JP3646549B2 - 遠心機用モータの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心分離用ロータを駆動するモータの制御装置において、交流電源電流の高調波成分を抑制し力率を向上させつつロータを駆動するモータを加速・減速させる制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遠心機用モータの制御装置は特開平7−246351号公報に記載のように、交流側はリアクトルを介し交流電源に接続され直流側は平滑コンデンサに接続される電源用双方向電力変換器と、交流側はモータに接続され直流側は平滑用コンデンサに接続されるモータ用双方向電力変換器を設け、モータの力行・電源回生運転に際し、力率改善制御回路に電源電圧波形と平滑コンデンサ電圧と電源電流波形をフィードバックし、力率改善用ICから出力されるPWM制御信号を基に、電源用双方向電力変換器のスイッチング素子をオン・オフさせ、遠心機用ロータを加速するためのモータ力行運転時は平滑コンデンサの充電電圧を電源電圧よりも高い電圧に保つようにリアクトルと電源用双方向電力変換器を昇圧コンバータとして動作させ、ロータを減速させるためのモータの電力回生時においては平滑コンデンサの充電電圧は電源電圧よりも高い電圧に調節しつつ、リアクトルと電源用双方向電力変換器を降圧コンバータとして動作させることにより、交流電源電流を力行、回生時とも高力率で高調波電流を低減させたものとしていた。
【0003】
また、力率改善用ICの動作を図3の力率改善用ICのブロック機能図を用いて説明すると、直流基準電圧29と平滑コンデンサ電圧センサ11から出力される平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号Vinを抵抗器28、30とフィルタコンデンサ31とオペアンプ32により誤差増幅し電圧誤差増幅信号Vfbを得る。電圧誤差増幅信号Vfbは乗算器33により電源電圧センサ9の信号出力である電源電圧フィードバック信号Vdetと乗算され、乗算器33は交流電源電流の基準信号Iinを出力する。交流電源電流の基準信号Iinと電源電流センサ10の信号出力である電源電流フィードバック信号Idetを抵抗器34、36コンデンサ35、37とオペアンプ38により誤差増幅し電流誤差増幅信号Ifbを得る。Ifbが抵抗器39、コンデンサ40からなる発振器38の鋸歯状波信号とPWM比較器41により比較され、力率改善用IC13のOut端子からPWM制御信号が出力される。すなわち、力率改善用IC13は直流基準電圧29とVinとの誤差増幅作用により平滑コンデンサの充電電圧を電源電圧よりも高い所定の電圧に保ち、またIinとIdetとの誤差増幅作用によりIinとVdetは比例しているため電源電流を電源電圧波形と相似になるようなPWM制御を行うようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
力率改善用ICは、本来、平滑コンデンサ充電電圧のフィードバックにより電源電圧、負荷状態の如何によらず平滑コンデンサの充電電圧を一定に保つ機能を有するが、例えば、モータの力行運転時に於いてはモータ用双方向電力変換器の負荷の増加に従い、上記直流基準電圧29と平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号Vinとの誤差増幅作用が追随できなくなり、平滑コンデンサの充電電圧が低下してしまう。この時、交流電源の電圧変動や例えば交流電源の電圧が日本のAC200Vに対し欧州ではAC230Vであるように電源事情が異なると、電源電圧フィードバック信号Vdetが変化し、乗算器33の信号出力である交流電源電流の基準信号Iinも変化するため、上記平滑コンデンサの充電電圧は電源電圧変化により更に変化する。
【0005】
従来のかかる遠心機用モータの制御装置は、電源電圧フィードバック信号Vdetを電源事情に依存せず一定の値とするために電源電圧センサを構成する絶縁トランスのタップを切り換え対応していたが、同一電源での電圧変動に対しては効を奏さず、ロータの加速・減速のためのモータの力行・回生運転に際し、モータ運転時の平滑コンデンサの充電電圧は電源電圧に依存し変化するため、交流電源から電源用双方向電力変換器を介し平滑コンデンサに供給される電力及び平滑コンデンサから電源用双方向電力変換器を介し交流電源に帰還される電力も変化し、遠心機の加速・減速時間は電源電圧が高い場合は短くなり、低い場合は長くなるという欠点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を排除するためになされたものであり、遠心機の加速・減速を電源電圧変化に依存しない一定の時間で行う遠心機用モータの制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、交流電源電力を直流電源電力に、又は直流電源電力を交流電源電力に変換する電源用双方向電力変換器と、電源用双方向電力変換器の交流側に接続されるリアクトルと、電源用双方向電力変換器の直流側に接続される平滑コンデンサと、平滑コンデンサに接続されロータを回転駆動するモータの回転制御を行うモータ用双方向電力変換器と、電源用双方向電力変換器を制御して平滑コンデンサの充電電圧を一定の電圧に保ち交流電源電流の高調波成分を抑制する力率改善制御回路と、力率改善制御回路に交流電源の電源電圧フィードバック信号を出力する電源電圧センサと、力率改善制御回路に交流電源の電源電流フィードバック信号を出力する電源電流センサと、力率改善制御回路に平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号を出力する平滑コンデンサ電圧センサと、力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し平滑コンデンサの充電電圧が一定になるように制御する制御手段を設け、力率改善制御回路はCPUを備え、CPUはモータ駆動前に交流電源の電圧を把握し電源電圧の変化に対し前記平滑コンデンサの充電電圧が一定になるように前記制御手段を制御し力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的実施例を以下図面に基づき詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の具体的実施例となる遠心機用モータの制御装置のブロック回路図であり、1は交流側はリアクトル2を介して交流電源8に接続し直流側を平滑コンデンサ4に接続する環流整流回路に該環流整流回路を構成する夫々の整流素子に逆方向並列にIGBT、FET等のスイッチング素子を接続した電源用双方向電力変換器であり、3はロータ5を加速するための誘導モータ等のモータ6が力行運転する場合は平滑コンデンサ4の直流電源電力を交流電源電力に変換しモータ6を駆動し、ロータ5の減速によるモータ6が回生運転する場合は、回転するロータ5の力学的エネルギを帰還させるため、モータ6の交流電源電力を直流電源電力に変換し平滑コンデンサ4に回生電力を充電するモータ用双方向電力変換器である。12は平滑コンデンサ4の充電電圧を一定の電圧に保ちつつ電源電流の高調波成分を抑制し電源力率を向上させるべく前記電源用双方向電力変換器1を制御する力率改善制御回路であり、力率改善制御回路12の信号出力はフォトカプラ21を駆動し電源用双方向電力変換器1のスイッチング素子1u、1v、1x、1yをオン・オフする。力率改善制御回路12の動作により前記電源用双方向電力変換器1は、モータ6が力行運転する場合はリアクトル2と協同して交流電源8の電圧波形に相似な電源電流が流れるよう昇圧コンバータとして動作し平滑コンデンサ4を電源電圧より高い電圧に充電する順方向運転を行い、一方、モータ6が回生運転する場合はリアクトル2と協同して電圧波形に相似な電源電流が流れるよう降圧コンバータとして逆方向運転を行い、平滑コンデンサ4の充電電圧が電源電圧より高い電圧で保持するように動作する。10は交流電源8を流れる交流電源電流を力率改善制御回路12にフィードバックするためのホールカレントセンサ等による電源電流センサ(以下Iセンサと称す)であり、11は平滑コンデンサ4の充電電圧を力率改善制御回路12にフィードバックするためのアナログフォトカプラ等の絶縁型の電圧信号伝達器により構成される平滑コンデンサ電圧センサ(以下CVセンサと称す)であり、9は交流電源8の電源電圧フィードバック信号を出力する絶縁トランス等により構成される電源電圧センサ(以下Vセンサと称す)である。7は力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは前記電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し前記平滑コンデンサ電圧センサのフィードバック値が一定になるように制御する制御手段となるポテンショメータ等の抵抗値の変更或いは電圧の分圧機能を有するものであり、その信号出力は電源電圧フィードバック信号Vdetとして力率改善用IC13に入力される。18は力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し平滑コンデンサ電圧センサのフィードバック値が一定になるように制御する制御手段7を制御するCPUである。