JP3653601B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に係り、特に、低消費電力用のTFTアクティブマトリクス液晶ディスプレイとして用いるに好適な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置としては、例えば、特開平7−271329号公報、特開平6−242749号公報、小林俊介著「カラー液晶ディスプレイ」(産業図書)に記載されているものなどが知られている。液晶表示装置のうちTFT(Thin Film Transistor)を用いたTFTアクティブマトリクス型液晶表示装置においては、駆動方式として線順次走査方式が採用されている。この線順次走査方式では、各走査電極に、1フレーム時間ごとに一回走査パルスを印加するようになっている。一方、各信号電極には走査パルスに同期して液晶駆動電圧を一斉に印加し、走査パルスが印加される1行分の画素の液晶に対して液晶駆動電圧を一斉に印加するようになっている。そして1フレーム時間としては1/60秒程度がよく用いられ、このパルスは通常パネルの上側から下側に向かって順次タイミングをずらしながら各走査電極に印加される。このため画素構成として、640×480ドットのカラーパネルでは、1画素が3ドットから構成されるため、総ドット数は1920×480ドットとなり、1フレーム内に480本の走査電極(ゲート配線)を走査するので、走査パルスの時間幅は約35μsである。そして走査パルスに同期して液晶駆動電圧が印加された選択画素では、走査電極に接続されたTFTのゲート電極の電圧が高くなり、TFTがオン状態になる。このとき、液晶駆動電圧は、TFTのソース・ドレイン間を経由して表示電極に印加される。これにより、表示電極と対向電極との間に形成される液晶容量と、画素に配置された負荷容量とを合わせた画素容量が充電される。この動作を繰り返すことにより、パネル全面の画素容量には、フレーム時間ごとに繰り返し液晶駆動電圧が印加される。
【0003】
また液晶を駆動するためには交流電圧が必要であるため、フレーム時間ごとに極性を反転した電圧を信号電極に印加することが行なわれている。したがって、通常60ヘルツのフレーム周波数に対し、液晶駆動周波数はこの1/2の周波数である30ヘルツとなり、フリッカと呼ばれるちらつきが見え、表示を見ずらくさせている。そこで、上下、左右に隣合う画素ごとに液晶駆動電圧の極性を交互に反転させる駆動方式が採用採用されており、この駆動方式を用いることで、フリッカが目立たない良好な表示を得ることができる。なお、640×480ドットのパネルの場合、信号電極の極性は、1走査期間の35μs毎に反転するので、信号電極の駆動周期は14.4kHzと液晶駆動周波数の約500倍になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、走査電極や信号電極の配線(走査電極線、信号電極線)の交差部における容量と、配線と対向基板上全面に形成された対向電極との間の液晶の容量を1フレーム時間ごとに走査パルスによって充放電を毎回繰り返しているため、多くの電力が消費される。
【0005】
そこで、本願出願人は、特願平8−62996号により、消費電力を低減するようにした液晶表示装置を提案している。この液晶表示装置は、走査電極からの信号と信号電極からの表示データを基に表示データを取り込み、この表示データを保持する表示データ保持回路を備えている。この装置によれば、表示データ保持回路により表示データとして“1”、“0”の2値を保持するようにしているため、表示データの内容に変更がないときには1フレームごとに走査パルスを印加する必要がなくなり、電力の消費を低減することができる。
【0006】
しかしながら、上述した液晶表示装置では、スイッチング手段を構成するTFT素子をオフにすることで液晶の印加電圧を0にしているので、TFT素子をオンからオフにするときの電圧応答に時間を要したり、オフ状態のときに電圧が変動したりすることがあり、画質の向上を図るうえでの障害になる。通常、TFT素子をオンからオフにするときには、液晶には何らかの電圧が印加されている。この電圧は液晶の容量に保持され、液晶の体積抵抗やTFT素子の抵抗によって漸次減衰していく。この結果、TFT素子がオンからオフに移行するときの電圧が液晶に保持されていると、液晶印加電圧がオンからオフに移行する応答が非常に遅くなり、動画の表示が困難になる。またオフ状態の液晶印加電圧の体積抵抗やTFT素子のリーク電流によって応答電圧が変化するので、オフ状態における液晶印加電圧が不安定になる。
【0007】
