JP3640322B2 - Jib overhang, safety device in storage and control method thereof - Google Patents

Jib overhang, safety device in storage and control method thereof Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動式クレーンのジブ張出、格納及びその方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
移動式クレーンは、車体上に伸縮自在なブームを起伏自在に、そして旋回自在に設けていて、これらの伸縮、起伏及び旋回の各作業機を操作することによって、吊り荷作業が行われるようになっている。しかし、上記の作業機だけによる作業可能範囲より広い作業範囲が必要な場合がある。このような場合は、上記ブームの先端部にジブを装着して作業範囲を広くできるようなジブ装着型の移動式クレーンが使用されることが多い。このようなジブ装着型の移動式クレーンは、例えば図１８に示されるものである。
【０００３】
図１８において、移動式クレーンは前後左右に車輪を有する下部走行体１の略中央の上部に旋回自在に上部旋回体８を設け、上部旋回体８上には伸縮自在なブーム３を起伏自在に設けている。また、上部旋回体８上の前方側面側には走行操作や作業機操作が可能な運転室９が配設されている。ブーム３は多段伸縮ブームであって、例えば基段ブーム４、２段目ブーム５及びトップブーム６とからなっている。また、下部走行体１の前後の左右端部に作業時の転倒防止用にアウトリガー２が設けられている。さらに、移動式クレーンの走行時等にはブーム３の側面にジブ７が装着されている。ジブ７は、作業時に必要に応じてブーム３の側面を回動してブーム先端部に張り出され、ピンによって連結されるようになっている。
【０００４】
このようなジブ装着型の移動式クレーンにおけるジブ７の張出、格納装置に関して、従来例えば実開平６−７６２８３号公報に記載されたものがあり、図１９〜図２３に同公報のジブの張出、格納装置が図示されている。以下に、これらの図を参照しながら詳細に説明する。
図１９はジブ７の格納状態を表す平面図であり、図２０は格納状態でのトップブーム６とジブ７との連結部詳細平面図を表している。また、図２１は張出状態での連結部側面図を表している。基段ブーム４の側面後部にジブ７の固定用のラグ８１が設けられ、ラグ８１はジブ７の先端部に設けられたラグ８２にピン８３により連結されている。また、基段ブーム４の側面中央部にはラグ８５が設けられ、ラグ８５はジブ７の中央部に設けられたつの８４にピン８０により連結されている。
【０００５】
トップブーム６の先端側面の左右にはラグ８７ａ、８７ｂが設けられ、ジブ７の基端部の端部にはトップブーム６のラグ８７ａ、８７ｂとジブ７をそれぞれ連結するロックピン１９ａ、１９ｂが設けられている。ロックピン１９ａ、１９ｂは、それぞれを抜き差しするためのロックシリンダ１７、１８が取着されている。また、ジブ７の基端部上面にはジブ７のスイング（中央部のピン８０の回りにジブ７を振ることを言う）、張出及び格納用の回動シリンダ６３がそのチューブ側をピン９９によって回動自在に設けられている。回動シリンダ６３のロッド側はリンク９２及びリンク９３の連結部にピン９６で回動自在に接続されており、そして、リンク９３の他端側はジブ７の上面にピン９７により回動自在に取着され、リンク９２の他端側は格納時にジブ７の上面にピン９４により回動自在に取着されている。
【０００６】
また、トップブーム６の上面にはスイッチボックス８９が配設されている。このスイッチボックス８９には、ロックシリンダ１７、１８及び回動シリンダ６３を操作するためのスイッチ（図示せず）が収納されている。さらに、上記のジブ７を基段ブーム４に固定するピン８３、ピン８０、リンク９２を固定するピン９４、ピン９８等は、トップブーム６の上面から容易に抜き差し可能なように位置している。
【０００７】
上記のような構成のジブの張出、格納装置において、ジブ張出のときは、作業者はまずトップブーム６の上面に乗り、リンク９２をジブ７に取着しているピン９４を抜く。そして、スイッチボックス８９のスイッチを操作して回動シリンダ６３を作動してリンク９２の先端部の孔をトップブーム６の上面側端部に設けられた孔９５に一致させ、ピン９８を孔９５に挿入してリンク９２とトップブーム６を連結する。次に、ジブ７の先端部を基段ブーム４に固定しているピン８３を抜き、スイッチボックス８９により回動シリンダ６３を作動してジブ７をピン８０の回りにスイングし、ジブ７の基端部のロックピン１９ａをトップブーム６の先端部のラグ８７ａの孔に一致させる。図２２は、この状態を示している。この状態で、ロックシリンダ１７を操作してロックピン１９ａを挿入し、ラグ８７ａがジブ７に連結される。この後、ジブ７の中央部のつの８４を固定しているピン８０を抜き、運転室９内の操作レバーによってブーム３を伸長し、図２３のように、ジブ７を支持しているつの８４をラグ８５から外す。これにより、ジブ７はロックピン１９ａ及びピン９８によって支持されることになる。
【０００８】
次に、運転席９内の操作レバー又はスイッチボックス８９内のスイッチの操作を行って回動シリンダ６３を作動させてジブ７をロックピン１９ａの回りに回動し、図２４のようにブーム３の前方に張り出す。スイッチボックス８９によってロックシリンダ１８を作動してロックピン１９ｂをトップブーム６のラグ８７ｂの孔に挿入する。これによって、ジブ７とトップブーム６との連結作業が完了する。ジブ７の格納作業は、これまでと逆の手順で行なう。
このようにして、作業者は運転室９内又はトップブーム６の上部に居て各シリンダや作業機を操作し、ジブ７の張出及び格納作業を行う。と同時に、作業者は各作業工程の完了、例えばロックシリンダ１７によりロックピン１９ａがラグ８７ａの孔に確実に挿入されたこと等をトップブーム６の上部で確認してから次の工程に進むようにしている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のジブの張出、格納装置においては、作業者はブーム３上に居て作業をしなければならないことが多いので、高所及び狭所での作業における危険性が常に伴うことになる。
また、作業工程によっては工程完了の確認が非常に重要なものもある。例えば、ロックシリンダ１７の操作でロックピン１９ａをラグ８７ａの孔に挿入したときに完全に挿入されない状態で、ピン８０を抜いてブーム３を伸長すると、ブーム３とジブ７との連結が外れ、ジブ７が落下する危険性がある。また、ジブ７の格納時に、つの８４とラグ８５がピン８０によって連結されない状態で、ロックピン１９ａを抜いてしまうと、同様にジブ７が落下する危険性がある。よって、このような工程では工程完了（ピン挿入完了）の確認を確実に行う必要がある。しかしながら、従来は作業者の確認に頼っているので作業者への負担が大きくなり過ぎて作業時の疲労が大きくなると共に、もし誤って上記確認が不十分であった場合は上記のような事故が発生する可能性がある。
【００１０】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、作業者のブーム上での作業を少なくして安全性を向上すると共に、ピン連結完了の不十分な確認によるジブの落下事故等の発生を防止できるジブ張出、格納における安全装置及びその制御方法を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、本発明に係るジブ張出、格納における安全装置は、伸縮自在なブーム３と、ブーム３の側方に係止ブラケット２２により支持されて格納されると共に、使用時にブーム３の先端左右のいずれか一方の上下のブラケット６１にロックシリンダ１７により挿入されたロックピン１９ａを中心にブーム３の側方から前方にわたって回動して張り出されるジブ７とを有する移動式クレーンのジブ張出、格納における安全装置において、
ジブ張出／格納スイッチ４１と、
ロックピン１９ａの挿入完了を検出するロックピン挿入検出器７０と、
ブーム３の側面に設けられ係止ブラケット２２の孔２２ａに挿入されてジブ７を係止する係止ピン２１が挿入完了位置にあることを検出するジブ格納検出器２９と、
コントローラ５２とを備え、
コントローラ５２は、ジブ張出／格納スイッチ４１が張出側に切換わっている場合は、ロックピン挿入検出器７０から入力された検出信号が挿入完了のときのみブーム３を伸長させ、ジブ張出／格納スイッチ４１が格納側に切換わっている場合は、ジブ格納検出器２９ から入力された検出信号が格納完了のときのみロックピン１９ａを抜く方向にロックシリンダ１７を作動させるようにしてインターロックする構成にしている。
【００１２】
上記構成にしたので、ジブ張出時にブームの側方から前方にわたってジブを回動する中心となるロックピンが挿入完了してないときは、ブームを伸長させないようにする。また、ジブ格納のためブームを縮小するときに、ジブの係止ピンの係止ブラケットの孔への挿入が完了してないときは、前記ロックピンを抜くことができないようする。このために、上記ロックピンが挿入完了してないときにブームを伸長したり、またジブの係止ピンが挿入完了してないときに上記ロックピンを抜いたりすることによるジブの落下事故等を防止できる。また、これらのジブ張出及び格納作業の殆どは、運転室内の操作レバー及び操作スイッチ等の操作やピン挿入完了表示等での確認によって実施できる。よって、作業の安全性が高くなると共に、確認作業が不要となり作業者の負荷が軽くなる。
【００１３】
また、上記ジブ張出、格納における安全装置は、ジブ７の格納のためにブーム３を縮小するときに、ジブ７の係止ピン２１がブーム３の係止ブラケット２２の孔２２ａに係合するようにジブ７をガイドするガイド手段を設けている。
【００１４】
また、上記ジブ張出、格納における安全装置において、前記ガイド手段は、
ブーム３の側方に突出して設けられたブラケット３４の側面で、かつ、ブーム３の先端側の上端部に設けられたバー３７と、
前記ブラケット３４の側面に設けられ、ジブ７の先端部をガイドするためのガイド用の孔３５ａを備えたブラケット３５と、
ジブ７の格納のためにブーム３を縮小するときに、前記ガイド用の孔３５ａに挿入されるガイド用のピン３３と、
バー３７及びガイド用のピン３３によってガイドされる、ジブ７に設けられたブラケット３６の先端下面３６ａ及び傾斜部３６ｂとからなる構成としている。
【００１５】
上記構成にしたので、ジブ格納のためブームを縮小するときに、ブラケット３４の側面で、かつ、ブームの先端側の上端部に設けられたバー３７が、ジブに設けられたブラケット３６の先端下面３６ａに当接してジブの上下方向の位置をガイドする。と同時に、ガイド位置（振出位置）のガイド用のピンが上記ブラケット３６の側面の傾斜部３６ｂに当接してジブの左右位置をガイドする。これらによって、ジブの係止ピンがスムーズにそして確実に係止ブラケットの孔に挿入される。ガイド手段に沿ってジブが移動するので、スムーズにそして確実に係止手段が係合する。よって、係合させるために作業者がブーム上で作業する必要が無くなる。この結果、作業の安全性が高くなる。
【００１６】
また、上記ジブ張出、格納における安全装置において、前記ブラケット３５のガイド用の孔３５ａは、
ジブ７の基端部の左右ブラケット１５、１６のいずれか一方とこれに対応するブーム３の左右ブラケット６１、６２の一方とを連結するために、ジブ７の先端部をブーム３から離して固定する前記ガイド用のピン３３が挿入される孔３５ａと兼用する構成としてもよい。
【００１７】
上記構成にしたので、ジブを振り出すときにジブの先端部が戻らないように位置を固定する孔にガイド用のピンを挿入すると、このままの状態のガイド用のピンがジブ先端部をガイドするガイド手段となる。すなわち、ジブ格納のためブームを縮小するときに、上記位置のままのガイド用のピンがジブに設けられたブラケット３６の傾斜部３６ｂに当接してジブの左右位置をガイドし、ジブの係止ピンがスムーズにそして確実に係止ブラケットの孔に挿入される。よって、ジブ先端部のガイドのために、作業者がブーム上部で上記ガイド用のピンの挿入位置を振出位置から変える必要が無くなる。この結果、作業の安全性を向上できると共に、作業性を向上できる。
【００１８】
また、上記ジブ張出、格納における安全装置において、前記上下のブラケット６１に連結されるジブ７の上下のブラケット１５と、
上下のブラケット１５上に設けられ、ロックシリンダ１７を挿入する孔１５ａと同心のボス１３１と、
上下のブラケット６１上に設けられ、ジブ張出時にボス１３１を当接させてブラケット１５の孔１５ａの前後方向の位置決めを行う第１ストッパ３９と、
ジブ７のブラケット１５側の側面に突出して設けられ、ジブ張出時にブーム３のブラケット６１側の側面に当接して孔１５ａの左右方向の位置決めを行う第２ストッパ４２ａとを備えた方が良い。
【００１９】
上記構成にすると、ジブ張出時にジブ先端部を振り出し、ジブ側のブラケット１５のボス１３１をブーム側のブラケット６１の第１ストッパ３９に当接させ、また第２ストッパ４２ａをブーム３のブラケット６１側の側面に当接させることにより、ブラケット１５の孔１５ａの位置がブラケット６１の孔６１ａの位置に対して前後方向及び左右方向に位置決めされる。これによって、孔１５ａ及び孔６１ａの位置を一致させることが容易となり、ロックピンがスムーズに挿入される。この結果、ジブ張出作業が運転室内での操作によって容易にできるので、作業性及び安全性を向上できる。
