JP3641603B2 - Dc−dcコンバータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DC−DCコンバータ回路に大電流を流すことを可能にするDC−DCコンバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、直流入力電圧を所定レベルの直流出力電圧に変換して出力するDC−DCコンバータ回路を備えたDC−DCコンバータ装置が提案されている(特開2000−14149号公報)。このDC−DCコンバータ装置は、入力平滑回路、インバータ回路、トランス、全波整流回路モジュール、出力平滑化回路などを備え、これらの回路を構成する部品や回路素子を実装するための配線基板を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、DC−DCコンバータ回路には比較的大電流が流れる。また、近年は車両の電力供給回路において、車載バッテリの高電圧化を図るべく、車載電装品の一部に低電圧系のものが混在することを前提として、電圧を高電圧(例えばDC42V)から低電圧(例えばDC14V)に降圧するDC−DCコンバータ回路を備えることが検討されているが、このような車両に用いられるDC−DCコンバータ回路には特に大きい電流が流れる。
【0004】
ところが、上記従来の特開2000−14149号公報記載のDC−DCコンバータ装置では、配線基板として汎用の多層アルミナ基板が用いられており、この配線基板上では大電流を流すのは困難である。また、大電流を流すための構成としてバスバーが用いられているが、これらのバスバーは、配線基板の実装面において各部品や回路素子の間を縫って延設されており、構造的に非常に複雑なものになっている。
【0005】
また、バスバーに大電流を流すことを可能にするためには、バスバーのサイズを拡大する必要があるが、上記従来のDC−DCコンバータ装置では、バスバーが各部品や回路素子の間を縫って延設されているので、バスバーを拡大するのにも限界があり、その結果、所望の大電流を流せない虞がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するもので、簡素な構造で大電流を流すことが可能なDC−DCコンバータ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の入力端子間に印加される直流入力電圧を所定レベルの直流出力電圧に変換して一対の出力端子間に出力するDC−DCコンバータ回路を備えたDC−DCコンバータ装置において、互いに略同一の所定の板厚を有する複数の導体板と、上記各導体板を略同一平面上で互いに非接触の所定の配列状態で保持する絶縁部材と、上記DC−DCコンバータ回路で発生する熱を放散するための放熱板とを備え、一方の入力端子と一方の出力端子とを接続する電源ラインおよび他方の入力端子と他方の出力端子とを接続するアースラインが上記複数の導体板により構成され、これらの導体板の一方面側には上記DC−DCコンバータ回路を構成する複数の電子回路部品が実装され、上記各導体板の他方面側には上記放熱板が配設され、上記絶縁部材は上記各導体板と放熱板との間に介在する絶縁板およびこの絶縁板よりも肉厚の薄い絶縁シートを有し、上記絶縁板には上記複数の電子回路部品のうちの少なくとも一部の部品に対応する領域に上記各導体板の一部を上記放熱板側に開放する貫通孔が穿設され、上記放熱板には上記貫通孔に対応する位置に当該貫通孔に嵌合する突出部が突設され、上記絶縁シートは上記突出部と上記各導体板の一部との間に介在しているものである。
【0008】
この構成によれば、一方の入力端子と一方の出力端子とを接続する電源ラインおよび他方の入力端子と他方の出力端子とを接続するアースラインが互いに略同一の所定の板厚を有する複数の導体板により構成され、各導体板が略同一平面上で互いに非接触の所定の配列状態で保持され、DC−DCコンバータ回路を構成する複数の電子回路部品が各導体板上に実装されていることから、電源ラインおよびアースラインが、プリント配線を用いることなく複数の導体板により構成されているので、簡素な構造でありながら、電源ラインおよびアースラインに所望の大電流を流すことが可能になる。また、電子回路部品の実装 面と反対側に放熱板が配設されているので、各導体板に近接して放熱板を配置することができ、DC−DCコンバータ回路で発生する熱を効率良く放散することが可能になる。さらには、各導体板と放熱板との間に介在する絶縁板には複数の電子回路部品のうちの少なくとも一部の部品に対応する領域に貫通孔が穿設されており、この貫通孔に放熱板の突出部が嵌合し、この突出部と導体板との間に絶縁板よりも肉厚の薄い絶縁シートが介在していることから、当該一部の部品と放熱板との距離が小さくなるので、導体板と放熱板との間の絶縁は絶縁シートによって確保した上で、その一部の部品に発生する熱の放散がより効果的に行われることとなる。なお、絶縁シートを熱伝導性の良好な材質で形成すると、さらに熱の放散が効率良く行われるので、好ましい。
