御部10はこの信号を受け取ると、前述したコピー防止を施す信号を不定間隔で情報付加部2に送る。これにより、上述したコピー防止処理を不規則に色差信号に重畳することができる。
【0043】
なお、実施の形態2に情報付加制御部10を加えたものにおいては、情報付加制御部10はMPEGDecoder3から出力するコンポーネントの映像信号を受け取ると、前述したコピー防止を施す信号を不定間隔で情報付加部2と色差信号合成部9に送る。
このように、本実施の形態3のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コピー禁止情報を不定間隔で色差信号に重畳することで、該情報が重畳されていることを、実施の形態1及び実施の形態2の場合よりもさらに視聴者に認識されにくくすることができる。
【0044】
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図6、7を用いて説明する。
図6において、11は通常の三値信号、12は反転させた三値信号を示している。
【0045】
図7は、本発明の実施の形態4におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。1はコピーガード検出部、3はMPEGDecoder、13は三値の同期信号を反転させた輝度信号を出力する同期信号反転部である。
【0046】
まず、図6を用いて本実施の形態4におけるコピー防止方法について説明する。
コンポーネントの映像信号を出力する場合、輝度信号に入っている同期信号には通常三値信号11が使用される。この三値の同期信号を反転させ、反転した同期信号12をつくる。TV側では、反転された三値の同期信号12を検出するともう一度この同期信号を反転させ元に戻して出力する。記録装置側では、反転された同期信号12を検出すると記録を行わずコピー禁止処理をおこなう。これによりコピーを防止する。
【0047】
次に、図7を用いて本実施の形態4におけるデジタル放送受信装置の動作を説明する。
コピーガード検出部1でコピー禁止映像であることを検出すると、コピーガード検出部1から同期信号反転部13に同期信号を反転するように信号を送る。同期信号反転部13がこの信号を受け取ると、三値の同期信号11を12のように反転させた輝度信号を出力することにより、本発明のコピー防止方法を施したコンポーネントの映像信号を出力することができる。
【0048】
このように、本実施の形態4のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、色差信号及び輝度情報そのものにコピー禁止情報を重畳することがないので、表示画面上で視聴者にまったく認識されること無くコピー防止処理を施すことができる。
【0049】
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図8、9を用いて説明する。
図8は、本実施の形態5におけるコピー防止を施した輝度信号及び色差信号を示している。14は輝度信号が反転されていることを示す信号である。
【0050】
図9は、本発明の実施の形態5におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。1は、コピーガード検出部、3はMPEGDecoder、15は、輝度信号を反転する輝度信号反転部、16は、色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間あるいは水平帰線消去期間に、輝度信号が反転されていることを示す信号を重畳する情報付加部である。
【0051】
まず、図8を用いて本実施の形態5におけるコピー防止方法について説明する。
実施の形態4は輝度信号に入っている同期信号を反転させ、コピー防止を施した。本実施の形態5では、輝度信号にコピー防止を施す方法として、図8に示すように輝度信号を反転させる。このとき、色差信号の一方または両方の水平帰線消去期間に輝度信号が反転されている信号を重畳する。例えば、14のように同期信号に同期して、色差信号の水平帰線消去期間にこの信号を入れる。TV側では、色差信号の水平帰線消去期間に輝度信号が反転されていることを示す信号14を検出すると、輝度信号を反転させ元に戻す。記録装置側では、色差信号の水平帰線消去期間に輝度信号が反転されていることを示す信号14を検出すると、この輝度信号が反転されていることを示す信号14を削除して、反転されている輝度信号をそのまま記録するか、コピー禁止処理を行い、コピーを防止する。
【0052】
このようにコピー防止を施された映像信号を記録し再生すると、輝度信号が反転されていることを示す信号14が削除されているので、TV側では記録した映像に対しては輝度信号を反転したまま出力する。
また、輝度信号を反転するとき同期信号も反転してもよい。この場合、TV側で輝度信号を反転させ元に戻すとき、同期信号も反転させ元に戻す。
なお、ここでは輝度信号が反転されていることを示す信号を色差信号の水平帰線消去期間に入れたが、垂直帰線消去期間に入れてもよい。
【0053】
次に、図9を用いて実施の形態5におけるコピー防止を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置の動作を説明する。
コピーガード検出部1で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、このコピーガード検出部1から輝度信号反転部15と情報付加部16にコピー防止を施す信号を送る。この信号を受けると、輝度信号反転部15は輝度信号を反転し、情報付加部16は輝度信号が反転されていることを示す信号を色差信号の一方または両方の、垂直帰線消去期間または水平帰線消去期間に重畳する。これにより、本発明のコピー防止を施したコンポーネントの映像信号を出力することができる。
【0054】
このように、本実施の形態5のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、通常画面表示時は、視聴者にコピー禁止情報が重畳されていることをまったく認識されること無く画面表示を行うことができる。コピーされた映像を再生した時は、画面上には輝度反転した映像を表示させ、コピーされた映像と判別することができる。
【0055】
(実施の形態6)
以下に、本発明の実施の形態5におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図10、11、12、13及び14を用いて、本発明の実施の形態6におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について説明する。
【0056】
図10は、垂直帰線消去期間を含む輝度信号を示す。
図11は実施の形態6におけるフィールド単位でコピー防止を施した輝度信号を示す。また、図12は、水平帰線消去期間を含む輝度信号を示し、図13は、実施の形態6におけるライン単位でコピー防止を施した輝度信号を示す。
【0057】
図11において、17は、コピー禁止映像、18は、コピー禁止映像が入れられていることを示す信号である。
