JP3653450B2 - 動き検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画が再生される際において、各フィールド毎に再生される被写体の動きを検出するための動き検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターレース方式で撮影された画像は、各フィールド毎に偶数ラインの画素と奇数ラインの画素とが交互に撮像動作が行われることによって撮影される。よって、このようなインターレース方式で撮影された画像を再生する場合、各フィールド毎に撮影時の画像データを有していない画素の画像データを補間する必要がある。このように、画像データのない画素における画像データの補間を行う方法として、近接した複数の画素の画像データに基づいて補間する空間的な補間方法と、現在再生されているフィールドの前後複数のフィールドにおける同一画素の画像データに基づいて補間する時間的な補間方法とがある。
【0003】
そして、この空間的な補間方法と時間的な補間方法のいずれを使用して画像データの補間を行うか、画像上の被写体の動きを検出することによって判断されている。即ち、動きのある被写体を撮像している画素の画像データは空間的な補間方法によって、又、動きのない被写体を撮像している画素の画像データは時間的な補間方法によって、それぞれ補間される。このように、各画素が撮像している被写体の動きの状態に応じて、補間方法を切り換えることによって、各フィールドにおける再生画像を、撮像された被写体により忠実な画像とすることができる。
【0004】
このような動きを検出するために、従来は、偶数フィールド同士又は奇数フィールド同士における同一画素の画像データの差分を演算し、この差分と所定の閾値とを比較することによって、動きの検出を行っていた。即ち、補間される画素で撮像される被写体の動きを検出するために、1フィールド前のフィールドと3フィールド前のフィールドの補間される画素における画像データの差を、所定の閾値と比較し、その差が閾値より大きくなったとき、補間される画素によって撮像された被写体に動きがあるものと判断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように同一画素におけるフィールド間の画像データの差を所定の閾値と比較することによって、補間される画素によって撮像された被写体に動きがあるか否かが判断される。このように比較する閾値を一定とすることによって、例えば、再生される現フィールドの前のフィールドまで動きがあったが、現フィールドにおいて動きがなくなった場合においても、前のフィールドまで動きがあるため、現フィールドにおいても動きがあるものと誤って判断される。よって、実際は隣接したフィールドの画像データの値がほぼ等しいために時間的な補間を行う方が最適であるが、空間的な補間を行われるために、実際の画像に忠実なものとできず、動画再生される際にちらつきなどが発生することがある。
【0006】
このような問題を鑑みて、本発明は、動きの検出される画素周辺の画素の画像データを用いることで、その検出精度をより向上させた動き検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の動き検出装置は、フィールド毎に偶数行のラインに配された画素の画像データと奇数行のラインに配された画素の画像データとが交互に入力され、画像データの入力されていないラインの各画素における被写体の動きを検出する動き検出装置において、動きの検出が行われる第1画素の配されたラインの上下に隣接したラインに配されるとともに前記第1画素に隣接した第2画素及び第3画素の画像データの差分に基づいて閾値が定められ、前記第1、第2、及び第3画素の2フィールド間の画像データの差分がそれぞれ前記閾値と比較されて得た結果に基づいて、前記第1画素に動きがあったか否かが検出されることを特徴とする。
【0008】
このような動き検出装置において、第2画素と第3画素の画像データの差分が大きくなるとき、動き検出の判定基準が厳しくなるように、閾値を設定するようにして、例えば後続に補間回路が接続される場合、この動き検出装置で検出した結果を補間回路に与え、第2画素と第3画素の画像データの差分が小さくなる場合でも、誤って時間的な補間が行わることを防ぎ、又、第2画素と第3画素の画像データの差分が大きくなる場合でも、誤って空間的な補間が行われることを防ぐ。このように補間されたとき、より自然的な画像が再生される。
【0009】
又、請求項2に記載するように、前記第1、第2及び第3画素を含む前記第1画素を中心に前記第1画素に近接した複数の画素それぞれにおける2フィールド間の画像データの差分が、各画素について設定された前記閾値と比較され、この複数の比較結果に基づいて、前記第1画素に動きがあったか否かが検出されるようにしても構わない。
【0010】
このようにしたとき、例えば、前記閾値と比較されて得た結果を重み付け加算することによって得た結果より、第1画素に動きがあったか否かが検出されるようにしても構わない。又、このとき、重み付け係数が、第1画素に離れた位置の画素における比較結果に与えられるものほど小さくなるようにして、第1画素の比較結果に重みを置くようにしても構わない。
【0011】
請求項3に記載の動き検出装置は、フィールド毎に偶数行のラインに配された画素の画像データと奇数行のラインに配された画素の画像データとが交互に入力され、画像データの入力されていないラインの各画素における被写体の動きを検出する動き検出装置において、動きの検出が行われる第1画素の配されたラインの上下いずれかに隣接したラインに配されるとともに前記第1画素に隣接した第2画素と前記第1画素との画像データの差分の絶対値が第1閾値より小さく、且つ、前記第1画素の2フィールド間における画像データの差分の絶対値が第2閾値より小さく、且つ、前記第2画素の2フィールド間における画像データの差分の絶対値が前記第2閾値より小さいとき、前記第1画素に動きがないものとされることを特徴とする。
【0012】
例えば、第1画素に字幕が表示される場合、第1画素の2フィールド間における画像データ、及び、第1画素の上下に隣接した少なくとも一方のラインに配された第2画素の2フィールド間における画像データは、それぞれ、略等しい値となる。又、この隣接した第1画素及び第2画素の画像データについても略等しい値となる。よって、第1及び第2画素の画像データによる差分が第1閾値より小さく、且つ、第1及び第2画素の2フィールド間における画像データの差分が第2閾値より小さいとき、第1画素に動きがないものと見なされる。
