JP2002107033A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002107033A
JP2002107033A JP2000298191A JP2000298191A JP2002107033A JP 2002107033 A JP2002107033 A JP 2002107033A JP 2000298191 A JP2000298191 A JP 2000298191A JP 2000298191 A JP2000298191 A JP 2000298191A JP 2002107033 A JP2002107033 A JP 2002107033A
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refrigerator
insulating wall
heat insulating
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Yoshihide Sato
義英 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉部品などの庫内部品を増大させることなし
に複数の温度帯域の貯蔵室を構成できる冷蔵庫を提供す
る。 【解決手段】 冷蔵庫の一部位に引出し扉と共に連動し
て引出される収納容器を有する冷蔵庫において、前記収
納容器内を仕切りにより複数の収納空間に仕切ると共
に、前記収納空間のうち、引出し扉側に位置する収納空
間の側面と底面とに断熱壁を設けることにより、この断
熱壁を有する収納空間内の温度と他の収納空間内の温度
とに温度差を設けたので、異る温度の室を扉部品などを
増加させずに実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引出し扉と連動し
て上部が開閉される収納室を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用冷蔵庫では、温度帯別、食品別の
分別収納による食品の鮮度管理の目的から複数の温度帯
室を有する冷蔵庫が普及している。このような冷蔵庫と
しては、特開平11−311476号公報に記載された
ものがある。この公報に記載された冷蔵庫では、庫内の
食品の使用頻度を考慮し、開閉扉を有する冷蔵室を最上
部に配置すると共に、下部に温度帯別、収納食品別に複
数の引出し容器を備えた引出し扉構造を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記引出し扉は主に野
菜室、上下の冷凍室、製氷専用(貯氷)室、温度切替え
室、ボトル専用室、パーシャル室、氷温室、チルド室な
どであり、個々の引出し扉に温度帯別あるいは食品別
(野菜、氷、冷凍食品など)に食品が収納されており、
使い勝手の向上が図られている。しかしながら、各温度
帯別あるいは食品類別に多数の温度帯室を構成した場
合、使い勝手は向上するものの、各引出し室を構成する
ための扉部材、仕切部材、あるいは庫内部品などが増大
するのに伴い、部品コストや製造工程が増大するという
問題点を抱えていた。
【0004】本発明は、扉部品などの庫内部品を増大さ
せることなしに複数の温度帯域の貯蔵室を構成できる冷
蔵庫を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷蔵庫の一部
位に設けられた引出し扉と共に連動して引出されて上部
開口が露出される収納室を備えた冷蔵庫において、前記
収納室内に上面が開口された箱状の断熱壁を配置し、こ
の断熱壁内の収納空間の温度と、この収納空間以外の収
納室の温度とに温度差を設けたものである。
【0006】また、冷蔵庫の一部位に設けられた引出し
扉と共に連動して引出される収納容器を有する冷蔵庫に
おいて、前記収納容器内を仕切りにより複数の収納空間
に仕切ると共に、前記収納空間のうち、引出し扉側に位
置する収納空間の側面と底面とに断熱壁を設けることに
より、この断熱壁を有する収納空間内の温度と他の収納
空間内の温度とに温度差を設けたものであり、また、前
記収納容器内を断熱壁により左右の収納空間に仕切ると
共に、前記収納空間のうち、収納容器の左右、あるいは
左右の何れかに位置する収納空間の側面と底面とに断熱
壁を設けることにより、前記断熱壁を有する収納空間の
温度と他の収納空間の温度とに温度差を設けたものであ
る。
【0007】また、前記断熱壁を有する収納空間と他の
収納空間とを、冷凍温度帯室、または冷凍温度帯と冷蔵
温度帯の組合わせ室、あるいは異る温度を有する冷蔵温
度帯室としたものである。
【0008】また、冷蔵庫の一部位に設けられた引出し
扉と連動して引出される収納容器を有する冷蔵庫におい
て、前記引出し扉と収納容器間に上面を開口した断熱壁
を有する収納空間を設けることにより、前記収納空間内
の温度と前記収納容器内の温度とに温度差を設けたもの
である。
【0009】更に、冷蔵庫の一部位に設けられた自動製
氷装置を有する製氷室と、この製氷室を閉塞する断熱扉
