JP3662530B2 - 真空マイクロ波解凍方法、及び真空マイクロ波解凍機 - Google Patents

真空マイクロ波解凍方法、及び真空マイクロ波解凍機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、減圧工程と復圧工程とを繰り返し行いながらマイクロ波を照射して冷凍食品などの被解凍物を加熱し解凍を行う真空マイクロ波解凍方法、及び該解凍方法を実施する真空マイクロ波解凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の真空マイクロ波解凍機は、減圧工程と復圧工程とを繰り返し行いながら、減圧工程においてマイクロ波を照射して被解凍物を加熱し解凍を行う装置である。そして、この種の真空マイクロ波解凍機には、被解凍物を収容するチャンバーと、該チャンバー内を減圧する真空ポンプと、該真空ポンプにより減圧したチャンバー内を復圧する復圧手段と、上記減圧工程においてチャンバー内へマイクロ波を照射するマイクロ波発生器とが備えられている。
【0003】
このように、従来は、減圧工程においてのみマイクロ波を照射して被解凍物の加熱を行っていたので、復圧工程と減圧工程とからなる1回の解凍サイクル当たりにおけるマイクロ波の照射時間が自ずと短くなってしまう。したがって、この欠点を補うべく、減圧度の小さな高い圧力領域からマイクロ波の照射を開始したり、もしくは出力の大きなマイクロ波を照射しうるマイクロ波発生器を採用したり、或いは減圧度の大きな低い圧力領域まで継続してマイクロ波を照射する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の真空マイクロ波解凍機における解凍方法において、減圧度の小さな高い圧力領域からマイクロ波の照射を開始した場合には、復圧上限値までの復圧時間が無駄になると同時に、減圧速度が変化した場合、マイクロ波の照射時間を安定して確保できないという問題があった。
【0005】
また、大出力のマイクロ波発生器を採用してマイクロ波の出力を大きくした場合には、被解凍物の角部にマイクロ波が集中する現象である端面効果(edge
effect)が生じ易くなるという問題があった。
【0006】
さらに、減圧度の大きな低い圧力領域まで継続してマイクロ波を照射した場合には、チャンバー内でパッシェンの法則による放電現象が発生し、被解凍物にマイクロ波が吸収されないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、復圧上限値を必要以上に減圧度の小さな高い圧力領域に設定する必要がなく、さらにマイクロ波が集中する現象である端面効果、及びマイクロ波の照射による放電現象を防止することができる真空マイクロ波解凍方法、及び真空マイクロ波解凍機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、請求項1に記載のものは、減圧工程と復圧工程とを繰り返し行いながらマイクロ波を照射して被解凍物を加熱し解凍を行う真空マイクロ波解凍方法において、
減圧平衡域まで減圧工程を行った後に復圧工程へ移行し、この復圧工程の減圧度が真空放電を起こさない下限値に達した後にマイクロ波の照射を開始し、予め設定した復圧上限値まで復圧した後に再度減圧工程へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値に達する手前までマイクロ波の照射を継続し、マイクロ波の照射を停止した後に減圧平衡域までの減圧過程において昇華による昇華冷却を行うことを解凍サイクルとし、この解凍サイクルを繰り返し行うことを特徴とする真空マイクロ波解凍方法である。
【0009】
請求項2に記載のものは、前記減圧平衡域の減圧度が前記解凍サイクルの繰り返しに伴い順次上昇し、その減圧度が所定の値に達したときに前記解凍サイクルを終了することを特徴とする請求項1に記載の真空マイクロ波解凍方法である。
【0010】
請求項3に記載のものは、前記真空放電を起こさない減圧度の下限値が1.33kPa(10Torr)であることを特徴とする請求項1または2に記載の真空マイクロ波解凍方法である。
【0011】
請求項4に記載のものは、前記復圧上限値が、マイクロ波を照射するマイクロ波発生器の出力と真空ポンプの減圧能力によって設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍方法である。
【0012】
請求項5に記載のものは、前記復圧工程における復圧特性が、各解凍サイクルにおいて一定であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍方法である。
【0013】
