JP3653281B2 - 信号記録方法及びこれを用いた装置 - Google Patents

信号記録方法及びこれを用いた装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3653281B2
JP3653281B2 JP52743996A JP52743996A JP3653281B2 JP 3653281 B2 JP3653281 B2 JP 3653281B2 JP 52743996 A JP52743996 A JP 52743996A JP 52743996 A JP52743996 A JP 52743996A JP 3653281 B2 JP3653281 B2 JP 3653281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
threshold
recording
recorded
threshold value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52743996A
Other languages
English (en)
Inventor
太郎 今長谷
裕明 小野
信行 賀来
Original Assignee
株式会社 日立製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 日立製作所 filed Critical 株式会社 日立製作所
Application granted granted Critical
Publication of JP3653281B2 publication Critical patent/JP3653281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1833Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs by adding special lists or symbols to the coded information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

技術分野
この発明は、データレコーダやハードディスク等の媒体にデータを記録する技術に関し、所有時間を短縮できる信号記録方法及びそれを用いた装置、並びにその記録方法または装置で記録された記録媒体に関する。
背景技術
従来から、情報処理システムから装置に伝達されたデータの記録方法として以下のものがあった。第13図は、そのフローチャートを示している。データをメモリに保存して(第13図C)、データを媒体に記録して(第13図D)、エラー管理のために媒体からデータを再生して(第13図E)、再生データとメモリ内のデータを比較することによりエラーを検出して(第13図F)、エラー検出結果とエラーのしきい値を比較し(第13図G)、一定の値に固定されているしきい値を満足すれば終了し、不満足であれば再度記録(第13図D)にまで戻るという順序で行う記録方法である。そして、しきい値を満足するまで、記録(第13図D)からしきい値と比較(第13図G)までを繰り返し行う。
第14図は、しきい値比較の詳細を示している。ここでは、エラー比較のためのしきい値として、エラーレートを用いる。エラーレートとは、一定数の記録データに対するエラーの割合である。実線がエラーレートの時間軸に沿った変動、破線がしきい値を表している。エラーレートが一定の値であるしきい値より高くなる時、即ち、しきい値を満足しない時、データは再記録される。
現在、情報処理システム及びそれに接続される装置には、信頼性と、時間効率の観点から高速性が望まれている。また、画像データをパソコンやワークステーション等の情報処理システムで取り扱う機会が多くなっている。現在は、静止画像が中心であるが、動画像を取り扱う機会も増えてくると考えられる。
画像データのデータ量は、数値データやプログラムデータのデータ量に比べて多い。例えば、一枚の白黒の静止画像には、画素数分の位置情報と輝度情報が必要である。カラー画像であれば色情報がそれに加わる。取り扱う画像が静止画像から動画像になれば、データ量はさらに増大する。これより、画像データを取り扱う情報処理システムでは、数値データやプログラムデータのみを取り扱う情報処理システムに比較して、処理しなければならないデータ量が飛躍的に増大すると考えられる。データ量の増大により、このデータの記録に要する時間は長くなると考えられ、高速性の観点から、このことは問題となる。
