JP3642242B2 - 集合住宅警報監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住戸において電源断が発生したときに、その住戸の住宅情報盤にバックアップ電源を供給する非常電源装置を備えた構成の集合住宅警報監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、集合住宅警報監視システムの構成の一例を示すシステム構成図である。管理人室などに設置された警報監視盤1には、多重伝送線Laと通話線Lbとを通じて、各住戸に設置された住宅情報盤2を接続しており、更に住宅情報盤2には、各住戸のドアホン子器Dと各種セキュリティセンサSを接続している。また、各住戸の住宅情報盤2は、非常電源線Lcを通じて、非常電源装置3が接続されている。
【0003】
セキュリティセンサSが、火災やガス漏れ、不審者の侵入などを検知して異常信号を出力すると、それを受信した住宅情報盤2は、多重伝送線Laを通じて警報監視盤1に異常信号を出力する。警報監視盤1は、異常信号を受信すると、異常警報を出力する一方、異常の種類や異常の発生した住戸番号を表示して、管理人に異常発生の旨を確認させる。管理人は、異常発生を確認すれば、異常の発生した住戸を呼び出し、通話線Lbを通じて、連絡をとるなどの対処を行う。
【0004】
このシステムでは、住戸において停電が発生しても、住宅情報盤2は、非常電源装置3より非常電源線Lcを通じてバックアップ電源が供給されるので、全機能を維持し、それに伴ってドアホン子器DやセキュリティセンサSも全機能を維持できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、マンションなどに導入された従来の集合住宅警報監視システムでは、未入居住戸やモデルルームで、通常、住戸の電源を切っている場合、その住戸の下見や見学などのために電源を入れることがあるが、その用事が済んで、電源を切った状態に戻すと、警報監視盤側で、その住戸で電源断トラブルが発生したと処理してしまい、その度に復旧作業が必要になるという問題があった。
【0006】
この場合、住戸において電源断状態になっても、非常電源装置からバックアップ電源が供給されるので、例えば、火災感知器が発報したとしても、警報監視盤において、警報を出力することができるため、その住戸の電源断トラブルを報知する必要がない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、警報監視盤において、未入居の住戸などの電源トラブルを発生させないようにした集合住宅警報監視システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、各住戸に設置され、少なくともセキュリティ監視機能を備えた住宅情報盤を、警報監視盤に接続するとともに、各住戸が電源断になったときに、その住戸の住宅情報盤にバックアップ電源を供給する非常電源装置に接続して構成される集合住宅監視システムにおいて、更に、以下のような手段を提案する。
【0008】
請求項1では、住宅情報盤は、バックアップ電源が供給されているときは、警報監視盤に対して、電源バックアップ中を示す信号を送信し、警報監視盤は、電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸が電源断状態ではないと判断することを特徴とする。
ここでは、電源バックアップ中を示す信号は、ポーリングに対する返信信号には限定されず、住宅情報盤がバックアップ電源の供給が開始されたときに、警報監視盤に対して信号を送信するようにしてもよい。また、「その住戸が電源断状態でないと判断する」とは、商用電源はオフ状態であり、バックアップ電源が供給されているものの、電源断状態とは判断せず、トラブル表示などを行わないことを意味する。
【0009】
請求項2では、請求項1において、警報監視盤は、各住戸の住宅情報盤を定期ポーリングによって監視しており、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、電源バックアップ中を示す信号の返信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、ポーリングに対して、所定時間内に返信がなかったときには、その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断することを特徴とする。
【0010】
ポーリングに対して正常信号の返信があるときとは、住戸の商用電源がオン状態であるとともに、非常電源もオン状態であることを意味する。ポーリングに対して電源バックアップ中を示す信号の返信があるときとは、住戸の商用電源がオフ状態であるが、非常電源がオン状態であることを意味する。ポーリングに対して返信がなかったときとは、住戸の商用電源がオフ状態であるとともに、非常電源もオフ状態であるので、住宅情報盤は動作していないことを意味する。
【0011】
