JP3646216B2 - ビレットのガイドレス連続圧延方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、条鋼、線材等の連続圧延において、いわゆるガイドレスローリングを可能にするビレットのガイドレス連続圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の圧延設備はスタンド間で材料をねじる必要がないように垂直圧延機と水平圧延機を交互に配置することが多い。この場合はツイストガイドが必要ないため、入口側にはローラーガイド、出口側にはフリクションタイプの出口ガイドが設置される。その代表例を図2に示す。図2は中間圧延機列および仕上圧延機列における入口・出口ガイドを示すもので、(a)はその平面図、(b)は側面図である。図2において、1a、1bは水平圧延機の圧延ロールで、そのロール周面にはそれぞれ複数の孔型2a、2bがロール軸方向に設けられている。3、4はそれぞれ入口ローラーガイドおよび出口フリクションガイドで、それぞれレストバー5上にてロール軸と平行な方向に摺動可能に設置されている。
【0003】
圧延材料は、入口ローラーガイド3の1対のローラーによって材料側面を押さえながら圧延ロール1a、1bの孔型2a、2bにスムーズに導入され、出口フリクションガイド4によって圧下後の材料をパスライン10上に導出する。また次の図示しない垂直圧延機にも同様の方式の入口・出口ガイドが鉛直方向に設置されており、圧延材料の上下面をガイドしながら圧延機に誘導する。
また、図3は粗圧延機列における入口・出口ガイドを示すもので、入口側・出口側とも、より簡単な構造のフリクションガイド6、7が使用されている。
【0004】
これら圧延機に設置される入口・出口ガイドに対して、入口ガイドの入口側、および出口ガイドの出口側にはそれぞれ誘導樋が設置される。入口・出口ガイドは、圧延ロールの使用孔型の位置に合わせて圧延機内で相対的に移動するように設置されているのに対し、誘導樋はパスライン上に固定の状態で設置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
各圧延機に設置される入口・出口ガイドは、それ自体高価なだけでなく、圧延ロールの使用孔型に位置合わせするための移動調整や摩耗の補修などのメンテナンスに非常に多くの手数と時間がかかり、コストの高騰を招くとともに連続圧延の能率を阻害する要因ともなる。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、従来のローラガイドやフリクションガイド等で代表されるような入口・出口ガイドを使用せずにビレットの連続圧延が可能なガイドレス連続圧延方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るビレットのガイドレス連続圧延方法は、ビレットの先頭部を圧延機に噛み込ませるまではパスライン上に常時固定した入口ガイドにより誘導し、その後の圧延中はビレットを前記入口ガイドおよび出口ガイドに接触させないで連続圧延を行うことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明は以下の特徴を有する。
前記入口ガイドは、誘導樋により構成され、ビレットの先頭部が通過した後に前記入口ガイドの前記圧延機に近接するガイド部が退避し、ビレットとの接触を回避するものである。
前記出口ガイドは、パスライン上に常時固定された誘導樋からなるものである。
【0009】
ビレットの連続圧延方法においては、最初のビレットは誘導の容易な低速で入口ガイドを通過させ、その後速度を上げて定常圧延速度とすることが可能である。このことより、圧延機前後のガイドに従来方式のガイドを使用せず、スタンド間の例えば誘導樋の先端に簡単なガイド機構を設けることにより、連続圧延が可能であり、本発明者らはかかる考えの基にガイドレス連続圧延方法を案出したものである。
【0010】
本発明では、従来のような大掛かりな入口・出口ガイドは使用しない。また、本発明における入口・出口ガイドはパスライン上に常時固定されており、移動はせず、孔型の変更はスタンドのみを移動させることで行う。
本発明の入口ガイドのガイド作用は、ビレットの先頭部が圧延機に噛み込まれるまでであり、該先頭部が通過後にガイド部は下方へ退避してビレットとの接触を回避する。また、圧延中は出口ガイドにもビレットは接触しない。したがって、ガイドレスの連続圧延が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のガイドレス連続圧延方法を実施する圧延機のガイドの一例を示す概略の断面側面図である。
図1において、11は圧延機で、11a、11bはその圧延機11の圧延ロールで、ロール周面には孔型12a、12bが設けられている。13は入口ガイドで、ここでは簡単な構成の誘導樋で示されている。入口ガイド13は支持台14によりパスライン10上に常時固定されており、圧延ロール11a、11bに近接するガイド部13aはシリンダ15によって、図示の破線で示すごとく下方に逃がす構成となっている。ガイド部13aはヒンジ16を中心として下方へ回動する。