図14において、1は、コピーガード検出回路、3はMPEGDecoder、19は、輝度信号あるいは色差信号の一方または両方に、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を重畳する情報付加部、20は、コピー禁止映像を輝度信号と色差信号に挿入するコピー禁止映像挿入部である。
【0058】
まず、図10、11、12及び13を用いて実施の形態6におけるコピー防止方法について説明する。
映像信号には、垂直帰線消去期間と水平帰線消去期間があり、この部分はモニタに表示されない部分である。
【0059】
図10に示すように、垂直帰線消去期間には通常データが入っていないので、等化期間直後から映像が始まるまでの区間と映像終了後から等化期間が始まるまでの期間分だけ映像データを遅らせたり早めることができる。よって、この期間分コピー禁止映像を重畳することが可能になる。そこで図11のようにフィールドの映像有効期間の上部または下部にコピー禁止映像17を重畳し、コピー禁止映像17を重畳した分だけ通常の映像データをフィールドの下部または上部に開始位置を遅らせるか早めるかする。このコピー禁止映像を重畳するとき、輝度信号もしくは色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間に、フィールドの映像有効期間の上部または下部にコピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を重畳する。例えば、18のように輝度信号の垂直帰線消去期間にこの信号を入れる。TV側では、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を検出すると、コピー禁止映像を削除してフィールドの映像有効期間に通常の映像部分を戻し、図10に示すような信号に戻す。記録装置側では、コピー禁止映像がフィールドの映像有効期間の上部または下部に重畳されていることを示す信号を検出すると、該信号を削除して記録するかコピー禁止処理を行い、不正コピーを防止する。このようなコピー防止を施された映像信号を記録し再生すると、コピー禁止映像がフィールドの映像有効期間の上部または下部に入れられていることを示す信号が削除されているので、モニタの上部または下部にコピー禁止映像が映し出されるようになる。
【0060】
また、水平帰線消去期間には図12に示すようにフロントポーチ及びバックポーチの、映像がない部分があるので、図13のようにラインの上端または下端にコピー禁止映像を重畳することができる。この場合フロントポーチまたはバックポーチの期間だけコピー禁止映像を重畳することができる。またこの場合も輝度信号もしくは色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間に、ラインの映像有効期間の上端または下端にコピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を重畳する。これにより、フィールドの映像有効期間の上端または下端にコピー禁止映像を重畳したときと同じようにコピーを防止することができる。この場合、記録した映像を再生するとコピー禁止映像がモニタの左側または右側に表示される。
なお、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号は、垂直帰線消去期間でなく水平帰線消去期間に入れてもよい。
【0061】
次に、図14を用いて実施の形態6におけるコピー防止を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置について説明する。
実施の形態6におけるデジタル放送受信装置の動作を説明する。
コピーガード検出部1で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、このコピーガード検出部1から情報付加部19とコピー禁止映像挿入部20にコピー防止を施す信号を送る。この信号を受けると、情報付加部19は、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を、輝度信号もしくは色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間または水平帰線消去期間に重畳し、コピー禁止映像挿入部20は前述したように輝度信号と色差信号にコピー禁止映像を挿入する処理を行う。これにより、本発明のコピー防止を施したコンポーネントの映像信号を出力することができる。
このように、本実施の形態6のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コピーされた映像を再生表示する時は、画面上の上下左右いずれかの部分にコピー禁止映像を映し出すことができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1にかかるコピー防止方法によれば、輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号に対し、デジタル放送受信側では、上記2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換え、記録装置側では、上記2つの色差信号の一つに、他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号を検出すると、該他方の色差信号を解析して上記コピー禁止情報を検出した場合、記録を行わずコピー禁止処理を行うので、コピー禁止の映像をコピーされることを防ぐことができるという効果を得られる。
【0063】
また、本発明の請求項2にかかるデジタル放送受信装置によれば、入力映像データがコピー禁止映像であるかどうかを検出するコピーガード検出部と、上記コピーガード検出部で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換える情報付加部とを備えたので、コピー禁止の映像データを受信した場合、請求項1に記載のコピー防止を色差信号に施したコンポーネント信号を出力することができるという効果を得られる。
【0064】
また、請求項3にかかるコピー防止方法によれば、請求項1に記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、フィールド単位またはライン単位で行うので、コピー禁止情報を効率良く重畳できるという効果を得られる。
【0065】
また、請求項4にかかるデジタル放送受信装置によれば、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、上記情報付加部はフィールド単位またはライン単位で行うので、請求項3に記載のコピー禁止情報を色差信号に施したコンポーネント信号を出力することができるという効果を得られる。
【0066】
また、請求項5および請求項7にかかるコピー防止方法によれば、請求項1に記載のコピー防止方法において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位又はライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールド又はラインの色差信号に、一つ前のフィールド又はラインの色差信号を合成するので、TV側で映し出されたときの映像の乱れを抑え、コピー禁止情報が色差信号に重畳されていることを視聴者の目に認識されないようにするという効果を得られる。
