JP3655783B2 - 穿刺針支持具、rfコイル、磁気共鳴信号測定装置および磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

穿刺針支持具、rfコイル、磁気共鳴信号測定装置および磁気共鳴撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穿刺針支持具、RFコイル(radio frequency coil)、磁気共鳴信号測定装置および磁気共鳴撮像装置に関し、特に、RFコイルに取り付ける穿刺針支持具、穿刺針支持具を備えたRFコイル、そのようなRFコイルを用いる磁気共鳴信号測定装置、および、そのような磁気共鳴信号測定装置を用いる磁気共鳴撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石型磁場発生装置のように撮像空間の解放性が高い磁場発生装置を用いる磁気共鳴撮像装置では、撮像対象に対する例えばバイオプシ(biopsy)等の施術を磁気共鳴撮像に並行して行ういわゆるインターベンショナル(interventional)撮像が行われる。
【0003】
バイオプシを行うに当たっては、撮像対象に対して磁気共鳴信号受信用のRFコイルを対象部位が適切に撮像できるように位置決めし、また、対象部位が正しく穿刺できるように、穿刺針支持具を撮像対象に対して位置決めする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような磁気共鳴撮像装置においては、それぞれ別体になっているRFコイルと穿刺針支持具を個々に位置決めするので、作業が煩雑になるという問題があった。また、穿刺針の穿刺方向は撮像中の画像に基づいて術者が決定するので、適切な穿刺を行うには相当の熟練を要するという問題があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、磁気共鳴撮像において適切な穿刺を容易に行うための穿刺針支持具、そのような穿刺針支持具を備えたRFコイル、そのようなRFコイルを用いる磁気共鳴信号測定装置、および、そのような磁気共鳴信号測定装置を用いる磁気共鳴撮像装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するための第1の観点での発明は、RFコイルへの取り付け手段を有する第1のベース部材と、前記RFコイルの軸に実質的に平行な方向に移動可能なように前記第1のベース部材に取り付けられた第2のベース部材と、穿刺針通過経路およびこの穿刺針経路に沿って設けられたMRマーカーを有し、前記RFコイルの軸に実質的に垂直な方向に移動可能でありかつ前記RFコイルの軸に実質的に垂直な面内で回転可能なように前記第2のベース部材に取り付けられた案内部材とを具備することを特徴とする穿刺針支持具である。
【0007】
(2)上記の課題を解決するための第2の観点での発明は、撮像対象を取り巻くループをなすコイル本体と、前記コイル本体に係合した穿刺針支持具とを具備することを特徴とするRFコイルである。
【0008】
(3)上記の課題を解決するための第3の観点での発明は、前記穿刺針支持具として(1)に記載の穿刺針支持具を用いることを特徴とする(2)に記載のRFコイルである。
【0009】
(4)上記の課題を解決するための第4の観点での発明は、前記コイル本体を前記撮像対象に対する相対的位置が変更可能なように支持する支持手段を具備する、とを特徴とする(2)または(3)に記載のRFコイルである。
【0010】
(5)上記の課題を解決するための第5の観点での発明は、RFコイルとこのRFコイル本体に接続された磁気共鳴信号測定手段とを有する磁気共鳴信号測定装置であって、前記RFコイルとして(2)ないし(4)のうちのずれか1つに記載のRFコイルを用いることを特徴とする磁気共鳴信号測定装置である。
【0011】
(6)上記の課題を解決するための第6の観点での発明は、撮像対象を収容した空間に静磁場を形成する静磁場形成手段と、前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画像生成手段とを有する磁気共鳴撮像装置であって、前記測定手段として(5)に記載の磁気共鳴信号測定装置を用いることを特徴とする磁気共鳴撮像装置である。
【0012】
(7)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮像対象を収容した空間に静磁場を形成し、前記空間に勾配磁場を形成し、前記空間に高周波磁場を形成し、前記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法であって、前記測定を(5)に記載の磁気共鳴信号測定装置を用いて行うことを特徴とする磁気共鳴撮像方法である。
