JP2002163859A - 再生動作制限方法、再生履歴記録方法、データ記録再生システム、データ記録再生方法及び記録媒体 - Google Patents

再生動作制限方法、再生履歴記録方法、データ記録再生システム、データ記録再生方法及び記録媒体

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JP2002163859A
JP2002163859A JP2000357600A JP2000357600A JP2002163859A JP 2002163859 A JP2002163859 A JP 2002163859A JP 2000357600 A JP2000357600 A JP 2000357600A JP 2000357600 A JP2000357600 A JP 2000357600A JP 2002163859 A JP2002163859 A JP 2002163859A
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Takashi Tatekawa
孝 立河
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像等の長時間データを記録したシステム
で再生制限を行う場合、一部のコンテンツを再生しない
にも関わらず再生不可となることを防止する。 【解決手段】 記録されている一つまたは複数のデータ
を複数の論理的なブロックに分けて再生を行うデータ記
録再生システムであって、ブロックの分割情報、ブロッ
ク毎の再生制限情報、ブロック毎の累積の再生情報を記
憶する手段14と、再生されたデータとブロックの分割
情報とから現在再生されているブロックを検出する手段
111と、検出された現在再生されているブロックの位
置情報、ブロック毎の再生制限情報及びブロック毎の累
積の再生情報に基づいて各ブロック毎の再生制限を超過
していないかどうかの判定を行う手段112と、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像データ等の保護
のために、記録されたデータの再生を制御する再生動作
制限方法、再生履歴記録方法、データ記録再生システ
ム、データ記録再生方法及びこのデータ記録再生方法を
記述したプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】このような、記録されたデータの再生を
制御するデータ記録再生システムにおいて、例えば特開
平08−129826号公報にあるように再生回数を制
限し、制限回数を超えた場合にはデータ消去などの再生
不能化を行う記録再生装置が提案されている。図11は
特開平08−129826号公報に開示される、情報再
生装置を示すもので、例えば、ユーザーが電話309を
用いてビデオソフトの配信を、その種類や再生希望回数
等を指定して要求すると、通信ビデオソフト提供元は送
信装置301からケーブルテレビ回線302を介してビ
デオテープレコーダ303に指定されたビデオソフトの
ビデオ信号とその再生回数制限情報を有料で送信する。
ビデオ信号と再生回数制限情報は記録回線304に入力
されて分離され、ビデオ信号はビデオカセット305の
テープに記録され、再生回数制限情報はビデオカセット
305に搭載されるICメモリ306にそれぞれ記録さ
れる。テープに記録されたビデオソフトを再生回路30
7とディスプレイ308を用いて再生し、再生回数制限
情報に基づく所定の許容再生回数が終わると再生回路3
07はビデオ信号の再生を停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単純に再生回
数でのみデータ再生不能化の処理を行うと再生データが
映画等の長時間のコンテンツの場合や複数のコンテンツ
(contents)を含む場合に一度も見ていないシーンやコ
ンテンツがあるにもかかわらず再生不能とされてしまう
場合がある。また途中で一時停止、巻き戻し等の動作に
制限を付加する場合においても単純な回数ではコンテン
ツの内容に応じた適切な制御を行うことが困難である。
【0004】本発明の主な目的は、データ記録再生シス
テムにおいて、特に記録データの再生制限機能を付加す
る場合等において、データ内容やデータの提供者、利用
者の目的に応じて多様な制御が可能な再生動作制限方
法、再生履歴記録方法、データ記録再生システム、デー
タ記録再生方法及びこのデータ記録再生方法を記述した
プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の再生動作制限方
法は、記録されている一つまたは複数のデータを複数の
論理的なブロックに分け、そのブロック単位であらかじ
め設定された再生動作制限情報により、再生動作の制限