【0067】
また、請求項6および請求項8にかかるデジタル放送受信装置によれば、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位又はライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールド又はラインの色差信号に、一つ前のフィールド又はラインの色差信号を合成する色差信号合成部を備えたので、請求項5および請求項7に記載のコピー禁止情報を色差信号に施したコンポーネント信号を出力することができるという効果を得られる。
【0068】
また、請求項9にかかるコピー防止方法によれば、請求項1、3、5または7のいずれかに記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えるので、TV側で映し出されたときに、コピー禁止情報などを重畳したことを視聴者の目に認識されないようにするという効果を得られる。
【0069】
また、請求項10にかかるデジタル放送受信装置によれば、請求項2、4、6または8のいずれかに記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えするように制御する付加信号制御部を備えたので、TV側で映し出されたときに、コピー禁止情報などを重畳したことを、視聴者の目に認識されないようにした、コンポーネントの映像信号を出力することができるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置。
【図2】実施の形態1におけるコピー防止を施した輝度信号及び色差信号の波形図。
【図3】実施の形態2における第一の色差信号の波形図。
【図4】実施の形態2におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図5】実施の形態3におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図6】通常の三値信号と反転させた三値信号を示す図。
【図7】実施の形態4におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図8】実施の形態5におけるコピー防止を施した輝度信号及び色差信号を示す図。
【図9】実施の形態5におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図10】垂直帰線消去期間を含む輝度信号を示す図。
【図11】実施の形態6におけるフィールド単位でコピー防止を施した輝度信号を示す図。
【図12】水平帰線消去期間を含む輝度信号を示す図。
【図13】実施の形態6におけるライン単位でコピー防止を施した輝度信号を示す図。
【図14】実施の形態6におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図15】従来のコンポーネント映像信号の出力図。
【符号の説明】
1 コピーガード検出部
2 情報付加部
3 MPEGデコーダ
4 同期信号
5 コピー禁止情報データ
6 他方の色差信号にコピー禁止などの情報データが重畳されていることを示す信号
7 前フィールドの色差信号
8 前フィールドの色差信号とコピー禁止情報を合成した信号
9 色差信号合成部
10 情報付加制御部
11 通常の三値信号
12 反転した三値信号
13 同期信号反転部
14 輝度信号が反転されていることを示す信号
15 輝度信号反転部
16 情報付加部
17 コピー禁止映像
18 コピー禁止映像が入れられていることを示す信号
19 情報付加部
20 コピー禁止映像挿入部
21 TVモニタ
22 記録装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー禁止情報を含む映像データを輝度信号と2つの色差信号からなる映像信号として出力する場合にコピー防止を施す方法と、このコピー防止方法を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
VTR(ビデオテープレコーダ)の普及に伴い、テレビ放送を記録した映像データやVTRで再生可能なソフトウェアを手軽に視聴することが可能になっている。最近では、デジタルVTRやDVD(デジタルビデオディスク)の記録再生装置の進歩により高品質の映像データを再生することができる。一方、このように高品質の映像データを簡単に記録再生できるため著作権の保護が重要となっており、従来から様々な不正コピーの防止方法が施されている。
【0003】
例えば、アナログ映像信号については、VTRとTVのAGC(オート・ゲイン・コントロール)の方式の相違、あるいはAPC(オート・フェイズ・コントロール)の特性の相違を利用してコピーを防止する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコピー防止方法は、色信号が変調された搬送波信号に対してのみコピー防止を施すことが可能であり、変調のかかっていない色信号に対してはコピー防止を施すことができなかった。即ち、図15に示す変調されていない色差信号や原色信号からなるコンポーネントの映像信号に対しては最適なコピー防止方法が存在せず、これらの信号を簡単にコピーされてしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のコピー防止方法は、輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号に対し、デジタル放送受信側では、上記2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換え、記録装置側では、上記2つの色差信号の一つに、他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号を検出すると、該他方の色差信号を解析して上記コピー禁止情報を検出した場合、記録を行わずコピー禁止処理を行う、ことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載のデジタル放送受信装置は、入力映像データがコピー禁止映像であるかどうかを検出するコピーガード検出部と、上記コピーガード検出部で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換える情報付加部とを備えた、ことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載のコピー防止方法は、請求項1に記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、フィールド単位またはライン単位で行う、ことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、上記情報付加部はフィールド単位またはライン単位で行う、ことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載のコピー防止方法は、請求項1に記載のコピー防止方法において