【００２２】
また、ジブ張出、格納における安全装置の制御方法は、ジブ張出時は、伸縮自在なブーム３の側方に係止ブラケット２２により支持されて格納されたジブ７の左右ブラケット１５、１６のいずれか一方とこれに対応するブーム３の左右ブラケット６１、６２の一方とにロックシリンダ１７によってロックピン１９ａを挿入した後に、ブーム３を伸長してジブ７の係止ピン２１をブーム３の係止ブラケット２２の孔２２ａから抜き、ロックピン１９ａを中心にブーム３の側方から前方にわたって回動して張り出し、ジブ格納時は上記張出時と逆の手順で行う移動式クレーンのジブ張出、格納における安全装置の制御方法において、
ジブ張出／格納スイッチ４１ ) を張出側に切換えた場合は、ロックピン挿入検出器７０から入力された検出信号が挿入完了のときのみコントローラ５２が、ブーム３を伸長するようにし、ジブ張出／格納スイッチ４１を格納側に切換えた場合は、ジブ格納検出器２９から入力された検出信号が格納完了のときのみコントローラ５２が、ロックピン１９ａを抜く方向にロックシリンダ１７を作動させるようにした方法としている。
【００２３】
上記方法としたので、ブームの側方から前方にわたってジブを回動する中心となるロックピンの挿入が完了してないときは、ブームが伸長することがなくなり、ジブの係止ピンは係止ブラケットの孔から外れない。よって、ジブの落下事故の発生を防止できる。また、ブームを縮小した後、係止ブラケットの孔への係止ピンの挿入が完了してないときは、ロックピンを抜く方向にロックシリンダが作動できなくなる。これによって、ジブの落下事故の発生を防止できる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して発明の実施の形態を説明する。
図１は、本発明に係わるジブ張出、格納における安全装置を備えた移動式クレーンの全体側面図であり、ジブ７の格納状態を表している。図１において、従来技術で説明した構成と同じものは同一の符号を付け、ここでの説明を省く。
ジブ７は、ブーム３の左右いずれか一方の側方に格納され、本実施例では左側方に格納されている。ジブ７は、基端側のジブブラケット１１と先端側のジブ本体１２とからなっている。ジブブラケット１１とジブ本体１２とは水平なピン１３によって回動自在に連結されており、またチルトシリンダ１４によってピン１３の回りに回動可能となっている。
【００２５】
ジブ本体１２の略中央部は係止手段２０によって基段ブーム４の左側面に係止され、先端部近傍は固定手段３０によって基段ブーム４の左側面に固定されている。また、ジブ本体１２の先端上面にはアイドラシーブ１２３が配設され、先端部にジブシーブ１２４を設けている。ジブブラケット１１の基端部の左右には、それぞれ上下にブーム３との連結用のブラケット１５、１５及びブラケット１６、１６が設けられ、上下の両ブラケット１５、１５及びブラケット１６、１６の間にはそれぞれ連結用のロックピンを挿入するためにロックシリンダ１７、１８が配設されている。さらに、トップブーム６の先端部にはトップシーブ（以後、シングルトップと呼ぶ）１２５が設けられ、シングルトップ１２５を介して補巻ロープ１２１の先端に設けた補フック１２２が備えられている。
【００２６】
図２は、ジブ７の格納状態におけるトップブーム６の先端部及びジブブラケット１１の連結部の平面図を表している。ジブブラケット１１の上部には回動シリンダ６３が配設されていて、回動シリンダ６３のチューブ側はジブブラケット１１の上面に回動自在に取着され、ロッド側は第２リンク６５の中央部に回動自在に取着されている。第２リンク６５の一端側はジブブラケット１１の上面に回動自在に取着されており、他端側は第１リンク６４の一端に回動自在に接続されている。また、第１リンク６４の他端は第３リンク６６の一端に回動自在に接続され、第３リンク６６の他端はロックシリンダ１７のチューブ側端部に回動自在に接続されている。
【００２７】
トップブーム６の先端部左側の上下には、ジブ７の連結用のブラケット６１が設けられている。上下のブラケット６１にはそれぞれジブ７のブラケット１５の連結用の孔６１ａが設けられている。上方のブラケット６１には、さらに第１リンク６４と第３リンク６６との接続部のピン６７が挿入される連結用の孔６１ｂが設けられている。また、トップブーム６の先端部右側の上下にはジブ７の連結用のブラケット６２が設けられ、上下の両ブラケット６２にはそれぞれに連結用の孔６２ａが設けられている。さらに、上方のブラケット６１の上面には孔６１ａ部の上方にかけて第１ストッパ３９が固着されており、同様にして、下方のブラケット６１の下面には孔６１ａ部の下方にかけて第１ストッパ３９が固着されている。また、トップブーム６の左側面には、第２ストッパ４２ｂがジブ７側に突出して設けられている。
【００２８】
ジブブラケット１１の基端部のブーム３側（ブーム３の前方を向いて右側）の上下には、トップブーム６と連結するためのロックピン１９ａが挿入される孔１５ａを有するブラケット１５が設けられ、ブーム３と反対側（同じく左側）の上下にはロックピン１９ｂが挿入される連結用の孔１６ａを有するブラケット１６が設けられている。さらに、上方のブラケット１５の上面で、かつ、孔１５ａ部にはボス１３１が設けられており、ボス１３１を孔１５ａが貫通している。同様にして、下方のブラケット１５の下面で、かつ、孔１５ａ部には孔１５ａが貫通したボス１３１が設けられている。また、ジブブラケット１１の右側面には、トップブーム６側に突出して第２ストッパ４２ａが設けられている。ジブ連結時に、上記上下のボス１３１をトップブーム６側の上下のブラケット６１の第１ストッパ３９に押し当て、第２ストッパ４２ａをトップブーム６側の第２ストッパ４２ｂに当接させることにより、孔１５ａと孔６１ａとの位置が一致するようになっている。なお、第２ストッパ４２ａ及び第２ストッパ４２ｂは、いずれか一方であっても良い。
【００２９】
また、図３は基段ブーム４とジブ本体１２の中央及び先端側の平面図である。ジブ本体１２の略中央部には係止ピン２１が取着され、基段ブーム４側には係止ブラケット２２が取着されている。係止ブラケット２２には孔が設けられていて、この孔に係止ピン２１が挿入されることにより、ジブ７はブーム３に係止されている。また、ジブ本体１２の先端側には固定用のブラケット３２が取着され、基段ブーム４側には固定用のブラケット３１が取着されている。両ブラケット３１、３２には孔３１ａ、３２ａがそれぞれ設けられており、この孔３１ａ、３２ａに固定用のピン３３を挿入してジブ７の先端部が固定されている。
【００３０】
図４は図３のＸ−Ｘ断面図であり、係止手段２０の詳細を表している。また、図５は、図４のＹ−Ｙ断面図であり、以下、図４及び図５に従って説明する。
ジブ本体１２のブーム３側の側面の上下に、ブーム３の長手方向に突出した係止ピン２１が設けられている。上下の係止ピン２１は、それぞれ基段ブーム４側に設けられた係止ブラケット２２の係止用の孔２２ａに挿入されて係止されるようになっている。また、係止ブラケット２２の下部にはブーム３の長手方向の孔２２ｂをもうけており、孔２２ｂにはピン２３が貫通している。ピン２３の長手方向の両端部には上下方向の孔が設けられ、この両孔をネジ２４が貫通している。両方のネジ２４の略中央で、かつ、ピン２３の下方にはナット２４ａが挿入されており、またネジ２４の上下部は基段ブーム４の側面の下部に支持されている。このように、係止ブラケット２２はピン２３を介して両方のナット２４ａによって支持されている。そして、ナット２４ａの位置をネジ２４の方向にそって調整することにより、係止ブラケット２２のブーム３の上下方向の位置が調整できるようになっている。
【００３１】
ブーム３の側面上部で、かつ、ピン２３の上方にはブラケット２５が設けられており、このブラケット２５の上面には一対のネジ２６を対向して設けている。両方のネジ２６はブーム３の側面に直角な方向を向いており、その先端はお互いに対向している。また、両方のネジ２６にはそれぞれナット２６ａが挿入されている。そして、係止ブラケット２２の上部は両方のネジ２６の先端部に挟まれた状態で支持されている。このようにして、ナット２６ａの位置を調整することによって、係止ブラケット２２のピン２３の回りの傾斜を調整できるようになっている。
【００３２】
ブラケット２５の先端部には下方に延びた支持板２８が取着されていて、支持板２８の下部にジブ格納検出器２９が取着されている。ジブ格納検出器２９は、ジブ７が格納完了したこと、すなわち係止ピン２１が係止ブラケット２２の孔２２ａに完全に挿入されたことを検出するものである。本実施例では、ジブ格納検出器２９のひとつとして近接スイッチを使用した例を示しており、この近接スイッチの検知のためにジブ本体１２側に検知板２９ａを取着している。なお、ジブ格納検出器２９として近接スイッチを使用しているが、これに限定されず、例えばリミットスイッチ等でもよい。
【００３３】
また、図６及び図７はそれぞれジブ７をブーム３に格納している状態での固定手段３０の詳細平面図及び側面図であり、以下、同図によって説明する。基段ブーム４の側面下部には側方に突出したブラケット３４が設けられていて、ジブ７の先端部は格納状態ではこのブラケット３４の上部に支持され固定されている。ブラケット３４の側面で、かつ、ジブ７の基端部側にはジブ７の固定用の孔３１ａを有するブラケット３１が固着されており、また、ブラケット３４の側面で、かつ、ジブ７の先端部側にはジブ７のガイド用の孔３５ａを有するブラケット３５が取着されている。ガイド用の孔３５ａの位置は、固定用の孔３１ａの位置よりジブ７側に近く設けている。
【００３４】
また、ジブ本体１２の側面にはブーム３側の側方に突出したブラケット３２が設けられていて、ブラケット３２にはジブ７の固定用の孔３２ａが設けられている。ジブ本体１２の側面には同じくブーム３側の側方に突出したブラケット３８が設けられ、基段ブーム４のブラケット３４の略中央部の上部にはピン３８ａを設けている。ジブ７の格納時には、ブラケット３８のブーム３側先端面をピン３８ａに当接させることにより、ブラケット３１の孔３１ａとブラケット３２の孔３２ａとの位置が一致するようになっている。そして、このとき、孔３１ａと孔３２ａとにピン３３が挿入されて固定される。格納状態では、ピン３３の先端部にピン抜け止めピン３３ａが挿入される。なお、ブラケット３８と当接するピン３８ａの先端部には衝撃吸収用の緩衝部材が設けられてもよく、この緩衝部材はゴムやバネ等で構成される。
【００３５】
ブラケット３８のジブ先端側の側面には、ブラケット３６が設けられている。図７の側面視において、ブラケット３６の先端下面３６ａは傾斜を有しており、この傾斜はブラケット３４の上面に対する先端下面３６ａの高さがその先端部から基端部にかけて滑らかに低くなっている。また、図６の平面視において、ブラケット３６の先端部は先端からブーム側の側面３６ｃにかけて傾斜部３６ｂを有しており、ブラケット３６の基端部の側面３６ｃはジブ本体１２の側面に略平行になっている。さらに、ブラケット３４のジブ基端側の側面の上端部には、ブラケット３６の先端下面３６ａのガイド用のバー３７がブラケット３４の上面に平行に固着されている。
【００３６】
図８及び図９は、それぞれジブ７を張り出す時にジブ７の先端部を係止ピン２１の回りに振り出した状態の固定手段３０の詳細平面図及び側面図である。ここで、ジブ７を「振り出す」とは、ジブ７の先端部をブーム３より離す方向に動かすことによってジブ７が係止ピン２１の回りに回転し、ジブ７の基端部のブラケット１５の孔１５ａをトップブーム６のブラケット６１の孔６１ａに合わせる作業を言う。図８及び図９において、ピン３３は孔３１ａ及び３２ａから抜かれ、ジブ７の先端部はブーム３から離されている。ピン３３はブラケット３５の孔３５ａに挿入されており、この状態でピン３３の側面はブラケット３６の基端部のブーム３側の側面３６ｃに当接している。これによって、ジブ７の先端部はピン３３によってブーム３側に戻らないように固定される。このとき、図２におけるブラケット１５のボス１３１がトップブーム６の第１ストッパに当接して前後方向の位置決めがなされ、また、ジブ７側の第２ストッパ４２ａがトップブーム６側の第２ストッパ４２ｂに当接して左右方向の位置決めがなされることにより、孔１５ａをトップブーム６の孔６１ａに容易に合わせることが可能となっている。
【００３７】
図１０は、図２におけるＺ視図であり、上下のブラケット１５の間のロックシリンダ１７及び連結用のピン部の側面図である。また、図１１は図１０におけるＡ−Ａ断面図である。以下に、図１０及び図１１を参照しながらロックシリンダ１７及び連結用のロックピン部の詳細を説明をする。
ロックシリンダ１７の上端部のチューブには第３リンク６６の一端側が回動自在に取着されており、またピン１９ｃにより上方のロックピン１９ａが取着されている。ロックピン１９ａの軸心は、ロックシリンダ１７の軸心に一致させている。また、第３リンク６６の他端側の上面には、第１リンク６４とトップブーム６のブラケット６１の孔６１ｂとを連結するためのピン６７が固着されている。さらに、ロックシリンダ１７の下端部のロッド側には下方のロックピン１９ａがピン１９ｄにより取着されている。
