JP3662652B2 - アモルファス磁性合金ストリップの切断装置 - Google Patents

アモルファス磁性合金ストリップの切断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アモルファス磁性合金ストリップを切断する切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
損失が少い鉄心材料として、アモルファス磁性合金が注目されている。アモルファス磁性合金は厚さがきわめて薄いストリップ(薄帯)の形で提供されるため、この磁性合金を用いて鉄心を構成する場合には、巻鉄心の構造が多く採用される。
【0003】
アモルファス磁性合金ストリップの積層体を用いて巻鉄心を製作する場合には、工数の削減を図るために、ストリップ単体を扱うのではなく、所定枚数(例えば8〜16枚)のアモルファス磁性合金ストリップを積層したものを積層体として、該積層体を取り扱うようにするのが望ましい。ストリップの積層体を用いて巻鉄心を製造する場合には、複数のストリップを重ね合わせて構成した複合ストリップを切断することにより、順次長さが2πt(tは積層体の厚さ)ずつ長くなる多数の単位積層体を形成する。次いで、順次2πtずつ長さが長くなっている複数の単位積層体を、それぞれの長手方向の端部位置を所定のずらし寸法ずつずらしながら積層することにより鉄心の各部を構成する積層体ブロックを複数個作成し、複数の積層体ブロックを巻枠の回りに順次巻き付けて各単位積層体の両端を突き合わせ接合(バット接合)または重ね合わせ接合(ラップ接合)することにより、継鉄部に接合部が階段状に分布した構造の巻鉄心を製作する。
【0004】
上記のような巻鉄心を製作する場合には、その基本素材として、アモルファス磁性合金ストリップを所定の枚数積層して構成した単位積層体を形成する必要があり、該単位積層体を形成する際には、複数のアモルファス磁性合金ストリップを重合させて構成した複合ストリップを所定の長さに切断する必要がある。
【0005】
アモルファス磁性合金ストリップを切断する切断装置としては、下刃と上刃とを備えた一般的な切断装置(シヤー)が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
下刃及び上刃を備えた切断装置によりストリップを切断する場合、ストリップを切り始める際及び切り終る際に刃に大きな負担がかかる。特にアモルファス磁性合金は硬質であるため、切断装置の刃に加わる負担が大である。
【0007】
ところが、下刃と上刃とによりストリップを切断する従来の切断装置では、下刃及び上刃と切断されるストリップとの間の位置関係が常に一定であったため、切断装置の下刃及び上刃の特定の部分(特にストリップの切り始め及び切り終わりに相当する部分)が酷使され、下刃及び上刃の酷使される部分に早期に欠損が生じて刃の寿命が短くなるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、従来よりも刃の寿命を長くすることができるようにしたアモルファス磁性合金ストリップの切断装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下刃ホルダに保持された下刃と、上刃ホルダに支持された上刃と、下刃と上刃との間に被切断物であるアモルファス磁性合金ストリップを送給するストリップ送給装置とを備えて、上刃及び下刃により、該上刃及び下刃の有効長Wよりも小さい幅寸法Lを有するアモルファス磁性合金ストリップをその幅方向に沿って切断するアモルファス磁性合金ストリップの切断装置に係わるものである。
【0010】
本発明においては、上刃及び下刃をアモルファス磁性合金ストリップの幅方向に移動させるシヤー刃移動装置を設けた。
【0011】
上記のように、上刃及び下刃をストリップの幅方向に移動させることができるようにして、上刃及び下刃とストリップとの間の位置関係を適宜に変更し得る構成しておくと、上刃及び下刃の酷使される部分を分散させて、刃の全体を均一に使用することができるため、刃の特定の部分が早期に欠損するのを防いで刃の寿命を長くすることができる。
【0012】
本発明は、特にアモルファス磁性合金ストリップを複数枚積層して形成した積層体を切断する場合に有用である。
【0013】
