JP3652855B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気掃除機に係り、特に集塵袋に集塵された塵埃の種類により集塵袋の交換時期を変えることができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、掃除機本体の集塵室に連通する吸込口に接続された吸込みホースに延長管を接続し、この延長管に接続された床ブラシ等の吸込口体を床面あるいは絨毯上を走行させ、吸込口体から吸い込まれた塵埃を集塵室に配設された集塵袋によって補足つまり除塵する構成となっている。
【0003】
そして、ある期間掃除をしていると次第に集塵袋に補足される塵埃の量が多くなるとともに、集塵袋がいわゆる目詰りして濾過能力が低下して掃除効率が悪くなる。このために集塵袋の集塵量が所定状態つまり集塵袋が交換時期であることを検出手段によって検出するとともに、発光ダイオード等からなる報知手段を動作させて使用者に報知するようになっている。
【0004】
そして、前記集塵袋の交換時期の検出手段は、集塵袋が目詰りすることに応じて、集塵袋の下流側の圧力が大気圧に比べて次第に低くなることに着目して集塵袋の下流側の圧力値を圧力センサーによって検出し、この圧力値が予め定めた基準値に達した際に発光ダイオード等からなる報知手段を動作させて使用者に報知させるようにしたもの、また、集塵袋が目詰りすることに応じて電動送風機の電動機の負荷電流が減少することに着目して、前記電動機の負荷電流値を電流センサーで検出し、この負荷電流値が予め定めた基準値に達したか否かを比較手段で比較し達した際に、発光ダイオード等からなる報知手段を動作させて使用者に報知させるようにしたもの等がある。
【0005】
しかし、従来の電気掃除機の検出手段は、圧力センサーあるいは電流センサーによって検出した圧力値あるいは電流値と比較される基準値は一定値として設定されている。また、集塵袋に集塵される塵埃の種類つまり砂ごみ成分が多い塵埃(以下単に砂ごみという)あるいは綿ごみ成分が多い塵埃(以下単に綿ごみという)等は、地域、周囲の環境あるいは季節等(以下単に地域という)によって異なるものであり、ある地域における家庭では砂ごみが多く、また、ある地域では綿ごみが多い場合がある。
【0006】
そして、砂ごみが多い場合には集塵袋は早く目詰りをしてしまうことから、集塵袋に集塵された塵埃の量が、本来予定している量よりも少ないにも拘らず前記報知手段が動作し、使用者は集塵袋の交換をすることになるが、この交換の際に集塵袋内に溜まっている塵埃が少ないことから、前記報知手段が故障しているのではないかと誤認してしまったり、或いは集塵効率が悪い状態のまま使用を継続する等の事態が生じる。
【0007】
また、綿ごみが多い場合には集塵袋の目詰りはしにくいことから、前記報知手段は動作しないため、集塵袋内に本来予定している量を超えて集塵されることになる。つまり集塵された塵埃によって集塵袋が限界状態にまで膨らんでしまい、交換のために集塵室の開口から取り出す際の作業がしにくいという事態が生じ、無理に引き出そうとすると場合によっては集塵袋が破れて内部の塵埃が飛散する等の事態が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の電気掃除機における集塵袋の集塵状態を検出する検出手段は、地域によって塵埃の種類が異なるにも拘らず、圧力センサーあるいは電流センサーによって検出した圧力値あるいは電流値と比較される基準値は一定値として設定されていることから、砂ごみが多い場合には集塵袋は早く目詰りをし、集塵袋に集塵された塵埃の量が本来予定している量よりも少ないにも拘らず前記報知手段が動作し、使用者は報知手段が故障しているのではないかと誤認してしまったり、あるいは集塵効率が悪い状態のまま使用を継続する等の事態が生じるという問題がり、また、綿ごみが多い場合には集塵袋の目詰りはしにくいため、前記報知手段は動作しないことから、集塵袋内に本来予定している量を超えて集塵