JP3665454B2

JP3665454B2 - 冷蔵庫

Info

Publication number: JP3665454B2
Application number: JP28689897A
Authority: JP
Inventors: 直幹田村
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1997-10-20
Filing date: 1997-10-20
Publication date: 2005-06-29
Anticipated expiration: 2017-10-20
Also published as: JPH11118328A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は冷蔵庫に係り、特にその除霜用水受け皿に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図７は従来の冷蔵庫の側面断面図である。図において、１は冷蔵庫本体、２は冷蔵庫最上部に配置された冷蔵室、３は冷蔵庫本体１の最下部に配置された冷凍室、４は冷蔵室２と冷凍室３の間に配置された野菜室、５は冷蔵室２と野菜室４を区画する中仕切り、６は野菜室４と冷凍室３を区画する他の中仕切りで、この中仕切り６の背面は冷却器７や送風機８等を収納する冷却器室の前壁を構成している。野菜室４後方の冷却器室に設けられた冷却器７上方に送風機８が設けられている。
【０００３】
図８は従来の冷蔵庫の冷却器周辺の正面断面図である。図に示すように、冷却器７は左右を冷蔵庫本体１の内箱に形成された凸形状部１７により支持されると共に、位置決めされている。
また、９は冷却器７の下部に設置されたガラス管霜取ヒーター、１０は除霜水を受ける水受け皿である。
【０００４】
冷却器７の下方より吸入した空気を冷却器７を通過させて冷却し、冷却器７上方に設けた冷気の吹出口より庫内へ冷気を送出することで庫内を冷却する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷蔵庫は以上のように構成されているので、冷却器７の上下位置は凸形状部１７により固定できるが、前後位置が固定できないため、冷却器７周囲を空気が熱交換することなく通過するように作用する空間が生じるという問題点があった。
【０００６】
この発明は以上のような問題点を解決するためになされたもので、冷却器の上下位置だけでなく前後位置も固定でき、冷却器の位置が安定し、戻り空気の熱交換を効率を上げることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、この本体内に設けられ、冷気を生成する冷却器と、この冷却器の下方に設けられ、冷却器の除霜水を受ける水受け皿と、この水受け皿に設けられ、冷却器に戻る戻り空気を冷却器の中央部に導く、冷却器の前面から背面に至る屋根形状の戻り空気遮断部と、この戻り空気遮断部に設けられ、冷却器のＵ型パイプ部を保持し前後左右の位置決めを行う冷却器保持部とを備えたことを特徴とする。
【０００８】
また、冷却器保持部は、冷却器のＵ型パイプ部を二カ所で保持することを特徴とする。
【００１０】
また、水受け皿に設けられ、冷却器の霜取り用のリード線を有する霜取り用ヒーターと、水受け皿に設けられ、リード線を収納するリード線配線用溝部と備えたものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
以下、この発明の実施の形態の一例を、図面を参照しながら説明する。
図１はこの発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の側面断面図である。図において、１は冷蔵庫本体、２はこの冷蔵庫本体１最上部に配置された冷蔵室、３は冷蔵庫本体１最下部に配置された冷凍室、４は冷蔵室２と冷凍室３の間に配置された野菜室、５は冷蔵室２と野菜室４を区画する中仕切り、６は野菜室４と冷凍室３とを区画する他の中仕切りである。７は冷凍室３後方に設けられた冷却器で、冷却器７上方に送風機８が設けられている。
【００１２】
図２はこの発明の実施の形態の一例を示す図で、冷却器周囲を示す正面断面図である。図において、９はガラス管霜取ヒーターで、１０は除霜水を受け庫外へ排出する水受け皿である。
１１は冷蔵室２からの戻り空気で、断熱材１２により水受け皿１０の床面を介して冷却器７へ導かれ熱交換し冷却される。
【００１３】
図３はこの発明の実施の形態の一例を示す図で、水受け皿に冷却器を取り付けた状態を示す斜視図である。水受け皿１０に冷却器７の二ヶ所のパイプ部を固定する冷却器保持部１３を設け前後左右の位置決めを行う。
図４は冷却器保持部１３の側面断面拡大図である。
【００１４】
図３において、水受け皿１０の冷却器保持部１３の根元から水受け皿１０の背面までに至る屋根形状の戻り空気遮断部１４は、図５に示すように戻り空気１１の通過範囲１５（斜線部）についてその上部を遮り戻り空気１１が冷却器７の中央部を通るように促すとともに、冷却器７のＵ型パイプ部分を受けて冷却器７を支持している。
【００１５】
図６はこの発明の実施の形態の一例を示す図で、水受け皿にガラス管霜取ヒーターを取り付けた状態を示す斜視図である。
図に示すように水受け皿１０にヒーター９のリード線を配線するためのリード線配線用溝部１６を設け、リード線の弛みを吸収する。
【００１６】
【発明の効果】
この発明に係る冷蔵庫は、冷却器保持部が冷却器を保持し前後左右の位置決めを行うことにより、冷却器の位置が安定し、冷却器への戻り空気の熱交換効率を上げることができる。
【００１７】
また、冷却器室の省スペース化にもなり、戻り空気の風路も確保しやすくなる。
【００１８】
また、霜取り用ヒーターのリード線の弛みをテープ等を用いずに吸収することができ、部品点数も削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の側面断面図である。
【図２】この発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の冷却器室周囲を示す正面断面図である。
【図３】この発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の冷却器室周囲を示す斜視図である。
【図４】この発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の冷却器保持状態を示す要部側面断面図である。
【図５】この発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の冷却器周囲を示す側断面図である。
【図６】この発明の実施の形態の一例を示す図で、冷蔵庫の霜取ヒーター保持状態を示す斜視図である。
【図７】従来の冷蔵庫の側断面図である。
【図８】従来の冷蔵庫の冷却器室周囲を示す正断面図である。
【符号の説明】
１冷蔵庫本体、２冷蔵室、３冷凍室、４野菜室、５中仕切り、６中仕切り、７冷却器、８送風機、９ガラス管ヒーター、１０水受け皿、１１戻り空気、１２断熱材、１３冷却器保持部、１４戻り空気遮断部、１５戻り空気通過範囲、１６リード線配線用溝部。

Claims

冷蔵庫本体と、
この本体内に設けられ、冷気を生成する冷却器と、
この冷却器の下方に設けられ、前記冷却器の除霜水を受ける水受け皿と、
この水受け皿に設けられ、前記冷却器に戻る戻り空気を前記冷却器の中央部に導く、該冷却器の前面から背面に至る屋根形状の戻り空気遮断部と、
この戻り空気遮断部に設けられ、前記冷却器のＵ型パイプ部を保持し前後左右の位置決めを行う冷却器保持部と、
を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
前記冷却器保持部は、前記冷却器のＵ型パイプ部を二カ所で保持することを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。
前記水受け皿に設けられ、前記冷却器の霜取り用のリード線を有する霜取り用ヒーターと、
前記水受け皿に設けられ、前記リード線を収納するリード線配線用溝部と、
を備えたことを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。