【0009】
また、上記各導体板のうちで、上記電源ラインおよびアースラインのそれぞれ両端に配される導体板は、上記一対の入力端子および上記一対の出力端子をそれぞれ構成する端子部を有し、これらの端子部が互いに並んだ状態で同一方向に突出しているとしてもよい。
【0010】
この構成によれば、各導体板のうちで、電源ラインおよびアースラインのそれぞれ両端に配される導体板は、一対の入力端子および一対の出力端子をそれぞれ構成する端子部を有し、これらの端子部が互いに並んだ状態で同一方向に突出していることから、直流入力電圧の供給源および直流出力電圧の印加先に対して電気的に接続する電線群を集中して配置することが可能になる。これによって、電線配置の設計が容易に行えるとともに、配線の作業性を向上することが可能になる。
【0011】
また、上記絶縁部材は、上記電源ラインを構成する導体板と上記アースラインを構成する導体板の一方が他方を取り囲むような配列状態で上記各導体板を保持しているとしてもよい。
【0012】
この構成によれば、電源ラインを構成する導体板とアースラインを構成する導体板の一方が他方を取り囲むような配列状態で各導体板が保持されていることから、各導体板に実装される複数の電子回路部品は、互いに並んだ状態で同一方向に突出している端子部における並び方向の一端側を始点とし、他端側を終点として周回するように配置されることになる。従って、回路部品が効率良く配置されることとなり、装置の小型化が図れる。
【0013】
また、上記複数の電子回路部品は、複数の半導体スイッチ素子を含み、当該複数の半導体スイッチ素子は、全ての導体板により形成される全体領域のうちの特定領域に集中して実装されているとしてもよい。この構成によれば、例えば各半導体スイッチ素子を制御する制御部への配線の引回しが容易に行える。
【0014】
具体的には、上記複数の半導体スイッチ素子は、これら素子のオンオフを制御する制御部が実装された共通の制御回路基板に接続されているという構成を採用することが可能であり、これによって制御回路基板の面積を抑えながら、各素子を当該基板に接続することが可能になる。
【0015】
また、半導体スイッチ素子は、一般に他の回路部品、例えばコイルなどに比べて薄く小型であるため、その上方に空きスペースが存在するが、上記制御回路基板は、上記特定領域の上方に上記複数の半導体スイッチ素子に積層して配設されており、上記各半導体スイッチ素子の制御端子は、上方に延びて直接上記制御回路基板に接続されているという構成を採用すると、その空きスペースに制御回路基板が配設されることとなり、部材を効率良く配設することが可能となり、装置の小型化が図れる。また、制御端子は、上方に延びて直接制御回路基板に接続されているので、接続のために別途配線材を用いて配線するのが不要になり、部品点数を削減するとともに、配線の作業性を向上できる。
【0016】
また、上記少なくとも一部の部品は、半導体スイッチ素子を含むとすると、各半導体スイッチ素子に発生する熱の放散がより効果的に行われることとなる。
【0017】
なお、上記少なくとも一部の部品として、コイルや半導体整流素子などの発熱量の大きい部品を含むようにしてもよく、これによって、これらの部品に発生する熱の放散がより効果的に行われる。
【0018】
また、上記絶縁部材は、上記各導体板の他方面側に配設された上記絶縁板である第1絶縁板および上記各導体板の一方面側に配設された第2絶縁板を含み、上記第1絶縁板および上記第2絶縁板により上記各導体板を挾持することで上記各導体板を上記所定の配列状態で保持するものであり、上記第1絶縁板および上記第2絶縁板の少なくとも一方に、上記各導体板を互いに離隔させる凸部が形成されているとしてもよい。
【0019】
この構成によれば、第1絶縁板および第2絶縁板により各導体板が挾持されることで各導体板が所定の配列状態で確実に保持されるとともに、この第1絶縁板および第2絶縁板の少なくとも一方に、各導体板を互いに離隔させる凸部が形成されていることから、各導体板が短絡することなく確実に非接触で保持されることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るDC−DCコンバータ装置の一実施形態が備えるDC−DCコンバータ回路の回路図である。
【0021】
このDC−DCコンバータ回路1は、一対の入力端子2,3の間に印加される直流入力電圧Vin(本実施形態では例えばVin=42V)より低い直流出力電圧Vot(本実施形態では例えばVot=14V)を生成し、この生成した直流電圧Votを一対の出力端子4,5の間に出力するもので、ゼロ電流スイッチング方式の降圧形コンバータを構成している。
【0022】
