JP3654870B2 - 塗布棒包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用する塗布棒に液剤を含浸させる塗布棒包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、殺菌もしくは治療に用いる薬用の液剤をケガ等の患部に塗付するためには、図7に示すごとく、塗布棒である綿棒1を使用しており、綿棒1は軸部2の先端に楕円球状の綿部3を備えて構成されている。
【0003】
綿棒1を使用する際には、バイアル瓶等の容器4に液剤を分注して綿棒1の綿部3を容器4中の液剤に浸し、患部に綿部3で液剤を塗付する。
【0004】
一方、図8に示す如く、綿棒1を包装する包装体5には、綿棒1と共に液剤6を同封し、予め綿棒1の綿部3に液剤6を浸すよう構成されたものがある。ここで、図中、7は包装体5を開封し易いよう形成された切欠きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、綿部3を容器4中の液剤に浸して使用する綿棒1の場合には、容器4に液剤を分注するため準備が煩雑であると共に、容器4中の液剤に複数の綿棒1を含浸させるため、容器4中の液剤が使い回わされて非衛生になるという問題があった。又、包装体5に液剤6と共に同封された綿棒1の場合には、綿部3に液剤6が常に含浸するため、液剤6の種類によっては綿部3が劣化したり、液剤6の成分が変化して使用に適さない状態になるものがあった。
【0006】
本発明は、上述の実情に鑑みて成したもので、塗布棒の使用を容易にし且つ衛生的に使用し得る塗布棒包装体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう弱シールの分離帯を介して液剤を内封する液剤収納部とをカバー部とシール部により形成して備えると共に、前記塗布棒収納部と前記軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付し、
前記塗布部材に液剤を含浸させる際には、前記押えマークを押えて軸部と塗布棒収納部の隙間を塞ぎ、前記液剤収納部の押圧により分離帯を連通して塗布部材に液剤を含浸させ、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がして塗布棒を取り出し得るよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体に係るものである。
【0008】
本発明の請求項2は、塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう弱シールの第一分離帯を介して第一液剤を内封する第一の液剤収納部と、第一の液剤収納部に隣接するよう弱シールの第二分離帯を介して第二液剤を内封する第二の液剤収納部とをカバー部とシール部により形成して備えると共に、前記塗布棒収納部と前記軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付し、
前記塗布部材に液剤を含浸させる際には、前記押えマークを押えて軸部と塗布棒収納部の隙間を塞ぐと共に、前記第二の液剤収納部の押圧により第二分離帯を連通して第二液剤を第一液剤に混合させるよう第一の液剤収納部に流入させ、更に前記第一の液剤収納部の押圧により第一分離帯を連通して第一液剤と第二液剤の混合液剤を塗布部材に含浸させ、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がして塗布棒を取り出し得るよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体に係るものである。
【0009】
本発明の請求項3は、塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して第一液剤を内封する第一の液剤収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して第二液剤を内封する第二の液剤収納部とを備えた塗布棒包装体であって、前記第二の液剤収納部の押圧により分離帯を連通して第二液剤を塗布部材に含浸させ、更に前記第一の液剤収納部の押圧により分離帯を連通して第一液剤を第二液剤に混合させると共に塗布部材に含浸させ、第一薬剤と第二薬剤を含浸させる順序により最適に使用し得るよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体に係るものである。
