JP3640770B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者により指示された調理メニューに基づいて加熱調理を自動的に実行する加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
加熱調理器例えばオーブン機能付きの電子レンジにおいては、予めマイコンに多数種類の自動調理メニューに応じた調理プログラムを記憶させておき、使用者がそれら自動調理メニューのなかから所望の調理メニューを選択することに基づいて、対応する調理プログラムに従って加熱調理を自動的に実行するようにしたものが供されている。尚、使用者が、加熱の態様(レンジ強、レンジ弱、オーブン等)や加熱時間等を手動設定して調理を行う手動調理の実行が可能なことは勿論である。
【0003】
この場合、電子レンジの操作パネルには、多数種類の自動調理メニューが記載されていると共に、各自動調理メニューに対応した多数個のLEDが設けられ、自動調理メニューを選択するにあたっては、使用者は、キーの押圧操作あるいはダイヤルの回動操作により、所望の調理メニューに対応したLEDを点灯させるようにし、その後スタートキーをオン操作するようになっていた。
【0004】
ところで、近年では、使用者の嗜好の多様化や電子レンジの性能の向上等の事情により、調理メニューが多様化し増加する傾向にある。ところが、調理メニューが多数種類例えば数十種類にも増大すると、全ての調理メニューを操作パネルに記載(表示)しようとすると、文字が小さくなって使用者にとって視認性が悪くなり、また、所望の調理メニューを選ぶまでに何度もキー操作やダイヤル操作を行わなければならないなど、操作が面倒となってしまう不具合が生ずる。このとき、使用者にとっては、全く使用することのない調理メニューまでもが操作パネルに記載(表示)されていることもあり、余分なスペースを要してしまうことになる。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、調理メニューに基づいて加熱調理を自動的に実行するものにあって、操作パネルにおける調理メニューの視認性の向上及びメニューを選択指示する際の操作性の向上を図ることができる加熱調理器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
調理メニューに基づいて加熱調理を自動的に実行する加熱調理器においては、選択可能な全ての自動調理に係る調理メニューをまんべんなく実行する使用者はごくまれであり、一般には、一家庭が頻繁に使用する調理メニューは、たかだか数種類に過ぎない。従って、使用者が、多数種類存在する調理メニューのなかから自ら使用頻度が高いと考えられるいくつかの調理メニューを選抜するようにし、その選抜された調理メニューの加熱調理のみを実行可能とする構成としても、その使用者にとってほとんど支障はなく、むしろ調理メニューの選択操作が容易となる等の大きなメリットを得ることができるのである。
【0007】
本発明の請求項1の加熱調理器は、多数種類の調理メニューに応じた調理プログラムを記憶する記憶手段と、これら多数種類の調理メニューのうち指示操作を容易にすることができる程度に数少ない調理メニューを表示するために前記調理メニューの種類数よりも少ない複数個設けられ各々が一つの調理メニューを表示するようになっている選抜メニュー表示部と、前記多数種類の調理メニューのなかから使用者によって個々に選択された各調理メニューを前記各選抜メニュー表示部に個々に設定しこれを表示させるメニュー選抜手段と、前記各選抜メニュー表示部毎に設けられこれら各選抜メニュー表示部に表示されている調理メニューの実行を指示するための操作部と、この操作部にて指示された調理メニューに応じた調理プログラムに従って加熱調理を実行する調理実行手段とを具備する構成に特徴を有する。
【0008】
これによれば、使用者は、メニュー選抜手段により、多数種類存在する調理メニューのなかから所望のいくつかの調理メニューを選抜することができる。そして、選抜された調理メニューは選抜メニュー表示部に表示され、その後は、操作部により、選抜されている調理メニューを指示すれば、調理実行手段により、その調理メニューに応じた調理プログラムに従って加熱調理が実行される。この場合、選抜メニュー表示部に表示される調理メニューの数が少なくて済み、多数種類の調理メニューを全て表示する場合に比べて、1個の調理メニューの表示領域を広くとることができ、例えば大きな文字で見やすい表示を行うことが可能となる。そして、加熱調理を実行させるにあたっては、選抜された数少ない調理メニューのなかから所望の調理メニューを指示する操作を行えば良いので、指示の操作を容易とすることができる。また、使用者が、頻繁に使用するような調理メニューを自ら選抜することができ、いわば使用者の嗜好に合った操作部を設定することができるようになる。
