JP3646381B2 - 自動倉庫における識別コード読取装置 - Google Patents

自動倉庫における識別コード読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動倉庫における識別コード読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術として、特開平5−246505号公報及び特開平6−92439号公報に示す技術が提案されている。
【0003】
特開平5−246505号公報では、メインラインコンベア上での荷としての物品の搬送中にその物品のバーコードがバーコードリーダにて読み取られ、搬送先が決まる。この場合、バーコード等の汚れ及び貼り忘れ等の原因により、バーコードの読み取りに失敗した場合には、物品に仮バーコードラベルが貼り付けられ、自動倉庫の所定の範囲に位置する収納部に収納される。
【0004】
その後、作業の空き時間等に仮バーコードラベルが貼り付けられた物品だけ払い出しラインに順次払い出され、その払い出しラインにて正しいバーコードラベルを貼り付ける。そして、再度物品の搬送作業を開始し、前記バーコードの読取を行う。
【0005】
同様に、特開平6−92439号公報では、搬送ライン1上での荷の搬送中にその荷のバーコードがバーコードリーダにて読み取られ、搬送先が決まる。この場合、バーコードリーダでのバーコードの読み取りに失敗した場合には、その読み取りに失敗した荷をリジェクトラインへと搬送する。そして、リジェクトラインにてバーコードラベルの修正作業を施し、再び搬送ラインに戻し、前記バーコードの読取を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の各公報によれば、バーコードの読み取りに失敗した荷は、一旦、自動倉庫の所定の収納部に収納したり、リジェクトラインへと逃がされる。このため、バーコードの読み取りに失敗した荷を逃がすために手間や時間がかかり、搬送効率が低下するという問題がある。
【0007】
しかも、読み取りに失敗した荷を逃がすことにより、荷を搬送する順番が変更される。このため、荷を搬送する各システムの制御装置は、荷を搬送する順番を修正した後、荷の搬送制御を行う必要があり、制御自体が複雑となる。特に、自動倉庫へ荷を入庫する場合には、コンベアからなるラインの制御のみならず、荷を正確に目的の収納部に収納するために自動倉庫側のスタッカクレーンの制御も変更しなければならず、より制御が複雑となるという問題がある。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、識別コードを正しく読み取ることができなかった場合でも、荷の搬送効率を高めることができる自動倉庫における識別コード読取装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、荷を収納するための複数の収納部を備えた枠組棚と、前記収納部に対して荷の入庫又は出庫を行うために、当該荷の搬送を行う搬送装置と、前記搬送装置を駆動制御する搬送制御手段と、その搬送装置の搬送経路上に設けられ、搬送される荷に記載された当該荷を識別する識別コードを読み取るための第1読取手段と、前記第1読取手段からの読取データが正しいか否かを判断し、正しくない時には、読取異常信号を出力する判断手段と、前記判断手段からの読取異常信号に基づいて、搬送装置の搬送方向を反転させるための信号を前記搬送制御手段に出力する反転制御手段と、前記反転した搬送方向への荷の搬送中において、搬送中の荷が第1読取手段を通過した後、前記搬送装置の搬送方向を元の搬送方向へと戻すための信号を搬送制御手段に出力する戻し制御手段とを備え、前記判断手段には搬送される荷の識別コードの示す識別データが予め記憶され、判断手段はその記憶された識別データと第1読取手段にて読み取られた読取データとが一致するか否かを判断し、一致していない時には読取異常信号として読取不一致信号を出力することをその要旨とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判断手段は、第1読取手段が識別コードを正常に読み取ることができたか否かを判断し、正常に読み取ることができていない時には読取異常信号として読取失敗信号を出力することをその要旨とする。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記判断手段には識別コードを読み取るための第2読取装置が接続され、前記判断手段に予め記憶された識別データは当該第2読取装置によって読み取られることをその要旨とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記判断手段は、自動倉庫の在庫を管理する在庫管理コンピュータであることをその要旨とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか一項記載の発明において、前記反転制御手段は読取異常信号に基づいて識別コードの読取の異常を報知するための報知手段を備えたことをその要旨とする。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記反転制御手段は、搬送装置の搬送方向を搬送させるための信号を出力させる反転スイッチを備えたことをその要旨とする。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項1〜6のうちいずれか一項記載の発明において、前記戻し制御手段は、搬送装置の搬送方向を元に戻すための信号を出力させる戻しスイッチを備えたことをその要旨とする。
【0016】