【0010】
本発明の請求項4は、塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう第一分離帯を介して形成される空洞の混合部と、前記混合部に隣接するよう第二分離帯を介して第一液剤を内封する第一の液剤収納部と、前記混合部に隣接するよう第二分離帯を介して第二液剤を内封する第二の液剤収納部とを備えた塗布棒包装体であって、前記第二の液剤収納部の押圧により第二分離帯を連通して第二液剤を混合部に流入させ、且つ前記第一の液剤収納部の押圧により第二分離帯を連通して第一液剤を第二液剤に完全に混合させるよう混合部に流入させ、更に前記混合部の押圧により第一分離帯を連通して第一液剤と第二液剤の混合液剤を塗布部材に含浸させるよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体に係るものである。
【0011】
本発明の請求項5は、塗布棒収納部と軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付した請求項3又は4記載の塗布棒包装体に係るものである。
【0012】
本発明の請求項6は、液剤収納部に分離帯を連通させる破裂部を形成した請求項1〜5のいずれか記載の塗布棒包装体に係るものである。
【0013】
本発明の請求項7は、分離帯を弱シールとした請求項3又は4記載の塗布棒包装体に係るものである。
【0014】
本発明の請求項8は、カバー部とシール部により形成し、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がし得るよう構成した請求項3又は4記載の塗布棒包装体に係るものである。
【0015】
塗布棒を使用する場合には、液剤収納部の押圧により分離帯を介して塗布部材に液剤を含浸させ、塗布棒包装体から塗布棒を取り出して使用する。ここで、塗布部材に液剤を含浸させる際には、押えマークを押えて軸部と塗布棒収納部の隙間を塞ぎ、流入する液剤が軸部まで飛散しないようにする。
【0016】
このように、請求項1〜4記載の塗布棒包装体によれば、塗布部材に液剤を含浸させて塗布棒を取り出し得るので、液剤の分注を不要にすると共に液剤の使い回しを防止し、結果的に、塗布棒の使用を容易にし且つ衛生的に使用することができる。又、塗布部材に液剤が常に含浸することがないので、塗布部材の劣化や液剤の成分の変化を確実に防止することができる。更に、請求項1、2記載の塗布棒包装体において、塗布棒収納部と軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付すと、塗布部材に液剤を含浸させる際には、押えマークを押えることにより軸部への液剤の飛散を防止するので、軸部が液剤で汚れることがなく、塗布棒を容易に使用することができる。更に又、分離帯を弱シールとすると、液剤収納部の押圧を介して分離帯を容易に連通するので、塗布部材に液剤を簡易に含浸させることができる。又、カバー部とシール部により形成し、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がし得るよう構成すると、カバー部に対しシール部をシール部端から引き剥がすので、塗布棒を取り出し得るよう容易に開封することができる。更に、請求項3記載の塗布棒包装体において、第一薬剤と第二薬剤を所定の順序に含浸させるので、最適に使用することができる。更に又、請求項4記載の塗布棒包装体において、第一薬剤と第二薬剤を混合部で混合させて混合薬剤を塗布部材に含浸させるので、混合薬剤を完全に混合させることができる。
【0017】
請求項2記載の塗布棒包装体によれば、塗布棒を使用する直前に第一液剤と第二液剤を混合させて混合液剤を塗布部材に含浸させるので、混合液剤が時間経過により成分変化しやすい場合に最適に使用することができる。
【0018】
請求項3記載の塗布棒包装体によれば、第二液剤を塗布部材に含浸させた後、第一液剤を第二液剤に混合させると共に塗布部材に含浸させるので、混合液剤が時間経過により成分変化しやすい場合や、複数の液剤を所定の順序に含浸させる場合に最適に使用することができる。