請求項6に記載のものは、適正なマイクロ波発生器の出力、1解凍サイクル当たりのマイクロ波照射時間、昇華時間を被解凍物の種類、形状に応じて複数のコースに分けて制御装置に予め記憶させておき、解凍する際には上記コースを選択可能とし、選択されたコースの解凍条件に則って制御装置が解凍サイクルを制御して解凍することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍方法である。
【0014】
請求項7に記載のものは、被解凍物を収容するチャンバーと、該チャンバー内を減圧する真空ポンプと、チャンバー内を復圧する調圧弁と、チャンバー内へマイクロ波を照射するマイクロ波発生器と、上記真空ポンプ、調圧弁及びマイクロ波発生器の制御系が接続された制御装置とを有し、減圧工程と復圧工程とを繰り返し行いながらマイクロ波を照射して被解凍物を加熱し解凍を行う真空マイクロ波解凍機であって、
前記制御装置は、
減圧平衡域まで減圧工程を行った後に復圧工程へ移行し、この復圧工程の減圧度が真空放電を起こさない下限値に達した後にマイクロ波の照射を開始し、予め設定した復圧上限値まで復圧した後に再度減圧工程へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値に達する手前までマイクロ波の照射を継続し、マイクロ波の照射を停止した後に減圧平衡域までの減圧過程において昇華による昇華冷却を行うことを解凍サイクルとし、この解凍サイクルを繰り返し行う制御を実行することを特徴とする真空マイクロ波解凍機である。
【0015】
請求項8に記載のものは、前記減圧平衡域の減圧度が前記解凍サイクルの繰り返しに伴い順次上昇し、その減圧度が所定の値に達したときに前記解凍サイクルを終了することを特徴とする請求項7に記載の真空マイクロ波解凍機である。
【0016】
請求項9に記載のものは、前記真空放電を起こさない減圧度の下限値が1.33kPa(10Torr)であることを特徴とする請求項7または8に記載の真空マイクロ波解凍機である。
【0017】
請求項10に記載のものは、前記復圧上限値が、マイクロ波を照射するマイクロ波発生器の出力と真空ポンプの減圧能力によって設定されることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機である。
【0018】
請求項11に記載のものは、前記復圧工程における復圧特性が、各解凍サイクルにおいて一定であることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機である。
【0019】
請求項12に記載のものは、チャンバー内に放電が発生したことを検出する放電検出センサーを設けるとともに、該放電検出センサーを制御装置に接続し、放電検出センサーからの放電検出信号に基づいて制御装置がマイクロ波発生器の作動を強制的に停止することを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機である。
【0020】
請求項13に記載のものは、前記制御装置が、適正なマイクロ波発生器の出力、1解凍サイクル当たりのマイクロ波照射時間、昇華時間を被解凍物の種類、形状に応じて複数のコースに分けて予め記憶する記憶手段を備え、
上記コースを選択するコース選択操作部を設け、該コース選択操作部の操作により選択されたコースの解凍条件に則って制御装置が解凍サイクルを制御して解凍することを特徴とする請求項7から12のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の真空マイクロ波解凍機の外観を示す正面図である。図2は、本実施形態の真空マイクロ波解凍機における主要な構成部材を示す概略図である。
【0022】
図1に示すように、本実施形態の真空マイクロ波解凍機1の筐体2は竪型装置として構成され、上部には冷凍食品等の被解凍物を収容する食品収容部3が配設されると共に、下部には後述する駆動モータや真空モンプ等を収納する機械収納部4が配設され、最上部には制御装置を収納する制御部5が備えられており、この制御部5の前面パネルには、被解凍物の重量や解凍時間等を表示する表示部6と、電源のオン/オフや各種の設定値等を入力する操作部7とが設けられている。また、真空マイクロ波解凍機1の筐体2の下面には、本解凍機1の移動を容易にするためのキャスター8が設けられている。
【0023】
図1及び図2に示すように、本実施形態の真空マイクロ波解凍機1における食品収容部3の本体は前面に開口部を有する中空箱体状のチャンバー10によって構成され、該チャンバー10は電磁波を遮断しうる内壁構造を有する耐圧気密容器として形成されている。このチャンバー10の前面開口部には、チャンバー内を密閉状態で閉成しうるドア11が、例えば正面右側端部をヒンジ部として開閉自在に取り付けられており、該ドア11の開放側となる前面左側にはその開閉操作の際に把持する把手12が取り付けられ、該ドア11の背面には電磁波が外部へ洩れるのを防止するための金属網製の電磁波シールと気密性を維持する気密シールが装着されている。
【0024】