従って、請求項1記載の発明によれば、搬送制御手段が搬送装置を制御して荷を搬送することにより、収納部に対して荷の入庫又は出庫を行う。この搬送装置による荷の搬送時において、第1読取手段は荷に記載された識別コードを読み取る。判断手段は、前記第1読取手段からの読取データが正しいか否かを判断し、正しくない時には、読取異常信号を出力する。反転制御手段は、前記判断手段からの読取異常信号に基づいて、搬送装置の搬送方向を反転させるための信号を前記搬送制御手段に出力する。すると、搬送制御手段は搬送装置の搬送方向を反転した状態で、当該搬送装置を駆動する。前記反転した搬送方向への荷の搬送中において、搬送中の荷が第1読取手段を通過した後、戻し制御手段は前記搬送装置の搬送方向を元の搬送方向へと戻すための信号を搬送制御手段に出力する。すると、搬送制御手段はその信号に基づいて搬送装置の搬送方向を元の方向に戻した状態で、当該搬送装置を駆動する。そして、この搬送中に、再度第1読取手段が識別コードを読み取りを行う。また、前記判断手段に搬送される荷の識別コードの示す識別データが予め記憶されている。そして、判断手段はその予め記憶された識別データと第1読取手段にて読み取られた読取データとが一致するか否かを判断し、一致していない時には読取異常信号として読取不一致信号を出力する。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、前記判断手段は、第1読取手段が識別コードを正常に読み取ることができたか否かを判断し、正常に読み取ることができていない時には読取異常信号として読取失敗信号を出力する。
【0019】
請求項記載の発明によれば、前記判断手段に予め記憶された識別データは当該第2読取装置によって読み取られる。
請求項記載の発明によれば、前記判断手段は自動倉庫の在庫を管理する在庫管理コンピュータであるので、例えば基準識別データを自動倉庫に荷を入庫又は出庫するための要求データとして使用でき、その基準識別データに基づいて入庫又は出庫作業を行わせるための作業指示データを作成する。
【0020】
請求項記載の発明によれば、前記反転制御手段は読取異常信号が出力されると、識別コードの読取の異常であるとして報知手段を起動する。
請求項記載の発明によれば、例えば報知手段の報知に従って、作業者が反転スイッチをオンすることにより、搬送制御装置に搬送装置の搬送方向を搬送させるための信号が出力される。
【0021】
請求項記載の発明によれば、例えば作業者が戻しスイッチをオンさせることによって、搬送制御装置に搬送装置の搬送方向を元に戻すための信号が出力される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1,図2に従って説明する。
図1は、荷搬送用の搬送システム1を示している。搬送システム1には、3台の第1〜第3自動倉庫Z1〜Z3が設置されている。各自動倉庫Z1〜Z3は左右一対の枠組棚2a,2bを備え、各枠組棚2a,2bには複数の収納部3が形成されている。各枠組棚2a,2b間にはそれぞれ走行用レール4が敷設され、走行用レール4にはスタッカクレーン5が走行可能に設けられている。各自動倉庫Z1〜Z3の枠組棚2aの前部にはそれぞれ搬送装置としての入庫コンベア6が設けられ、各枠組棚2bの前部にはそれぞれ出庫コンベア7が設けられている。
【0023】
各入庫コンベア6の前部には入庫すべき荷Wを載置するための入荷口8が形成されている。入庫コンベア6の後部には入庫すべき荷Wをスタッカクレーン5との間で受け渡すための入庫ステーション9が形成されている。即ち、入庫コンベア6は、入荷口8に載置された荷Wを入庫ステーション9まで搬送するようになっている。
【0024】
各入荷口8には当該入荷口8に荷Wがあるか否かを検出する荷在りセンサ10がそれぞれ設けられ、各入庫ステーション9には当該入庫ステーション9に荷Wがあるか否かを検出する荷在りセンサ11がそれぞれ設けられている。又、各入庫コンベア6において入荷口8と入庫ステーション9との間には第1読取手段としてのバーコードリーダRがそれぞれ設けられている。即ち、荷Wが入荷口8から入庫ステーション9へと搬送される途中で、バーコードリーダRは荷Wに記載されたバーコードBを読み取るようになっている。
【0025】
各出庫コンベア7の前部には出庫される荷Wが載置される出荷口12が形成され、出庫コンベア7の後部には出庫される荷Wをスタッカクレーン5との間で受け渡すための出庫ステーション13が形成されている。即ち、出庫コンベア7は、出庫ステーション13に受け渡された荷Wを出荷口12へと搬送するようになっている。各出荷口12には当該出荷口12に荷Wがあるか否かを検出する荷在りセンサ14がそれぞれ設けられ、各出庫ステーション13には当該出庫ステーション13に荷Wがあるか否かを検出する荷在りセンサ15がそれぞれ設けられている。
【0026】
各第1〜第3自動倉庫Z1〜Z3にはスタッカクレーン5を操作及び制御するためのリモート操作盤21が設けられている。リモート操作盤21はキーボード22及びディスプレイ23を備えている。スタッカクレーン5にはリモート操作盤21からの指令信号に基づいて当該クレーン5を制御するクレーンコントローラ24が設けられている。
【0027】
各入庫コンベア6の隣部には当該入庫コンベア6を制御する入庫コンベアコントローラ31が設けられ、各出庫コンベア7の隣部には当該出庫コンベア7を制御する出庫コンベアコントローラ32が設けられている。入庫コンベアコントローラ31は反転制御手段及び戻し制御手段を構成するとともに、搬送制御手段となっている。更に、第1自動倉庫Z1の入庫コンベア6の隣部にはこれら全入庫及び出庫コンベアコントローラ31,32に指令を出すコンベア制御盤33が設置されている。コンベア制御盤33にはキーボード34及びディスプレイ35が設けられている。
【0028】
又、入庫コンベア6の前側には入庫コンベア6及び出庫コンベア7を手動で操作する操作パネル36が設けられ、操作パネル36には、戻し制御手段を構成する入荷完了ボタン41、反転制御手段を構成する入庫リセットボタン42、出荷完了ボタン43及び出庫リセットボタン44が設けられている。
【0029】
本搬送システム1には荷置き場Kが設けられている。この荷置き場Kには、各自動倉庫Z1〜Z3に収納されるべき荷Wが載置されている。荷WはパレットW1とそのパレットW1上に載置された荷物W2とからなる。バーコードBはパレットW1に記載されている。バーコードBは荷物W2の品番及び数量を示している。
【0030】