【0019】
請求項4記載の塗布棒包装体によれば、塗布棒を使用する直前に第一液剤と第二液剤を混合部で混合させて混合液剤を塗布部材に含浸させるので、混合液剤が時間経過により成分変化しやすい場合や、混合液剤を完全に混合させる場合に最適に使用することができる。
【0020】
求項5に示す如く、塗布棒収納部と軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付すと、塗布部材に液剤を含浸させる際には、押えマークを押えることにより軸部への液剤の飛散を防止するので、軸部が液剤で汚れることがなく、塗布棒を容易に使用することができる。
【0021】
請求項6に示す如く、液剤収納部に分離帯を連通させる破裂部を形成し、もしくは、請求項7に示す如く、分離帯を弱シールとすると、液剤収納部の押圧を介して分離帯を容易に連通するので、塗布部材に液剤を簡易に含浸させることができる。
【0022】
請求項8に示す如く、カバー部とシール部により形成し、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がし得るよう構成すると、カバー部に対しシール部をシール部端から引き剥がすので、塗布棒を取り出し得るよう容易に開封することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0024】
図1〜図3には本発明を実施する形態の第一例である。
【0025】
第一例の塗布棒包装体10は、シール部11と、カバー部12とで構成されており、カバー部12には、綿部3(塗布部材)を軸部2に備えた綿棒1(塗布棒)の形状に沿うよう凹状の塗布棒収納部13を形成して綿棒1を配置すると共に、所定幅の分離帯14を介して綿棒1の綿部3に隣接するよう凹状の液剤収納部15を形成して液剤の薬剤16を溜め、カバー部12のシール面にはシール部11を熱接着して綿棒1と薬剤16を内封している。
【0026】
又、シール部11における反塗布部材側には、カバー部12より分離して把持し得るシール部端17を形成しており、シール部端17はシール部11をカバー部12より所定長さで引き剥がし(ピールオープン)得るよう構成されている。
【0027】
更に、塗布棒収納部13と綿棒1の軸部2の間の隙間18は、外部から押えて塞ぎ得るよう所定の間隔で形成されると共に、外部から押えていない場合には、綿棒1を取り出し容易になるよう塗布棒収納部13が邪魔にならない間隔となっている。又、塗布棒収納部13の外周面には、軸部2の綿部3近傍位置に、押えマーク19を付している。ここで、液剤収納部15には、押えマーク19を押した後、続いて押圧するよう手順を示すマーク(図示せず)を付すことが好ましい。
【0028】
更に又、液剤収納部15には、圧力が作用し易いよう分離帯14に向かって鋭角状の破裂部20を形成している。又、分離帯14におけるシール部11とカバー部12の熱接着は、弱シールで形成されて薬剤16の連通を容易にすると共に、外周部におけるシール部11とカバー部12の熱接着は、強シールで形成されて薬剤16の漏れを完全に防止している。ここで、弱シールと強シールは、シール温度、圧力、時間で独立に調整し得るよう形成されている。
【0029】
以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。
【0030】
第一例の塗布棒包装体10において綿棒1を使用する場合には、塗布棒収納部13の押えマーク19を押えて軸部2と塗布棒収納部13の隙間18を塞ぎ、液剤収納部15を押圧することにより分離帯14(シール部11とカバー部12の間)を連通して綿部3に薬剤16を含浸させる。次に、シール部端17を把持してシール部11をカバー部12より所定長さで引き剥がし、シール部11とカバー部12の間から綿棒1を取り出して使用する。
【0031】
このように、綿部3に薬剤16を含浸させて綿棒1を取り出し得るので、薬剤16の分注を不要にすると共に薬剤16の使い回しを防止し、結果的に、綿棒1の使用を容易にし且つ衛生的に使用することができる。又、綿部3に薬剤16が常に含浸することがないので、綿部3の劣化や薬剤16の成分の変化を確実に防止することができる。
【0032】