【0010】
り具体的には、各選抜メニュー表示部を、加熱調理器の操作パネルに設けられた1個のカード装着部と、1つの調理メニューが表示されていると共にそのメニューコードを表す判別部が一体的に設けられ夫々が前記カード装着部に着脱自在に装着可能な前記多数種類の調理メニューに対応した多数のカードとから構成し、メニュー選抜手段を、前記カード装着部に設けられ前記カードがこのカード装着部に装着されたときそのカードの前記判別部からその調理メニューを読取るための判別手段から構成し、前記操作部を、前記カード装着部に装着されたカードが押圧操作されたことに応答して調理実行手段に実行を指示するように構成することができる(請求項2の発明)。
【0011】
これによれば、使用者が調理メニューを選抜するあたっては、選抜したい調理メニューが記されたカードをカード装着部に着脱自在に装着すれば良いので、選抜のために比較的複雑なキー操作等を行わずに済み、キー操作等に不慣れで苦手な使用者であっても、所望の調理メニューの選抜を極めて簡単に行うことができる。また、選抜する調理メニューを変更する際にも、カード装着部から前のカードを取外して別のカードを装着すれば良いので、その操作も簡単に行うことができる。さらには、LCD等を用いずとも、カード自体を選抜メニュー表示部として構成させることもできるようになる。
【0012】
このとき、カードに、調理メニューのコードを表す判別部を一体的に設けると共に、メニュー選抜手段を、前記カードがカード装着部に装着されたときそのカードの判別部からその調理メニューを読取るための判別手段から構成したことにより、カードの種類ひいては調理メニューの種類を判別手段により容易に判別することができる。また、操作部を、カード部分を押圧操作することによりそのカードに記された調理メニューが指示されるように構成したので、指示を行うにあたって使用者がどこを操作すれば良いか判りやすくすることができる。
【0013】
そしてこのとき、選抜メニュー表示部とは別の表示部を設け、カード装着部にカードが装着されたとき又はそのカードに記された調理メニューが指示されたときに、前記表示部に、その調理メニューを表示するように構成することができる(請求項3の発明)。これによれば、使用者が表示部を見て、思った通りの調理メニューが選抜又は指示されたかどうかを確認することができ、誤操作ひいては誤った調理プログラムの実行を防止することができる。あるいは、表示部には、その調理メニューの番号を表示するようにしても良く(請求項4の発明)、これによれば、表示部には数字を表示すれば良くなり、その構成をより簡単に済ませることができる。
【0014】
さらには、選抜メニュー表示部をタッチパネルから構成することにより、その選抜メニュー表示部が操作部を兼ねる構成とすることもできる(請求項5の発明)。これによれば、タッチパネルに少ない数の調理メニューを大きな文字で見やすく表示することができると共に、その調理メニュー部分を直接的にタッチ操作すれば指示を行うことができ、指示の操作が簡単となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をオーブン機能付き電子レンジに適用した第1の実施例(請求項1〜3に対応)について、図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例に係る加熱調理器たるオーブン機能付き電子レンジの本体1の外観を示している。
【0016】
電子レンジの本体1内には、調理物(食品)が収容される図示しない加熱調理室が設けられていると共に、その右側に位置して機械室が設けられている。前記加熱調理室は、本体1の前面に設けられた扉2により開閉されるようになっている。また、詳しく図示はしないが、前記加熱調理室には、調理物をヒータ加熱するためのヒータ3(図2参照)が設けられていると共に、前記機械室内には、前記加熱室内に導波管を介してマイクロ波を供給するためのマグネトロン4(図2参照)やその駆動回路等が設けられている。
【0017】
図2に示すように、前記ヒータ3及びマグネトロン4等は、マイクロコンピュータを主体として構成された制御部5により制御されるようになっている。また、この制御部5には、多数種類の調理メニューMに対応した多数の調理プログラムを記憶した記憶手段たる記憶部6が接続されている。この記憶部6はROM等から構成することができる。これにて、詳しくは後述するように、制御部5は、使用者により指示された調理メニューMに対応する調理プログラムを前記記憶部6から読出して、その調理プログラムに従って加熱調理を自動的に実行するようになっている。また、使用者が、加熱の態様(レンジ強、レンジ弱、オーブン等)や加熱時間等を手動設定することに基づいて、加熱調理を実行するようになっている。
【0018】
そして、図1に示すように、本体1の前面には、前記扉2の右側に位置して縦長の操作パネル7が設けられている。この操作パネル7の上部には、例えばフルドットLCDからなる表示部8が設けられている。この表示部8は前記制御部5により制御され(図2参照)、図示はしないが、手動設定された加熱態様や加熱時間が表示されると共に、後述する選抜された調理メニューMが表示されるようになっている。
【0019】
また、操作パネル7の下部には、調理開始を指示するためのスタートキー9が設けられていると共に、「レンジ」,「オーブン」,「温度調節」等のいくつかの手動設定用キー10が設けられ、さらに、ダイヤル式の時間設定つまみ11が設けられている。図2に示すように、これらスタートキー9、手動設定用キー10、時間設定つまみ11の操作信号は、前記制御部5に入力されるようになっている。
【0020】
さて、操作パネル7の中段部には、選抜メニュー表示部及び操作部を兼用するカード装着部12が上下3段に設けられる。以下、このカード装着部12について、図3ないし図6も参照して詳述する。即ち、まず本実施例では、本体1の付属品として、図6に示すような、上記した多数種類の調理メニューMが夫々記された多数枚のカード13を備えている。
【0021】
このカード13は、例えばプラスチック材料からなり、横長な矩形板状をなすカード主部13aの前面に調理メニューMの番号Nと調理メニューM(図では、「1.牛乳あたため」)が例えば印刷により比較的大きな文字で記されている。また、図5にも示すように、カード主部13aの右端部から前方に突出するつまみ部13bが一体に設けられると共に、カード主部13aの左端部から後方に直角に折曲がる突片部14が一体に設けられている。そして、この突片部14の先端には、該当する調理メニューMのコードを縦4段の凹凸の組合わせにより表す判別部14aが設けられている。例えば「牛乳あたため」の調理メニューMのコードは、上から凸,凹,凸,凹で表されている。
【0022】
これに対し、前記カード装着部12は、図3〜図5に示すように、この場合縦3段に設けられて3枚のカード13の装着が可能とされており、夫々横長矩形状の操作板部15とその操作板部15の左側に形成された縦長のスリット16とを備えている。図5に示すように、前記カード13は、前記突片部14をスリット16に差込んで、操作板部15の前面にカード主部13aが宛てがわれるようにして着脱自在に装着され、このとき、図示はしないが、操作板部15の前面部には、カード13(カード主部13a)を保持する保持爪が設けられている。
【0023】
そして、図4及び図5に示すように、操作パネル7の裏面側(内側)には、基板17が設けられており、その基板17のうち前記各スリット16に対応する部分には、夫々判別手段として機能する判別用スイッチ18が配設されている。この判別用スイッチ18は、詳細には例えば縦に4個のタクトスイッチ18aを備えてなり(図4参照)、それらにより前記判別部14aの凹凸の状態(調理メニューMのコード)を読取るように構成されている。
【0024】
この判別用スイッチ18の信号は、前記制御部5に入力されるようになっており、もって制御部5は、各段のカード装着部12にどの種類の調理メニューMのカード13が装着されているかを認知することができるようになっている。これにて、使用者が、多数種類の調理メニューMのなかから所望の調理メニューMが記されたカード13(最大3枚)を選んで、カード装着部12に装着することにより、調理メニューMが選抜されることになり、もってメニュー選抜手段が構成されているのである。
【0025】
本実施例では、装着されたカード13のカード主部13aに記された調理メニューMが、操作パネル7の前面に表示されることになり、もって選抜メニュー表示部としての機能が果たされるようになっているのである。また、本実施例では、制御部5は、カード13がカード装着部12に装着されると、そのカード13の調理メニューMを前記表示部8に表示するようになっている。
【0026】
さらに、前記操作板部15は、図5に示すように、その左辺部において前記操作パネル7に対してばね性を有する接続部19を介して取付けられた形態に設けられている。これにて、操作板部15は、その接続部19部分を支点として若干の回動が可能とされており、図示のように通常時(外力が作用しない時)には操作パネル7とほぼ面一状態にあり、前面側から押圧操作力を受けると、操作パネル7の内側に没するように弾性的に若干量回動するようになっている。その外力がなくなると、元の状態に戻る。
【0027】
そして、操作板部15の裏面部には、凸部15aが設けられており、前記基板17には、その凸部15aに対応して選択スイッチ20が設けられている。この選択スイッチ20の信号は、前記制御部5に入力されるようになっており、制御部5は、各段の選択スイッチ20がオン操作されたことを検知することができるようになっている。これにて、操作板部15が、調理メニューMを選択指示するための操作部として機能し、使用者がカード13部分を押圧操作することにより、そのカード13に記された調理メニューMが選択指示されるようになっているのである。