この荷置き場Kには、搬送すべき荷WのバーコードBを読み取る第2読取手段としてのバーコードリーダRxが設置されている。このバーコードリーダRxは例えば管理室45内に設置された判断手段としての在庫管理コンピュータ51に接続されている。尚、本搬送システム1では各自動倉庫Z1〜Z3の出庫コンベア7から出庫された荷Wは例えば次の工程46にフォークリフト47等によって搬送される。
【0031】
次に、自動倉庫のバーコード読取装置における電気的構成について説明する。在庫管理コンピュータ51はCPU(中央演算処理装置)等からなり、メモリ51aを備えている。在庫管理コンピュータ51にはキーボード52及びディスプレイ53が接続されている。更に、在庫管理コンピュータ51には前記荷置き場Kに設置されたバーコードリーダRxが接続されている。
【0032】
メモリ51aには各自動倉庫Z1〜Z3の各収納部3の在庫状態を示す在庫データが各収納部3毎に記憶されている。
バーコードリーダRxはバーコードBを読み取り、その読取データを在庫管理コンピュータ51に出力するようになっている。読取データには、正常読取データと異常読取データとがある。正常読取データとは、バーコードBを正常に読み取った時のデータであって、正常読取データは荷Wの品番及び数量等を示す荷データである。異常読取データとは、バーコードBを正常に読み取ることができなかった場合、即ち、読み取りに失敗した時のデータであって、バーコードBの読取に失敗した旨を示すデータである。
【0033】
在庫管理コンピュータ51は、バーコードリーダRxから正常読取データが入力されると、その正常読取データが示す荷データを基準読取データとしてメモリ51aに記憶させる。この場合、在庫管理コンピュータ51は先に読み取られた正常読取データから順にメモリ51aに基準読取データを記憶させる。在庫管理コンピュータ51は、バーコードリーダRxから異常読取データが入力されると、バーコードBの読取に失敗したとして、その異常読取データを削除するとともに、バーコードリーダRxに再入力信号を出力する。この場合、バーコードリーダRxは例えば内蔵のブザー(図示せず)を鳴らすことによって、作業者にバーコードBの読取の異常を報知し、作業者は再度そのバーコードBの読み取りを行う。
【0034】
在庫管理コンピュータ51はメモリ51aに記憶した基準読取データに基づいて荷物W2の品番及び数量を判断するようになっている。在庫管理コンピュータ51は基準読取データを入庫要求データとして、当該基準読取データから判断した品番及び数量に基づいて順次入庫作業指示データを作成し、その入庫作業指示データをメモリ51aに記憶するようになっている。そして、在庫管理コンピュータ51は作成した入庫作業指示データを順次出力するようになっている。入庫作業指示データとは、荷Wを自動倉庫Z1〜Z3に入庫するための作業指示を行うデータである。
【0035】
又、在庫管理コンピュータ51には、キーボード52からの出庫要求データに基づいて出庫作業指示データを作成し、その出庫作業指示データをメモリ51aに記憶するようになっている。そして、在庫管理コンピュータ51は作成した出庫作業指示データを順次出力するようになっている。出庫要求データとは、各自動倉庫Z1〜Z3から出庫すべき荷Wの品番及び数量を示すデータである。出庫作業指示データとは、荷Wを自動倉庫Z1〜Z3から出庫するための作業指示を行うデータである。
【0036】
在庫管理コンピュータ51には、各自動倉庫Z1〜Z3の各リモート操作盤21に設けられたリモートコントローラ54がそれぞれ接続されている。各リモートコントローラ54はCPU等からなり、メモリ54aを備えている。リモートコントローラ54にはキーボード22及びディスプレイ23が接続されている。各リモートコントローラ54にはそれぞれクレーンコントローラ24が接続されている。即ち、各リモートコントローラ54は、在庫管理コンピュータ51からの入庫及び出庫作業指示データに基づいて対応するクレーンコントローラ24に作業データを出力する。そして、クレーンコントローラ24はその作業データに基づいてスタッカクレーン5を制御し、当該スタッカクレーン5に荷Wの入庫及び出庫作業を行わせる。
【0037】
在庫管理コンピュータ51には、コンベア制御盤33に設けられたコンベア制御コンピュータ55が接続されている。このコンベア制御コンピュータ55はCPU等からなり、メモリ55aを備えている。
【0038】
コンベア制御コンピュータ55には、各自動倉庫Z1〜Z3毎に設けられた全ての入庫コンベアコントローラ31及び出庫コンベアコントローラ32が接続されている。これら入庫及び出庫コンベアコントローラ31,32はCPU等からなり、メモリ31a,32aを備えている。
【0039】
各入庫コンベアコントローラ31には、それぞれ荷在りセンサ10,11、入荷完了スイッチ41、入庫リセットスイッチ42、バーコードリーダR及びコンベア駆動モータ56が接続されている。更に、各入庫コンベアコントローラ31には反転制御手段を構成する報知ブザー57及び反転制御手段を構成する報知ランプ58が接続されている。又、各出庫コンベアコントローラ32には、荷在りセンサ14,15、出荷完了スイッチ43、出庫リセットスイッチ44及びコンベア駆動モータ59が接続されている。
【0040】
コンベア制御コンピュータ55は、在庫管理コンピュータ51からの入庫及び出庫作業指示データに基づいて荷Wの入庫及び出庫を行う入庫及び出庫コンベア6,7を判断し、その判断した該当する入庫及び出庫コンベア6,7を制御する入庫及び出庫コンベアコントローラ31,32に作業データを出力する。
【0041】
入庫コンベアコントローラ31は作業データに基づいてコンベア駆動モータ56を駆動して、荷Wの入庫作業を行うようになっている。出庫コンベアコントローラ32は作業データに基づいてコンベア駆動モータ59を駆動して、荷Wの出庫作業を行うようになっている。
【0042】
荷在りセンサ10は、入荷口8上の荷Wを検出するとオンし、そのオン信号を入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。荷在りセンサ11は、入庫ステーション9上の荷Wを検出するとオンし、そのオン信号を入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。
【0043】