又、塗布棒収納部13と軸部2の間の隙間18を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部13に押えマーク19を付すと、綿部3に薬剤16を含浸させる際には、押えマーク19を押えることにより軸部2への薬剤16の飛散を防止するので、軸部2が薬剤16で汚れることがなく、綿棒1を容易に使用することができる。
【0033】
更に、液剤収納部15に分離帯14を連通させる破裂部20を形成し、もしくは、分離帯14を弱シールとすると、液剤収納部15の押圧を介して分離帯14を容易に連通するので、綿部3に薬剤16を簡易に含浸させることができる。
【0034】
更に又、カバー部12とシール部11により形成し、シール部11を反塗布部材側のシール部端17から引き剥がし得るよう構成すると、カバー部12に対しシール部11をシール部端17から引き剥がすので、綿棒1を取り出し得るよう容易に開封することができる。又、医療現場等において処置医に助手等が綿棒1を手渡す際には、助手等が綿棒1に触れないことが求められるので、シール部11をカバー部12より引き剥がして綿棒1の軸部2を露出させ、シール部11及びカバー部12を保持して綿棒1に触れることなく、綿棒1を手渡すことができる。
【0035】
図4には、本発明を実施する形態の第二例を示しており、図中、図1〜図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0036】
第二例の塗布棒包装体21は、シール部22と、カバー部23とで構成されており、カバー部23には、綿部3(塗布部材)を軸部2に備えた綿棒1(塗布棒)の形状に沿うよう凹状の塗布棒収納部13を形成して綿棒1を配置すると共に、所定幅の第一分離帯24を介して綿棒1の綿部3に隣接するよう凹状の第一の液剤収納部25を形成して第一液剤の第一薬剤26を溜め、更に、所定幅の第二分離帯27を介して第一の液剤収納部25に隣接するよう凹状の第二の液剤収納部28を形成して第二液剤の第二薬剤29を溜め、カバー部23のシール面にはシール部22を熱接着して綿棒1と第一薬剤26及び第二薬剤29を内封している。
【0037】
又、第一の液剤収納部25には、圧力が作用し易いよう第一分離帯24に向かって鋭角状の破裂部30を形成すると共に、第二の液剤収納部28には、同様に圧力が作用し易いよう第二分離帯27に向かって鋭角状の破裂部31を形成している。更に、第一分離帯24及び第二分離帯27におけるシール部22とカバー部23の熱接着は、弱シールで形成されて第一薬剤26及び第二薬剤29の連通を容易にすると共に、外周部におけるシール部22とカバー部23の熱接着は、強シールで形成されて第一薬剤26及び第二薬剤29の漏れを完全に防止している。ここで、弱シールと強シールは、シール温度、圧力、時間で独立に調整し得るよう形成されている。
【0038】
更に又、第二例の塗布棒包装体21は、第一例と略同様に、シール部22における反塗布部材側に、カバー部23より分離して把持し得るシール部端17を形成し、且つ、塗布棒収納部13と綿棒1の軸部2の間の隙間18は、外部から押えて塞ぎ得るよう所定の間隔で形成されると共に、外部から押えていない場合には、綿棒1を取り出し容易になるよう塗布棒収納部13が邪魔にならない間隔となっている。ここで、塗布棒収納部13の外周面には、軸部2の綿部3近傍位置に、押えマーク(図示せず)を付すことが好ましい。
【0039】
以下、本発明を実施する形態の第二例の作用を説明する。
【0040】
第二例の塗布棒包装体21において綿棒1を使用する場合には、第二の液剤収納部28を押圧して第二分離帯27を連通することにより、第二薬剤29を第一薬剤26に混合させるよう第一の液剤収納部25に流入させ、次に、塗布棒収納部13の押えマーク(図示せず)を押えて軸部2と塗布棒収納部13の隙間18を塞ぎ、第一の液剤収納部25を押圧して第一分離帯24を連通することにより、第一薬剤26と第二薬剤29の混合薬剤を綿部3に含浸させる。その後、シール部端17を把持してシール部22をカバー部23より所定長さで引き剥がし、シール部22とカバー部23の間から綿棒1を取り出して使用する。
【0041】
このように第二例の塗布棒包装体21によれば、綿棒1を使用する直前に第一薬剤26と第二薬剤29を混合させて混合薬剤を綿部3に含浸させるので、グルタラール、pH緩衝剤等の薬剤の如く、混合薬剤が時間経過により成分変化しやすい場合に最適に使用することができる。又、第二例の塗布棒包装体21は、第一例と略同様な作用効果を得ることができる。