チャンバー10内の底部には、回転軸13が軸受14に支承されて起立した状態で回転自在に設けられており、この回転軸13の上記チャンバー内に臨んだ上端部には被解凍物を載置して該回転軸13と共に回転するターンテーブル15が着脱自在に取り付けられ、この回転軸13の基端部には不図示の減速機構を介してテーブル駆動モータ16が接続されている。
【0025】
チャンバー10の背面中央部には、該チャンバー内に連通した直状導波管20及びレジューサ導波管21を介して、該チャンバー内へマイクロ波を照射して上記ターンテーブル15上に載置された被解凍物を加熱するためのマイクロ波発生器22が接続されている。本実施形態では、マイクロ波発生器22としてマグネトロンが採用されており、直状導波管20とレジューサ導波管21とのフランジ接続部23にはマイクロ波を透過し易いガラス板製の圧力隔壁が介設されている。
【0026】
チャンバー10の背面には、マイクロ波の照射によりチャンバー内で放電が生じた場合に、これを検出する放電検出センサー30が設けられており、この放電検出センサー30としては放電現象の有無を紫外線(UV)の検出により判定するUVセンサーが採用されている。また、チャンバー10の上部には、チャンバー内の圧力を検出する真空圧力センサー31が設けられている。
【0027】
チャンバー10の上部には、チャンバー内の圧力を大気開放する大気開放弁40、及びチャンバー内の圧力を調整する調圧弁41が備えられており、またチャンバー10の背面には、その内部を減圧する減圧系43が接続され、該減圧系43には逆止弁44を介してポンプ駆動モータ45により駆動される真空ポンプ46が接続されており、これらポンプ駆動モータ45及び真空ポンプ46は上記機械収納部4内に収納されている。
【0028】
上記大気開放弁40及び調圧弁41は、上記制御部5に収納された制御装置による開閉制御を可能とするため、例えば電磁弁によって構成されている。なお、調圧弁41は減圧系43の途中、例えばチャンバー10と逆止弁44との間に接続して設けて、復圧工程でチャンバー10内に酸素が入り難いように構成しても良い。
【0029】
図3は、本実施形態の真空マイクロ波解凍機における制御系を示すブロック図である。図3に示すように、上記制御部5に収納された制御装置50は、例えばROM51に記録した制御プログラムを実行するマイクロコンピュータ等により構成され、この制御装置50には、上記ターンテーブル15を回転駆動するテーブル駆動モータ16の電源制御系52と、上記真空ポンプ46を駆動するポンプ駆動モータ45の電源制御系53と、上記大気開放弁40の開閉制御系54と、上記調圧弁41の開閉制御系55と、上記マイクロ波発生器22の電源制御系56と、上記放電検出センサー30の検出値入力系57と、上記真空圧力センサー31の検出値入力系58と、上記操作部7の設定値等の入力系59と、上記表示部6の表示出力系60とが接続されており、制御装置50は上記操作部7の設定値や、上記放電検出センサー30及び真空圧力センサー31の検出値等に基づいて、ROMに記録された制御プログラムに従って上記ポンプ駆動モータ45やマイクロ波発生器22等の各機器を駆動制御する。
【0030】
次に、以上のような真空マイクロ波解凍機1を用いて実施する本実施形態の真空マイクロ波解凍方法について説明する。図4は、本実施形態の真空マイクロ波解凍機1における解凍サイクルを示す説明図である。
【0031】
図4に示すように、本実施形態の真空マイクロ波解凍機1は、減圧工程G、G′、G″…と復圧工程F、F′…とを繰り返し行いながらマイクロ波を照射M、M′…して被解凍物を加熱し解凍を行う装置である。なお、真空ポンプ46は減圧工程は勿論のこと復圧工程中も作動し続ける。
【0032】
解凍の準備段階として、まず、正面のドア11を開放してターンテーブル15上に冷凍食品等の被解凍物を載置し、再びドア11を閉成して密閉状態とし、チャンバー10内に被解凍物を収容する。なお、大気開放弁40及び調圧弁41は閉成状態とする。
【0033】
次に、ポンプ駆動モータ45を駆動して真空ポンプ46を作動させ、減圧系43を介してチャンバー10内の減圧を開始する。すると、大気圧の101.3kPa(760Torr)からA点を経て徐々に減圧度が減少し、減圧平衡域Bまで減圧工程Gが行われ、この減圧工程Gにおいて被解凍物の予備乾燥がなされる。
【0034】
ここで、減圧平衡域とは、一定時間に対する減圧度が極めて低下する領域であり、例えば30秒間(Δt)における減圧度(ΔP)がΔP/Δt<13.3Pa(0.1Torr)となったときに減圧平衡域に達したと把握するが、該減圧平衡域における平衡圧力はチャンバー内の飽和蒸気圧により上下する。なお、この減圧平衡域に到達したか否かは、真空圧力センサー31からの圧力信号に基づいて制御装置が演算して判断する。
【0035】
また、本実施形態では、後述する解凍サイクルを開始するに際して、予備乾燥を行っているので、被解凍物の表面に霜解けの水分が付着していてもこれを予備乾燥で除去してから解凍でき、後述するマイクロ波を照射しても、その照射集中を回避することができる。