すなわち、このDC−DCコンバータ回路1は、入力端子2,3側から出力端子4,5に向かって、コンデンサC1,C2およびコモンモードチョークコイルL1からなるノイズフィルタと、それぞれドレインがコモンモードチョークコイルL1を介して入力端子2に接続され、入力電圧Vinをチョッピング(オンオフ)する電界効果トランジスタ(以下単に「トランジスタ」という。)Q1〜Q3と、カソードがトランジスタQ1〜Q3のソースに接続され、アノードが出力端子5に接続されたサージ吸収用のダイオードD1と、トランジスタQ1〜Q3のソースに接続された共振用のコイルL2と、一端がコイルL2の出力端子4側に接続され、他端が出力端子5に接続された共振用のコンデンサC3と、ドレインが共振用コイルL2および共振用コンデンサC3の接続点に接続され、ソースが出力端子5に接続された同期整流用の電界効果トランジスタ(以下単に「トランジスタ」という。)Q4,Q5と、共振用コイルL2と出力端子4との間に直列接続された整流用のコイルL3と、出力端子4,5の間に接続された平滑用のコンデンサC4と、カソードが出力端子4に接続され、アノードが出力端子5に接続された還流用のダイオードD2とを備えている。
【0023】
コンデンサC1,C2およびコモンモードチョークコイルL1からなるノイズフィルタにより、トランジスタQ1〜Q3のスイッチングノイズが入力端子2,3から漏れ出るのが防止される。また、還流用のダイオードD2により、トランジスタQ1〜Q3がオフのときにコイルL3に蓄積されたエネルギーが放出される。また、整流用のコイルL3および平滑用のコンデンサC4からなる低域通過フィルタにより、脈動が抑制されて平滑された出力電圧Votが出力端子4,5から出力される。
【0024】
図1に示すように、入力端子2は、コモンモードチョークコイルL1、トランジスタQ1〜Q3、コイルL2、コイルL3を介して、電源ライン11,12,13,14,15により出力端子4に接続されている。また、入力端子3は、コモンモードチョークコイルL1を介して、アースライン16,17により出力端子5に接続されている。
【0025】
また、トランジスタQ1〜Q5のゲート、トランジスタQ1〜Q3のドレインおよびソース、トランジスタQ4,Q5のドレイン、出力端子4,5は、それぞれ電子制御部(ECU)18に接続されている。
【0026】
このECU18は、
1)出力電圧Votが所定値になるようにトランジスタQ1〜Q3のオンオフを制御する機能;
2)トランジスタQ1〜Q3のオンオフに対して、トランジスタQ1〜Q3がオンのときにトランジスタQ4,Q5が同時にオンにならないように、トランジスタQ1〜Q3のオフ期間中にトランジスタQ4,Q5をオンに制御する機能;
を有している。
【0027】
上記機能2)により、コイルL2に蓄積されたエネルギーは、トランジスタQ1〜Q3のオフ期間中において、トランジスタQ4,Q5がオフのときは還流用ダイオードD2を介して放出され、トランジスタQ4,Q5がオンのときは当該トランジスタQ4,Q5を介して放出されて、電圧出力が継続される。ここで、電界効果トランジスタのオン抵抗は低い(例えば0.004Ωのものを使用)ため、例えばドレイン電流が20A時に、電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の電圧降下は0.1V未満にすることができる。従って、還流用ダイオードD2に代えて電界効果トランジスタQ4,Q5を介してコイルL2のエネルギーを放出することにより、回路損失を大幅に低減することができる。
【0028】
また、ECU18は、トランジスタQ1〜Q3およびトランジスタQ4,Q5をそれぞれ同期してオンオフするようにゲート電圧の印加を制御しており、トランジスタQ1〜Q3およびトランジスタQ4,Q5をそれぞれ並列接続することによって、流れる電流レベルに対して電流定格が比較的小さいトランジスタを採用可能にしている。
【0029】
次に、図2〜図5を用いて、本発明に係るDC−DCコンバータ装置の一実施形態の具体的なハード構成について説明する。図2はDC−DCコンバータ装置の分解斜視図、図3はケースのみを外した状態を示す斜視図、図4は図3におけるケースおよび制御回路基板以外の部分の正面図、図5は外観を示す斜視図である。なお、図1と同一物には同一符号を付している。
【0030】
DC−DCコンバータ装置10は、図2の左上から順に、ケース21、ECU18(図1)が搭載された制御回路基板22、各電子回路部品(図1参照)からなる回路部品群23、上部絶縁板24、導体板群25、下部絶縁板26、絶縁シート27、放熱板28から構成されている。
【0031】
ケース21は、本実施形態では例えば金属製で、直方体形状に形成され、搭載されている回路部品群23をカバーして保護するものである。制御回路基板22は矩形形状で、図2、図3に示すように、トランジスタQ1〜Q3およびトランジスタQ4,Q5の上方に積層して配置されている。
【0032】
導体板群25は、それぞれ例えばバスバーと称される所定の板厚(本実施形態では互いに同一厚さ)を有する例えば銅などの金属製の導体板31〜37からなり、その一方面側に配置された上部絶縁板24と他方面側に配置された下部絶縁板26とによって挟まれている。導体板31〜37については後述する。