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールドの色差信号に、該フィールドの一つ前のフィールドの色差信号を合成する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールドの色差信号に、該フィールドの一つ前のフィールドの色差信号を合成する色差信号合成部を備えた、ことを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載のコピー防止方法は、請求項1に記載のコピー防止方法において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー防止情報に置き換えられていることを示す信号に、ライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったラインの色差信号に、該ラインの一つ前のラインの色差信号を合成する、ことを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2に記載のデジタル受信装置において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、ライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったラインの色差信号に、該ラインの一つ前のラインの色差信号を合成する色差信号合成部を備えた、ことを特徴とする。
【0013】
請求項9に記載のコピー防止方法は、請求項1、3、5または7のいずれかに記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換える、ことを特徴とする。
【0014】
請求項10に記載のデジタル放送受信装置は、請求項2、4、6または8のいずれかに記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えするように制御する付加信号制御部を備えた、ことを特徴とする。
【0025】
このような構成によって、輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号において、色差信号の一方にコピー禁止情報、他方に上記一方にコピー禁止情報があることを重畳させることによって、視聴者に意識させることなく、その映像がコピー可能かどうかを判断することができ、コンポーネント映像信号に対して、容易にコピー防止を施すことができる。という作用を有する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながら本発明によるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置の実施の形態について説明する。本発明のコピーガードを施す映像信号とデジタル放送受信装置が出力する映像信号は、Y/U/V、Y/Pb/PrやY/Cb/Crなどの1つの輝度信号と2つの色差信号からなる、いわゆるコンポーネントの映像信号である。以後、U,Pb,CbとV、Pr,Crの一方を第一の色差信号、他方を第二の色差信号と呼ぶ。これは、どちらの組み合わせが第一の色差信号でも第二の色差信号でもよい。
【0027】
(実施の形態1)
以下に、請求項1、請求項2、請求項3、及び請求項4に対応する、本発明の実施の形態1におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図1、2を用いて説明する。
まず、図2を用いて本実施の形態1におけるコピー防止方法について説明する。
【0028】
図2は実施の形態1における、コピー防止を施した輝度信号及び色差信号の波形図の一つを示している。4は輝度信号に含まれるコンポーネントの映像信号における同期信号である、5は通常映像の色差信号を取り除き、第一の色差信号に重畳されたコピー禁止情報データ、6は第二の色差信号の水平帰線消去期間部分に重畳された、他方の色差信号にコピー禁止などの情報データが重畳されていることを示す信号である。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。1は入力映像データや映像データなどと共に送られてくるシステム情報からコピーガード情報を検出するコピーガード検出部。2はコピー禁止映像の場合、出力するコンポーネントの映像信号にコピー防止を施す情報付加部。3は、コピーガード検出部1からの入力映像データを輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント信号として出力するMPEGDecoderである。
【0030】
次に、本実施の形態1におけるコピー防止方法の動作を説明する。
コピー禁止の映像データを輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号として出力するとき、図2に示すように、第一の色差信号に対しては、通常映像の色差信号を取り除きコピー禁止情報データ5を重畳する。第二の色差信号に対しては、同期信号4に同期して水平帰線消去期間に第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号6を入れる。これは、水平帰線消去期間に限らず、同期信号に同期していなくても第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されているを示す信号であれば、垂直帰線消去期間や映像期間に重畳してもよい。コンポーネント映像信号を記録する記録装置側では、色差信号を監視して、第二の色差信号から第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を検出すると、第一の色差信号を解析する。第一の色差信号を解析してコピー禁止の情報データが重畳されていた場合、記録を行わずコピー禁止処理を行うことによりコピーを防止する。また、TV側でこのコピー防止を施したコンポーネントの映像信号を出力しても、色差信号だけにコピー禁止の情報データを重畳しているため視聴者の目にはほとんど認識されない。
【0031】
次に、本実施の形態1におけるデジタル放送受信装置の動作を説明する。
図1に示すように、映像データはコピーガード検出部1に入力され、その映像がコピー禁止データかどうか、入力映像データや映像データなどと共に送られてくるシステム情報から判断される。入力映像データは、MPEGDecoder3に転送され、輝度信号と第一色差信号及び第二の色差信号のコンポーネント信号として出力される。入力された映像データがコピー禁止映像の場合、コピーガード検出部1は情報付加部2にコピー防止を施す信号を送り、情報付加部2は第一の色差信号にコピー禁止情報を重畳し、第二の色差信号には第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳する。
【0032】
さらに、情報付加部2において、前述した第一の色差信号にコピー禁止情報を重畳し、第二の色差信号に第一の色差信号がコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳するとき、フィールド単位で重畳してもライン単位で重畳してもよい。フィールド単位で重畳することにより、コピー禁止情報以外の情報データを色差信号に重畳する場合に、より多くの情報データを重畳することができる。また、ライン単位で重畳することにより色差信号に情報データが重畳されていることを視聴者に認識されないようにすることができる。
