JP3661430B2 - トイレユニット - Google Patents

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JP3661430B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋式便器を備えるトイレユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
着座して排便する洋式便器では排便の際の姿勢に無理がないことなどから、新築住居では当初から洋式便器を採択する要望が高い。また、トイレの改修の際にも、かがみ込んで排便する和式便器を洋式便器に変更する要望が大多数を占めている。しかも、人体局部を洗浄する局部洗浄装置を洋式便器に併設することも行なわれている。
【0003】
また、洋式便器はトイレ床面から立ち上がっているので、便器後方には特段の利用価値のないいわゆるデッドスペースが生じ、見栄え上問題があった。このため、洋式便器の後端側を覆うことがなされるようになりつつある。この際、局部洗浄装置を便器の後方上面に載置するようにし、この局部洗浄装置をも洋式便器の後端側を覆う部材、例えばキャビネットにて覆うようにすることもなされている(特開平10−159149)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トイレの床面は、水洗いが行なわれる都合上、タイルを用いた耐水性仕上げが要求される。しかしながら、タイルの設置には熟練と手間を要し、タイル目地の乾燥等の養生に時間がかかる。よって、トイレ施工、特にトイレ改修の場合にはその家屋の居住者にトイレを長く使えないという不便さを強いていた。
【0005】
また、洋式便器とその後方上面に載置した局部洗浄装置とをキャビネットにて覆うようにした場合には、施工当初の現場作業は容易となる。しかし、局部洗浄装置はキャビネット内に位置したままなので、修理・交換等の保守作業時にあってはキャビネット内での作業が必要となる。よって、作業対象箇所によっては工具等を取り扱いにくく作業が困難となる場合もある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされ、トイレに関連する現場作業の簡略化と作業期間の短縮化を図ることをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
かかる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明のトイレユニットは、
洋式便器を備えるトイレユニットであって、
前記洋式便器の後端側を囲い、該後端側を遮蔽する便器遮蔽体と、
前記洋式便器に着座した使用者の人体局部に洗浄水を噴出するよう配設されたノズル装置と、
該ノズル装置に洗浄水を給水するための給水機構を含む局部洗浄ユニット部とを有し、
前記便器遮蔽体は、前記局部洗浄ユニット部がユニットごと前記便器遮蔽体の内外を移動して、前記局部洗浄ユニット部が前記便器遮蔽体の外部に露呈できるように前記局部洗浄ユニット部を収納する洗浄ユニット収納部を、前記洋式便器の後端側上方に有すること
を特徴とする。
【0018】
上記構成を有する本発明のトイレユニットでは、洋式便器の後端側を便器遮蔽体で囲ってその後端側を遮蔽し、便器後方の見栄えを高める。そして、この洋式便器を局部洗浄機能を有するものとするに当たっては、洋式便器の後端側上方において、局部洗浄ユニット部をユニットごと便器遮蔽体の外部に露呈できるよう便器遮蔽体の洗浄ユニット収納部に収納する。従って、トイレ施工時には、局部洗浄ユニット部を洗浄ユニット収納部に収納済みの便器遮蔽体を、洋式便器の後端側を囲うよう配設すればよく、施工当初の現場作業を簡略化できる。また、この局部洗浄ユニット部をユニットごと便器遮蔽体の外部に露呈できるので、局部洗浄ユニット部の修理・交換等の保守作業の際には、局部洗浄ユニット部を便器遮蔽体の外部において保守できる。よって、工具等を何の支障もなく取り扱うことができ、保守作業をも簡略化できる。しかも、保守作業の簡略化を通して作業効率を高めることができ、作業時間の短縮も可能となる。この場合、局部洗浄ユニット部をユニットごと便器遮蔽体の外部に露呈できるよう収納するに当たっては、便器遮蔽体の洗浄ユニット収納部を引出式のスライドラックとしたりすればよい。