【0013】
請求項4に記載の動き検出装置は、フィールド毎に偶数行のラインに配された画素の画像データと奇数行のラインに配された画素の画像データとが交互に入力され、画像データの入力されていないラインの各画素における被写体の動きを検出する動き検出装置において、前記偶数行及び奇数行のラインのうち、動きの検出が行われる画素が配される一方のラインを第1ラインとするとともに、画像データを有する画素が配される他方のラインを第2ラインとし、又、動きの検出が行われるフィールドを第1フィールド、該第1フィールドの1フィールド前に入力されたフィールドを第2フィールド、前記第1フィールドの2フィールド前に入力されたフィールドを第3フィールド、前記第1フィールドの3フィールド前に入力されたフィールドを第4フィールド、とし、更に、現在動きの検出が行われる第1ライン上の画素を第1画素、該第1画素と隣接するとともに該第1画素と同列に配された前記第2ライン上の第2画素及び第3画素としたとき、前記第2画素の前記第1フィールドにおける画像データと前記第3画素の前記第1フィールドにおける画像データの差分に基づいて、閾値を設定する閾値制御回路と、前記第1画素の前記第2フィールド及び前記第4フィールドにおける画像データの差分、前記第2及び第3画素の前記第1フィールド及び前記第3フィールドにおける画像データの差分を求める差分演算回路と、前記差分演算回路で求められた前記第1、第2及び第3画素の画像データの差分が、それぞれ、前記閾値制御回路で設定される閾値と比較され、前記第1、第2及び第3画素のうち、前記画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きくなる画素に動きがあると判断される比較回路と、前記比較回路より与えられる前記第1、第2及び第3画素を含む前記第1画素に近接した複数の画素についての比較結果に基づいて、前記第1画素に動きがあったか否かが検出される検出回路と、を有することを特徴とする。
【0014】
このような動き検出装置において、請求項5に記載するように、前記比較回路が、前記第1画素の前記第2フィールド及び前記第4フィールドにおける画像データの差分の絶対値と前記閾値とを比較するとともに、前記第1画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きいときは1を比較結果として出力し、又、前記第1画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より小さいときは0を比較結果として出力する第1比較回路と、前記第2画素の前記第1フィールド及び前記第3フィールドにおける画像データの差分の絶対値と前記閾値とを比較するとともに、前記第2画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きいときは1を比較結果として出力し、又、前記第2画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より小さいときは0を比較結果として出力する第2比較回路と、前記第3画素の前記第1フィールド及び前記第3フィールドにおける画像データの差分の絶対値と前記閾値とを比較するとともに、前記第3画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きいときは1を比較結果として出力し、又、前記第3画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より小さいときは0を比較結果として出力する第3比較回路と、を有し、前記検出回路が、前記第1、第2及び第3比較回路のそれぞれから連続して出力される複数の比較結果に重み係数を乗じて重み付け加算を行い、該重み付け加算の結果が大きくなったとき、前記第1画素に動きが検出されるようにしても構わない。
【0015】
更に、請求項6に記載するように、前記検出回路において重み付け加算が行われる際、前記第1、第2及び第3画素を含む前記第1画素に近接した複数の画素に関する前記比較回路における比較結果に乗ずる重み係数が、前記第1画素に離れた位置に配される画素ほど小さくなるようにしても構わない。このようにすることで、重み付け加算が行われる際、第1画素の比較結果に重みをおくとともに、周囲に近接する画素の関連性を考慮して動きを検出することができる。
【0016】
請求項4〜請求項6のいずれかに記載の動き検出装置において、請求項7に記載の動き検出装置は、前記閾値設定回路において、前記第2画素の画像データと前記第3画素の画像データの差分の絶対値が小さいとき前記閾値の値が小さく、又、前記第2画素の画像データと前記第3画素の画像データの差分の絶対値が大きいとき、前記閾値が大きくなるように設定されることを特徴する。
【0017】
例えば、動き検出装置の後続に補間回路を接続したとき、動き検出装置で動きがあると判断された画素については、空間的な補間が行われ、又、動きがないと判断された画素については、時間的な補間が行われる。このようにしたとき、補間される画素の上下に隣接した画素の画像データの差が小さいとき、補間する画素において動きがない場合でも、空間的な補間を行うことによって再生された画像が、人間の目に自然に映ることがある。よって、第2及び第3画素の画像データの差が小さいとき、動きが検出されやすくなるよう、閾値の値が小さくなるように設定される。
【0018】
請求項8に記載の動き検出装置は、請求項4〜請求項6のいずれかに記載の動き検出装置において、前記前記第2画素の画像データと前記第3画素の画像データの差分の絶対値をd、前記閾値をTHとしたとき、前記閾値THと前記画像データの差分の絶対値dの関係が、min、max、αを定数としたとき、TH=min+(d−α)(min≦TH≦max)を満たすような関係になるように、前記閾値設定回路において、前記閾値が設定されることを特徴する。
【0019】