本発明の目的は、画像データに従って液晶印加電圧が変化するときにその応答を速くすることができる液晶表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、複数の画素を構成する液晶を含む液晶層と、該液晶層を間にして相対向して配置されて少なくとも一方が透明な一対の基板と、該一対の基板の一方の基板に分散して配置されて走査パルスを伝送する複数の走査線と、前記一対の基板のいずれか一方に分散して配置されて前記複数の走査線にマトリクス状に交差し画像データを伝送する複数の信号線と、
前記複数の走査線と複数の信号線とによりそれぞれ囲まれた複数の表示領域に、
一対の基板の一方に配置された表示電極と、
前記液晶層を間にして前記表示電極と相対向して配置される対向電極と、
前記表示電極と基準線に接続された画素駆動用スイッチング素子と、
を有する液晶表示装置であって、
前記対向電極に前記基準線の電圧を基準とした交流の液晶駆動電圧を印加する交流電圧発生手段と、
前記交流電圧発生手段から発生する前記液晶駆動電圧が前記基準線の電圧となる期間にタイミング信号を周期的に発生するタイミング信号発生手段と、
前記走査線からの走査パルスに応答して前記信号線からの画像データを保持し保持した画像データに従って前記画素駆動用スイッチング素子のスイッチング動作を制御するデータ保持手段と、
前記タイミング信号発生手段からのタイミング信号に応答して前記表示電極と前記対向電極との間に印加される電圧を周期的に前記液晶層の電荷が放電される電圧に初期化する初期化手段とを有し、
前記交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧には、半周期ごとに前記基準線の電圧になる期間が設定されてなる液晶表示装置を構成したものである。
【0009】
上記液晶表示装置を構成するに際して、初期化手段の代わりに、タイミング信号発生手段からのタイミング信号に応答して画素駆動用スイッチング素子を周期的に短絡するリセット手段を設けたり、あるいはデータ保持手段に保持された画素駆動用画像データとタイミング信号発生手段からのタイミング信号のうちいずれか一方に応答して画素駆動用スイッチング素子を周期的にオン状態に制御する論理手段を設けることもできる。
【0010】
前記各液晶表示装置を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
【0011】
(1)画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧を示すタイミングに同期して発生してなる。
【0012】
(2)画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧を示すタイミングに同期して発生し、表示電極と対向電極との間に印加される電圧が零となるタイミングで発生を停止してなる。
【0013】
(3)画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧とは異なる電圧を示すタイミングに同期して発生し、交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧を示すタイミングで発生を停止してなる。
【0014】
(4)画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧とは異なる電圧を示すタイミングに同期して発生し、表示電極と対向電極との間に印加される電圧が零となるタイミングで発生を停止してなる。
【0015】
(5)画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子に画像データが入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、リセット手段は画素駆動用スイッチング素子に並列に接続されたTFT素子で構成され、ゲート端子がタイミング信号発生手段に接続され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されている。
【0016】
(6)交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧には、交流の平均値に等しい平均電圧を示す期間が一定期間半周期毎に設定されている。
【0017】