従来の一定の値に固定されているしきい値によるエラー管理では、この記録の長時間化を防ぐことは困難である。
従って、本発明は、画像データ等のデータ量の多いデータの記録の長時間化を防ぐ信号記録技術を提供することを目的としている。
発明の開示
本発明は、数値データやプログラムデータや静止画像データや動画像データといったデータの種類を判別し、データ種類に応じて媒体上の記録データのエラー管理をする際のしきい値を設定し、データをメモリに保存し、データを媒体に記録し、エラー管理のために媒体からデータを再生し、再生データとメモリー内のデータを比較することによりエラーを検出し、エラー検出結果とエラーのしきい値を比較し、しきい値を満足すれば終了し、不満足であれば再度記録にまで戻る順序で記録を行うというものである。このことによって、媒体上の記録データのしきい値によるエラー管理に要する時間を短くでき、データ量の多い画像データ等の記録の長時間化を防ぐ信号記録方法となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である記録方法のフローチャートを示す図であり、第2図は、時間軸に沿ったしきい値とエラーレートを示す図であり、第3図は、本発明の一実施例である記録方法のフローチャートを示す図であり、第4図は、装置の概略を示す図であり、第5図は、本発明の一実施例である記録方法のフローチャートを示す図であり、第6図は、本発明の一実施例である記録方法のフローチャートを示す図であり、第7図は、本発明の一実施例である記録方法のフローチャートを示す図であり、第8図は、データブロックを示す図であり、第9図は、本発明の一実施例であるテープとヘリカルスキャンタイプの装置を示す図であり、第10図は、本発明の一実施例であるテープと長手方向に記録する装置を示す図であり、第11図は、本発明の一実施例であるディスクとそれを用いた装置を示す図であり、第12図は、本発明の一実施例であるカードを示す図であり、第13図は、従来の記録方法のフローチャートを示す図であり、第14図は、従来の時間軸に沿ったしきい値とエラーレートを示す図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、以下、添付の図面に従って説明する。
第1図は、一実施例である記録方法のフローチャートを示す。A)数値データやプログラムデータや静止画像データや動画像データといったデータの種類を判別し、B)データ種類に応じて媒体上の記録データのエラー管理をする際のしきい値を設定し、C)データをメモリに保存し、D)データを媒体に記録し、E)エラー管理のために媒体からデータを再生し、F)再生データとメモリー内のデータを比較することによりエラーを検出し、G)エラー検出結果と媒体上の記録データのエラー管理をするしきい値を比較し、しきい値を満足すれば終了し、不満足であれば再度D)記録にまで戻るという順序で行う。ただし、B)は、G)の前までに行われればよい、即ち、C)、D)、E)、F)の後でもよい。
以下に、記録方法のそれぞれの過程にA)からG)の符号を付加して、それぞれの実施例をあげて説明する。
A)のデータ種類判別の区分とそれによるB)しきい値設定について、3つの実施例を以下に示す。
(1)非画像データと画像データに判別する。数値データやプログラムデータなどの非画像データの取扱の時、しきい値はaに設定し、静止画像データや動画像データなどの画像データの取扱の時は、上記aよりエラーの許容量が多くなるしきい値bに設定する。しきい値としてエラーレートを用いた場合を以下に説明する。エラーレートとは一定数の記録データに対するエラーの割合であり、エラーの量が多いほどエラーレートは高くなる。この時は、上記aに対して上記bは高い値に、即ち、a<bとなるように設定する。
(2)非動画像データと動画像データに判別する。数値データやプログラムデータや静止画像データなどの非動画像データの取扱の時、しきい値はaに設定し、動画像データの取扱の時は、上記aよりエラーの許容量が多くなるしきい値bに設定する。しきい値としてエラーレートを用いた場合は、上記aに対して上記bは高い値に、即ち、a<bとなるように設定する。
(3)非画像データと静止画像データと動画像データに判別する。数値データやプログラムデータなどの非画像データの取扱の時、しきい値はaに設定し、静止画像データの取扱の時は、上記aよりエラーの許容量が多くなるしきい値bに設定し、動画像データの取扱の時は、上記bよりエラーの許容量が多くなるしきい値cに設定する。しきい値としてエラーレートを用いた場合は、a<b<cとなるように設定する。