【0028】
前記制御部5は、いずれかのカード装着部12の選択スイッチ20がオン操作されると、そのカード装着部12にセットされたカード13に記された調理メニューMに対応する調理プログラムを前記記憶部6から読出し、その調理プログラムに従って加熱調理を実行するようになっており、もって調理実行手段として機能するのである。
【0029】
次に、上記構成の作用について述べる。電子レンジを使用するにあたり、使用者は、多種類存在する自動調理メニューMのなかから、頻繁に使用すると考えられる調理メニューMをこの場合3つまで選び、その調理メニューMが記されたカード13を操作パネル7のカード装着部12に装着するようにする。このとき、カード13の突片部14がスリット16に差込まれることにより、判別部14の凹凸に応じて判別用スイッチ18が動作し、制御部5は、その判別用スイッチ18からの信号によって各段のカード装着部12にどの種類の調理メニューMのカード13が装着されているかを認知する。
【0030】
これにて、使用者が、所望のいくつかの調理メニューMを選抜することができ、いわば使用者の嗜好に合った操作部が設定されることになるのである。この場合、使用者が調理メニューMを選抜するあたっては、選抜したい調理メニューMが記されたカード13をカード装着部12に着脱自在に装着するだけで良いので、選抜のために比較的複雑なキー操作等を行わずに済み、キー操作等に不慣れで苦手な使用者であっても、所望の調理メニューMの選抜を極めて簡単に行うことができるようになる。
【0031】
また、このとき、カード13のうち調理メニューMが記されたカード主部13aが、操作パネル7の表面(各操作板部15の前面)に位置され、もってカード装着部12部分が、選抜された調理メニューMを大きな文字で見やすく表示する選抜メニュー表示部としての機能も果たすようになる。また、制御部5は、カード13の調理メニューMを表示部8に表示するようになっており、使用者は、表示部8を見て思った通りの調理メニューMが選抜されているかどうかを確認することができるのである。
【0032】
そして、使用者が調理メニューMに基づく自動調理(例えば「牛乳のあたため」)を実行したい場合には、加熱調理室内に調理物(例えば冷たい牛乳)を収容した上で、「牛乳のあたため」の調理メニューMが記されたカード13部分を押圧操作する。すると、操作板部15が押圧されてその裏面に位置する選択スイッチ20がオンされ、制御部5は、「牛乳のあたため」の調理メニューMが選択指示されたことを認識する。その後、スタートキー9がオン操作されると、制御部5は、記憶部6から、「牛乳のあたため」の調理メニューMに対応する調理プログラムを読出し、その調理プログラムに従って自動調理を実行するのである。
【0033】
この場合、調理メニューMの選択は、選抜されている数少ない(3種類)調理メニューMのうちのいずれかを選ぶだけで済むので、調理メニューMの選択指示の操作が容易となる。しかもこのとき、上記のように選抜されたメニューが大きな文字で表示されているので、使用者にとって表示が見やすく、これと共に、調理メニューMが記されているカード13を直接的に押圧すれば良いので、選択指示を行うにあたって使用者がどこを操作すれば良いか判りやすくなり、誤操作等を少なくすることができるのである。
【0034】
尚、使用者が、選抜されている調理メニューMを変更したい場合、あるいは、選抜されていない調理メニューMを実行したい場合には、カード13を付替えることにより、容易に調理メニューMの変更を行うことができ、この場合、カード13の付替えの操作も、極めて簡単である。また、使用者が、操作パネル7の手動設定用キー10等を操作して加熱の態様(レンジ強、レンジ弱、オーブン等)や加熱時間等を手動設定することに基づく、手動加熱調理の実行が可能であることは勿論である。
【0035】
このように本実施例によれば、多種類の自動調理メニューMに応じた調理プログラムを記憶し、使用者の選択指示した調理メニューMに基づいて加熱調理を自動的に実行可能なものにあって、一家庭が頻繁に使用する調理メニューMはたかだか数種類に過ぎない事情に鑑み、多数種類の調理メニューMのなかからいくつかの調理メニューMを選抜することにより、いわば使用者の嗜好に合った操作部を設定することができるように構成した。
【0036】
この結果、従来のような、調理メニューMの表示文字が小さくなって使用者にとって視認性が悪く、所望の調理メニューを選ぶまでに何度もキー操作やダイヤル操作を行わなければならなかったものと異なり、操作パネル7における調理メニューMの視認性の向上及び調理メニューMを選択指示する際の操作性の向上を図ることができるという優れた実用的効果を得ることができるものである。