【００３８】
上下のブラケット１５はそれぞれコの字型をしていて、コの字の上下の板１５ｂ、１５ｃ及び板１５ｄ、１５ｅの間にトップブーム６側の上下のブラケット６１の孔６１ａ部（図２参照）をそれぞれ挟むようにしている。上方の板１５ｂの上面で、かつ、孔１５ａ部には孔１５ａが貫通しているボス１３１が設けられている。同様にして、下方の板１５ｅの下面で、かつ、孔１５ａ部には孔１５ａが貫通しているボス１３１が設けられている。また、第１リンク６４の第３リンク６６との連結部側は、同様に上下板６４ａ、６４ｂで構成され、上下板６４ａ、６４ｂの間にトップブーム６の上方のブラケット６１の孔６１ｂ部を挟むようになっている。
【００３９】
また、図１０のように、ロックシリンダ１７が最短に縮小している状態のとき、ジブブラケット１１の基端部からロックシリンダ１７の方に突出して設けたブラケット７１の先端部がロックシリンダ１７のチューブとロッドの間に挟まれるようになっている。この状態では、上方のロックピン１９ａの先端は上方のブラケット１５の板１５ｃに掛かっており、ピン６７の先端は第１リンク６４の下板６４ｂに掛かっている。また、下方のロックピン１９ａの先端は下方のブラケット１５の板１５ｄに掛かっている。これによって、ロックシリンダ１７、第１リンク６４、上下のロックピン１９ａ及びピン６７はジブブラケット１１から外れないようになっている。
【００４０】
ロックシリンダ１７のロッドには、上方に延びたブラケット６９が取着されており、ブラケット６９の上端には上下のロックピン１９ａの挿入完了を検出するためのロックピン挿入検出器７０が取着されている。本実施例では、ロックピン挿入検出器７０の一例として近接スイッチを採用しており、この近接スイッチの検出面はロックシリンダ１７の伸縮方向の下方を向いている。また、ロックシリンダ１７のチューブの下端部には下方に延びたポール６８が取着され、ポール６８の下端に近接スイッチの検知片６８ａが取着されている。
【００４１】
図１２には、ロックシリンダ１７が伸長してジブ７とトップブーム６とを連結した状態をトップブーム６の側面を向いて見た図を示している。この図のように、ロックシリンダ１７が伸長し、上下のロックピン１９ａが上下のブラケット１５の孔１５ａに完全に挿入されたときに、ロックピン挿入検出器７０の近接スイッチが検知片６８ａを所定距離で検知して作動するようになっている。
また、ジブ７の張出のとき、上方のブラケット６１の上面及び下方のブラケット６１の下面に設けられた上下の第１ストッパ３９にブラケット１５のボス１３１を押し当てている。これによって、孔１５ａ及び孔６１ａの位置が一致し、ロックピン１９ａがスムーズに挿入できるようになっている。
【００４２】
なお、図示してはいないがブラケット１５と同様にして、上下のブラケット１６の間にはロックシリンダ１８が設けられており、ロックシリンダ１８のチューブ側上端部に上方のロックピン１９ｂが、及びロックシリンダ１８のロッド側下端部に下方のロックピン１９ｂが取着されている。ロックシリンダ１８が最短に縮小している状態のときは、同じく、ジブブラケット１１の基端部からロックシリンダ１８の方に突出して設けたブラケット（ブラケット７１に相当）の先端部がロックシリンダ１８のチューブとロッドの間に挟まれるようになっており、上下のロックピン１９ｂの先端はそれぞれ上下のブラケット１６のコの字板のシリンダ側板（板１５ｃ、板１５ｄに相当）に掛かっている。これによって、ロックシリンダ１８及び上下のロックピン１９ｂはジブブラケット１１から外れないようになっている。
【００４３】
図１３は、本発明に係わるジブ張出、格納における安全装置の操作パネルを表しており、この操作パネルは運転室９内に設けられている。ジブの張出及び格納の作業を選択するためのジブ張出／格納スイッチ４１は切替えスイッチになっており、図１３の例ではシーソー型の切替えスイッチで表している。張出及び格納のスイッチ部を押すと、対応する出力接点がオンするようになっている。また、トップブーム６の左側面のブラケット６１とジブ７のブラケット１５とがロックピン１９ａによって完全に連結されたときに表示する左ピンロック完了表示４３、及びジブ７の格納時に係止ピン２１が係止ブラケット２２の孔２２ａに完全に挿入されたことを表示するジブ格納完了表示４４が設けられている。
【００４４】
そして、操作パネルに作業モードの切替えを行うモード切替スイッチ４５を備えている。本実施例では、一本の操作レバー、例えばチルトシリンダ１４を操作するためのチルトレバーの一方向の操作によってのみ、前述のロックシリンダ１７（左ピン）、回動シリンダ６３及びロックシリンダ１８（右ピン）の作動が可能なように構成している。したがって、モード切替スイッチ４５によりこれらの内のどのシリンダによる作業モードを行うのかを選択できるようになっている。また、シリンダの作動方向は、前述のジブ張出／格納スイッチ４１によって切り換えるようになっている。
【００４５】
図１４及び図１５にはそれぞれ本実施例の電気制御回路及び油圧制御回路の一例を示しており、次に図１４及び図１５を参照して説明する。
同図において、本実施例のジブ張出、格納における安全装置はコントローラ５２とそれ以外のインターロック手段とから構成されている。コントローラ５２はジブ張出時にブーム３の伸長可否を判定してブーム３の伸長を制御しており、例えばマイクロコンピュータ等で構成されている。コントローラ５２はジブ自動張出モード信号を図示しない外部装置（例えば、設定スイッチや外部制御装置等）から入力しており、このジブ自動張出モード信号に基づいてジブ自動張出モードリレー４６のコイル４６ｃにオン−オフ指令を出力している。また、ロックピン挿入検出器７０の出力端子はケーブルドラム７２を介して、コントローラ５２と左ピンロック完了表示４３とに並列に接続されている。なお、本実施例の左ピンロック完了表示４３は抵抗と発光ダイオード（以後、ＬＥＤと呼ぶ）で構成されているが、ランプ等でもよい。また、ロックピン挿入検出器７０の電源端子は、車両搭載の図示しないバッテリー電源ラインと、電源スイッチ（図示せず）やヒューズＦ等及びケーブルドラム７２を介して接続されている。
【００４６】
ジブ自動張出モードリレー４６のａ接点出力４６ａのコモン端子は上記と同じくヒューズＦ等を介してバッテリー電源ラインに接続され、ａ接点出力端子はジブ張出／格納スイッチ４１のコモン端子ｃ、ジブ格納検出器２９の電源端子、及びリレー４７、４８のａ接点出力４７ａ１、４８ａ１のコモン端子に並列に接続されている。ジブ張出／格納スイッチ４１の張出選択時の出力端子ａはリレー４７のコイル４７ｃに接続され、格納選択時の出力端子ｂはリレー４８のコイル４８ｃと、ケーブルドラム７２を介してリレー５１のコイル５１ｃとに並列に接続されている。また、ジブ格納検出器２９の出力端子はジブ格納完了表示４７に接続され、と同時にこれと並列にリレー４８のａ接点出力４８ａ２を介してリレー４９のコイル４９ｃに接続されている。
【００４７】
ａ接点出力４７ａ１、４８ａ１の並列回路の他端子側は、モード切替スイッチ４５のコモン端子ｄに、及びケーブルドラム７２を介してジブ側切換弁７３のソレノイド７３ｃに並列に接続されている。モード切替スイッチ４５の左ピン選択時の出力端子ａは、リレー４７のａ接点出力４７ａ２とリレー４９のａ接点出力４９ａ１との並列回路を介し、さらにケーブルドラム７２を介してリレー５１のコモン端子５１ｃ１に接続されている。同じく、モード切替スイッチ４５の回動選択時の出力端子ｂ及び右ピン選択時の出力端子ｃは、それぞれケーブルドラム７２を介してリレー５１の他のコモン端子５１ｃ２及びコモン端子５１ｃ３に接続されている。コモン端子５１ｃ１に対応するｂ接点出力５１ｂ１及びａ接点出力５１ａ１は、それぞれロックシリンダ１７を駆動する左ロックシリンダ切換弁５３のソレノイド５３ｄ、５３ｅに接続されている。また、同様に、コモン端子５１ｃ２に対応するｂ接点出力５１ｂ２及びａ接点出力５１ａ２は、それぞれ回動シリンダ６３を駆動する回動シリンダ切換弁５４のソレノイド５４ｄ、５４ｅに接続され、コモン端子５１ｃ３に対応するｂ接点出力５１ｂ３及びａ接点出力５１ａ３は、それぞれロックシリンダ１８を駆動する右ロックシリンダ切換弁５５のソレノイド５５ｄ、５５ｅに接続されている。
【００４８】
なお、上記の各リレーのコイル、表示（ＬＥＤ）、ソレノイド及び検出器（近接スイッチ）等の他端側はバッテリーのグランドラインに接続されている。また、ケーブルドラム７２はブーム先端側と車体側とを接続するケーブルを伸縮自在にするものである。
【００４９】
また、チルトシリンダ１４を操作するためのチルトレバー５６の操作弁からのパイロット管は方向切換弁５７のパイロット操作部に接続されている。油圧ポンプ５８から吐出された圧油は方向切換弁５７の入力ポートに導かれ、方向切換弁５７の戻りポートからタンク５９へ戻り油がドレーンするようになっている。方向切換弁５７の一出力ポートは管路７６、リール７４ａ、管路１０１及びパイロット操作逆止弁７８を介してチルトシリンダ１４のヘッド側に接続され、他の出力ポートは管路７７及びリール７４ｂを介して方向切換弁７３に接続されている。
【００５０】
方向切換弁７３は圧油をチルトシリンダ１４側に供給するかジブ作業用の各ロックシリンダ１７、１８及び回動シリンダ６３側に供給するかを切り換えるものである。方向切換弁７３の一出力ポートは、管路１０２、カウンタバランス弁７９を介してチルトシリンダ１４のボトム側に接続されている。また、順に、方向切換弁７３の他の出力ポートは管路１０３を介して回動シリンダ切換弁５４の一入力ポートに、回動シリンダ切換弁５４の他の入力ポートは管路１０４を介して右ロックシリンダ切換弁５５の一入力ポートに、右ロックシリンダ切換弁５５の他の入力ポートは管路１０５を介して左ロックシリンダ切換弁５３の一入力ポートに、左ロックシリンダ切換弁５３の他の入力ポートは管路１０６及び逆止弁７５を介して管路１０１に接続されている。上記各左ロックシリンダ切換弁５３、回動シリンダ切換弁５４及び右ロックシリンダ切換弁５５の中立位置ｂでは、内部で入力ポート同士は連通している。
【００５１】
左ロックシリンダ切換弁５３の二つの出力ポートは、それぞれ管路１０７及び管路１０８を介してロックシリンダ１７のボトム側及びヘッド側に接続されている。また、右ロックシリンダ切換弁５５の二つの出力ポートは、それぞれ管路１０９及び管路１１０を介してロックシリンダ１８のボトム側及びヘッド側に接続されている。さらに、回動シリンダ切換弁５４の二つの出力ポートは、それぞれ管路１１１及び管路１１２を介して回動シリンダ６３のボトム側及びヘッド側に接続されている。
【００５２】
次に、図１４及び図１５のような電気制御回路及び油圧制御回路における作動について、同図に基づいて説明する。いま、コントローラ５２からジブ自動張出モードリレー４６のコイル４６ｃにオン指令が出力され、ａ接点出力４６ａがオンしているものとする。
図１３の操作パネルのジブ張出／格納スイッチ４１が張出側及び格納側のいずれにも押し倒れていないときは、このスイッチのコモン端子ｃは出力端子ａ及び出力端子ｂに接続されていない。よって、リレー４７、４８のコイル４７ｃ、４８ｃは通電されずにａ接点出力４７ａ１、４８ａ１は共にオフのままとなり、方向切換弁７３のソレノイド７３ｃは通電されない。したがって、方向切換弁７３はａ位置になり、チルトレバー５６の操作によってチルトシリンダ１４が伸縮する。
【００５３】
例えば、チルトレバー５６を手前に引くと、方向切換弁５７はａ位置に切り換わり、油圧ポンプ５８から吐出された圧油のチルトレバー操作量に応じた流量が管路７７、リール７４ｂを介して方向切換弁７３に導かれ、さらに方向切換弁７３のａ位置から管路１０２及びカウンタバランス弁７９を介してチルトシリンダ１４のボトム側に流入する。チルトシリンダ１４のヘッド側から流出した油は、パイロット操作逆止弁７８、管路１０１、リール７４ａ及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー操作量に応じた速度でチルトシリンダ１４は伸長する。チルトレバー５６を反対方向に操作すると、方向切換弁５７はｃ位置に切り換わり、油圧ポンプ５８から吐出された圧油は上記と反対方向に流れ、チルトレバー操作量に応じた速度でチルトシリンダ１４は縮小する。このとき、管路１０１の圧油は逆止弁７５によって管路１０６側には流入しないようになっている。
【００５４】
ジブ張出／格納スイッチ４１が張出側に倒れているときは、このスイッチのコモン端子ｃは出力端子ａに接続される。よって、リレー４７のコイル４７ｃが通電されてａ接点出力４７ａ１がオンし、方向切換弁７３のソレノイド７３ｃが通電される。また、リレー５１のコイル５１ｃは通電されないので、各ｂ接点出力５１ｂ１、５１ｂ２、５１ｂ３はコモン端子５１ｃ１、５１ｃ２、５１ｃ３に接続されている。このため、方向切換弁７３はｂ位置に切り換わり、チルトレバー５６の操作によってジブ張出の操作が可能となる。
【００５５】