【0013】
(作用)
本発明では、穿刺針支持具をコイル本体に係合して一体化し、RFコイルの位置決めと穿刺針の位置決めの連携を良くする。また、穿刺針の案内部材にMRマーカーを設け、MRマーカー像に基づく穿刺方向設定を可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0015】
図1に示すように、本装置はマグネットシステム(magnet system)100を有する。マグネットシステム100は主磁場マグネット部102、勾配コイル部106およびRFコイル部108を有する。これら主磁場マグネット部102および各コイル部は、いずれも空間を挟んで互いに対向する1対のものからなる。また、いずれも概ね円盤状の外形を有し中心軸を共有して配置されている。マグネットシステム100の内部空間に、撮像対象300がクレードル500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入および搬出される。
【0016】
クレードル500には受信コイル部110が設けられている。受信コイル部110には、後述する穿刺針支持具が取り付けられている。受信コイル部110は概ね筒型の形状を有し、クレードル500の上面に設置されている。撮像対象300は受信コイル部110の筒内に仰臥する姿勢で搭載される。
【0017】
受信コイル部110は、本発明のRFコイルの実施の形態の一例である。本コイルの構成によって本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。受信コイル部110については後にあらためて説明する。
【0018】
主磁場マグネット部102はマグネットシステム100の内部空間に静磁場を形成する。主磁場マグネット部102は、本発明における静磁場形成手段の実施の形態の一例である。静磁場の方向は撮像対象300の体軸方向と直交する。すなわちいわゆる垂直磁場を形成する。主磁場マグネット部102は例えば永久磁石等を用いて構成される。なお、永久磁石に限らず超伝導電磁石あるいは常伝導電磁石等を用いて構成しても良いのはもちろんである。
【0019】
勾配コイル部106は静磁場強度に勾配を持たせるための勾配磁場を生じる。発生する勾配磁場は、スライス(slice)勾配磁場、リードアウト(read out)勾配磁場およびフェーズエンコード(phase encode)勾配磁場の3種であり、これら3種類の勾配磁場に対応して勾配コイル部106は図示しない3系統の勾配コイルを有する。
【0020】
RFコイル部108は静磁場空間に撮像対象300の体内のスピン(spin)を励起するためのRF励起信号を送信する。受信コイル部110は、励起されたスピンが生じる磁気共鳴信号を受信する。
【0021】
勾配コイル部106には勾配駆動部130が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部106に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配コイル部106および勾配駆動部130からなる部分は、本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一例である。勾配駆動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾配コイルに対応する図示しない3系統の駆動回路を有する。
【0022】
RFコイル部108にはRF駆動部140が接続されている。RF駆動部140はRFコイル部108に駆動信号を与えてRF励起信号を送信し、撮像対象300の体内のスピンを励起する。RFコイル部108およびRF駆動部140からなる部分は、本発明における高周波磁場形成手段の実施の形態の一例である。
【0023】
受信コイル部110にはデータ収集部150が接続されている。データ収集部150は受信コイル部110が受信した受信信号を取り込み、それをディジタルデータ(digital data)として収集する。
【0024】
受信コイル部110およびデータ収集部150からなる部分は、本発明の磁気共鳴信号測定装置の実施の形態の一例である。本測定装置の構成によって本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。受信コイル部110およびデータ収集部150からなる部分は、また、本発明における測定手段の実施の形態の一例である。データ収集部150は、本発明における磁気共鳴信号測定手段の実施の形態の一例である。
【0025】