入荷完了スイッチ41は、作業者の操作に基づいてオン・オフし、そのオン時にはオン信号を入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。入庫リセットスイッチ42は、作業者の操作に基づいてオン・オフし、そのオン時にはオン信号を入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。
【0044】
バーコードリーダRは、荷Wに記載されたバーコードBを読み取り、その読取データを入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。読取データには、正常読取データと異常読取データとがある。正常読取データとは、バーコードBを正常に読み取った時のデータであって、荷Wの品番及び数量等を示す荷データである。異常読取データとは、バーコードBを正常に読み取ることができなかった場合、即ち、読み取りに失敗した時のデータであって、バーコードBを正常に読み取ることができなかった旨を示すデータである。例えばバーコードBがはがれていたり、汚れていたりする場合に、バーコードリーダRはバーコードBを正常に読み取ることができず異常となる。
【0045】
コンベア駆動モータ56(以下、単に「駆動モータ56」という。)は、入庫コンベアコントローラ31からの制御信号に基づいて駆動され、入庫コンベア6を正転又は逆転させる。入庫コンベア6の正転時には、荷Wは入荷口8側から入庫ステーション9側へと搬送される。入庫コンベア6の逆転時には、荷Wは入庫ステーション9側から入荷口8側へと搬送される。
【0046】
報知ブザー57及び報知ランプ58は入庫コンベアコントローラ31からの信号に基づいて起動される。
荷在りセンサ14は、出荷口12上の荷Wを検出するとオンし、そのオン信号を出庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。荷在りセンサ11は、出庫ステーション13上の荷Wを検出するとオンし、そのオン信号を出庫コンベアコントローラ32に出力するようになっている。
【0047】
出荷完了スイッチ43は、作業者の操作に基づいてオン・オフし、そのオン時にはオン信号を出庫コンベアコントローラ32に出力するようになっている。出庫リセットスイッチ44は、作業者の操作に基づいてオン・オフし、そのオン時にはオン信号を出庫コンベアコントローラ32に出力するようになっている。
【0048】
コンベア駆動モータ59(以下、単に「駆動モータ59」という。)は、入庫コンベアコントローラ31からの制御信号に基づいて駆動され、出庫コンベア7を正転又は逆転させる。出庫コンベア7の正転時には、荷Wは出荷口12側から出庫ステーション13側へと搬送される。出庫コンベア7の逆転時には、荷Wは出庫ステーション13側から出荷口12側へと搬送される。
【0049】
入庫コンベアコントローラ31は、荷在りセンサ10からオン信号が出力されると、荷Wが入荷口8にあると判断するようになっている。入庫コンベアコントローラ31は、荷在りセンサ11からオン信号が出力されると、荷Wが入庫ステーション9にあると判断するようになっている。
【0050】
入庫コンベアコントローラ31は、荷在りセンサ10及び入荷スイッチ41が共にオンすると、駆動モータ56を駆動して、入庫コンベア6を正転させる。この入庫コンベア6の正転時において入庫コンベアコントローラ31は、荷在りセンサ11がオンすると、入庫コンベア6を停止させるようになっている。
【0051】
入庫コンベアコントローラ31は荷在りセンサ11及び入庫リセットスイッチ42が共にオンすると、駆動モータ56を駆動して、入庫コンベア6を逆転させる。例えば、前記入庫コンベア6の正転によって荷Wが入庫ステーション9まで搬送された後、バーコードBの読取異常により入庫リセットスイッチ42をオンすると、入庫コンベアコントローラ31は入庫コンベア6を逆転させて、入庫コンベアの搬送方向を反転させ、荷Wを入荷口8へと搬送するようになっている。
【0052】
入庫コンベアコントローラ31は、入庫コンベア6の逆転時において、荷在りセンサ10がオンすると、入庫コンベア6を停止させるようになっている。例えば前記バーコードBの読取異常により入荷口8まで搬送された荷Wに対して、再度バーコードBの読取を行わせるために入荷確認スイッチ41をオンさせると、入庫コンベア6は正転し、入庫コンベア6の搬送方向は元の搬送方向に戻される。
【0053】
入庫コンベアコントローラ31は、バーコードリーダRから読取データが入力されると、その読取データをコンベア制御コンピュータ55を介して在庫管理コンピュータ51に入力する。
【0054】
この場合、バーコードリーダRにて読み取られた読取データが正常読取データである場合には、在庫管理コンピュータ51は、その正常読取データと基準読取データとが一致するか否かを判断するようになっている。通常、在庫管理コンピュータ51は最先に記憶された基準読取データ(最先基準読取データ)と比較する。在庫管理コンピュータ51は、前記正常読取データと最先基準読取データとが一致すれば、読取一致信号をコンベア制御コンピュータ55を介して入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。在庫管理コンピュータ51は、前記正常読取データと最先基準読取データとが不一致であれば、読取異常信号としての読取不一致信号をコンベア制御コンピュータ55を介して入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。
【0055】
尚、在庫管理コンピュータ51は、前記バーコードリーダRからの正常読取データと最先基準読取データとが一致した場合には、その最先基準読取データを削除する。従って、最先基準読取データは、前記削除された最先基準読取データの次に記憶された基準読取データとなり、最先基準読取データは順次更新される。
【0056】
在庫管理コンピュータ51は、異常読取データが出力された時には、読取異常信号として読取失敗信号をコンベア制御コンピュータ55を介して入庫コンベアコントローラ31に出力するようになっている。
【0057】