【0033】
このように、本実施の形態1のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コンポーネント映像信号の色差信号にコピー禁止情報を重畳することで、上記映像信号を画面上に出力した場合にも視聴者にほとんど認識されること無く、コピー禁止情報をコンポーネント映像信号に付加することができる。また、一方の色差信号にコピー禁止情報が重畳されているという情報を、他方の色差信号に重畳することによって、どちらの色差信号にコピー禁止情報が重畳されていても、正しく該コピー禁止情報を認識することができる。
【0034】
(実施の形態2)
以下に、請求項5、請求項6、請求項7及び請求項8に対応する、本発明の実施の形態2におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図3、4を用いて、説明する。
図3は、実施の形態2における第一の色差信号の波形図を示している。7は第一の色差信号の前フィールドの色差信号、8は前フィールドの色差信号7とコピー禁止情報5を合成した信号である。
【0035】
図4は、本発明の実施の形態2におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。9は、コピー禁止情報を重畳した色差信号にこの情報を重畳した前フィールドの色差信号を保持し合成する、色差信号合成部である。実施の形態2におけるデジタル放送受信装置のその他の構成は、実施の形態1の構成と同一である。
【0036】
実施の形態1では、実際の映像の色差信号を取り除いてコピー禁止情報を重畳した。しかし、色差信号を取り除いているため、色差信号にコピー禁止の情報が重畳されていることが視聴者の目に認識される可能性がある。そこで、本実施の形態2では、図3に示すように、色差信号合成部9でコピー禁止情報を重畳した第一の色差信号5に、上記情報を重畳した一つ前のフィールドの第一の色差信号7を合成して、前フィールドとコピー禁止情報を合成した第一の色差信号8を作成する。これによりTV側で出力するとき、前フィールドの色差信号を合成しているため、色差信号にコピー禁止などの情報データが重畳されていることをさらに視聴者に認識されないようにすることができる。コンポーネント映像信号を記録する記録装置側では、第一の色差信号8を解析するとき、前フィールドの第一の色差信号7を用いて合成信号である第一の色差信号8を解除して情報データだけを取り出して解析する。この解除は、合成信号である第一の色差信号8が前フィールドの色差信号で合成されているため容易に行える。
【0037】
次に、図4を用いて実施の形態2におけるコピー防止を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置に動作ついて説明する。
コピーガード検出部1でコピー禁止映像であることを検出すると、コピーガード検出部1は情報付加部2と色差信号合成部9に対して、コピー防止を施す信号を送る。情報付加部2で、MPEGDecoder3から出力された第一の色差信号にコピー禁止情報を重畳し、第二の色差信号に第一の色差信号がコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳した後、色差信号合成部9にこれらの色差信号を送る。色差信号合成部9では、前フィールドの第一の色差信号を保持しておき、コピーガード検出部1からコピー防止を施す信号がくると、コピー禁止情報データを入れた第一の色差信号に、保持している前フィールドの第一の色差信号を合成する。
【0038】
また、この動作はフィールド単位だけでなく、ライン単位でも行える。ライン単位で第一の色差信号にコピー禁止情報を入れる場合は、前ラインの第一の色差信号を合成する。この場合も、前ラインの色差信号を用いてコピー禁止情報と合成するため、合成とその解除が容易に行える。
ここでは、コピー禁止情報を重畳した第一の色差信号に対してのみ前フィールドまたは前ラインの色差信号を合成する例を示したが、第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す第二の色差信号においても同様の合成を施すことが有効である。
【0039】
このように、本実施の形態2のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コピー禁止情報に前フィールドの色差信号を合成した信号を重畳したので、さらに色差信号にコピー禁止の情報が重畳されていることが視聴者の目に認識されにくい、映像信号を実現することができる。また、合成された信号の解除も、前フィールドの色差信号を用いて容易に行うことができる。
【0040】
(実施の形態3)
以下に、請求項9、及び請求項10に対応する、本発明の実施の形態3におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態3におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。10は、コピー防止処理を施す周期を制御する、情報付加制御部である。実施の形態3におけるデジタル放送受信装置のその他の構成は、実施の形態1の構成と同一である。
【0041】
まず、本実施の形態3におけるコピー防止方法について説明する。
上述したように第一の色差信号にコピー禁止情報を、第二の色差信号に第一の色差信号にコピー禁止情報などの情報データが重畳されていることを示す信号を重畳するとき、一定間隔でこれらの信号が重畳されてしまうと、視聴者の目に認識されやすくなる。そこで、これらの信号を重畳する場合、不定間隔で重畳する。不規則にこれらの信号を重畳することにより一定間隔で重畳する場合に比べ視聴者に認識されないようにすることができる。
【0042】
次に、本実施の形態3におけるデジタル放送受信装置の動作について説明する。
コピーガード検出部1で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、情報付加制御部10にMPEGDecoder3から出力するコンポーネントの映像信号にコピー防止を施すように信号を送る。情報付加制御部10はこの信号を受け取ると、前述したコピー防止を施す信号を不定間隔で情報付加部2に送る。これにより、上述したコピー防止処理を不規則に色差信号に重畳することができる。
【0043】
なお、実施の形態2に情報付加制御部10を加えたものにおいては、情報付加制御部10はMPEGDecoder3から出力するコンポーネントの映像信号を受け取ると、前述したコピー防止を施す信号を不定間隔で情報付加部2と色差信号合成部9に送る。
このように、本実施の形態3のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コピー禁止情報を不定間隔で色差信号に重畳することで、該情報が重畳されていることを、実施の形態1及び実施の形態2の場合よりもさらに視聴者に認識されにくくすることができる。
【0044】