を行う、再生動作制限方法である。
【0006】本発明の再生履歴記録方法は、記録されて
いる一つまたは複数のデータを複数の論理的なブロック
に分け、そのブロック単位での累積の再生回数を少なく
とも含む再生動作履歴を記録する再生履歴記録方法であ
る。
【0007】本発明のデータ記録再生システムは、記録
されている一つまたは複数のデータを複数の論理的なブ
ロックに分けて再生を行うデータ記録再生システムであ
って、前記ブロックの分割情報、前記ブロック毎の再生
制限情報、前記ブロック毎の累積の再生情報を記憶する
手段と、再生されたデータと前記ブロックの分割情報と
から現在再生されているブロックを検出する手段と、検
出された現在再生されているブロックの位置情報、前記
ブロック毎の再生制限情報及び前記ブロック毎の累積の
再生情報に基づいて各ブロック毎の再生制限を超過して
いないかどうかの判定を行う手段と、を有するデータ記
録再生システムである。
【0008】本発明のデータ記録再生方法は、記録され
ている一つまたは複数のデータを複数の論理的なブロッ
クに分けて再生を行うデータ記録再生方法であって、再
生されたデータと前記ブロックの分割情報とから現在再
生されているブロックを検出し、検出された現在再生さ
れているブロックの位置情報、前記ブロック毎の再生制
限情報及び前記ブロック毎の累積の再生情報に基づいて
各ブロック毎の再生制限を超過していないかどうかの判
定を行うデータ記録再生方法である。
【0009】本発明の記録媒体は、上記本発明のデータ
記録再生方法を記述したプログラムを記録した記録媒体
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の上記特徴および利点を明
確にすべく、以下添付した図面を参照しながら、本発明
の実施の形態につき詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態としてのデ
ータ記録再生システム1のブロック図である。本データ
記録再生システム1はデータ再生手段12,データ処理
手段15を制御し、また制御に必要な情報を再生情報記
憶手段14に読み書きする制御部110を含む制御手段
11を有する。また制御手段11にはデータ信号処理手
段15からの情報とブロック情報140から現在のブロ
ック位置を検出するブロック検出部111が含まれる。
さらにブロック検出部111が検出した現在のブロック
位置と再生情報記憶手段14の各情報から再生制限を超
過していないかどうかを判定し、制御部110にその情
報を伝達する再生制限判定部112も制御手段11に含
まれる。
【0012】データ再生手段12はデータ記憶手段13
からデータを取り出す手段である。データ記憶手段13
はデータを格納する手段である。再生情報記憶手段14
はデータ再生を行う際に利用されるデータを格納手段で
あり、制御手段11により読み書きされる。また再生情
報記憶手段14にはデータ記憶手段13に格納されてい
るデータの論理的分割位置を示すブロック情報140,
データ再生の際の各ブロック毎の動作制限内容を示す再
生制限情報141、初めてデータ再生が行われてからの
各ブロック毎の累積の再生回数、再生動作内容が記録さ
れている累積再生情報142が含まれる。データ処理手
段15は再生データをデータ再生手段12から受信し、
あらかじめ決められたデータ処理方式に基づいてデータ
処理を行いデータ表示手段3にそのデータを送信する手
段である。また再生データの現在のブロック位置を検出
するのに必要な情報をブロック検出部111に送信す
る。データ表示手段3はデータ処理手段15から受信し
たデータを表示する手段である。
【0013】以下、本実施の形態の動作につき説明す
る。まず図1を用いて説明する。本発明におけるデータ
記録再生システム1は上位ホスト2により制御されてい
る。また本データ記録再生システム1の構成要素である
制御手段11が上位ホスト2からデータ再生の命令を受
信すると、制御手段11は再生制限判定部112からの
判定結果が再生可能な状態を示している場合にはデータ
再生手段12、データ処理手段15を制御しデータ再生
を行う、またその再生データはデータ表示手段3で表示
される。再生中は常時、もしくはある任意の決められた
間隔でデータ処理手段15から送信されてくるデータと
ブロック情報140から現在のブロック位置を検出し、
その情報を再生制限判定部112へ送信する。再生制限
判定部112ではブロック検出部111から受信した現
在のブロック位置情報と再生制限情報141,累積再生
情報142を元に再生制限を超過していないかどうかの
判定を行い、その判定結果を制御部110に送信する。
再生制限判定部112から判定結果を受信した制御部1
10は再生制限を超過している場合には再生停止命令を
データ再生手段12,データ信号処理手段15に送り、