一般に用いられている切断装置では、上記下刃ホルダがシヤーフレームに対して固定され、上刃ホルダがシヤーフレームに対して上下動自在に支持されて、該上刃ホルダが上刃駆動機構により上下方向に駆動されるようになっている。このような切断装置に本発明を適用する場合には、シヤーフレームをストリップ送給装置により送給されるアモルファス磁性合金ストリップの幅方向に延びるガイドレールに沿って移動し得るように支持しておき、アモルファス磁性合金ストリップの切断が設定回数行なわれる毎にシヤーフレームを移動させて上刃及び下刃をストリップの幅方向に設定された単位移動量だけ移動させるようにシヤー刃移動装置を構成する。
【0014】
上記シヤー刃移動装置は、シヤーフレームに固定されたナットと該ナットに螺合されたボールネジと該ボールネジを回転駆動するモータとを有してシヤーフレームをガイドレールに沿って往復移動させるシヤーフレーム移動機構と、アモルファス磁性合金ストリップの切断が設定回数行なわれる毎に上刃及び下刃をストリップの幅方向に設定された単位移動量だけ移動させるべくシヤーフレーム移動機構のモータを制御するモータ制御装置とにより構成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明を適用した切断装置の構成例を示したもので、図1は同切断装置の斜視図、図2は側面図である。図1及び図2において、1は切断装置の設置場所の床面に置かれるベース板、2はベース板1の上に支持装置3を介して支持されたシヤーフレームである。シヤーフレーム2は、ベース板1と平行に配置された板状のシヤーユニットベース4と、該シヤーユニットベース4の上部から垂直上方に立上るように設けられて下端がシヤーユニットベース4に固定された板状の縦フレーム5と、縦フレーム5の一側面とシヤーユニットベース4との間に跨がって設けられて縦フレーム5及びベース4に固定された補強板6,6´とを備えている。縦フレーム5は、その板面を被切断物であるアモルファス磁性合金ストリップSの送給方向(図示の矢印Y方向)と直交させた状態で配置され、縦フレーム5を貫通させて、ストリップSを通過させるための窓部5aが形成されている。
【0016】
縦フレーム5の補強板6が固定された面と反対側の面の下部に隣接させた状態で下刃ホルダ7が設けられて、該下刃ホルダ7がシヤーユニットベース4の上にボルト止めされている。下刃ホルダ7の前記窓部5aに臨む部分に、下刃8が、その長手方向をストリップSの送給方向と直交する水平方向に向けた状態で保持されている。
【0017】
下刃ホルダ7の上方には上刃ホルダ9が配置され、下刃ホルダ7の両端に固定された1対のガイド軸10,10が上刃ホルダ9に設けられた孔に嵌合されている。上刃ホルダ9はガイド軸10,10により上下動自在に支持され、下刃8との間に所定のシヤー角を形成するように水平方向に対して傾斜した状態で配置された上刃11が上刃ホルダ9の前記窓部5aに臨む部分に保持されている。
【0018】
縦フレーム5の上刃ホルダ側の面には、垂直方向に延びる直線ガイドレール12が固定され、上刃ホルダ9に固定されたスライダ13が、直線ベアリング14を介して直線ガイドレール12にスライド自在に支持されている。
【0019】
縦フレーム5の上部には、クランク駆動モータ15と、該モータ15の回転を減速する減速機16とが取り付けられ、減速機16の出力軸16aはクランク軸17の偏心した位置に結合されている。クランク軸17はクランクロッド18の一端に設けられた孔に回転自在に嵌合され、クランクロッド18の他端は軸19を介してスライダ13に回動自在に連結されている。
【0020】
この例では、クランク駆動モータ15と、減速機16と、クランク軸17と、クランクロッド18とスライダ13とにより、上刃ホルダ9を上下に変位させる上刃駆動機構20が構成されている。この駆動機構においては、モータ15が一方向に回転したときに、減速機16の出力軸16aが一方向に回転し、該出力軸16aに偏心した位置で結合しているクランク軸17が出力軸16aを中心にして回動する。クランク軸17はその1回転の前半でクランクロッド18を介してスライダ9を下方に変位させて上刃ホルダ9を下刃ホルダ7側に変位させる。この過程で上刃11が下刃8側に変位して、被切断物をせん断する。クランク軸17はまたその1回転の後半でクランクロッド18及びスライダ13を上方に変位させて、上刃ホルダ9を上方の退避位置まで変位させる。
【0021】
図2に示したように、上刃ホルダ9の下端には、被切断物を切断する際に該被切断物を下刃ホルダ7に対して押えつける材料押え21が上下動自在に支持され、該材料押えは、バネ22により常時下方に付勢されている。
