JP3653907B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶プロジェクタ装置などの光学系に用いて好適な光学ブロックを備えたプロジェクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、例えば液晶パネル等の光変調手段を用いたプロジェクタ装置、テレビジョン受像機、コンピュータ用のディスプレイ等の表示装置が広い分野で普及している。
例えば3板式の液晶プロジェクタ装置は、メタルハライドランプやハロゲンランプ等の光源から出射されるRGB光を偏光分離ブロックを用いて所定の偏波面に偏光した後に、ダイクロイックミラー等の光学素子によってR、G、B各色毎に分解する。そして、各色に対応した液晶パネルに入射して光変調した後にダイクロイックブロックで合成して、その出力光としてカラー映像としてのRGB光を得ることができる。そして、合成されたカラー映像は投射レンズによりスクリーンに投影される。
【0003】
ところで、通常の光源から放射される光は2種類の偏波面を有しており、これらの偏波面は一般的にP偏光成分(以下、P波という)とS偏光成分(以下、S波という)に分けることができる。そして、上記したような液晶プロジェクタ装置では、その光源から出射された光を液晶パネルに入射する以前に偏光分離ブロックを配し、液晶パネルの前面に設けられている偏光板に対応して、P波かS波のいずれか一方の偏波面を有する光を照射するようにしている。
これによって、光源から放射される光を有効に利用することができるようになり、特に高輝度の画像を得たい液晶プロジェクタ装置を構成する場合に有効とされている。
【0004】
図6は偏光分離ブロックの一例を示す斜視図である。
この図に示されているように、偏光分離ブロック52は複数のガラス製のプリズム52a〜52fを貼り合わせることによって構成されており、プリズム52b及びプリズム52eが入射部、プリズム52a、52c、52d、52fが出射部を形成している。そして、プリズム52b、52c間、及びプリズム52d、52e間には、例えばP波を透過してS波を反射する偏光ビームスプリッタ(Polarizing Beamsplitters・・・以下、単にPBSという)53、53が設けられ、ここで一旦P波とS波が分離されることになる。
これらのPBS53、53は、プリズム52b、52e又はプリズム52c、52dがガラスで形成され耐熱性に優れていることから、例えば蒸着、スパッタリング等の方法で多層薄膜として形成されている。
【0005】
反射プリズムとして構成されているプリズム52a及び52fは、この図には示していない光源部の光軸に対して45゜の角度を有している外側の面には誘電体多層膜が形成されている。さらにその前方である偏光分離ブロック52の出射側には波長板54、54が設けられており、入射したS波をP波に偏光する。
【0006】
このような偏光分離ブロック52によって例えばP波に偏光された光は、先述したように3原色RGBに分光された後にそれぞれ光変調されて、例えば図7に示されているようなダイクロイックブロック60によって合成される。
図7に示されているダイクロイックブロック60は、4個のガラス製のプリズム61a、61b、61c、61dの端面を貼り合わせて外形が形成される。そしてこれらプリズム61(a、b、c、d)の所定の端面には例えば蒸着などによってダイクロイックフィルタ62a、62bが多層薄膜として形成されている。
【0007】
例えば、プリズム61aから入射した赤色光Rはダイクロイックフィルタ62aで反射、またプリズム61cから入射した緑色光Gはダイクロイックフィルタ62bで反射する。そして、プリズム61bから入射した青色光Bがダイクロイックフィルタ62a、62bを透過することによって3色光が合成され、プリズム61dからカラー映像として出射する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、偏光分離ブロック52、ダイクロイックブロック60等を構成しているプリズム52(a〜f)、プリズム61(a〜d)は通常、ガラスで形成されているが、ガラスでプリズムや多面体を形成すると、形成後に端面を研磨する必要がありかなりの加工時間及び加工費用が必要になる。また、プリズムにガラスを用いることで偏光分離ブロック52、ダイクロイックブロック60の重量が増え、これにともないプロジェクタ装置自体の重量が重くなってしまう。
また、PBS53、ダイクロイックフィルタ62(a、b)はプリズムに対して蒸着、又はスパッタリング等で形成されるが、多面体に対して蒸着、又はスパッタリングを行なう場合、目的の面以外の面への製膜材料の回り込みを防止しなければならない。
【0009】
また、軽量化を図るためにプリズム52(a〜f)、プリズム61(a〜d)をプラスチックで形成することも考えられている。ところがプラスチックは金型成形等によって安価に製造できる一方で、耐熱性の問題から蒸着、又はスパッタリング等によってPBS53、ダイクロイックフィルタ62(a、b)を形成することが困難である。