入庫コンベアコントローラ31は、読取不一致信号が出力されると、報知ブザー57及び報知ランプ58を起動して、作業者に報知する。この場合、報知ランプ58は所定時間だけ点灯するとともに、報知ブザー57は所定時間だけ鳴り続ける。
【0058】
入庫コンベアコントローラ31は、読取失敗信号が出力されると、報知ブザー57及び報知ランプ58を起動して、作業者に報知する。この場合、報知ランプ58は所定時間だけ点滅するとともに、報知ブザー57は報知ランプ58の点滅に合わせて断続的に音を出す。即ち、報知ブザー57は報知ランプ58の点灯時のみに音を出す。
【0059】
出庫コンベアコントローラ32は、荷在りセンサ14からオン信号が出力されると、荷Wが出荷口12にあると判断するようになっている。出庫コンベアコントローラ32は、荷在りセンサ15からオン信号が出力されると、荷Wが出庫ステーション13にあると判断するようになっている。
【0060】
出庫コンベアコントローラ32は、荷在りセンサ15及び出荷スイッチ43が共にオンすると、駆動モータ56を駆動して、出庫コンベア7を逆転させる。この出庫コンベア7の逆転時において荷在りセンサ14がオンすると、出庫コンベアコントローラ32は駆動モータ56の駆動を中止して、出庫コンベア7の逆転を停止させる。
【0061】
出庫コンベアコントローラ32は出庫リセットスイッチ44がオンすると、駆動モータ56を駆動して、入庫コンベア6を正転させる。この入庫コンベア6の正転時において荷在りセンサ15がオンすると、出庫コンベアコントローラ32は駆動モータ56の駆動を中止して、出庫コンベア7の正転を停止させる。
【0062】
次に、自動倉庫における識別コード読取装置における作用及び効果について説明する。
この搬送システム1において、荷Wを入庫する場合には、まず、荷置き場Kから入庫すべき荷Wを選択し、その荷WのバーコードBをバーコードリーダRxにて読み取る。すると、バーコードリーダRxから読取データが在庫管理コンピュータ51に出力される。在庫管理コンピュータ51はその読取データを入庫要求データとして受け取り、読取データの示す荷Wを入庫すべき収納部3を検索し、選択する。そして、その目的の収納部3を示すデータは例えば在庫管理コンピュータ51のプリンタPrにて印字される。作業者は、この印字結果を見てバーコードリーダRxにて読み取った荷Wを目的の収納部3がある自動倉庫Z1〜Z3(この場合、目的の収納部3がある自動倉庫を自動倉庫Z1とする。)へフォークリフト47によって搬送する。
【0063】
そして、荷Wを第1自動倉庫Z1の入荷口8上に載置する。すると、荷在りセンサ10が荷Wを検出しオンする。次に、作業者は入荷スイッチ41をオンする。即ち、入庫コンベアコントローラ31には、荷在りセンサ10及び入荷スイッチ41から共にオン信号が出力される。従って、入庫コンベアコントローラ31は駆動モータ56を駆動して、入庫コンベア6を正転させる。すると、荷Wは入荷口8から入庫ステーション9へと荷Wを搬送する。
【0064】
この搬送時において、バーコードリーダRは荷WのバーコードBを読み取り、その読取データを入庫コンベアコントローラ31に出力する。すると、入庫コンベアコントローラ31はコンベア制御コンピュータ55を介して在庫管理コンピュータ51にその読取データを出力する。
【0065】
この読取時において、バーコードリーダRは正常にバーコードBを読み取った場合には、入庫コンベアコントローラ31に読取データとしての正常読取データを出力する。そして、入庫コンベアコントローラ31はその正常読取データをコンベア制御コンピュータ55を介して在庫管理コンピュータ51に出力する。すると、在庫管理コンピュータ51は最先基準読取データと、バーコードリーダRにて読み取られた正常読取データとが一致するか否かを比較する。
【0066】
その比較の結果、最先基準読取データと正常読取データとが一致している場合には、在庫管理コンピュータ51は読取一致信号をコンベア制御コンピュータ55を介して入庫コンベアコントローラ31に出力するとともに、その最先基準読取データを削除して、最先基準読取データを更新する。入庫コンベアコントローラ31は読取一致信号が出力されると、バーコードリーダRにて読み取ったバーコードBが一致し、正しい目的の荷Wの搬送を行っていると判断する。
【0067】
そして、荷Wが入庫コンベア6の正転に基づいて入庫ステーション9まで搬送されると、荷在りセンサ11が荷Wの検出に基づいてオンし、入庫コンベアコントローラ31は、入庫コンベア6の正転を停止し、荷Wを入庫ステーション9に位置決めする。その後、スタッカクレーン5がクレーンコントローラ24の制御に基づいて入庫ステーション9上の荷を受け取る。そして、スタッカクレーン5はクレーンコントローラ24の制御に基づいて荷Wを目的の収納部3に収納する。
【0068】
又、前記最先基準読取データと正常読取データとの比較の結果、最先基準読取データと正常読取データとが一致しなかった場合には、在庫管理コンピュータ51は読取不一致信号をコンベア制御コンピュータ55を介して入庫コンベアコントローラ31に出力する。この最先基準読取データと正常読取データとが一致しない場合とは、例えば現在入庫すべき荷Wとは異なる荷Wが入庫コンベア6上に載置され、搬送されている場合等である。
【0069】
入庫コンベアコンピュータ51は、読取不一致信号が出力されると、報知ブザー57及び報知ランプ58を起動する。この場合、報知ブザー57は所定時間だけ鳴り続け、報知ランプ58は所定時間だけ点灯し続ける。作業者は、この報知ブザー57及び報知ランプ58の起動状態を判断して、バーコードBの読み取りが不一致であったと判断する。
【0070】
そして、荷Wが入庫コンベア6の正転に基づいて入庫ステーション9まで搬送されると、荷在りセンサ11が荷Wの検出に基づいてオンし、入庫コンベアコントローラ31は、入庫コンベア6の正転を停止し、荷Wを入庫ステーション9に位置決めする。
【0071】
この荷Wが入庫ステーション9に位置決めされた状態において、作業者は、入庫リセットスイッチ42をオンする。すると、入庫コンベアコントローラ31には、荷在りセンサ11及び入庫リセットスイッチ42から共にオン信号が出力される。従って、入庫コンベアコントローラ31は駆動モータ56を駆動して、入庫コンベア6を逆転させて、その搬送方向を反転させる。このため、入庫ステーション9に載置されている荷Wは入荷口8へと搬送される。入荷口8まで荷Wが搬送されると、荷在りセンサ10がオンし、入庫コンベア6の逆転を停止し、荷Wを入荷口8に位置決めする。