【0036】
上記減圧平衡域Bまで減圧工程Gを行った後、上記調圧弁41を後述する所定の開度で開放して復圧工程Fへと移行し、復圧工程Fの減圧度が真空放電を起こさない下限値P1〔本実施形態では多少余裕を見て1.33kPa(10Torr)に設定〕を超えた後のC点のときに、上記マグネトロン22によるマイクロ波の照射Mを開始し、予め設定した復圧上限値Dまで復圧したときに真空圧力センサーからの圧力信号に基づいて制御装置が上記調圧弁41を閉成し、その後再度減圧工程G′へ移行する。そして、その減圧度が真空放電を起こさない下限値P1に達する手前のA′点まで上記マグネトロン22によるマイクロ波の照射Mを継続して被解凍物を加熱し、このA′点においてマイクロ波の照射を停止する。
【0037】
本実施形態では、減圧平衡域BからT1時間(予め設定した所定時間であり、例えば10秒)の経過により復圧工程Fの減圧度が真空放電を起こさない下限値P1を超えたとされるC点のときに、上記マグネトロン22によるマイクロ波の照射Mを開始しているが、これに限るものではなく、復圧工程Fの減圧度が真空放電を起こさない下限値P1に達したことを真空圧力センサー31からの圧力信号により検知し、これに基づいてマイクロ波の照射Mを開始してもよい。
【0038】
また本実施形態では、上記真空放電を起こさない減圧度の下限値P1は、上述したように、1.33kPa(10Torr)に設定されている。即ち、復圧工程Fにおける減圧度が1.33kPa(10Torr)を超えた後のC点のときに、上記マグネトロン22によるマイクロ波の照射Mを開始し、予め設定した復圧上限値Dまで復圧した後、再度減圧工程G′へ移行すると共に、その減圧度が1.33kPa(10Torr)に達する手前のA′点まで上記マグネトロンによるマイクロ波の照射Mを継続して被解凍物を加熱する。このように復圧工程Fの途中から減圧工程G′にわたってマイクロ波の照射Mを行っているため、減圧工程でのみ照射する従来に比較して、復圧工程と減圧工程とからなる1解凍サイクルにおける照射時間を充分に確保することができる。したがって、被解凍物の質量に対してマイクロ波の出力を小さくできるので、被解凍物の角部へマイクロ波が集中する現象である端面効果が生じない。
【0039】
また、復圧工程Fにおける減圧度が1.33kPa(10Torr)を超えたC点からマイクロ波の照射Mを開始するので、被解凍物の表面からの水分の気化量が少なく、乾燥が生じないと同時に減圧速度が遅くならず、良好な解凍を安定して行うことができる。さらに、減圧度が1.33kPa(10Torr)以上の範囲においてマイクロ波の照射Mを行っているので、チャンバー10内において放電現象が生じ難く、被解凍物へ充分にマイクロ波が吸収され、解凍時間を短くすることができ、安定した解凍を実現することができる。
【0040】
上記復圧上限値Dは、マイクロ波を照射するマグネトロン22の出力と真空ポンプ46の減圧能力とチャンバー10の容積によって設定される可変な圧力値であり、本実施形態では、調圧弁41の絞り弁41′の絞りを調整することにより、6.66kPa(50Torr)に設定されている。したがって、6.66kPa(50Torr)まで復圧すると、調圧弁41からのリークと真空ポンプ46の吸引能力がバランスして、調圧弁41を閉じない限り6.66kPa(50Torr)を維持して圧力上昇はしない。
【0041】
本実施形態では、このように復圧上限値Dの圧力値が、マイクロ波を照射するマグネトロン22の出力と真空ポンプ46の減圧能力とチャンバー10の容積に応じて適宜設定されるので、真空放電発生域に入るまでに過不足のないマイクロ波の照射時間を採ることができ、しかも効率良く減圧できる。
【0042】
なお、復圧上限値Dに到達したことを検知する手段として、本実施形態では真空圧力センサー31からの信号により検知し、これにより制御装置が調圧弁43を閉じて減圧工程に移行するように構成したが、本発明はこれに限らず、例えば、マイクロ波の照射を開始した時点Cからの時間T2(T1と同様に、真空ポンプの能力とチャンバーの容積から実験的に求められる。)により制御してもよい。具体的には、Cからの時間T2を80秒間に設定し、この80秒間が満了した時点で調圧弁43を閉じて減圧工程に移行するように構成しても良い。
【0043】
マイクロ波照射の停止後、A′点から減圧平衡域B′までの減圧過程において、被解凍物を昇華冷却する。このように減圧工程G′におけるA′点までマイクロ波を照射して被解凍物を加熱した後、A′点から減圧平衡域B′までの減圧過程において被解凍物を昇華冷却するのは、マイクロ波を照射して被解凍物を加熱すると、被解凍物の表面部分の温度が中心部分の温度よりも高くなり、そのまま加熱を継続すると表面部分にドリップが発生するなどの不都合が生じるからであり、昇華により表面部分を冷却して内外の温度差を縮めるためである。
【0044】