請求項3では、請求項2において、警報監視盤は、ある住戸の住宅情報盤が異常状態であると判断した後に、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、上記電源バックアップ中を示す信号の返信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断することを特徴とする。すなわち、警報監視盤において、自動的に復旧動作を行う。
【0012】
請求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、警報監視盤は、電源バックアップ中を示す信号の有効/無効を設定する設定手段を備えており、設定手段によって有効が設定されている状態で、電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、設定手段によって無効が設定されている状態で、電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断することを特徴とする。
【0013】
法令上、入居済み住戸の住宅情報盤は、常時、商用電源がオン状態でなければならないので、電源バックアップ中を示す信号を無効とし、この信号を受信した警報監視盤は、電源断トラブル処理を行う。一方、未入居住戸では、電源のオン・オフが切り換えられる場合があるので、電源バックアップ中を示す信号を有効とし、この信号を受信した警報監視盤では、電源断トラブル処理を行わない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。本発明の集合住宅警報監視システムは、従来の構成(図6を参照)と同様に、各住戸に設置され、少なくともセキュリティ監視機能を備えた住宅情報盤2を、警報監視盤1に接続するとともに、各住戸が電源断になったときに、その住戸の住宅情報盤2にバックアップ電源を供給する非常電源装置3に接続して構成される。
【0015】
図1は、警報監視盤1の内部構成の一例を示したブロック図である。警報監視盤1は、CPUなどで構成され、各部を制御する信号処理部10と、ワーク用に使用されるSRAM11と、この警報監視盤2の動作を制御するプログラムを記憶するプログラム用のフラッシュメモリ12と、データ用のフラッシュメモリ13と、伝送制御を行う伝送CPU14と、多重伝送線Laを介した各住戸の住宅情報盤2との多重伝送を行うための多重伝送ドライバ/レシーバ15と、入出力制御を行う入出力用CPU16と、蛍光表示管17a、7セグメント表示器17b、LED表示部17cなどで構成される表示部17と、テンキーからの入力を検知するキースキャン入力部18などを備えている。
【0016】
図2は、各住戸に設置された住宅情報盤2の内部構成の一例を示すブロック図である。CPU等で構成され、各部を制御する信号処理部20は、電源スイッチ21aを設けた電源回路21からの電源供給を受けて作動しており、停電などによる商用電源(AC100V)の電源断を検出すれば、切替部21bの切り替えによって、非常電源装置3からのバックアップ電源の供給を受ける。
【0017】
判別回路22は、セキュリティセンサSから信号入力があったときに、その信号種別を判別する。例えば、有電圧信号のレベルによって判別する。住宅情報盤2は、判別回路22によって判別した異常の各々に対応した表示灯などを備えた表示回路27と、異常に対応した音声メッセージをスピーカ30から出力させる音声出力回路38と、異常を判別したときに、管理人室などに設置された警報監視盤1に対し、多重伝送線Laを介して、信号を移報出力する移報出力回路24を備える。
【0018】
なお、表示回路27は、予め定められた色で点灯あるいは点滅する表示灯以外に、文字などを表示する液晶ディスプレイなどで構成してもよい。また、音声出力回路28からは、セキュリティセンサSが異常を検知したときに出力する音声メッセージ以外に、警報監視盤1側に設置された放送設備(不図示)から受けた音声を出力してもよく、また、これらの出力と同時に、ドアホン子器回路29を介したドアホン子器Dや、副親機、増設スピーカ(いずれも不図示)などからも、同じメッセージを出力させてもよい。
【0019】
なお、図中、23は、警報監視盤1と多重伝送線Laを通じた伝送を制御する多重伝送回路、25は各種操作ボタンなどで構成される操作部、26は住宅情報盤2の動作を制御するための情報を記憶し、信号処理部20によって参照されるキーマトリクスである。このキーマトリクス26の内容は、警報監視システムとして、水漏れ検知やスプリンクラなどの特別な機能を追加するときに変更される。また、31は警報監視盤1、ドアホン子器D、副親機とのインターホン通話を可能とする通話回路、32は信号処理部20の制御に必要なデータを、電気的に書換え可能に記憶したEEPROMである。
【0020】
信号処理部20は、セキュリティセンサSが異常を検知したことを、判別回路22が判別したときには、その異常を、表示回路27による表示や、音声出力回路28による音声出力で報知する。また、移報出力回路24を介して、多重伝送線Laを通じ、警報監視盤1に異常を検知したこと、その異常の種別などとともに通知する。
【0021】