前記した手段によれば、交流の液晶駆動電圧が基準線の電圧となる期間に、周期的に発生するタイミング信号に応答して表示電極と対向電極との間に印加される電圧を初期化したり、素子駆動用スイッチング素子を短絡したり、あるいは画素駆動用スイッチング素子をオン状態に制御したりしているため、液晶容量の両端に印加される電圧を周期的に0電圧に初期化することができ、液晶印加電圧をオンからオフに変化するときに、その応答を早めることができ、良好な動画や静止画を画像表示することができる。さらに静止画を画像表示する場合は、初期化の周期を長くすることで、消費電力を低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態を示す液晶表示装置の全体構成図である。図1において、液晶表示装置はTFTアクティブマトリクス型液晶ディスプレイとして、画素回路100、表示部110、信号回路200、走査回路300、交流電圧回路400、タイミング回路500、中心電圧回路600、対向基板700、TFT基板800を備えて構成されており、画素回路100、表示部110、信号回路200、走査回路300、対向基板TFT基板800がカラーパネルP上に形成されている。なお、本実施の形態では、カラーパネルPとその周辺回路についてのみ示し、光学系などカラーパネルPの具体的構造については省略してある。
【0020】
カラーパネルPは一対の基板として、対向基板700とTFT基板800を備えており、各基板が複数の画素を構成する液晶を含む液晶層(図示省略)を間にして相対向して配置されている。そして対向基板700は透明基板として、その一方の面に透明電極が形成されている。またTFT基板800には画素回路100、表示部110、信号回路200、走査回路300が形成されている。画素回路100は表示部110にn×m個(n行m列)形成されており、表示部110にはn本の走査線G1〜Gnが分散して配線されているとともに、各走査線とマトリクス状にm本の信号線D1〜Dmが分散して配線されている。そしてカラーパネルPの表示面には表示領域を形成する表示部110に、各走査線G1〜Gnと信号線D1〜Dmによってそれぞれ囲まれた複数の表示領域A11〜Anmが形成されている。この場合、走査線の本数を640本とし、信号線の本数を480本とすると、カラーパネルPとしては640×480ドットのパネルを構成することになる。また各表示領域には交流信号線CP、タイミング線TMG、基準線CNTが配線されており、交流信号線CPは交流電圧回路400に接続され、タイミング線TMGはタイミング回路500に接続され、基準線CNTは中心電圧回路600にそれぞれ接続されている。
【0021】
各表示領域に形成された画素回路100は、図2に示すように、データ保持回路120、画素制御回路130を備えて構成されている。データ保持回路120は、TFTで構成されたトランジスタ10、保持容量20を備えて構成されており、画素制御回路130はTFTで構成されたトランジスタ30、40、表示電極40、対向電極70を備えて構成されている。そして画素回路100がn行、m列目の画素回路のときには、トランジスタ10のゲートが走査線Gnに接続され、ドレインが信号線Dmに接続され、ソースがトランジスタ30のゲートと保持容量20の一端に接続されている。また保持容量20の他端は基準線CNTに接続されている。トランジスタ30、40は互いに並列に接続されており、ドレインとソースが互いに接続され、各ドレインが表示電極50に接続され、各ソースが基準線CNTに接続されている。そしトランジスタ40のゲートはタイミング線TMGに接続されている。表示電極50と対向電極70の間には液晶容量CLCが形成されており、対向電極70が交流信号線CPに接続されている。
【0022】
トランジスタ10は、走査線Gnに印加される走査パルスのレベルが“H”のときにオンとなり、信号線Dmに伝送される画像データを取り込み、画像データにしたがった電圧Vdataをトランジスタ30のゲートに印加するとともに、保持容量20に保持させるようになっている。すなわちデータ保持回路120はデータ保持手段として構成されている。トランジスタ30はVdataのレベルが“H”のときにオンとなり、保持容量20に保持された電圧を表示電極50に印加する画素駆動用スイッチング素子として構成されている。トランジスタ40はタイミング線TMGを伝送するタイミング信号のレベルが“H”のときにオンとなってトランジスタ30のドレイン・ソース間を短絡し、トランジスタ30がオフの状態にあるときには表示電極50と対向電極70間の電圧を0Vに初期化する初期化手段またはトランジスタ30のドレイン・ソース間を短絡するリセット手段を構成するようになっている。また信号回路200は各信号線D1〜Dmに画像データを印加する画像データ発生手段として構成されており、走査回路300は各走査線G1〜Gnに順次走査パルスを印加する走査パルス発生手段として構成されている。