【0019】
上記の構成を有する本発明のトイレユニットは、以下の態様を採ることもできる。即ち、洗浄ユニット収納部を、前記局部洗浄ユニット部を着脱できるように収納するものとすることができる。こうすれば、次の利点がある。
【0020】
洋式便器に局部洗浄機能を要しない場合は、洗浄ユニット収納部に局部洗浄ユニット部が未収納の便器遮蔽体を、洋式便器の後端側を囲うよう配設すればよい。そして、この洋式便器に後から局部洗浄機能を追加するには、便器遮蔽体の洗浄ユニット収納部に局部洗浄ユニット部を取り付けて収納すればよい。
【0021】
また、使用者は、局部洗浄機能の性能向上を求める場合がある。例えば、施工当初は、単純に洗浄水を局部に噴出するという基本性能で充分であったが、使用者は、施工後に、この基本性能以外の性能、具体的には、局部に噴出する洗浄水に気泡を混入したり、水勢に強弱を付けて洗浄水を噴出したりする性能の付加を望む場合がある。このような場合は、洗浄ユニット収納部に収納済みの局部洗浄ユニット部を取り外し、これら性能を上記の基本性能に加えて有する局部洗浄ユニット部にユニットごと容易に交換できる。この際、洋式便器は、局部洗浄ユニット部を有しないことから交換不要である。よって、局部洗浄機能の性能向上の要求に、容易且つ速やかに対処できる。
【0022】
更に、局部洗浄ユニット部の各機器はいわゆるマイコンに制御されているので、故障解析にはマイコンの作動状況やメモリの様子を調べることが有効である。この際、マイコンは専用の検査機器に接続される。この検査機器は、携帯が自在であるとは限らず、据え置き型の場合もある。この据え置き型の検査機器を用いる場合は、洗浄ユニット収納部に収納済みの局部洗浄ユニット部を、当該収納部から取り外して検査機器に接続できる。そして、この検査機器による故障解析と故障修復を経た局部洗浄ユニット部を洗浄ユニット収納部に再度収納すればよい。よって、局部洗浄ユニット部の故障にも、容易且つ速やかに対処できる。
【0023】
また、便器遮蔽体を、物品収納部を有するものとすることができる。こうすれば、この物品収納部に予備のタオルやトイレットペーパー等の種々のトイレ備品を収納でき、使い勝手を高めることができる。
【0024】
また、前記便器遮蔽体と前記洋式便器の外部側面とが接合するコーナー領域に、該コーナー領域を遮蔽する部材を備え、該部材を、前記便器遮蔽体の表面と前記洋式便器の外部側面とを略連続的に繋ぐ表面を有するものとすることができる。こうすれば、便器周囲の清掃性を高めることができ、塵やゴミを容易に除去できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るトイレユニットの実施の形態を実施例に基づき説明する。まず、参考例について説明する。図は参考例のトイレユニット10の概略断面図、図2はその概略分解斜視図、図3は図1の3−3線要部概略断面図である。
【0026】
これら図面に示すように、参考例のトイレユニット10は、洋式便器12を備える。洋式便器12は、便器洗浄時に、図示しない1次側給水源(水道管)から供給を受ける。そして、その洗浄水を便器ボール部14に流し込み、ボール部内汚物をボール部内の封水と共にサイホン作用により下水配管16に排出するよう構成されている。なお、このサイホン作用は、便器ボール部14に連設されたトラップ配管部18で生じるようにされている。
【0027】