され、集塵袋が限界状態にまで膨らむまで集塵がなされてしまい、交換のために集塵室の開口から取り出す際の作業がしにくく、また、無理に引き出そうとすると場合によっては集塵袋が破れて内部の塵埃が飛散する等の事態が生じるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みなされたものであり、請求項1記載の発明は、吸込口体と連通する吸込口に連通するとともに開閉蓋によって開閉される開口を有する集塵室、及びこの集塵室の下流側に設けられた電動送風機室を備えた本体ケースと、前記集塵室に配設された集塵袋と、前記電動送風機室に配設された電動送風機と、前記本体ケースに設けられ集塵袋の塵埃滞積状態を検知してセンサー出力を出力するセンサー手段と、前記集塵袋の交換時期を報知する報知手段と、基準値設定手段、及びこの基準値設定手段に設定された基準値と前記センサー手段のセンサー出力値とを比較する比較手段を有して、前記センサー出力値が前記基準値を超えたときに前記集塵袋の交換時期であることを知らせるための交換信号を出力する交換信号出力手段と、手動操作されることにより前記基準値をごみの種類に応じた任意の値に設定する基準値入力手段と、前記交換信号出力手段の交換信号によって前記報知手段を動作させる駆動手段とを備え、前記基準値入力手段でごみの種類に応じて前記基準値を可変することにより前記報知手段の動作時期を可変できるようにした電気掃除機としたものである。
【0010】
このように請求項1記載の発明は、前記集塵室に配設された集塵袋の集塵状態をセンサー手段で検知し、このセンサー手段のセンサー出力値に基づく交換信号が交換信号出力手段から出力された際に、駆動手段によって報知手段を動作させて集塵袋が交換時期であることを報知するとともに、交換信号出力手段に設定されて前記センサー出力値と比較される基準値を、ごみの種類に応じて手動操作される基準値入力手段で変更することにより、報知手段の動作時期を可変するようにしたことから、ごみの種類に応じて集塵袋への集塵量が適切となるように前記基準値を可変できるため、集塵袋に適切な集塵量の塵埃が集塵された際に交換時期を報知させることができるという作用を有するものである。
【0011】
したがって、従来のように砂ごみが多い場合に生じる、報知手段が故障しているのではないかとの使用者の誤認、あるいは集塵効率が悪い状態まま使用を継続する等の事態を防止でき、また、綿ごみが多い場合に生じる、集塵袋が限界状態にまで膨らむまで集塵がなされることに起因する交換作業のしにくさ、および無理に引き出そうとすることに起因する集塵袋の破損等を防止できるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0022】
図1はこの発明を適用した電気掃除機1に吸込口体としての床ブラシ55を接続した状態を示した斜視図であり、電気掃除機1は、図2に示すように本体ケース2とこの本体ケース2に収納して設けられた後述する集塵袋65および電動送風機70等から構成されている。また、本体ケース2には集塵室20の開口21を開閉する後述する開閉蓋40が設けられている。
【0023】
また、本体ケース2の後部両側には走行車輪3が取り付けられており、前方底部には旋回輪4が取り付けられている。また、前記本体ケース2の前部には前記集塵室20に連通する吸込口2aが設けられており、また、後部壁には図示しない排気口が設けられている。また、本体ケース2の上部には電気掃除機1を持ち運ぶ運搬用把手5が設けられている。
【0024】
また、図1において符号50は吸込みホースで、この吸込みホース50の一端には接続管51が、また、他端には把手52aが設けられた握り管52が設けられ、この握り管52には電動送風機70を駆動させる複数の操作ボタン52bが設けられている。そして、この吸込みホース50は図1に示すように前記接続管51を前記本体ケース2の吸込口2aに嵌合して取り付けられる。また、前記握り管52には延長管53が接続されており、この延長管53にはもう一つの延長管54が接続され、この延長管54には前記床ブラシ55が接続されている。