勾配駆動部130、RF駆動部140およびデータ収集部150には制御部160が接続されている。制御部160は、勾配駆動部130ないしデータ収集部150をそれぞれ制御する。
【0026】
データ収集部150の出力側はデータ処理部170に接続されている。データ処理部170は、データ収集部150から取り込んだデータを図示しないメモリ(memory)に記憶する。メモリ内にはデータ空間が形成される。データ空間は2次元フーリエ(Fourier)空間を構成する。データ処理部170は、これら2次元フーリエ空間のデータを2次元逆フーリエ変換して撮像対象300の画像を再構成する。データ処理部170は、本発明における画像生成手段の実施の形態の一例である。
【0027】
データ処理部170は制御部160に接続されている。データ処理部170は制御部160の上位にあってそれを統括する。データ処理部170には、表示部180および操作部190が接続されている。表示部180は、データ処理部170から出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操作部190は、操作者によって操作され、各種の指令や情報等をデータ処理部170に入力する。
【0028】
図2に、受信コイル部110の模式的構成を示す。受信コイル部110の構成によって、本発明のRFコイルの実施の形態の一例が示される。同図において、x,y,zは互いに直交する3つの方向を表す。x方向を受信コイル部110の左右方向、y方向を同じく上下方向、z方向を同じくコイル軸方向とする。後述する他の図においても同様である。
【0029】
同図に示すように、受信コイル部110はコイル本体200およびコイルベースカバー(coil base cover)400を有する。コイル本体200には穿刺針支持具600が取り付けられている。コイル本体200は、本発明におけるコイル本体の実施の形態の一例である。コイル本体200はソレノイド(solenoid)型のコイルである。穿刺針支持具600は、本発明における穿刺針支持具の実施の形態の一例である。穿刺針支持具600については後にあらためて説明する。
【0030】
コイル本体200はコネクタ(connector)202で結合された2つの部分からなる。2つの部分のうち図における上側のものを上部構造と呼び、下側のものを下部構造と呼ぶ。下部構造はコイルベース204を構成する。
【0031】
コイルベースカバー400の内部は中空になっており、そこに通じる開口402が両側面に形成されている。コイル本体200は、コイルベース204の中央部がコイルベースカバー400の内部においてコイルベース支持部800により回転可能に支持されている。コイルベース支持部800およびコイルベースカバー400からなる部分は、本発明における支持手段の実施の形態の一例である。
【0032】
この支持機構を利用して、所望の部位が適切に撮像できるように、コイル本体200の回転角度を適宜に調節する。このとき、コイル本体200には穿刺針支持具600が取り付けられているので、その基本位置の調節も労せずして自ずから行われる。すなわち、受信コイル部110の位置決めと穿刺針支持具600の位置決めの連携を良くすることができる。
【0033】
コイルベース支持部800の模式的構成を図3に断面図によって示す。同図に示すように、コイルベースカバー400の上板434と底板436がy方向に隙間を隔てて対向している。この隙間にコイルベース204が挿入されている。コイルベース204は可撓性のない板部材とその上に形成された電気回路からなる。電気回路はソレノイドコイルの一部を構成する。
【0034】
コイルベース204の下面にはハブ(hub)852が取り付けられている。底板436の上面には軸854が取り付けられ、この軸854にハブ852が係合している。ハブ852および軸854はコイルベース支持部800を構成する。このようなコイルベース支持部800の構成により、コイルベース204は軸854を中心として図におけるxz面内で回転可能となっている。
【0035】
コイル本体200の上部構造は図4に示すように、シート状に展開可能になっている。展開状態でのコイル本体200の上部構造の詳細を図5に一部破断図により示す。なお、図示の便宜上、図5では上下方向のプロポーション(proportion)を強調して描いてある。
【0036】
同図に示すように、コイル本体200は可撓性基板360を備えている。可撓性基板360には、電気的経路のパターン(pattern)が例えばプリント(print)回路等によって形成されている。電気的経路はソレノイドコイルの一部を構成する。可撓性基板360の図における上面の両縁には、1対の形状規定部材362が可撓性基板360の全長にわたって設けられている。可撓性基板360の上面は筒状のコイル本体を形成したときの内面となる側である。形状規定部材362は、例えばプラスチック(plastics)等によって構成される。