この洋式便器12は、トラップ配管部18を下水配管16に接続させているものの、トイレ床面に対しては、洋式便器12を便器前方から便器側方に亘って取り囲む便器支持包囲体20で支持されている。即ち、便器支持包囲体20は、その上縁端22を洋式便器12のリム部24の下端面に当接させ、洋式便器12を支持している。この場合、リム部24には下方に延びた縁部25が形成されており、この縁部25により、便器支持包囲体20の上縁端22は覆われている。また、便器支持包囲体20は、便器側方から便器後方にかけても洋式便器12をそのリム部にて支持できるよう便器後端側のみを開放して形成されている(図2参照)。そして、この便器支持包囲体20は、便器後方で横方向に延びトイレの後壁地肌27に接する後部側方体23と連設されている。なお、便器支持包囲体20の内側には、その上縁端22での洋式便器12の支持に支障がないようにして、当該包囲体を補強するリブ21が複数形成されている。
【0028】
トイレユニット10は、コンクリートや木材等で形成された床地肌26の上面に配設固定される床材28を有する。この床材28は、ABS、ポリプロピレン(PP)等の耐水性樹脂を用いて製造されており、トイレ室内の床面をなす。そして、耐水性樹脂製であることから、このトイレ床面を耐水性とする。しかも、この床材28は、図2に示すように、上記の便器支持包囲体20と後部側方体23とをトイレ床面から湾曲して立ち上がるようにして一体に備える。更に、この床材28は、図3に示すように、トイレ床面の周縁から湾曲して立ち上がりトイレ室内の側面をなす側壁部50を一体に有する。つまり、床材28は、便器支持包囲体20およびその両側の後部側方体23とトイレ室内周囲の側壁部50とが一体となるよう上記樹脂にて製造される。この際、便器支持包囲体20と後部側方体23の上端をいわゆる見切り線とし、側壁部50をこの見切り線より下方のものと上方のものとに分割する。そして、下方の側壁部50については床材28と一体化し、上方の側壁部50については施工現場で接合するようにすることもできる。
【0029】
便器支持包囲体20の前方位置には、床材28に排水口30が空けられている。よって、床材28上面に零れた水、尿等は、この排水口30から床地肌26の分岐下水配管32に流れ落ち、下水配管16から排出される。
【0030】
また、トイレユニット10は、洋式便器12に対して開閉される便座34と便蓋36と、後部側方体23と接合する後部壁面材38を有する。この後部壁面材38は、その前面から洋式便器12の側に突出した便座受け部40を備え、この便座受け部40の股部に便座34と便蓋36を回動自在に支持する。なお、洋式便器12を、便座34と便蓋36を開閉自在に支持して有するものとしてもよい。
【0031】
上記した側壁部50は、図3に示すように、トイレの側壁地肌54の側に窪んだ第1凹所51、第2凹所52および第3凹所53を有する。これら凹所は、種々のトイレ備品の収納箇所とされており、第1凹所51は、床ブラシ等の収納に適した形状となっている。また、第2凹所52は、トイレットペーパーやタオル等の収納に適した形状とされている。そして、第3凹所53は、トイレットペーパーの紙巻き器55を収納して備える。この場合、図3における紙面の奥側或いは手前側に、第3凹所53と並べて第4凹所を設け、この第4凹所に便器洗浄時に操作されるリモートコントローラを収納するようにすることもできる。なお、第1凹所51と第2凹所52には、その開口部に蓋体56,57が装着されている。
【0032】
ここで、床材28の製造の様子や配設の様子について説明する。施工対象となるトイレ室内の奥行き寸法L(図1参照)や、トイレ室内の幅寸法W(図3参照)、設置済み状況における洋式便器12の上面高さT(図1参照)に基づいて、床材28の寸法・形状がトイレ室内に合わせて決定される。この際、側壁部50の上記各凹所の奥行きOL(図1参照)も考慮される。また、便器支持包囲体20と後部側方体23の高さBT(図1参照)は、上記の洋式便器12の上面高さTに応じて、便器支持包囲体20の上縁端22における湾曲形状並びにリブ21の形状・設置位置は、洋式便器12の外観形状に応じて、それぞれ決定される。また、床材28における便器支持包囲体20の形成位置は、洋式便器12の外観形状に加え下水配管16の開口位置を考慮して決定される。