非画像データのしきい値に対して、画像データのしきい値をよりエラーの許容量が多くなる値に設定した理由を以下に示す。エラー管理に用いるしきい値は、データを情報処理システムで問題なく扱える値に設定されている。媒体上の記録データのしきい値によるエラー管理は、信頼性の観点からいえば必要だが、高速性の観点からいえば、しきい値の設定値により処理の高速性が左右されることになる。つまり、しきい値をよりエラーの許容量が多くなる値に設定した時、記録の際のしきい値を満足する確率は高くなり、しきい値によるエラー管理に要する時間は短いが、しきい値をよりエラーの許容量が少なくなる値に設定した時、しきい値を満足する確率は低くなり、エラー管理に要する時間は長くなる。ここで、数値データやプログラムデータなどの非画像データと、画像データの質の違いに着目する。数値データは単独の情報であるが、画像データは多くの数値情報の集合体である。具体的にいえば、ある画面に人間が何人写っているかというのが必要な情報だとすると、数画素分、あるいは、数十画素分程度のデータ欠落は問題とならない。非画像データでは、しきい値をよりエラーの許容量が多くなる値に設定することは信頼性から問題となるが、画像データでは、ある値までは、より許容量が多くなる値に設定しても実用上問題ない。
以下の説明では、非画像データと画像データに判別する場合を例として説明する。他の判別区分においても、これと同様である。
C)装置に送られたデータは、メモリに保存される。メモリから一定量の未記録データを抽出する。
D)記録ヘッドにより媒体に記録される。
データは一定量づつ媒体に記録される。この量は、記録方法を用いる装置によって異なる。この記録の際の一定量のデータを、今後、分割データと呼ぶことにする。
E)媒体から再生ヘッドで読み込まれたデータは、プリアンプ回路で増幅され、イコライザ回路、クロック再生回路を経て、復調回路内で復調される。
F)エラー検出について説明する。この再生データとメモリに保存してあるデータとを比較することにより、エラーを検出する。このエラーは、エラー訂正回路によりエラー訂正がなされ、それでも残るエラーには、エラーフラグが付けられる。エラー数カウンタにより、エラーフラグ数をカウントする。
G)しきい値と比較について説明する。ここでは、エラー比較のためのしきい値は、エラーレートを用いることにする。エラーレートとは、一定数の記録データに対するエラーの割合である。第2図は時間軸に沿ったエラーレートの変動を示す。実線が時間軸に沿ったエラーレートの変動、破線がしきい値を表す。しきい値はデータの種類によって設定する。非画像データの取扱の時のしきい値に対して、画像データの取扱の時は、よりエラーの許容量が多くなるしきい値に設定した。これにより、画像データ取扱時にエラーレートが悪化しても、しきい値を満足する確率は高くなり、媒体上の記録データのしきい値によるエラー管理に要する時間を短くできる。
以下に、しきい値比較後を示す。
(1)しきい値を満足した時
データが全て記録されていれば終了し、そうでなければ未記録データの抽出に戻り、D)記録以降を上記と同様に行う。
(2)しきい値を満足しない時
しきい値を満足しなかった前回記録に用いたのと同一のデータをメモリから抽出して、D)記録以降を同様に行う。以下に、媒体上の記録位置について説明する。再記録回数の制限回数Aまで媒体上の同一位置で同一データの記録を試みる。それでも、しきい値を満足しない時は、媒体上の記録位置を変更して、同様に再記録回数の制限回数Aまで媒体上の同一位置で同一データの記録を試みる。位置変更回数Bまで、これを繰り返してもしきい値を満足しない時は、記録失敗との情報を情報処理システムの画面上で表示後、記録を続行するか中止するかを、装置使用者に選択させる。続行の時は、再度、同一データの記録を試み、中止の時は記録終了とする。
媒体上の同一位置で記録を繰り返す際は、同一位置にヘッドがくるように、ヘッドと媒体を動かさなければならない。第9図や第10図に示すテープを媒体として用いる場合は、テープを一定量、巻戻さなければならない。
位置を変更したために分割データ同士が連続的に再生されない際に備えて、分割データは、それがどのデータのどの部分に属するものかを判別できる番号なり記号と共に記録する。
第3図は一実施例である記録方法のフローチャートを示す。記録続行選択で装置使用者が記録続行を選択した後、しきい値変更を可能にする。記録続行選択後、装置使用者にしきい値を変更するか、変更しないか選択させる。変更するを選択した場合は、装置使用者がソフトや装置に設けたスイッチやダイヤルでしきい値を変更する。この時、しきい値を前回に比べ、よりエラーの許容量が多くなるしきい値bに変更することにより、再記録においてしきい値を満足する確率を高くすることができる。あるいは、変更するを選択した場合、装置が自動的に、前しきい値を満足しなかったエラーレートを満足する値にしきい値を変更する。例えば、前しきい値を満足しなかったエラーレートbeに対して、しきい値b1をb1>beとなるように変更する。それから、再度、同一データの記録を試みる。