【0037】
形状規定部材362はy方向に所定の厚みを有する。厚みは実質的に可撓性を生じない程度の厚みとなっている。形状規定部材362は複数個のU字形の溝364を有する。溝364はz方向に切られ、上方に開口している。溝364は形状規定部材362の厚みにほぼ匹敵する深さを有する。これによって、溝364の底の厚みは極めて薄くなっている。底の薄さは十分な可撓性を生じる程度の薄さとなっている。あるいは、底の厚みは0にするようにしても良い。
【0038】
このような形状規定部材362が設けられていることにより、可撓性基板360を筒体を形成する方向に曲げたとき、可撓性基板360は、図6に模式的に示すように、形状規定部材362の可撓部分(溝の底)に相当する部分だけが曲がり、かつ、曲がり量は溝364の開口が閉じるところまでに制限される。曲がり量の許容限度は溝の幅によって決定され、溝の幅が広いほど曲げ可能な範囲が大きくなる。
【0039】
溝364の幅およびx方向の溝間隔は、筒体を形成するときの可撓性基板360の各部の曲がり量に合わせて定められている。これによって、筒体を形成したとき、例えば図7に模式的に示すように可撓性基板360の曲がりが形成される。このような曲がりによって、コイル本体200の湾曲形状が一義的に決定される。湾曲形状が一定化されることによって、コイル本体200の電磁気的条件が一定化され、安定した撮像が行えるようになる。
【0040】
形状規定部材362および可撓性基板360を覆って、例えばスポンジ(sponge)等の緩衝部材366が設けられる。可撓性基板360の下面にも同様な緩衝部材366が設けられる。以上の構造がエンベロープ(envelope)368で包まれている。エンベロープ368は、コイル本体200の両端部においてコネクタ202に固定されている。
【0041】
このような受信コイル部110において、コイルベースカバー400はクレードル500上に載置され、その状態で、コイルベースカバー400上に撮像対象300が搭載されるようになっている。コイルベースカバー400は変形なしに撮像対象300の重量に耐える強度を有する。
【0042】
図8および図9に、受信コイル部110の他の例の模式的構成を、互いに垂直な2つの方向から見た状態でに示す。受信コイル部110の構成によって、本発明のRFコイルの実施の形態の一例が示される。図8は側面図、図9はA−A断面図である。両図において、x,y,zは互いに直交する3つの方向を表す。x方向を受信コイル部110の左右方向、y方向を同じく上下方向、z方向を同じく軸方向とする。後述する他の図においても同様である。
【0043】
図8および図9に示すように、受信コイル部110はコイル本体200’およびコイルベースカバー400’を有する。コイル本体200’には穿刺針支持具600が取り付けられている。コイル本体200’は、本発明におけるコイル本体の実施の形態の一例である。コイル本体200’はソレノイドコイルである。
【0044】
コイル本体200’はコネクタ202’で結合された2つの部分からなる。2つの部分のうち図における上側のものを上部構造と呼び、下側のものを下部構造と呼ぶ。下部構造はコイルベース204’を構成する。
【0045】
コイル本体200’の上部構造はコイルベース204’にコネクタ202’を通じて結合され、全体として筒体を形成している。コイル本体200’の上部構造は、図2に示したコイル本体200の上部構造と同様の構成になっている。
【0046】
コイルベースカバー400’の内部は中空になっており、そこに通じる開口402’が両側面に形成されている。コイルベース204’はコイルベースカバー400’の内部においてz方向に摺動可能に支持されている。コイルベース204’およびコイルベースカバー400’からなる部分は、本発明における支持手段の実施の形態の一例である。
【0047】
この機構を利用して、所望の部位が適切に撮像できるように、コイル本体200’の体軸方向の位置を適宜に調節する。このとき、コイル本体200’には穿刺針支持具600が取り付けられているので、その基本位置の調節も労せずして自ずから行われる。すなわち、受信コイル部110の位置決めと穿刺針支持具600の位置決めの連携を良くすることができる。
【0048】
図10に、コイルベース204’とコイルベースカバー400との係合構造の一例を示す。図10は、図9におけるコイルベースカバー400の右端部付近の拡大図である。図示を省略するが左端部はこれと対称的な構成になっている。同図に示すように、コイルベースカバー400’には、y方向において互いに対向する1対のレール(rail)446が、開口402’のz方向の全長にわたって設けられている。これらレール446に係合する1対のスライダ(slider)448がコイルベース204’に設けられ、開口402’内でのコイルベース204’のz方向の摺動を可能にしている。