更に、後部壁面材38における便座受け部40の形成位置やその形状並びに便座受け部40での便座34と便蓋36の支持位置は、上記の洋式便器12の上面高さTや洋式便器12の設置位置に応じて決定される。そして、このように決定された寸法・形状となるよう、床材28は上記の樹脂にて適宜な手法(例えば射出成型法)で製造される。この際、上記したように、便器支持包囲体20と後部側方体23および側壁部50は、この床材28と一体に製造される。なお、床材28の排水口30は、床地肌26における分岐下水配管32の開口位置に合わせて床材28の製造時に空けられる。もっとも、現場でこの排水口30を空けるようにしてもよい。また、トイレ室内の天井をなす部材についても、トイレ室内の上記の奥行き寸法Lや幅寸法W並びに側壁部50や後部壁面材38の高さを考慮して製造され、後述の床材28の配設時にトイレ室内天井に固定される。
【0033】
便器支持包囲体20等が上記のように一体に製造された床材28と後部壁面材38および洋式便器12は、トイレ室内に搬入され、次のようにして配設される。なお、トイレ改築等の場合において、トイレの出入り口の開口寸法の制約を受け、当該出入り口から室内への床材28等の搬入に支障があれば、予め製造時に分割形成される。この際、便器支持包囲体20と後部側方体23については床材28から分離されることはなく、床材28の床部分で分割される。そして、その分割箇所には、ゴムパッキン等を介在させて水密化が図られる。
【0034】
まず、トイレ室内に搬入した床材28を配設する。この際、床材28の下面は床地肌26に、後部側方体23の裏面は後壁地肌27に、側壁部50の裏面は側壁地肌54にそれぞれ重なるようにされる。また、洋式便器12を、そのトラップ配管部18が下水配管16に接続するようにして便器支持包囲体20に載置し、便器支持包囲体20の上縁端22にリム部24の下端面を当接させる。こうして、洋式便器12を便器支持包囲体20で支持する。この際、洋式便器12が不用意にずれたりしないように、上縁端22とリム部24との間にコーキング剤や接着剤を介在させるようにしてもよい。そして、このように配設した床材28を接着剤、ねじ・釘等を用いて固定する。なお、床材28を洋式便器12の載置に先立ち固定することもできる。
【0035】
その後、後部壁面材38を配設する。この場合、便座受け部40の形成位置や便座34と便蓋36の支持位置等は上記したようにその製造段階で決定済みであることから、後部壁面材38の下端が後部側方体23の上端に当接すれば済む。そして、このように配設した後部壁面材38を接着剤、ねじ・釘等を用いて固定する。なお、便座34や便蓋36が未組み付けであれば、後部壁面材38の固定後にこれらを便座受け部40に組み付け支持すればよい。
【0036】
以上説明したように、この参考例のトイレユニット10を新築・改築時にトイレに施工するに当たっては、トイレ室内への床材28の配設・固定と、この床材28と一体となった便器支持包囲体20への洋式便器12の載置支持と、後部壁面材38の配設・固定を行なえばよく、従来のようにタイル設置やその養生を要しない。よって、トイレ施工時の現場作業を簡略なものとすることができると共に、施工期間も短期間とできる。
【0037】
また、洋式便器12を便器支持包囲体20で支持するようにした。このため、便器保持に際して、従来のように洋式便器の床面接合部にコーキング剤を充填し足りする必要がない。よって、その分だけ作業の簡略化と工期短縮を図ることができる。しかも、洋式便器12を支持する便器支持包囲体20の上縁端22を、洋式便器12のリム部24における縁部25で覆うようにした。このため、便器支持包囲体20の内側にリム部24から尿等を進入させないようにできるので、便器支持包囲体20と洋式便器12との間に尿が貯まることがなく、尿による悪臭の発生を効果的に防止できる。
【0038】