請求項9に記載の動き検出装置は、請求項4〜請求項7のいずれかに記載の動き検出装置において、前記第1画素の前記第2フィールドにおける画像データと前記第2画素の前記第1フィールドにおける画像データとの差分が第1閾値より小さく、且つ、前記第1画素の画像データの第2フィールド及び第4フィールドにおける画像データの差分が第2閾値より小さく、且つ、前記第2画素の画像データの第1フィールド及び第3フィールドにおける画像データの差分が前記第2閾値より小さいとき、又は、前記第1画素の前記第2フィールドにおける画像データと前記第3画素の前記第1フィールドにおける画像データとの差分が前記第1閾値より小さく、且つ、前記第1画素の画像データの第2フィールド及び第4フィールドにおける画像データの差分が前記第2閾値より小さく、且つ、前記第3画素の画像データの第1フィールド及び第3フィールドにおける画像データの差分が前記第2閾値より小さいとき、前記比較回路より出力される前記比較結果に関係なく、前記第1画素に動きがないものとされることを特徴とする。
【0020】
例えば、第1画素に字幕が表示される場合、第1画素の2フィールド間における画像データ、及び、第2又は第3画素における画像データは、それぞれ、略等しい値となる。又、この隣接した第1画素の画像データと第2又は第3画素の画像データについても略等しい値となる。よって、第1画素の画像データと第2又は第3画素の画像データによる差分が第1閾値より小さく、且つ、第1画素と第2又は第3画素の2フィールド間における画像データの差分が第2閾値より小さいとき、第1画素に動きがないものと見なされる。このようにすることで、第1画素が字幕表示などの動きのない場合にあっても、検出回路で動きがあると誤検出することがなくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の動き検出装置の内部構成を示すブロック図である。
【0022】
図1の動き検出装置は、1フィールド分の画像データを格納するフィールドメモリ1,2,3,4と、フィールドメモリ1,3から出力される同一画素における画像データを減算する減算回路5と、フィールドメモリ2,4から出力される同一画素における画像データを減算する減算回路6と、減算回路5,6の出力の絶対値をそれぞれ演算する絶対値演算回路7,8と、絶対値演算回路7,8の出力を閾値制御回路11で設定される閾値と比較する比較回路9,10と、フィールドメモリ1より与えられる画像データに基づいて閾値の値を制御する閾値制御回路11と、比較回路9,10からの出力を重み付け加算する加算回路12と、加算回路12の出力より動きの検出を行う動き検出回路13とを有する。
【0023】
この動き検出装置は、入力される1フィールド分の画像データがフィールドメモリ1に格納される。このフィールドメモリ1に格納された1フィールド分の画像データは、フィールドメモリ2及び減算回路5及び閾値制御回路11に送出される。又、フィールドメモリ2に格納された1フィールド分の画像データは、フィールドメモリ3及び減算回路6に送出され、フィールドメモリ3に格納された1フィールド分の画像データがフィールドメモリ4及び減算回路5に送出される。そして、フィールドメモリ4に格納された1フィールド分の減算回路6に送出される。
【0024】
よって、フィールドメモリ1には、動き検出するためのフィールドである現フィールド(以下、「第1フィールド」と呼ぶ)の画像データが格納される。そして、フィールドメモリ2には現フィールドの1フィールド前のフィールド(以下、「第2フィールド」と呼ぶ)の画像データが、フィールドメモリ3には現フィールドの2フィールド前のフィールド(以下、「第3フィールド」と呼ぶ)の画像データが、フィールドメモリ4には現フィールドの3フィールド前のフィールド(以下、「第4フィールド」と呼ぶ)の画像データが、それぞれ格納される。そして、減算回路5では、第1フィールドと第3フィールドの同一画素における画像データの差分が求められるとともに、減算回路6では、第2フィールドと第4フィールドの同一画素における画像データの差分が求められる。
【0025】
このとき、後続の不図示の補間回路で補間されるとともに動きの検出対象とされる対象画素に隣接された複数の画素の2フィールド間における画像データの差が求められる。即ち、図2のように配列している3ライン分の画素において、その中心のラインL2に配置される各画素の画像データが補間されるとき、ラインL2の上下のラインL1,L3に配置される各画素の第1フィールドと第3フィールドの差分が減算回路5で、ラインL2に配置される各画素の第2フィールドと第4フィールドの差分が減算回路6で、それぞれ求められる。
【0026】
この減算回路5,6で求められた第1フィールドと第3フィールドとの差分、及び第2及び第4フィールドとの差分が、絶対値演算回路7,8に与えられると、絶対値演算回路7,8で、第1フィールドと第3フィールドとの差分の絶対値、及び第2及び第4フィールドとの差分の絶対値が求められる。よって、図2のように、画素Ga〜Giが3ライン分配列されているとき、絶対値演算回路7においてラインL1に配列される画素Ga,Gb,Gc及びラインL3に配列される画素Gg,Gh,Giの第1フィールドと第3フィールドの差分の絶対値が、絶対値演算回路8においてラインL2に配列される画素Gd,Ge,Gfの第2フィールドと第4フィールドの差分の絶対値が、それぞれ求められる。
【0027】
今、画素Ga〜Gc,Gg〜Giの第1フィールドの画像データをga1〜gc1,gg1〜gi1と、画素Ga〜Gc,Gg〜Giの第3フィールドの画像データをga3〜gc3,gg3〜gi3と、画素Gd〜Gfの第2フィールドの画像データをgd2〜gf2と、画素Gd〜Gfの第4フィールドの画像データをgd4〜gf4と、する。このとき、減算回路6及び絶対値演算回路8において、画素Gdの画像データの第2フィールドと第4フィールドとの差分の絶対値|gd2−gd4|が求められるとき、減算回路5及び絶対値演算回路7において、画素Ga,Ggの画像データの第1フィールドと第3フィールドとの差分の絶対値|ga1−ga3|、|gg1−gg3|が求められる。
【0028】
又、減算回路6及び絶対値演算回路8において、画素Geの画像データの第2フィールドと第4フィールドとの差分の絶対値|ge2−ge4|が求められるとき、減算回路5及び絶対値演算回路7において、画素Gb,Ghの画像データの第1フィールドと第3フィールドとの差分の絶対値|gb1−gb3|、|gh1−gh3|が求められる。更に、減算回路6及び絶対値演算回路8において、画素Gfの画像データの第2フィールドと第4フィールドとの差分の絶対値|gf2−gf4|が求められるとき、減算回路5及び絶対値演算回路7において、画素Gc,Giの画像データの第1フィールドと第3フィールドとの差分の絶対値|gc1−gc3|、|gi1−gi3|が求められる。
【0029】