【0022】
ベース板1の上にはまた、図示しない電動機により回転駆動されるフィードローラ23と、加圧シリンダー24によりフィードローラ23に対して加圧される押えローラ25とを備えて、フィードローラ23と押えローラ25との間にアモルファス磁性合金ストリップSを挟んで下刃8及び上刃11の間に向けて送給するストリップ送給装置26が固定され、この送給装置26と下刃ホルダ7との間には、ストリップSを受け渡すためのガイドテーブル27が配置されている。
【0023】
ストリップ送給装置26により送給されるストリップは、アモルファス磁性合金ストリップの単体でもよく、該ストリップを複数枚(例えば数枚ないし十数枚)積層したものでもよい。
【0024】
シヤーフレーム2をベース板1に対して支持する支持装置3は、シヤーフレーム2をストリップ送給装置26により送給されるストリップSの幅方向(図示の例ではストリップSの送給方向と直交する水平方向、図1のX,X´方向)に沿って往復直線移動させ得るように構成される。図示の例では、被切断物としてのストリップSの幅方向に沿って平行に延びる2本のガイドレール30及び31がベース板1上に固定され、シヤーユニットベース4の下面に固定された直線ベアリング32及び33がそれぞれガイドレール30及び31に噛み合わされて、該直線ベアリング32,33及びガイドレール30,31を介してシヤーフレーム2がストリップSの幅方向に往復移動自在に支持されている。
【0025】
シヤーユニットベース4の下面にはまたナット34が固定され、ベース板1に固定された軸受装置35により回転自在に支持されたボールネジ36がナット34に螺合されている。ボールネジ36の端部には歯付きプーリ37が固定され、ベース板1に固定された減速機付きの電動機38の出力軸に取り付けられた歯付きプーリ39とボールネジに取り付けられた歯付きプーリ37とにタイミングベルト40が掛け渡されている。
【0026】
従って、電動機38が回転させられると、該電動機によりボールネジ36が回転させられ、ボールネジ36の回転によりナット34が直線移動させられて、シヤーフレーム2がストリップSの幅方向(図1のX,X´方向)に直線移動させられる。電動機38の回転方向を切り替えることにより、シヤーフレーム2の移動方向を切り替えることができる。
【0027】
図1及び図2には図示してないが、クランク駆動モータ15とフィードローラ23を駆動する電動機とシヤーフレーム2を駆動する電動機38とを制御する制御装置が設けられていて、該制御装置により、ストリップSを所定の長さに切断するようにストリップ送給装置26及び上刃駆動機構20が制御されるとともに、アモルファス磁性合金ストリップSの切断が設定回数(通常は1回ないし数回)行なわれる毎にシヤーフレーム2を移動させて上刃11及び下刃8をストリップSの幅方向に設定された単位移動量ΔXだけ移動させるように電動機38が制御される。
【0028】
シヤーフレーム2をストリップの幅方向の一方の側に単位移動量ΔXだけ移動させて上刃及び下刃を単位移動量ΔXずつ所定回数移動させた結果、上刃及び下刃の位置がその移動範囲の限界位置に達した場合には、シヤーフレームの移動方向を反転させて、ストリップの切断が設定回数行われる毎に上刃及び下刃をストリップの幅方向の他方の側に単位移動量ΔXずつ移動させる。これらの動作を反復させながら、ストリップSの一連の切断作業を行わせる。
【0029】
図示の例では、ナット34とボールネジ36と電動機38とプーリ37及び39とタイミングベルト40と、電動機38の制御装置とにより、アモルファス磁性合金ストリップSの切断が設定回数行なわれる毎にシヤーフレーム2を移動させて上刃11及び下刃8をストリップSの幅方向に設定された単位移動量だけ移動させるシヤー刃移動装置が構成されている。
【0030】
上刃11を駆動するクランク駆動モータ15とフィードローラ23を駆動する電動機とシヤーフレームを駆動する電動機38とを制御する制御装置は、図示しないマイクロコンピュータにより実現される。該制御装置を実現するためにマイクロコンピュータにより実行されるプログラムのアルゴリズムの一例を示すフローチャートを図3に示した。
【0031】
図3に示した例では、図4に示したように、上刃及び下刃(以下これらをまとめてシヤーという。)の有効長をW、被切断物としてのストリップSの幅をL、シヤーの位置をシヤーの中心位置とその一端との間の距離CPで表すものとする。図4に示したようにシヤー(上刃及び下刃)の長さ方向の中心位置がストリップSの幅方向の中心位置に一致する位置を原点位置とし、シヤーが原点位置にあるときの変数CPの値をCとする。またストリップSの幅方向の一方の側へのシヤーの移動方向をプラス方向とし、他方の側への移動方向をマイナス方向とする。