【0010】
さらに、プリズム52(a〜f)、プリズム61(a〜d)を用いずに、板状のガラス部材にPBS53、ダイクロイックフィルタ62(a、b)を形成することにより、製膜材料の回り込みを軽減して、さらに軽量化を図ることができるが、板状のガラス部材のみではプリズムを設けた場合よりも光路距離が長くなってしまう。したがって光学系が大きくなり、プロジェクタ装置自体も大型化するという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のプロジェクタはこのような問題点を解決するためになされたもので、光源と、前記光源から発せられた光を第1および第2の偏光成分の光に分離する膜面を有し分離された前記第2の偏光成分の光を波長板により第1の偏光成分の光に変換し、前記膜面において分離された前記第1の偏光成分の光と同一の方向に出力する偏光分離ブロックと、前記偏光分離ブロックからの前記第1の偏光成分の光を色分離手段により分離して生成された3原色光を映像信号に基づきそれぞれ変調する複数の光変調手段と、互いに直角または平行に配置された前記複数の光変調手段により変調された各色の映像光を合成する膜面を有し合成された前記映像光を投射手段に出力する色合成ブロックと、を備えたプロジェクタであって、少なくとも前記色合成ブロックが、前記膜面として所定の光透過特性を備えている光学薄膜が積層されている面を有する板状のガラス部材と、多面体で形成され前記板状のガラス部材を挟接する透明なプラスチック部材とからなり、前記板状のガラス部材と前記プラスチック部材が光硬化樹脂によって接着されている光学ブロックによって構成される。
【0012】
本発明のプロジェクタによれば、プリズム等の多面体をガラスで形成するよりも軽量化を図ることができるようになる。また、プラスチック製のプリズム又は多面体は金型によって形成することができるので、研磨等の工程を省略することができ加工も容易になる。
さらに、ガラス製のプリズムなどを用いて構成した光学ブロックとほぼ同等の機能を有することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、次の順序で本発明の実施例の光学ブロックの実施の形態を説明する。
1.本発明の実施例の光学ブロックの実施の形態。
2.光学ブロックの応用例(偏光分離ブロック、ダイクロイックブロック)。 3.ダイクロイックブロックの変形例。
4.本発明の光学ブロックの他の実施の形態。
【0014】
1.本発明の光学ブロックの実施の形態。
図1は本実施の形態の光学ブロックの一構成例を示す模試図であり、図1(a)は光学ブロックの斜視図、図1(b)は光学ブロックの分解斜視図を示している。
これらの図に示されているように光学ブロック1の外形は、プラスチック部材とされる一対のプリズム2a、2bによって形成されている。プリズム2a、2bは、例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル:ポリメチルメタクリレート)、ゼオネックス、ポリカーボネート、ポリスチレン、又はPMMAと他の材料を混合して特性を改善した材料で形成される。
そしてこれらのプリズム2a、2b間には、板状のガラス部材として例えばダイクロイックフィルタ、PBS等の光透過特性を有する光学薄膜(多層薄膜)を積層した光学部材3が配置されている。
【0015】
本発明では、光学部材3を板状のガラス部材で構成することにより、耐熱性が向上するとともに、多面体に光学薄膜を形成する際の回り込みを考慮する必要がなくなるので、蒸着、スパッタリング等による薄膜形成が容易になる。さらに、光学部材3の両面にプリズム2a、2bを配置することによって、バックフォーカス(投影レンズとライトバルブの距離)を短くすることができるようになる。
【0016】
光学部材3の光透過特性をPBSとなるように形成し、光学ブロック1を偏光分離ブロックとした場合は、図1(a)に示されている矢印A方向からランダム偏光(P+S波)が入射すると、例えば矢印B方向にP波が透過し、矢印C方向にS波が反射して、P波及びS波に分離される。
また、光学部材3の光透過特性をダイクロイックフィルタとなるように形成しダイクロイックブロックとした場合は、例えば矢印A方向から入射した光の中の所定の色成分を矢印B方向に透過し、他の色成分を矢印C方向に反射することで分離して出射するか、また、例えば矢印A方向から入射した光の色成分を透過し、矢印D方向から入射した光の色成分を反射することで2色の光を合成して矢印B方向に出射することができる。
【0017】
ところで、プリズム2a、2bと光学部材3をそのまま光学的に密着させることは物理的に不可能ではないが、例えば液体や接着材等によって容易に固着することが可能である。
例えば接着剤としては、温度膨張係数がプラスチックとガラスで異なることによる歪みや、プラスチックが複屈折を持つ場合、偏波面の回転によってムラが生じるため、熱膨張時に加わる圧力に対しても複屈折が発生しにくい材料を使用するか、また接着面が柔らかく、プラスチックとガラスが膨張した場合のストレスを吸収して歪みの出にくい材料を用いることが好ましい。このような接着材としては光重合タイプの紫外線硬化樹脂等を用いれば良い。