以下に、上記記録方法を用いた装置について説明する。第4図は装置の概略図を示す。装置は、媒体にヘッドを用いてデータを記録し、また、媒体からヘッドを用いてデータを再生する記録再生部と、記録データと再生データを処理するデータ処理部と、前記記録再生部の挙動を制御する制御処理部などにより構成される。また、装置は、伝達手段を用いて情報処理システムとデータの相互伝達が可能である。伝達手段としてSCSI等がある。データ、ファイル名、データ種類判別結果等、情報処理システムから装置に、SCSIコマンド等を用いて伝達される。ここで、SCSIはSmall Computer System Interfaceの略で、米国規格協会(ANSI)がコンピューターの標準インターフェイスとして、規格したものであり、情報処理システムと装置等の接続に使われる。ここで、情報処理システムとは、メインフレーム、ワークステーション、パーソナルコンピュータ等である。A)データ種類判別の方法は、データ種類判別用のソフトを用いる方法とこれを用いない方法がある。そして、ソフトを用いる方法は、情報処理システムから装置に伝達されるデータ種類情報の信号形態によってさらに二つに分けられる。この信号形態はデータ種類判別結果としきい値である。以下に詳細に説明する。
(1)データ種類判別用のソフトを用いない方法
第5図は、記録方法のそれぞれの過程を行うシステム及び装置も示したフローチャートを示す。情報処理システムにおいて、使用者が、記録するデータが非画像データか画像データかのデータ種類を判別し、ファイル名に装置メーカーの指定する特定の拡張子を付ける。一実施例として、画像を示す特定ファイル名の拡張子が、「AA」と指定されているとする。装置使用者が「AA」の拡張子のついたファイルのデータを情報処理システムから装置に伝達すると、装置は、拡張子「AA」により、伝達されたデータのデータ種類を画像データとして認識する。装置内のしきい値設定回路は、データ種類により、ROM等の記憶装置に蓄えられたしきい値を参照して、しきい値を設定する。参照するしきい値については、装置に外部スイッチやダイヤルを設け、これらにより、しきい値を装置使用者が設定することも可能である。また、一実施例として、異なる参照しきい値を示す数種の拡張子を装置メーカーが指定することも可能である。例として、拡張子「AA1」、「AA2」、「AA3」が、その参照しきい値x、y、zに対応し、これらが、x>y>zの関係にあるとする。この拡張子を用いることにより、装置使用者は、しきい値を、数種のしきい値から選択することが可能になる。(2.1)データ種類判別用のソフトを用いて判別し、データ種類判別信号を伝達する方法
第6図は記録方法のそれぞれの過程を行うシステム及び装置も示したフローチャートを示す。ソフトは、装置にデータを送る前に、情報処理システムにおいて起動され動作可能となる。ソフトは、ファイル名の拡張子から、あるいはPICT等の保存フォーマットから、あるいは情報処理システムが保有するファイルについての情報から、記録するデータが非画像データか画像データかを判別する。これにより、ソフトは、データが非画像データか画像データかのデータ種類判別結果を有する。情報処理システムから装置に、データと共にデータ種類判別結果を伝達する。装置内のしきい値設定回路は、データ種類判別結果を受け取ると、それによりROM等の記憶装置に蓄えられたしきい値を参照して、しきい値を設定する。参照するしきい値については、装置に外部スイッチやダイヤルを設け、これらにより、しきい値を装置使用者が設定することも可能である。(2.2)データ種類判別用のソフトを用いて判別し、しきい値を伝達する場合
第7図は、記録方法のそれぞれの過程を行うシステム及び装置も示したフローチャートを示す。ソフトは、装置にデータを送る前に、情報処理システムにおいて起動され動作可能となる。ソフトは、ファイル名の拡張子から、あるいはPICT等の保存フォーマットから、あるいは情報処理システムが保有するファイルについての情報から、記録するデータが非画像データか画像データかを判別する。これにより、ソフトは、データが非画像データか画像データかのデータ種類判別信号を有する。さらに、使用者が情報処理システムにおいて、ソフトを用いてデータ種類判別結果からしきい値を設定しする。情報処理システムから装置に、データと共にしきい値を伝達する。しきい値を設定する方法は数種類あり、以下に示す。