なお、セキュリティセンサSには、火災感知器、CO/ガス検知センサ、防犯スイッチの他、非常スイッチ、コールスイッチや、水漏れ検知センサ、スプリンクラなども含まれる。
この住宅情報盤2は、通常のセキュリティ監視時は、多重伝送回路23によって、警報監視盤1からのポーリングに対し、住戸の状態が正常であるか異常であるかを返信しているが、住宅情報盤2側で異常を検知し、警報監視盤1にその異常を通知する場合は、多重伝送回路23から割込信号を送出するようになっている。
【0022】
本発明では、住宅情報盤2は、非常電源装置3からバックアップ電源が供給されているときは、警報監視盤1に対して、電源バックアップ中を示す信号を送信する。以下には、この信号を、商用電源の電源断が発生して、電源バックアップがされていることから、「電源断信号」とも呼ぶ。
一方の警報監視盤1は、電源断信号を受信したときには、その住戸は電源断状態ではないと判断する。すなわち、商用電源は断状態であり、バックアップ電源の供給がされているが、電源断状態とは判断せず、表示部17におけるトラブル表示などを行わない。
【0023】
ここでは、電源断信号は、ポーリングに対する返信信号には限定されず、住宅情報盤2がバックアップ電源の供給が開始されたときに、割込信号として電源断信号を送信することも含まれる。
また、警報監視盤1が、各住戸の住宅情報盤2を順に定期ポーリングによって監視している場合であれば、警報監視盤1は、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、電源断信号の返信があったときには、その住戸の住宅情報盤2は正常状態であると判断するが、ポーリングに対して、所定時間内に返信がなかったときには、その住戸の住宅情報盤2は異常状態であると判断する。
【0024】
すなわち、図3(a)に示すように、ポーリングに対して正常信号の返信があるときとは、住戸の商用電源(AC100V)がオン状態であるとともに、非常電源もオン状態であることを意味し、この場合は、通常の監視動作を継続させる(▲1▼)。ポーリングに対して電源断信号の返信があるときとは、住戸の商用電源がオフ状態であるが、非常電源がオン状態であることを意味し、この場合は、伝送をそのまま継続する(▲2▼)。また、ポーリングに対して返信がなかったときとは、住戸の商用電源がオフ状態であるとともに、非常電源もオフ状態であるので、住宅情報盤2の多重伝送回路23は動作しないことを意味し、この場合は、伝送は停止される(▲3▼)。
【0025】
このように、警報監視盤1では、商用電源のオンオフではなく、非常電源のオンオフによってトラブルを判定するようにしたので、従来のように、未入居の住戸やモデルルームで、通常、住戸の電源を切っている場合に、その住戸の下見や見学で電源を入れ、その後、電源を切った状態に戻して、非常電源がオン状態になったとしても(▲2▼)、警報監視盤1側で、その住戸において電源断トラブルが発生したと判断することがない。したがって、電源をオンにした後にオフにさせる度に、復旧作業をする必要がなくなる。
【0026】
また、警報監視盤1では、電源バックアップ中を示す信号(電源断信号)の有効/無効を設定する設定手段を備えている。信号処理部10は、キー操作をキースキャン入力部18で検出して、データ用フラッシュメモリ13に電源断設定13aを行う。
電源断信号が有効と設定されている状態で、電源断信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤2は正常状態であると判断する一方、電源断信号が無効と設定されている状態で、電源断信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤2は異常状態であると判断する。
【0027】
ここでは、電源断設定13aに対しては、電源断信号を有効にするときは、トラブルの種類に電源断を含めないとして「電源断なし」を設定し、電源断信号を無効にするときは、トラブルの種類に電源断を含めるとして「電源断あり」を設定する。
したがって、図3(b)に示すように、本発明では、「電源断あり」設定がされているときに、ポーリングに対して、電源断信号の返信があったときと(▲1▼)、無返信であったとき(▲2▼)の双方とも、その住戸は商用電源の電源断状態であるので、トラブルが発生したとする。一方、「電源断なし」設定がされているときに、ポーリングに対して、電源断信号の返信があったときは(▲1▼)、バックアップ電源が供給されているので、通常の監視動作を継続するが、無返信であったときには(▲2▼)、その住戸に対するすべての電源供給が停止しているので、トラブルが発生したとする。
【0028】
法令上、入居済み住戸の住宅情報盤2は、常時、商用電源がオン状態でなければならないので、電源断設定13aにおいて、電源断信号を無効とし、トラブルの種類に「電源断あり」を設定する。一方、未入居住戸では、電源のオン・オフが切り換えられる場合が多いので、電源断設定13aにおいて、電源断信号を有効とし、トラブルの種類に「電源断なし」を設定する。
【0029】