再生を停止させる。また、再生制限を超過していない場
合には、上位ホスト2から命令がこない限りは再生動作
を継続する。
【0014】次に図2のフローチャートを用いて、本発
明におけるデータ記録再生システム1に含まれる制御手
段11の再生制限判定動作を説明する。上位ホスト2か
らの命令により再生開始(200)したあと、現在のブ
ロック位置をブロック検出部111が検出し、再生情報
記憶手段14にそのブロック位置を記憶し(201)、
累積再生情報142に含まれる現在のブロックの再生回
数を1つ追加する(202)。その後、常時、もしくは
ある任意の決められた間隔で再生データが次のブロック
に移動したかどうかを判定する(203)。次のブロッ
クへの移動が検出されると移動先ブロックの再生回数を
1つ追加する(204)。そこで再生制限判定部112
があらかじめ決められていた再生制限情報141と累積
再生情報142を比較し、再生回数制限を超過している
かの判定を行う(205)。回数制限を超過していた場
合には直ちに再生を停止する(207)。再生回数制限
を超過していない場合でも上位ホスト2からの停止命令
を受信したかどうかを判定し(206)、停止命令を受
信していれば再生を停止する(207)。再生回数制限
超過、停止命令共にない場合には、再生を継続したま
ま、次のブロックに移動したかどうかの判定(203)
に戻る。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0016】図1において、上位ホスト2はデータ記録
再生システム1を接続し、制御するコンピュータなどが
考えられる。また映像、音楽等のデータを記録し、それ
を再生するシステムのような場合にはデータ再生を行う
プレイヤー等のより上位の再生システムが考えられる。
データ再生手段12はデータ記憶方式が磁気記録であれ
ば磁気ヘッド、光または光磁気であれば光ピックアップ
がこれに当たる。データ記憶手段13は磁気記録なら磁
気ディスク媒体や磁気テープなど、光または光磁気記録
ならCD−ROM、DVD、光磁気ディスク媒体(M
O)などがある。再生情報記憶手段14は累積再生情報
142を記憶することから読み書きできるものが必要と
される。より具体的にはランダムアクセスメモリ(RA
M)、不揮発性のフラッシュメモリなどの半導体メモリ
が考えられる。また、処理速度や信頼性という点で問題
となる場合も考えられるが、記憶容量やコストの点から
磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置などの多様な記
録媒体も記憶手段になりうる。またデータ記憶手段13
のデータの一部がこの再生情報記憶手段14にあたる場
合もある。さらに再生情報記憶手段14のうち一部が半
導体メモリ、一部がデータ記憶手段13の一部に記憶さ
れるなど分割して記憶される場合も考えられる。またこ
の再生情報記憶手段14はその一部または全体が取り外
し可能なメモリ、ICカードのような形で付け替え、外
部での書き換え等が可能な場合も考えられる。データ処
理手段15は再生データを増幅させるためのプリアン
プ、自動利得増幅回路(AGC)などがある。さらに磁
気記録の場合にはデータ記録再生方式として1−7RL
L、8/9PRMLなど、光記録ではEFM、EFMP
lusなどの変調がかけられるのが一般的であるので、
この信号を復調するエンコーダ等もデータ処理手段15
に相当する。制御手段11は回路等でハードウェア的に
構成される場合、一部または全体がファームウェア、ソ
フトウェア的に構成され、残りの部分がハードウェア的
に構成される場合もある。データ表示手段3は再生デー
タを表示するディスプレイ、プロジェクタ、専用プレイ
ヤー等の多様な表示手段があり得る。
【0017】本発明によるデータ記録再生システムを実
現する具体的な構成例について図7〜図10を用いて説
明する。
【0018】図7は、データ記録再生システムとしてコ
ンピュータ、又は再生プレーヤーを用いた場合を示す図
である。図8はコンピュータの構成例を示す説明図であ
る。
【0019】コンピュータを用いる場合、制御手段11
の機能の全部又は一部を記述したプログラムと、ブロッ
ク情報、再生制限情報等の情報と、映画の映像データ等
のデータとを、コンテンツ書き込み用サーバー401等
により磁気ディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気
ディスク等の可搬型データ記録媒体402に記録する。
制御手段11の機能の全部又は一部を記述したプログラ
ムはあらかじめ配信してハードディスク等のディスク装
置414に記憶しておき、ブロック情報、再生制限情報
等の情報と、映画の映像データ等のデータとを、光磁気
ディスク等の可搬型データ記録媒体402に記録するこ
とも可能である。