(2.2.1)装置メーカーからしきい値として、初期値として値が与えられていて、それをそのまま用いる方法。(2.2.2)装置使用者が、ソフトを用いてしきい値を数種の値から選択する方法。画面上にソフトによる選択のための、例えば何番を選べはしきい値を幾つに設定するとの指示が表示され、それに従って画面上のアイコンなりキーボードで選択する。
(2.2.3)装置使用者が、ソフトを用いてしきい値を任意の値に設定する方法。画面上にソフトによる設定のための指示が表示され、それに従ってキーボードでしきい値を入力する。
装置では、データの様々な属性情報を持つヘッダーやエラー訂正符号(ECC)等の付属データをデータに付加して扱う。つまり、付属データもデータと共に、保存されたり記録される。付属データとデータは、1つのデータブロックを形成する。第8図はその一例を示す。本発明に述べたデータ種類によるしきい値設定は、データと付属データに対して以下の(1)、(2)の2つの適用形態がある。
(1)データ種類によるしきい値設定はデータに対してのみ適用され、ヘッダーやエラー訂正符号等の付属データに対しては適用されない。よって、しきい値比較は、データと付属データでは、別々になされなければならない。
(2)データ種類によるしきい値設定は、データと付属データ全てに適用する。
一実施例として、記録した時に参照するしきい値を、このヘッダーに含めて記録する方法及びこの記録方法を用いた装置及びこの記録方法により記録された媒体がある。この方法によれば、装置使用者は、データの再生時、このデータが元データに対してどの範囲で劣化したものであるかを知ることができる。
一実施例として、記録した時に参照したしきい値と比較対象である実際のエラーレートの値を、このヘッダに記録する方法及びこの記録方法を用いた装置及びこの記録方法により記録された媒体がある。例えば、画像データが何回も繰り返し記録されるとすれば、記録の度に、しきい値をエラーの許容量が多くなる値に設定した分だけ劣化が積み重なることになる。こうした状況に備えて、元データに対する記録毎のエラーレート等のエラー検出結果を保存しておけば、現在のデータの元データに対する正確な劣化量がわかる。
一実施例として、この元データに対する劣化可能な範囲と現在のデータのエラーレートとにより、次回の記録の際のしきい値を決定する。以下に、決定の方法の一つを示す。
L=M−N
ここで、L:次回記録の際のしきい値としてのエラーレート
M:元データに対する劣化可能な範囲により算出されたしきい値としてのエラーレート
N:現在のデータの元データに対するエラーレート劣化量
一実施例として、装置使用者がソフトを用いて記録データのエラー管理を、単一のしきい値によって行うか、データの種類により設定されたしきい値によって行うか、を選択可能な構成とした装置がある。画面上にソフトによる選択のための、例えば何番を選べはどちらの方法で行うとの指示が表示され、それに従って画面上のアイコンなりキーボードで選択する。
前記記録方法により記録された媒体と装置のヘッド近傍の実施例を以下に示す。
一実施例として、媒体としてテープ1を用い、これは磁気を用いて記録される。この媒体用の装置は2方式ある。第9図はその一つであるヘリカルスキャンタイプを示す。テープ1は、テープガイド4、5によって、回転ヘッド装置3に巻装され、回転ヘッド装置3に搭載されたヘッド2によって記録、再生される。第10図は他の方式として、テープ長手方向に記録するタイプを示す。テープ1は、キャプスタン6、ピンチローラ7によって駆動されて、固定されたヘッド2によって記録、再生される。
第11図は、媒体として扁平な円形のディスク8を用いる装置の一実施例を示す。ディスクを回転し、ヘッド2を移動させて記録、再生を行う。ヘッド移動は、アーム9をスライドさせるか、回転させて行う。記録方法として、磁気を用いる記録方式と、レーザー光線等の光を用いる記録方式がある。それぞれ、ヘッドが磁界を形成するか、光を媒体に向けて照射する。
媒体としてカード10を用いて、その記録可能領域11に記録する装置がある。第12図はカード10の一実施例を示す。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる記録方法及びこれを用いた装置並びに記録された媒体は、データレコーダやフロッピーディスクドライブ、ハードディスクなどの媒体を用いて記録する記録方法及びこの記録方法を用いた装置及びこの記録方法により記録された媒体に用いるのに適している。

Claims (23)