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図6、7を用いて説明する。
図6において、11は通常の三値信号、12は反転させた三値信号を示している。
【0045】
図7は、本発明の実施の形態4におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。1はコピーガード検出部、3はMPEGDecoder、13は三値の同期信号を反転させた輝度信号を出力する同期信号反転部である。
【0046】
まず、図6を用いて本実施の形態4におけるコピー防止方法について説明する。
コンポーネントの映像信号を出力する場合、輝度信号に入っている同期信号には通常三値信号11が使用される。この三値の同期信号を反転させ、反転した同期信号12をつくる。TV側では、反転された三値の同期信号12を検出するともう一度この同期信号を反転させ元に戻して出力する。記録装置側では、反転された同期信号12を検出すると記録を行わずコピー禁止処理をおこなう。これによりコピーを防止する。
【0047】
次に、図7を用いて本実施の形態4におけるデジタル放送受信装置の動作を説明する。
コピーガード検出部1でコピー禁止映像であることを検出すると、コピーガード検出部1から同期信号反転部13に同期信号を反転するように信号を送る。同期信号反転部13がこの信号を受け取ると、三値の同期信号11を12のように反転させた輝度信号を出力することにより、本発明のコピー防止方法を施したコンポーネントの映像信号を出力することができる。
【0048】
このように、本実施の形態4のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、色差信号及び輝度情報そのものにコピー禁止情報を重畳することがないので、表示画面上で視聴者にまったく認識されること無くコピー防止処理を施すことができる。
【0049】
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図8、9を用いて説明する。
図8は、本実施の形態5におけるコピー防止を施した輝度信号及び色差信号を示している。14は輝度信号が反転されていることを示す信号である。
【0050】
図9は、本発明の実施の形態5におけるデジタル放送受信装置のブロック図である。1は、コピーガード検出部、3はMPEGDecoder、15は、輝度信号を反転する輝度信号反転部、16は、色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間あるいは水平帰線消去期間に、輝度信号が反転されていることを示す信号を重畳する情報付加部である。
【0051】
まず、図8を用いて本実施の形態5におけるコピー防止方法について説明する。
実施の形態4は輝度信号に入っている同期信号を反転させ、コピー防止を施した。本実施の形態5では、輝度信号にコピー防止を施す方法として、図8に示すように輝度信号を反転させる。このとき、色差信号の一方または両方の水平帰線消去期間に輝度信号が反転されている信号を重畳する。例えば、14のように同期信号に同期して、色差信号の水平帰線消去期間にこの信号を入れる。TV側では、色差信号の水平帰線消去期間に輝度信号が反転されていることを示す信号14を検出すると、輝度信号を反転させ元に戻す。記録装置側では、色差信号の水平帰線消去期間に輝度信号が反転されていることを示す信号14を検出すると、この輝度信号が反転されていることを示す信号14を削除して、反転されている輝度信号をそのまま記録するか、コピー禁止処理を行い、コピーを防止する。
【0052】
このようにコピー防止を施された映像信号を記録し再生すると、輝度信号が反転されていることを示す信号14が削除されているので、TV側では記録した映像に対しては輝度信号を反転したまま出力する。
また、輝度信号を反転するとき同期信号も反転してもよい。この場合、TV側で輝度信号を反転させ元に戻すとき、同期信号も反転させ元に戻す。
なお、ここでは輝度信号が反転されていることを示す信号を色差信号の水平帰線消去期間に入れたが、垂直帰線消去期間に入れてもよい。
【0053】
次に、図9を用いて実施の形態5におけるコピー防止を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置の動作を説明する。
コピーガード検出部1で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、このコピーガード検出部1から輝度信号反転部15と情報付加部16にコピー防止を施す信号を送る。この信号を受けると、輝度信号反転部15は輝度信号を反転し、情報付加部16は輝度信号が反転されていることを示す信号を色差信号の一方または両方の、垂直帰線消去期間または水平帰線消去期間に重畳する。これにより、本発明のコピー防止を施したコンポーネントの映像信号を出力することができる。
【0054】
このように、本実施の形態5のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、通常画面表示時は、視聴者にコピー禁止情報が重畳されていることをまったく認識されること無く画面表示を行うことができる。コピーされた映像を再生した時は、画面上には輝度反転した映像を表示させ、コピーされた映像と判別することができる。
【0055】
(実施の形態6)
以下に、本発明の実施の形態5におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について、図10、11、12、13及び14を用いて、本発明の実施の形態6におけるコピー防止方法及びデジタル放送受信装置について説明する。
【0056】
図10は、垂直帰線消去期間を含む輝度信号を示す。
図11は実施の形態6におけるフィールド単位でコピー防止を施した輝度信号を示す。また、図12は、水平帰線消去期間を含む輝度信号を示し、図13は、実施の形態6におけるライン単位でコピー防止を施した輝度信号を示す。
【0057】
図11において、17は、コピー禁止映像、18は、コピー禁止映像が入れられていることを示す信号である。
図14において、1は、コピーガード検出回路、3はMPEGDecoder、19は、輝度信号あるいは色差信号の一方または両方に、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を重畳する情報付加部、20は、コピー禁止映像を輝度信号と色差信号に挿入するコピー禁止映像挿入部である。
【0058】
まず、図10、11、12及び13を用いて実施の形態6におけるコピー防止方法について説明する。
映像信号には、垂直帰線消去期間と水平帰線消去期間があり、この部分はモニタに表示されない部分である。
【0059】