更に、便器支持包囲体20を一体に有する床材28を耐水性の樹脂を用いて製造し、床材28のなすトイレ床面と便器支持包囲体20の外表面とを、共に耐水性を発揮した連続面とした。よって、床材28の床面表面並びに便器支持包囲体20の周囲外表面はもとより、この便器支持包囲体20の立ち上がり部分の表面をも水を用いて簡単に掃除できる。このため、床面やこの立上がり部分の表面等に尿が付着してもその尿を水にて容易に除去でき、床面の見栄えを好適に維持できると共に、悪臭を放つことも回避できる。そして、この掃除に用いた水を床材28に空けた排水口30から外部に容易に排出できるので、気兼ねなく水を使用して掃除でき、掃除がより簡単となる。なお、後部側方体23の表面およびその立上がり部分についても同様である。
【0039】
また、床材28に側壁部50を一体とし、側壁部50を床面の周縁から立ち上がるようにした。よって、この側壁部50の表面並びにその立ち上がり部分の表面をも水を用いて容易に掃除でき好ましい。つまり、トイレの床面を始めとする周囲側面をも容易に掃除できる。
【0040】
そして、この側壁部50には、第1凹所51〜第3凹所53と図示しない第4凹所を形成し、各凹所に床ブラシやトイレットペーパー、タオル等のトイレ備品や紙巻き器55或いはリモートコントローラを収納するようにした。よって、トイレの使い勝手を高めることができる。また、リモートコントローラや紙巻き器55をトイレ側壁から突出させないので、トイレ側壁の見栄えを良くできると共に、トイレ使用者に圧迫感を与えることがなく好ましい。
【0041】
次に、本発明の実施例について説明する。図4は実施例のトイレユニット60の概略斜視図、図5はこのトイレユニット60の中央部概略縦断面図、図6は図4の6−6線要部断面図である。これら図面に示すように、トイレユニット60は、洋式便器62を備える。この洋式便器62にあっても、上記の洋式便器12と同様にサイホン作用を生じさせ、便器ボール部64内の汚物を封水と共に排出するよう構成されている。
【0042】
トイレユニット60は、洋式便器62の後端側上面63に便座受け部66を載置して備える。この便座受け部66は、その股部に便座68と便蓋69を回動自在に支持して備える。また、便座受け部66には、洋式便器62、即ち便座68に着座した使用者の人体局部に洗浄水を噴出するノズル装置70が配設されている。ノズル装置70は、洗浄ノズル71を進退自在に組み込んだノズルシリンダ72と、この洗浄ノズル71を進退させるノズル駆動機構73とを備える。このノズル駆動機構73は、便座受け部66の内部に組み込まれており、ノズルシリンダ72並びに洗浄ノズル71は、ノズル駆動機構73に係合して組み付けられている。この場合、便座68と便蓋69は、便座受け部66の股部から着脱できるように支持されている。そして、便座68と便蓋69を便座受け部66から取り外すと、便座受け部66の股部に設けた図示しない蓋が開くようにされており、この蓋の開口箇所から、洗浄ノズル71とノズル駆動機構73を含むノズル装置70の全体を外部に取り出せるようにされている。なお、ノズル駆動機構73は、駆動源であるモータとその回転を洗浄ノズル71に伝達するための伝達機器を有する。
【0043】
また、トイレユニット60は、洋式便器62の後端側に後部キャビネット80を有する。この後部キャビネット80は、洋式便器62の後端側をその上面の便座受け部66ごと覆ってこれらを遮蔽する便器後方キャビネット82とその左右の左キャビネット83と右キャビネット84とを区画して有する。この左右のキャビネットは、床ブラシやその他のトイレ備品を収納するためのものであり、扉85の奥側に収納スペースを形成している。なお、便器後方キャビネット82とその左右のキャビネットは、トイレ床面並びにトイレ奥側壁面に、ボルト等の適宜な固定金具で固定されている。
【0044】