【0025】
つぎに、前記本体ケース2は、図2に示すように前後方向中間部に設けられた隔壁10によって区画されて前部(図2において左側)に集塵室20が、後部(図2において右側)に電動送風機室30がそれぞれ形成されている。また、前記隔壁10には開口11が設けられている。
【0026】
そして、前記集塵室20は、前記隔壁10、この隔壁10と離間して形成された前壁22、本体ケース2の底壁2aおよび本体ケース2の側壁によって囲まれて形成されているとともに、上方に前記開口21が設けられている。また、前記前壁22には前記本体ケース2に設けられた吸込口2aと連通する開口23が形成されている。また、前記隔壁10には、隔壁10に設けた開口11を覆って着脱可能にフィルター装置60が取り付けられている。このフィルター装置60は集塵室20に配設されている。このフィルター装置60は、フィルター枠61と波形形状に形成された濾紙からなるフィルター62とから構成され、前記フィルター枠61に設けた複数(図2では1個のみ図示)の係合爪63を前記隔壁10に設けた係合孔12に係合させることにより隔壁10に取り付けられているものである。このフィルター装置60は、後述する集塵袋65を通過した細塵を捕捉するものである。
【0027】
また、前記開口21の口縁にはパッキング25が取り付けられている。
【0028】
そして、前記集塵室20には、通気性のある紙等によって形成され開口(不図示)を有する袋66と、前記開口と対応させた開口(不図示)を有する口枠67とからなる集塵袋65が前記開口21を介して着脱可能に配設されている。なお、この集塵袋65が集塵室20に配設された状態では、前記口枠67に形成した開口は前記集塵室20の前壁22に形成した開口23と対応しており、また、口枠67に形成した開口には、吸込みホース50の接続管51が吸込口2aに嵌合つまり挿入されたときはその先端部の一部が入り込むようになっている。
【0029】
つぎに、前記開口21を閉蓋する開閉蓋40は、その後端部に一対(図2では一方のみ図示)のL字状の作動杆41の一端が取り付けられており、この作動杆41の他端は軸42によって本体ケース2に回動可能に取り付けれており、前記作動杆41がL字状に形成されていることから開閉蓋40は本体ケース2に干渉することなく前記開口21を開閉できるようになっている。
【0030】
また、開閉蓋40の後部には上方を開口44とした凹状として形成された収納室43が形成されており、また、収納室43の底壁45には貫通孔45aが形成されている。
【0031】
また、開閉蓋40の内側には、前記集塵室20の開口21の口縁に取り付けられたパッキング25の上面全周に亘って当接するリブ46が形成されており、開閉蓋40を閉じたときは前記リブ46がパッキング25に圧接状態で当接するようになっており、このことによって開閉蓋40を閉じた際にはリブ46とパッキング25との気密性が保たれるようになっているものである。
【0032】
つぎに、前記電動送風機室30は、前記隔壁10と離間して形成された前部支持壁31、この前部支持壁31と離間して形成した後部支持壁32、上壁33、本体ケース2の底壁2aおよび本体ケース2の側壁によって囲まれて形成されている。また、前記前部支持壁31には通気口31aが形成されており、また、後部支持壁32には貫通孔32aが形成されている。
【0033】
そして、電動送風機室30には、電動機72、この電動機72の出力軸に取り付けられたファン(不図示)、このファンを覆うファンカバー71とからなる電動送風機70が配設されている。なお、この電動送風機70は、前部つまり前記ファンカバー71を前部支持壁31、上壁33、本体ケース2の底壁2aおよび本体ケース2の側壁に支持された緩衝体73によって気密状態に、また、後部つまり電動機72の後部を後部支持壁32の貫通孔32aに嵌合された緩衝体74によって気密状態に支持されて電動送風機室30内に配設されているものである。
【0034】