と、前記自動製氷装置に水を給水するための給水タンク
とを備えた冷蔵庫において、前記断熱扉の扉がわに上面
を開口した箱状の断熱壁を有する収納空間を形成すると
共に、この収納空間に前記給水タンクを収納し、この断
熱壁を有する収納空間以外の製氷室に前記自動製氷装置
を配置したものである。
【0010】また、前記給水タンクの上面に断熱壁、あ
るいは、空気断熱層を備えたり、前記断熱壁と前記自動
製氷装置間に冷気シールを設けたものである。
【0011】また、前記前記収納容器を有する部屋の温
度を調整する温度調手段に加え、前記収納容器のうち、
断熱壁を有する収納空間の庫内温度を調整するための第
2温度調整手段を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図3には第1の実施例を示
すものである。尚、この図1は、本願発明が適用される
冷蔵庫全体のの概略であるため、この図1と図3との細
部が必ずしも一致するようには記載されていない。
【0013】1は家庭用の冷蔵庫であり、この冷蔵庫は
その本体を構成する前面開口の断熱箱体2と、この箱体
の開口を閉塞する扉3、4、5、6とで構成される。扉
3は後述の冷蔵室用の回動式の扉であり、扉4、5及び
6は引出し式の扉で、扉4は野菜室用であり、扉5は第
1冷凍室用であり、扉6は第2冷凍室用である。
【0014】7は冷蔵室、8は野菜室、9は第1冷凍
室、10は第2冷凍室で、それぞれ、約3℃、約5℃、
約−25℃、約−20℃になるように温度制御されるも
のである。
【0015】11は冷媒圧縮機、12は冷却器として機
能する蒸発器、13はこの蒸発器で冷却された冷気を送
風するための送風機、14は冷蔵室用送風機である。
尚、前記冷媒圧縮機11は図示しない制御装置により、
運転制御されることによって、冷蔵庫内の温度が調整さ
れており、これら冷媒圧縮機11と制御装置とで温度調
整手段が構成されている。
【0016】15はプラスチック製の収納容器で、引出
し扉5と共に連動して引出されて、上部開口が開閉され
るものである。
【0017】16は発砲ウレタン製の断熱壁で、図2と
図3とから判るように、天面が開口された箱状の断熱壁
であって、扉がわの断熱壁16Aと、庫内がわの断熱壁
16Bと、左右の断熱壁16C、16Dと、底面がわの
断熱壁16Eとで構成されている。
【0018】17はダンパ(第2温度調整手段)で、収
納空間への冷気量を調整するためのものであり、冷気量
が多く供給される程温度が低く制御されるものである。
18は冷気流入路、19は冷気流出口、20は冷気流出
口、21は冷気流出路、22は冷気戻りダクトである。
【0019】24は枠体、25は内箱23に固定された
前部ローラ、26は枠体24に固定された後部ローラ、
27は冷気シールで、扉がわ断熱壁を残して略コ字状に
囲むように形成されている。また、29は第1収納空間
で、断熱壁16内の収納空間である。30は第2収納空
間で、内箱23のうち断熱壁16及び第1収納空間を2
9を除いた空間である。
【0020】このように構成された冷蔵庫1では、蒸発
器12で冷却された冷気は、ダンパ17で循環量が調整
され、冷気流入路18を通って冷気流出口19から第1
収納空間29に流れ、その後第2収納空間30に流れ、
更に冷気流出路21へと流れ、冷気戻りダクト22へと
流れ、再び蒸発器12で冷却されるものである。第1収
納空間29に最初に冷気が流れると共に、第2収納空間
30とは断熱壁16で断熱されているので、収納容器内
の、第1収納空間29と第2収納空間30とは温度差が
生じている。循環する冷気量にもよるが、例えば、第1
収納容器29の温度は−25℃程度に制御され、第2収
納空間30の温度は−20℃程度に制御されるものであ
る。このため、異る温度帯を1つの収納容器内に作り出
すことができ、異る温度帯で貯蔵すべき貯蔵物を1つの
収納容器内に収納できると共に出し入れすることができ
るので、冷蔵庫の使い勝手が向上するものである。
【0021】また、引出し扉と共に引出される収納容器
の内部を断熱壁で、囲むことにより、1つの収納容器で
異る温度帯の貯蔵物を貯蔵できるので、従来技術の欄で
説明した製品のように、各引出し室を構成するための扉
部材、仕切部材、あるいは庫内部品などを増大させる恐
れは全くなく、部品コストの増大や製造工程の増大も起
きにくいものである。
【0022】また、この第1冷蔵室は、前後に収納空間
が区画されており、前がわ収納空間に後がわに貯蔵した
貯蔵物より出し入れを頻繁に行うような貯蔵物を貯蔵す
れば、この前がわ収納空間を露出するだけ引き出せば、
貯蔵物を出し入れ可能のため、使い勝手が向上すると共
に、前がわの貯蔵物の出し入れに際して後がわの貯蔵空
間の冷気を逃がすようなことも抑えられるものである。
【0023】また、この実施例では、扉側の断熱壁16
Aを備えた構造になっているが、扉を断熱壁として利用
し、この扉側の断熱壁のない構造にすれば、部品コスト
及び製造コストの削減につながるものである。
【0024】尚、この実施例では、冷凍収納帯を複数の
温度にするように構成したものであるが、冷蔵室を、冷
蔵収納帯の異る温度の室として、区画する場合も考えら