詳細に説明すると、例えばモード切替スイッチ４５を「左ピン」側に切り替えたときは、モード切替スイッチ４５のコモン端子ｄと端子ａが接続する。また、リレー４７のａ接点出力４７ａ２はオンしているので、左ロックシリンダ切換弁５３のソレノイド５３ｄが通電される。これによって、左ロックシリンダ切換弁５３はａ位置に切り換わる。このとき、チルトレバー５６を手前に引くと、方向切換弁５７はａ位置に切り換わり、油圧ポンプ５８から吐出された圧油のチルトレバー操作量に応じた流量が管路７７、リール７４ｂを介して方向切換弁７３に導かれる。さらに、方向切換弁７３のｂ位置から管路１０３、回動シリンダ切換弁５４のｂ位置、管路１０４、右ロックシリンダ切換弁５５のｂ位置及び管路１０５を介して左ロックシリンダ切換弁５３のａ位置に導かれ、管路１０７からロックシリンダ１７のボトム側に流入する。ロックシリンダ１７のヘッド側から流出した油は、管路１０８、左ロックシリンダ切換弁５３、管路１０６、逆止弁７５、管路１０１、リール７４ａ及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー引き量に応じた速度でロックシリンダ１７は伸長し、上下のロックピン１９ａが挿入される。
【００５６】
同様に、モード切替スイッチ４５を「回動」側に切り替えたときは、モード切替スイッチ４５のコモン端子ｄと端子ｂが接続するので、回動シリンダ切換弁５４のソレノイド５４ｄが通電される。これによって、回動シリンダ切換弁５４はａ位置に切り換わる。このとき、チルトレバー５６を手前に引くと、油圧ポンプ５８から吐出された圧油が方向切換弁５７のａ位置を介して方向切換弁７３に導かれ、方向切換弁７３のｂ位置から管路１０３を介して回動シリンダ切換弁５４のａ位置に導かれ、管路１１１から回動シリンダ６３のボトム側に流入する。回動シリンダ６３のヘッド側から流出した油は、管路１１２、回動シリンダ切換弁５４、管路１０４、逆止弁７５、管路１０１及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー引き量に応じた速度で回動シリンダ６３は伸長し、ジブ７がブーム３の側方から前方に上下のロックピン１９ａの回りに回動する。
【００５７】
また、モード切替スイッチ４５を「右ピン」側に切り替えたときは、モード切替スイッチ４５のコモン端子ｄと端子ｃが接続するので、右ロックシリンダ切換弁５５のソレノイド５５ｄが通電される。これによって、右ロックシリンダ切換弁５５はａ位置に切り換わる。このとき、チルトレバー５６を手前に引くと、同様にして、油圧ポンプ５８から吐出された圧油が方向切換弁５７のａ位置を介して方向切換弁７３に導かれ、方向切換弁７３のｂ位置から管路１０３、管路１０４を介して右ロックシリンダ切換弁５５のａ位置に導かれ、管路１０９からロックシリンダ１８のボトム側に流入する。ロックシリンダ１８のヘッド側から流出した油は、管路１１０、右ロックシリンダ切換弁５５、管路１０５、逆止弁７５、管路１０１及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー引き量に応じた速度でロックシリンダ１８は伸長し、上下のロックピン１９ｂが挿入される。
【００５８】
なお、上記のときにチルトレバー５６を反対方向に操作すると、方向切換弁５７はｃ位置に切り換わり、油圧ポンプ５８から吐出された圧油は管路７６、管路１０１に導かれる。しかし、管路１０１の圧油は逆止弁７５によって管路１０６側には流入しないので、上記の各シリンダは縮小することはない。よって、誤操作を防止できる。
【００５９】
次に、ジブ張出／格納スイッチ４１が格納側に倒れているときは、このスイッチのコモン端子ｃは出力端子ｂに接続される。よって、リレー４８のコイル４８ｃが通電されてａ接点出力４８ａ１がオンし、方向切換弁７３のソレノイド７３ｃが通電される。また、同時にリレー５１のコイル５１ｃが通電されるので、各ａ接点出力５１ａ１、５１ａ２、５１ａ３はコモン端子５１ｃ１、５１ｃ２、５１ｃ３に接続される。このため、方向切換弁７３はｂ位置に切り換わり、チルトレバー５６の操作によってジブ格納の操作が可能となる。
【００６０】
例えばモード切替スイッチ４５を「右ピン」側に切り替えたときは、モード切替スイッチ４５のコモン端子ｄと端子ｃが接続し、右ロックシリンダ切換弁５５のソレノイド５５ｅが通電される。これによって、右ロックシリンダ切換弁５５はｃ位置に切り換わる。このとき、チルトレバー５６を手前に引くと、同様に、油圧ポンプ５８から吐出された圧油が方向切換弁５７のａ位置を介して方向切換弁７３に導かれ、方向切換弁７３のｂ位置から管路１０３、右ロックシリンダ切換弁５５のｃ位置、管路１１０からロックシリンダ１８のヘッド側に流入する。ロックシリンダ１８のボトム側から流出した油は、管路１０９、右ロックシリンダ切換弁５５、管路１０５、逆止弁７５、管路１０１及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー引き量に応じた速度でロックシリンダ１８は縮小し、上下のロックピン１９ｂが抜かれる。
【００６１】
同様に、モード切替スイッチ４５を「回動」側に切り替えたときは、回動シリンダ切換弁５４のソレノイド５４ｅが通電される。これによって、回動シリンダ切換弁５４はｃ位置に切り換わる。このとき、チルトレバー５６を手前に引くと、油圧ポンプ５８から吐出された圧油が方向切換弁５７のａ位置、方向切換弁７３のｂ位置、管路１０３を介して回動シリンダ切換弁５４のｃ位置に導かれ、管路１１２から回動シリンダ６３のヘッド側に流入する。回動シリンダ６３のボトム側から流出した油は、管路１１１、逆止弁７５及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー引き量に応じた速度で回動シリンダ６３は縮小し、ジブ７がブーム３の前方から側方に上下のロックピン１９ａの回りに回動する。
【００６２】
また、モード切替スイッチ４５を「左ピン」側に切り替えたときは、モード切替スイッチ４５のコモン端子ｄと端子ａが接続する。このとき、リレー４７のａ接点出力４７ａ２はオフしているので、リレー４９のａ接点出力４９ａ１のオン／オフによって、左ロックシリンダ切換弁５３のソレノイド５３ｅの通電の可否が決まる。すなわち、ジブ格納検出器２９の一例の近接スイッチが検知板２９ａを検知しているとき、ジブ格納検出器２９の出力はａ接点出力４８ａ２を介してリレー４９のコイル４９ｃを通電し、このときのみ、ａ接点出力４９ａ１のオンによって左ロックシリンダ切換弁５３のソレノイド５３ｅに通電される。これによって、左ロックシリンダ切換弁５３はｃ位置に切り換わる。
【００６３】
ここで、チルトレバー５６を手前に引くと、方向切換弁５７はａ位置に切り換わり、油圧ポンプ５８から吐出された圧油が管路７７、方向切換弁７３のｂ位置、管路１０３、管路１０５、左ロックシリンダ切換弁５３のｃ位置及び管路１０８からロックシリンダ１７のヘッド側に流入する。ロックシリンダ１７のボトム側から流出した油は、管路１０７、逆止弁７５及び管路７６を介して方向切換弁５７からタンク５９へドレーンする。これによって、チルトレバー引き量に応じた速度でロックシリンダ１７は縮小し、上下のロックピン１９ａが抜かれる。
【００６４】
次に、上記のような構成におけるジブ張出及び格納の手順について、以下に説明する。まず、ジブ張出の手順を説明する。
1)作業者は、ジブ７の固定手段３０のピン３３を抜き、ジブ７の先端部を係止ピン２１の回りに外側に振出した後、ピン３３をブラケット３５のガイド用の孔３５ａに挿入してジブ７が振り戻らないようにする。（図８、９参照）これに伴って、ジブ７の基端部の上下のブラケット１５の上下板１５ｂ、１５ｃの間に、及び上下板１５ｄ、１５ｅの間に、トップブーム６の左側面上下のブラケット６１を挟み込み、お互いの孔１５ａ及び孔６１ａを一致させる。また、第１リンク６４の上下板６４ａ、６４ｂの間にブラケット６１を挟み込み、ピン６７とのブラケット６１の孔６１ｂを一致させる。
【００６５】
2)運転室９内の操作パネルのジブ張出／格納スイッチ４１を「張出」側に、モード切替スイッチ４５を「左ピン」側に切り換える。この状態で、チルトレバー５６を引く。前述のように、ロックシリンダ１７が伸長し、上下のロックピン１９ａが上下のブラケット１５の孔１５ａ及びブラケット６１の６１ａに挿入される。（図１２参照）また、同時に、第３リンク６６のピン６７が第１リンク６４の孔及び上部のブラケット６１の孔６１ｂに挿入される。（図２、図１０参照）
3)上下のロックピン１９ａの挿入が完了するまで待つ。ロックピン１９ａの挿入が完了すると、ロックピン挿入検出器７０の一例である近接スイッチが検知片６８ａを検出し、ロックピン挿入検出器７０の出力が左ピンロック完了表示４３を点灯させる。と同時に、上記検出信号をコントローラ５２が入力する。
【００６６】
4)作業者は上記の左ピンロック完了表示４３が点灯したことを確認してから、ジブ張出／格納スイッチ４１の「張出」をオフ（これにより、ジブモードとなる）する。また、ブーム起伏レバー（図示せず）を操作してブームを所定角度起こした後、ブーム伸縮レバー（図示せず）を操作してブームを所定長さまで伸長する。このとき、コントローラ５２は、ロックピン挿入検出器７０の上記検出信号が入力されているときにのみ、ブーム３を伸長するようにしている。よって、ロックピン１９ａの挿入が完了しないままブーム３を伸長することが無くなるので、ジブ７の落下事故等を防止でき、作業の安全性が向上できる。
5)ブーム３を更に起こしながら、チルトレバー５６によってジブ７を徐々に伏せる。ブーム角度が所定角度となり、ジブ７が鉛直になったら、補巻ロープ１２１を緩めて補フック１２２を地面に寝かせる。補巻ロープ１２１をジブ７の先端部のアイドラシーブ１２３及びジブシーブ１２４に通した後、補巻ロープ１２１を少し巻き上げて補フック１２２を地面から浮かせ、チルトレバー５６によってジブ７を最大に（ブーム３に対して略直角）伏せる。
【００６７】
6)ジブ張出／格納スイッチ４１を「張出」側に、モード切替スイッチ４５を「回動」側に切り換え、この状態でチルトレバー５６を引く。前述のように、回動シリンダ６３が伸長し、ジブ７がブーム３の前方に回動する。図１６に、回動シリンダ６３が伸長してジブ７をブーム３の前方に回動して張り出した状態を示している。
7)モード切替スイッチ４５を「右ピン」側に切り換え、チルトレバー５６を引く。ロックシリンダ１８が伸長し、ロックピン１９ｂが上下のブラケット１６とブラケット６２の孔１６ａ、６２ａに挿入される。
8)ジブ張出／格納スイッチ４１の「張出」をオフし（これにより、ジブモードとなる）、チルトレバー５６によってジブ７を起こしながら、ブーム３を略水平になるまで最大に伏せる。
9)この後、補巻ロープ１２１の付け替え等を行う。
【００６８】
以上のように、ジブ７の振出し以後のロックピン１９ａの挿入、ブーム３の起こし及び伸長、ジブ７の伏せ及び回動、ロックピン１９ｂの挿入、ジブ７の起こし、ブーム３の伏せ等の各操作が運転室９内でできるので、作業時の安全性が高くなる。また、ロックピン１９ａの挿入完了を表示によって作業者に確認させると共に、ロックピン１９ａが挿入完了していないときは、コントローラ５２がブーム３を伸長しないようにしている。よって、挿入が不完全な状態でのブーム３の伸長によるジブ７の落下事故等を防止できる。
【００６９】
また、ジブ格納時の作業手順は、これまで説明した張出時の作業手順及び操作をほぼ逆に行うことによって可能である。ここで、ジブ格納時は、ジブ張出／格納スイッチ４１を「格納」にする。但し、張出時と一部異なる手順があり、以下にこの手順のみを説明する。
上記ジブ格納時の手順を逆に行って、ジブ７をブーム３の前方から側方に回動し、さらにジブ７を起こしてブーム３と略平行にしているものとする。（ここまでは、上記9)から5)の逆手順を行う)
この後、手順4)に対応する作業として、ブーム３を縮小してジブ７の係止ピン２１を係止ブラケット２２の孔２２ａに挿入させる必要がある。図１７はこのときのジブ７の先端部をガイドする様子を表している。ブーム３の縮小に伴って、ジブ７はブーム３の側面に沿ってブーム３の基端部方向へ移動する。ジブ７側面のブラケット３６の先端下面３６ａが、ブーム３のブラケット３４のバー３７に当接する。ジブ７がブーム３の基端部方向へ移動すると、先端下面３６ａはバー３７にガイドされ、ブラケット３６がブラケット３４上に乗るようになっている。
【００７０】
また、ブラケット３６の先端の傾斜部３６ｂがピン３３の側面に当接しながらブラケット３６は移動し、最後にはブラケット３６の側面３６ｃがピン３３の側面に当接した状態にブラケット３６はガイドされる。この状態のときにジブ７の係止ピン２１が係止ブラケット２２の孔２２ａにちょうど挿入されるように、係止ピン２１と孔２２ａとの位置関係を調整しておく。これは、ナット２４ａによる上下方向の調整、及びナット２６ａによる左右方向の調整によって行うことができる。（図４、５参照）この結果、ブーム３の縮小に伴って、ジブ７のブラケット３６の先端下面３６ａ及び傾斜部３６ｂがそれぞれバー３７及びピン３３によってガイドされ、スムーズに係止ピン２１が係止ブラケット２２の孔２２ａに挿入される。
【００７１】
3)に対応する手順として、係止ピン２１が係止ブラケット２２の孔２２ａに挿入完了するまで待つ。係止ピン２１の孔２２ａへの挿入が完了すると、ジブ格納検出器２９が検知板２９ａを検出し、ジブ格納検出器２９の検出出力がリレー４９のコイル４９ｃを通電する。