17はアナログスイッチであり、上記した電源用双方向電力変換器1の順方向運転、逆方向運転が力率改善用ICの同一の制御作用により行えるよう、Iセンサ10の信号出力は、力率改善用IC13へ入力される電源電流フィードバック信号Idetとして減衰器16により信号の大きさの切換選択ができ、CVセンサ11の信号出力は、力率改善用IC13へ入力される平滑コンデンサ充電電圧フィードバック信号Vinとして差動増幅器15により基準電圧からの引算信号との切換選択が可能となるように設けてあり、CPU18のP1ポート出力により切換が行われる。14は交流電源8の正・負のサイクル状態を検出し論理信号を出力する電源の正・負サイクル検出器であり、19はCPU18のP2ポート出力により電源正・負サイクル検出器14の論理信号出力を基に電源用双方向電力変換器1のスイッチング素子1u、1v、1x、1yのオン・オフパターンを切り換えるパターン切換器である。力率改善用IC13はVdet信号、Vin信号、Idet信号がフィードバックされPWM制御信号を出力し、該PWM制御信号は前記パターン切換器19に入力され、パターン切換器19は電源正・負サイクル及び順方向運転、逆方向運転時の前記スイッチング素子1u、1v、1x、1yのオン・オフパターン信号を出力し、ゲートドライバ21により該オン・オフパターン信号は増幅され力率改善制御回路12の出力として電源用双方向電力変換器1の制御信号が出力される。
【0010】
次に、上記した実施例の動作について、図2から図6を参照して説明する。なお図2から図6においては、図1と同一の機能の部分には同一の番号が付してある。
【0011】
図2において、Vセンサ9は交流電源電圧を降圧する絶縁トランス22と全波整流器23からなり、力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは前記電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し前記平滑コンデンサ電圧センサのフィードバック値が一定になるように制御する制御手段7は例えばデジタル値を入力することでデジタル値に応じた分圧抵抗値の設定が行える、アナログ・デバイセズ(株)製AD8402のようなデジタルポテンショメータである。Vセンサ9の電源電圧フィードバック信号出力はダイオード25、コンデンサ26により、デジタルポテンショメータ7の入力信号を乱すことなく平滑された電源電圧信号に変換され、デジタルポテンショメータ7を制御するCPU18に内蔵されているA/D変換器24に入力される。CPU18は交流電源8の電源電圧が変化しても電源電圧フィードバック信号Vdetの電圧があらかじめ定められた所定の値となるように、A/D変換器24のA/D変換値を基にデジタルポテンショメータ7の分圧抵抗比を設定するデジタル値を演算しP0ポートから出力し、デジタルポテンショメータ7はVセンサ9の信号出力を該デジタル値の入力に応じ分圧し、電源電圧フィードバック信号Vdetを力率改善用IC13に出力する。
【0012】
図4は電源電圧の変化に対するCPU18が電源電圧信号A/D変換値を基に算出するデジタルポテンショメータ7に出力する分圧抵抗比デジタル値を示したものであり、図5は交流電源8の電源電圧の変化に対する上記CPU18によるデジタルポテンショメータ7の制御により調整される電源電圧フィードバック信号Vdetの電圧の様子を示した図である。図4の実線に示す分圧抵抗比デジタル値(以下Wpdataと称す)は、電源電圧のA/D変換値をAcvとし、電源電圧VLLに対応するA/D変換値をAcvminとすると、電源電圧VLL以下ではWpdataの上限値となるWpmaxに固定し、VLL以上では電源電圧が増加するに従いWDmaxから直線的に減少するように、以下の式から算出される。
【0013】
Wpdata=Wpmax−α(Acv−Acvmin)・・・(1)
なお、Acvmin、Wpmax、定数αはあらかじめ実験的に求められたものでる。CPU18が上記Wpdataをデジタルポテンショメータ7に出力することにより、デジタルポテンショメータ7の分圧抵抗比は制御され、Vdet信号の電圧は図5の実線に示すような電源電圧がVLL以上では電源電圧が増加してもあらかじめ定められたVdet0になるように調整される。なお、電源電圧がVLL未満でVdet信号の電圧をVdet0に調整していないのは、電源電圧が低い場合に平滑コンデンサ4の充電電圧を一定とすると、リアクトル2を通過する電源電流が増大しリアクトル2が飽和する恐れがあるためである。
【0014】