【0033】
回路部品群23の各電子回路部品は、導体板群25の各導体板31〜37に実装(電気的に接続)されており、各電子回路部品が一方面側(図4では上面側)に配置され、他方面側(図4では下面側)に各部品から延設されたピン端子23p,…(図4)が配置されるように実装されている。
【0034】
上部絶縁板24は、導体板群25の一方面(図2中、上面)側の絶縁距離を確保するためのもので、回路部品群23の各回路部品のピン端子23p,…(図4)を通すための貫通孔24p,…が、各ピン端子23p,…(図4)に対応する位置に穿設されている。
【0035】
また、上部絶縁板24の下面には凸部24tが突設されている。この凸部24tは、各導体板31〜37の境界に対応する位置に設けられており、上部絶縁板24および下部絶縁板26により各導体板31〜37を挾持することで各導体板31〜37を互いに離隔し、その相互間の絶縁距離を確保して、各導体板31〜37を所定の配列状態で保持するためのものである。
【0036】
また、上部絶縁板24の上面には、回路部品群23のうちで比較的大型の回路部品を収容するための凹部24a〜24hが設けられている。
【0037】
下部絶縁板26は、導体板群25の他方面(図2中、下面)側の絶縁距離を確保するためのもので、複数の凹部26p,…と、所定位置に穿設された矩形の貫通孔26a,26b,26c,26dとを備えている。
【0038】
各回路部品のピン端子23p,…(図4)を導体板群25に例えばはんだ付けにより電気的に接続したときに、導体板群25の他方面に凸部(ピン端子の先端部)が生成されることになるが、凹部26p,…は、その凸部を収容するためのもので、各回路部品のピン端子23p,…(図4)に対応する位置に設けられている。
【0039】
貫通孔26a,26b,26c,26dは、図1で説明した各電子回路部品のうちで発熱の大きい部品に対応する位置に穿設されており、貫通孔26aはトランジスタQ1〜Q3に対応する位置、貫通孔26bは共振用コイルL2に対応する位置、貫通孔26cはトランジスタQ4,Q5に対応する位置、貫通孔26dはダイオードD2に対応する位置にそれぞれ穿設されている。
【0040】
また、上部絶縁板24の4隅に貫通孔24q,…が設けられ、下部絶縁板26の4隅に雌ねじ穴26q,…が設けられており、各導体板31〜37を挾持した状態で雄ねじ(図示省略)をそれぞれ貫通孔24qを通して雌ねじ穴26qに螺合することにより、上部絶縁板24と下部絶縁板26とが互いに固定されて、各導体板31〜37が保持されることとなる。
【0041】
放熱板28は、熱伝導率の良好な材質、例えばアルミニウムなどの金属で形成されており、下部絶縁板26の貫通孔26a,26b,26c,26dにそれぞれ対応する位置に突設された突出部28a,28b,28c,28dを備えている。この突出部28a,28b,28c,28dは、貫通孔26a,26b,26c,26dより多少小サイズで、DC−DCコンバータ装置10を組み立てたときに、それぞれ貫通孔26a,26b,26c,26dに嵌合するように形成されている。
【0042】
絶縁シート27は、絶縁抵抗が大きい材質であって、かつ熱伝導性の良好な材質、例えばシリコーン樹脂で形成されたもので、それぞれ放熱板28の突出部28a,28b,28c,28dと同一または多少大きいサイズで、突出部28a,28b,28c,28d上に配置されている。
【0043】
ここで、図2〜図5を参照して、DC−DCコンバータ装置10の組立て手順の一例について説明する。
【0044】
まず、予め絶縁シート27a,27b,27c,27dを放熱板28の突出部28a,28b,28c,28dに例えば接着によりそれぞれ固定しておく。そして、上部絶縁板24の上下面を反転した状態で、凸部24tを境界として導体板31〜37を配置し、この導体板31〜37を例えば部分的な接着によって上部絶縁板24に仮止めする。
【0045】
次いで、搭載する回路部品群23のピン端子23p,…を上部絶縁板24の一方面側(現在の状態では下方)から各貫通孔24pに挿入し、各ピン端子23p,…を導体板31〜37に対してはんだ付けや溶接などの手法により電気的に接続する。
【0046】
次いで、上部絶縁板24の上下を元に戻した状態で、上部絶縁板24の貫通孔24qを通して下部絶縁板26の雌ねじ穴26qに4本の雄ねじをそれぞれ螺合し、上部絶縁板24と下部絶縁板26とを互いに固定する。これによって後述する図8の状態になる。
【0047】
次いで、制御回路基板22のランドに設けられた貫通孔に回路部品群23の端子や導体板群25に立設された接続部材(後述)を挿入し、ねじ22p,…(図3)により制御回路基板22を固定した後、制御回路基板22のランドと導体板群25および回路部品群23とをはんだ付けなどにより電気的に接続する。この組み立てられた部分を絶縁シート27が固定された放熱板28に載置する。これによって、図3の状態になる。