2)に対応する手順として、ジブ張出／格納スイッチ４１を「格納」側にし、モード切替スイッチ４５を「左ピン」にしたとき、前述のようにチルトレバー５６を引くとロックシリンダ１７を縮小できるようになり、ロックピン１９ａを抜くことができる。この結果、係止ピン２１が孔２２ａに完全に挿入されていないときにロックピン１９ａを抜いたことに伴ってジブ７が落下することを防止でき、作業の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わる移動式クレーンの全体側面図である。
【図２】本発明に係わるブーム及びジブの連結部の平面図である。
【図３】本発明に係わるブームとジブの中央及び先端側の平面図である。
【図４】本発明に係わるジブの係止手段の詳細（図３のＸ−Ｘ断面図）である。
【図５】本発明に係わるジブの係止手段の詳細（図４のＹ−Ｙ断面図）である。
【図６】本発明に係わるジブの固定手段のジブ格納時の詳細平面図である。
【図７】本発明に係わるジブの固定手段のジブ格納時の詳細側面図である。
【図８】本発明に係わるジブの固定手段のジブ振出時の詳細平面図である。
【図９】本発明に係わるジブの固定手段のジブ振出時の詳細側面図である。
【図１０】本発明に係わるジブの連結手段のジブ側側面図（図２のＺ視図）である。
【図１１】本発明に係わるロックピン挿入検出器の詳細平面図（図１０のＡ−Ａ断面図）である。
【図１２】本発明に係わるロックシリンダの挿入完了時の側面図である。
【図１３】本発明に係わる安全装置の操作パネルである。
【図１４】本発明に係わる安全装置の電気制御回路図である。
【図１５】本発明に係わる安全装置の油圧制御回路図である。
【図１６】本発明に係わるジブ連結部のジブ張出後の側面図である。
【図１７】本発明に係わるジブ格納時のジブのガイドを説明する図である。
【図１８】従来技術を説明する移動式クレーンの全体側面図である。
【図１９】従来のジブ格納状態のブームとジブの平面図である。
【図２０】従来のジブ格納状態のブームとジブの連結部平面図である。
【図２１】従来のジブ張出状態のブームとジブの連結部側面図である。
【図２２】従来のジブ振出し時のブームとジブの連結部の平面図である。
【図２３】従来のジブ張出し時のブームを伸長した状態の平面図である。
【図２４】従来のジブ張出完了時のブームとジブの全体平面図である。
【符号の説明】
１…下部走行体、２…アウトリガー、３…ブーム、４…基段ブーム、５…２段目ブーム、６…トップブーム、７…ジブ、８…上部旋回体、９…運転室、１１…ジブブラケット、１２…ジブ本体、１３、２３、３３、３８、６７、８０、８３、９４、９６、９７、９８、９９…ピン、１４…チルトシリンダ、１５、１６、２５、３１、３２、３４、３５、３６、３８、６１、６２、６９、７１…ブラケット、１５ａ、１６ａ、２２ａ、２２ｂ、３１ａ、３２ａ、３５ａ、６１ａ、６１ｂ、６２ａ、９５…孔、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄ、１５ｅ…板、１７、１８…ロックシリンダ、１９ａ、１９ｂ…ロックピン、２０…係止手段、２１…係止ピン、２２…係止ブラケット、２４、２６…ネジ、２４ａ、２６ａ…ナット、２８…支持板、２９…ジブ格納検出器、２９ａ…検知板、３０…固定手段、３３ａ…ピン抜け止めピン、３６ａ…先端下面、３６ｂ…傾斜部、３６ｃ…側面、３７…バー、３９…第１ストッパ、４１…ジブ張出／格納スイッチ、４２ａ、４２ｂ…第２ストッパ、４３…左ピンロック完了表示、４４…ジブ格納完了表示、４５…モード切替スイッチ、４６、４７、４８、４９、５１…リレー、５２…コントローラ、５３…左ロックシリンダ切換弁、５４…回動シリンダ切換弁、５５…右ロックシリンダ切換弁、５６…チルトレバー、５７、７３…方向切換弁、５８…油圧ポンプ、５９…タンク、６３…回動シリンダ、６４…第１リンク、６４ａ、６４ｂ…板、６５…第２リンク、６６…第３リンク、６８…ポール、６８ａ…検知片、７０…ロックピン挿入検出器、７２…ケーブルドラム、７４ａ、７４ｂ…リール、７５…逆止弁、７６、７７、１０１、１０２、１０３、１０４、１０５、１０６、１０７、１０８、１０９、１１０、１１１、１１２…管路、７８…パイロット操作逆止弁、７９…カウンタバランス弁、８１、８２、８５、８７ａ、８７ｂ…ラグ、８４…つの、８９…スイッチボックス、９２、９３…リンク、１２１…補巻ロープ、１２２…補フック、１２３…アイドラシーブ、１２４…ジブシーブ、１２５…シングルトップ、１３１…ボス。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a jib overhang, storage and method of a mobile crane.
[0002]
[Prior art]
The mobile crane has a telescopic boom on the vehicle body that can be raised and lowered, and can be swung freely. By operating these telescopic, hoisting and swiveling work machines, the lifting work can be performed. It has become. However, there is a case where a work range wider than the work possible range by using only the work machine is required. In such a case, a jib-mounted mobile crane that can widen the working range by mounting a jib on the tip of the boom is often used. Such a jib-mounted mobile crane is shown in FIG. 18, for example.
[0003]
In FIG. 18, the mobile crane is provided with an upper swing body 8 that can pivot freely on the upper part of the lower traveling body 1 that has wheels on the front, rear, left and right, and a telescopic boom 3 can be raised and lowered on the upper swing body 8. Provided. A driver's cab 9 capable of traveling operation and working machine operation is disposed on the front side surface on the upper swing body 8. The boom 3 is a multistage telescopic boom, and includes, for example, a base boom 4, a second boom 5, and a top boom 6. Outriggers 2 are provided at the left and right ends of the lower traveling body 1 at the front and rear to prevent falling during work. Further, the jib 7 is mounted on the side surface of the boom 3 when the mobile crane is traveling. The jib 7 is configured so that the side surface of the boom 3 is rotated as needed during operation and is extended to the tip of the boom and connected by a pin.
[0004]
As for the extension and storage device of the jib 7 in such a jib-mounted type mobile crane, there is a conventional one disclosed in, for example, Japanese Utility Model Publication No. Hei 6-76283, and FIG. 19 to FIG. The storage device is shown. Hereinafter, a detailed description will be given with reference to these drawings.
FIG. 19 is a plan view showing the retracted state of the jib 7, and FIG. 20 is a detailed plan view of the connecting portion between the top boom 6 and the jib 7 in the retracted state. FIG. 21 shows a side view of the connecting portion in the overhanging state. A lug 81 for fixing the jib 7 is provided at the rear side of the side of the base boom 4, and the lug 81 is connected to a lug 82 provided at the tip of the jib 7 by a pin 83. Further, a lug 85 is provided at the center of the side surface of the base boom 4, and the lug 85 is connected to one 84 provided at the center of the jib 7 by a pin 80.
[0005]
Lugs 87a and 87b are provided on the left and right sides of the front end side of the top boom 6, and lock pins 19a and 19b for connecting the lugs 87a and 87b of the top boom 6 and the jib 7 to the ends of the base end of the jib 7, respectively. Is provided. Lock cylinders 17 and 18 for inserting and removing the lock pins 19a and 19b are attached. Further, on the upper surface of the base end portion of the jib 7, a swing of the jib 7 (referring to swinging the jib 7 around the pin 80 in the central portion), and a rotating cylinder 63 for overhanging and storing the pin 99 is connected to the pin 99. Is provided so as to be rotatable. The rod side of the rotating cylinder 63 is pivotally connected to the connecting portion of the link 92 and the link 93 by a pin 96, and the other end side of the link 93 is pivotable by the pin 97 on the upper surface of the jib 7. The other end of the link 92 is pivotally attached to the upper surface of the jib 7 by a pin 94 during storage.
[0006]
A switch box 89 is disposed on the top surface of the top boom 6. The switch box 89 accommodates switches (not shown) for operating the lock cylinders 17 and 18 and the rotation cylinder 63. Further, the pin 83, the pin 80, the pin 94, the pin 98, and the like for fixing the jib 7 to the base boom 4 are positioned so as to be easily removable from the top surface of the top boom 6. .