図6は本実施例におけるCPU18が電源電圧フィードバック信号Vdetの電圧があらかじめ定められた所定の値となるようにデジタルポテンショメータ7を制御する処理のフローチャート図を示したものであり、ROM27に示す記憶装置にあらかじめ定められた処理手順が記憶されてある。図6に於いて、処理101はA/D変換器23から電源電圧信号A/D変換値Acvを読み出す処理であり、処理102はデジタルポテンショメータ7に出力する分圧抵抗比デジタル値Wpdataの上記(1)式による演算処理であり、判断103に進み処理102で演算されたWpdataが分圧抵抗比デジタル値の上限値Wdmax以下であれば処理105に進み、WpdataがWdmaxを超えた値であれば処理104に進み、処理104でWpdataをWdmaxに数値補正する処理が実行さる。処理105ではP0ポートよりWpdataをデジタルポテンショメータ7に出力する処理が行われ、電源電圧に対応しVdet信号の電圧が調整され、処理106に進みモータ6の運転が実行される。
【0015】
従って、モータ6の駆動直前に、CPU18は交流電源8の電圧に応じデジタルポテンショメータ7を制御し力率改善用IC13に入力される電源電圧フィードバック信号Vdetの電圧をあらかじめ定められた所定の電圧に調整するので、電源電圧波形をフィードバックするVセンサ9の絶縁トランスの入力タップを切り換えることなく、図3に示した力率改善用IC13内の乗算器33の出力信号となる交流電源電流の基準信号Iinを電源電圧の変化に対し一定の値とし、力率改善用IC13から出力されるPWM制御信号のデューティーの電源電圧による変化を抑制することができ、モータ6駆動時の平滑コンデンサ4の充電電圧を電源電圧に依存しない一定の値とすることが可能となるため、同一電源での使用時間による電源電圧変動、及び電源事情による電源電圧の変化等の電源電圧変化による遠心機の加速・減速時間の短縮、延長を抑えることができる。本実施例では、電源電圧に対応するデジタルポテンショメータ7に出力する分圧抵抗比デジタル値を演算式により算出したが、電源電圧に対応する分圧抵抗比デジタル値をあらかじめデータとして確保しておき、表引きにより分圧抵抗比デジタル値を求める方法でも良い。
【0016】
以上、上記の実施例ではモータ6駆動時の平滑コンデンサ4の充電電圧を電源電圧に依存しない一定の電圧とするため、モータ6駆動前にCPU18がデジタルポテンショメータ7を制御し電源電圧フィードバック信号Vdetの電圧を自動的に調整しているが、力率改善用IC13内の平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号Vinと基準電圧29との誤差増幅率を変更できる構成でも上記実施例と同様の効果が得られる。図7の本発明の他の実施例を示すブロック回路図を用いて説明すると、図7に於いては、図1から図3の同一の部分には同一の番号を付してあり、43は力率改善制御回路12の基準電圧比較回路の増幅率を調整し平滑コンデンサ電圧センサ9のフィードバック値が一定になるように制御する制御手段となるデジタルポテンショメータであり、オペアンプ32による直流基準電圧29と平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号Vinとの誤差増幅率を変更できるように設けてある。CPU18がVセンサ9の信号出力を取り込むA/D変換器23により電源電圧を把握しデジタルポテンショメータ43の抵抗値を変更することで電源電圧の変化による電源電圧フィードバック信号Vdetの変化に対応し乗算器33に入力されるVfbを調整でき、乗算器33の信号出力である交流電源電流の基準信号Iinを電源電圧に依存しない一定の信号に調整することができるため、モータ6駆動時の平滑コンデンサ4の充電電圧を電源電圧に依存しない一定の電圧とすることが可能となり、同一電源での使用時間による電源電圧変動、及び電源事情による電源電圧の変化等の電源電圧変化による遠心機の加速・減速時間の短縮、延長を抑えることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、交流電源電力を直流電源電力に、又は直流電源電力を交流電源電力に変換する電源用双方向電力変換器と、電源用双方向電力変換器の交流側に接続されるリアクトルと、電源用双方向電力変換器の直流側に接続される平滑コンデンサと、平滑コンデンサに接続されロータを回転駆動するモータの回転制御を行うモータ用双方向電力変換器と、電源用双方向電力変換器を制御して平滑コンデンサの充電電圧を一定の電圧に保ち交流電源電流の高調波成分を抑制する力率改善制御回路と、力率改善制御回路に交流電源の電源電圧フィードバック信号を出力する電源電圧センサと、力率改