【0037】
また、特に本実施例では、カード装着部12に対するカード13の装着によって調理メニューMの選抜を行うように構成したので、キー操作等に不慣れで苦手な使用者であっても、所望の調理メニューMの選抜を極めて簡単に行うことができ、選抜調理メニューMの変更も、カード13の付替え操作により極めて簡単に行うことができる。また、大形のLCDなどを用いることなく、カード13自体を選抜メニュー表示部として利用することができるといったメリットも得ることができる。
【0038】
しかも、本実施例では、カード13の調理メニューMを表示部8に表示するように構成したので、使用者が表示部8を見て調理メニューMの確認を行うことができるようになり、誤操作等を未然に防止することができる。さらに、本実施例では、カード装着部12を、選択スイッチ20を操作する操作板部15を有して構成し、カード13部分を押圧操作することによりそのカード13に記された調理メニューMが選択指示されるようにしたので、調理メニューMの選択指示を行うにあたっての操作性も良好とすることができるものである。
【0039】
尚、上記第1の実施例では、カード装着部12にカード13が装着されたときにそのカード13に記された調理メニューMを表示部8に表示するようにしたが、その調理メニューMの番号Nを表示部に表示するように構成しても良い(請求項4に対応)。これによれば、表示部には数字を表示すれば良くなるので、例えば7セグメントの表示素子から表示部を構成できるなど、構成をより簡単に済ませることができる。
【0040】
さらには、選抜された全ての調理メニューMを表示部8に表示するのではなく、調理メニューMが選択指示されたときに、その調理メニューMあるいはその番号Nを表示部8に表示する構成としても良く、これにより、やはり使用者は表示部8を見て調理メニューMの確認をすることができ、誤操作などを防止することができる。また、カード装着部12の構成としては、操作パネルの前面部にカードが収容されるポケットを設け、そのポケットに対してカードをスライドにより差込むような構成としても良い。
【0041】
そして、図7は、本発明の第2の実施例(請求項5に対応)を示すものである。この実施例が上記第1の実施例と異なる点は、操作パネル21の構成にあり、この実施例では、上記したようなカード13を用いることに代えて、タッチパネル22を用いて調理メニューMの選抜や表示、さらには指示を行うように構成されている。
【0042】
即ち、操作パネル21の中段部には、タッチパネル22が設けられていると共に、その下部に位置してメニュー設定キー23及びダイアル24が設けられている。前記タッチパネル22は、周知のように、LCDの表面に透明電極を配設して構成され、例えば3個の調理メニューMを上下3段に表示すると共に、使用者が指でタッチ操作した位置を検知できるようになっている。従って、タッチパネル22が、メニュー表示部及び操作部として機能するようになっている。
【0043】
この場合、例えば工場出荷状態においては、図7(a)に示すように、適当な3つの調理メニューMが設定(選抜)されている。(図では、「牛乳のあたため」、「根菜のゆで物」、「スポンジケーキ」)。そして、使用者が、使用時に、例えば「牛乳のあたため」に代えて「酒のかん」の調理メニューMを選抜したい場合には、まず、メニュー設定キー23をオン操作し、引続き、タッチパネル22上の変更したい箇所(「牛乳のあたため」部分)をタッチ操作する。
【0044】
すると、図7(b)に示すように、タッチパネル22の上段部の「牛乳のあたため」が白黒反転するようになる。そこで、使用者がダイヤル24を回動操作すると、タッチパネル22の上段部の表示が順次切替わっていくようになり、「酒のかん」の表示が現れたところで、ダイヤル24の操作を停止する(図7(c)参照)。そして、再びメニュー設定キー23をオン操作すれば、図7(d)に示すように、表示の反転が戻って選抜操作が完了する。
【0045】
このように使用者が3種類の調理メニューMの選抜を行うことができ、それら調理メニューMは、タッチパネル22に比較的大きな文字で表示されるようになる。そして、使用者が調理メニューMに基づく自動調理を実行したい場合には、タッチパネル22上の該当する調理メニューM部分をタッチ操作すれば、その調理メニューMが選択指示され、制御部5は、その調理メニューMに対応する調理プログラムを記憶部6から読出し、その調理プログラムに従って自動調理を実行するのである。
【0046】