【0042】
図5には、本発明を実施する形態の第三例を示しており、図中、図1〜図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0043】
第三例の塗布棒包装体32は、シール部33と、カバー部34とで構成されており、カバー部34には、綿部3(塗布部材)を軸部2に備えた綿棒1(塗布棒)の形状に沿うよう凹状の塗布棒収納部13を形成して綿棒1を配置すると共に、所定幅の分離帯35を介して綿棒1の綿部3に隣接するよう凹状の第一の液剤収納部36を形成して第一液剤の第一薬剤37を溜め、更に、同様に分離帯35を介して綿棒1の綿部3に隣接するよう凹状の第二の液剤収納部38を形成して第二液剤の第二薬剤39を溜め、カバー部34のシール面にはシール部33を熱接着して綿棒1と第一薬剤37及び第二薬剤39を内封している。ここで、第二の液剤収納部38は、液剤分離帯40を介して第一の液剤収納部36に隣接するよう左右一対の形状に配置されている。
【0044】
又、第一の液剤収納部36には、圧力が作用し易いよう分離帯35に向かって鋭角状の破裂部41を形成すると共に、第二の液剤収納部38には、同様に圧力が作用し易いよう分離帯35に向かって鋭角状の破裂部42を形成している。更に、分離帯35におけるシール部33とカバー部34の熱接着は、弱シールで形成されて第一薬剤37及び第二薬剤39の連通を容易にすると共に、外周部におけるシール部33とカバー部34の熱接着は、強シールで形成されて第一薬剤37及び第二薬剤39の漏れを完全に防止している。ここで、弱シールと強シールは、シール温度、圧力、時間で独立に調整し得るよう形成されている。
【0045】
更に又、第三例の塗布棒包装体32は、第一例と略同様に、シール部33における反塗布部材側に、カバー部34より分離して把持し得るシール部端17を形成し、且つ、塗布棒収納部13と綿棒1の軸部2の間の隙間18は、外部から押えて塞ぎ得るよう所定の間隔で形成されると共に、外部から押えていない場合には、綿棒1を取り出し容易になるよう塗布棒収納部13が邪魔にならない間隔となっている。ここで、塗布棒収納部13の外周面には、軸部2の綿部3近傍位置に、押えマーク(図示せず)を付すことが好ましく、又、第一の液剤収納部36及び第二の液剤収納部38には、押圧する順序を示すことが好ましい。
【0046】
以下、本発明を実施する形態の第三例の作用を説明する。
【0047】
第三例の塗布棒包装体32において綿棒1を使用する場合には、塗布棒収納部13の押えマーク(図示せず)を押えて軸部2と塗布棒収納部13の隙間18を塞ぎ、第二の液剤収納部38を押圧することにより分離帯35を連通して綿部3に第二薬剤39を含浸させ、更に、第一の液剤収納部36を押圧することにより分離帯35を連通して第一薬剤37を第二薬剤39に混合させると共に綿部3に含浸させる。その後、シール部端17を把持してシール部33をカバー部34より所定長さで引き剥がし、シール部33とカバー部34の間から綿棒1を取り出して使用する。
【0048】
このように第三例の塗布棒包装体32によれば、第二薬剤39を綿部3に含浸させた後、第一薬剤37を第二薬剤39に混合させると共に綿部3に含浸させるので、グルタラール、pH緩衝剤等の薬品の如く、混合薬剤が時間経過により成分変化しやすい場合や、第一薬剤37と第二薬剤39を所定の順序に含浸させる場合に最適に使用することができる。又、第三例の塗布棒包装体32は、第一例と略同様な作用効果を得ることができる。
【0049】
図6には、本発明を実施する形態の第四例を示しており、図中、図1〜図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0050】
第四例の塗布棒包装体43は、シール部44と、カバー部45とで構成されており、カバー部45には、綿部3(塗布部材)を軸部2に備えた綿棒1(塗布棒)の形状に沿うよう凹状の塗布棒収納部13を形成して綿棒1を配置すると共に、所定幅の第一分離帯46を介して綿棒1の綿部3に隣接するよう凹状の混合部47を形成し、混合部47の隣接位置には、所定幅の第二分離帯48を介して凹状の第一の液剤収納部49を形成して第一液剤の第一薬剤50を溜めると共に、同様に第二分離帯48を介して混合部47に隣接するよう凹状の第二の液剤収納部51を形成して第二液剤の第二薬剤52を溜め、カバー部45のシール面にはシール部44を熱接着して綿棒1と第一薬剤50及び第二薬剤52を内封し、且つ混合部47を所定の空洞空間にしている。ここで、第二の液剤収納部51は、液剤分離帯53を介して第一の液剤収納部49に隣接するよう左右一対の形状に配置されている。