【0072】
そして、作業者は前記印字結果等を参照しながら、入庫コンベア6の反転にて入荷口8に搬送された荷Wを、入庫すべき正しい目的の荷Wに載せ代える。その荷Wの載せ代え後、作業者は入荷完了スイッチ41をオンさせる。すると、前記同様、入庫コンベアコントローラ31は入庫コンベア6を正転させて、その搬送方向を元の方向に戻し、荷Wを入荷口8から入庫ステーション9へと搬送する。そして、その間にバーコードリーダRはバーコードBの読み取りを再度行う。
【0073】
一方、前記バーコードリーダRによるバーコードBの読み取り時において、バーコードリーダRが正常にバーコードBを読み取らなかった(読取失敗の)場合には、入庫コンベアコントローラ31に読取データとして異常読取データを出力する。そして、入庫コンベアコントローラ31はその異常読取データをコンベア制御コンピュータ55を介して在庫管理コンピュータ51に出力する。
【0074】
在庫管理コンピュータ51は、異常読取データが入力されると、バーコードリーダRでの読み取りが失敗したと判断して、読取失敗信号をコンベア制御コンピュータ55を介して入庫コンベアコントローラ31に出力する。入庫コンベアコントローラ31は、読取失敗信号に基づいて報知ブザー57及び報知ランプ58を起動する。この場合、報知ランプ58は所定時間点滅するとともに、報知ブザー57は報知ランプ58の点滅に合わせて、その報知ランプ58が点灯している時だけ断続的に音を出す。作業者は、この報知ブザー57及び報知ランプ58の起動状態を判断して、バーコードBの読み取りに失敗したと判断する。
【0075】
そして、作業者は、バーコードBの読み取りの失敗が報知されると、荷Wが入庫ステーション9へと搬送された後、入庫リセットスイッチ42をオンする。すると、入庫コンベアコントローラ31には、荷在りセンサ11及び入庫リセットスイッチ42から共にオン信号が出力される。従って、入庫コンベアコントローラ31は駆動モータ56を駆動して、入庫コンベア6を逆転させて、その搬送方向を反転させる。このため、入庫ステーション9に載置されている荷Wは入荷口8へと搬送される。入荷口8まで荷Wが搬送されると、荷在りセンサ10がオンし、入庫コンベア6の反転を停止し、荷Wを入荷口8に位置決めする。
【0076】
この入荷口8へ荷Wが再度位置決めされると、作業者は荷WのバーコードBの検出面を清掃したり、再度バーコードBを貼り付けることにより、バーコードBをより読み取り易くした後、入荷スイッチ41をオンする。すると、前記同様、入庫コンベアコントローラ31は入庫コンベア6を正転させて、その搬送方向を元に戻し、荷Wを入荷口8から入庫ステーション9へと搬送し、その間にバーコードリーダRはバーコードBの読み取りを行う。
【0077】
尚、上記作用において、荷Wを第2,第3自動倉庫Z1,Z2に入庫する場合にも、同様の作用を有する。
本実施の形態によれば、以下(イ)〜(リ)の効果を有する。
【0078】
(イ)入庫コンベア6による荷Wの入荷口8から入庫ステーション9への搬送時において、バーコードリーダRによるバーコードBの読み取りが正しく行われなかった場合には、入庫コンベア6を逆転させて再度荷Wを入荷口8まで搬送した後、入庫ステーション9へ向けて荷Wの搬送を行う。従って、作業者は荷Wを再度入荷口8まで搬送するために、例えば手で荷Wを搬送する必要がなく、単に入庫リセットスイッチ42をオンするだけでよいので、容易にバーコードBの再読み取りための作業を行うことができる。しかも、入庫リセットスイッチ42の操作に基づいて、入庫コンベアコントローラ31が自動で荷Wを入荷口8まで搬送するので、作業効率を高めることができる。更に、バーコードBを正しく読み取ることができなかった事態に対して、迅速かつ効率よく対処でき、搬送システムにおける搬送効率を高めることができる。
【0079】
(ロ)前記荷Wの搬送時において、バーコードBの読み取りが正しくできなかった場合には、その読み取りを正しく行うことができなかった荷Wに対して直ちに再度バーコードBの読み取り作業を行う。従って、搬送すべき荷Wの順番を変えることなく、順次荷Wを搬送させることができる。このため、荷Wを搬送する順番が変化したことによる入庫コンベアコントローラ31等の制御の変更等を行う必要がない。
【0080】
しかも、荷Wは自動倉庫1に入庫されるので、荷Wの搬送する順番が変更されると、自動倉庫1のスタッカクレーン5を制御するリモートコントローラ54及びクレーンコントローラ24側の制御内容を変更する必要がある。しかし、荷Wの順番は変更されないので、入庫コンベアコントローラ31側の制御のみならず、搬送システム1全体の制御を簡素化できる。従って、例えば従来に示すバーコードの読み取りが正しくできなかった荷Wを自動倉庫の収納部やリジェクトラインに逃がす場合に比べて、その制御を簡素化できる。
【0081】
(ハ)入庫コンベア6による荷Wの搬送時において、バーコードリーダRがバーコードBの読み取りに失敗した時には、報知ブザー57及び報知ランプ58によって、バーコードBの読み取りの失敗が作業者に報知されるので、作業者は容易且つ確実にバーコードBの読み取りの失敗を認識することができる。従って、作業者はバーコードBの清掃や貼り付け等のバーコードBの読取失敗時の処置を迅速且つ確実に行うことができ、荷Wの搬送効率を高めることができる。
(ニ)入庫コンベア6による荷Wの搬送時において、在庫管理コンピュータ51はバーコードリーダRからの正常読取データと最先基準読取データとを比較することにより、入庫すべき荷Wが正しい荷Wか否かを容易に判断できる。従って、正確に正しい荷Wを自動倉庫1に搬送及び入庫できる。一方、正しい荷Wが搬送されていない時には、報知ブザー57及び報知ランプ58等により作業者に報知されるので、容易且つ確実に入庫コンベア6上に入庫すべき正しい荷Wが載置されていないことを判断できる。従って、作業者は、入庫コンベア6上の荷Wを載せ代える等の正しい荷Wが載置されていない時の処置を迅速且つ確実に行うことができ、荷Wの搬送効率を高めることができる。