【0023】
次に、交流電圧回路400、タイミング回路500、中心電圧回路600の具体的構成を図3および図4にしたがって説明する。
【0024】
タイミング回路500はモノステーブルマルチバイブレータ501、502、503、フリップフロップ504、ORゲート505、インバータ506、507、ANDゲート508、509を備えて構成されており、タイミング回路500の入力端子に、フレーム周期を規定する信号に同期した同期信号VSが入力され、出力端子から60ヘルツのタイミング信号VTMGを周期的に出力するようになっている。
【0025】
バイブレータ501に同期信号VSが入力されると、バイブレータ501、502、503の各出力端子A、B、Cからは、図4(b)〜(d)に示されるように、各入力パルスの立上りエッジに応答して各マルチバイブレータで指定されたパルス幅のパルスが順次出力される。すなわち各マルチバイブレータ501〜503からは各出力パルスのパルス幅分だけ遅れたパルスが順次出力され、各パルスがORゲート505に入力されている。このためORゲート505からは、(e)に示すように、各パルスの論理和にしたがったパルスが出力端子Dから出力される。
【0026】
一方、バイブレータ501の出力パルスはフリップフロップ504に入力されており、フリップフロップ504の出力端子Eからは、(f)に示すようなパルス幅のパルスが出力される。すなわちフリップフロップ504は同期信号VSの立上りで出力を反転する動作を行ない、同期信号VSが発生するごとに論理が反転したパルスを順次出力するようになっている。そしてフリップフロップ504の出力パルスはANDゲート508に入力されるとともに、インバータ506を介してANDゲート509に入力される。またANDゲート508、509の他方の入力端子にはORゲート505の出力パルスがインバータ507を介して入力されている。このためANDゲート508の出力端子Fからはフリップフロップ504の出力パルスとインバータ507の出力パルスとの論理積にしたがったパルスが出力され、ANDゲート509の出力端子Gからはインバータ506の出力パルスとインバータ507の出力パルスとの論理積にしたがったパルスが出力される。そして各出力端子D、F、Gの出力パルスはそれぞれ交流電圧回路400に入力されている。すなわちタイミング回路500は周期的にハイレベルのパルスを出力するタイミング信号発生手段として構成されている。
【0027】
交流電圧回路400は、電源401、402、スイッチ403、404、405を備えて構成されており、電源401と402との接続点が基準線CNTとして中心電圧回路600の電源601に接続されている。電源401のプラス端子はスイッチ404を介して交流信号線CPに接続され、電源402のマイナス端子はスイッチ405を介して交流信号線CPへ接続され、電源401と電源402との接続点がスイッチ403を介して交流信号線CPに接続されている。
【0028】
スイッチ403はORゲート505の出力端子Dからのパルスのレベルが“H”のときに接点を閉じ、スイッチ404はANDゲート508の出力端子Fからのパルスのレベルが“H”になったときに接点を閉じ、スイッチ405は、ANDゲート509の出力端子Gからのパルスのレベルが“H”になったときに接点を閉じるように構成されている。すなわちスイッチ403の接点が閉じたときには、図4(j)に示すように、電源601の出力電圧に相当する基準電圧あるいは中心電圧VCNTの信号を出力し、スイッチ404の接点が閉じたときには電源601の電圧に電源401の電圧が加算された電圧VPの信号を出力し、スイッチ405の接点が閉じたときには、電源402の電圧(負の電圧)VNの電圧を出力するようになっている。
【0029】
すなわち交流電圧回路400は、中心電圧VCNTを基準として最大値VP、最小値VNの交流電圧で、例えば実効値3Vの交流電圧VCPを液晶駆動電圧として対向電極70に印加する交流電圧発生手段として構成されている。また交流電圧VCPには中心電圧VCNTを間にして、電圧VPの正の期間と電圧VNの負の期間が設定されており、中心電圧VCNTの期間にタイミング信号VTMGが発生するようになっている。
【0030】
次に、画素回路100の動作を図5のタイミングチャートにしたがって説明する。なお、タイミング信号VTMGの周期は交流電圧VCPの周期1/2に設定され、タイミング信号VTMGが中心電圧のときに“H”となる関係に設定されている。さらに、トランジスタ30のゲートに印加される電圧Vdataが変化するタイミングはデータ保持回路120の書き込みに依存し、電圧Vdataと電圧VCPの位相は、各電圧の同期をとったとしても、画素の位置によって異なる。このため、ここでは、タイミング信号VTMGのほぼ中央のタイミングでデータが切り替わる例について説明する。