また、前記電動送風機室30の上部には、上壁33と本体ケース2の周壁とによって囲まれて形成された制御室35が形成されており、この制御室35には制御装置80が収納されている。この制御装置80は、図4の制御ブロック図に示すようにマイクロコンピューターからなる制御手段81、基準値設定手段82、後述するセンサー手段としての圧力センサー92の電気的出力(以下センサー出力値という)とを比較する比較手段83、後述する報知手段である発光ダイオード96を動作つまり点滅させる駆動手段84から構成されている。なお、前記基準値設定手段82と比較手段83とは交換信号出力手段80aを構成しているものである。
【0035】
そして、前記比較手段83は、基準値設定手段82に設定された基準値とセンサー出力値とを比較し、センサー出力値が基準値を超えると制御手段81に、集塵袋が交換時期であることの信号すなわち交換信号を出力するようになっており、制御手段81は前記比較手段83からの交換信号を受けると報知手段としての前記発光ダイオード96のうち所定の発光ダイオード96を発光つまり点灯させるように前記駆動手段84を駆動制御するようになっている。
【0036】
また、圧力センサー92からのセンサー出力値は、直接制御手段81に出力されるようになっており、この直接出力されたセンサー出力値によって制御手段81は、所定の発光ダイオード96を除く残りの発光ダイオード96を点灯させるようになっており、また、点灯する数はセンサー出力値の大きさに応じて多くなるようになっている。したがって、上記したように前記制御手段81が、比較手段83からの交換信号を受けて前記所定の発光ダイオード96を点灯させるように前記駆動手段84を駆動制御したときに、前記発光ダイオード96はすべてが点灯するようになっている。
【0037】
また、前記基準値設定手段82に設定される基準値は、基準値入力手段つまり設定つまみ85の操作によって任意の値に設定つまり可変できるようになっており、この基準値を変えることによりこの変えた基準値と前記センサー出力値とが比較手段83によって比較されることから、交換信号の値を変えることができるものである。
【0038】
つぎに、前記開閉蓋40に形成された収納室43の底壁45に形成された貫通孔45aにはパイプ90の一端が気密状態として取り付けられており、このパイプ90の他端には配線板95が取り付けられている。また、前記パイプ90の内部に形成された貫通孔91の一端は前記集塵室20に連通しており、他端は前記配線基板95に取り付けられた前記圧力センサー92の受圧部に対応しており、前記集塵室20内の気圧つまり圧力の変化が前記貫通孔91を介して前記受圧部に作用するようになっている。つまり、前記圧力センサー92は前記電動送風機70が駆動することにより負圧となる集塵室20内の圧力の大きさに応じて動作し、圧力の大きさに応じたセンサー出力値すなわち電気的出力信号を前記比較手段83に出力するものでである。
【0039】
また、前記配線基板95には、前記報知手段としての複数個(図2では1個のみ、図1では4個図示)の発光ダイオード96が一列に配列して設けられており、この発光ダイオード96は、前記駆動手段84に図示しないリード線によって接続されている。
【0040】
また、前記収納室43の開口44は蓋47によって閉蓋されており、この蓋47には前記発光ダイオード96の点滅状態を使用者が視認できるように透明窓48が設けられている。
【0041】
また、蓋47には前記設定つまみ85が設けられており、この設定つまみ85には図3に示すようにマーク85aが設けられており、また、蓋47には前記設定つまみ85の周囲を囲むように表示板86が設けられている。この表示板86には、砂ごみが多い場合に設定つまみ85のマーク85aを合わせる「砂ごみ」の表示、綿ごみが多い場合に設定つまみ85のマーク85aを合わせる「綿ごみ」の表示、および砂ごみと綿がみとの割合が同じ程度の場合に設定つまみ85のマーク85aを合わせる「標準」の表示が付されている。
【0042】