【0082】
(ホ)前記在庫管理コンピュータ51に予め記憶された基準読取データは、在庫管理コンピュータ51に接続されたバーコードリーダRxにて読み取られるので、容易に基準読取データを記憶することができる。
【0083】
(ヘ)上記実施の形態では、在庫管理コンピュータ51に予め入庫すべき荷Wの基準読取データが入力され、最先基準読取データとバーコードリーダRからの読取データとの比較を行っている。従って、在庫管理コンピュータ51は基準読取データを入庫要求データとして使用して迅速に入庫作業指示データを作成できる。そして、この入庫作業の指示を行う在庫管理コンピュータ51にて、前記最先基準読取データとバーコードリーダRからの読取データとの比較を行っているので、読取の失敗及び不一致等の異常があった場合には、その異常に対応するための作業指示を迅速に出すことができ、荷Wの搬送効率を高めることができる。
【0084】
(ト)入庫コンベア6の入庫ステーション9まで搬送された荷Wを、再度バーコードBの読み取りを行うために入庫コンベア6を逆転させる時には、作業者は入庫リセットボタン42をオンする。従って、作業者は入庫ステーション9上の荷Wの状態を確認しながら最適な又は好きなタイミングで入庫リセットボタン42をオンすることにより荷Wを入荷口8まで搬送させることができる。
【0085】
(チ)上記(ト)に示すように、再度入荷口8まで搬送された荷Wを入庫ステーション9へと搬送させる場合には、作業者は入荷完了スイッチ41をオンする。従って、作業者は入荷口8上の荷Wの状態を確認しながら最適な又は好きなタイミングで入荷完了スイッチ41をオンすることにより荷Wを入庫ステーション9まで搬送させることができる。例えば荷Wを載せ代えたり、バーコードBを清掃したり、貼り替えた後、入荷完了スイッチ41をオンして、荷Wを入庫ステーション9まで搬送できる。
【0086】
(リ)自動倉庫1の直前に設けられた入庫コンベア6による荷Wの搬送中にて、当該入庫される荷WのバーコードBを読み取り、その読取データに基づいて入庫される荷Wが正しい目的の荷Wであるか否かを確認している。従って、入庫される荷Wが目的の荷であるか否かを、自動倉庫1への入庫直前に確認でき、正確に自動倉庫1に目的の荷Wを入庫できる。このため、在庫管理コンピュータ51による在庫管理をより正確に行うことができる。
【0087】
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更して次のように実施してもよい。
(1)上記実施の形態では、入庫コンベアコントローラ31に入荷確認スイッチ41及び入庫リセットスイッチ42等が接続され、各スイッチ41,42からのオン信号等に基づいて入庫コンベアコントローラ31がバーコードBの読取異常時における入庫コンベア6を制御した。
【0088】
これを、例えば各入荷確認スイッチ41及び入庫リセットスイッチ42をコンベア制御コンピュータ55に接続し、バーコードBの読取異常時にはコンベア制御コンピュータ51が入庫コンベア6に対する制御の指示(作業データ)を入庫コンベアコントローラ31に出力するように構成してもよい。この場合、その出力された作業データに基づいて、クレーンコントローラ31は上記の実施の形態と同様の動作を入庫コンベア6に行わせる。尚、コンベア制御コンピュータ51が搬送制御手段、反転制御手段及び戻し制御手段を構成する。
【0089】
(2)上記実施の形態において、バーコードBの読み取りが失敗したか否かを入庫コンベアコントローラ31又はコンベア制御コンピュータ55にて行ってもよい。この場合、迅速にバーコードBの読み取りの失敗を判断でき、作業者に読み取り失敗を報知でき、読み取り失敗時の処置を行うことができる。
【0090】
(3)上記実施の形態において、入庫時の荷Wの搬送のみならず、出庫時の荷Wの搬送にも応用できる。この場合、例えば出庫コンベア7にバーコードリーダを設け、出庫される荷WのバーコードBを読み取ることにより、出庫される荷Wが出庫すべき目的の荷Wであるか否かを判断できるので、正確に荷Wを出庫できる。
【0091】
(4)上記実施の形態では、バーコードBの読み取り異常時には、入荷完了スイッチ41及び入庫リセットスイッチ42を作業者が操作して、各入荷完了スイッチ41及び入庫リセットスイッチ42からのオン信号に基づいて、入庫コンベアコントローラ31が入庫コンベア6を制御した。
【0092】
これを、入荷口8から入庫ステーション9への荷Wの搬送時において、在庫管理コンピュータ51からの読取不一致信号及び読取失敗信号が入庫コンベアコントローラ31に出力された時には、入庫ステーション9に到達後、入庫コンベアコントローラ31は自動で入荷口8へ向かって荷Wを搬送させる。そして、入荷口8到達後、入庫コンベアコントローラ31は自動で入庫ステーション9へ向かって荷W搬送させてもよい。この場合、より搬送効率を高めることができる。
【0093】
(5)上記実施の形態において、読取不一致信号及び読取失敗信号が出力された時には、入庫コンベアコントローラ31は入庫ステーション9の到達前に入庫コンベア6の駆動を停止し、入庫コンベア6を逆転して、その搬送方向を反転させてもよい。更に、その搬送方向の反転後において、入荷口8到達前に、入庫コンベア6の搬送方向を元に戻して、荷WのバーコードBの読み取りを再度行うように制御してもよい。この場合、バーコードBの再読み取りを迅速に行うことができる。
【0094】
(6)上記実施の形態において、識別コードとしてバーコードBに代えて、文字・数字列を読み取るように構成してもよい。
(7)上記実施の形態において、在庫管理コンピュータ51のディスプレイ53にバーコードBの読み取りの異常、即ち、読取結果の不一致又は読取の失敗等を表示してもよい。この場合、管理室45にいる管理者や作業者は、ディスプレイ53の表示を視認することにより、読み取りの異常を迅速に認識することができる。即ち、管理室45側でも、読み取りの異常を迅速に認識できる。
【0095】
(8)上記実施の形態において、入荷確認スイッチ41、入庫リセットスイッチ42、出荷確認スイッチ43及び出庫リセットスイッチ44はボタンであってもよい。この場合、各スイッチ41〜44は作業者等に押されることによりオン・オフする。