【0031】
まず、走査線Gnに走査パルスが印加されてトランジスタ10がオンとなり、信号線Dmからの画像データが入力され、画像データの電圧Vdataのレベルが“H”のときにはトランジスタ30がオンとなり、表示電極50の電圧Vpixは基準線CNTの電圧VCNTとなる。このため表示電極50と対向電極70間の液晶には液晶駆動電圧VLCとして交流電圧VCPがそのまま印加される。このため、液晶には、図6に示すように、実効値の液晶駆動電圧VLCとして飽和電圧VH(液晶透過率最小)と0V(液晶透過率最大値)の電圧(矢印A)が交互に印加され、液晶が点灯することになる。
【0032】
次に、電圧Vdataのレベルが“H”から“L”に移行したときに、タイミング信号VTMGのレベルが“L”のときには、トランジスタ30はオンからオフになり、トランジスタ40はオフの状態に維持されている。この結果、表示電極50は直流的にオープン状態となり、液晶駆動電圧VLCは0となる。しかし、表示電極50と対向電極70との間には液晶容量CLCが存在するため、過渡的にはトランジスタ30がオンしているときの電圧を液晶容量CLCがホールドすることになる。このため電圧Vpixは中心電圧VCNTのままに維持され、液晶には交流電圧VCPが印加される。
【0033】
この後、電圧Vdataのレベルが“H”から“L”に変化したときに、タイミング信号VTMGのレベルが“H”になると、トランジスタ40がオン状態となる。この結果表示電極50が基準線CNTに接続され、液晶の透過容量CLCに充電されていた電荷が放電され、液晶容量CLC内の電荷が0に初期化される。すなわち表示電極50と対向電極70間の電圧が0ボルトに初期化される。この結果液晶は即座に消灯状態となり、このあと対向電極70に交流電圧が印加されても、各トランジスタ30、40がそれぞれオフ状態に維持されているため、液晶容量CLCの電荷は0に維持され、表示電極50の電圧Vpixは対向電極70の電圧VCPと等しくなる。すなわち液晶印加電圧VLCは0電圧に維持され、液晶は消灯状態を維持することになる。
【0034】
このように、本実施の形態においては、トランジスタ40をタイミング信号VTMGにしたがって周期的にオンとし、電圧Vdataが“L”のときには液晶容量CLCに蓄えられた電荷を周期的に0にするようにしたため、電圧Vdataの変化に対する液晶駆動電圧VLCの応答が速くなり、画像データにしたがって動画や静止画を表示するときでも、動画や静止画の画像を良好な状態で表示することができる。
【0035】
前記実施の形態では、初期化の周期に相当するタイミング信号VTMGの周期は、対向電極70の印加電圧VCPの1/2の周期に設定しているが、液晶駆動電圧VLCの応答遅れの許容範囲内で長くすることができる。この場合電圧VCPの波形は、少なくともタイミング信号VTMGのレベルが“H”のときに電圧VCPの中心値あるいは中間値を電圧VCNTに設定すればよい。
【0036】
また電圧VCPの周期を1/30秒に設定しているが、データ保持回路120の書き込みタイミングとは独立に設定することができる。すなわちデータ保持回路120の書き込み周期はデータによって異なり一定ではないが、電圧VCPの周期はある周期に設定される。しかも電圧VCPの周期はフリッカと消費電力とに関係する。このため、電圧VCPの周期を短くすると、消費電力は増加するが、フリッカの周波数が増加することでフリッカによるちらつきを低減することができる。逆に、電圧VCPの周期を長くすると、フリッカの発生は目だってくるが、液晶を駆動する周波数が低下するので、消費電力を低くすることができる。
【0037】
次に、本発明の第2の実施の形態を図7ないし図9にしたがって説明する。
【0038】
本実施の形態は、タイミング信号VTMGのパルス幅として、図5に示すタイミング信号VTMGのパルス幅よりも広いタイミング信号VTMGを用い、データ保持回路120の電圧Vdataのレベルが“L”のときでも、トランジスタ40をわずかの期間オン状態にし、液晶印加電圧VLCを、図6に示す液晶のしきい値相当する電圧VLに設定したものである。
【0039】
具体的には、タイミング回路500としては、図8に示すように、図3のORゲート505の代わりに、ORゲート511、512を設け、ORゲート511にはマルチバイブレータ502、503の出力パルスが入力され、ORゲート512にはマルチバイブレータ501、502の出力パルスが入力され、フリップフロップ504にはマルチバイブレータ502の出力パルスが入力されている。