  1. 記録するデータの種類を判別し、該判別結 果に応じエラー許容度に対応したしきい値を設定し、該 データをメモリに保存した後、該メモリ内の保存された データを媒体に記録し、該記録動作後に該媒体から該記 録データの再生動作を行い、該再生データを上記メモリ 内のデータと比較しエラー検出を行い、該エラー検出結 果と上記設定しきい値とを比較し該検出結果が、該しき い値を不満足の場合は再び上記メモリ内の前回記録動作 に用いたデータを媒体に再記録し、該再記録データにつ き、上記と同様に、再生、エラー検出、しきい値との比 較と判別とを行い、該しきい値を満足している場合で未 記録データが残っていれば上記メモリ内の未記録データ の上記記録以降を同様に行い、該しきい値を満足してい る場合で未記録データが残っていなければ終了するよう にしたことを特徴とする信号記録方法。
  2. 上記しきい値の設定において、画像データ の場合のしきい値を、非画像データの場合のしきい値よ りもエラーの許容量が多くなるように設定する請求の範 囲第1項記載の信号記録方法。
  3. 上記しきい値の設定において、動画像デー タの場合のしきい値を、非動画像データの場合のしきい 値よりもエラーの許容量が多くなるように設定する請求 の範囲第1項記載の信号記録方法。
  4. 上記しきい値の設定において、動画像デー タの場合のしきい値を、静止画像データの場合のしきい 値よりもエラーの許容量が多くなるように設定し、静止 画像データの場合のしきい値を、非画像データの場合の しきい値よりもエラーの許容量が多くなるように設定す る請求の範囲第1項記載の信号記録方法。
  5. 上記記録条件として用いたしきい値を媒体 に記録するようにした請求の範囲第1項記載の信号記録 方法。
  6. 上記記録時に検出したエラー結果を媒体に 記録する請求の範囲第1項記載の信号記録方法。
  7. 記録するデータの種類を判別し、該判別結 果に応じエラー許容度に対応したしきい値を設定し、該 データをメモリに保存した後、該メモリ内の保存された データを媒体に記録し、該記録動作後に該媒体から該記 録データの再生動作を行い、該再生データを上記メモリ 内のデータと比較しエラー検出を行い、該エラー検出結 果と上記設定しきい値とを比較し該比較結果に基づき上 記設定しきい値を該設定値よりもエラー許容量が多くな る値に再設定し直し、再び、上記メモリ内の前回記録動 作に用いた上記データを上記媒体に再記録し、該再記録 データにつき、上記と同様、再生、エラー検出、しきい 値との比較と判別とを行うようにしたことを特徴とする 信号記録方法。
  8. 上記しきい値の設定は、上記データの種類 の判別結果によって自動設定されるようになっている請 求の範囲第7項記載の信号記録方法。
  9. 記録するデータの種類を判別する判別手段 と、該判別結果に応じエラー許容度に対応したしきい値 を設定する設定手段と、該データを保存するメモリと、 該メモリ内の保存されたデータを媒体に記録する記録手 段と、該記録動作後に該媒体から該記録データを再生す る再生手段と、該再生データを上記メモリ内のデータと 比較しエラー検出を行う検出手段と、該エラー検出結果 と上記設定しきい値とを比較する比較手段と、を備え、 該エラー検出結果が該しきい値を不満足の場合は再び上 記メモリ内の前回記録動作に用いたデータを媒体に再記 録し、該再記録データにつき、上記と同様、再生、エラ ー検出、しきい値との比較と判別とを行い、該しきい値 を満足している場合で未記録データが残っていれば上記 メモリ内の未記録データの上記記録以降を同様に行い、 該しきい値を満足している場合で未記録データが残って いなければ終了する構成としたことを特徴とする信号記 録装置。
  10. 上記設定手段は、上記判別手段の出力に よって自動設定されるようになっている請求の範囲第9 項記載の信号記録装置。
  11. 記録するデータの種類を判別する判別手 段と、該判別結果に応じエラー許容度に対応したしきい 値を設定する設定手段と、該データを保存するメモリ と、該メモリ内の保存されたデータを媒体に記録する記 録手段と、該記録手段の記録動作後に該媒体から該記録 データの再生動作を行う再生手段と、該再生データを上 記メモリ内のデータと比較しエラー検出を行う検出手段 と、該エラー検出結果と上記設定しきい値とを比較する 比較手段と、を備え、該比較結果に基づき上記設定手段 でしきい値を該設定値よりもエラー許容量が多くなる値 に再設定し直し再び上記メモリ内の前回記録動作に用い たデータを上記媒体に再記録し、該再記録データにつ き、上記と同様、再生、エラー検出、しきい値との比較 と判別とを行う構成としたことを特徴とする信号記録装 置。
