JP3660971B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コードレス電話機などのようにフックスイッチを有する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばコードレス電話機においては、受話器をフックスイッチから外してオフフック状態にあるフックスイッチを指等にて押下して一度オンフックにするような操作が時々行われる。例えば相手方電話番号を入力するダイヤル時であり、ダイヤル時は、周知のように、受話器をフックスイッチから外してフックスイッチをオフフックとした状態で相手方電話番号を入力するが、このとき、途中で電話番号入力を間違えるときがあり、そのときは、指等にてフックスイッチを押下してフックスイッチを一度オンフック状態にして回線を一度切断した後、再度電話番号を入力する。
【0003】
また、キャッチホンで通話相手を第2者から第3者に切り替えるときも、指等でフックスイッチを押下してフックスイッチを一度オンフック状態にする操作が行われている。すなわち、キャッチホンで通話中に第3者からのキャッチ信号を受信したとき、フックスイッチを指等で押下してフックスイッチを一度オンフック状態にすることにより通話相手が第2者から第3者に切り替わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オフフック状態のフックスイッチを上述のように一度オンフックにすると、そのオンフック信号が交換機側に伝達されて上述のように回線切断や通話相手の変更が行われるわけであるが、交換機側でオンフック信号を認識するには、フッキング非許容時(相手応答前のダイヤル時はこれに該当する)で100〜300ms、フッキング許容時(相手応答後のキャッチホンでの切り替え時はこれに該当する)で300〜1000msの認識時間が必要である。したがって、電話機は、誤ダイヤル時は300ms以上の長さのオンフック信号、キャッチホンでの通話相手の切り替え時は300〜1000ms以上の長さのオンフック信号を発生させなければならないが、指等でフックスイッチを押下するような操作では押下時間が短くてオンフック信号長さが上記の所定時間まで達しなく、その結果、オンフック信号を交換機側が認識できなくて誤動作になる問題点があった。
【0005】
図5は、誤動作をダイヤル時を例にとり説明する図で、この図では(a)に示すように数字の4、数字の2をダイヤルしたところで間違いに気付き、一旦フックスイッチをオンフック(OF)にした後、再度数字の3、数字の2とダイヤルしたのであるが、フックスイッチのオンフック時間(OF)が短かったため、(b)に示すようにオンフック信号SOFをダイヤルパルスの一部と誤認している。そして、その結果として、(c)のケース1のようにダイヤルが数字の4、数字の2、数字の4、数字の2のように行われたと、またはケース2のように数字の4、数字の6、数字の2のように行われたと、またはケース3のように数字の4、数字の2、数字の1、数字の3、数字の2のように行われたと誤認され、誤ダイヤルとなる。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、フックスイッチのオンフック時間が短くても、交換機側で正確にオンフック信号を認識でき、動作が正確になる電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電話機は、オフフック状態のフックスイッチがオンフック、オフフックと順次変化したとき、フックスイッチのオンフック時間を判別し、このオンフック時間が所定時間以上のときはフックスイッチがオフフックに戻るのと対応して回線側をオフフック状態に設定するが、前記オンフック時間が前記所定時間以内のときは、回線側を前記所定時間までオンフック状態に保持して、前記所定時間後に回線側をオフフック状態に設定し、さらにフックスイッチがオンフックになる前が相手応答前か相手応答後かを判別し、相手応答前と相手応答後とで前記所定時間を変化させることを特徴とする。
【0008】