【0040】
上記構成によるタイミング回路500を用いると、図9に示すように、タイミング信号VTMGは出力端子A、Bのレベルが“H”となるときに“H”となる。そして交流電圧VCPとしては、出力端子Fが“H”のときに最大値VPとなり、出力端子Gのレベルが“H”のときに最小値VNとなる。すなわちタイミング信号VTMGは、交流電圧VCPの中心電圧VCNTに対して正または負のタイミングで“H”となるように設定されている。
【0041】
上記構成において、データ保持回路120の電圧Vdataが“H”になってトランジスタ30がオンになると、表示電極50の電圧Vpxiは中心電圧VCNTとなり、液晶には交流電圧VCPがそのまま印加され、液晶が点灯する。
【0042】
次に、電圧Vdataが“H”から“L”に変化し、タイミング信号VTMGが“L”のときにはトランジスタ30、40はともにオフ状態となる。このとき電圧Vpixは中心電圧VCNTであり、液晶には電圧VCPが印加される。このあとタイミング信号VTMGが“L”から“H”に変化すると、トランジスタ40がオンになり、このとき交流電圧VCPの電圧が電圧VCNTとは異なるレベルにあるときにはその電圧がそのまま液晶に印加される。そしてタイミング信号VTMGが“H”の状態にあるときに、電圧VCPのレベルが中心電圧VCNTに変化すると、表示電極50が基準線CNTに接続され、液晶容量(透過容量)CLCの電荷が0に初期化される。
【0043】
このあと、電圧Vdataが“L”の状態にあるときに、タイミング信号VTMGが周期的に“H”となると、交流電圧VCPのレベルが中心電圧VCNTと異なるレベルにあるときにトランジスタ40が周期的にオンとなり、図6の矢印Bで示すように、液晶駆動電圧VLCとして飽和電圧VHとしきい値電圧VLの範囲の電圧が印加された状態で、液晶が消灯状態となる。
【0044】
本実施の形態によれば、液晶駆動電圧VLCを周期的に0電圧に初期化するようにしたため、電圧Vdataの変化に対する液晶駆動電圧VLCの応答を速めることができ、良好な動画像や静止画像を表示することが可能となる。さらに、電圧Vdataが“L”のときでも液晶駆動電圧VLCとして飽和電圧VHとしきい値電圧VLとの範囲の電圧を液晶に印加するようにしているため、前記実施の形態よりも、液晶の応答速度を高めることができるとともに、カラーディスプレイに適応した場合でも、しきい値電圧VLを各色ごとに調整することで、ホワイトバランスを調整することができ、高速で高画質の液晶表示装置を実現することができる。
【0045】
図10は、本発明に係る画素回路100の他の実施の形態を示す回路構成図である。
【0046】
図10に示す画素回路100は、トランジスタ40の代わりに、論理手段としてORゲート60を用い、ORゲート60をトランジスタ30のゲート側に配置し、ORゲート60の一方の入力端子をトランジスタ10のソースに接続し、他方の入力端子をタイミング線TMGに接続し、出力端子をトランジスタ30のゲートに接続したものである。
【0047】
本実施の形態においては、ORゲート60は、電圧Vdataまたはタイミング信号VTMGのうちいずれか一方のレベルが“H”となったときにオンになるので、図2に示す画素回路100を用いたときと同様の効果を得ることができる。
【0048】
さらに、本実施の形態においては、表示電極50に接続するトランジスタはトランジスタ30のみであり、表示電極を10に接続されるトランジスタが2個のときよりもリーク電流やノイズを低減することができ、画質の向上に寄与することができる。
【0049】
また前記各実施の形態においては、基準線CNTに印加される電圧として中心電圧VCNTを用いたものについて述べたが、基準線CNTに印加する電圧としては、交流電圧VCPの平均値に等しい平均電圧、0Vの電圧を用いることもできる。
【0050】
また前記各実施の形態において静止画を表示する場合には、初期化の周期を長くすることで消費電力を低減することができる。
【0051】