未入居住戸では、電源断状態になっても、非常電源装置3からバックアップ電源が供給されるので、例えば、火災感知器が発報した場合でも、警報監視盤1において、警報を出力することができる。そのため、警報監視盤1では、その住戸の電源断トラブルを報知する必要がない。未入居住戸に入居するときには、電源断設定13aを「電源断なし」から「電源断あり」に変更する。
【0030】
図4には、上記した警報監視盤1の動作をフローチャートで示している。図4(a)はトラブルの種類に「電源断なし」設定をした場合(100〜106)、図4(b)はトラブルの種類に「電源断なし」設定をした場合(110〜117)である。なお、ここでは、ポーリングに対する返信は、返信なしの場合と、返信ありの場合は、正常信号の返信と、信号内の電源断ビットをオンにした電源断信号の返信のみを対象としており、異常信号の返信については説明を省略している。
【0031】
トラブルの種類に「電源断なし」を設定した場合は、ポーリング後、セットしたタイマがタイムオーバになるまでに返信があれば、返信信号内の電源断ビットとは無関係に、その住戸は正常であると判断して、トラブル処理は行わずに、他の住戸に対するポーリング動作を継続させる(100〜104)。一方、ポーリング後、所定時間内に返信がなく、タイムオーバになれば、その住戸は異常であると判断して、表示部17においてトラブル灯を点滅させるとともに、スピーカ(不図示)からトラブル警報音を発生させる(100〜102,105,106)。このトラブル発生状態は復旧処置がなされるまで継続する。
【0032】
トラブルの種類に「電源断あり」を設定した場合は、ポーリング後、セットしたタイマがタイムオーバになるまでに返信があり、返信信号内の電源断ビットがオフになっていれば、その住戸は正常であると判断して、トラブル処理は行わずに、他の住戸に対するポーリング動作を継続させるが(110〜115)、電源断ビットがオンになっていれば、その住戸は異常(電源断異常)であると判断して、表示部17においてトラブル灯を点滅させるとともに、スピーカからトラブル警報音を発生させる(110〜114,117)。このトラブル発生状態は復旧処置がなされるまで継続する。
【0033】
一方、ポーリング後、所定時間内に返信がなく、タイムオーバになれば、その住戸は異常であると判断して、表示部17においてトラブル灯を点滅させるとともに、スピーカからトラブル警報音を発生させる(110〜112,116,117)。このトラブル発生状態は復旧処置がなされるまで継続する。なお、電源断信号を受信したときと、返信がなかったときとは、トラブル表示やトラブル警報音の態様を異ならせるようにしてもよい。
【0034】
次に、本発明システムの動作の一例を図5にシーケンス図で示す。住宅情報盤2の電源(AC100V)がオン状態で、警報監視盤1から(1)定期ポーリングがあると、それに対して、住宅情報盤2は、(2)正常の通電状態の信号を返信する。住宅情報盤2の電源(AC100V)がオフ状態で、警報監視盤1から(3)定期ポーリングがあると、それに対して、住宅情報盤2は、(4)電源断状態の信号を返信する。このとき、警報監視盤1では、トラブルの種類に「電源断あり」の設定がされていると、トラブル処理を行う。一方、「電源断なし」の設定がされていると、トラブル処理を行わない。
【0035】
また、住宅情報盤2は、非常電源もオフ状態になったときに、警報監視盤1から(5)定期ポーリングがあると、それに対しては(6)無返信となる。この場合、トラブルに「電源断なし」の設定がされていても、トラブル処理を行う。住宅情報盤2は、商用電源(AC100V)と非常電源ともにオン状態になれば、警報監視盤1から(7)定期ポーリングがあると、それに対して、(8)正常の通電状態の信号を返信する。
【0036】
このとき、警報監視盤1ではトラブル復帰処理を行う。すなわち、警報監視盤1は、ある住戸の住宅情報盤2が異常状態であると判断した後に、ポーリングに対して、正常信号の返信があったときは、その住戸の住宅情報盤2は正常状態であると判断する。また、警報監視盤1は、トラブルの種類に「電源断なし」を設定している状態において、住宅情報盤2が異常状態であると判断した後、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、電源断信号の返信があったときは、その住戸の住宅情報盤2は正常状態であると判断し、トラブル復帰処理を行う。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1〜請求項4に記載の集合住宅警報監視システムは、住宅情報盤は、バックアップ電源が供給されているときは、警報監視盤に対して、電源バックアップ中を示す信号を送信する一方、警報監視盤は、住宅情報盤から電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸が電源断状態ではないと判断する。
【0038】
したがって、従来のように、未入居住戸やモデルルームで、通常、住戸の電源を切っている状態から、その住戸の見学や下見のために電源を入れ、その後、電源を切った状態に戻して、バックアップ電源が供給されたときに、警報監視盤側で、その住戸で電源断トラブルが発生したとすることがない。これによって、電源のオンにした後にオフにさせる度に、復旧作業をする必要がなくなる。