【0032】
図3のアルゴリズムによる場合には、ストリップの切断を開始する際に先ずステップ1においてシヤーを原点位置に復帰させる。次いでステップ2において各部の初期化を行なった後、シヤー位置CPを記憶するRAMに原点位置を与える値Cを記憶させ、シヤーの単位移動量ΔXを記憶するRAMにプラス方向への単位移動量Bを記憶させる。また刃の有効長Wとストリップの幅Lとから、シヤーのプラス方向への移動範囲の限界位置を示すプラス方向限界値max={(W−L)/2}+CPと、マイナス方向への移動範囲の限界位置を示すマイナス方向限界値min={CP−(W−L)/2}とを演算して、これらをRAMに記憶させておく。
【0033】
次いでステップ3において、ストリップSを所定長さだけ送給し、ステップ4においてクランク駆動モータ15を駆動して上刃11を下刃8側に変位させることによりストリップSを切断する。次いで、ステップ5において電動機38を駆動してシヤーをプラス方向に単位移動量ΔXだけ移動させ、シヤー位置を示す変数CPにΔXを加える。次にステップ6においてシヤー位置を示す変数CPが限界値maxを超えたか否かを判定する。その結果、変数CPがプラス側への限界値max以下である場合には、ステップ7を実行して変数CPがマイナス側への限界値min以下であるか否かを判定する。その結果変数CPがマイナス側への限界値min以下でない場合には、ステップ3に戻って次のストリップの送給を行なわせる。
【0034】
ステップ6において変数CPがプラス側への限界値maxを超えていると判定された場合には、ステップ8を実行してシヤーの単位移動量ΔXを記憶するRAMにマイナス方向への単位移動量−Aを記憶させてステップ3に戻る。
【0035】
またステップ7において変数CPがマイナス方向への限界値min以下であると判定された場合には、ステップ9を実行してシヤーの単位移動量Δxを記憶するRMにプラス方向への単位移動量+Bを記憶させた後ステップ3に戻る。
【0036】
図3に示したアルゴリズムによる場合には、ストリップの切断が1回行われる毎にシヤーがストリップの幅方向の一方の側に単位移動量ΔXずつ移動させられる。シヤーがストリップの幅方向の一方の側への移動範囲の限界位置に達した後は、ストリップの切断が1回行われる毎にシヤーがストリップの幅方向の他方の側に単位移動量ΔXずつ移動させられる。このように、ストリップの切断が行われる毎にシヤーを設定された距離ΔXずつ移動させるようにすると、刃の酷使される部分を分散させて刃の全体を均一に使用することができるため、刃の特定の部分に早期に欠損が生じるのを防いで、刃の寿命を長くすることができる。
【0037】
図3に示した例において、シヤーのプラス方向への単位移動量Bとマイナス方向への単位移動量Aとを異ならせておくと、刃の同じ位置で切断を行う確率が低くなるため、刃の寿命をいっそう長くすることができる。
【0038】
図3に示したプログラムをマイクロコンピュータにより実行させて切断装置を制御する場合には、ステップ3によりアモルファス磁性合金ストリップSを所定の長さずつ上刃及び下刃の間に向けて送給するストリップ送給手段が実現され、ステップ4により、ストリップの送給が完了したときに上刃を下刃側に駆動して切断を行わせるシヤー制御手段が実現される。またステップ5により、切断が完了したことが検出されたときにシヤーフレームを移動させて上刃及び下刃を設定された単位移動量ΔXだけストリップの幅方向に移動させるようにシヤーフレーム駆動用の電動機38を制御するシヤーフレーム駆動用電動機制御手段が実現される。
【0039】
更に、ステップ6によりシヤーがストリップの幅方向の一方の側への移動範囲の限界位置に達したことを検出する第1の限界位置検出手段が実現され、ステップ7によりシヤーがストリップの幅方向の他方の側への移動範囲の限界位置に達したことを検出する第2の限界位置検出手段が実現される。
【0040】
またステップ8により、シヤーがストリップの幅方向の一方の側への移動範囲の限界位置に達したことが検出されたときにシヤーをストリップの幅方向の他方の側へ移動させる際の単位移動量ΔXを設定する第1の単位移動量設定手段が実現され、ステップ9により、シヤーがストリップの幅方向の他方の側への移動範囲の限界位置に達したことが検出されたときにシヤーをストリップの幅方向の一方の側へ移動させる際の単位移動量ΔXを設定する第2の単位移動量設定手段が実現される。