このように、減算回路6,7及び絶対値演算回路8,9において、各画素における2フィールド間での画像データの差分が求められたとき、閾値制御回路11によって、フィールドメモリ1より与えられる第1フィールドの画像データより、各画素毎の比較回路9,10における閾値が設定される。このとき、対象画素が配されるラインL2の上下のラインL1,L3に配される2画素間の第1フィールドにおける画像データの差分の絶対値を求め、このラインL1,L3に配される2画素間の画像データの差分の絶対値に基づいて、比較回路9,10に与える閾値が設定される。
【0030】
即ち、画素Gdが対象画素となるときは、画素Ga,Ggの第1フィールドにおける画像データの差分の絶対値|ga1−gg1|に基づいて、画素Geが対象画素となるときは、画素Gb,Ghの第1フィールドにおける画像データの差分の絶対値|gb1−gh1|に基づいて、画素Gfが対象画素となるときは、画素Gc,Giの第1フィールドにおける画像データの差分の絶対値|gc1−gi1|に基づいて、それぞれ、比較回路9,10に与える閾値が設定される。
【0031】
このように閾値が設定される際、対象画素の上下2画素間の画像データの差分の絶対値をdとしたとき、この差分の絶対値dに対して、図3のグラフのような関係に基づいて、閾値THが求められる。即ち、閾値THと差分の絶対値dの関係が、以下の(1)式で表される。尚、min、max、αは定数である。
TH=min+(d−α) (min≦TH≦max) … (1)
【0032】
よって、今、画素Geが対象画素となるとき、閾値制御回路11において、まず、フィールドメモリ1より与えられる画素Gb,Ghの第1フィールドにおける画像データの差分の絶対値|gb1−gh1|が求められる。そして、上記の(1)式に基づいて、閾値THが求められる。即ち、閾値THが以下のようになる。尚、β=max−min+αである。
|gb1−gh1|≦αのとき TH=min
α<|gb1−gh1|<βのとき TH=min+(|gb1−gh1|−α)
|gb1−gh1|≧βのとき TH=max
【0033】
このようにして求められた閾値THが比較回路9,10に与えられて、絶対値演算回路7,8からの出力と比較され、絶対値演算回路7,8からの出力が閾値THより大きいとき動きがあるものとし、動き情報として“1”を出力し、絶対値演算回路7,8からの出力が閾値THより小さいとき動きがあるものとし、動き情報として“0”を出力する。
【0034】
即ち、画素Geが対象画素となるときは、絶対値演算回路7から出力される画素Gb,Ghの第1フィールド及び第3フィールドの画像データの差分の絶対値|gb1−gb3|、|gh1−gh3|がそれぞれ、比較回路9において閾値制御回路11から与えられる閾値THと比較され、動き情報が出力される。又、絶対値演算回路8から出力される画素Geの第2フィールド及び第4フィールドの画像データの差分の絶対値|ge2−ge4|が、比較回路10において閾値制御回路11から与えられる閾値THと比較され、動き情報が出力される。
【0035】
そして、各画素毎の動き情報が比較回路9,10より加算回路12に出力されると、対象画素及びこの対象画素に近接する複数の画素の動き情報に、重み付けを行って加算される。このとき、対象画素を中心としたとき、対象画素の動き情報にもっとも大きい重み係数を与え、この対象画素より離れた位置にある画素ほど、与えられる重み係数の値が小さくなるように、重み付けが施される。尚、本実施形態では、対象画素を中心に9つの画素の動き情報の重み付け加算が行われるものとする。
【0036】
即ち、図2において、画素Geが対象画素となるものとすると、比較回路9より与えられる画素Ga〜Gc,Gg〜Giの動き情報A〜C,G〜I、及び、比較回路10より与えられる画素Gd〜Gfの動き情報D〜Fが、加算回路12で以下の(2)式のようにして重み付け加算され、動き加算レベルmが求められる。尚、ka〜kfを重み付け係数とする。
Figure 0003653450
【0037】
このようにして動き加算レベルmが求められる際、重み付け係数は、例えば、ka=1,kb=2,kc=1,kd=2,ke=4,kf=2,kg=1,kh=2,ki=1のように、以下のような関係になるようにして設定される。
ka=kc=kg=ki≦kb=kd=kf=kh≦ke
【0038】
尚、更に多くの動き情報に基づいて、加算回路12で重み加算が行われる際、重み係数を以下のように定めても構わない。以下の3例は、対象画素を中心に水平方向に2m−1、垂直方向に2n−1、配列された(2m−1)×(2n−1)の画素(即ち、2m−1個の画素が配される2n−1行分の画素)による動き情報が重み加算された場合において定められる重み係数の例である。
【0039】
1.設定される重み係数の第1例
今、2n−1行のラインを上から順に、ラインL1,L2,…L2n-1とする。このとき、ラインL1,L2n-1に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が、ラインLnに配された対象画素からの距離が近い位置の画素から順に、m,m−1,m−2,…,1とされる。即ち、ラインL1,L2n-1に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が左から順に、1,2,…,m−1,m,m−1,…,2,1とされる。
【0040】
又、対象画素に対して垂直方向に1画素分近い位置に配列されるラインL2,L2n-2上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、それぞれ、ラインL1,L2n-1上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に1を加えた、2,3,…,m,m+1,m,…,3,2とされる。そして、更に垂直方向に1画素近い位置に配列されるラインL3,L2n-3上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、それぞれ、ラインL2,L2n-2上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に1を加えた、3,4,…,m+1,m+2,m+1,…,4,3とされる。そして、対象画素が配されるラインLnの画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、n,n+1,…,m+n−2,m+n−1,m+n−2,…,n+1,nとされる。
【0041】