【0048】
最後に、ケース21を放熱板28に対して雄ねじ21p,…により固定することによって図5の状態となり、DC−DCコンバータ装置10の組立てが完了する。
【0049】
次に、図3、図4、図6、図7を用いて、回路部品群23などの電気的な接続について説明する。図6(a)は導体板群25の平面図、(b)は(a)の右側面図、図7は回路部品群23と導体板31〜37の位置関係を示す平面図である。なお、図7では、説明の便宜上、回路部品群23の奥側の導体板31〜37についても実線で示している。
【0050】
図6において、導体板群25の導体板31〜37は、図1で説明した入力端子2,3、出力端子4,5、電源ライン11〜15およびアースライン16,17を構成するものである。図6に示すように、導体板31〜37には、回路部品群23のピン端子23p(図4)に対応する位置に、貫通孔25p,…が穿設されている。導体板31〜37の板厚dは、本実施形態では例えばd=1mmになっている。
【0051】
図7に示すように、コンデンサC1は、導体板31,36間に接続され、コモンモードチョークコイルL1は、各コイル部が導体板31,32間および導体板36,37間に接続され、コンデンサC2は、導体板32,37間に接続されている。トランジスタQ1〜Q3のドレインは導体板32に接続され、ソースは導体板33に接続され、ゲートは制御回路基板22(図2)に搭載されたECU18(図1)に接続されている。
【0052】
ダイオードD1は、本実施形態では例えばPチャネル電界効果トランジスタのドレインおよびソースを短絡して構成しており、ゲートがカソードとして導体板33に接続され、ドレインおよびソースがアノードとして導体板37に接続されている。
【0053】
共振用コイルL2は、導体板33,34間に接続されている。共振用コンデンサC3は、本実施形態では並列接続された例えば5個のコンデンサからなり、導体板34,37間に接続されている。トランジスタQ4,Q5のドレインは導体板34に接続され、ソースは導体板37に接続され、ゲートは制御回路基板22(図2)に搭載されたECU18(図1)に接続されている。
【0054】
整流用コイルL3は、導体板34,35間に接続され、平滑用コンデンサC4は、導体板35,37間に接続されている。還流用ダイオードD2は、本実施形態では例えばPチャネル電界効果トランジスタのドレインおよびソースを短絡して構成しており、ゲートがカソードとして導体板35に接続され、ドレインおよびソースがアノードとして導体板37に接続されている。
【0055】
このような回路接続により、導体板31は電源ライン11(図1)を構成し、導体板32は電源ライン12(図1)を構成し、導体板33は電源ライン13(図1)を構成し、導体板34は電源ライン14(図1)を構成し、導体板35は電源ライン15(図1)を構成する。また、導体板36はアースライン16(図1)を構成し、導体板37はアースライン17(図1)を構成する。
【0056】
また、図6に示すように、導体板31,36,37,35は、互いに並んだ状態で右方に突出するように形成された端子部31a,36a,37a,35aを備えており、この端子部31a,36a,37a,35aが、それぞれ入力端子2,3(図1)、出力端子5,4(図1)を構成している。
【0057】
また、図7に示すように、トランジスタQ1〜Q3およびトランジスタQ4,Q5は、導体板31〜37で形成される全体領域のうちの特定領域38に集中して配置されている。従って、制御回路基板22(図2)は、この特定領域38の上方に配置されることとなる。
【0058】
また、図4に示すように、トランジスタQ1のゲート端子Q1gは上方に折り曲げられており、図4では図示を省略しているが、トランジスタQ2〜Q5のゲート端子も上方に折り曲げられている。また、図4、図7に示すように、導体板32,33,37には、ピン状の接続部材32t,33t,37tが立設されている。また、図3、図7に示すように、導体板35にはバスバー35bが接続されており、図7に示すように、このバスバー35bの先端に設けられたピン状の端部35tが上方に折り曲げられている。
【0059】
そして、図3に示すように、制御回路基板22には、トランジスタQ1〜Q5のゲート端子Q1g〜Q5gが直接接続されており、ピン状の接続部材32t,33t,37tにより導体板32,33,37が接続されており、ピン状の端部35tにより導体板35が接続されている。
【0060】
次に、図8〜図10を用いて、発熱部品の放熱について説明する。図8は上部絶縁板24と下部絶縁板26とが互いに固定された状態を示す平面図、図9(a)は導体板31〜37および放熱板28を示す平面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の正面図、図10は図8のA−A線断面図である。なお、図9(c)では、説明の便宜上、導体板31〜37の図示を省略して放熱板28のみを示している。