【0039】
特に、請求項2では、警報監視盤による定期ポーリングおいて、電源バックアップ中を示す信号の返信があったときは、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断することができる。
また、請求項3では、警報監視盤は、ある住戸の住宅情報盤が異常状態であると判断した後に、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、電源バックアップ中を示す信号の返信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断して、自動的に復旧処理をすることができる。
【0040】
請求項4では、警報監視盤は、電源バックアップ中を示す信号の有効が設定されている状態で、電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、無効が設定されている状態で、電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断する。
【0041】
したがって、法令上、入居済み住戸の住宅情報盤は、常時、商用電源がオン状態でなければならないので、電源バックアップ中を示す信号を無効とし、この信号を受信した警報監視盤は、電源断トラブル処理をするように設定すればよい。一方、未入居住戸では、電源のオン・オフが切り換えられる場合が多いので、電源バックアップ中を示す信号を有効とし、この信号を受信した警報監視盤では、電源断トラブル処理を行わないように設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】警報監視盤の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図2】住宅情報盤の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の集合住宅警報監視システムの動作を、従来と比較して説明する図である。
【図4】本発明の集合住宅警報監視システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の集合住宅警報監視システムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】集合住宅警報監視システムの構成を模式的に示すシステム構成図ある。
【符号の説明】
1 警報監視盤
10 信号処理部
13a 電源断設定
17 表示部
2 住宅情報盤
20 信号処理部
21 電源回路
23 多重伝送回路
3 非常電源装置

Claims (4)

  1. 各住戸に設置され、少なくともセキュリティ監視機能を備えた住宅情報盤を、警報監視盤に接続するとともに、各住戸が電源断になったときに、その住戸の住宅情報盤にバックアップ電源を供給する非常電源装置に接続して構成される集合住宅監視システムにおいて、
    上記住宅情報盤は、上記バックアップ電源が供給されているときは、上記警報監視盤に対して、電源バックアップ中を示す信号を送信し、
    上記警報監視盤は、上記電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸が電源断状態ではないと判断することを特徴とする集合住宅監視システム。
  2. 上記警報監視盤は、各住戸の住宅情報盤を定期ポーリングによって監視しており、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、上記電源バックアップ中を示す信号の返信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、
    ポーリングに対して、所定時間内に返信がなかったときには、その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の集合住宅監視システム。
  3. 上記警報監視盤は、ある住戸の住宅情報盤が異常状態であると判断した後に、ポーリングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、上記電源バックアップ中を示す信号の返信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断することを特徴とする請求項2に記載の集合住宅監視システム。
  4. 上記警報監視盤は、上記電源バックアップ中を示す信号の有効/無効を設定する設定手段を備えており、
    上記設定手段によって有効が設定されている状態で、上記電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、
    上記設定手段によって無効が設定されている状態で、上記電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の集合住宅監視システム。
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