このようにして、ラインの位置が動き検出される画素に対して1画素分近い位置に配されると、ライン上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が、それぞれ1画素分遠い位置に配されたライン上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に1を加えた値となる。
【0042】
よって、左側から1列目又は2m−1列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に1,2,…,n−1,n,n−1,…,2,1とされる。又、左側から2列目又は2m−2列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、左側から1列目又は2m−1目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に1を加えた、2,3,…,n,n+1,n,…,3,2とされる。更に、左側から3列目又は2m−3列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、左側から2列目又は2m−2目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に1を加えた、3,4,…,n+1,n+2,n+1,…,4,3とされる。そして、対象画素が配されるm列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、m,m+1,…,m+n−2,m+n−1,m+n−2,…,m+1,mとされる。
【0043】
2.設定される重み係数の第2例
今、2n−1行のラインを上から順に、ラインL1,L2,…L2n-1とする。このとき、ラインL1,L2n-1に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が、ラインLnに配された対象画素からの距離が近い位置の画素から順に、m,m−1,m−2,…,1とされる。即ち、ラインL1,L2n-1に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が左から順に、1,2,…,m−1,m,m−1,…,2,1とされる。
【0044】
又、対象画素に対して垂直方向に1画素分近い位置に配列されるラインL2,L2n-2上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、それぞれ、ラインL1,L2n-1上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた、2,4,…,2×(m−1),2×m,2×(m−1),…,4,2とされる。そして、更に垂直方向に1画素近い位置に配列されるラインL3,L2n-3上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、それぞれ、ラインL2,L2n-2上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた、4,8,…,4×(m−1),4×m,4×(m−1),…,8,4とされる。そして、対象画素が配されるラインLnの画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、2n-1,2n-1×2,…,2n-1×(m−1),2n-1×m,2n-1×(m−1),…,2n-1×2,2n-1とされる。
【0045】
このようにして、ラインの位置が対象画素に対して1画素分近い位置に配されると、ライン上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が、それぞれ1画素分遠い位置に配されたライン上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた値となる。
【0046】
よって、左側から1列目又は2m−1列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に1,2,…,2n-2,2n-1,2n-2,…,2,1とされる。又、左側から2列目又は2m−2列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、2,4,…,2n-2×2,2n-1×2,2n-2×2,…,4,2とされる。更に、左側から3列目又は2m−3列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、3,6,…,2n-2×3,2n-1×3,2n-2×3,…,6,3とされる。そして、対象画素が配されるm列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、m,2×m,…,2n-2×m,2n-1×m,2n-2×m,…,2×m,mとされる。
【0047】
3.設定される重み係数の第3例
今、2n−1行のラインを上から順に、ラインL1,L2,…L2n-1とする。このとき、ラインL1,L2n-1に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が、ラインLnに配された対象画素からの距離が近い位置の画素から順に、2m-1,2m-2,2m-3,…,1とされる。即ち、ラインL1,L2n-1に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が左から順に、1,2,…,2m-2,2m-1,2m-2,…,2,1とされる。
【0048】
又、対象画素に対して垂直方向に1画素分近い位置に配列されるラインL2,L2n-2上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、それぞれ、ラインL1,L2n-1上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた、2,4,…,2m-1,2m,2m-1,…,4,2とされる。そして、更に垂直方向に1画素近い位置に配列されるラインL3,L2n-3上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、それぞれ、ラインL2,L2n-2上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた、4,8,…,2m,2m+1,2m,…,8,4とされる。そして、対象画素が配されるラインLnの画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、2n-1,2n,…,2m+n-3,2m+n-2,2m+n-3,…,2n,2n-1とされる。