そして、設定つまみ85のマーク85aを「砂ごみ」の表示に合わせたときは、前記基準値設定手段82に設定される基準値の値は大きい値に設定され、また、「綿ごみ」の表示の表示に合わせたときは小さい値に設定されるようになっている。また、設定つまみ85のマーク85aを「標準」の表示に合わせたときは基準値は前記両基準値との中間の値に設定されるようになっている。
【0043】
つぎに、上記のように構成された電気掃除機1の動作を説明する。
【0044】
まず、掃除に当たっては図1に示すように、電気掃除機1に吸込みホース50、延長管53、54を介して床ブラシ55を接続し、そして操作ボタン52bを操作して電動送風機70を駆動させて掃除をなすものである。そして、掃除の際には床ブラシ55から吸込気流とともに塵埃が吸込まれ、塵埃は集塵袋65によって捕捉され吸込気流は電動送風機70を通って本体ケース2の後部に設けた図示しない排気口から外部に排気される。
【0045】
そして、ある期間掃除がされると集塵袋65内の塵埃の滞積量が次第に多くなり集塵袋65の通気抵抗も次第に大きくなり、その結果集塵室20内の負圧値も次第に大きくなる。この集塵室20内の負圧値が大きくなることに応じて前記圧力センサー92からは、前記負圧値に応じたセンサー出力値が前記比較手段83に出力される。比較手段83は前記センサー出力値と基準値設定手段82の基準値とを比較し、センサー出力値が基準値を超えると交換信号を制御手段81に出力する。制御手段81はこの交換信号を受けると、前記所定の発光ダイオード96を点灯させるように駆動手段84を駆動制御する。
【0046】
そして、集塵袋65の塵埃の滞積量が次第に増加し通気抵抗が増大し、集塵袋65が交換時期に達したときは、前記所定の発光ダイオード96および他のすべての発光ダイオード96が点灯し集塵袋65が交換時期であることを報知する。なお、前記交換時期とは、集塵袋が交換時期であることおよびごみ捨て時期であることの両者を含む概念である。
【0047】
このことによって、使用者は集塵袋65に所定量に塵埃が滞積し交換時期であることを認識して、新たな集塵袋と交換できるものである。
【0048】
ところで、販売に当たっては塵埃の成分は綿ごみ成分と砂ごみ成分との割合は略同一として前記基準値は標準値に設定されているものである。したがって、使用者の居住する地域により綿ごみの割合の多い塵埃が多い場合は、使用者は、設定つまみ85のマーク85aを表示板86の「綿ごみ」の表示に合わせる。このことによって、前記基準値設定手段82の基準値は標準値よりも小さい値に設定される。
【0049】
そして、基準値が標準値よりも小さい値に設定されると、集塵室20の負圧値は前記小さい基準値と比較されることから、集塵室20の負圧値が小さい状態で比較手段83から交換信号が出力され前記所定の発光ダイオード96が点灯して交換時期を報知することになり、集塵袋65の交換の際に集塵袋65に所定量以上の塵埃の滞積を防止できるものである。また、集塵袋65が限界状態にまで膨らむまで集塵がなされることはなく、交換作業がしにくくなることもなく、また、限界状態にまで膨らむことに起因する集塵袋の破損等も防止できるものである。
【0050】
また、逆に砂ごみの割合の多い塵埃が多い場合は、使用者は、設定つまみ85のマーク85aを表示板86の「砂ごみ」の表示に合わせる。このことによって前記基準値設定手段82の基準値は標準値よりも大きい値に設定される。
【0051】
そして、基準値が標準値よりも大きい値に設定されると、集塵室20の負圧値は前記大きい基準値と比較されることから、集塵室20の負圧値が大きい状態となったとき、比較手段83から交換信号が出力され前記所定の発光ダイオード96が点灯して交換時期を報知することになり、集塵袋65の交換の際に集塵袋65内に殆ど塵埃が滞積していないという状態を防止できることから、使用者は報知手段つまり発光ダイオード92等が故障している等の誤認を防止できるものである。
【0052】