[0007]
In the jib extension / storage device having the above-described configuration, when the jib is extended, the operator first rides on the upper surface of the top boom 6 and removes the pin 94 that attaches the link 92 to the jib 7. Then, the switch of the switch box 89 is operated to operate the rotating cylinder 63 so that the hole at the tip of the link 92 is aligned with the hole 95 provided at the upper surface side end of the top boom 6. And the link 92 and the top boom 6 are connected. Next, the pin 83 that fixes the tip of the jib 7 to the base boom 4 is pulled out, and the rotating cylinder 63 is actuated by the switch box 89 to swing the jib 7 around the pin 80. The lock pin 19a at the end is aligned with the hole of the lug 87a at the tip of the top boom 6. FIG. 22 shows this state. In this state, the lock cylinder 17 is operated to insert the lock pin 19a, and the lug 87a is connected to the jib 7. Thereafter, the pin 80 that fixes the central portion 84 of the jib 7 is pulled out, the boom 3 is extended by the operation lever in the cab 9, and the 84 supporting the jib 7 as shown in FIG. 23. Is removed from the lug 85. As a result, the jib 7 is supported by the lock pin 19a and the pin 98.
[0008]
Next, the operation lever in the driver's seat 9 or the switch in the switch box 89 is operated to operate the rotation cylinder 63 to rotate the jib 7 around the lock pin 19a, and the boom 3 as shown in FIG. Overhang ahead. The lock cylinder 18 is operated by the switch box 89 to insert the lock pin 19b into the hole of the lug 87b of the top boom 6. Thereby, the connection work of the jib 7 and the top boom 6 is completed. The jib 7 is stored in the reverse order.
In this way, the operator is in the cab 9 or at the top of the top boom 6 and operates each cylinder and work implement to perform the extension and storage of the jib 7. At the same time, the operator confirms the completion of each work process, for example, the lock cylinder 19 is securely inserted into the hole of the lug 87a by the lock cylinder 17, and then proceeds to the next process. Yes.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional jib overhanging and retracting device, since the worker often has to work on the boom 3, there is always a danger in working in high places and narrow places. become.
Also, depending on the work process, confirmation of process completion may be very important. For example, when the lock 3 is not completely inserted when the lock pin 19a is inserted into the hole of the lug 87a by operating the lock cylinder 17 and the boom 3 is extended and the boom 3 is extended, the connection between the boom 3 and the jib 7 is released. There is a risk of the jib 7 falling. Further, when the jib 7 is retracted, if the lock pin 19a is pulled out in a state where the one 84 and the lug 85 are not connected by the pin 80, there is a risk that the jib 7 will fall similarly. Therefore, in such a process, it is necessary to surely confirm the completion of the process (pin insertion completion). However, since the conventional method relies on the operator's confirmation, the burden on the operator becomes too great and the fatigue at the time of the work increases. May occur.
[0010]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and improves the safety by reducing the work on the boom of the worker, and the jib dropping accident due to the insufficient confirmation of the completion of the pin connection. It is an object of the present invention to provide a jib overhang and storage safety device that can prevent the occurrence of the above and a control method thereof.
[0011]
[Means, actions and effects for solving the problems]
  In order to achieve the above object, the jib overhanging and storing safety device according to the present invention is stored and supported by the telescopic boom 3 and the side of the boom 3 by the locking bracket 22 and stored. A movement having a jib 7 that pivots forward from the side of the boom 3 around the lock pin 19a inserted by the lock cylinder 17 into one of the upper and lower brackets 61 at the left and right ends of the boom 3 sometimes. In the jib overhang and storage safety device of the crane
  A jib extension / retraction switch 41;
  A lock pin insertion detector 70 for detecting the completion of the insertion of the lock pin 19a;
  A jib storage detector 29 that is provided on the side surface of the boom 3 and is inserted into the hole 22a of the locking bracket 22 to detect that the locking pin 21 that locks the jib 7 is in the insertion completion position;
  A controller 52;
  When the jib extension / retraction switch 41 is switched to the extension side, the controller 52Lock pin insertion detector 70Entered fromThe boom 3 is extended only when the detection signal is completely inserted,If the jib extension / storage switch 41 is switched to the storage side,Jib storage detector 29 Entered fromThe lock cylinder 17 is operated in the direction to remove the lock pin 19a only when the detection signal is stored completely.InterlockIt has a configuration.
[0012]
Since the above configuration is adopted, the boom is not extended when the lock pin serving as the center for rotating the jib from the side to the front of the boom is not completely inserted when the jib is extended. Further, when the boom is reduced for storing the jib, if the insertion of the locking pin of the jib into the hole of the locking bracket is not completed, the locking pin cannot be pulled out. For this reason, a jib dropping accident or the like caused by extending the boom when the insertion of the lock pin is not completed or removing the lock pin when the insertion of the locking pin of the jib is not completed. Can be prevented. Most of these jib overhanging and retracting operations can be carried out by checking the operation lever, operation switch, etc. in the cab or by confirming the pin insertion completion display. Therefore, the safety of the work becomes high and the confirmation work becomes unnecessary, and the burden on the worker is reduced.
[0013]
In the jib overhanging and storing safety device, when the boom 3 is contracted for storing the jib 7, the locking pin 21 of the jib 7 is engaged with the hole 22 a of the locking bracket 22 of the boom 3. Thus, a guide means for guiding the jib 7 is provided.
[0014]
In the jib overhang and storage safety device, the guide means includes:
A bar 37 provided on a side surface of the bracket 34 projecting to the side of the boom 3 and on an upper end portion on the distal end side of the boom 3;
A bracket 35 provided on a side surface of the bracket 34 and provided with a guide hole 35a for guiding the tip of the jib 7;
A guide pin 33 inserted into the guide hole 35a when the boom 3 is contracted to store the jib 7,
The front end lower surface 36a of the bracket 36 provided on the jib 7 and the inclined portion 36b are guided by the bar 37 and the guide pin 33.
[0015]
With the above configuration, when the boom is reduced for storing the jib, the bar 37 provided on the side surface of the bracket 34 and at the upper end portion on the tip side of the boom is provided on the bottom surface of the tip of the bracket 36 provided on the jib. It abuts on 36a to guide the vertical position of the jib. At the same time, the guide pin at the guide position (the swing position) abuts on the inclined portion 36b on the side surface of the bracket 36 to guide the left and right positions of the jib. As a result, the locking pin of the jib is smoothly and reliably inserted into the hole of the locking bracket. Since the jib moves along the guide means, the locking means engage smoothly and reliably. Therefore, it is not necessary for the operator to work on the boom for engaging. As a result, work safety is increased.
[0016]
In the jib overhanging and storing safety device, the guide hole 35a of the bracket 35 includes:
In order to connect either one of the left and right brackets 15 and 16 at the base end of the jib 7 and one of the left and right brackets 61 and 62 of the boom 3 corresponding thereto, the tip of the jib 7 is fixed away from the boom 3. The guide pin 33 may also be used as a hole 35a into which the guide pin 33 is inserted.
[0017]
With the above configuration, when the guide pin is inserted into the hole that fixes the position so that the tip of the jib does not return when the jib is swung out, the guide pin in this state guides the tip of the jib It becomes a guide means. That is, when the boom is reduced for storing the jib, the guide pin in the above position is brought into contact with the inclined portion 36b of the bracket 36 provided on the jib to guide the left and right positions of the jib, and the jib is locked. The pin is smoothly and reliably inserted into the hole of the locking bracket. Therefore, it is not necessary for the operator to change the insertion position of the guide pin from the swing position at the upper part of the boom in order to guide the jib tip. As a result, work safety can be improved and workability can be improved.
[0018]
In the jib overhang and storage safety device, the upper and lower brackets 15 of the jib 7 connected to the upper and lower brackets 61,
A boss 131 provided on the upper and lower brackets 15 and concentric with a hole 15a into which the lock cylinder 17 is inserted;
A first stopper 39 provided on the upper and lower brackets 61 for positioning the hole 15a of the bracket 15 in the front-rear direction by contacting the boss 131 when the jib is extended;
It is preferable to include a second stopper 42a that protrudes from the side surface of the jib 7 on the bracket 15 side and contacts the side surface of the boom 3 on the bracket 61 side when the jib is extended to position the hole 15a in the left-right direction. .
[0019]
With the above configuration, when the jib is extended, the jib tip is swung out, the boss 131 of the bracket 15 on the jib side is brought into contact with the first stopper 39 of the bracket 61 on the boom side, and the second stopper 42a is mounted on the bracket 61 of the boom 3. By making contact with the side surface on the side, the position of the hole 15a of the bracket 15 is positioned in the front-rear direction and the left-right direction with respect to the position of the hole 61a of the bracket 61. This makes it easy to match the positions of the hole 15a and the hole 61a, and the lock pin is inserted smoothly. As a result, the jib overhanging operation can be easily performed by an operation in the cab, so that workability and safety can be improved.
[0022]
  Also jibAs for the control method of the safety device in the overhang and storage, when the jib is extended, either one of the left and right brackets 15 and 16 of the jib 7 stored and supported by the locking bracket 22 on the side of the telescopic boom 3 is supported. And after inserting the lock pin 19a by the lock cylinder 17 into one of the left and right brackets 61 and 62 of the boom 3 corresponding thereto, the boom 3 is extended and the locking pin 21 of the jib 7 is connected to the locking bracket 22 of the boom 3. In the jib extension and storage of the mobile crane, which is rotated from the side of the boom 3 forward from the side of the boom 3 around the lock pin 19a. In the control method of the safety device,
  Jib overhang / retract switch 41 ) Is switched to the overhanging side, the controller 52 extends the boom 3 only when the detection signal input from the lock pin insertion detector 70 is completely inserted, and the jib overhanging / retraction switch 41 is set to the storage side. Is switched to the controller 52 only when the detection signal input from the jib storage detector 29 is stored.Operates the lock cylinder 17 in the direction to remove the lock pin 19aMakeThis is how it was done.
[0023]
  Above methodBecauseWhen the insertion of the lock pin serving as the center for rotating the jib from the side of the boom to the front is not completed, the boom does not extend, and the locking pin of the jib does not come out of the hole of the locking bracket. Therefore, the occurrence of a jib dropping accident can be prevented. Also,After the boom is reduced, if the locking pin is not completely inserted into the hole of the locking bracket, the lock cylinder cannot be operated in the direction in which the lock pin is pulled out. This can prevent a jib dropping accident.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an overall side view of a mobile crane equipped with a safety device for extending and retracting a jib according to the present invention, and shows a retracted state of a jib 7. In FIG. 1, the same components as those described in the prior art are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted here.
The jib 7 is stored on either the left or right side of the boom 3, and is stored on the left side in this embodiment. The jib 7 includes a base end side jib bracket 11 and a distal end side jib body 12. The jib bracket 11 and the jib main body 12 are rotatably connected by a horizontal pin 13 and can be rotated around the pin 13 by a tilt cylinder 14.
[0025]
The substantially central portion of the jib body 12 is locked to the left side surface of the base boom 4 by the locking means 20, and the vicinity of the tip portion is fixed to the left side surface of the base boom 4 by the fixing means 30. An idler sheave 123 is disposed on the top surface of the tip of the jib body 12 and a jib sheave 124 is provided at the tip. Brackets 15 and 15 and brackets 16 and 16 for connecting to the boom 3 are provided on the left and right of the base end portion of the jib bracket 11, respectively, and between the upper and lower brackets 15 and 15 and the brackets 16 and 16. Are provided with lock cylinders 17 and 18 for inserting lock pins for connection. Furthermore, a top sheave (hereinafter referred to as a single top) 125 is provided at the tip of the top boom 6, and a supplementary hook 122 provided at the tip of the supplementary rope 121 via the single top 125 is provided.
[0026]
FIG. 2 is a plan view of the distal end portion of the top boom 6 and the connecting portion of the jib bracket 11 when the jib 7 is stored. A rotating cylinder 63 is disposed on the upper part of the jib bracket 11, and the tube side of the rotating cylinder 63 is rotatably attached to the upper surface of the jib bracket 11, and the rod side is the central part of the second link 65. It is attached to be freely rotatable. One end side of the second link 65 is pivotally attached to the upper surface of the jib bracket 11, and the other end side is pivotally connected to one end of the first link 64. The other end of the first link 64 is rotatably connected to one end of the third link 66, and the other end of the third link 66 is rotatably connected to the tube side end of the lock cylinder 17.
[0027]
A bracket 61 for connecting the jib 7 is provided above and below the left end of the top boom 6. The upper and lower brackets 61 are provided with holes 61a for connecting the brackets 15 of the jib 7 respectively. The upper bracket 61 is further provided with a connecting hole 61b into which the pin 67 of the connecting portion between the first link 64 and the third link 66 is inserted. Further, brackets 62 for connecting the jib 7 are provided on the upper and lower sides on the right side of the tip of the top boom 6, and both upper and lower brackets 62 are provided with connecting holes 62 a. Further, the first stopper 39 is fixed to the upper surface of the upper bracket 61 over the hole 61a, and similarly, the first stopper 39 is fixed to the lower surface of the lower bracket 61 under the hole 61a. Has been. A second stopper 42b is provided on the left side surface of the top boom 6 so as to protrude toward the jib 7 side.