【0096】
(9)上記実施の形態において、在庫管理コンピュータ51に記憶される基準読取データは、例えばキーボード52等から入力してもよい。
(10)上記実施の形態において、バーコードRによるバーコードBの読取に異常があった場合に、例えばコンベア制御盤33のキーボード34やリモート操作盤21のキーボード22から、バーコードBが示すデータを入力してもよい。この場合、在庫管理コンピュータ51は、キーボード22,34等から入力されたバーコードBが示すデータと、最先基準読取データとを比較する。
【0097】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1記載の発明によれば、識別コードの読み取りが正しくできなかった場合でも、迅速に識別コードの読み取りを再度行わせることができ、荷の搬送効率を高めることができる。また、第1読取手段にて読み取られた読取データと予め記憶された基準読取データとを比較することにより、正しい目的の荷を搬送しているか否かを容易に判断でき、目的の荷を迅速且つ確実に搬送できる。
【0098】
請求項2記載の発明によれば、識別コードの読み取りを正常に行われたか否かを判断し、識別コードの読み取りに失敗した時には、迅速に再度識別コードの読み取りを行わせることができ、荷の搬送効率を高めることができる。
【0100】
請求項記載の発明によれば、基準識別データは第2読取装置により基準識別データが読み取られるので、容易に判断手段に基準識別データを記憶させることができる。
【0101】
請求項記載の発明によれば、判断手段は在庫管理コンピュータであるので、記憶された基準識別データに基づいて荷の入庫又は出庫作業を行わせる作業指示データを作成できるとともに、例えば読取の不一致及び失敗等の異常時にはその異常に対応するための指示を各制御機器等に迅速に出すことができ、より搬送効率を高めることができる。
【0102】
請求項記載の発明によれば、前記反転制御手段は読取異常信号が出力されると、識別コードの読取の異常であるとして報知手段を起動するので、作業者は容易に識別コードの読取の異常を知ることができる。
【0103】
請求項記載の発明によれば、例えば作業者の反転スイッチの操作に基づいて搬送装置の搬送方向を反転できるので、例えば作業者の異常等に対処する作業状態に応じて最適なタイミングで搬送方向を反転させることができる。
【0104】
請求項記載の発明によれば、例えば作業者の戻しスイッチの操作に基づいて搬送装置の搬送方向を元に戻して再度識別コードの読取作業を行わせることができるので、作業者の異常等に対処する作業状態に応じて最適なタイミングで搬送方向を元に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 搬送システムを示す概略構成図。
【図2】 搬送システムを示す電気ブロック図。
【符号の説明】
2a,2b…枠組棚、3…収納部、6…搬送装置としての入庫コンベア、31…反転制御手段及び戻し制御手段を構成するとともに、搬送制御手段としての入庫コンベアコントローラ、41…戻し制御手段を構成する戻しスイッチとしての入荷確認スイッチ、43…反転制御手段を構成する反転スイッチとしての入庫リセットスイッチ、51…判断手段としての在庫管理コンピュータ、57…反転制御手段を構成する報知ブザー、58…反転制御手段を構成する報知ランプ、W…荷、B…識別コードとしてのバーコード、Z1〜Z3…第1〜第3自動倉庫、R…第1読取手段としてのバーコードリーダ、Rx…第2読取手段としてのバーコードリーダ。

Claims (7)

  1. 荷を収納するための複数の収納部を備えた枠組棚と、
    前記収納部に対して荷の入庫又は出庫を行うために、当該荷の搬送を行う搬送装置と、
    前記搬送装置を駆動制御する搬送制御手段と、
    その搬送装置の搬送経路上に設けられ、搬送される荷に記載された当該荷を識別する識別コードを読み取るための第1読取手段と、
    前記第1読取手段からの読取データが正しいか否かを判断し、正しくない時には、読取異常信号を出力する判断手段と、
    前記判断手段からの読取異常信号に基づいて、搬送装置の搬送方向を反転させるための信号を前記搬送制御手段に出力する反転制御手段と、
    前記反転した搬送方向への荷の搬送中において、搬送中の荷が第1読取手段を通過した後、前記搬送装置の搬送方向を元の搬送方向へと戻すための信号を搬送制御手段に出力する戻し制御手段とを備え
    前記判断手段には搬送される荷の識別コードの示す識別データが予め記憶され、判断手段はその記憶された識別データと第1読取手段にて読み取られた読取データとが一致するか否かを判断し、一致していない時には読取異常信号として読取不一致信号を出力する自動倉庫における識別コード読取装置。
  2. 前記判断手段は、第1読取手段が識別コードを正常に読み取ることができたか否かを判断し、正常に読み取ることができていない時には読取異常信号として読取失敗信号を出力する請求項1記載の自動倉庫における識別コード読取装置。
  3. 前記判断手段には識別コードを読み取るための第2読取装置が接続され、前記判断手段に予め記憶された識別データは当該第2読取装置によって読み取られる請求項1又は2記載の自動倉庫における識別コード読取装置。
  4. 前記判断手段は、自動倉庫の在庫を管理する在庫管理コンピュータである請求項3記載の自動倉庫における識別コード読取装置。
  5. 前記反転制御手段は読取異常信号に基づいて識別コードの読取の異常を報知するための報知手段を備えた請求項1〜のうちいずれか一項記載の自動倉庫における識別コード読取装置。
  6. 前記反転制御手段は、搬送装置の搬送方向を搬送させるための信号を出力させる反転スイッチを備えた請求項5記載の自動倉庫における識別コード読取装置。
  7. 前記戻し制御手段は、搬送装置の搬送方向を元に戻すための信号を出力させる戻しスイッチを備えた請求項1〜のうちいずれか一項記載の自動倉庫における識別コード読取装置。
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