【0049】
このようにして、ラインの位置が対象画素に対して1画素分近い位置に配されると、ライン上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数が、それぞれ1画素分遠い位置に配されたライン上の画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた値となる。
【0050】
よって、左側から1列目又は2m−1列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、1,2,…,2n-2,2n-1,2n-2,…,2,1とされる。又、左側から2列目又は2m−2列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、左側から1列目又は2m−1目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた、2,4,…,2n-1,2n,2n-1,…,4,2とされる。更に、左側から3列目又は2m−3列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、上から順に、左側から2列目又は2m−2目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数に2を乗じた、4,8,…,2n,2n+1,2n,…,8,4とされる。そして、対象画素が配されるm列目に配された画素から得られる動き情報に乗算される重み係数は、2m-1,2m,…,2m+n-3,2m+n-2,2m+n-3,…,2m,2m-1とされる。
【0051】
このようにして定められた重み係数が、加算回路12において、各画素における動き情報に乗算されることで重み付け加算が施され、動き加算レベルmが求められ、動き検出回路13に送出される。そして、動き検出回路13では、加算回路12より送出される動き加算レベルmの値が大きいほど動きがあると判断され、動き検出結果が出力される。そして、例えば、後続の補間回路(不図示)で補間される画素の画像データが空間的な補間(ライン間補間)で得られた画像データと、時間的な補間(フィールド間補間)で得られた画像データとに重み係数を与えて重み付け加算して求める際、動き検出回路13より出力される動き検出結果に基づいて、重み係数の値を変更するようにすることができる。
【0052】
動き検出回路13からの動き検出結果は、例えば、(1)m<sum1、(2)sum1≦m<sum2、(3)sum2≦m<sum3、(4)sum3≦m<sum4、(5)sum4≦mのそれぞれの場合に応じて出力されるようにしても構わない。このとき、後続に補間回路を設け、時間的な補間で得られた画像データg1、空間的な補間で得られた画像データg2とし、この画像データg1,g2を重み付け加算することによって補間される画素の画像データgが生成されるものとする。
【0053】
よって、上述したように動き検出結果を5段階にしたとき、画像データgを求める重み付け加算を行うための式g=x×g1+y×g2における重み係数x、yを、例えば、以下のように変更することができる。
(1)m<sum1のとき (x,y)=(1,0)
(2)sum1≦m<sum2のとき (x,y)=(3/4,1/4)
(3)sum2≦m<sum3のとき (x,y)=(1/2,1/2)
(4)sum3≦m<sum4のとき (x,y)=(1/4,3/4)
(5)sum4≦mのとき (x,y)=(0,1)
【0054】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態の動き検出装置の内部構成を示すブロック図である。尚、図4の動き検出装置において、図1の動き検出装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0055】
本実施形態の動き検出装置は、第1の実施形態(図1)の動き検出装置に、更に、字幕検出回路14が設けられたものである。即ち、フィールドメモリ1,2及び絶対値演算回路7,8からの出力より、対象画素が字幕表示を行っているか否かを判定し、判定結果を出力として動き検出回路13に送出する。このような構成の動き検出装置は、減算回路5,6、絶対値演算回路7,8、比較回路9,10、閾値演算回路11、及び加算回路12の動作については、第1の実施形態と同様であるので、第1の実施形態を参照するものとし、その詳細な説明については省略し、以下に、第1の実施形態と異なる動作を行う字幕検出回路14と動き検出回路13の動作について説明する。
【0056】
第1の実施形態では、閾値制御回路11で、対象画素の上下の画素の第1フィールドにおける画像データの差分によって閾値が設定される。このとき、画像データの差分の絶対値が小さいとき閾値が小さくなるようにすることで、動き検出回路13において動きとして検出されやすくなる。よって、例えば、図2のように配置された9つの画素において、ラインL1,L2に字幕が表示されているような場合において、例えば、画素Geを対象画素としたときに、画素Gb,Ghの画像データの差分の絶対値|gb1−gh1|が小さくなるとともに、加算回路12より出力する動き検出結果が大きくなった場合、動き検出回路13において画素Geにおいて動きがあると誤判別される恐れがある。
【0057】
よって、このとき、字幕検出回路14によって、対象画素の上下の2画素の第1フィールドにおける画像データ、対象画素の第2フィールドにおける画像データ、対象画素の上下の2画素の第1フィールドと第3フィールドとにおける画像データの差分、及び、対象画素の第2フィールドと第4フィールドとにおける画像データの差分に基づいて、対象画素において字幕が表示されているか否かが判別される。このように、対象画素の画像データが、字幕表示用のデータであるか否かが判別される際の字幕検出回路14での動作を、以下に説明する。
【0058】