  12. 上記設定手段は、上記判別手段の出力に よって自動設定されるようになっている請求の範囲第11 項記載の信号記録装置。
  13. 上記設定手段は、上記比較手段の出力に よって自動的に再設定されるようになっている請求の範 囲第11項または第12項記載の信号記録装置。
  14. 上記判別手段は、データの種類を判別可 能なソフトを具備した構成である請求の範囲第9項記載 の信号記録装置。
  15. 上記判別手段は、データの種類を判別可 能なソフトを具備した構成である請求の範囲第11項記載 の信号記録装置。
  16. 上記設定手段は、設定するしきい値を、 数種の値から選択可能な構成とした請求の範囲第9項記 載の信号記録装置。
  17. 上記設定手段は、設定するしきい値を、 数種の値から選択可能な構成とした請求の範囲第11項記 載の信号記録装置。
  18. 上記設定手段は、設定するしきい値を、 任意の値に設定可能な構成とした請求の範囲第9項記載 の信号記録装置。
  19. 上記設定手段は、設定するしきい値を、 任意の値に設定可能な構成とした請求の範囲第11項記載 の信号記録装置。
  20. 上記設定手段は、設定するしきい値を、 上記判別手段の出力によらずに設定可能な構成を有して いる請求の範囲第9項記載の信号記録装置。
  21. 上記設定手段は、設定するしきい値を、 上記判別手段の出力によらずに設定可能な構成を有して いる請求の範囲第11項記載の信号記録装置。
  22. 上記記録手段は、上記検出手段で検出し たエラー検出結果を上記媒体に記録可能な構成である請 求の範囲第9項記載の信号記録装置。
  23. 上記記録手段は、上記検出手段で検出し たエラー検出結果を上記媒体に記録可能な構成である請 求の範囲第11項記載の信号記録装置。
JP52743996A 1995-03-10 1995-03-10 信号記録方法及びこれを用いた装置 Expired - Fee Related JP3653281B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP1995/000403 WO1996028822A1 (fr) 1995-03-10 1995-03-10 Procede d'enregistrement des signaux, dispositif faisant appel a ce procede et support d'enregistrement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3653281B2 true JP3653281B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=14125733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52743996A Expired - Fee Related JP3653281B2 (ja) 1995-03-10 1995-03-10 信号記録方法及びこれを用いた装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3653281B2 (ja)
WO (1) WO1996028822A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3735498B2 (ja) 1999-11-09 2006-01-18 株式会社東芝 情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612895B2 (ja) * 1983-01-24 1994-02-16 株式会社東芝 情報処理システム
JPS6128154U (ja) * 1984-07-26 1986-02-20 三洋電機株式会社 情報記録再生装置
JPH0756734B2 (ja) * 1985-05-27 1995-06-14 松下電器産業株式会社 情報記録再生装置
JPS62250563A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 Canon Inc 磁気デイスク記憶装置
JPS6318582A (ja) * 1986-07-09 1988-01-26 Kenwood Corp 検出誤り表示装置
JPH01290174A (ja) * 1988-05-17 1989-11-22 Sanyo Electric Co Ltd ディジタル磁気記録再生装置
JPH02122477A (ja) * 1988-10-31 1990-05-10 Toshiba Corp デジタル記録再生装置