このように、上記電気掃除機1は、前記集塵室20に配設された集塵袋65の集塵状態を圧力センサー92で検知し、そのセンサー出力値が予め設定された基準値に達した際に、つまりセンサー出力値に基づいて駆動手段84によって発光ダイオード96を点灯つまり動作させて集塵袋65が交換時期であることを報知する。これとともに、設定つまみ85を手動操作して基準値の設定を変更して前記交換信号を可変することにより発光ダイオード96の動作時期を可変するようにしたことから、ごみの種類に応じて集塵袋65への集塵量が適切となるようにできるため、集塵袋65に適切な集塵量の塵埃が集塵された際に交換時期を報知させることができるものである。
【0053】
したがって、従来のように砂ごみが多い場合に生じる、報知手段が故障しているのではないかとの使用者の誤認、あるいは集塵効率が悪い状態まま使用を継続する等の事態を防止でき、また、綿ごみが多い場合に生じる、集塵袋65が限界状態にまで膨らむまで集塵がなされることに起因する交換作業のしにくさ、および無理に引き出そうとすることに起因する集塵袋65の破損等を防止できるものである。
【0058】
また、上記実施の形態にセンサーとして圧力センサー92を用いて集塵袋65の塵埃の滞積量に応じて変化する集塵室20の負圧を検出することにより、発光ダイオード96を点灯させて集塵袋65の交換時期を報知するようにしたが、これは、図4における圧力センサー92に代えて集塵袋65の塵埃の滞積量に応じて変化する集塵室20の負圧の変化に応じて電動送風機70に電動機72の負荷電流の変化を検出する電流センサーを用いて、この電流センサーのセンサー出力値と基準値を比較手段83で比較する構成としてもよいものである。なお、その他の構成は図4と同様である。
【0059】
このようにした場合も、上記実施の形態の場合と同様、前記集塵室20に配設された集塵袋65の集塵状態を、集塵室20の負圧の変化に応じて電動送風機70の電動機72の負荷電流の変化を電流センサーで検知し、そのセンサー出力値が設定つまみ85により設定された基準値に達した際に、駆動手段84によって発光ダイオード96を点灯つまり動作させて集塵袋65が交換時期であることを報知する発光ダイオード96の動作時期を可変できる。つまり、ごみの種類に応じて集塵袋65への集塵量が適切となるように前記基準値を可変できるため、集塵袋65に適切な集塵量の塵埃が集塵された際に交換時期を報知させることができるものである。
【0060】
また、集塵袋65内に滞積する塵埃の成分の割合によっては、滞積容積が同じであっても砂ごみ成分の割合が多い場合は重量重く、逆に綿ごみ成分が多い場合の重量は軽いものであることから、上記実施の形態におけるセンサーとしての圧力センサー92に代えて、集塵袋65の塵埃の滞積量に応じて変化する集塵袋65の重量を計測する例えばロードセル等の歪みゲージからなる重量センサーを用いて、この重量センサーのセンサー出力値と基準値を比較手段83で比較する構成としてもよいものである。なお、この場合は、重量センサーは集塵室20の底壁部に配設するとともに、吸込気流の影響を受けにくくすることが望ましい。
【0061】
このように構成した場合も、上記実施の形態の場合と同様、前記集塵室20に配設された集塵袋65の集塵状態を、集塵袋65の塵埃の滞積量に応じて変化する集塵袋65の重量を重量センサーで検知し、そのセンサー出力値が予め設定された基準値に達した際に、駆動手段84によって発光ダイオード96を点灯つまり動作させて集塵袋65が交換時期であることを報知する発光ダイオード96の動作時期を可変できる。つまり、ごみの種類に応じて集塵袋65への集塵量が適切となるように前記基準値を可変できるため、集塵袋65に適切な集塵量の塵埃が集塵された際に交換時期を報知させることができるものである。
【0062】
なお、上記実施の形態では、報知手段を発光ダイオード96で構成したが、これは発光ダイオード96に限定されるものではなく他の発光手段としてよく、また、光による報知ではなく音による報知としてもよいものである。
【0063】