【0020】そして、可搬型データ記録媒体402をコ
ンピュータ404内の記録再生装置415に装着する。
可搬型データ記録媒体402に記録された、制御手段1
1の機能の全部又は一部を記述したプログラムとブロッ
ク情報、再生制限情報等の情報とを読み出して、コンピ
ュータ404内のハードディスク等のディスク装置41
4、半導体メモリ413等に記憶させ、CPU416に
より前記プログラムを実行させつつ、記録再生装置41
5に装着された可搬型データ記録媒体402から映像デ
ータ等のデータを再生する。映像データ等のデータをハ
ードディスク等のディスク装置414に記憶させておく
ことも勿論可能である。データ再生の命令は、キーボー
ド411等の入力装置により入力される。CRT412
はデータ表示手段3、CPU416はデータ処理手段1
5、可搬型データ記録媒体402はデータ記憶手段13
を構成する。417はアドレスバス、データバス等のバ
スである。
【0021】上記構成の変形例として、コンピュータ4
04の替わりに、再生プレーヤー405とテレビ,モニ
タ406を用いることができる。この場合、制御手段1
1の機能を実行するための制御回路を搭載した専用IC
を再生プレーヤー405に設け、可搬型データ記録媒体
402には再生制限情報等の情報と映像データ等のデー
タとを記録する。再生制限情報等の情報は再生プレーヤ
ー内のフラッシュROM等の記憶手段に読み込むことも
可能であるが、可搬型データ記録媒体402の替わり
に、ICチップ、フラッシュROMを付加したデータ記
録媒体403を用い、再生制限情報等の情報をICチッ
プ等に記憶し、映画の映像データ等のデータをデータ記
録媒体403に記録し、再生プレーヤーは付加されたI
Cチップ等の情報を用いて制御することができる。勿
論、ICチップ等に制御手段11の機能を実行するため
の制御回路を搭載させることも可能である。
【0022】なお、上記データ記録媒体402、403
の流通形態は、書き込み用サーバー等でプログラムやデ
ータを書き込んで販売、レンタル等する場合の他、店
頭、インターネット等で、既に記録済みの媒体を販売、
レンタル等する場合もある。
【0023】また、再生情報記憶手段14がICカード
等で提供されている場合には、レジなどで再生回数に応
じた料金を支払い、ICカードにその再生回数を記録す
る場合もある。この場合にはあとからICカードのみを
店頭に持ってきて、追加料金を支払うことにより再生回
数追加を行うなどのサービス形態もある。
【0024】本発明による他の構成例を図9、図10を
用いて説明する。図9はデータ記録媒体402、403
を用いず、人工衛星407、無線等で映像データ、ブロ
ック情報,再生制限情報等、プログラム等を受信する場
合の構成例を示す図であり、図10はモデム、TA40
8などの電話回線、またはLAN等で映像データ、ブロ
ック情報,再生制限情報等、プログラム等を受信する場
合の構成例を示す図である。409は電話を示す。
【0025】この場合、映像データの配信元が、人工衛
星407,無線等、モデム,TA408などの電話回
線、またはLAN等で、映像データ、ブロック情報,再
生制限情報等、プログラム等をユーザー側に配信する。
映像データ、再生制限情報等は、ユーザーが電話、FA
X、インターネット等により配信元に連絡した、映像デ
ータの内容や再生希望回数等の要求に基づいて設定され
る。
【0026】以下、映画等の映像データを記録した映像
視聴装置について、より具体的に詳細な例を述べる。
【0027】図3にm分の映像データをnブロックに分
割した場合の例が示してある。図3(a)はnブロック
に分割された全ブロックの再生制限回数が1回である場
合の例である。この場合には映像データを全ブロックを
1回ずつ再生可能であることを示している。全ブロック
を1回ずつ再生した後に再生不可能状態にするなどの処
理を行うことができる。ここで再生不可能状態とは単に
再生動作を行わないようにする方法の他に映像データを
消去してしまう等の方法がある。映像データを消去する
場合には例えば磁気ディスク装置等のように処理速度の
速い場合、もしくは再生用のほかに別途消去用の手段を
用意してある場合等には、ブロック1を再生後、引き続
きブロック2以降を再生している最中に、ブロック1を
消去する等の方法もある。また再生制限としては上記の
例のように規定された制限回数が最大の再生回数とする
ことも可能であるし、最小の再生回数とすることもでき
る。例としては上記と同様に図3(a)のような再生制
限回数が設定されている場合にこれを最小の再生回数と
することで例えば有料視聴サービスやレンタルビデオサ
ービスのような場合でもすべてのブロックを再生しない
うちに再生不能とならないようにするといった制御が可
能になる。より具体的にはレンタルなどの場合、返却日
を過ぎた場合でも再生していないブロックの再生は1度