れる。
【0025】この場合、一方の収納空間を冷蔵室(3℃
に制御される)、他方の収納空間をパーシャル室(−3
℃に制御される)として使用する場合は、比較的温度差
が小さいので、断熱壁を、空気断熱壁としたり、合成樹
脂製の断熱壁としても構わない。
【0026】また、この一方の収納空間と、他方の収納
空間とを、野菜室(5℃程度に制御される室)、冷蔵室
(3℃程度に制御される室)、チルド室(1℃に制御さ
れる室)、氷温室(−1℃程度に制御される室)、パー
シャル室(−3℃程度に制御される室)の何れかの室と
室との組み合わせて使用することも可能である。
【0027】また、この実施例では、温度差を確実にと
るため、断熱壁の上端部を収納容器の高さより高くし
て、冷気がややこの断熱壁の内から流れにくくしてい
る。しかも、引出し室の上面に段差を設けると共に、断
熱壁の上端をこの上面に近接させて、より冷気が流れに
くく、温度差の生じやすい構成にしている。尚、温度差
をより確実にとるため、断熱壁の上端をこの上面に接触
させるように構成しても構わない。尚、断熱壁16の上
端に他の内壁(白色)と異る色を塗布することにより
(例えば、水色など)、同一の室において異る温度帯の
室であることを視覚的に判るように構成しても構わな
い。
【0028】次に、第2実施例について図4、図5に沿
って説明する。前述の第1実施例と同一あるいはほぼ同
一の構成には同一の符号を付しその説明は省略する。
【0029】前述の第1の実施例は、収納容器を前後に
仕切ったものであるが、この第2実施例の冷蔵庫は、収
納容器を左右に仕切ったものである。
【0030】41は断熱壁で、図4と図5とから判るよ
うに、天面が開口された箱状の断熱壁であって、扉がわ
の断熱壁41Aと、庫内がわの断熱壁41Bと、左右の
断熱壁41C、41Dと、底面がわの断熱壁41Eとで
構成されている。断熱壁41は、図5に示したように、
庫内の奥側にかけて下向きに傾斜した形状になってい
る。このため、開口がわ、すなわち、上部がわに冷気流
通路42を形成するスペースがある。43はダンパ、4
4は冷気吐出口、45は冷気流出口、46は冷気流出
路、47は冷気戻りダクト、48は第1収納空間、49
は第2収納空間である。50は天面冷気シールで、本体
の傾斜面に取付けられている。51は背面がわに取付け
られた冷気シールである。
【0031】このように構成された冷蔵庫においては、
その引出し扉を引き出すと、異る温度帯域で貯蔵されて
いる貯蔵物を左右同時に見渡せると共に貯蔵物を左右に
出し入れできるという便利さがあり、使い勝手を更に向
上させることができる。
【0032】次に第3実施例について図6、図7に沿っ
て説明する。第2実施例の説明と同様に、前述の第1実
施例と同一あるいはほぼ同一の構成には同一の符号を付
しその説明は省略する。
【0033】61は給水タンク、62は氷が貯蔵される
アイスボックス、63は扉体(断熱扉)で、主に扉本体
64と、断熱壁65と、引出しレール66と、ローラー
67、アイスボックス62を載せるための載置部81と
で構成されている。断熱壁65で囲まれた収納空間は、
給水タンク64が収納される。82は断熱材、73は断
熱壁65上部に設けられた冷気シールである。
【0034】また、68は給水ポンプ、69は給水パイ
プ、70はこの給水パイプに取付けられた凍結防止ヒー
タ、71は製氷皿、72はこの製氷皿を駆動させて氷を
アイスボックス62に落とすための駆動装置、75は製
氷室である。
【0035】自動製氷装置は主に製氷皿71と、給水パ
イプ69と、駆動装置72とで構成されており、製氷皿
71に氷ができると、製氷皿71を駆動装置72で駆動
させて、ねじりを加えて製氷皿71の氷をアイスボック
ス62に落とし、更に給水パイプ69から製氷皿71に
水を供給するものである。
【0036】このように構成された冷蔵庫においては、
冷気は、アイスボックス62の置かれる庫内奥側の方に
多量に供給されて、給水タンク62の方へは冷気は殆ど
行かないように構成されている。この給水タンク62の
冷却は、上方の野菜室からの冷気が供給され、この野菜
室8を冷却した後の冷気で給水タンク62内の水を冷却
するように構成されているので、給水タンク62はその
内部の水が凍る程冷却されることがなく、同一の製氷室
に配置できるものである。
【0037】従来の冷蔵庫は製氷室の上方の冷蔵室に給
水タンクを配置し、給水パイプをこの冷蔵室から製氷室
まで配置していたが、この従来の冷蔵庫に比べて、給水
タンクからの給水パイプを短くできるので、構造を簡略
化して組立て工数を低減させることができると共に、部
品コストも安価にすることができる。
【0038】また、この給水タンク62の収納されてい
る収納部の断熱壁65上部には、冷気シール73が形成
されているので、収納空間の給水タンク62が冷却され
過ぎて、給水タンク62内の水が凍結するようなことも
防止されている。
【0039】また、従来の冷蔵庫のように給水タンクを
冷蔵室に配置したものでは、この冷蔵室の収納空間を狭
める結果になっていたが、この実施例のように製氷室に