【0061】
図8、図9に示すように、下部絶縁板26の貫通孔26a,26b,26c,26dは、発熱の大きい部品に対応する位置、具体的には貫通孔26aはトランジスタQ1〜Q3に対応する位置、貫通孔26bは共振用コイルL2に対応する位置、貫通孔26cはトランジスタQ4,Q5に対応する位置、貫通孔26dはダイオードD2に対応する位置に、それぞれ穿設されている。
【0062】
また、放熱板28には、下部絶縁板26の貫通孔26a,26b,26c,26dにそれぞれ対応する位置に突出部28a,28b,28c,28dが突設されており、図2に示すように、この突出部28a,28b,28c,28dにそれぞれ絶縁シート27a,27b,27c,27dが配置されている。
【0063】
そして、DC−DCコンバータ装置10を組み立てたときには、図10に示すように、突出部28cは、下部絶縁板26の貫通孔26cに嵌合するので、導体板34との間において、下部絶縁板26によっては絶縁されないが、絶縁シート27cにより絶縁されることとなる。
【0064】
また、トランジスタQ4,Q5は、上部絶縁板24の凹部24cに収容されているので、トランジスタQ4,Q5の直下では上部絶縁板24の厚みが薄くなっており、その結果、放熱板28への熱的な接続がその分だけ良好なものとなり、トランジスタQ4,Q5の温度上昇をさらに良く抑制することができる。
【0065】
このように、本実施形態によれば、電源ライン11〜15およびアースライン16,17を所定の板厚を有する導体板31〜37により構成し、上部絶縁板24の凸部24tにより各導体板31〜37を互いに離隔した状態で、上部絶縁板24および下部絶縁板26により導体板31〜37を挾持するようにしているので、簡素な構成でありながら、DC−DCコンバータ回路1に所望の大電流を流すことができる。
【0066】
また、本実施形態によれば、入力端子2,3、出力端子5,4を構成する端子部31a,36a,37a,35aを互いに並んだ状態で同一方向に(図6では右方)に突出するようにしているので、入力端子2,3および出力端子5,4に接続する外部回路との配線を集中配置することができ、これによって配線の引回しを効率良く行える。
【0067】
また、本実施形態によれば、入力端子2,3、出力端子5,4を構成する端子部31a,36a,37a,35aを互いに並んだ状態で配置するとともに、電源ライン11〜15を構成する導体板31〜35がアースライン16,17を構成する導体板36,37をほぼ取り囲むように配置しているので、搭載している回路部品群23が、回路構成上における入力端子2,3側から出力端子4,5側に向かって(図1中、左側から右側に向かって)、図7中、右下を始点とし、右上を終点として時計回りに配置されることとなり、これによって、回路部品群23の各回路部品の配置におけるスペース効率を向上することができる。その結果、回路部品群23の配置スペースを低減することができ、これによってDC−DCコンバータ装置10を小型化することができる。
【0068】
また、本実施形態によれば、トランジスタQ1〜Q3およびトランジスタQ4,Q5を、導体板31〜37で形成される全体領域のうちの特定領域38に集中して配置しているので、トランジスタQ1〜Q5からECU18への配線の引回しを容易に行うことができる。
【0069】
また、本実施形態によれば、制御回路基板22を特定領域38の上方にトランジスタQ1〜Q5に積層して配置しているので、比較的小型の部品であるトランジスタQ1〜Q5の上方の空きスペースを使用することができ、これによってDC−DCコンバータ装置10を小型化することができる。
【0070】
また、本実施形態によれば、トランジスタQ1〜Q5のゲート端子Q1g〜Q5gを上方に折り曲げて制御回路基板22に直接接続しているので、接続のために別途配線材を用いて配線を行うのが不要になり、部品点数を削減できるとともに、配線の作業性を向上することができる。
【0071】
また、本実施形態によれば、下部絶縁板26のトランジスタQ1〜Q3、共振用コイルL2、トランジスタQ4,Q5、ダイオードD2などの発熱の大きい部品に対応する位置に貫通孔26a,26b,26c,26dを穿設し、放熱板28の貫通孔26a,26b,26c,26dに対応する位置に突出部28a,28b,28c,28dを突設しており、DC−DCコンバータ装置10を組み立てたときに、突出部28a,28b,28c,28dを貫通孔26a,26b,26c,26dに嵌合するとともに、突出部28a,28b,28c,28dと導体板群25との間に絶縁シート27a,27b,27c,27dを介設するようにしているので、発熱の大きい部品で発生する熱の放散を効率良く行うことができる。
【0072】
また、本実施形態によれば、ケース21および放熱板28を金属製としているので、回路部品群23や電源ライン11〜15からの放射ノイズが漏出するのを抑制することができる。