だけなら可能といったユーザーニーズに応じたサービス
を提供することができる。また返却は不要だが指定回数
もしくは指定日数しか再生できないようなサービスの場
合にも同様のサービスを提供することができる。また図
3(b)のように各ブロック毎に再生制限回数を独立に
指定することにより、より多様な制御が可能になる。最
初のブロックは再生制限回数を多くする、最後のブロッ
クは必ずしも再生する必要はないなどといった各ブロッ
ク毎の重み付けが可能になる。さらに図3(c)のよう
に各ブロック毎に最小の再生回数、最大の再生回数を設
定し、その両方の制限を満たす場合のみ再生可能とする
ようなことも可能である。
【0028】またこれらの再生制限は再生回数にとどま
らず、各種の再生に伴う動作の制限回数といった例も考
えられる。具体的には図4にあるように再生回数ではな
く、巻き戻しについて同様の回数制限を行う例が考えら
れる。またこれは巻き戻しに限らず、早送り、一時停止
等のあらゆる再生動作を含む。またそれらの再生動作、
再生回数等を複数組み合わせる場合も含む。
【0029】また、各ブロックを1回再生したかどうか
の判断基準としては少しでもそのブロックを再生したら
1回と見なす場合や、そのブロックの全領域を再生した
場合のみ1回と見なす場合もあり得るが、ブロックの再
生時間の50%以上の時間再生した場合、80%以上の
時間再生した場合などとある一定以上の割合を再生した
場合とするのがより好ましい。
【0030】また記憶データを複数ブロックに分割する
ために必要なブロック情報140やブロック毎の再生制
限に関する情報である再生制限情報141はデータ記憶
手段13に記憶されたデータ毎に別々に設定することが
可能である。映画等の映像データのレンタルのような場
合には映像データの製作者、もしくはレンタルサービス
提供者が映画の内容に応じてこれらの情報をコンテンツ
別に設定する。またはブロック情報140に関してはコ
ンテンツの内容に関わらず15分単位、30分単位など
と任意の間隔で分割するなどの設定も可能である。また
このブロック情報140、再生制限情報141、累積再
生情報142はコンテンツと同時に同じ媒体上に記録す
る場合や、コンテンツとは別のEEPROM、フラッシ
ュROMなどに書き込まれている場合、コンテンツとは
別にICカード等の取り外しの可能な手段で提供する事
も可能である。また支払った料金別に再生制限情報14
1の再生制限回数を変える等の多様なサービスを提供す
ることも可能である。
【0031】次に図5を用いて具体的な再生パターンで
の説明を述べる。図5(a)は150分の映像データを
再生した際のある一連の再生動作の例である。図の実線
部分は再生を表し、点線の矢印は巻き戻し、早送り等の
再生位置の移動を表している。また白丸は一時停止を表
している。ここでは各ブロック再生時間がそれぞれのブ
ロックの全再生時間の50%以上であった場合を1回と
してカウントするものとする。各ブロックの総再生回数
は図5(b)の黒四角マーク(■)のようになる。ここ
では再生途中で巻き戻し、早送り等の動作を行った場合
にはその動作の直前までの各ブロックの再生時間をカウ
ントの基準としている。また再生中に一時停止または停
止を行い、そのまま再生を続行した場合には再生が連続
的に行われた場合と同等と見なしてカウントしている。
ここで図5(b)の白丸(○)のような再生制限回数で
あったとするとブロック7の3回目の再生が行われよう
とした時点で再生制限を超過するので再生動作不能状態
になり、その後のブロック7の再生およびブロック1へ
巻き戻してからの再生は行われない。ここで別の方法と
してはブロック7の3回目の再生時間がブロック7の全
再生時間の50%を越えた時点で再生制限超過と見なす
制御も可能である。またさらに別の方法としては、この
場合に再生不能状態になるのはブロック7のみで他のブ
ロックは再生制限を超過するまでは再生可能とするとい
った制御を行うこともできる。またブロック毎の累積再
生回数やこの一連の再生動作を例えば図6(a)のよう
な形式で累積再生情報142に記憶し、後でサービス提
供者、もしくはコンテンツ制作者が利用するといったこ
とも可能である。このデータによりユーザーの再生動作
傾向を把握し、より適切な再生制限情報を設定するとい
ったことも可能になる。この読み出される累積再生情報
142の形式としては図6(a)のように一連の詳細な
再生動作を示すような形式の他に、図6(b)のように
各ブロックとそのブロック毎の総再生回数のみを示す形
式、図6(c)のように再生されたブロックの順のみを
示す形式など多様な形式が考えられる。ここではテキス
ト形式で示しているが数字のみ、バイナリ形式等さまざ
まなデータ形式が考えられる。また累積再生情報142
を取り出す方法としてはICカード等の交換可能な媒体