すなわち、昇華が始まると気化潜熱が奪われて表面部分の温度が低下していくとともに、表面部分の熱が中心部分に移動(熱伝導)して中心部分を昇温する。これにより被解凍物の温度が均一化されて、全体として被解凍物の温度が上昇し解凍が促進されることになる。また、被解凍物の温度が均一化されながら、全体として被解凍物の解凍が促進されるので、部分的に解凍が進行してドリップが発生したり、このドリップにマイクロ波が集中する不都合を防止することができる。
【0045】
本実施形態は、復圧工程Fへ移行し、復圧工程Fの減圧度が真空放電を起こさない下限値P1である1.33kPa(10Torr)を超えた後のC点のときにマイクロ波の照射Mを開始し、予め設定した復圧上限値Dである6.66kPa(50Torr)まで復圧した後に再度減圧工程G′へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値P1であるA′の1.33kPa(10Torr)に達する手前までマイクロ波の照射Mを継続して加熱し、マイクロ波の照射Mの停止後に、減圧平衡域B′までの減圧過程において昇華冷却する解凍サイクルを1サイクルとして、この解凍サイクルを繰り返し行う。
【0046】
即ち、図4において、減圧平衡域B′まで減圧工程G′を行った後復圧工程F′へ移行し、復圧工程F′の減圧度が真空放電を起こさない下限値P1である1.33kPa(10Torr)を超えた後のC′点のときにマイクロ波の照射M′を再び開始し、予め設定した復圧上限値D′である6.66kPa(50Torr)まで復圧した後に再度減圧工程G″へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値P1であるA″の1.33kPa(10Torr)に達する手前までマイクロ波の照射M′を継続して加熱し、マイクロ波照射を再度停止した後、減圧平衡域B″までの減圧過程において昇華冷却する解凍サイクルを2サイクル目として行う。各復圧工程F、F′…における復圧特性は、復圧弁41の絞り弁41′の設定に依存しているので、各解凍サイクルにおいて一定、即ち、復圧曲線のカーブが各解凍サイクルにおいて一定であり、これにより安定した解凍を行うことができる。
【0047】
図4に示すように、このような解凍サイクルを繰り返し行うと、チャンバー10内の飽和蒸気圧が被解凍物の温度上昇に伴って上昇するので、上記減圧平衡域B、B′、B″…の減圧度は解凍サイクルの繰り返しに伴い順次上昇する現象を示す。そこで、この減圧平衡域B、B′、B″…における減圧度が所定の値に達したときに解凍サイクルを終了する。すなわち、所望する解凍温度は飽和蒸気圧の領域設定で行うことができ、この設定領域で減圧平衡になったならば所望解凍温度になったものとして解凍操作を終了する。そして、この設定領域になるまでの解凍サイクルの繰り返しサイクル数は、被解凍物の質量やマグネトロン22の出力、及び真空ポンプ46の減圧能力等によっても異なり、本実施形態では、図4におけるP2Aの圧力値を480Pa(3.6Torr)、P2Bの圧力値を453Pa(3.4Torr)として、上記減圧平衡域B、B′、B″…における減圧度がP2A〜P2Bの間の値に達したときに、被解凍物の温度が約−3℃に成ったものと想定して解凍サイクルを終了する。
なお、上記したP2A及びP2Bの設定圧力値は、仕上がり温度を−3℃に設定した場合の飽和蒸気圧に前後13.3Pa(0.1Torr)の幅を持たせたものであり、この幅を増減してもよい。また、仕上がり温度は−3℃に限定されるものではなく、所望する温度に設定でき、この設定温度に対応する飽和蒸気圧に応じて前記P2A及びP2Bを設定する。
【0048】
制御装置50において解凍サイクルの終了が決定されると、大気開放弁40が開放されると共に、ポンプ駆動モータ45の電源を遮断して真空ポンプ46が停止され、真空圧力センサー31の圧力が101.3kPa(760Torr)を示すと、ドア11の開放が可能となり、チャンバー10内から約−3℃に解凍された被解凍物を取り出すことができるものである。
【0049】
なお、チャンバー10内において、何らかの理由により放電現象が生じた場合には、上記放電検出センサー30がUVの発生によりこれを検知し、制御装置50が電源制御系56を介してマグネトロン22を強制的に停止し、これによりチャンバー10の内壁等の損傷を防止する。
【0050】
ところで、冷凍食材の食感や味を損なうことなく最適条件で解凍するためには、解凍する被解凍物の種類、例えば代表的な冷凍魚肉であるマグロと冷凍獣肉である牛肉ではマイクロ波発生器22の出力、1解凍サイクル当たりのマイクロ波照射時間、昇華時間などの解凍条件が多少異なり、また、被解凍物が塊(ブロック)であるか、サクであるか、ステーキ用厚切り肉であるかなど、その形状によっても解凍条件は異なる。
【0051】
被解凍物の種類や形状に応じて、解凍の度に解凍条件を入力して解凍することもできるが、予め被解凍物の種類と形状などに応じて解凍条件をコース別に記憶させておき、解凍する際にはコースを選択するだけで被解凍物に応じた解凍条件が設定されるように構成しても良い。