便器後方キャビネット82は、図4並びに図5に示すように、洋式便器62の後端側を遮蔽する前面パネル82aの奥側に、便座受け部66の上方に当たる第1収納スペース86と、その上方の第2収納スペース88とを有する。第1収納スペース86を塞ぐ扉87は、その下端両側において前面パネル82aに支持されており、図5に示す矢印Aのように回動自在とされている。そして、この扉87を支持する図示しない支持機構は、図5に二点鎖線で示すように水平な状態で扉87を保持できるよう構成されている。一方、第2収納スペース88は、仕切り板89で上下に仕切られており、いわゆる観音開きの扉90を有する。そして、この第2収納スペース88は、タオル、トイレットペーパー等のトイレ備品の収納棚とされている。
【0045】
第1収納スペース86には、便器後方キャビネット82左右の区画壁材91の内側面にそれぞれ水平な軌道を形成するレール材(図示省略)が固定されており、この両レール材には移動プレート92が横架されている。この移動プレート92は、上記のレール材の軌道に沿って転がるローラ93を左右両端に複数備え、図5の矢印Bのように前後動自在とされている。移動プレート92は、第1収納スペース86内にあってはレール材の軌道に沿ったローラ93の転がりにより前後動する。そして、この第1収納スペース86の外部にあっては、上記のように水平保持された扉87の裏面に形成された溝(図示省略)に沿ったローラ93の転がりにより、移動プレート92は前後動するようにされている。この場合、移動プレート92が扉87を越えて引き出されないよう、図示しないストッパが設けられている。なお、この移動プレート92をスライドラックとして構成することもできる。
【0046】
このように第1収納スペース86の内外に亘って前後動可能な移動プレート92には、取付プレート94を介在させて局部洗浄ユニット部95が載置されている。この局部洗浄ユニット部95は、洋式便器62の側のノズル装置70に水道管から局部洗浄用の洗浄水を給水するための各種機器、具体的には給水アダプタや減圧弁機構、流量調整弁機構、洗浄水温水化のための熱交換機器等の給水機器群の他、これら機器並びにノズル装置70のノズル駆動機構73を駆動制御する制御装置を有する。そして、これら給水機器群と制御装置を取付プレート94に配設固定することでユニット化され、上記の局部洗浄ユニット部95が構成されている。この局部洗浄ユニット部95と移動プレート92との間に介在する取付プレート94は、蝶ねじ等を用いて、或いはワンタッチ式の着脱金具を用いて移動プレート92に対して着脱自在に取り付けられている。このため、局部洗浄ユニット部95は、移動プレート92と共に第1収納スペース86の内外に亘って前後に移動し、便器後方キャビネット82の外部に露出する。このように移動プレート92に載置された局部洗浄ユニット部95とノズル装置70との間には、洗浄水給水のためのフレキシブル管96と、電源ライン並びに制御信号ラインを含む電気配線97が接続され、局部洗浄ユニット部95からノズル装置70への洗浄水給水と局部洗浄ユニット部95によるノズル装置70の駆動制御がなされる。なお、トイレユニット60は、図示しないリモートコントローラを備え、そのスイッチ操作によって、局部洗浄ユニット部95からの洗浄水給水並びにノズル装置70の制御が行なわれ、ノズル装置70から人体局部に洗浄水が噴出される。
【0047】
また、トイレユニット60は、洋式便器62の後端側を遮蔽する便器後方キャビネット82の前面パネル82aと洋式便器62の外部側面とが接合する左右のコーナー領域Kに、湾曲部材98を有する。この湾曲部材98は、図4および図6に示すように、上記のコーナー領域Kを上下に遮蔽するよう配設固定されており、前面パネル82aの表面と洋式便器62の外部側面とを略連続的に繋いでいる。従って、前面パネル82aと洋式便器62の接合部にあっては、略直角状のコーナー領域Kは露呈せず、図示するような湾曲コーナーWKが露呈するようにされている。
【0048】
以上説明したように、実施例のトイレユニットでは、洋式便器62の後端側をその上面の便座受け部66ごと後部キャビネット80で覆ってこれらを遮蔽し、便器後方の見栄えを高める。また、洋式便器62の左右後方も、左キャビネット83と右キャビネット84で覆うので、トイレ室内における後方全体の見栄えを高めることができる。