善制御回路に交流電源の電源電流フィードバック信号を出力する電源電流センサと、力率改善制御回路に平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号を出力する平滑コンデンサ電圧センサと、力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し平滑コンデンサの充電電圧が一定になるように制御する制御手段を設け、力率改善制御回路は前記制御手段を制御するCPUを備え、CPUはモータ駆動前に交流電源の電圧を把握し電源電圧の変化に対し平滑コンデンサの充電電圧が一定になるように前記制御手段を制御し、力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整するようにしたので、電源電圧波形をフィードバックする交流電源電圧センサとなる絶縁トランスの入力タップを切り換えることなく同一電源での電源電圧の変動及び電源事情の違いがあってもモータ駆動時の平滑コンデンサの充電電圧を一定とすることができ、遠心機の加速・減速を電源電圧の変化に依存せず一定の時間で行うことがすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる遠心機用モータの制御装置の具体的実施例を示したブロック回路図である。
【図2】 図1の詳細な実施例を示すブロック回路図である。
【図3】 力率改善用ICのブロック機能図である。
【図4】 電源電圧の変化に対するCPUが算出しデジタルポテンショメータに出力する分圧抵抗比デジタル値を示すグラフである。
【図5】 電源電圧の変化に対するCPUによるデジタルポテンショメータの制御により調整される電源電圧フィードバック信号の電圧を示すグラフである。
【図6】 CPUが電源電圧フィードバック信号の電圧があらかじめ定められた所定の値となるようにデジタルポテンショメータを制御する処理を示すフローチャートである。
【図7】 本発明になる他の実施例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1は電源用双方向電力変換器、2はリアクトル、3はモータ用双方向電力変換器、4は平滑コンデンサ、7は力率改善制御回路12の基準電圧比較回路の増幅率或いは電源電圧センサ9の電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し平滑コンデンサ電圧センサのフィードバック値が一定になるように制御する制御手段であり、9は交流電源の電源電圧フィードバック信号を出力する電源電圧センサ、10はは交流電源の電源電流フィードバック信号を出力する電源電流センサ、11は平滑コンデンサ4の充電電圧をフィードバックする平滑コンデンサ電圧センサ、12は力率改善制御回路、18はCPUである。

Claims (2)

  1. 交流電源電力を直流電源電力に、又は直流電源電力を交流電源電力に変換する電源用双方向電力変換器と、該電源用双方向電力変換器の交流側に接続されるリアクトルと、前記電源用双方向電力変換器の直流側に接続される平滑コンデンサと、該平滑コンデンサに接続されロータを回転駆動するモータの回転制御を行うモータ用双方向電力変換器と、前記電源用双方向電力変換器を制御して前記平滑コンデンサの充電電圧を一定の電圧に保ち交流電源電流の高調波成分を抑制する力率改善制御回路と、該力率改善制御回路に交流電源の電源電圧フィードバック信号を出力する電源電圧センサと、前記力率改善制御回路に交流電源の電源電流フィードバック信号を出力する電源電流センサと、前記力率改善制御回路に前記平滑コンデンサの充電電圧フィードバック信号を出力する平滑コンデンサ電圧センサを備えた遠心機用モータの駆動制御装置において、前記力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは前記電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整し、前記平滑コンデンサの充電電圧が一定になるように制御する制御手段を設けることを特徴とした遠心機用モータの制御装置。
  2. 前記力率改善制御回路はCPUを備え、該CPUはモータ駆動前に交流電源の電圧を把握し電源電圧の変化に対し前記平滑コンデンサの充電電圧が一定になるように前記制御手段を制御し前記力率改善制御回路の基準電圧比較回路の増幅率或いは前記電源電圧センサの電源電圧フィードバック信号の電圧を調整することを特徴とした請求項1記載の遠心機用モータの制御装置。
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