【0052】
そこで、次の実施形態では解凍する対象物に応じて解凍条件が設定される場合について説明する。
図5に示す実施形態では、被解凍物としてマグロ、牛肉を選択でき、マグロであってもブロックである場合のコース1、サク(柵)である場合のコース2を選択でき、牛肉の場合にはブロックのコース3、ステーキ用厚切り肉であるコース4、ステーキ用厚切り肉をパックした場合のコース5の5つのコースが選択できるようにしてある。
【0053】
そして、マグロを解凍するコース1の場合には、マイクロ波発生器の基準出力を15kW/kg、マイクロ波照射時間が90秒/1解凍サイクル、昇華時間が40秒/1解凍サイクル、解凍終了条件が480Pa(3.6Torr)(マイナス3℃)という各種解凍条件を制御装置の記憶手段(例えば、ROM)に記憶し、コース2の場合には、マイクロ波発生器の基準出力を15kW/kg、マイクロ波照射時間が80秒/1解凍サイクル、昇華時間が20秒/1解凍サイクル、解凍終了条件が480Pa(3.6Torr)(マイナス3℃)という各種解凍条件を同様に記憶する。同様にして、牛肉を解凍するコース3の場合には、マイクロ波発生器の基準出力を12kW/kg、マイクロ波照射時間が90秒/1解凍サイクル、昇華時間が40秒/1解凍サイクル、解凍終了条件が480Pa(3.6Torr)(マイナス3℃)という各種解凍条件を制御装置の記憶手段(例えば、ROM)に記憶し、コース4の場合には、マイクロ波発生器の基準出力を12kW/kg、マイクロ波照射時間が80秒/1解凍サイクル、昇華時間が20秒/1解凍サイクル、解凍終了条件が480Pa(3.6Torr)(マイナス3℃)という各種解凍条件を同様に記憶する。
【0054】
ステーキパックの場合には、マイクロ波発生器の基準出力を12kW/kg、マイクロ波照射時間が80秒/1解凍サイクルという各種解凍条件を記憶し、減圧冷却に関する昇華時間などと解凍終了真空圧力は記憶せず、これに代えてマイクロ波加熱の合計加熱時間を350秒と記憶する。このように、被解凍物がパックされている場合にはチャンバ10内の飽和蒸気圧で管理できないので、所望する解凍温度で終わる加熱総和時間を実験で求めておき、これに基づいて合計加熱時間を管理することにより解凍が所望の温度で終了するように制御する。
【0055】
一方、操作パネルには、コースを選択するコース選択操作部と被解凍物の重量を入力する重量入力操作部が設けられている。
【0056】
したがって、解凍する際には、被解凍物の種類と形状に応じて操作パネルのコース選択操作部を操作することによりコースを選択すると共に、被解凍物の重量を入力すると、制御装置が当該解凍において最適な解凍条件に則って解凍サイクルを繰り返し行い、所望する解凍温度で終了する。
【0057】
なお、マイクロ波発生器22の基準出力を調整するには、最大出力のデューティー%を変更することにより成し得る。
【0058】
マイクロ波照射時間を調整するには、図6に示すように、照射開始から復圧上限値に到達するまでの時間をT2、復圧上限値到達してから調圧弁41を閉じるまでの時間をT3、T3に設定した時間が満了してから照射を停止するまでの時間をT4とし、上記T3を加減することにより成し得る。すなわち、復圧工程から減圧工程に移行する間に復圧状態維持工程を挿入することにより成し得る。これは復圧上限値に到達した後に調圧弁41を開いたままにすると、調圧弁41からのリークと真空ポンプ46の吸引能力とがバランスしてチャンバー10内の真空圧力が維持され、何ら支障なくマイクロ波の照射を必要なだけ継続できるからである。
【0059】
また、昇華時間を調整するには、同様の着想から、昇華冷却が開始されて減圧平衡域に到達した後に減圧平衡維持工程(時間T5)を入れて、この時間T5を加減することにより1解凍サイクル当たりの昇華冷却時間T6をコースに合わせて調整することができる。これは減圧平衡域に到達した後に調圧弁41を閉じたままにすると、飽和蒸気圧と真空ポンプ46の吸引能力とがバランスしてチャンバー10内の真空圧力が維持され、何ら支障なく被解凍物の表面の昇華冷却を必要なだけ継続できるからである。
【0060】
このように、被解凍物に応じてコースを選択できるようにすると、その都度種類や形状や重量を逐一入力する手間を省くことができ、操作の簡素化を図ることができる。
【0061】
なお、前記各実施形態では被解凍物を冷凍食品として説明したが、本発明で解凍する被解凍物は食品に限定されるものではなく、血液、血清、***、薬品などでもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の真空マイクロ波解凍機によれば、以下の効果を奏する。