17は出口ガイドで、同じく誘導樋で示してあり、支持台18によりパスライン10上に常時固定されている。また、出口ガイド17の圧延ロール11a、11bに近接するガイド部17aは筒状に形成されており、圧延機スタンドの交換時にのみシリンダ19によって上方(下方でもよい)に退避するようになっている。ガイド部17aはヒンジ20を中心として上方へ回動する。
【0012】
圧延材料のビレットは、連続圧延設備の上流側においてフラッシュバット溶接により順次接続され、いわば無限長のビレットとなる。このように連続したビレットを圧延機11に噛み込ませるまでは、図1に示すように入口ガイド13のガイド部13aを水平に保持してまま、ガイド部13aによってビレットの先頭部を誘導し、圧延機11の使用孔型12a、12bに噛み込ませる。
ビレットの先頭部が入口ガイド13を通過した後では、ガイド部13aをシリンダ15により下方に回動しパスライン10から退避させてビレットと接触させないようにする。
出口ガイド16には、より簡単な構成の誘導樋を使用している。圧延機11により圧延されたビレットの先頭部は、出口ガイド16により誘導されるが、該先頭部が通過した後は圧延中でも圧延材料と非接触となるので、先端のガイド部17aのみをスタンド交換時に支障にならないように、例えば上方へ回動させて退避させる。
【0013】
このように、ビレットの圧延中は入口がイド13および出口ガイド17に全く接触させないで連続圧延が可能なので、入口・出口ガイド13、17がきわめて簡単な構成となり、かつ、圧延材料との接触摩耗も激減する。加えて、入口・出口ガイド13、17はパスライン上に固定されているため、圧延ロールの孔型を替える場合でも圧延機スタンドのみを孔型ピッチの分だけ移動させればよく、従来孔型変更時最も時間のかかる作業である入口・出口ガイドの移動作業が不要となる。したがって、孔型変更作業をきわめて短時間に行うことができる。
圧延機11を交換する場合には、図1に示すように、入口・出口ガイド13、17の圧延機近接部であるガイド部13a、17aを転回するなどの方法で逃がすことにより、スタンド交換時間を短くすることができる。
【0014】
本発明のガイドレス連続圧延方法は、圧延ラインの全域に適用する場合と、適用可能な範囲、圧延機に限って適用する場合がある。
前者の場合は、前述のように第1スタンドの粗圧延機以降の全ての圧延機に適用する。後者の場合は、例えばスリット圧延などのように圧延途中の材料の姿勢制御のために常時接触作動が必要な箇所には、その箇所にのみ従来方式のツイストガイドやガイドロール等を設置し、その他の箇所では本発明の入口・出口ガイド13、17を設置してガイドレス連続圧延を行う。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)圧延機に付属のガイドを大幅に簡略化できることから、大幅なコストダウンが図れる。すなわち、ガイドコストの削減、レストバーの廃止、スタンドのシンプル化、低コスト化によるコストダウンが大きい。
(2)孔型交換時のガイドの位置合わせが不要なため、孔型交換時間を大幅に短縮できる。
(3)ガイドの調整・交換作業が不要なため、連続圧延の能率が向上する。
(4)ガイドメンテナンス作業が不要なため、ランニングコストを削減できる。
(5)ガイドのミスセットによるミスロールがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドレス連続圧延方法を実施する圧延機のガイドを示す概要図である。
【図2】従来の中間・仕上圧延機ガイドを示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】従来の粗圧延機ガイドを示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
10 パスライン
11 圧延機
11a、11b 圧延ロール
12a、12b 孔型
13 入口ガイド
13a ガイド部
14 支持台
15 シリンダ
16 ヒンジ
17 出口ガイド
17a ガイド部
18 支持台
19 シリンダ
20 ヒンジ

Claims (3)

  1. ビレットの連続圧延方法において、
    ビレットの先頭部を圧延機に噛み込ませるまではパスライン上に常時固定した入口ガイドにより誘導し、その後の圧延中はビレットを前記入口ガイドおよび出口ガイドに接触させないで連続圧延を行うことを特徴とするビレットのガイドレス連続圧延方法。
  2. 前記入口ガイドは、誘導樋により構成され、ビレットの先頭部が通過した後に前記入口ガイドの前記圧延機に近接するガイド部が退避し、ビレットとの接触を回避することを特徴とする請求項1記載のビレットのガイドレス連続圧延方法。
  3. 前記出口ガイドは、パスライン上に常時固定された誘導樋からなることを特徴とする請求項1記載のビレットのガイドレス連続圧延方法。
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