上記電話機において、前記所定時間は、交換機側がオンフック状態を認識できる時間とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明による電話機の実施の形態を詳細に説明する。図4は本発明の電話機の実施の形態としてコードレス電話機の親機を示すブロック図である。この親機10は、親機全体を制御するCPU11を有し、このCPU11にダイヤラーIC25、LCD表示部13、フックスイッチ16が接続される。ダイヤラーIC25はDP/DTMF送出機能を有するとともにキーマトリックス12に接続される。ここで、キーマトリックス12は、留守キー、再生キー、ハンズフリーキー、登録キー、テンキー等を有し、各種の情報を入力する。LCD表示部13は、受信した発信者の電話番号等の各種の情報を表示する。フックスイッチ16は受話器が親機10上に設置されているか否かを判別する。
【0010】
17は回線端子で、リンガ信号を検出する着信検出回路18が接続され、この着信検出回路18の出力がCPU11に接続される。19は回線端子17の電圧極性反転が電話機内部に影響を与えないようにする整流回路、20は回線の接続・切断を行うDP送出回路、21は2線−4線変換を行うスピーチネットワークICであり、回線端子17はこれらの回路を介してCPU11に接続される。また、スピーチネットワークIC21には、受話器22、マイク23、スピーカ24、DSPIC15が接続されており、DSPIC15は、録音/再生、ハンズフリー、TONE/VOX検出、コーラーID受信機能を有し、CPU11および情報を記憶するROM14とも接続されている。ROM14は、受信した発信者の電話番号等の各種の情報を記憶し、電話帳としてのメモリ機能や留守録モード時の応答メッセージ、受信した発信者からのメッセージ等の音声データも記憶する。さらに、スピーチネットワークIC21およびCPU11は、子機と無線通信を行うためにコンパンダIC26を介してRFモジュール27に接続されており、RFモジュール27にはアンテナ28が接続される。さらに、親機10は電源回路29を有し、この電源回路29から上記各部に電源電圧が供給される。
【0011】
上記のようなコードレス電話機の親機10においては、オフフック状態のフックスイッチ16がオンフック、オフフックと順次変化したとき、フックスイッチ16のオンフック時間を判別し、このオンフック時間が所定時間以上のときはフックスイッチ16がオフフックに戻るのと対応して回線側(回線端子17)をオフフック状態に設定するが、前記オンフック時間が前記所定時間以内のときは、回線側を前記所定時間までオンフック状態に保持して、前記所定時間後に回線側をオフフック状態に設定する。さらに、フックスイッチ16のオンフック前が相手応答前か相手応答後かを判別し、相手応答前と相手応答後とで前記所定時間を変化させる。具体的には、相手応答前ならば所定時間を300msに設定し、相手応答後ならば所定時間を600ms(300〜1000msなどに変更することも可能)に設定する。所定時間がこれらの時間であれば、交換機側で正確にオンフックを認識できる。
【0012】
上記のような動作を図1のフローチャートを参照してより詳細に説明する。オフフック状態のフックスイッチ16がオンフック状態になると(ステップS1)、回線側を同時にオンフック状態に設定するとともに、フックスイッチ16のオンフック時間を0からカウントする(ステップS2)。そして、フックスイッチ16がオフフック状態に戻ると(ステップS3)、フックスイッチ16のオンフック前が相手応答前であったか相手応答後であったか判断され(ステップS4)、もし相手応答前であると判断されるとステップS5に進んで、フックスイッチ16のオンフック状態はどのくらい継続していたか判断され、もし継続時間が300ms以上であればステップS7に進んで、フックスイッチ16のオフフック状態への復帰と同時に回線側がオフフック状態に設定される。一方、ステップS5でフックスイッチ16のオンフック状態の継続が300ms以下であると判断されると、ステップS6に進んでオンフック時間が300msになるまで回線側がオンフック状態に維持され、オンフック時間が300msになるとステップS7に進んで回線側がオフフック状態に設定される。
【0013】
一方、ステップS4で、フックスイッチ16のオンフック前が相手応答後であると判断されるとステップS8に進んで、フックスイッチ16のオンフック状態はどのくらい継続していたか判断され、もし継続時間が600ms以上であればステップS7に進んで、フックスイッチ16のオフフック状態への復帰と同時に回線側がオフフック状態に設定される。一方、ステップS8でフックスイッチ16のオンフック状態の継続が600ms以下であると判断されると、ステップS9に進んでオンフック時間が600msになるまで回線側がオンフック状態に維持され、オンフック時間が600msになるとステップS7に進んで回線側がオフフック状態に設定される。