給水タンクを配置できるように構成した場合は、冷蔵室
の収納空間を広くとることができ、使い勝手を向上させ
ることができる。
【0040】尚、この実施例の収納空間へ供給される冷
気は、野菜室を冷却した後の冷気にしたが、製氷室を冷
却する冷気を給水タンク内の水が凍結しない程度の少量
導くことにより、給水タンクを冷却するように構成して
も構わない。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、収納室
内に上面が開口した断熱壁を設けることにより、この断
熱壁を有する収納空間内の温度と他の収納空間内の温度
とに温度差を設けたので、異る温度の室を扉部品などを
増加させずに実現できる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、引出し扉
側に位置する収納空間の側面と底面とに断熱壁を設ける
ことにより、この断熱壁を有する収納空間内の温度と他
の収納空間内の温度とに温度差を設けたので、異る温度
の室を扉部品などを増加させずに実現できる。特に、引
出し扉内の収納空間を前後に区画した場合は、前がわの
収納空間に出し入れを頻繁に行うような貯蔵物を貯蔵す
れば、この前がわ収納空間を露出するだけ引き出せば、
貯蔵物を出し入れ可能のため、使い勝手が向上すると共
に、前がわの貯蔵物の出し入れに際して後がわの貯蔵空
間の冷気を逃がすようなことも抑えられる。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、特に、収
納容器の左右、あるいは左右の何れかに位置する収納空
間に断熱壁を設けることにより、この断熱壁を有する収
納空間の温度と他の収納空間の温度とに温度差を設けた
ので、この引出し扉を引き出すことにより、異る温度帯
域で貯蔵される貯蔵物を同時に露出させ出し入れできる
ので、冷蔵庫の使い勝手を向上させることができる。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、前記引出
し扉と連動して引出される収納容器を有する部屋を冷凍
温度帯室、あるいは冷凍温度帯と冷蔵温度帯の組合わせ
室、または冷蔵温度帯であって異る温度を有する部屋と
したので、目的に応じて多種多様の貯蔵物を貯蔵でき、
冷蔵庫の使い勝手を向上させることができる。
【0045】請求項5に記載した発明では、冷蔵庫の一
部位に引出し扉と連動して引出される収納容器を有する
冷蔵庫において、前記引出し扉と収納容器間に上面を開
口した断熱壁を有する収納空間を設けたので、この収納
空間内の貯蔵物の温度と、収納空間外の収納容器内の温
度とに比較的大きな差があっても、収納空間を断熱して
収納空間内の温度を所定の温度に保つことができる。
【0046】請求項6に記載した発明では、断熱扉の庫
内側に上面を開口した断熱壁を有する収納空間を設ける
と共に、この収納空間に前記給水タンクを収納したの
で、従来冷蔵室などに収納していてこの部分の収納空間
を使用していた給水タンクを引出し扉の収納空間に配置
することができるので、冷蔵室の収納空間の有効空間を
増大させることができる。
【0047】請求項7に記載した発明では、前記給水タ
ンクは上面に断熱壁、あるいは、空気断熱層を備えたの
で、給水タンク内の水が凍ることを防止できるので、給
水タンクを製氷室と同じ室に配置でき、従来給水タンク
が冷蔵室に配置されていたものと同様に、給水タンクの
水が凍結するというような不具合を生じることなく冷蔵
庫を使用することができる。
【0048】請求項8に記載の発明では、前記断熱壁と
前記自動製氷装置間に冷気シールを設けたので、自動製
氷装置の配置されている製氷室の冷気により給水タンク
が冷却されるようなことは防止され、給水タンクを冷蔵
室に配置したものと同様に不具合がなく使用することが
できる。
【0049】請求項9に記載の発明では、前記前記収納
容器を有する部屋の温度を調整する温度調整手段に加
え、前記収納容器のうち、断熱壁を有する収納空間の庫
内温度を調整するための第2温度調整手段を備えたの
で、収納空間内の温度を任意に設定でき、この収納空間
の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の冷蔵庫の側断面を示す説
明図である。
【図2】図1のBB線矢視を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の冷蔵庫の図2に示すAA
線矢視を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】同第2実施例の要部断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の冷蔵庫の側断面を示す説
明図である。
【図7】同第3実施例の冷蔵庫の扉本体と給水タンクと
アイスボックスとを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 5 引出し扉 15 収納容器 16 断熱壁 17 ダンパ(第2温度調整手段) 23 内箱(収納容器) 27 冷気シール 29 第1収納空間(断熱壁を有する収納空