【0051】
又、第一の液剤収納部49には、圧力が作用し易いよう第二分離帯48に向かって鋭角状の破裂部54を形成すると共に、第二の液剤収納部51には、同様に圧力が作用し易いよう第二分離帯48に向かって鋭角状の破裂部55を形成している。更に、第一分離帯46及び第二分離帯48におけるシール部44とカバー部45の熱接着は、弱シールで形成されて第一薬剤50及び第二薬剤52の連通を容易にすると共に、外周部におけるシール部44とカバー部45の熱接着は、強シールで形成されて第一薬剤50及び第二薬剤52の漏れを完全に防止している。ここで、弱シールと強シールは、シール温度、圧力、時間で独立に調整し得るよう形成されている。
【0052】
更に又、第四例の塗布棒包装体43は、第一例と略同様に、シール部44における反塗布部材側に、カバー部45より分離して把持し得るシール部端17を形成し、且つ、塗布棒収納部13と綿棒1の軸部2の間の隙間18は、外部から押えて塞ぎ得るよう所定の間隔で形成されると共に、外部から押えていない場合には、綿棒1を取り出し容易になるよう塗布棒収納部13が邪魔にならない間隔となっている。ここで、塗布棒収納部13の外周面には、軸部2の綿部3近傍位置に、押えマーク(図示せず)を付すことが好ましい。
【0053】
以下、本発明を実施する形態の第四例の作用を説明する。
【0054】
第四例の塗布棒包装体43において綿棒1を使用する場合には、第二の液剤収納部51を押圧することにより第二分離帯48を連通して第二薬剤52を混合部47に流入させ、且つ第一の液剤収納部49を押圧することにより第二分離帯48を連通して第一薬剤50を第二薬剤52に混合させるよう混合部47に流入させ、次に、塗布棒収納部13の押えマーク(図示せず)を押えて軸部2と塗布棒収納部13の隙間18を塞ぎ、混合部47を押圧して第一分離帯46を連通し、第一薬剤50と第二薬剤52の混合薬剤を綿部3に含浸させる。その後、シール部端17を把持してシール部44をカバー部45より所定長さで引き剥がし、シール部44とカバー部45の間から綿棒1を取り出して使用する。
【0055】
このように第四例の塗布棒包装体43によれば、綿棒1を使用する直前に第一薬剤50と第二薬剤52を混合部47で混合させて混合薬剤を綿部3に含浸させるので、グルタラール、pH緩衝剤等の薬品の如く、混合薬剤が時間経過により成分変化しやすい場合や、混合薬剤を完全に混合させる場合に最適に使用することができる。又、第四例の塗布棒包装体43は、第一例と略同様な作用効果を得ることができる。
【0056】
なお、本発明の塗布棒包装体は上述の形態例のみに限定されるものではなく、塗布棒収納部と軸部の間の隙間は外部から押えて塞ぎ得る間隔ならば、塗布棒収納部はどうのような形状でもよいこと、液剤を塗布部材に含浸させる際に薬剤が軸部の保持位置まで飛散することを防止するならば、押しマークはどのような配置でもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明の塗布棒包装体によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0058】
I)請求項1〜4記載の塗布棒包装体によれば、塗布部材に液剤を含浸させて塗布棒を取り出し得るので、液剤の分注を不要にすると共に液剤の使い回しを防止し、結果的に、塗布棒の使用を容易にし且つ衛生的に使用することができる。又、塗布部材に液剤が常に含浸することがないので、塗布部材の劣化や液剤の成分の変化を確実に防止することができる。更に、請求項1、2記載の塗布棒包装体において、塗布棒収納部と軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付すと、塗布部材に液剤を含浸させる際には、押えマークを押えることにより軸部への液剤の飛散を防止するので、軸部が液剤で汚れることがなく、塗布棒を容易に使用することができる。更に又、分離帯を弱シールとすると、液剤収納部の押圧を介して分離帯を容易に連通するので、塗布部材に液剤を簡易に含浸させることができる。