今、図2の画素Geが対象画素となるとき、フィールドメモリ1より、画素Gb,Ghの第1フィールドにおける画像データgb1,gh1が、フィールドメモリ2より画素Geの第2フィールドにおける画像データge2が、それぞれ、字幕検出回路14に送出される。そして、字幕検出回路14において、画素Gbの画像データgb1と画素Geの画像データge2との差分の絶対値|gb1−ge2|と、画素Ghの画像データgh1と画素Geの画像データge2との差分の絶対値|gh1−ge2|とが求められる。又、このとき、絶対値演算回路7より画素Gb,Ghの第1フィールドと第3フィールドの画像データの差分の絶対値|gb1−gb3|、|gh1−gh3|が、絶対値演算回路8より画素Geの第2フィールドと第4フィールドの画像データの差分の絶対値|ge2−ge4|が、それぞれ、字幕検出回路14に送出される。
【0059】
そして、これらの画像データのフィールド間の差分|gb1−gb3|、|ge2−ge4|、|gh1−gh3|、及びライン間の差分|gb1−ge2|、|gh1−ge2|に基づいて、字幕検出が行われる。このとき、フィールド間の差分は閾値TH1と、ライン間の差分は閾値TH2とそれぞれ比較され、その比較結果に基づいて、画素Geに字幕が表示されているか否か判別される。即ち、(1)|gb1−gb3|<TH1、且つ|ge2−ge4|<TH1、且つ|gb1−ge2|<TH2のとき、又は、(2)|ge2−ge4|<TH1、且つ|gh1−gh3|<TH1、且つ|gh1−ge2|<TH2のとき、画素Geに字幕が表示されているものと判別される。
【0060】
つまり、(1)|gb1−gb3|<TH1、且つ|ge2−ge4|<TH1、且つ|gb1−ge2|<TH2のときは、画素Gb,Geの2フィールド間の画像データが小さいことにより、画素Gb,Geにおける動きが小さいと判断でき、且つ、画素Gb,Geの2画素(2ライン)間の画像データが小さいため、ラインL1,L2において字幕が表示されていると判別することが適している。又、(2)|ge2−ge4|<TH1、且つ|gh1−gh3|<TH1、且つ|gh1−ge2|<TH2のときは、画素Ge,Ghの2フィールド間の画像データが小さいことにより、画素Ge,Ghにおける動きが小さいと判断でき、且つ、画素Ge,Ghの2画素(2ライン)間の画像データが小さいため、ラインL2,L3において字幕が表示されていると判別することが適している。
【0061】
そして、このように、(1)|gb1−gb3|<TH1、且つ|ge2−ge4|<TH1、且つ|gb1−ge2|<TH2のとき、又は、(2)|ge2−ge4|<TH1、且つ|gh1−gh3|<TH1、且つ|gh1−ge2|<TH2のときに、画素Geに字幕が表示されているものと判別されると、動き検出回路13は強制的に画素Geに動きがないものと判断する。よって、このとき、動き検出回路13に加算回路12より入力される動き加算レベルの値に関わらず、画素Geに動きがないことを表す動き検出結果を出力するため、例えば、後続に補間回路が接続される場合、画素Geの画像データが1フィールド前の画像データとされる時間的な補間が施される。
【0062】
尚、本実施形態では、垂直方向に隣接した3画素の画像データによって、その中心の対象画素に字幕が表示されているか否かが判断されたが、この隣接した3画素に水平方向に隣接した複数の画素の画像データにおける上述した関係と同様の関係に基づいて、中心の対象画素に字幕が表示されているか否かが判断されるようにしても構わない。
【0063】
【発明の効果】
本発明によると、動きが検出される第1画素に隣接した第2及び第3画素の画像データの関係に基づいて、第1画素における動きが検出される。よって、フィールド間の画像データの関係のみで動きがあるか否か判断される場合に比べ、その動きの誤判定を行う割合を低減することができる。特に、第2及び第3画素の画像データの差分が小さいときは、動きがないものとする方が有利である。よって、本発明において、第2及び第3画素の画像データの差分が小さいとき、閾値の値を小さくすることによって、第1画素に動きがないと判断することができるので、例えば、第1画素の画像データを補間するときなどにおいて、空間補間で補間された画像データを優先的に選択することができる。
【0064】
又、この動き検出のほかに、第1画素のフィールド間の画像データの差分、第2又は第3画素のフィールド間の画像データの差分、及び、第1画素と第2又は第3画素のとの画像データの差分が、それぞれ所定の値より小さいとき、強制的に、第1画素に動きがないものと判断される。よって、例えば、字幕などを第1画素が表示されているとき、誤って、動きがあるものと判定されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の動き検出装置の内部構成を示すブロック図。
【図2】画素の配置を示す図。
【図3】閾値とライン間の画像データの差分との関係を示すグラフ。
【図4】第2の実施形態の動き検出装置の内部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1,2,3,4 フィールドメモリ
5,6 減算回路
7,8 絶対値演算回路
9,10 比較回路
11 閾値制御回路
12 加算回路
13 動き検出回路
14 字幕検出回路

Claims (9)

  1. フィールド毎に偶数行のラインに配された画素の画像データと奇数行のラインに配された画素の画像データとが交互に入力され、画像データの入力されていないラインの各画素における被写体の動きを検出する動き検出装置において、
    動きの検出が行われる第1画素の配されたラインの上下に隣接したラインに配されるとともに前記第1画素に隣接した第2画素及び第3画素の画像データの差分に基づいて閾値が定められ、
    前記第1、第2、及び第3画素の2フィールド間の画像データの差分がそれぞれ前記閾値と比較されて得た結果に基づいて、前記第1画素に動きがあったか否かが検出されることを特徴とする動き検出装置。
  2. 前記第1、第2及び第3画素を含む前記第1画素を中心に前記第1画素に近接した複数の画素それぞれにおける2フィールド間の画像データの差分が、各画素について設定された前記閾値と比較され、この複数の比較結果に基づいて、前記第1画素に動きがあったか否かが検出されることを特徴とする請求項1に記載の動き検出装置。
  3. 動きの検出が行われる前記第1画素の配されたラインの上下いずれかに隣接したラインに配されるとともに前記第1画素に隣接した前記第2又は第3画素と前記第1画素との画像データの差分の絶対値が第1閾値より小さく、且つ、前記第1画素の2フィールド間における画像データの差分の絶対値が第2閾値より小さく、且つ、前記第2又は第3画素の2フィールド間における画像データの差分の絶対値が前記第2閾値より小さいとき、前記第1画素に動きがないものとされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動き検出装置。