【0018】
2.光学ブロックの応用例。
図2は、本発明の光学ブロックをそれぞれ偏光分離ブロック(P波、S波分離)、ダイクロイックブロック(色合成)として採用した3板式の液晶プロジェクタ装置の光学系を摸式的に示す平面図である。この図2に示す偏光分離ブロック4は、例えばプラスチック製のプリズム5、及び光学薄膜をPBSで構成した光学部材6を複数並置して、先に図6に示した偏光分離ブロック52と同様に組み立てるとともに、光学部材6で反射されたS波を出射側に反射するミラーと、このミラーで反射されたS波を偏光する1/2λ板等(共に図示せず)を用いてP波のみを前方に出射するように構成されている。
【0019】
また、ダイクロイックブロック7は、青色光Bの入射面を有しているプラスチック製の多面体8a、赤色光Rの入射面を有している多面体8b、及び緑色光Gの入射面を有している多面体8cによって外形が形成されている。多面体8(a、b、c)は透明なプラスチックで形成され、ダイクロイックフィルタとして形成されている光学部材9a、9bを介して連結されている。
【0020】
光源10は放物面鏡の焦点位置に例えばメタルハライドランプ10aが配置されており、放物面鏡の光軸にほぼ平行の光がその開口から出射される。そして光源10から出射された光の中で、赤外領域及び紫外領域の不要光線はUV−IRカットフィルタ11によって遮断され有効な光線のみが前方の偏光分離ブロック4に導かれることになる。
【0021】
偏光分離ブロック4からは、先述したようにP波のみが出射し、光束を液晶パネルの有効開口部に集光するコンデンサレンズ12、光をRGB各色毎に分解するダイクロイックミラー等の各種光学素子を経て液晶パネル16、19、25に照射される。
【0022】
この図に示す例では、まずダイクロイックミラー13で青色光Bを反射し赤色光R及び緑色光Gを透過している。このダイクロイックミラー13で反射した青色光Bはミラー14により進行方向を90゜曲げられてコンデンサレンズ15で収束されて青色用液晶パネル16に入射する。
【0023】
一方、ダイクロイックミラー13を透過した赤色光R及び緑色光Gはダイクロイックミラー17により分離されることになる。すなわち、赤色光Rは反射されて進行方向を90゜曲げられて、コンデンサレンズ18を介して赤色用液晶パネル19に導かれる。そして緑色光Gはダイクロイックミラー17を透過して直進し、リレーレンズ20、ミラー21、リレーレンズ22、ミラー23、及びコンデンサレンズ24を介して緑色用液晶パネル25に導かれる。
【0024】
液晶パネル16、19、25の前段には偏波面が一定となっている光を透過する偏光板が、また後段には出射した光の所定の偏波面を持つ光のみを透過する偏光板(図示せず)が配置され、映像信号等によって液晶を駆動する回路の電圧により光の通過特性を変調するように構成されている。
【0025】
そして液晶パネル16、19、25で光変調された3色の光は、ダイクロイックブロック7によって合成されることになる。このダイクロイックブロック7において、青色光Bは光学部材9aで反射し、赤色光Rは光学部材9a、9bを透過する。また緑色光Gは光学部材9bで反射した後に光学部材9aを透過することで、RGB各光を1つの光軸に合成して出射され、投射レンズ26によって図示されていないスクリーンにカラー映像が拡大投影されるようになる。
【0026】
このように、偏光分離ブロック4、ダイクロイックブロック7を板状のガラス部材で構成した光学部材6、光学部材9(a、b)の両面には透明なプラスチック製のプリズム5、多面体8(a、b、c)を配置することによって、個々の部品の加工が容易になる。
そしてダイクロイックブロック7に関しては、投影レンズ26と液晶パネル16、19、25の距離、すなわちバックフォーカスを短くすることができるようになる。
【0027】
3.ダイクロイックブロックの変形例。
以下、本発明の光学ブロックをダイクロイックブロックとして構成した場合の変形例の構成及び光路を説明する。
図3(a)(b)(c)はダイクロイックブロックの変形例とされる分光プリズムブロックを示す平面図び光路を示す図である。これらの図に示されている各多面体は透明なプラスチック部材で構成され、また、光学部材には光学薄膜としてダイクロイックフィルタが例えば蒸着などによって形成されている。
【0028】
図3(a)に示されている分光プリズムブロック30は、白色光の入射面A1 と赤色光Rの出射面B1 を有している多面体31a、緑色光Gの出射面C1 を有している多面体31b、青色光Bの出射面D1 を有している多面体31cによって外形が形成されている。そして各多面体31a、31b、31cはダイクロイックフィルタが形成されている光学部材32a、32bを介して連結されている。また、多面体31(a、b、c)は光学部材32a、32bが入射した光に対して所定の角度を有する形状で構成される。