また各実施の形態において、液晶駆動電圧VLCにおけるしきい値電圧VLと飽和電圧VHに合わせた電圧を独立に設定できるので、カラー画像を表示する場合、良好なカラーバランスをとることができる。すなわち電圧VCPの振幅値を変えると飽和電圧VHに相当する電圧としきい値電圧VLに相当する電圧の両方が変化する。一方、タイミング信号VTMGのパルス幅を変えると、しきい値電圧VLに相当する電圧が変化する。したがって、Vdataが“H”のときに、電圧VCPの振幅値を変えることで、液晶の飽和電圧に合わせ、次に、Vdataが“L”のときに、タイミング信号VTMGのパルス幅を変えることで、液晶のしきい値に相当する電圧に合わせることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タイミング信号に応答して表示電極と対向電極との間に印加される電圧を周期的に液晶層の電荷が放電される電圧に初期化するにあたり、液晶駆動電圧に半周期ごとに基準線の電圧になる期間を設定して液晶を初期化するようにしたため、液晶駆動電圧が画像データにしたがって変化するときに、その応答速度を早めることができ、動画や静止画を良好な状態で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す液晶表示装置の全体構成図である。
【図2】画素回路の回路構成図である。
【図3】タイミング回路と交流電圧回路の回路構成図である。
【図4】タイミング回路と交流電圧回路の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】画素回路の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】液晶駆動電圧と液晶透過率との関係を示特性図である。
【図7】画素回路の他の実施の形態の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】タイミング回路の他の実施の形態を示す回路構成図である。
【図9】図8に示すタイミング回路と交流電圧回路の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】画素回路の他の実施の形態を示す回路構成図である。
【符号の説明】
10 、30、40 トランジスタ(TFT)
20 保持容量
50 表示電極
60 ORゲート
70 対向電極
100 画素回路
200 信号回路
300 走査回路
400 交流電圧回路
500 タイミング回路
600 中心電圧回路
Claims (8)
- 複数の画素を構成する液晶を含む液晶層と、該液晶層を間にして相対向して配置されて少なくとも一方が透明な一対の基板と、該一対の基板の一方の基板に分散して配置されて走査パルスを伝送する複数の走査線と、前記一対の基板のいずれか一方に分散して配置されて前記複数の走査線にマトリクス状に交差し画像データを伝送する複数の信号線と、
前記複数の走査線と複数の信号線とによりそれぞれ囲まれた複数の表示領域に、
一対の基板の一方に配置された表示電極と、
前記液晶層を間にして前記表示電極と相対向して配置される対向電極と、
前記表示電極と基準線に接続された画素駆動用スイッチング素子と、
を有する液晶表示装置であって、
前記対向電極に前記基準線の電圧を基準とした交流の液晶駆動電圧を印加する交流電圧発生手段と、
前記交流電圧発生手段から発生する前記液晶駆動電圧が前記基準線の電圧となる期間にタイミング信号を周期的に発生するタイミング信号発生手段と、
前記走査線からの走査パルスに応答して前記信号線からの画像データを保持し保持した画像データに従って前記画素駆動用スイッチング素子のスイッチング動作を制御するデータ保持手段と、
前記タイミング信号発生手段からのタイミング信号に応答して前記表示電極と前記対向電極との間に印加される電圧を周期的に前記液晶層の電荷が放電される電圧に初期化する初期化手段とを有し、
前記交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧には、半周期ごとに前記基準線の電圧になる期間が設定されてなる液晶表示装置。 - 複数の画素を構成する液晶を含む液晶層と、該液晶層を間にして相対向して配置されて少なくとも一方が透明な一対の基板と、該一対の基板の一方の基板に分散して配置されて走査パルスを伝送する複数の走査線と、前記一対の基板のいずれか一方に分散して配置されて前記複数の走査線にマトリクス状に交差し画像データを伝送する複数の信号線と、
前記複数の走査線と複数の信号線とによりそれぞれ囲まれた複数の表示領域に、
一対の基板の一方に配置された表示電極と、
前記液晶層を間にして前記表示電極と相対向して配置される対向電極と、
前記表示電極と基準線に接続された画素駆動用スイッチング素子と、
を有する液晶表示装置であって、
前記対向電極に前記基準線の電圧を基準とした交流の液晶駆動電圧を印加する交流電圧発生手段と、
前記交流電圧発生手段から発生する前記液晶駆動電圧が前記基準線の電圧となる期間にタイミング信号を周期的に発生するタイミング信号発生手段と、