【0073】
なお、本発明は、上記実施形態に限らない。例えば、上記実施形態では電源ライン11〜15を構成する導体板31〜35がアースライン16,17を構成する導体板36,37をほぼ取り囲むように配置しているが、逆に、導体板36,37が導体板31〜35をほぼ取り囲むように配置してもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、ケース21を金属製としているが、これに限られず、金属メッキを施した合成樹脂製としてもよい。この形態によれば、金属メッキを施しているので上記実施形態と同様に放射ノイズの漏出を防止することができる。また、合成樹脂製としているので、上記実施形態に比べて軽量化を図ることができる。
【0075】
また、上記実施形態では、導体板群25を上部絶縁板24および下部絶縁板26により挟むようにしているが、これに限られず、上部絶縁板24および下部絶縁板26に代えて、導体板群25全体をモールド封止材料により封止するようにしてもよい。
【0076】
また、上記実施形態では、DC−DCコンバータ回路1として、ゼロ電流スイッチング方式の降圧形コンバータを用いているが、これに限られない。例えばゼロ電圧スイッチング方式や他の方式でもよい。また、昇圧形コンバータや、昇圧形および降圧形の機能を組み合わせた双方向のパワーフローが可能なタイプのコンバータでもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、電源ラインおよびアースラインを導体板により構成しているので、簡素な構造でありながら、DC−DCコンバータ回路に所望の大電流を流すことができる。また、電子回路部品の実装面と反対側に放熱板を配設しているので、各導体板に近接して放熱板を配置することができ、DC−DCコンバータ回路で発生する熱を効率良く放散することができる。さらには、各導体板と放熱板との間に介在する絶縁板の少なくとも一部の部品に対応する領域に貫通孔を穿設し、この貫通孔に放熱板の突出部を嵌合し、この突出部と導体板との間に絶縁板よりも肉厚の薄い絶縁シートが介在していることから、当該一部の部品と放熱板との距離が小さくなるので、導体板と放熱板との間の絶縁は絶縁シートによって確保した上で、その一部の部品に発生する熱の放散をより効果的に行うことができる。
【0078】
また、請求項2の発明によれば、一対の入力端子および一対の出力端子を構成する端子部が互いに並んだ状態で同一方向に突出しているので、直流入力電圧の供給源および直流出力電圧の印加先に対して電気的に接続する電線群を集中して配置することが可能になることから、電線配置の設計が容易に行えるとともに、配線の作業性を向上することができる。
【0079】
また、請求項3の発明によれば、電源ラインを構成する導体板とアースラインを構成する導体板の一方が他方を取り囲むようにしているので、各導体板に実装される複数の電子回路部品は、端子部における並び方向の一端側を始点とし、他端側を終点として周回するように配置されることになり、これによって回路部品を効率良く配置することができ、装置の小型化を図ることができる。
【0080】
また、請求項4の発明によれば、複数の半導体スイッチ素子を特定領域に集中して実装しているので、例えば各半導体スイッチ素子を制御する制御部への配線の引回しを容易に行うことができる。
【0081】
また、請求項5の発明によれば、複数の半導体スイッチ素子は、これらをオンオフする制御部が実装された共通の制御回路基板に接続されているので、制御回路基板の面積を抑えながら、各素子を当該基板に接続することができる。
【0082】
また、請求項6の発明によれば、制御回路基板を特定領域の上方に複数の半導体スイッチ素子に積層して配設しているので、その空きスペースに制御回路基板が配設されることとなり、部材を効率良く配設することが可能となり、装置を小型化することができる。また、制御端子は、上方に延びて直接制御回路基板に接続されているので、接続のために別途配線材を用いて配線するのが不要になり、部品点数を削減するとともに、配線の作業性を向上することができる。
【0083】
また、請求項の発明によれば、各半導体スイッチ素子に発生する熱の放散をより効果的に行うことができる。
【0084】
また、請求項の発明によれば、第1絶縁板および第2絶縁板により各導体板を挾持することで各導体板を所定の配列状態で確実に保持するとともに、この第1絶縁板および第2絶縁板の少なくとも一方に、各導体板を互いに離隔させる凸部が形成されていることから、各導体板が短絡することなく確実に非接触で各導体板を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るDC−DCコンバータ装置の一実施形態が備えるDC−DCコンバータ回路の回路図である。
【図2】 DC−DCコンバータ装置の分解斜視図である。
【図3】 ケースのみを外した状態を示す斜視図である。