請求項1及び7の発明によれば、減圧平衡域まで減圧工程を行った後に復圧工程へ移行し、復圧工程の減圧度が真空放電を起こさない下限値に達した後にマイクロ波の照射を開始し、予め設定した復圧上限値まで復圧した後に再度減圧工程へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値に達する手前までマイクロ波の照射を継続するので、復圧工程と減圧工程に亘ってマイクロ波を照射することになり、1回の解凍サイクルにおける照射時間を充分に確保することができ、全体の解凍時間の短縮化を図って効率の良い解凍を行うことができる。また、照射時間を充分に確保できることから、被解凍物の質量に対してマイクロ波の出力を小さくできるので、被解凍物の角部へマイクロ波が集中する現象である端面効果が生じない。そして、復圧上限値に達する前からマイクロ波の照射を行うので、従来よりも乾燥し難い状態での加熱を増やすことができ、これにより従来よりも被解凍物の乾燥を減らすことができる。
また、復圧工程の減圧度が真空放電を起こさない下限値に達した後にマイクロ波の照射を開始するので、真空放電によるチャンバー内壁の損傷を防止できる。さらに、マイクロ波の照射を停止した後に減圧平衡域までの減圧過程において昇華冷却するので、被解凍物の温度が均一化されて、全体として被解凍物の温度が上昇し解凍が促進されることになり、部分的に解凍が進行してドリップが発生したり、ドリップにマイクロ波が集中するなどの不都合を防止することができる。
【0063】
請求項2及び8に記載の発明によれば、減圧平衡域の減圧度が解凍サイクルの繰り返しに伴い順次上昇し、その減圧度が所定の値に達したときに解凍サイクルを終了することにより、減圧平衡域の減圧度を指標として所望の解凍温度を把握することができる。したがって、チャンバーに温度センサーを設けて被解凍物の温度を測定する必要がなく、装置の簡素化を図ることができる。
【0064】
請求項3及び9に記載の発明によれば、真空放電を起こさない減圧度の下限値が1.33kPa(10Torr)であることにより、チャンバー内において放電現象が生じ難く、被解凍物へ充分にマイクロ波が被解凍物に吸収され、解凍時間を短くすることができ、安定した解凍を実現することができる。
【0065】
請求項4及び10に記載の発明によれば、復圧上限値を、マイクロ波を照射するマイクロ波発生器の出力と真空ポンプの減圧能力に応じて設定するので、減圧工程におけるマイクロ波の照射時間を効率良く設定することができ、また、減圧を効率良く行うことができる。
【0066】
請求項5及び11に記載の発明によれば、復圧工程における復圧特性が、各解凍サイクルにおいて一定であるので、これにより安定した解凍を行うことができる。
【0067】
請求項6及び13に記載の発明によれば、適正なマイクロ波発生器の出力、1解凍サイクル当たりのマイクロ波照射時間、昇華時間を被解凍物の種類、形状に応じて複数のコースに分けて制御装置に予め記憶させておき、解凍する際には上記コースを選択可能とし、選択されたコースの解凍条件に則って制御装置が解凍サイクルを制御して解凍するので、被解凍物の種類や形状が異なっても、簡単な操作で解凍することができる。例えば、その都度入力操作を行う煩わしさを解消することができる。
【0068】
請求項12に記載の発明によれば、万一放電が発生した場合にはマイクロ波発生器を強制的に停止させることができるので、チャンバー等が放電により傷付けられることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の真空マイクロ波解凍機の外観を示す正面図である。
【図2】本実施形態の真空マイクロ波解凍機における主要な構成要素を示す概略図である。
【図3】本実施形態の真空マイクロ波解凍機における制御系を示すブロック図である。
【図4】本実施形態の真空マイクロ波解凍機における解凍サイクルを示す説明図である。
【図5】冷凍食品の種類と形状とにより異なる解凍条件の説明図である。
【図6】マイクロ波の照射時間と昇華冷却時間の調整の仕方を説明する解凍サイクルの一部拡大図である。
【符号の説明】
1 真空マイクロ波解凍機
2 筐体
3 食品収容部
4 機械収納部
5 制御部
6 表示部
7 操作部
8 キャスター
10 チャンバー
11 ドア
12 把手
13 回転軸
14 軸受
15 ターンテーブル
16 テーブル駆動モータ
20 直状導波管
21 レジューサ導波管
22 マイクロ波発生器(マグネトロン)
23 フランジ接続部
30 放電検出センサー
31 真空圧力センサー
40 大気開放弁
41 調圧弁
43 減圧系
44 逆止弁
45 ポンプ駆動モータ
46 真空ポンプ
50 制御装置
51 ROM
52 テーブル駆動モータの電源制御系
53 ポンプ駆動モータの電源制御系
54 大気開放弁の開閉制御系
55 調圧弁の開閉制御系
56 マイクロ波発生器の電源制御系
57 放電検出センサーの検出値入力系
58 真空圧力センサーの検出値入力系
59 操作部の設定値等の入力系
60 表示部の表示出力系

Claims (13)