また、上記実施の形態では、複数の発光ダイオード96を設け、その内の所定の一つの発光ダイオードを報知手段とする構成としたが、これは一つのあるいは複数の発光ダイオードとし、この発光ダイオードを報知手段として、これを同時に点灯させて報知する構成としてもよいものである。
【0064】
また、上記実施の形態においては、吸込口体である床ブラシ55を吸込みホース50等を介して電気掃除機1に接続する構成としたが、これは吸込みホース50等を介することなく直接電気掃除機1に接続する構成としてもよいものである。
【0065】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明は、前記集塵室に配設された集塵袋の集塵状態をセンサー手段で検知し、このセンサー手段のセンサー出力値に基づく交換信号が交換信号出力手段から出力された際に、駆動手段によって報知手段を動作させて集塵袋が交換時期であることを報知するとともに、交換信号出力手段に設定されて前記センサー出力値と比較される基準値を、ごみの種類に応じて手動操作される基準値入力手段で変更することにより、報知手段の動作時期を可変するようにしたことから、ごみの種類に応じて集塵袋への集塵量が適切となるように前記基準値を可変できる。このため、集塵袋に適切な集塵量の塵埃が集塵された際に交換時期を報知させることができることから、従来のように砂ごみが多い場合に生じる、報知手段が故障しているのではないかとの使用者の誤認、あるいは集塵効率が悪い状態まま使用を継続する等の事態を防止でき、また、綿ごみが多い場合に生じる、集塵袋が限界状態にまで膨らむまで集塵がなされることに起因する交換作業のしにくさ、および無理に引き出そうとすることに起因する集塵袋の破損等を防止できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した電気掃除機に吸込口体を接続した状態を示す斜視図。
【図2】 上記実施の形態の電気掃除機の断面図。
【図3】 上記実施の形態の電気掃除機の集塵袋の交換時期を報知する制御ブロック図。
【図4】 上記実施の形態の基準値を設定する設定つまみと表示板の平面図。
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 本体ケース
2a 吸込口
20 集塵室
21 集塵室の開口
30 電動送風機室
40 開閉蓋
50 吸込みホース
65 集塵袋
70 電動送風機
80 制御部
80a 交換信号出力手段
81 制御手段
82 基準値設定手段(交換信号出力手段の一部)
83 比較手段(交換信号出力手段の一部)
84 駆動手段
85 基準値を設定する設定つまみ(基準値入力手段)
92 圧力センサー(センサー手段)
96 発光ダイオード(報知手段)

Claims (1)

  1. 吸込口体と連通する吸込口に連通するとともに開閉蓋によって開閉される開口を有する集塵室、及びこの集塵室の下流側に設けられた電動送風機室を備えた本体ケースと、
    前記集塵室に配設された集塵袋と、
    前記電動送風機室に配設された電動送風機と、
    前記本体ケースに設けられ集塵袋の塵埃滞積状態を検知してセンサー出力を出力するセンサー手段と、
    前記集塵袋の交換時期を報知する報知手段と、
    基準値設定手段、及びこの基準値設定手段に設定された基準値と前記センサー手段のセンサー出力値とを比較する比較手段を有して、前記センサー出力値が前記基準値を超えたときに前記集塵袋の交換時期であることを知らせるための交換信号を出力する交換信号出力手段と、
    手動操作されることにより前記基準値をごみの種類に応じた任意の値に設定する基準値入力手段と、
    前記交換信号出力手段の交換信号によって前記報知手段を動作させる駆動手段とを備え、
    前記基準値入力手段でごみの種類に応じて前記基準値を可変することにより前記報知手段の動作時期を可変できるようにしたことを特徴とする電気掃除機。
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