  4. フィールド毎に偶数行のラインに配された画素の画像データと奇数行のラインに配された画素の画像データとが交互に入力され、画像データの入力されていないラインの各画素における被写体の動きを検出する動き検出装置において、
    前記偶数行及び奇数行のラインのうち、動きの検出が行われる画素が配される一方のラインを第1ラインとするとともに、画像データを有する画素が配される他方のラインを第2ラインとし、
    又、動きの検出が行われるフィールドを第1フィールド、該第1フィールドの1フィールド前に入力されたフィールドを第2フィールド、前記第1フィールドの2フィールド前に入力されたフィールドを第3フィールド、前記第1フィールドの3フィールド前に入力されたフィールドを第4フィールド、とし、
    更に、現在動きの検出が行われる第1ライン上の画素を第1画素、該第1画素と隣接するとともに該第1画素と同列に配された前記第2ライン上の第2画素及び第3画素としたとき、
    前記第2画素の前記第1フィールドにおける画像データと前記第3画素の前記第1フィールドにおける画像データの差分に基づいて、閾値を設定する閾値制御回路と、
    前記第1画素の前記第2フィールド及び前記第4フィールドにおける画像データの差分、前記第2及び第3画素の前記第1フィールド及び前記第3フィールドにおける画像データの差分を求める差分演算回路と、
    前記差分演算回路で求められた前記第1、第2及び第3画素の画像データの差分が、それぞれ、前記閾値制御回路で設定される閾値と比較され、前記第1、第2及び第3画素のうち、前記画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きくなる画素に動きがあると判断される比較回路と、
    前記比較回路より与えられる前記第1、第2及び第3画素を含む前記第1画素に近接した複数の画素についての比較結果に基づいて、前記第1画素に動きがあったか否かが検出される検出回路と、
    を有することを特徴とする動き検出装置。
  5. 前記比較回路が、
    前記第1画素の前記第2フィールド及び前記第4フィールドにおける画像データの差分の絶対値と前記閾値とを比較するとともに、前記第1画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きいときは1を比較結果として出力し、又、前記第1画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より小さいときは0を比較結果として出力する第1比較回路と、
    前記第2画素の前記第1フィールド及び前記第3フィールドにおける画像データの差分の絶対値と前記閾値とを比較するとともに、前記第2画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きいときは1を比較結果として出力し、又、前記第2画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より小さいときは0を比較結果として出力する第2比較回路と、
    前記第3画素の前記第1フィールド及び前記第3フィールドにおける画像データの差分の絶対値と前記閾値とを比較するとともに、前記第3画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より大きいときは1を比較結果として出力し、又、前記第3画素の画像データの差分の絶対値が前記閾値より小さいときは0を比較結果として出力する第3比較回路と、を有し、
    前記検出回路が、前記第1、第2及び第3比較回路のそれぞれから連続して出力される複数の比較結果に重み係数を乗じて重み付け加算を行い、該重み付け加算の結果が大きくなったとき、前記第1画素に動きが検出されることを特徴とする請求項4に記載の動き検出装置。
  6. 前記検出回路において重み付け加算が行われる際、前記第1、第2及び第3画素を含む前記第1画素に近接した複数の画素に関する前記比較回路における比較結果に乗ずる重み係数が、前記第1画素に離れた位置に配される画素ほど小さいことを特徴とする請求項5に記載の動き検出装置。
  7. 前記閾値設定回路において、前記第2画素の画像データと前記第3画素の画像データの差分の絶対値が小さいとき前記閾値の値が小さく、又、前記第2画素の画像データと前記第3画素の画像データの差分の絶対値が大きいとき、前記閾値の値が大きくなるように設定されることを特徴する請求項4〜請求項6のいずれかに記載の動き検出装置。
  8. 前記前記第2画素の画像データと前記第3画素の画像データの差分の絶対値をd、前記閾値をTHとしたとき、
    前記閾値THと前記画像データの差分の絶対値dの関係が、min、max、αを定数としたとき、
    TH=min+(d−α)(min≦TH≦max)
    を満たすような関係になるように、前記閾値設定回路において、前記閾値が設定されることを特徴する請求項4〜請求項6のいずれかに記載の動き検出装置。
  9. 前記第1画素の前記第2フィールドにおける画像データと前記第2画素の前記第1フィールドにおける画像データとの差分が第1閾値より小さく、且つ、前記第1画素の画像データの第2フィールド及び第4フィールドにおける画像データの差分が第2閾値より小さく、且つ、前記第2画素の画像データの第1フィールド及び第3フィールドにおける画像データの差分が前記第2閾値より小さいとき、
    又は、前記第1画素の前記第2フィールドにおける画像データと前記第3画素の前記第1フィールドにおける画像データとの差分が前記第1閾値より小さく、且つ、前記第1画素の画像データの第2フィールド及び第4フィールドにおける画像データの差分が前記第2閾値より小さく、且つ、前記第3画素の画像データの第1フィールド及び第3フィールドにおける画像データの差分が前記第2閾値より小さいとき、
    前記比較回路より出力される前記比較結果に関係なく、前記第1画素に動きがないものとされることを特徴とする請求項4〜請求項8のいずれかに記載の動き検出装置。
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