【図4】 図3におけるケースおよび制御回路基板以外の部分の正面図である。
【図5】 外観を示す斜視図である。
【図6】 (a)は導体板群の平面図、(b)は(a)の右側面図である。
【図7】 回路部品群と導体板の位置関係を示す平面図である。
【図8】 上部絶縁板と下部絶縁板とが互いに固定された状態を示す平面図である。
【図9】 (a)は導体板および放熱板を示す平面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の正面図である。
【図10】 図8のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 DC−DCコンバータ回路
2,3 一対の入力端子
4,5 一対の出力端子
10 DC−DCコンバータ装置
11〜15 電源ライン
16,17 アースライン
18 電子制御部
21 ケース
22 制御回路基板
23 回路部品群
24 上部絶縁板(絶縁部材、第2絶縁板)
25 導体板群
26 下部絶縁板(絶縁部材、第1絶縁板)
26a〜26d 貫通孔
27,27a〜27d 絶縁シート
28 放熱板
28a〜28d 突出部
31〜35 電源ラインを構成する導体板
31a,35a,36a,37a 端子部
36,37 アースラインを構成する導体板

Claims (8)

  1. 一対の入力端子間に印加される直流入力電圧を所定レベルの直流出力電圧に変換して一対の出力端子間に出力するDC−DCコンバータ回路を備えたDC−DCコンバータ装置において、互いに略同一の所定の板厚を有する複数の導体板と、上記各導体板を略同一平面上で互いに非接触の所定の配列状態で保持する絶縁部材と、上記DC−DCコンバータ回路で発生する熱を放散するための放熱板とを備え、一方の入力端子と一方の出力端子とを接続する電源ラインおよび他方の入力端子と他方の出力端子とを接続するアースラインが上記複数の導体板により構成され、これらの導体板の一方面側には上記DC−DCコンバータ回路を構成する複数の電子回路部品が実装され、上記各導体板の他方面側には上記放熱板が配設され、上記絶縁部材は上記各導体板と放熱板との間に介在する絶縁板およびこの絶縁板よりも肉厚の薄い絶縁シートを有し、上記絶縁板には上記複数の電子回路部品のうちの少なくとも一部の部品に対応する領域に上記各導体板の一部を上記放熱板側に開放する貫通孔が穿設され、上記放熱板には上記貫通孔に対応する位置に当該貫通孔に嵌合する突出部が突設され、上記絶縁シートは上記突出部と上記各導体板の一部との間に介在していることを特徴とするDC−DCコンバータ装置。
  2. 上記各導体板のうちで、上記電源ラインおよびアースラインのそれぞれ両端に配される導体板は、上記一対の入力端子および上記一対の出力端子をそれぞれ構成する端子部を有し、これらの端子部が互いに並んだ状態で同一方向に突出していることを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ装置。
  3. 上記絶縁部材は、上記電源ラインを構成する導体板と上記アースラインを構成する導体板の一方が他方を取り囲むような配列状態で上記各導体板を保持していることを特徴とする請求項1または2記載のDC−DCコンバータ装置。
  4. 上記複数の電子回路部品は、複数の半導体スイッチ素子を含み、当該複数の半導体スイッチ素子は、全ての導体板により形成される全体領域のうちの特定領域に集中して実装されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のDC−DCコンバータ装置。
  5. 上記複数の半導体スイッチ素子は、これら素子のオンオフを制御する制御部が実装された共通の制御回路基板に接続されていることを特徴とする請求項4記載のDC−DCコンバータ装置。
  6. 上記制御回路基板は、上記特定領域の上方に上記複数の半導体スイッチ素子に積層して配設されており、上記各半導体スイッチ素子の制御端子は、上方に延びて直接上記制御回路基板に接続されていることを特徴とする請求項5記載のDC−DCコンバータ装置。
  7. 上記少なくとも一部の部品は、半導体スイッチ素子を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のDC−DCコンバータ装置。
  8. 上記絶縁部材は、上記各導体板の他方面側に配設された上記絶縁板である第1絶縁板および上記各導体板の一方面側に配設された第2絶縁板を含み、上記第1絶縁板および上記第2絶縁板により上記各導体板を挾持することで上記各導体板を上記所定の配列状態で保持するものであり、上記第1絶縁板および上記第2絶縁板の少なくとも一方に、上記各導体板を互いに離隔させる凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のDC−DCコンバータ装置。
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