【0029】
入射面A1 から入射した白色光(RGB)の中で、赤色光Rが光学部材32aで反射する。ここで反射した赤色光Rは多面体31aの端面部で反射して出射面B1 から出射する。光学部材32aを透過した緑色光Gは光学部材32bで反射して出射面C1 から出射する。また、青色光Bは光学部材32a、32bを透過して出射面D1 から出射する。このように、白色光(RGB)は入射面A1 から入射することによって、各色光に分解されてそれぞれ出射面B1 、C1 、D1 から出射されることになる。
【0030】
図3(b)には、例えばカメラなどの色分解系に用いられる、空間層を設けたタイプの分光プリズムブロック33が示されている。この分光プリズムブロック33は、白色光の入射面A2 と赤色光Rの出射面B2 を有している多面体34a、緑色光Gの出射面C2 を有している多面体34b、青色光Bの出射面D2 を有している多面体34cによって外形が形成されている。これらの多面体34(a、b、c)は光学部材32a、32bを介して連結されているが、分光プリズムブロック33では光学部材32aと多面体34bの間に空間層35が設けられている。空間層35の形成方法としては、光学部材32aと多面体34bの間において光の妨げにならない位置に、例えばミクロンオーダーのワイヤ等を配置して、ワイヤの経に応じた空間を形成している。
【0031】
入射面A2 から白色光(RGB)が入射すると、まず赤色光Rが光学部材32aで反射する。ここで反射した赤色光Rは多面体34aの端面部で反射して出射面B2 から出射する。光学部材32aを透過した緑色光Gは、光学部材32bで反射した後に多面体34bの空間層35が形成されている端面部で反射して出射面C2 から出射する。また、青色光Bは光学部材32a、32bを透過して出射面D2 から出射する。そして、各色光に分解されて出射した光は、図示していない各色に対応したCCD(Charge coupled device )等に入射する。
【0032】
また、図3(c)に示す分光プリズムブロック36も分光プリズムブロック33と同様に、例えばカメラ等の色分解系に用いられるが、空間層を設けずに、多面体37a、37b、37c、光学部材32a、32bを密着した構成とされている。
入射面A3 から入射した白色光(RGB)の中で、赤色光Rが光学部材32aで反射する。ここで反射した赤色光Rは多面体37aの端面部で反射して出射面B3 から出射する。光学部材32aを透過した緑色光Gは、光学部材32bで反射した後に出射面C3 から出射する。また、青色光Bは光学部材32a、32bを透過して出射面D3 から出射する。各出射面から出射した光は、分光プリズムブロック33と同様にCCD等に入射する。
【0033】
なお、これらの図に矢印で示されている光路は、入射した白色光(RGB)をR、G、Bの各原色の光に分解する場合の光路を示しており、これらの矢印を逆にたどることによってR、G、Bの各原色光を合成することも可能である。
【0034】
図4は例えば液晶プロジェクタ装置の色合成系に用いられる分光プリズムブロック38、及び液晶パネル16、19、25、投影レンズ26を示す斜視図である。
この図に示す分光プリズムブロック38はプラスチック製のプリズム39a〜39eで外形が形成され、プリズム39aとプリズム39bの間にはダイクロイックフィルタとして形成される光学部材40aが、またプリズム39dとプリズム39eの間には光学部材40bが配置され、立体的に3方向からRGB各色の光をそれぞれ入射する構成とされている。
【0035】
液晶パネル19で光変調されプリズム39aに入射した赤色光Rは光学部材40aを透過し、さらに光学部材40bを透過してプリズム39eの投影レンズ26に対向する出射面から出射する。液晶パネル25で光変調されプリズム39bに入射した緑色光Gは光学部材40aで反射し、光学部材40bを透過してプリズム39eの前記出射面から出射する。つまり、光学部材40aでは赤色光Rと緑色光Gが合成されることになる。
また、液晶パネル16で光変調されプリズム39cに入射した青色光Bは、プリズム39cの端面部で反射して、さらに光学部材40bで反射してプリズム39eの前記出射面から出射する。したがって、光学部材40bにおいてRGB各色光が合成され、投影レンズ26を介して投影されるようになる。
【0036】
4.本発明の光学ブロックの他の実施の形態。
図5は、本発明の光学ブロックの他の実施の形態を示す斜視図である。
図5に示されている光学ブロック1aは先に図1に示した光学ブロック1とほぼ同等の構成とされているが、他の実施の形態ではプリズム2a、2bの端面部にガラス板40、40、40、40を貼り付けている。
これらのガラス板40は、例えば金型成形されたプリズム2a、2bの端面部の面精度を保つために用いられる。また、光学ブロック1aを分光プリズムブロックとして使用する場合は、ガラス板40、40、40、40を色ガラスで構成して色純度を高めることができるようになる。
【0037】