で記憶されている場合にはICカードの回収、専用読み
取り機での読み取りなどがある。また本データ記録再生
システム1が磁気ディスク装置や光磁気ディスク装置等
の書き換え可能な手段で提供された場合には次回のデー
タ書き込み時に前回の累積再生情報142を読み取ると
いった方法も考えられる。
【0032】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適
宜変更され得る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶されたデータを論理的に複数ブロックに分割し、各
ブロック毎の再生制限回数、再生動作制限等を設定する
ことによって、再生制限を行う際に多様な制御を可能と
する機能を提供することができる。また再生動作の履歴
を記録することにより、各種再生制限の設定を適切に行
うための情報を取得する機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の一実施例における再生制限回数の一例
を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施例における巻き戻し制限回数の
一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例におけるある一連の再生動作
の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例におけるある一連の再生動作
の一例を示す説明図である。
【図7】本発明によるデータ記録再生システムの実現す
る具体的な構成例を示す説明図である。
【図8】コンピュータの構成例を示す説明図である。
【図9】本発明によるデータ記録再生システムの実現す
る具体的な構成例を示す説明図である。
【図10】本発明によるデータ記録再生システムの実現
する具体的な構成例を示す説明図である。
【図11】従来の情報再生装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 データ記録再生システム 2 上位ホスト 3 データ表示手段 11 制御手段 12 データ再生手段 13 データ記憶手段 14 再生情報記憶手段 15 データ処理手段 110 制御部 111 ブロック検出部 112 再生制限判定部 140 ブロック情報 141 再生制限情報 142 累積再生情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録されている一つまたは複数のデータ
    を複数の論理的なブロックに分け、そのブロック単位で
    あらかじめ設定された再生動作制限情報により、再生動
    作の制限を行う、再生動作制限方法。
  2. 【請求項2】 記録されている一つまたは複数のデータ
    を複数の論理的なブロックに分け、そのブロック単位で
    の累積の再生回数を少なくとも含む再生動作履歴を記録
    する再生履歴記録方法。
  3. 【請求項3】 記録されている一つまたは複数のデータ
    を複数の論理的なブロックに分けて再生を行うデータ記
    録再生システムであって、 前記ブロックの分割情報、前記ブロック毎の再生制限情
    報、前記ブロック毎の累積の再生情報を記憶する手段
    と、再生されたデータと前記ブロックの分割情報とから
    現在再生されているブロックを検出する手段と、検出さ
    れた現在再生されているブロックの位置情報、前記ブロ
    ック毎の再生制限情報及び前記ブロック毎の累積の再生
    情報に基づいて各ブロック毎の再生制限を超過していな
    いかどうかの判定を行う手段と、を有するデータ記録再
    生システム。
  4. 【請求項4】 記録されている一つまたは複数のデータ
    を複数の論理的なブロックに分けて再生を行うデータ記
    録再生方法であって、 再生されたデータと前記ブロックの分割情報とから現在
    再生されているブロックを検出し、検出された現在再生
    されているブロックの位置情報、前記ブロック毎の再生
    制限情報及び前記ブロック毎の累積の再生情報に基づい
    て各ブロック毎の再生制限を超過していないかどうかの
    判定を行うデータ記録再生方法。
  5. 【請求項5】 請求項4のデータ記録再生方法を記述し
    たプログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の記録媒体において、デ
    ータ再生を行うべき一つ若しくは複数のデータ、又は/
    及び前記ブロック毎の再生制限情報が、前記プログラム
    とともに記録されている記録媒体。
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