【0014】
したがって、上記のコードレス電話機の親機10によれば、相手応答前のダイヤル時に途中でダイヤル間違いが発生して、一旦フックスイッチ16をオンフックにしたときオンフック時間が短くても、回線側では必ず300msまでオンフック状態が保持され、300msの長さのオンフック信号が交換機に伝達されるので、交換機で正確にフックスイッチ16のオンフック(回線切断)を認識でき、ダイヤル動作が正確になる。
【0015】
図2は、本発明でダイヤル動作が正確になる実例を示す図である。この図では(a)に示すように数字の4、数字の2をダイヤルしたところで間違いに気付き、一旦フックスイッチをオンフック(OF)にした後、再度数字の3、数字の2とダイヤルしている。このとき、フックスイッチのオンフック時間(OF)が短かったとしても、本発明では(b)に示すように回線側は300msの間オンフック状態に保持され、300msの長さのオンフック信号SOFが交換機に伝達されるから、(c)に示すように交換機は前記オンフックを正確に回線断と判断し、以後に続く数字の3と数字の2のダイヤルを新規な番号入力と正確に判断する。
【0016】
同様に、上記のコードレス電話機の親機10によれば、相手応答後のキャッチホンでの通話相手切り替え時に、フックスイッチ16のオンフック時間が短くても、回線側では必ず600msまでオンフック状態が保持され、600msの長さのオンフック信号が交換機に伝達されるので、交換機で通話相手切り替えを正確に認識でき、正確に通話相手の切り替えを実施できる。さらに、上記の親機10によれば、キャッチホンでのフックスイッチ16オンフック操作時と同様に、トリオホンやボイスワープでのフックスイッチ16オンフック操作時にも正確な動作を実現することができる。
【0017】
なお、上記のコードレス電話機の親機10において、フックスイッチ16と回線側がオフフック状態からオンフック状態に同時に変化するとき、実際には、図3の波形図に示すように、回線側に30msの遅延が与えられている。これによりフッククスイッチ16のチャタリングが回線側に影響を与えることが防止されている。したがって、より正確には、30ms遅延された時点からフックスイッチ16のオンフック時間がカウントされる。さらに、回線側は、30ms遅延された時点から、オンフック状態が前記所定時間以上となるように制御される。なお、図3はオフフック状態からオンフック状態に変化するときの遅延であるが、フックスイッチ16のオンフック時間が所定時間以上で、フックスイッチ16のオフフックへの復帰と同時に回線側がオフフック状態に設定されるときも、実際には30msの遅延が回線側に与えられ、フックスイッチ16のチャタリングの影響が排除されている。
【0018】
以上は、本発明をコードレス電話機の親機に適用した場合であるが、本発明は、フックスイッチを有する電話機全般に応用可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明の電話機によれば、フックスイッチのオンフック時間が短くても、交換機側で正確にオンフック信号を認識でき、正確な動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャート。
【図2】本発明でダイヤル動作が正確になる実例を示す図。
【図3】本発明の実施の形態において、フックスイッチのチャタリングの影響防止について説明するための波形図。
【図4】本発明の電話機の実施の形態を示すブロック図。
【図5】従来技術の誤動作をダイヤル時を例にとり説明するための図。
【符号の説明】
16 フックスイッチ
17 回線端子
22 受話器
Claims (2)
- オフフック状態のフックスイッチがオンフック、オフフックと順次変化したとき、フックスイッチのオンフック時間を判別し、このオンフック時間が所定時間以上のときはフックスイッチがオフフックに戻るのと対応して回線側をオフフック状態に設定するが、前記オンフック時間が前記所定時間以内のときは、回線側を前記所定時間までオンフック状態に保持して、前記所定時間後に回線側をオフフック状態に設定し、さらにフックスイッチがオンフックになる前が相手応答前か相手応答後かを判別し、相手応答前と相手応答後とで前記所定時間を変化させることを特徴とする電話機。
- 前記所定時間は、交換機側がオンフック状態を認識できる時間であることを特徴とする請求項1に記載の電話機。
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