また、ガラス板40は、先に図3(a)(b)(c)、図4で説明した光学ブロック30、33、36、38を構成する各多面体の入射面A(13)、及び/又は出射面B(13 )、C(13 )、D(13 )に貼り付けるようにしても良い。この場合、プリズム2a、2bと光学部材3と同じように例えば光重合タイプの紫外線硬化樹脂を用いて接着する。
【0038】
このように、ガラス板40をプリズム、多面体に貼り付けることによって、例えば金型成形されたプラスチックの面精度を向上することができ、加工後に研磨されたガラス製のプリズム、多面体と同等の機能を有することができるようになる。
【0039】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の光学ブロックは、光学薄膜が形成されているガラス部材と、透明なプラスチック部材とされるプリズム又は多面体等で構成されているので、プリズム等をガラスで形成するよりも軽量化を図ることができるようになる。また、プラスチック製のプリズム又は多面体は金型によって形成することができるので、研磨等の工程を省略することができ加工も容易になる。
さらに、ガラス部材の入射面及び出射面にプリズム、多面体等を配置することによって光路距離を短縮することができるようになるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の光学ブロックを説明する斜視図及び分解斜視図である。
【図2】 本実施の形態の光学ブロックを用いた液晶プロジェクタ装置の光学系の一例を示す図である。
【図3】 本実施の形態の光学ブロックの変形例を説明する平面図である。
【図4】 本実施の形態の光学ブロックの変形例を説明する斜視図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態の光学ブロックの構成例を説明する図である。
【図6】 従来の偏光分離ブロックの一例を示す斜視図である。
【図7】 従来の分光プリズムブロックの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光学ブロック、2a,2b,5,39a,39b,39c,39d,39e プリズム、8a,8b,8c,31a,31b,31c,34a,34b,34c,37a,37b,37c 多面体、3,6,9a、9b,32a,32b,40a、40b 光学部材

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源から発せられた光を第1および第2の偏光成分の光に分離する膜面を有し分離された前記第2の偏光成分の光を波長板により第1の偏光成分の光に変換し、前記膜面において分離された前記第1の偏光成分の光と同一の方向に出力する偏光分離ブロックと、
    前記偏光分離ブロックからの前記第1の偏光成分の光を色分離手段により分離して生成された3原色光を映像信号に基づきそれぞれ変調する複数の光変調手段と、
    互いに直角または平行に配置された前記複数の光変調手段により変調された各色の映像光を合成する膜面を有し合成された前記映像光を投射手段に出力する色合成ブロックと、
    を備えたプロジェクタであって、
    少なくとも前記色合成ブロックが、前記膜面として所定の光透過特性を備えている光学薄膜が積層されている面を有する板状のガラス部材と、多面体で形成され前記板状のガラス部材を挟接する透明なプラスチック部材とからなり、前記板状のガラス部材と前記プラスチック部材が光硬化樹脂によって接着されている光学ブロックによって構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記偏光分離ブロックがさらに前記光学ブロックとして構成され、前記偏光分離ブロックの光学薄膜は偏光ビームスプリッタとして形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記色合成ブロックの光学薄膜はダイクロイックフィルタとして形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  4. 前記プラスチック部材は、その各々が前記光変調手段を介して3原色光の各色に対応する光の入射面を有する第1、第2および第3の多面体からなり、前記第1および第2の多面体の間には前記第1および第2の多面体の入射面から入射した色光を合成する第1の光学薄膜を有する板状のガラス部材が、前記第2および第3の多面体の間には前記第1の光学薄膜により合成された光と前記第3の多面体の入射面から入射した色光を合成する第2の光学薄膜を有する板状のガラス部材が、それぞれ挟接されていることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記プラスチック部材における光の入射面及び/又は出射面にガラス板を接着したことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
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