[0028]
A bracket 15 having a hole 15a into which a lock pin 19a for connecting to the top boom 6 is inserted is provided above and below the base 3 of the jib bracket 11 on the boom 3 side (right side facing the front of the boom 3). A bracket 16 having a connecting hole 16a into which a lock pin 19b is inserted is provided on the upper and lower sides opposite to the boom 3 (also on the left side). Further, a boss 131 is provided on the upper surface of the upper bracket 15 and in the hole 15a, and the hole 15a passes through the boss 131. Similarly, a boss 131 through which the hole 15a passes is provided on the lower surface of the lower bracket 15 and in the hole 15a portion. Further, a second stopper 42a is provided on the right side surface of the jib bracket 11 so as to protrude toward the top boom 6 side. When the jib is connected, the upper and lower bosses 131 are pressed against the first stoppers 39 of the upper and lower brackets 61 on the top boom 6 side, and the second stoppers 42a are brought into contact with the second stoppers 42b on the top boom 6 side. The positions of 15a and hole 61a are matched. Note that the second stopper 42a and the second stopper 42b may be either one.
[0029]
FIG. 3 is a plan view of the center boom 4 and the jib body 12 at the center and tip end side. A locking pin 21 is attached to a substantially central portion of the jib main body 12, and a locking bracket 22 is attached to the base boom 4 side. The locking bracket 22 is provided with a hole, and the jib 7 is locked to the boom 3 by inserting the locking pin 21 into the hole. In addition, a fixing bracket 32 is attached to the distal end side of the jib main body 12, and a fixing bracket 31 is attached to the base boom 4 side. Both brackets 31 and 32 are provided with holes 31a and 32a, respectively, and a fixing pin 33 is inserted into the holes 31a and 32a to fix the tip of the jib 7.
[0030]
4 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 3 and shows details of the locking means 20. 5 is a cross-sectional view taken along the line YY of FIG. 4, and will be described below with reference to FIGS.
Lock pins 21 projecting in the longitudinal direction of the boom 3 are provided above and below the side surface of the jib body 12 on the boom 3 side. The upper and lower locking pins 21 are inserted into the locking holes 22a of the locking brackets 22 provided on the base boom 4 side and locked. Further, a hole 22b in the longitudinal direction of the boom 3 is provided at the lower part of the locking bracket 22, and a pin 23 passes through the hole 22b. Both ends of the pin 23 in the longitudinal direction are provided with holes in the vertical direction, and screws 24 pass through these holes. A nut 24 a is inserted substantially at the center of both screws 24 and below the pins 23, and the upper and lower portions of the screws 24 are supported by the lower portions of the side surfaces of the base boom 4. Thus, the locking bracket 22 is supported by both nuts 24a via the pins 23. Then, by adjusting the position of the nut 24a along the direction of the screw 24, the vertical position of the boom 3 of the locking bracket 22 can be adjusted.
[0031]
A bracket 25 is provided on the upper side of the boom 3 and above the pin 23, and a pair of screws 26 are provided on the upper surface of the bracket 25 so as to face each other. Both screws 26 face a direction perpendicular to the side surface of the boom 3, and their tips are opposed to each other. Also, nuts 26a are inserted into both screws 26, respectively. And the upper part of the latching bracket 22 is supported in the state pinched | interposed into the front-end | tip part of both the screws 26. FIG. In this manner, the inclination of the locking bracket 22 around the pin 23 can be adjusted by adjusting the position of the nut 26a.
[0032]
A support plate 28 extending downward is attached to the front end of the bracket 25, and a jib storage detector 29 is attached to the lower portion of the support plate 28. The jib storage detector 29 detects that the jib 7 has been stored, that is, that the locking pin 21 has been completely inserted into the hole 22 a of the locking bracket 22. In the present embodiment, an example in which a proximity switch is used as one of the jib storage detectors 29 is shown, and a detection plate 29a is attached to the jib body 12 side for detection of this proximity switch. In addition, although the proximity switch is used as the jib storage detector 29, it is not limited to this, For example, a limit switch etc. may be sufficient.
[0033]
6 and 7 are a detailed plan view and a side view of the fixing means 30 in a state where the jib 7 is stored in the boom 3, respectively. A bracket 34 projecting sideways is provided at the lower side of the side of the base boom 4, and the tip of the jib 7 is supported and fixed to the upper part of the bracket 34 in the retracted state. A bracket 31 having a hole 31a for fixing the jib 7 is fixed to the side surface of the bracket 34 and to the base end portion side of the jib 7, and the side surface of the bracket 34 and the distal end portion of the jib 7 On the side, a bracket 35 having a guide hole 35a for the jib 7 is attached. The position of the guide hole 35a is closer to the jib 7 than the position of the fixing hole 31a.
[0034]
Further, a bracket 32 projecting sideward on the boom 3 side is provided on the side surface of the jib main body 12, and a hole 32 a for fixing the jib 7 is provided in the bracket 32. A bracket 38 is also provided on the side surface of the jib main body 12 so as to protrude sideways on the boom 3 side, and a pin 38 a is provided on the upper portion of the substantially central portion of the bracket 34 of the base boom 4. When the jib 7 is retracted, the position of the hole 31a of the bracket 31 and the hole 32a of the bracket 32 coincide with each other by bringing the end face of the bracket 38 on the boom 3 side into contact with the pin 38a. At this time, the pin 33 is inserted and fixed in the hole 31a and the hole 32a. In the retracted state, the pin retaining pin 33 a is inserted into the tip of the pin 33. Note that a shock absorbing shock absorbing member may be provided at the tip of the pin 38a that contacts the bracket 38, and this shock absorbing member is made of rubber, a spring or the like.
[0035]
A bracket 36 is provided on the side surface of the bracket 38 on the jib tip side. In the side view of FIG. 7, the front end lower surface 36 a of the bracket 36 has an inclination, and this inclination is such that the height of the front end lower surface 36 a with respect to the upper surface of the bracket 34 is smoothly lowered from the front end portion to the base end portion. . 6, the distal end portion of the bracket 36 has an inclined portion 36b from the distal end to the side surface 36c on the boom side, and the side surface 36c of the proximal end portion of the bracket 36 is substantially parallel to the side surface of the jib body 12. It has become. Further, a guide bar 37 on the lower end surface 36 a of the bracket 36 is fixed to the upper end of the side surface of the bracket 34 on the jib base end side in parallel to the upper surface of the bracket 34.
[0036]
8 and 9 are a detailed plan view and a side view of the fixing means 30 in a state in which the tip of the jib 7 is swung around the locking pin 21 when the jib 7 is extended. Here, “swinging out” the jib 7 means that the jib 7 rotates around the locking pin 21 by moving the tip of the jib 7 away from the boom 3, and the bracket 15 at the base end of the jib 7. The operation of matching the hole 15a with the hole 61a of the bracket 61 of the top boom 6 is described. 8 and 9, the pin 33 is removed from the holes 31 a and 32 a, and the tip of the jib 7 is separated from the boom 3. The pin 33 is inserted into the hole 35 a of the bracket 35, and in this state, the side surface of the pin 33 is in contact with the side surface 36 c on the boom 3 side of the base end portion of the bracket 36. Thereby, the tip of the jib 7 is fixed by the pin 33 so as not to return to the boom 3 side. At this time, the boss 131 of the bracket 15 in FIG. 2 abuts against the first stopper of the top boom 6 for positioning in the front-rear direction, and the second stopper 42a on the jib 7 side is the second stopper 42b on the top boom 6 side. The hole 15a can be easily aligned with the hole 61a of the top boom 6 by positioning in the left-right direction in contact with.
[0037]
FIG. 10 is a Z view in FIG. 2, and is a side view of the lock cylinder 17 and the connecting pin portion between the upper and lower brackets 15. FIG. 11 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. Details of the lock cylinder 17 and the connecting lock pin portion will be described below with reference to FIGS. 10 and 11.
One end side of the third link 66 is rotatably attached to the tube at the upper end of the lock cylinder 17, and an upper lock pin 19a is attached by a pin 19c. The axis of the lock pin 19 a is aligned with the axis of the lock cylinder 17. A pin 67 for connecting the first link 64 and the hole 61b of the bracket 61 of the top boom 6 is fixed to the upper surface of the third link 66 on the other end side. Further, a lower lock pin 19a is attached to the rod side of the lower end portion of the lock cylinder 17 by a pin 19d.
[0038]
Each of the upper and lower brackets 15 has a U shape, and a hole 61a portion of the upper and lower brackets 61 on the top boom 6 side (see FIG. 2) between the upper and lower plates 15b and 15c and the plates 15d and 15e. ). A boss 131 through which the hole 15a passes is provided on the upper surface of the upper plate 15b and in the hole 15a portion. Similarly, a boss 131 through which the hole 15a passes is provided on the lower surface of the lower plate 15e and in the hole 15a portion. Similarly, the connecting portion side of the first link 64 with the third link 66 is composed of upper and lower plates 64a and 64b, and the hole 61b portion of the bracket 61 above the top boom 6 is provided between the upper and lower plates 64a and 64b. It comes to pinch.
[0039]
Further, as shown in FIG. 10, when the lock cylinder 17 is contracted to the shortest, the distal end portion of the bracket 71 protruding from the base end portion of the jib bracket 11 toward the lock cylinder 17 is It is sandwiched between the tube and the rod. In this state, the tip of the upper lock pin 19 a is hooked on the plate 15 c of the upper bracket 15, and the tip of the pin 67 is hooked on the lower plate 64 b of the first link 64. The tip of the lower lock pin 19a is hooked on the plate 15d of the lower bracket 15. As a result, the lock cylinder 17, the first link 64, the upper and lower lock pins 19 a, and the pin 67 are prevented from being detached from the jib bracket 11.
[0040]
A bracket 69 extending upward is attached to the rod of the lock cylinder 17, and a lock pin insertion detector 70 for detecting the completion of insertion of the upper and lower lock pins 19 a is attached to the upper end of the bracket 69. ing. In this embodiment, a proximity switch is employed as an example of the lock pin insertion detector 70, and the detection surface of this proximity switch faces downward in the expansion / contraction direction of the lock cylinder 17. A pole 68 extending downward is attached to the lower end of the tube of the lock cylinder 17, and a proximity switch detection piece 68 a is attached to the lower end of the pole 68.
[0041]
FIG. 12 shows a state in which the lock cylinder 17 extends and the jib 7 and the top boom 6 are connected as viewed from the side of the top boom 6. As shown in this figure, when the lock cylinder 17 is extended and the upper and lower lock pins 19a are completely inserted into the holes 15a of the upper and lower brackets 15, the proximity switch of the lock pin insertion detector 70 sets the detection piece 68a to a predetermined position. It is designed to operate by detecting distance.
Further, when the jib 7 is extended, the boss 131 of the bracket 15 is pressed against the upper and lower first stoppers 39 provided on the upper surface of the upper bracket 61 and the lower surface of the lower bracket 61. As a result, the positions of the hole 15a and the hole 61a coincide, and the lock pin 19a can be inserted smoothly.
[0042]
Although not shown, a lock cylinder 18 is provided between the upper and lower brackets 16 in the same manner as the bracket 15, and an upper lock pin 19 b is connected to the upper end of the tube side of the lock cylinder 18 and the lock cylinder 18 is locked. A lower lock pin 19b is attached to the lower end of the cylinder 18 on the rod side. Similarly, when the lock cylinder 18 is contracted to the shortest, the tip of a bracket (corresponding to the bracket 71) provided so as to protrude from the base end of the jib bracket 11 toward the lock cylinder 18 The tip of the upper and lower lock pins 19b hangs on the cylinder side plates (corresponding to the plates 15c and 15d) of the U-shaped brackets of the upper and lower brackets 16, respectively. As a result, the lock cylinder 18 and the upper and lower lock pins 19b are prevented from being detached from the jib bracket 11.
[0043]
FIG. 13 shows an operation panel of the safety device in the jib overhanging and storing according to the present invention, and this operation panel is provided in the cab 9. A jib extension / retraction switch 41 for selecting a jib extension and storage operation is a changeover switch, and is represented by a seesaw type changeover switch in the example of FIG. When the overhang and retract switch parts are pressed, the corresponding output contacts are turned on. Further, the left pin lock completion display 43 displayed when the bracket 61 on the left side of the top boom 6 and the bracket 15 of the jib 7 are completely connected by the lock pin 19a, and the locking pin 21 when the jib 7 is stored. A jib storage completion display 44 is provided to indicate that the locking bracket 22 has been completely inserted into the hole 22a.