【0049】
そして、ノズル装置70を便座受け部66に設けて、このノズル装置70から人体局部に洗浄を噴出するようにし、このノズル装置70には、洋式便器62の後端上方の第1収納スペース86に収納した局部洗浄ユニット部95から洗浄水の給水を行なうようにした。しかも、この局部洗浄ユニット部95を、移動プレート92に載置して第1収納スペース86の内外に亘って前後に移動ができるようにし、便器後方キャビネット82の外部へも露出可能とした。従って、局部洗浄が可能な洋式便器を有するトイレとするに当たっては、そのトイレ施工時に、局部洗浄ユニット部95を第1収納スペース86に収納済みの便器後方キャビネット82を、洋式便器62の後端側を囲うよう配設すればよい。この際、局部洗浄ユニット部95が未収納であれば、便器後方キャビネット82の配設作業と、便器後方キャビネット82の外部での移動プレート92への局部洗浄ユニット部95の載置作業を行なえばよい。よって、いずれの場合でも、施工当初の現場作業を簡略化できる。
【0050】
加えて、実施例のトイレユニット60では、局部洗浄ユニット部95をユニットごと便器後方キャビネット82の外部に露呈できるので、局部洗浄ユニット部95の修理・交換等の保守作業の際には、局部洗浄ユニット部95を便器後方キャビネット82の外部において保守できる。よって、工具等を何の支障もなく取り扱うことができ、保守作業をも簡略化できる。しかも、保守作業の簡略化を通して作業効率を高めることができ、作業時間の短縮も可能となる。そして、移動プレート92のストッパを設けたので、このように局部洗浄ユニット部95を便器後方キャビネット82の外部に露呈させる際に、誤って局部洗浄ユニット部95を落としたりすることがなく好ましい。
【0051】
また、上記のように前後移動可能な局部洗浄ユニット部95を、このような前後移動をもたらす移動プレート92から着脱できるようにした。よって、次の利点がある。
【0052】
使用者によっては、洋式便器での局部洗浄を必要としない場合がある。このような場合は、第1収納スペース86に局部洗浄ユニット部95が未収納の便器後方キャビネット82を、洋式便器62の後端側を囲うよう配設すればよい。そして、このようにして施工済みのトイレにおいて、後から局部洗浄をできるようにしたい場合は、その時点で、便器後方キャビネット82の第1収納スペース86に局部洗浄ユニット部95を収納する、具体的には、局部洗浄ユニット部95を取付プレート94を介在させて移動プレート92に載置して収納すればよい。この際、便器後方キャビネット82の外部でできることから、局部洗浄ユニット部95の載置作業を簡略化できる。また、局部洗浄の有無によらず便器後方キャビネット82の使用を共通できるので、コスト低減を図ることもできる。
【0053】
更に、施工済みのトイレにおいて、基本的な洗浄水噴出による局部洗浄に加え、気泡混入洗浄水を噴出したりできるようその性能向上が求められる場合がある。このような場合は、第1収納スペース86に収納済みの局部洗浄ユニット部95を取り外し、性能向上をもたらす機器構成の新たな局部洗浄ユニット部95にユニットごと容易に交換できる。この際、洋式便器62は交換不要である。よって、局部洗浄の性能向上の要求に、容易且つ速やかに対処できる。
【0054】
また、局部洗浄ユニット部95の故障時には、その原因解析のためにその局部洗浄ユニット部95を取り外して外部の検査機器に接続できる。そして、この検査機器による故障解析と故障修復を経た局部洗浄ユニット部95を便器後方キャビネット82の第1収納スペース86に再度収納すればよい。よって、局部洗浄ユニット部95の故障にも、容易且つ速やかに対処できる。
【0055】
また、便器後方キャビネット82のみならずその左右のキャビネットにも収納スペースを設けたので、予備のタオルやトイレットペーパー、生理用品等の種々のトイレ備品を収納でき、使い勝手を高めることができる。
【0056】