又、カバー部とシール部により形成し、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がし得るよう構成すると、カバー部に対しシール部をシール部端から引き剥がすので、塗布棒を取り出し得るよう容易に開封することができる。更に、請求項3記載の塗布棒包装体において、第一薬剤と第二薬剤を所定の順序に含浸させるので、最適に使用することができる。更に又、請求項4記載の塗布棒包装体において、第一薬剤と第二薬剤を混合部で混合させて混合薬剤を塗布部材に含浸させるので、混合薬剤を完全に混合させることができる。
【0059】
II)請求項2記載の塗布棒包装体によれば、塗布棒を使用する直前に第一液剤と第二液剤を混合させて混合液剤を塗布部材に含浸させるので、混合液剤が時間経過により成分変化しやすい場合に最適に使用することができる。
【0060】
III)請求項3記載の塗布棒包装体によれば、第二液剤を塗布部材に含浸させた後、第一液剤を第二液剤に混合させると共に塗布部材に含浸させるので、混合液剤が時間経過により成分変化しやすい場合や、複数の液剤を所定の順序に含浸させる場合に最適に使用することができる。
【0061】
IV)請求項4記載の塗布棒包装体によれば、塗布棒を使用する直前に第一液剤と第二液剤を混合部で混合させて混合液剤を塗布部材に含浸させるので、混合液剤が時間経過により成分変化しやすい場合や、混合液剤を完全に混合させる場合に最適に使用することができる。
【0062】
)請求項5に示す如く、塗布棒収納部と軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付すと、塗布部材に液剤を含浸させる際には、押えマークを押えることにより軸部への液剤の飛散を防止するので、軸部が液剤で汚れることがなく、塗布棒を容易に使用することができる。
【0063】
VI)請求項6に示す如く、液剤収納部に分離帯を連通させる破裂部を形成し、もしくは、請求項7に示す如く、分離帯を弱シールとすると、液剤収納部の押圧を介して分離帯を容易に連通するので、塗布部材に液剤を簡易に含浸させることができる。
【0064】
VII)請求項8に示す如く、カバー部とシール部により形成し、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がし得るよう構成すると、カバー部に対しシール部をシール部端から引き剥がすので、塗布棒を取り出し得るよう容易に開封し得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布棒包装体を実施する形態の第一例を示す透視図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】液剤収納部及び分離帯を詳細に示す拡大図である。
【図4】本発明の塗布棒包装体を実施する形態の第二例を示す透視図である。
【図5】本発明の塗布棒包装体を実施する形態の第三例を示す透視図である。
【図6】本発明の塗布棒包装体を実施する形態の第四例を示す透視図である。
【図7】従来の綿棒を使用する状態を示す概略図である。
【図8】綿棒及び液剤を内封した従来の包装体を使用する状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 綿棒(塗布棒)
2 軸部
3 綿部(塗布部材)
10 塗布棒包装体
11 シール部
12 カバー部
13 塗布棒収納部
14 分離帯
15 液剤収納部
16 薬剤(液剤)
17 シール部端
18 隙間
19 押えマーク
20 破裂部
21 塗布棒包装体
22 シール部
23 カバー部
24 第一分離帯
25 第一の液剤収納部
26 第一薬剤(第一液剤)
27 第二分離帯
28 第二の液剤収納部
29 第二薬剤(第二液剤)
30 破裂部
31 破裂部
32 塗布棒包装体
33 シール部
34 カバー部
35 分離帯
36 第一の液剤収納部
37 第一薬剤(第一液剤)
38 第二の液剤収納部
39 第二薬剤(第二液剤)
41 破裂部
42 破裂部
43 塗布棒包装体
44 シール部
45 カバー部
46 第一分離帯
47 混合部
48 第二分離帯
49 第一の液剤収納部
50 第一薬剤(第一液剤)
51 第二の液剤収納部