このような実施例においても、上記第1の実施例と同様に、多数種類の調理メニューMのなかからいくつかの調理メニューMを選抜することにより、いわば使用者の嗜好に合った操作部を設定することができるようになり、操作パネル7における調理メニューMの視認性の向上及び調理メニューMを選択指示する際の操作性の向上を図ることができるという優れた実用的効果を得ることができるものである。この場合、タッチパネル22に少ない数の調理メニューMを大きな文字で見やすく表示することができ、調理メニューM部分を直接的にタッチ操作すれば選択指示を行うことができるので、選択指示の操作を判りやすく簡単に行うことができる。また、上記第1の実施例における付属品としての多数枚のカード13を不要とすることができるものである。
【0047】
その他、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、例えばカードの判別部及び判別手段としては、カードにコードを示す孔(切欠き)を形成し、操作パネル側にその孔を検出する光センサを設けることにより実現するようにしても良い等、種々の変形が可能となる。また、選抜される調理メニューの数としては、2種類あるいは4種類以上であっても良く、さらには、1個の調理メニューのみを選抜する構成としても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明にて明らかなように、本発明の加熱調理器によれば、調理メニューに基づいて加熱調理を自動的に実行するものにあって、操作パネルにおける調理メニューの視認性の向上及びメニューを選択指示する際の操作性の向上を図ることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、電子レンジ本体の外観を示す斜視図
【図2】電気的構成を概略的に示すブロック図
【図3】操作パネルのカード装着部の正面図
【図4】カード装着部のスリットに沿う縦断側面図
【図5】カード装着部にカードが装着されている状態の横断平面図
【図6】カードの斜視図
【図7】本発明の第2の実施例を示すもので、調理メニューの選抜の手順を説明するためのタッチパネル部分の正面図
【符号の説明】
図面中、1は本体、5は制御部(調理実行手段)、6は記憶部、7,21は操作パネル、8は表示部、9はスタートキー、12はカード装着部、13はカード、14aは判別部、15は操作板部(操作部)、18は判別用スイッチ(判別手段)、20は選択スイッチ、22はタッチパネル(選抜メニュー表示部、操作部)、23はメニュー設定キー、24はダイヤルを示す。

Claims (5)

  1. 多数種類の調理メニューに応じた調理プログラムを記憶する記憶手段と、
    これら多数種類の調理メニューのうち指示操作を容易にすることができる程度に数少ない調理メニューを表示するために前記調理メニューの種類数よりも少ない複数個設けられ各々が一つの調理メニューを表示するようになっている選抜メニュー表示部と、
    前記多数種類の調理メニューのなかから使用者によって個々に選択された各調理メニューを前記各選抜メニュー表示部に個々に設定しこれを表示させるメニュー選抜手段と、
    前記各選抜メニュー表示部毎に設けられこれら各選抜メニュー表示部に表示されている調理メニューの実行を指示するための操作部と、
    この操作部にて指示された調理メニューに応じた調理プログラムに従って加熱調理を実行する調理実行手段とを具備してなる加熱調理器。
  2. 各選抜メニュー表示部は加熱調理器の操作パネルに設けられた1個のカード装着部と1つの調理メニューが表示されていると共にそのメニューコードを表す判別部が一体的に設けられ夫々が前記カード装着部に着脱自在に装着可能な前記多数種類の調理メニューに対応した多数のカードとからなり、メニュー選抜手段は前記カード装着部に設けられ前記カードがこのカード装着部に装着されたときそのカードの前記判別部からその調理メニューを読取るための判別手段からなり、前記操作部は前記カード装着部に装着されたカードが押圧操作されたことに応答して調理実行手段に実行を指示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 選抜メニュー表示部とは別の表示部を備えるものであって、カード装着部にカードが装着されたとき又はそのカードに記された調理メニューが指示されたときに、前記表示部にその調理メニューが表示されることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 選抜メニュー表示部とは別の表示部を備えるものであって、調理メニューには番号が付されており、カード装着部にカードが装着されたとき又はそのカードに記された調理メニューが指示されたときに、前記表示部にその調理メニューの番号が表示されることを特徴とする請求項2又は3記載の加熱調理器。
  5. 選抜メニュー表示部がタッチパネルから構成されていることにより、選抜メニュー表示部が操作部を兼ねていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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