【0041】
刃の寿命を長くするためには、図3に示した例のように、ストリップの切断を1回行う毎にシヤーをΔXずつ移動させるようにするのが好ましいが、本発明はこのように切断が行われる毎にシヤーを移動させる場合に限定されるものではなく、ストリップの切断を複数回行う毎にシヤーを設定距離ΔXずつ移動させるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、上刃及び下刃をストリップの幅方向に移動させることができるようにして、上刃及び下刃とストリップとの間の位置関係を適宜に変更し得る構成したので、上刃及び下刃の酷使される部分を分散させて、刃の全体を均一に使用することができ、刃の特定の部分が早期に欠損するのを防いで刃の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる切断装置の要部の構成例を示した斜視図である。
【図2】図1の切断装置の側面図である。
【図3】本発明の切断装置の制御のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
【図4】上刃及び下刃とストリップとの位置関係を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ベース板
2 シヤーフレーム
3 シヤーフレームの支持装置
7 下刃ホルダ
8 下刃
9 上刃ホルダ
10 ガイド軸
11 上刃
13 スライダ
15 クランク駆動モータ
16 減速機
17 クランク軸
18 クランクロッド
20 上刃駆動機構
26 ストリップ送給装置
30,31 ガイドレール
32,33 直線ベアリング
34 ナット
36 ボールネジ
38 電動機

Claims (2)

  1. シヤーフレームに対して固定された下刃ホルダに保持された下刃と、前記シヤーフレームに対して上下動自在に支持された上刃ホルダに保持された上刃と、前記上刃ホルダを上下方向に駆動して上刃を上下に変位させる上刃駆動機構と、前記下刃と上刃との間に被切断物であるアモルファス磁性合金ストリップを送給するストリップ送給装置とを備えて、前記上刃及び下刃により、該上刃及び下刃の有効長Wよりも小さい幅寸法Lを有するアモルファス磁性合金ストリップをその幅方向に沿って切断するアモルファス磁性合金ストリップの切断装置において、
    前記シヤーフレームは前記ストリップ送給装置により送給されるアモルファス磁性合金ストリップの幅方向に延びるガイドレールに沿って移動し得るように支持され、
    前記アモルファス磁性合金ストリップの切断が設定回数行なわれる毎に前記シヤーフレームを移動させて前記上刃及び下刃をストリップの幅方向に設定された単位移動量だけ移動させるシヤー刃移動装置が設けられていることを特徴とするアモルファス磁性合金ストリップの切断装置。
  2. シヤーフレームに対して固定された下刃ホルダに保持された下刃と、前記シヤーフレームに対して上下動自在に支持された上刃ホルダに保持された上刃と、前記上刃ホルダを上下方向に駆動して上刃を上下に変位させる上刃駆動機構と、前記下刃と上刃との間に被切断物であるアモルファス磁性合金ストリップを送給するストリップ送給装置とを備えて、前記上刃及び下刃により、該上刃及び下刃の有効長Wよりも小さい幅寸法Lを有するアモルファス磁性合金ストリップをその幅方向に沿って切断するアモルファス磁性合金ストリップの切断装置において、
    前記シヤーフレームは前記ストリップ送給装置により送給されるアモルファス磁性合金ストリップの幅方向に延びるガイドレールに沿って往復移動し得るように支持され、
    前記シヤーフレームに固定されたナットと該ナットに螺合されたボールネジと該ボールネジを回転駆動するモータとを有して前記シヤーフレームを前記ガイドレールに沿って往復移動させるシヤーフレーム移動機構と、前記アモルファス磁性合金ストリップの切断が設定回数行なわれる毎に前記上刃及び下刃をストリップの幅方向に設定された単位移動量だけ移動させるべく前記シヤーフレーム移動機構のモータを制御するモータ制御装置とを備えたシヤー刃移動装置が設けられていることを特徴とするアモルファス磁性合金ストリップの切断装置。
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