52 第二薬剤(第二液剤)
54 破裂部
55 破裂部

Claims (8)

  1. 塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう弱シールの分離帯を介して液剤を内封する液剤収納部とをカバー部とシール部により形成して備えると共に、前記塗布棒収納部と前記軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付し、
    前記塗布部材に液剤を含浸させる際には、前記押えマークを押えて軸部と塗布棒収納部の隙間を塞ぎ、前記液剤収納部の押圧により分離帯を連通して塗布部材に液剤を含浸させ、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がして塗布棒を取り出し得るよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体。
  2. 塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう弱シールの第一分離帯を介して第一液剤を内封する第一の液剤収納部と、第一の液剤収納部に隣接するよう弱シールの第二分離帯を介して第二液剤を内封する第二の液剤収納部とをカバー部とシール部により形成して備えると共に、前記塗布棒収納部と前記軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付し、
    前記塗布部材に液剤を含浸させる際には、前記押えマークを押えて軸部と塗布棒収納部の隙間を塞ぐと共に、前記第二の液剤収納部の押圧により第二分離帯を連通して第二液剤を第一液剤に混合させるよう第一の液剤収納部に流入させ、更に前記第一の液剤収納部の押圧により第一分離帯を連通して第一液剤と第二液剤の混合液剤を塗布部材に含浸させ、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がして塗布棒を取り出し得るよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体。
  3. 塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して第一液剤を内封する第一の液剤収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して第二液剤を内封する第二の液剤収納部とを備えた塗布棒包装体であって、前記第二の液剤収納部の押圧により分離帯を連通して第二液剤を塗布部材に含浸させ、更に前記第一の液剤収納部の押圧により分離帯を連通して第一液剤を第二液剤に混合させると共に塗布部材に含浸させ、第一薬剤と第二薬剤を含浸させる順序により最適に使用し得るよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体。
  4. 塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう第一分離帯を介して形成される空洞の混合部と、前記混合部に隣接するよう第二分離帯を介して第一液剤を内封する第一の液剤収納部と、前記混合部に隣接するよう第二分離帯を介して第二液剤を内封する第二の液剤収納部とを備えた塗布棒包装体であって、前記第二の液剤収納部の押圧により第二分離帯を連通して第二液剤を混合部に流入させ、且つ前記第一の液剤収納部の押圧により第二分離帯を連通して第一液剤を第二液剤に完全に混合させるよう混合部に流入させ、更に前記混合部の押圧により第一分離帯を連通して第一液剤と第二液剤の混合液剤を塗布部材に含浸させるよう構成したことを特徴とする塗布棒包装体。
  5. 塗布棒収納部と軸部の間の隙間を外部から押えて塞ぎ得る間隔で形成し且つ塗布棒収納部に押えマークを付した請求項3又は4記載の塗布棒包装体。
  6. 液剤収納部に分離帯を連通させる破裂部を形成した請求項1〜5のいずれか記載の塗布棒包装体。
  7. 分離帯を弱シールとした請求項3又は4記載の塗布棒包装体。
  8. カバー部とシール部により形成し、前記シール部を反塗布部材側のシール部端から引き剥がし得るよう構成した請求項3又は4記載の塗布棒包装体。
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