図10に示すように、垂直帰線消去期間には通常データが入っていないので、等化期間直後から映像が始まるまでの区間と映像終了後から等化期間が始まるまでの期間分だけ映像データを遅らせたり早めることができる。よって、この期間分コピー禁止映像を重畳することが可能になる。そこで図11のようにフィールドの映像有効期間の上部または下部にコピー禁止映像17を重畳し、コピー禁止映像17を重畳した分だけ通常の映像データをフィールドの下部または上部に開始位置を遅らせるか早めるかする。このコピー禁止映像を重畳するとき、輝度信号もしくは色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間に、フィールドの映像有効期間の上部または下部にコピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を重畳する。例えば、18のように輝度信号の垂直帰線消去期間にこの信号を入れる。TV側では、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を検出すると、コピー禁止映像を削除してフィールドの映像有効期間に通常の映像部分を戻し、図10に示すような信号に戻す。記録装置側では、コピー禁止映像がフィールドの映像有効期間の上部または下部に重畳されていることを示す信号を検出すると、該信号を削除して記録するかコピー禁止処理を行い、不正コピーを防止する。このようなコピー防止を施された映像信号を記録し再生すると、コピー禁止映像がフィールドの映像有効期間の上部または下部に入れられていることを示す信号が削除されているので、モニタの上部または下部にコピー禁止映像が映し出されるようになる。
【0060】
また、水平帰線消去期間には図12に示すようにフロントポーチ及びバックポーチの、映像がない部分があるので、図13のようにラインの上端または下端にコピー禁止映像を重畳することができる。この場合フロントポーチまたはバックポーチの期間だけコピー禁止映像を重畳することができる。またこの場合も輝度信号もしくは色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間に、ラインの映像有効期間の上端または下端にコピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を重畳する。これにより、フィールドの映像有効期間の上端または下端にコピー禁止映像を重畳したときと同じようにコピーを防止することができる。この場合、記録した映像を再生するとコピー禁止映像がモニタの左側または右側に表示される。
なお、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号は、垂直帰線消去期間でなく水平帰線消去期間に入れてもよい。
【0061】
次に、図14を用いて実施の形態6におけるコピー防止を施した映像信号を出力するデジタル放送受信装置について説明する。
実施の形態6におけるデジタル放送受信装置の動作を説明する。
コピーガード検出部1で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、このコピーガード検出部1から情報付加部19とコピー禁止映像挿入部20にコピー防止を施す信号を送る。この信号を受けると、情報付加部19は、コピー禁止映像が重畳されていることを示す信号を、輝度信号もしくは色差信号の一方または両方の垂直帰線消去期間または水平帰線消去期間に重畳し、コピー禁止映像挿入部20は前述したように輝度信号と色差信号にコピー禁止映像を挿入する処理を行う。これにより、本発明のコピー防止を施したコンポーネントの映像信号を出力することができる。
このように、本実施の形態6のコピー防止方法及びデジタル放送受信装置によれば、コピーされた映像を再生表示する時は、画面上の上下左右いずれかの部分にコピー禁止映像を映し出すことができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1にかかるコピー防止方法によれば、輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号に対し、デジタル放送受信側では、上記2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換え、記録装置側では、上記2つの色差信号の一つに、他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号を検出すると、該他方の色差信号を解析して上記コピー禁止情報を検出した場合、記録を行わずコピー禁止処理を行うので、コピー禁止の映像をコピーされることを防ぐことができるという効果を得られる。
【0063】
また、本発明の請求項2にかかるデジタル放送受信装置によれば、入力映像データがコピー禁止映像であるかどうかを検出するコピーガード検出部と、上記コピーガード検出部で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換える情報付加部とを備えたので、コピー禁止の映像データを受信した場合、請求項1に記載のコピー防止を色差信号に施したコンポーネント信号を出力することができるという効果を得られる。
【0064】
また、請求項3にかかるコピー防止方法によれば、請求項1に記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、フィールド単位またはライン単位で行うので、コピー禁止情報を効率良く重畳できるという効果を得られる。
【0065】
また、請求項4にかかるデジタル放送受信装置によれば、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、上記情報付加部はフィールド単位またはライン単位で行うので、請求項3に記載のコピー禁止情報を色差信号に施したコンポーネント信号を出力することができるという効果を得られる。
【0066】
また、請求項5および請求項7にかかるコピー防止方法によれば、請求項1に記載のコピー防止方法において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位又はライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールド又はラインの色差信号に、一つ前のフィールド又はラインの色差信号を合成するので、TV側で映し出されたときの映像の乱れを抑え、コピー禁止情報が色差信号に重畳されていることを視聴者の目に認識されないようにするという効果を得られる。
【0067】
また、請求項6および請求項8にかかるデジタル放送受信装置によれば、請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位又はライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールド又はラインの色差信号に、一つ前のフィールド又はラインの色差信号を合成する色差信号合成部を備えたので、請求項5および請求項7に記載のコピー禁止情報を色差信号に施したコンポーネント信号を出力することができるという効果を得られる。
【0068】
また、請求項9にかかるコピー防止方法によれば、請求項1、3、5または7のいずれかに記載のコピー防止方法において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えるので、TV側で映し出されたときに、コピー禁止情報などを重畳したことを視聴者の目に認識されないようにするという効果を得られる。
【0069】