更に、便器後方キャビネット82と洋式便器62のコーナー領域Kに湾曲部材98を設置して、便器後方キャビネット82と洋式便器62の外部側面とを湾曲コーナーWKで連続的に繋ぐようにした。よって、この湾曲コーナーWKに塵やゴミがたまっても容易にこれらを除去でき、便器周囲の清掃性を高めることができる。
【0057】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0059】
例えば、実施例では、局部洗浄ユニット部95を便器後方キャビネット82の外部に露呈するに当たり、移動プレート92により前後動可能にしたが、次のように変形することができる。即ち、図7に示すように、この変形例のトイレユニットは、第1収納スペース86の扉87の裏面に固定された取付プレート94Aを有し、この取付プレート94Aに局部洗浄ユニット部95を着脱自在に備える。よって、局部洗浄ユニット部95は、扉87の回動に伴い第1収納スペース86から外部に露呈する。このため、この変形例によっても、第1収納スペース86に収納した局部洗浄ユニット部95の交換等を容易に行なうことができ、上記の実施例と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例のトイレユニット10の概略断面図である。
【図2】 このトイレユニット10の概略分解斜視図である。
【図3】 図1の3−3線要部概略断面図である。
【図4】 施例のトイレユニット60の概略斜視図である。
【図5】 このトイレユニット60の中央部概略縦断面図である。
【図6】 図4の6−6線要部断面図である。
【図7】 施例の変形例のトイレユニットの中央部概略縦断面図である。
【符号の説明】
10…トイレユニット
12…洋式便器
14…便器ボール部
16…下水配管
18…トラップ配管部
20…便器支持包囲体
21…リブ
22…上縁端
23…後部側方体
24…リム部
25…縁部
26…床地肌
27…後壁地肌
28…床材
30…排水口
32…分岐下水配管
34…便座
36…便蓋
38…後部壁面材
40…便座受け部
50…側壁部
51…第1凹所
52…第2凹所
53…第3凹所
54…側壁地肌
55…紙巻き器
56,57…蓋体
60…トイレユニット
62…洋式便器
63…後端側上面
64…便器ボール部
66…便座受け部
68…便座
69…便蓋
70…ノズル装置
71…洗浄ノズル
72…ノズルシリンダ
73…ノズル駆動機構
80…後部キャビネット
82…便器後方キャビネット
82a…前面パネル
83…左キャビネット
84…右キャビネット
85…扉
86…第1収納スペース
87…扉
88…第2収納スペース
89…仕切り板
90…扉
91…区画壁材
92…移動プレート
93…ローラ
94…取付プレート
94A…取付プレート
95…局部洗浄ユニット部
96…フレキシブル管
97…電気配線
98…湾曲部材

Claims (3)

  1. 洋式便器を備えるトイレユニットであって、
    前記洋式便器の後端側を囲い、該後端側を遮蔽する便器遮蔽体と、
    前記洋式便器に着座した使用者の人体局部に洗浄水を噴出するよう配設されたノズル装置と、
    該ノズル装置に洗浄水を給水するための給水機構を含む局部洗浄ユニット部とを有し、
    前記便器遮蔽体は、前記局部洗浄ユニット部がユニットごと前記便器遮蔽体の内外を移動して、前記局部洗浄ユニット部が前記便器遮蔽体の外部に露呈できるように前記局部洗浄ユニット部を収納する洗浄ユニット収納部を、前記洋式便器の後端側上方に有すること
    を特徴とするトイレユニット。
  2. 請求項1記載のトイレユニットであって、
    前記洗浄ユニット収納部は、前記局部洗浄ユニット部を着脱できるように収納する、トイレユニット。
  3. 請求項1又は請求項2記載のトイレユニットであって、
    前記便器遮蔽体は、物品収納部を有する、トイレユニット。
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