  1. 減圧工程と復圧工程とを繰り返し行いながらマイクロ波を照射して被解凍物を加熱し解凍を行う真空マイクロ波解凍方法において、
    減圧平衡域まで減圧工程を行った後に復圧工程へ移行し、この復圧工程の減圧度が真空放電を起こさない下限値に達した後にマイクロ波の照射を開始し、予め設定した復圧上限値まで復圧した後に再度減圧工程へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値に達する手前までマイクロ波の照射を継続し、マイクロ波の照射を停止した後に減圧平衡域までの減圧過程において昇華による昇華冷却を行うことを解凍サイクルとし、この解凍サイクルを繰り返し行うことを特徴とする真空マイクロ波解凍方法。
  2. 前記減圧平衡域の減圧度が前記解凍サイクルの繰り返しに伴い順次上昇し、その減圧度が所定の値に達したときに前記解凍サイクルを終了することを特徴とする請求項1に記載の真空マイクロ波解凍方法。
  3. 前記真空放電を起こさない減圧度の下限値が1.33kPa(10Torr)であることを特徴とする請求項1または2に記載の真空マイクロ波解凍方法。
  4. 前記復圧上限値が、マイクロ波を照射するマイクロ波発生器の出力と真空ポンプの減圧能力によって設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍方法。
  5. 前記復圧工程における復圧特性が、各解凍サイクルにおいて一定であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍方法。
  6. 適正なマイクロ波発生器の出力、1解凍サイクル当たりのマイクロ波照射時間、昇華時間を被解凍物の種類、形状に応じて複数のコースに分けて制御装置に予め記憶させておき、解凍する際には上記コースを選択可能とし、選択されたコースの解凍条件に則って制御装置が解凍サイクルを制御して解凍することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍方法。
  7. 被解凍物を収容するチャンバーと、該チャンバー内を減圧する真空ポンプと、チャンバー内を復圧する調圧弁と、チャンバー内へマイクロ波を照射するマイクロ波発生器と、上記真空ポンプ、調圧弁及びマイクロ波発生器の制御系が接続された制御装置とを有し、減圧工程と復圧工程とを繰り返し行いながらマイクロ波を照射して被解凍物を加熱し解凍を行う真空マイクロ波解凍機であって、
    前記制御装置は、
    減圧平衡域まで減圧工程を行った後に復圧工程へ移行し、この復圧工程の減圧度が真空放電を起こさない下限値に達した後にマイクロ波の照射を開始し、予め設定した復圧上限値まで復圧した後に再度減圧工程へ移行すると共に、その減圧度が真空放電を起こさない下限値に達する手前までマイクロ波の照射を継続し、マイクロ波の照射を停止した後に減圧平衡域までの減圧過程において昇華による昇華冷却を行うことを解凍サイクルとし、この解凍サイクルを繰り返し行う制御を実行することを特徴とする真空マイクロ波解凍機。
  8. 前記減圧平衡域の減圧度が前記解凍サイクルの繰り返しに伴い順次上昇し、その減圧度が所定の値に達したときに前記解凍サイクルを終了することを特徴とする請求項7に記載の真空マイクロ波解凍機。
  9. 前記真空放電を起こさない減圧度の下限値が1.33kPa(10Torr)であることを特徴とする請求項7または8に記載の真空マイクロ波解凍機。
  10. 前記復圧上限値が、マイクロ波を照射するマイクロ波発生器の出力と真空ポンプの減圧能力によって設定されることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。
  11. 前記復圧工程における復圧特性が、各解凍サイクルにおいて一定であることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。
  12. チャンバー内に放電が発生したことを検出する放電検出センサーを設けるとともに、該放電検出センサーを制御装置に接続し、放電検出センサーからの放電検出信号に基づいて制御装置がマイクロ波発生器の作動を強制的に停止することを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。
  13. 前記制御装置が、適正なマイクロ波発生器の出力、1解凍サイクル当たりのマイクロ波照射時間、昇華時間を被解凍物の種類、形状に応じて複数のコースに分けて予め記憶する記憶手段を備え、
    上記コースを選択するコース選択操作部を設け、該コース選択操作部の操作により選択されたコースの解凍条件に則って制御装置が解凍サイクルを制御して解凍することを特徴とする請求項7から12のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。
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