間) 30 第2収納空間(他の収納空間) 61 給水タンク 63 扉体(断熱扉) 65 断熱壁 74 自動製氷装置 75 製氷室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の一部位に設けられた引出し扉と
    共に連動して引出されて上部開口が露出される収納室を
    備えた冷蔵庫において、前記収納室内に上面が開口され
    た箱状の断熱壁を配置し、この断熱壁内の収納空間の温
    度と、この収納空間以外の収納室の温度とに温度差を設
    けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫の一部位に設けられた引出し扉と
    共に連動して引出される収納容器を有する冷蔵庫におい
    て、前記収納容器内を仕切りにより複数の収納空間に仕
    切ると共に、前記収納空間の引出し扉側に位置する収納
    空間に上部が開口された箱状の断熱壁を設けることによ
    り、この断熱壁を有する収納空間内の温度と他の収納空
    間内の温度とに温度差を設けたことを特徴とする冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵庫の一部位に設けられた引出し扉と
    共に連動して引出される収納容器を有する冷蔵庫におい
    て、前記収納空間の左右、あるいは左右の何れかの収納
    空間に上面が開口された箱状の断熱壁を設けることによ
    り、この断熱壁を有する収納空間の温度と他の収納空間
    の温度とに温度差を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記断熱壁を有する収納空間と他の収納
    空間とを、冷凍温度帯室、または冷凍温度帯と冷蔵温度
    帯の組合わせ室、あるいは異る温度を有する冷蔵温度帯
    室としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷蔵庫の一部位に設けられた引出し扉と
    連動して引出される収納容器を有する冷蔵庫において、
    前記引出し扉と収納容器間に上面を開口した断熱壁を有
    する収納空間を設けることにより、前記収納空間内の温
    度と前記収納容器内の温度とに温度差を設けたことを特
    徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷蔵庫の一部位に設けられた自動製氷装
    置を有する製氷室と、この製氷室を閉塞する断熱扉と、
    前記自動製氷装置に水を給水するための給水タンクとを
    備えた冷蔵庫において、前記断熱扉の扉がわに上面を開
    口した箱状の断熱壁を有する収納空間を形成すると共
    に、この収納空間に前記給水タンクを収納し、この断熱
    壁を有する収納空間以外の製氷室に前記自動製氷装置を
    配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記給水タンクに上面に断熱壁、あるい
    は、空気断熱層を備えたことを特徴とする請求項5に記
    載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記断熱壁と前記自動製氷装置間に冷気
    シールを設けたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵
    庫。
  9. 【請求項9】 前記前記収納容器を有する収納室の温度
    を調整する温度調整手段に加え、前記収納容器のうち、
    断熱壁を有する収納空間の庫内温度を調整するための第
    2温度調整手段を備えたことを特徴とする請求項2乃至
    6の何れかに記載の冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1429095A3 (en) * 2002-12-10 2004-06-30 Whirlpool Corporation Multifunctional drawer for upright freezers
EP2284466A1 (de) * 2009-08-10 2011-02-16 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Schubladenartiger Behälter für ein Kältegerät
WO2017208347A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 三菱電機株式会社 保冷装置

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JPWO2017208347A1 (ja) * 2016-05-31 2018-09-06 三菱電機株式会社 保冷装置

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