【0049】
このような受信コイル部110’において、コイルベースカバー400’はクレードル500上に載置され、その状態で、コイルベースカバー400’上に撮像対象300が搭載されるようになっている。コイルベースカバー400’は変形なしに撮像対象300の重量に耐える強度を有する。
【0050】
図11,図12,図13に、穿刺針支持具600の模式的構成を示す。穿刺針支持具600の構成によって、本発明の穿刺針支持具の実施の形態の一例が示される。図11は平面図、図12はB−B断面図、図13はC−C断面図である。これらの図に示すように、穿刺針支持具600はベース部材610を有する。ベース部材610は、本発明における第1のベース部材の実施の形態の一例である。ベース部材610は、非磁性材料によって構成される。以下に述べる各部品も同様である。
【0051】
ベース部材610は、コイル跨座部612およびスライドレール(sliderail)部614を有する。スライドレール部614にはスライダ630が摺動可能に搭載される。スライダ630は、本発明における第2のベース部材の実施の形態の一例である。
【0052】
コイル跨座部612はコイル本体200の断面の輪郭に適合した内周構造を有し、コイル本体200に跨座可能になっている。コイル跨座部612は、本発明におけるRFコイルへの取り付け手段の実施の形態の一例である。ベース部材610は、跨座状態でコイル本体200の筒状の外周面に沿って移動可能になっている。また、軸がネジになっているノブ(nob)616を締めることにより、ベース部材610をコイル本体200に固定することができる。
【0053】
跨座状態ではスライドレール部614がz方向に延在する。この状態では、また、スライドレール部614とコイル跨座部612の間の連絡部618がコイル本体200の軸方向に向かって沈下している。スライドレール部614は、平行する2本のレールの間がコイル本体200の軸方向に向かう開口620となっている。スライドレール部614は、z方向の距離を表す目盛り622を有する。スライドレール部614の先端には、スライダ630の脱落を阻止するためのストッパ(stopper)624が設けられている。
【0054】
スライダ630は、スライドレール部614に跨座し、その上をz方向に移動可能になっている。軸がネジになっているノブ632を締めることにより、スライダ630をスライドレール部614に固定することができる。
【0055】
スライダ630は、穿刺針ガイド(guide)支持腕634を有する。穿刺針ガイド支持腕634は、スライダ630上で開口620とは反対側に延在する1対の腕である。1対の腕は互いに対向し、その間に穿刺針ガイド636を狭持する。穿刺針ガイド636は、本発明における案内部材の実施の形態の一例である。
【0056】
穿刺針ガイド636は開口620の方向に貫通孔638を有する。貫通孔638は、本発明における穿刺針通過経路の実施の形態の一例である。貫通孔638に、開口620とは反対側から穿刺針650が挿入される。
【0057】
貫通孔638の近傍にはその長さ方向に沿ってMRマーカー(Magnetic Resonance marker)640が設けられる。MRマーカー640は、本発明におけるMRマーカーの実施の形態の一例である。MRマーカー640としては、例えば塩化ニッケル(Ni)溶液等、スピンの振る舞いが撮像対象300内での水素原子と同等になる物質が用いられる。そのような物質を貫通孔638の長さ方向に沿って設けた適宜の収容部に封入してMRマーカーとする。
【0058】
貫通孔638の方向とは垂直な方向に、穿刺針ガイド636は後述する軸を有し、この軸を中心として回転可能になっている。軸は1対の支持腕の一方の外側においてz方向に突出する。突出する部分に切ってあるネジにノブ642が取り付けられている。ノブ642を締め付けることにより、穿刺針ガイド636を穿刺針ガイド支持腕634に固定することができ、ノブ642を緩めることにより穿刺針ガイド636を回転可能な状態にする。
【0059】
穿刺針ガイド支持腕634、穿刺針ガイド636およびノブ642からなる部分のさらに詳細な構成を図14によって説明する。同図に示すように、穿刺針ガイド636は、両側面に1対の軸644を有する。軸644は貫通孔638の長さ方向に垂直である。
【0060】
これらの軸644に対応して穿刺針ガイド支持腕634に横長の長穴646が設けられ、これら長穴646を軸644の軸受けとして、穿刺針ガイド636が穿刺針ガイド支持腕634で支持される。軸644は長穴646の中で回転自在であり、かつ、長径の方向に移動自在である。1対の軸644の一方はネジ部を有し、このネジ部にノブ642に設けられたナット(nut)が係合する。
【0061】
このような構成の穿刺針支持具600を用いれば、コイル本体200へのベース部材610の取り付け位置を変更することにより、撮像対象300の体軸の周りでの基本的な穿刺位置を調節することができる。
【0062】
また、ベース部材610上でのスライダ630の位置を変更することにより、体軸方向での穿刺位置を調整することができる。また、スライダ630上での穿刺針ガイド636の横方向移動距離および回転角度を調節することにより、穿刺位置の微調整および穿刺角度の微調整をすることができる。
【0063】
このような調節を磁気共鳴撮像を行いながら行うとき、穿刺針ガイド636に設けられたMRマーカー640の像が画面に表示される。MRマーカー640は穿刺針650を通す貫通孔638に沿って設けられているので、その像は穿刺針650の穿刺位置および穿刺方向を表すものとなる。
【0064】
このため、術者は、画面に映っている関心領域の像とMRマーカー640の像から両者の位置関係を把握することがでるので、適正な穿刺方向を容易に設定することができる。
【0065】
穿刺方向を確定したとき、全てのノブを締め付けて全ての可動部を固定する。すなわち、基本的な穿刺位置を確定したときノブ616を締め付けて、穿刺針支持具600をコイル本体200に固定する。体軸方向での穿刺位置を確定したときノブ632を締め付けて、スライダ630をベース部材610に固定する。穿刺位置および穿刺角度の微調整が終わったらノブ642を締め付けて、穿刺針ガイド636をスライダ630に固定する。
【0066】
その後、穿刺針ガイド636の貫通孔638に穿刺針650を挿入して穿刺を行う。穿刺も撮像に平行して行われる。穿刺針650としてMRマーカーを備えたものを用いれば、撮像対象300に体内での穿刺針650を画像化することができる。
【0067】
本装置の動作を説明する。受信コイル部110をクレードル500の所定の位置に搭載し、次にコイル本体200の上部構造を取り外して撮像対象300を搭載し、その後にコイル本体200の上部構造をコネクタ202によって取り付ける。この状態で、コイル本体200と撮像対象300との相対的な位置関係は例えば図15に示すようになる。
【0068】
同図は肝臓撮像時のコイル本体200と撮像対象300との位置関係を示すもので、撮像対象300の体幹部の肝臓802が存在する部位をコイル本体200が取り巻いている。この状態で静磁場発生部2の内部空間に搬入し撮像を開始する。
【0069】
撮像は制御部160による制御の下で進行する。図16に、磁気共鳴撮像に用いるパルスシーケンス(pulse sequence)の一例を示す。このパルスシーケンスは、スピンエコー(SE:spin echo)法のパルスシーケンスである。
【0070】
すなわち、(1)はSE法におけるRF励起用の90°パルスおよび180°パルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコード勾配GpおよびスピンエコーMRのシーケンスである。なお、90°パルスおよび180°パルスはそれぞれ中心信号で代表する。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0071】
同図に示すように、90°パルスによりスピンの90°励起が行われる。このときスライス勾配Gsが印加され所定のスライスについての選択励起が行われる。90°励起から所定の時間後に、180°パルスによる180°励起すなわちスピン反転が行われる。このときもスライス勾配Gsが印加され、同じスライスについての選択的反転が行われる。
【0072】
90°励起とスピン反転の間の期間に、リードアウト勾配Grおよびフェーズエンコード勾配Gpが印加される。リードアウト勾配Grによりスピンのディフェーズ(dephase)が行われる。フェーズエンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが行われる。
【0073】
スピン反転後、リードアウト勾配Grでスピンをリフェーズ(rephase)してスピンエコーMRを発生させる。スピンエコーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号となる。中心エコーは90°励起からTE(echo time)後に生じる。スピンエコーMRはデータ収集部150によりビューデータ(view data)として収集される。このようなパスルシーケンスが周期TR(repetition time)で64〜512回繰り返される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行う。これによって、64〜512ビューのビューデータが得られる。
【0074】
磁気共鳴撮像用パルスシーケンスの他の例を図17に示す。このパルスシーケンスは、グラディエントエコー(GRE:gradient echo)法のパルスシーケンスである。
【0075】
すなわち、(1)はGRE法におけるRF励起用のα°パルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコード勾配GpおよびスピンエコーMRのシーケンスである。なお、α°パルスは中心信号で代表する。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0076】
同図に示すように、α°パルスによりスピンのα°励起が行われる。αは90以下である。このときスライス勾配Gsが印加され所定のスライスについての選択励起が行われる。
【0077】
α°励起後、フェーズエンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが行われる。次に、リードアウト勾配Grにより先ずスピンをディフェーズし、次いでスピンをリフェーズして、グラディエントエコーMRを発生させる。グラディエントエコーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号となる。中心エコーはα°励起からTE後に生じる。
【0078】
グラディエントエコーMRはデータ収集部150によりビューデータとして収集される。このようなパスルシーケンスが周期TRで64〜512回繰り返される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行う。これによって、64〜512ビューのビューデータが得られる。
【0079】
図16または図17のパルスシーケンスによって得られたビューデータが、データ処理部170のメモリに収集される。なお、パルスシーケンスはSE法またはGRE法に限るものではなく、例えばファーストスピンエコー(FSE:fast spin echo)法等、他の適宜の技法のものであって良いのはいうまでもない。
【0080】
データ処理部170は、ビューデータを2次元逆フーリエ変換して撮像対象300の断層像を再構成する。再構成画像は表示部180により可視像として表示される。これによって肝臓802の断層像が表示される。この断層像を参照しながら肝臓802への施術例えばバイオプシ等を行う。バイオプシは上記のような撮像と並行して行う。すなわちインターベンショナル撮像を行う。
【0081】
インターベンショナル撮像時には、コイル本体200を軸854を中心として回転させ、撮像対象300に関して斜めに傾けた位置関係とする。これによって撮像対象300に関するコイル本体200の相対的な傾きが変わり、撮像対象300とコイル本体200との位置関係が例えば図18に示すようになる。すなわち、コイル本体200は破線で示す元の位置から図における右方向にずれて、肝臓802にかぶさらない状態になる。
【0082】
なお、受信コイル部110として、図8に示したように、コイル本体200が体軸方向に移動可能なものを用いた場合は、コイル本体200を体軸方向に平行移動させることにより肝臓802にかぶさらない状態にする。
【0083】
これによってコイル本体200が邪魔にならず、バイオプシを行うための肝臓へのアクセス(access)が容易になる。この状態でも、肝臓802はコイル本体200の感度範囲内にあるので、受信した磁気共鳴信号に基づいて肝臓802の断層像を十分なS/N(signal to noise ratio)で得ることは可能である。したがって、インターベンショナル撮像を効果的に遂行することが可能である。そこで、術者は前述のようにして穿刺針支持具600の基本位置調節、体軸方向の穿刺位置調節および穿刺方向の微調整を行ったうえで肝臓802の穿刺を行う。
【0084】
以上、肝臓を穿刺する例で説明したが、肝臓に限らず他の組織についても同様にしてインターベンショナル撮像を行うことができるのはいうまでもない。また、コイル本体は受信のみに限らずRF信号の送信に使用するようにしても良い。
【0085】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、磁気共鳴撮像において適切な穿刺を容易に行うための穿刺針支持具、そのような穿刺針支持具を備えたRFコイル、そのようなRFコイルを用いる磁気共鳴信号測定装置、および、そのような磁気共鳴信号測定装置を用いる磁気共鳴撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】図1に示した装置における受信コイル部の模式的構成を示す図である。
【図3】図2に示した受信コイル部のコイルベース支持部の模式的構成を示す図である。
【図4】図2に示した受信コイル部のコイル本体の展開図である。
【図5】図2に示した受信コイル部のコイル本体の内部構造を示す模式図である。
【図6】図2に示した受信コイル部のコイル本体の内部構造の一部を示す模式図である。
【図7】図2に示した受信コイル部のコイル本体の内部構造の一部を示す模式図である。
【図8】図1に示した装置における受信コイル部の模式的構成を示す図である。
【図9】図1に示した装置における受信コイル部の模式的構成を示す図である。
【図10】図8に示した受信コイル部のコイルベース支持部の模式的構成を示す図である。
【図11】穿刺針支持具の模式構成を示す図である。
【図12】穿刺針支持具の模式構成を示す図である。
【図13】穿刺針支持具の模式構成を示す図である。
【図14】穿刺針支持具の一部の模式構成を示す図である。
【図15】撮像対象とコイル本体との相対的位置関係を示す模式図である。
【図16】図1に示した装置が実行するパルスシーケンスの一例を示す模式図である。
【図17】図1に示した装置が実行するパルスシーケンスの一例を示す模式図である。
【図18】撮像対象とコイル本体との相対的位置関係を示す模式図である。
【符号の説明】
100 マグネットシステム
102 主磁場マグネット部
106 勾配コイル部
108 RFコイル部
110 受信コイル部
130 勾配駆動部
140 RF駆動部
150 データ収集部
160 制御部
170 データ処理部
180 表示部
190 操作部
200 コイル本体
202 コネクタ
204 コイルベース
300 撮像対象
400 コイルベースカバー
500 クレードル
600 穿刺針支持具
610 ベース部材
630 スライダ
634 穿刺針ガイド支持腕
636 穿刺針ガイド
650 穿刺針
800 コイルベース支持部

Claims (6)

  1. RFコイルへの取り付け手段を有する第1のベース部材と、
    前記RFコイルの軸に実質的に平行な方向に移動可能なように前記第1のベース部材に取り付けられた第2のベース部材と、
    穿刺針通過経路およびこの穿刺針経路に沿って設けられたMRマーカーを有し、前記RFコイルの軸に実質的に垂直な方向に移動可能でありかつ前記RFコイルの軸に実質的に垂直な面内で回転可能なように前記第2のベース部材に取り付けられた案内部材と、
    を具備することを特徴とする穿刺針支持具。
  2. 撮像対象を取り巻くループをなすコイル本体と、
    前記コイル本体に係合した穿刺針支持具と、
    を具備することを特徴とするRFコイル。
  3. 前記穿刺針支持具として請求項1に記載の穿刺針支持具を用いる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のRFコイル。
  4. 前記コイル本体を前記撮像対象に対する相対的位置が変更可能なように支持する支持手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のRFコイル。
  5. RFコイルとこのRFコイル本体に接続された磁気共鳴信号測定手段とを有する磁気共鳴信号測定装置であって、
    前記RFコイルとして請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載のRFコイルを用いることを特徴とする磁気共鳴信号測定装置。
  6. 撮像対象を収容した空間に静磁場を形成する静磁場形成手段と、
    前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、
    前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、
    前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、
    前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、
    を有する磁気共鳴撮像装置であって、
    前記測定手段として請求項5に記載の磁気共鳴信号測定装置を用いる、
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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