JPH02128375A (ja) * 1988-11-07 1990-05-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ記録再生装置
JP2778169B2 (ja) * 1989-12-30 1998-07-23 ソニー株式会社 デイジタル信号処理回路
JPH04170771A (ja) * 1990-11-05 1992-06-18 Nec Gumma Ltd 書換え可能な光ディスク装置
JPH06103577A (ja) * 1992-09-22 1994-04-15 Hitachi Maxell Ltd 書換型光ディスクのデータ記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1996028822A1 (fr) 1996-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7133599B2 (en) Realtime data recording method
US5966358A (en) Signal recording apparatus and signal recording method
US8184516B2 (en) Method for controlling the quality of storage media
US6920005B2 (en) Storage apparatus and read error recovery method thereof
US8081396B2 (en) Processing data recorded on a tape medium
KR100391740B1 (ko) 재생 오류의 처리 방법 및 이를 이용한 디스크 장치
KR100189534B1 (ko) 비트 에러레이트를 이용한 디지탈 영상기록 재생장치의 트랙킹 제어회로 및 그 제어방법
US5739519A (en) Information recording method
JP3653281B2 (ja) 信号記録方法及びこれを用いた装置
US6405283B1 (en) Method for handling buffer under-run during disc recording
EP0379222B1 (en) Data recording/reproducing apparatus
US7222267B2 (en) Method of providing information on errors of hard disk drive, hard disk drive therefor and information processing apparatus therefor
US6401169B1 (en) Optical disc buffer under-run handling method
EP0440091A2 (en) A disk recording/reproducing method and reproducing apparatus
JP3282941B2 (ja) Cd−rドライブ装置
JP2859050B2 (ja) 情報再生装置
JP2563466B2 (ja) ディジタル信号記録再生装置
JPH11273265A (ja) 光ディスクドライブ装置
EP0982926B1 (en) Method for recording still pictures on disk and apparatus for recording and reproducing still pictures on and from disk
JP2005505176A (ja) ストレージ媒体の識別データのためのシステム及び方法
EP1411518A1 (en) Recording apparatus, recording method, program, and recording medium
EP3107099A1 (en) Data storage and reproduction apparatus storing and reproducing multimedia data
JP2002163859A (ja) 再生動作制限方法、再生履歴記録方法、データ記録再生システム、データ記録再生方法及び記録媒体
JP2574251B2 (ja) 交代記録再生装置
JP2000242907A (ja) 情報読出し方法及び情報再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees