JP3648977B2 - ディスクチェンジャ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクをカートリッジに収納して構成されたディスクカートリッジが複数枚収納され、その中の一つのディスクカートリッジを選択し再生または記録するディスクチェンジャ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のディスクチェンジャ装置としては、例えば特開平7−176127に示されるような装置が知られている。この従来装置においては収納されているディスクカートリッジの一部をストッカより外方側に臨ませて該各ディスクカートリッジを手動で装置外に取り出す構造を採用し、再生または情報を記録しているディスク以外の他のディスクカートリッジの交換を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来装置では、ディスクカートリッジの識別ができる様に一部をストッカより外方側に臨ませて収納する様にしているが、ディスクカートリッジの積層方向の収納ピッチを縮めて装置を小型化(薄型化)しようとすれば、ストッカ内で両端に収納されたディスクカートリッジのうち上面表示部が他のディスクカートリッジと向き合っていないディスクカートリッジの上面表示部以外は視認できなくなり、ディスクカートリッジの有無は判別できても上面表示部を視認する事により個別に識別するには各ディスクカートリッジを順次手動で装置外に取り出さなければならない煩雑さが発生するという問題点を有する。
【0004】
本発明はストッカに収納されているディスクカートリッジのみを一度の操作で短時間に順次自動排出できるディスクチェンジャ装置を提供する事を目的とする。
【0005】
また本発明によれば各ディスクカートリッジの上面に施された表示部を視認できる順序でディスクカートリッジを順次自動排出することが可能である。
【0006】
更に本発明は、前記ディスクカートリッジ検出スイッチの故障の場合もディスクカートリッジの取り出しが可能となるディスクチェンジャ装置を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明のディスクチェンジャ装置は、ディスクカートリッジを複数枚略平行に積層状に収納するストッカと、前記ストッカ内の一つのディスクカートリッジを選択し移送する移送手段と、前記ストッカに隣接し積層方向に移動し収納された各ディスクカートリッジそれぞれに対応した位置をとり前記移送手段により移送されたディスクカートリッジを収容するディスクカートリッジ収容部と、前記ディスクカートリッジ収容部に収容されたディスクカートリッジを装着してカートリッジ内のディスクの情報の再生またはディスクに情報を記録する記録再生部と、前記ディスクカートリッジをストッカから装置外へ露出する状態に排出する排出手段と、前記ストッカの各ディスクカートリッジ収納状態を検出する複数のディスクカートリッジ検出スイッチと、収納された各ディスクカートリッジを前記ストッカから個別に排出を行う制御に用いる複数の個別排出操作釦と、収納されているすべてのディスクカートリッジをストッカから排出を行う制御に用いる全排出操作釦と、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチよりの検出信号、前記複数の個別排出操作釦又は前記全排出操作釦の操作信号により、前記移送手段と前記排出手段を制御する制御手段を備え、前記全排出操作釦の操作時、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッジを選択し前記ストッカから装置外へ順次自動排出するように構成し、排出手段によって排出されて装置外へ露出した状態のディスクカートリッジの上面表示部が、当該上面側に隣接するディスクカートリッジが排出されていない状態では少なくとも前記表示部の一部が視認可能に構成したものであり、この排出手段の制御を全排出操作釦の操作ではストッカ内の各ディスクカートリッジ収納部に対応して設置されたカートリッジ検出スイッチの状態により排出すべきディスクカートリッジを選択し、かつその上面表示部が視認できる順序で装置外へ順次排出するように制御可能となる
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のディスクチェンジャ装置は、ディスクカートリッジを複数枚略平行に積層状に収納するストッカと、前記ストッカ内の一つのディスクカートリッジを選択し移送する移送手段と、前記ストッカに隣接し積層方向に移動し収納された各ディスクカートリッジそれぞれに対応した位置をとり前記移送手段により移送されたディスクカートリッジを収容するディスクカートリッジ収容部と、前記ディスクカートリッジ収容部に収容されたディスクカートリッジを装着してカートリッジ内のディスクの情報の再生またはディスクに情報を記録する記録再生部と、前記ディスクカートリッジをストッカから装置外へ露出する状態に排出する排出手段と、前記ストッカの各ディスクカートリッジ収納状態を検出する複数のディスクカートリッジ検出スイッチと、収納された各ディスクカートリッジを前記ストッカから個別に排出を行う制御に用いる複数の個別排出操作釦と、収納されているすべてのディスクカートリッジをストッカから排出を行う制御に用いる全排出操作釦と、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチよりの検出信号、前記複数の個別排出操作釦又は前記全排出操作釦の操作信号により、前記移送手段と前記排出手段を制御する制御手段を備え、前記全排出操作釦の操作時、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッジを選択し前記ストッカから装置外へ順次自動排出するように構成し、排出手段によって排出されて装置外へ露出した状態のディスクカートリッジの上面表示部が、当該上面側に隣接するディスクカートリッジが排出されていない状態では少なくとも前記表示部の一部が視認可能に構成したものである。
【0009】
この請求項1の構成によると、ストッカの各ディスクカートリッジの収納状態がディスクカートリッジ検出スイッチの状態で判断できるので全排出操作釦の操作では、ディスクカートリッジ無しの収納部に対する排出動作を行わずにディスクカートリッジ有りと判断したディスクカートリッジだけを選択し、前記ストッカから装置外へ順次自動排出する事ができ一度の操作でかつ短時間で排出動作が完了する。更に、その排出時において、装置外へ露出した状態のディスクカートリッジの上面表示部の一部が視認可能となるように排出されるので更に手動で取り出しディスクカートリッジを個別に識別する手間が不要である。
【0011】
請求項に記載のディスクチェンジャ装置は、全排出操作釦の操作時に、制御手段は、複数のディスクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッジを選択し、当該選択された複数のディスクカートリッジの上面表示部が順次視認できるようにディスクカートリッジの上面表示部と反対側に隣接するディスクカートリッジから順次自動排出するように排出手段を制御するように構成している。
【0012】
この請求項の構成によると、全排出操作釦の操作で、略平行に積層状に収納されたディスクカートリッジが一度の操作で収納されていたディスクカートリッジの上面表示部を確認しながら簡易に取り出す事が可能となる。
【0013】
請求項に記載のディスクチェンジャ装置は、個別排出操作釦の操作時に、制御手段は、該当ディスクカートリッジの検出スイッチの状態を該当ディスクカートリッジ収納部に対する排出動作の条件としないように排出手段を制御するように構成している。
【0014】
この請求項の構成によると、ディスクカートリッジ検出スイッチの故障、ストッカとディスクカートリッジのクリアランス、ディスクカートリッジ検出スイッチの取り付け位置のばらつき等で実際はディスクカートリッジが収納されているにも関わらずディスクカートリッジが無しと判断されて全排出操作釦の操作で排出できなくても、個別排出操作釦の操作で取り出す事が可能となる。
【0015】
以下、本発明のディスクチェンジャ装置の実施の形態を図を用いて説明する。
図1はその全体配置の要部を示す説明図、図2は同装置の正面斜視図、図3は同装置の制御手段の処理フローチャート、図4は同装置の機構配置を示す上面図、図5は同図4矢印48方向から見た機構配置図、図6はその反対側の図4矢印49方向から見た機構配置図である。
【0016】
図において、1は光ディスクを内蔵したディスクカートリッジであり、その外部の一方の側部にシャッタ1aを、また上面部にはラベルの貼付等により形成した表示部1bを有する。3はストッカであり、カートリッジ1をその前方に構成された挿入口部材4に複数有する挿入口33から挿入し、平行に収納可能に構成されている。各挿入口33には、41〜45のカートリッジ1が挿入されるようになっており、その挿入状態はディスクカートリッジ検出スイッチ2により検出可能となっている。装置本体の前面には、複数のカートリッジ41〜45の全てを排出する全排出操作釦25、複数のカートリッジ41〜45の内選択したもののみを排出する個別排出操作釦26(26a〜26e)、その他の装置制御の為の釦群27等の操作釦がある。
【0017】
19はマイクロコンピュータ等で構成した制御手段であり、前記ディスクカートリッジ検出スイッチ2よりの検出信号、全排出操作釦25又は個別排出操作釦26の操作信号、その他の装置制御の為の釦群27の操作信号等(その他は図示せず)を入力し、位置検知スイッチ68,69、フォトインタラプタ65の状態により装置状態を判断して所定の指令制御を行うものである。そして、この制御手段19による制御は、後述により詳述するスピンドルモータ12、駆動モータ36、駆動モータ37、プランジャ73・ソレノイド72等の制御を行う。
【0018】
ディスクカートリッジ検出スイッチ2は、挿入されたカートリッジ1を検出するものであり、ストッカ3の中の複数の各ディスクカートリッジ収納部に対応して設置され、各ディスクカートリッジ収納部に対応したディスクカートリッジ検出スイッチ2を上から順に第1、2、3、4、5のディスクカートリッジ検出スイッチ2a、2b、2c、2d、2eと呼ぶことにする(図1では第1のディスクカートリッジ検出スイッチ2aのみ図示)。
【0019】
挿入口33は、遮蔽ケース34に一体的に設けられた挿入口部材4に、収納するカートリッジの数分が並列に形成されている。このカートリッジ挿入口33を有するストッカ3は5枚(複数枚)のカートリッジ1を収納できる構成となっている。
【0020】
ストッカ3には、各挿入口33の内部にそれぞれカートリッジホルダ5が設置されている(図1、4参照)。カートリッジホルダ5は、薄板状の板金により形成され、左右に突起状のガイドピン(後述する。)を有する。また、ストッカ3には、右ガイド壁6及び左ガイド壁7に、各カートリッジホルダ5に対応して左右それぞれに5ヶ所の溝があり、最上段から順に第1ガイド溝20、第2ガイド溝21、第3ガイド溝22、第4ガイド溝23、第5ガイド溝24とする(図5参照)。
【0021】
各カートリッジホルダ5は、その左右のガイドピン38、39、40が、ストッカ3の右ガイド壁6や左ガイド壁7に形成された第1〜第5ガイド溝20、21、22、23、24に保持されている。カートリッジ1は、挿入口33よりストッカ3に挿入されると、内部のカートリッジホルダ5に、図示しない保持手段を介して保持され、ディスクカートリッジ検出スイッチ2を介在部材(図示しない)を介してオン状態とする。
【0022】
8はストッカ3の後方に配置された記録再生部であり、この記録再生部8は、ディスクカートリッジ内のディスク(図示しない)に対し記録や再生を行うものである。この記録再生部8は、光ピックアップ9、光ピックアップ9をディスクカートリッジ内のディスク半径方向に移動させる光ピックアップ駆動手段10、ディスクを載置するターンテーブル11、ターンテーブル11を駆動するスピンドルモータ12、ディスクへ記録の際にディスクに磁界を印可する磁気ヘッド13等を搭載する。
【0023】
14は記録再生部8の上方に設置されるカートリッジ収容部であり、このカートリッジ収容部14は記録再生部8と共にシャーシ15に軸16の位置で軸支されており、その両者14及び8は通常は一定の角度を持って保持され、カートリッジ収容部14に対するカートリッジ1の挿入を容易にしている。
【0024】
シャーシ15上には、記録再生部昇降手段(図示しない)が設置されるが、当該記録再生部昇降手段は、カートリッジ収容部14及び記録再生部8を、ストッカ3に収納されたカートリッジ1のどれかに対応した位置に軸16を中心にした回動により移動させる機構である。記録再生部昇降手段の詳細な説明は省略し、また図5にはその駆動モータ36のみ図示する。記録再生部8とカートリッジ収容部14は、軸16を中心に一定の角度を保ったままストッカ3に収納された各カートリッジ1に対応した位置に、記録再生部昇降手段により移動する。
【0025】
17はベースフレームであり、ストッカ3はこのベースフレーム17上に構成されており、同様にシャーシ15もベースフレーム17上に4箇所のゴム及びコイルバネからなるダンパ32を介して設置される。また、ベースフレーム17上のストッカ3およびシャーシ15の側方には、ストッカ3のカートリッジ1を記録再生部8へ移送するカートリッジ移送手段18が配置される。
【0026】
カートリッジ移送手段18は、ストッカ3の収納カートリッジのうちカートリッジ収容部14が対向した位置にあるカートリッジ1を、ストッカ3から記録再生部8へカートリッジホルダ5と共に移送する機構である。また、記録再生部8からストッカ3へ戻す移送も行う。カートリッジ移送手段18の詳細な説明は省略し、図4には、カートリッジ移送手段18の概略の位置とその駆動モータ37のみ図示する。駆動モータ37からカートリッジ移送手段18までの間に、ストッカ3からカートリッジを装置外へ排出するカートリッジ排出手段46等が介在するが、図4ではその詳細を省略し、駆動モータ37からカートリッジ移送手段18までのギア列の概略図を図11に示す。
【0027】
次に、装置のカートリッジ交換動作について、その状態図を示す図5、図7、図8、図9、図10に基づいて説明する。ここで、図5はストッカ3の最上段のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す図、図7はストッカ3の上から2段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す図、図8はストッカ3の上から3段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す図、図9はストッカ3の上から4段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す図、図10はストッカ3の最下段である上から5段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す図である。
【0028】
ストッカ3の右ガイド壁6や左ガイド壁7に形成された各ガイド溝20〜24は、シャーシ15の軸16方向に湾曲している。第1ガイド溝20と第2ガイド溝21は下方、第3ガイド溝22はほぼ水平、第4ガイド溝23と第5ガイド溝24は上方に湾曲しており、図5、図7、図8、図9、図10に示すようにカートリッジ収容部14が移動することで、カートリッジ収容部14に形成したガイド溝47に対向される。
【0029】
ストッカ3の収納されたカートリッジ1を、上から順に第1、2、3、4、5のカートリッジ41、42、43、44、45と呼ぶことにする。第1のカートリッジ41を移送する場合、カートリッジ移送手段18は第1のカートリッジ41のカートリッジホルダ5を保持し、第1ガイド溝20に沿ってカートリッジ収容部14へディスクカートリッジと共にカートリッジホルダ5を移送する。
【0030】
カートリッジ収容部14上でカートリッジホルダ5に保持された第1のディスクカートリッジ41は、記録再生部昇降手段により記録再生部8上に載置される。このときの記録再生部昇降手段の動作は、第1のディスクカートリッジ41を収容したカートリッジ収容部14は動かさずに記録再生部8のみを、カートリッジ収容部14と記録再生部8のなす一定の角度が平行になるまで軸16を中心に上方に回動させ、以て記録再生部8上に第1のカートリッジ41を載置する。記録再生部昇降手段の詳細な説明は省略する。
【0031】
ストッカ3からカートリッジ1を排出するカートリッジ排出手段46と、カートリッジ移送手段18について説明する。カートリッジ1の排出は、カートリッジ移送手段18の駆動モータ37により駆動される。駆動モータ37は兼用で移送及び排出動作を行い、別途専用モータを用いてはいない。図4、図6、図11に示されるように、本装置のカートリッジ排出手段46はストッカ3の側方に配置されている。
【0032】
図6は前述のように側方(図4矢印49方向)から見た図であり、カートリッジ移送手段18の駆動モータ37、及び駆動モータ37の減速系とカートリッジ排出手段46の概略図が示されている。図中の各部材の関係を先ず記す。
【0033】
ベースフレーム17の側面に各部材が配されている。駆動源であるモータ37、モータ37から減速段としてモータプーリ52、ベルト53、プーリとウォームギアが一体のプーリギア54、ギア55、ギア56を介しタイミングギア57が接続される。タイミングギア57は、本装置の主な機構的動作タイミングを決めるカム板の一例である。
【0034】
タイミングギア57に接続されている機構は、カートリッジ1をストッカ3〜記録再生部8間で移送するカートリッジ移送手段18、ストッカ3に収納されたカートリッジのうちから排出指示されたカートリッジを選択する排出カートリッジ選択機構を含むカートリッジ排出手段46等がある。さらにタイミングギア57には機構動作状態を検知する複数の位置検知スイッチが接続され、駆動モータ37により駆動される。
【0035】
図6,図11に示すように、タイミングギア57に接続されたギア58は、長い形状のギア59を介しカートリッジ移送手段18内のカートリッジ移送ラック60に接続される。図11に、カートリッジ移送ラック60の配置を装置上方から見た図として示す。
【0036】
カートリッジ移送ラック60は、矢印145方向にギア59からギア140、ギア141を介して駆動され、別途記録再生部昇降手段の動作で選択されたカートリッジ1を、ストッカ3からターンテーブル11や光ピックアップ9等を搭載する記録再生部8へ移送する。またカートリッジ移送ラック60は、矢印146方向に動作して記録再生部8からストッカ3へカートリッジ1を移送する。
【0037】
移送されるカートリッジ1の選択は前述のカートリッジ収容部14の高さ位置による。カートリッジ収容部14の高さ位置に対応したストッカ3のカートリッジ1は、そのカートリッジホルダ5がカートリッジ移送ラック60と係合し記録再生部8へ移送される。ここでは、移送するカートリッジ1の選択とカートリッジ移送手段18の各部材形状との関係までは詳述しない。
【0038】
図6にタイミングギア57とその周囲の部品の関係が示されるが、図13は、図6とは逆であるタイミングギア57の裏面方向から見た周囲の部品との関係を示す図である。図14、図15はタイミングギヤ57の形状図、図16、図17はタイミングギア57と周囲の部品の関係を抜き出した動作状態図である。
【0039】
図6、図13、図16、図17のように、タイミングギア57の周囲には、カムフォロワ62、排出カートリッジ選択部材63、バネ64、フォトインタラプタ(検知スイッチ)65、スイッチレバー66、スイッチレバー67、位置検知スイッチ68、位置検知スイッチ69、排出スライダ70、フロントカバーオープンスライダ(フロントカバーオープン部材)71、ソレノイド72とそのプランジャ73、プランジャバネ74が配されている。
【0040】
タイミングギア57は、図6、図14、図15に示すように、外周に歯車(モジュール0.8、64枚)が形成され、その装置外方側の平面部にカム溝75、76、フォトインタラプタ65で検出する回転角検知壁98が形成されている。タイミングギア57の上記と反対の面(図13、図15に示される面)には、フロントカバーオープンスライダ71を駆動するカム溝(カム部)77、排出スライダ70を駆動するカム溝78、スイッチレバー66,67を駆動するカム面79が形成されている。
【0041】
カム溝75は、回転につれ図6、図14のように4箇所のカム分岐部80、81、82、83があり、ストッカ3の各カートリッジ収納部に対応する5本のカム溝84、85、86、87、88に分岐する。カム溝75とほぼ対称形のカム溝76も同様であり、カム溝75とは逆の回転方向であるがカム分岐部89、90、91、92を介しカム溝93、94、95、96、97に分岐する。カム溝75、76に係合するのはカムフォロワ62である。
【0042】
図6、図16、図17のように、カムフォロワ62は1mm厚の板材からなり、2個の軸状の凸部99,100を有する。カムフォロワ62は、ベースフレーム17上に支点105により回転自在に固定されており、直径2mmの前記凸部(フォロワ部)99が前述のタイミングギア57のカム溝75,76に係合している。また、他の前記凸部100は凸部99とは逆方向に突出し、排出カートリッジ選択部材63のカム溝102に係合している。バネ64はカムフォロワ62とベースフレーム17間に架設され、カムフォロワ62をタイミングギア57の外周方向へ回転するよう付勢する部材である。
【0043】
カムフォロワ62の突起部先端103はプランジャ73の先端面104に対向している。プランジャバネ74はプランジャ73に同軸に配した圧縮コイルバネであり、プランジャ73をソレノイド72から解放される方向(図6、矢印150方向)に付勢し、その結果プランジャ73は、カムフォロワ62の先端103を押し、カムフォロワ62はその支点105を中心に回転するよう付勢される。
【0044】
排出カートリッジ選択部材63は、ベースフレーム17上の支点106に回転自在に固定され、そのカム溝102が前述のようにカムフォロワ62の凸部100に係合する。また排出カートリッジ選択部材63の先端部107は、排出部材108の縦長の溝109に嵌入している。
【0045】
排出スライダ70は、ベースフレーム17上で矢印110方向にスライド可能に支持されている。排出スライダ70の一部に形成されている直径2.6mmの軸状凸部111(図12、図13参照)が、タイミングギア57のカム溝78に係合しタイミングギア57の回転により矢印110方向にスライド駆動される。また、排出スライダ70は、前述の排出部材108をストッカ3のカートリッジ積層方向(矢印112方向)にスライド自在に支持している。
【0046】
排出部材108は、その縦長の溝109に排出カートリッジ選択部材63の先端部107が嵌入しており、排出カートリッジ選択部材63の変位に従い排出スライダ70上をスライドし上下動する。排出部材108は、排出カートリッジ選択部材63に従い上下動することで、ストッカ3の各カートリッジに対応した位置をとり、図12のようにその位置に収納されたカートリッジの端辺後端113と排出部材108の押し出し部114がほぼ接した位置になる。図12は、排出スライダ70、タイミングギヤ57周辺を上方から見た模式図である。
【0047】
排出部材108ごと排出スライダ70が前述のタイミングギア57のカム溝78に矢印110方向に駆動されることで、排出部材108は、カートリッジ1の端辺後端113を押し、装置外へカートリッジ1を押し出す。
【0048】
図6、図13において、2個のスイッチレバー66,67は、それぞれ一端がタイミングギア57のカム面79に接しており他端が位置検知スイッチ68,69に接する。スイッチレバー66、67は、中央を軸に回転自在としてベースフレーム17上に配されている。スイッチレバー66、67は、タイミングギア57の回転によりカム79に従い位置検知スイッチ68,69を駆動する。
【0049】
制御手段19は、全排出操作釦25、複数の個別排出操作釦26(26a〜26e)、その他の装置制御の為の釦群27の操作信号、また、ディスクカートリッジ検出スイッチ2(2a〜2e)、位置検知スイッチ68,69、フォトインタラプタ65の状態により装置状態を判断して指令制御を行う。すなわち、その状態に応じて、記録再生部8のスピンドルモータ12の制御等、また、駆動モータ37、ソレノイド72を駆動して装置の制御を行う。タイミングギア57に接して配置されたフォトインタラプタ(検知スイッチ)65は、前述の回転角検知壁98を挟むように設置されている。回転角検知壁98は不連続であって複数の切り欠きが形成されている。その切り欠きに従い、フォトインタラプタ65はタイミングギア57の回転角を検出する。図14のように、回転角検知壁98の切り欠き端辺121、122、123、128、129、130をフォトインタラプタ65は検出する。
【0050】
以上に述べた構成に基づき、以下、ストッカ3に収納されたカートリッジ1の排出の動作について説明する。
【0051】
ストッカ3に収納された複数のカートリッジ1を、全排出操作釦25又は複数の個別排出操作釦26の操作により、排出することとなるが、その一連の排出動作については後述することとして、ここでは、あるカートリッジ1を排出する場合について説明する。以下では、ストッカ3の中央に位置された第3のカートリッジ43を排出する場合を述べる。
【0052】
まず選択動作を記す。駆動モータ37の駆動に従い、タイミングギア57が矢印119方向に回転を始めると同時にソレノイド72を通電し、プランジャ73はプランジャバネ(付勢手段)74の力に抗して吸引される。ソレノイド72が電磁的に吸引状態にあるとき、プランジャ73の先端104とカムフォロワ62の先端103の間には間隙が生じ、プランジャバネ74の付勢力はカムフォロワ62にはかからない。カムフォロワ62はカム溝75に係合しているが、バネ64の力によりタイミングギア57の外周方向に付勢されているので、カム溝75の外周方向側の壁にカムフォロワ62の凸部99が接しつつタイミングギア57は回転する。
【0053】
タイミングギア57の回転角検知壁98は、図14に示したような切り欠きを有するが、切り欠きの端辺121をフォトインタラプタ65が検知すると、制御手段19はソレノイド72の通電を停止する。その結果、プランジャ73はプランジャバネ74により矢印150方向に付勢され、移動する。プランジャ73はカムフォロワ62の先端103を押し、カムフォロワ62は支点105を中心に回転する。プランジャバネ74の付勢力はバネ64より十分強い力を与えられている。
【0054】
回転することでカムフォロワ62の凸部99はカム溝75のカム分岐部82に入り、カムフォロワ62はカム溝86に従って回転変位する。プランジャ73は、図示しないストッパにより吸引状態の位置から3mmまで移動し停止する。カムフォロワ62の凸部100は排出カートリッジ選択部材63のカム溝102に係合されている。
【0055】
カムフォロワ62がプランジャバネ74の付勢力により回転を始めカム分岐部82に入り込む回転角(凸部100の直径1.5mmの2倍、ほぼ3mmの動き)では、排出カートリッジ選択部材63は変位せぬようにそのカム溝102の形状が構成されている。カム溝102はカギ形状でありその初期位置付近は、図6に示されるようにカムフォロワ62の支点105をほぼ中心とした円弧形状(不感部)となっている。
【0056】
また、カムフォロワ62と排出カートリッジ選択部材63との係合点とカムフォロワ62の回転支点105とを結ぶ線151と、カムフォロワ62と排出カートリッジ選択部材63との係合点と排出カートリッジ選択部材63の回転支点106とを結ぶ線152とがなす角は75゜であり、直角に近い。
【0057】
カムフォロワ62がカム分岐部82に入り込む間は、カム溝102のこの円弧形状部をカムフォロワ62が動くので、排出カートリッジ選択部材63は変位しない。カムフォロワ62がカム分岐部82を通りカム溝86に入ると、カムフォロワ62はカム溝86に従って回転し、その結果、カム溝102の形状により排出カートリッジ選択部材63は支点106を中心に回転し変位する。排出カートリッジ選択部材63の先端部107は、ストッカ3の中央であるカートリッジ43の位置に対応した位置に変位する。従って排出部材108は、排出カートリッジ選択部材63の動きにより排出スライダ70上をスライドし、ストッカ3の収納カートリッジの位置になる。
【0058】
排出部材108がカートリッジ43の位置になった後、さらにタイミングギア57は回転を継続し、カム溝78に従って排出スライダ70は矢印110方向に進行を始め、排出部材108の押し出し部114がカートリッジ43を装置外へ押し出す。
【0059】
その後、タイミングギア57のスイッチレバー駆動用のカム面79、スイッチレバー67に従い、位置検知スイッチ69がオンする。制御手段19は、位置検知スイッチ69のオンにより、駆動モータ37を停止し、その後すぐ逆転させる。タイミングギア57は逆転し初期位置までもどる。このとき、タイミングギア57のスイッチレバー駆動用のカム面79により位置検知スイッチ68がオンすることで、制御手段19は初期位置を判断し駆動モータ37を停止させる。
【0060】
タイミングギア57を1回転させたときの位置検知スイッチ68、69、フォトインタラプタ65のスイッチパターンを示したのが図18である。図18上で初期位置とは、停止領域124であり、そこから停止領域133までタイミングギア57を回転させ、停止後すぐに逆転させ、初期位置である停止領域124へ戻したのが上記動作である。
【0061】
上記のカートリッジ排出後、タイミングギア57が逆転し戻る際、フォトインタラプタ65が回転角検知壁98の切り欠き端辺121を検知したら制御手段19はソレノイド72を通電する。これによりカムフォロワ62の凸部99がカム分岐部81、カム分岐部80を通過する際の異音の発生を防止できる。通電せぬ場合、プランジャバネ74によりカムフォロワ62は付勢されているので、カム分岐部に飛び込み異音を発生することになる。初期位置に達したらソレノイド72の通電は停止される。
【0062】
他の位置の収納カートリッジを排出する場合も同様である。すなわち、最上段である第1のカートリッジ41の場合は、カム分岐部80,81,82,83のすべてに入らぬようソレノイド72を通電したままとし、カム溝88にカムフォロワ62は案内される。第2のカートリッジ42を排出する場合は、回転角検知壁98の切り欠き端辺122を検出してソレノイド72の通電を停止する。カムフォロワ62はカム分岐部83に入りカム溝87に案内される。第4のカートリッジ44を排出する場合は、回転角検知壁98の切り欠き端辺123に従い、ソレノイド72の通電を停止し、カムフォロワ62はカム分岐部81からカム溝85に入る。第5のカートリッジ45を排出する場合は、ソレノイド72は最初から通電されず、カムフォロワ62はプランジャバネ74により付勢されカム分岐部80からカム溝84に案内される。
【0063】
次に、以上説明した個々のカートリッジ1の排出動作を行うディスクチェンジャ装置について、制御手段19に基づく全排出操作釦25又は個別排出操作釦26の操作時の排出動作の制御の処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0064】
図3に示すフローチャートは、特に全排出操作釦25、複数の個別排出操作釦26、検出スイッチ2(2a〜2e)に関係する動作部分を中心に示すものである。図3では説明を簡易にするため、Nは1から始まる自然数で、Nmaxはストッカ3に収納可能なディスクカートリッジの最大数を意味し本実施例では5である。全排出操作釦25を「ALL EJECT」、複数の個別排出操作釦26(26a〜26e)を「EJECT(N)」と呼称し個別排出操作釦26a〜26eはそれぞれ「EJECT(1)〜EJECT(5)」、検出スイッチ2(2a〜2e)を「検出SW(N)」と呼称し検出スイッチ2a〜2eはそれぞれ「検出SW(1)〜検出SW(5)」、第1、2、3、4、5のカートリッジ41、42、43、44、45はそれぞれ「DISC(1)〜DISC(5)」で呼称している。
【0065】
先ず、全排出操作釦25操作時の動作であるが、制御手段19は装置の動作開始と共に、初期設定でNとしてストッカ3に収納可能なディスクカートリッジの最大数5が設定される(ステップ200)。続いて「ALL EJECT」(全排出操作釦25)の操作があるかどうかステップ201で判断処理が行われる。操作がない間はステップ206に移行し、操作があればステップ202に移行する。ステップ202では、初めは検出SW(5)の状態を見てオンでなければステップ204に移行し、オンであればステップ203に移行して該当DISC(5)すなわちカートリッジ45を前述した方法で選択し排出動作をする。ステップ204ではNを1減じ4とし、ステップ205に移行する。
【0066】
ステップ205ではNが0にならない間はステップ202に戻りひとつ上部のカートリッジ収納部の検出SW(4)の状態を見てオンでなければステップ204に移行しオンであればステップ203に移行し該当DISC(4)すなわちカートリッジ44を前述した方法で同様に選択と排出動作をする。以下、順次Nが3,2,1の場合について一つずつ上部のカートリッジ収納部に対して同様な処理を行う。その結果ステップ202〜205の間で検出SW(N)のうちオンしているディスクカートリッジだけを下に位置しているものから順次排出される事になる。
【0067】
Nが1でステップ204に移行するとステップ204の処理でNが0になりステップ205の判断条件によりステップ200の初期設定に移行する。
【0068】
「ALL EJECT」(全排出操作釦25)の操作がない間はステップ206に移行するがここでは「EJECT(N)」すなわち個別排出操作釦26(26a〜26e)の操作の有無しを判定しこれも操作がなければステップ208、209に移行する。
【0069】
「EJECT(N)」の操作についても同様にNが5,4,3,2,1についてステップ206〜209の間で判定され最終Nが1でステップ208に移行するとステップ208の処理でNが0になるのでステップ209の判断条件によりステップ200の初期設定に移行する。
【0070】
次に、個別排出操作釦26操作時の動作であるが、前述したようにステップ206で操作がない「EJECT(N)」についてはステップ208に移行し、操作がされた「EJECT(N)」についてのみステップ207に移行する。「EJECT(N)」操作では、「ALL EJECT」操作の場合のステップ202の様な検出SW(N)のオンもしくはオフの判断処理がされないで、DISC(N)排出のステップ207の処理がされ、検出SW(N)の状態に無関係に該当DISC(N)の選択と排出動作が行われる。
【0071】
ところで、「EJECT(N)」の操作処理でも、「ALL EJECT」の操作処理のステップ204と同様のステップ208の処理が有るが、「ALL EJECT」の操作処理ではステップ202〜205の間でNが0になるまで、すなわち収納部3のすべてのディスクカートリッジ収納部に対しての排出処理(ステップ203)を一気に行ってしまうので、排出順序が下に位置しているカートリッジからとなるが、ステップ208の処理は「EJECT(5)」〜「EJECT(1)」の操作があったかどうかを制御手段19がストッカ3のすべてのディスク収納部に対して順次監視する為におこなっているだけであり、Nが変化する都度ステップ206に戻り、「EJECT(5)」〜「EJECT(1)」の操作の有無を判断するので、「ALL EJECT」の操作時の様に下に位置しているカートリッジからの順序で排出するといった制限をされる事なく操作した順にランダムに排出可能である。
【0072】
この「EJECT(N)」の操作処理では、検出SW(N)のオンもしくはオフの判断処理がされないので、検出SWの故障、ストッカ部とディスクカートリッジのクリアランス、検出SWの取り付け位置のばらつき及びストッカ部とディスクカートリッジ間の介在部品等の寸法誤差等で、実際はディスクカートリッジが収納されているにも関わらず検出SWがオンせずディスクカートリッジが無しと判断されて、「ALL EJECT」(全排出操作釦)操作で排出できない場合が発生しても、個別排出操作釦の操作で取り出す事が可能となる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ディスクカートリッジを複数枚略平行に積層状に収納するストッカと、前記ストッカ内の一つのディスクカートリッジを選択し移送する移送手段と、前記ストッカに隣接し積層方向に移動し収納された各ディスクカートリッジそれぞれに対応した位置をとり前記移送手段により移送されたディスクカートリッジを収容するディスクカートリッジ収容部と、前記ディスクカートリッジ収容部に収容されたディスクカートリッジを装着してカートリッジ内のディスクの情報の再生またはディスクに情報を記録する記録再生部と、前記ディスクカートリッジをストッカから装置外へ露出する状態に排出する排出手段と、前記ストッカの各ディスクカートリッジ収納状態を検出する複数のディスクカートリッジ検出スイッチと、収納された各ディスクカートリッジを前記ストッカから個別に排出を行う制御に用いる複数の個別排出操作釦と、収納されているすべてのディスクカートリッジをストッカから排出を行う制御に用いる全排出操作釦と、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチよりの検出信号、前記複数の個別排出操作釦又は前記全排出操作釦の操作信号により、前記移送手段と前記排出手段を制御する制御手段を備えたものであり、ストッカの各ディスクカートリッジの収納状態がディスクカートリッジ検出スイッチの状態で判断できるので全排出操作釦の操作では、ディスクカートリッジ無しの収納部に対する排出動作を行わずにディスクカートリッジ有りと判断したディスクカートリッジだけを選択し、前記ストッカから装置外へ順次自動排出する事ができ一度の操作でかつ短時間で排出動作が完了することができ、また、排出されて装置外へ露出した状態のディスクカートリッジの上面表示部が、当該上面側に隣接するディスクカートリッジが排出されていない状態では少なくとも前記表示部の一部が視認可能となるように排出手段によって排出されるので、更に手動で取り出しディスクカートリッジを個別に識別する手間が不要である。
【0075】
また、ストッカの各ディスクカートリッジの収納部に対応してディスクカートリッジ検出スイッチを設け、全排出操作釦の操作時にそのディスクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッジの選択を行い、収納されたディスクカートリッジを上面表示部が視認できる順序で装置外へ順次自動排出するように排出手段を制御する事により、収納されている複数のディスクカートリッジの上面表示部を確認しながら一度の操作で排出動作をすることができる。
【0076】
また、ディスクカートリッジ検出スイッチの故障、ストッカとディスクカートリッジのクリアランス、ディスクカートリッジ検出スイッチの取り付け位置のばらつき等で実際はディスクカートリッジが収納されているにも関わらず検出スイッチがオンせずディスクカートリッジが無しと判断されて全排出操作釦の操作で排出できなくても個別排出操作釦の操作で取り出す事が可能となるディスクチェンジャ装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す装置全体の要部説明図
【図2】同装置の正面斜視図
【図3】同装置の操作釦を操作した時の制御手段の処理フローチャート
【図4】同装置の機構配置を示す上面図
【図5】同図4矢印48方向から見た機構配置図
【図6】同図4矢印49方向から見た機構配置図
【図7】同ストッカ3の上から2段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す機構配置図
【図8】同ストッカ3の上から3段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す機構配置図
【図9】同ストッカ3の上から4段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す機構配置図
【図10】同ストッカ3の最下段である上から5段目のカートリッジ1に対応した位置にカートリッジ収容部14が移動した状態を示す機構配置図
【図11】同駆動モータからカートリッジ移送機構までのギア列を示す概略平面図
【図12】同カートリッジ排出機構周辺を示す概略平面図
【図13】同タイミングギア57の裏面方向から見た周囲の部品との関係を示す側面図
【図14】同タイミングギヤ57の形状を示す側面図
【図15】同タイミングギヤ57の形状を示し、図14の裏面側から見た側面図
【図16】同タイミングギア57と周囲の部品の関係を抜き出した動作状態図
【図17】同タイミングギア57と周囲の部品の関係を抜き出した動作状態図
【図18】同タイミングギア57を1回転させたときのスイッチパターンを示した図
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ
1a シャッタ
1b 上面表示部
2 ディスクカートリッジ検出スイッチ
2a〜2e 第1〜第5のディスクカートリッジ検出スイッチ
3 ストッカ
5 カートリッジホルダ
8 記録再生部
14 カートリッジ収容部
18 移送手段
19 制御手段
25 全排出操作釦
26 個別排出操作釦
41〜45 第1〜第5のディスクカートリッジ
46 排出手段

Claims (3)

  1. ディスクカートリッジを複数枚略平行に積層状に収納するストッカと、
    前記ストッカ内の一つのディスクカートリッジを選択し移送する移送手段と、
    前記ストッカに隣接し積層方向に移動し収納された各ディスクカートリッジそれぞれに対応した位置をとり前記移送手段により移送されたディスクカートリッジを収容するディスクカートリッジ収容部と、
    前記ディスクカートリッジ収容部に収容されたディスクカートリッジを装着してカートリッジ内のディスクの情報の再生またはディスクに情報を記録する記録再生部と、
    前記ディスクカートリッジをストッカから装置外へ露出する状態に排出する排出手段と、
    前記ストッカの各ディスクカートリッジ収納状態を検出する複数のディスクカートリッジ検出スイッチと、
    収納された各ディスクカートリッジを前記ストッカから個別に排出を行う制御に用いる複数の個別排出操作釦と、
    収納されているすべてのディスクカートリッジをストッカから排出を行う制御に用いる全排出操作釦と、
    前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチよりの検出信号、前記複数の個別排出操作釦又は前記全排出操作釦の操作信号により、前記移送手段と前記排出手段を制御する制御手段を備え、
    前記全排出操作釦の操作時、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッジを選択し前記ストッカから装置外へ順次自動排出するように構成し
    排出手段によって排出されて装置外へ露出した状態のディスクカートリッジの上面表示部が、当該上面側に隣接するディスクカートリッジが排出されていない状態では少なくとも前記表示部の一部が視認可能に構成した事を特徴とするディスクチェンジャ装置。
  2. 制御手段は、前記全排出操作釦の操作時に、前記複数のディスクカートリッジ検出スイッチの状態で排出するディスクカートリッジを選択し、当該選択された複数のディスクカートリッジの上面表示部が順次視認できるようにディスクカートリッジの上面表示部と反対側に隣接するディスクカートリッジから順次排出するように排出手段を制御するように構成したことを特徴とする請求項記載のディスクチェンジャ装置。
  3. 制御手段は、前記複数の個別排出操作釦の個々の操作時は、該当ディスクカートリッジ検出スイッチの状態に無関係にディスクカートリッジの排出をするように排出手段を制御するように構成したことを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャ装置。
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