前記走査線からの走査パルスに応答して前記信号線からの画像データを保持し保持した画像データに従って前記画素駆動用スイッチング素子のスイッチング動作を制御するデータ保持手段と、
前記タイミング信号発生手段からのタイミング信号に応答して画素駆動用スイッチング素子を周期的に短絡して前記表示電極と前記対向電極との間に印加される電圧を周期的に前記液晶層の電荷が放電される電圧に初期化するリセット手段とを有し、
前記交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧には、半周期ごとに前記基準線の電圧になる期間が設定されてなる液晶表示装置。 - 複数の画素を構成する液晶を含む液晶層と、該液晶層を間にして相対向して配置されて少なくとも一方が透明な一対の基板と、該一対の基板の一方の基板に分散して配置されて走査パルスを伝送する複数の走査線と、前記一対の基板のいずれか一方に分散して配置されて前記複数の走査線にマトリクス状に交差し画像データを伝送する複数の信号線と、
前記複数の走査線と複数の信号線とによりそれぞれ囲まれた複数の表示領域に、
一対の基板の一方に配置された表示電極と、
前記液晶層を間にして前記表示電極と相対向して配置される対向電極と、
前記表示電極と基準線に接続された画素駆動用スイッチング素子と、
を有する液晶表示装置であって、
前記対向電極に前記基準線の電圧を基準とした交流の液晶駆動電圧を印加する交流電圧発生手段と、
前記交流電圧発生手段から発生する前記液晶駆動電圧が前記基準線の電圧となる期間にタイミング信号を周期的に発生するタイミング信号発生手段と、
前記走査線からの走査パルスに応答して前記信号線からの画像データを保持し保持した画像データに従って前記画素駆動用スイッチング素子のスイッチング動作を制御するデータ保持手段と、
該データ保持手段に保持された画素駆動用画像データとタイミング信号発生手段からのタイミング信号のうちいずれか一方に応答して前記画素駆動用スイッチング素子をオン状態に制御する論理手段とを有し、
前記タイミング信号に応答して前記画素駆動用スイッチング素子を周期的にオン状態にして、前記表示電極と前記対向電極との間に印加される電圧を周期的に前記液晶層の電荷が放電される電圧に初期化し、
前記交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧には、半周期ごとに前記基準線の電圧になる期間が設定されてなる液晶表示装置。 - 画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧を示すタイミングに同期して発生してなる請求項1、2または3記載の液晶表示装置。
- 画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧を示すタイミングに同期して発生し、表示電極と対向電極との間に印加される電圧が零となるタイミングで発生を停止してなる請求項1、2または3記載の液晶表示装置。
- 画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧とは異なる電圧を示すタイミングに同期して発生し、交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧を示すタイミングで発生を停止してなる請求項1、2または3記載の液晶表示装置。
- 画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子にスイッチング用の信号が入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、タイミング信号発生手段のタイミング信号は交流電圧発生手段から発生する液晶駆動電圧が平均電圧とは異なる電圧を示すタイミングに同期して発生し、表示電極と対向電極との間に印加される電圧が零となるタイミングで発生を停止してなる請求項1、2または3記載の液晶表示装置。
- 画素駆動用スイッチング素子はTFT素子で構成され、ゲート端子に画像データが入力され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されており、リセット手段は画素駆動用スイッチング素子に並列に接続されたTFT素子で構成され、ゲート端子がタイミング信号発生手段に接続され、ドレイン端子が表示電極に接続され、ソース端子が液晶駆動電圧の平均電圧を示す基準線に接続されている請求項2記載の液晶表示装置。
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