また、請求項10にかかるデジタル放送受信装置によれば、請求項2、4、6または8のいずれかに記載のデジタル放送受信装置において、上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えするように制御する付加信号制御部を備えたので、TV側で映し出されたときに、コピー禁止情報などを重畳したことを、視聴者の目に認識されないようにした、コンポーネントの映像信号を出力することができるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置。
【図2】実施の形態1におけるコピー防止を施した輝度信号及び色差信号の波形図。
【図3】実施の形態2における第一の色差信号の波形図。
【図4】実施の形態2におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図5】実施の形態3におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図6】通常の三値信号と反転させた三値信号を示す図。
【図7】実施の形態4におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図8】実施の形態5におけるコピー防止を施した輝度信号及び色差信号を示す図。
【図9】実施の形態5におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図10】垂直帰線消去期間を含む輝度信号を示す図。
【図11】実施の形態6におけるフィールド単位でコピー防止を施した輝度信号を示す図。
【図12】水平帰線消去期間を含む輝度信号を示す図。
【図13】実施の形態6におけるライン単位でコピー防止を施した輝度信号を示す図。
【図14】実施の形態6におけるコピー防止を施したコンポーネント映像信号を出力するデジタル放送受信装置を示す図。
【図15】従来のコンポーネント映像信号の出力図。
【符号の説明】
1 コピーガード検出部
2 情報付加部
3 MPEGデコーダ
4 同期信号
5 コピー禁止情報データ
6 他方の色差信号にコピー禁止などの情報データが重畳されていることを示す信号
7 前フィールドの色差信号
8 前フィールドの色差信号とコピー禁止情報を合成した信号
9 色差信号合成部
10 情報付加制御部
11 通常の三値信号
12 反転した三値信号
13 同期信号反転部
14 輝度信号が反転されていることを示す信号
15 輝度信号反転部
16 情報付加部
17 コピー禁止映像
18 コピー禁止映像が入れられていることを示す信号
19 情報付加部
20 コピー禁止映像挿入部
21 TVモニタ
22 記録装置
Claims (10)
- 輝度信号と2つの色差信号からなるコンポーネント映像信号に対し、
デジタル放送受信側では、上記2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換え、
記録装置側では、上記2つの色差信号の一つに、他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号を検出すると、該他方の色差信号を解析して上記コピー禁止情報を検出した場合、記録を行わずコピー禁止処理を行う、
ことを特徴とするコピー防止方法。 - 入力映像データがコピー禁止映像であるかどうかを検出するコピーガード検出部と、
上記コピーガード検出部で入力映像データがコピー禁止映像であることを検出すると、2つの色差信号の一方を、コピー禁止映像であることを示すコピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換える情報付加部とを備えた、
ことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1に記載のコピー防止方法において、
上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、フィールド単位またはライン単位で行う、
ことを特徴とするコピー防止方法。 - 請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、
上記2つの色差信号の一方を、上記コピー禁止情報に置き換え、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えることを、上記情報付加部はフィールド単位またはライン単位で行う、
ことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1に記載のコピー防止方法において、
2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位で置き換えした後、
上記置き換えを行ったフィールドの色差信号に、該フィールドの一つ前のフィールドの色差信号を合成する、
ことを特徴とするコピー防止方法。 - 請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、
2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、フィールド単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったフィールドの色差信号に、該フィールドの一つ前のフィールドの色差信号を合成する色差信号合成部を備えた、
ことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1に記載のコピー防止方法において、
2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー防止情報に置き換えられていることを示す信号に、ライン単位で置き換えした後、
上記置き換えを行ったラインの色差信号に、該ラインの一つ前のラインの色差信号を合成する、
ことを特徴とするコピー防止方法。 - 請求項2に記載のデジタル受信装置において、
2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に、他方の色差信号を、上記一方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に、ライン単位で置き換えした後、上記置き換えを行ったラインの色差信号に、該ラインの一つ前のラインの色差信 号を合成する色差信号合成部を備えた、
ことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1、3、5または7のいずれかに記載のコピー防止方法において、
上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換える、
ことを特徴とするコピー防止方法。 - 請求項2、4、6または8のいずれかに記載のデジタル放送受信装置において、
上記2つの色差信号の一方を上記コピー禁止情報に置き換え、もう一方の色差信号を、該他方の色差信号が上記コピー禁止情報に置き換えられていることを示す信号に置き換えるとき、それらを不定期間隔で置き換えするように制御する付加信号制御部を備えた、
ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
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