[0044]
The operation panel is provided with a mode switch 45 for switching the work mode. In the present embodiment, the lock cylinder 17 (left pin), the rotating cylinder 63 and the lock cylinder 18 (right) are operated only by one-way operation of one operation lever, for example, a tilt lever for operating the tilt cylinder 14. It is configured so that the operation of the pin) is possible. Therefore, the mode changeover switch 45 can select which of these cylinders is used for the work mode. The operating direction of the cylinder is switched by the above-described jib extension / retraction switch 41.
[0045]
FIG. 14 and FIG. 15 show examples of the electric control circuit and the hydraulic control circuit of this embodiment, respectively. Next, description will be given with reference to FIG. 14 and FIG.
In the figure, the safety device for the jib overhanging and storing of this embodiment is composed of a controller 52 and other interlocking means. The controller 52 determines whether or not the boom 3 can be extended when the jib is extended, and controls the extension of the boom 3, and is composed of, for example, a microcomputer. The controller 52 inputs a jib automatic extension mode signal from an external device (not shown) such as a setting switch or an external control device, and the coil of the jib automatic extension mode relay 46 based on the jib automatic extension mode signal. An on-off command is output to 46c. The output terminal of the lock pin insertion detector 70 is connected in parallel to the controller 52 and the left pin lock completion display 43 via the cable drum 72. The left pin lock completion display 43 of this embodiment is composed of a resistor and a light emitting diode (hereinafter referred to as LED), but may be a lamp or the like. The power terminal of the lock pin insertion detector 70 is connected to a battery power line (not shown) mounted on the vehicle via a power switch (not shown), a fuse F, and the cable drum 72.
[0046]
The common terminal of the a contact output 46a of the jib automatic extension mode relay 46 is connected to the battery power line through the fuse F and the like as described above, and the a contact output terminal is the common terminal c of the jib extension / retraction switch 41 and the jib The power supply terminal of the storage detector 29 and the common terminals of the a-contact outputs 47a1 and 48a1 of the relays 47 and 48 are connected in parallel. The output terminal a when the extension of the jib extension / retraction switch 41 is selected is connected to the coil 47c of the relay 47, and the output terminal b when storage is selected is connected to the coil 48c of the relay 48 and the relay 51 via the cable drum 72. It is connected in parallel with the coil 51c. The output terminal of the jib storage detector 29 is connected to the jib storage completion display 47, and at the same time, connected to the coil 49c of the relay 49 via the a contact output 48a2 of the relay 48 in parallel.
[0047]
The other terminal side of the parallel circuit of the a contact outputs 47a1 and 48a1 is connected in parallel to the common terminal d of the mode changeover switch 45 and to the solenoid 73c of the jib side switching valve 73 via the cable drum 72. When the left pin of the mode changeover switch 45 is selected, the output terminal a is connected to the common terminal 51c1 of the relay 51 via the parallel circuit of the a contact output 47a2 of the relay 47 and the a contact output 49a1 of the relay 49, and further via the cable drum 72. It is connected to the. Similarly, the output terminal b when the mode switch 45 is selected for rotation and the output terminal c when the right pin is selected are connected to the other common terminal 51c2 and common terminal 51c3 of the relay 51 via the cable drum 72, respectively. . The b contact output 51b1 and the a contact output 51a1 corresponding to the common terminal 51c1 are connected to solenoids 53d and 53e of the left lock cylinder switching valve 53 that drive the lock cylinder 17, respectively. Similarly, the b contact output 51b2 and the a contact output 51a2 corresponding to the common terminal 51c2 are connected to the solenoids 54d and 54e of the rotating cylinder switching valve 54 that drives the rotating cylinder 63, respectively, and correspond to the common terminal 51c3. The b contact output 51b3 and the a contact output 51a3 are connected to solenoids 55d and 55e of the right lock cylinder switching valve 55 for driving the lock cylinder 18, respectively.
[0048]
The other end of each relay coil, display (LED), solenoid and detector (proximity switch) is connected to the ground line of the battery. The cable drum 72 makes the cable connecting the boom tip side and the vehicle body side extendable and contractable.
[0049]
The pilot pipe from the operation valve of the tilt lever 56 for operating the tilt cylinder 14 is connected to the pilot operation portion of the direction switching valve 57. The pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is guided to the input port of the direction switching valve 57, and the return oil is drained from the return port of the direction switching valve 57 to the tank 59. One output port of the direction switching valve 57 is connected to the head side of the tilt cylinder 14 via a conduit 76, a reel 74a, a conduit 101 and a pilot operation check valve 78, and the other output ports are a conduit 77 and a reel 74b. Is connected to the direction switching valve 73.
[0050]
The direction switching valve 73 switches whether the pressure oil is supplied to the tilt cylinder 14 side or to the lock cylinders 17 and 18 for the jib work and the rotation cylinder 63 side. One output port of the direction switching valve 73 is connected to the bottom side of the tilt cylinder 14 via a pipe line 102 and a counter balance valve 79. Further, in order, the other output port of the direction switching valve 73 is connected to one input port of the rotating cylinder switching valve 54 via the conduit 103, and the other input port of the rotating cylinder switching valve 54 is connected via the conduit 104. One input port of the right lock cylinder switching valve 55 and another input port of the right lock cylinder switching valve 55 are connected to one input port of the left lock cylinder switching valve 53 via the pipe line 105 and the other input port of the left lock cylinder switching valve 53 is connected. The input port is connected to the pipe line 101 via the pipe line 106 and the check valve 75. At the neutral position b of each of the left lock cylinder switching valve 53, the rotation cylinder switching valve 54, and the right lock cylinder switching valve 55, the input ports communicate with each other inside.
[0051]
The two output ports of the left lock cylinder switching valve 53 are connected to the bottom side and the head side of the lock cylinder 17 via a pipe line 107 and a pipe line 108, respectively. Further, the two output ports of the right lock cylinder switching valve 55 are connected to the bottom side and the head side of the lock cylinder 18 via a pipe line 109 and a pipe line 110, respectively. Further, the two output ports of the rotating cylinder switching valve 54 are connected to the bottom side and the head side of the rotating cylinder 63 via a pipe line 111 and a pipe line 112, respectively.
[0052]
Next, the operation of the electric control circuit and the hydraulic control circuit as shown in FIGS. 14 and 15 will be described with reference to FIG. Now, it is assumed that an ON command is output from the controller 52 to the coil 46c of the jib automatic extension mode relay 46, and the a contact output 46a is ON.
When the jib extension / retraction switch 41 of the operation panel of FIG. 13 is not pushed down on either the extension side or the storage side, the common terminal c of this switch is not connected to the output terminal a and the output terminal b. . Therefore, the coils 47c and 48c of the relays 47 and 48 are not energized, and both the a contact outputs 47a1 and 48a1 remain off, and the solenoid 73c of the direction switching valve 73 is not energized. Therefore, the direction switching valve 73 is in the a position, and the tilt cylinder 14 is expanded and contracted by the operation of the tilt lever 56.
[0053]
For example, when the tilt lever 56 is pulled forward, the direction switching valve 57 is switched to the position a, and a flow rate corresponding to the tilt lever operation amount of the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is passed through the conduit 77 and the reel 74b. It is guided to the direction switching valve 73 and further flows from the position “a” of the direction switching valve 73 to the bottom side of the tilt cylinder 14 through the pipe line 102 and the counter balance valve 79. Oil that has flowed out from the head side of the tilt cylinder 14 is drained from the direction switching valve 57 to the tank 59 via the pilot operation check valve 78, the pipe line 101, the reel 74 a and the pipe line 76. Thus, the tilt cylinder 14 extends at a speed corresponding to the tilt lever operation amount. When the tilt lever 56 is operated in the opposite direction, the direction switching valve 57 is switched to the c position, the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 flows in the opposite direction, and the tilt cylinder 14 is moved at a speed corresponding to the tilt lever operation amount. Shrinks. At this time, the pressure oil in the pipe line 101 is prevented from flowing into the pipe line 106 side by the check valve 75.
[0054]
When the jib extension / retraction switch 41 is tilted to the extension side, the common terminal c of this switch is connected to the output terminal a. Accordingly, the coil 47c of the relay 47 is energized, the a contact output 47a1 is turned on, and the solenoid 73c of the direction switching valve 73 is energized. Further, since the coil 51c of the relay 51 is not energized, the b contact outputs 51b1, 51b2, 51b3 are connected to the common terminals 51c1, 51c2, 51c3. Therefore, the direction switching valve 73 is switched to the b position, and the jib overhanging operation can be performed by operating the tilt lever 56.
[0055]
More specifically, for example, when the mode switch 45 is switched to the “left pin” side, the common terminal d and the terminal a of the mode switch 45 are connected. Further, since the contact a output 47a2 of the relay 47 is on, the solenoid 53d of the left lock cylinder switching valve 53 is energized. As a result, the left lock cylinder switching valve 53 is switched to the position a. At this time, when the tilt lever 56 is pulled forward, the direction switching valve 57 is switched to the position “a”, and a flow rate corresponding to the tilt lever operation amount of the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is passed through the conduit 77 and the reel 74b. To the direction switching valve 73. Further, from the b position of the direction switching valve 73 to the pipe 103, the b position of the rotating cylinder switching valve 54, the pipe 104, the b position of the right lock cylinder switching valve 55 and the pipe 105, the left lock cylinder switching valve 53. To the bottom position of the lock cylinder 17 from the pipe 107. The oil flowing out from the head side of the lock cylinder 17 flows from the direction switching valve 57 via the pipe 108, the left lock cylinder switching valve 53, the pipe 106, the check valve 75, the pipe 101, the reel 74 a and the pipe 76. Drain to tank 59. As a result, the lock cylinder 17 extends at a speed corresponding to the amount of tilt lever pull, and the upper and lower lock pins 19a are inserted.
[0056]
Similarly, when the mode changeover switch 45 is switched to the “rotation” side, the common terminal d and the terminal b of the mode changeover switch 45 are connected, so that the solenoid 54d of the rotation cylinder changeover valve 54 is energized. Thereby, the rotation cylinder switching valve 54 is switched to the position a. At this time, when the tilt lever 56 is pulled forward, the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is guided to the direction switching valve 73 through the position a of the direction switching valve 57, and the pipeline is connected from the position b of the direction switching valve 73. It is guided to the position “a” of the rotating cylinder switching valve 54 via 103 and flows into the bottom side of the rotating cylinder 63 from the pipe 111. Oil that has flowed out from the head side of the rotating cylinder 63 passes from the direction switching valve 57 to the tank 59 via the pipe 112, the rotating cylinder switching valve 54, the pipe 104, the check valve 75, the pipe 101, and the pipe 76. To drain. As a result, the rotating cylinder 63 extends at a speed corresponding to the amount of pulling of the tilt lever, and the jib 7 rotates around the upper and lower lock pins 19a from the side of the boom 3 to the front.
[0057]
When the mode changeover switch 45 is switched to the “right pin” side, the common terminal d and the terminal c of the mode changeover switch 45 are connected, so that the solenoid 55d of the right lock cylinder changeover valve 55 is energized. As a result, the right lock cylinder switching valve 55 is switched to the position a. At this time, when the tilt lever 56 is pulled forward, similarly, the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is guided to the direction switching valve 73 via the position “a” of the direction switching valve 57, and b of the direction switching valve 73. From the position, it is guided to the position a of the right lock cylinder switching valve 55 through the pipe line 103 and the pipe line 104, and flows from the pipe line 109 to the bottom side of the lock cylinder 18. The oil flowing out from the head side of the lock cylinder 18 is transferred from the direction switching valve 57 to the tank 59 via the pipe 110, the right lock cylinder switching valve 55, the pipe 105, the check valve 75, the pipe 101 and the pipe 76. Drain. As a result, the lock cylinder 18 extends at a speed corresponding to the amount of pulling of the tilt lever, and the upper and lower lock pins 19b are inserted.
[0058]
When the tilt lever 56 is operated in the opposite direction at the time described above, the direction switching valve 57 is switched to the position c, and the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is guided to the pipe line 76 and the pipe line 101. However, since the pressure oil in the pipe line 101 does not flow into the pipe line 106 side by the check valve 75, the above-described cylinders do not shrink. Therefore, erroneous operation can be prevented.
[0059]
Next, when the jib extension / retraction switch 41 is tilted to the storage side, the common terminal c of this switch is connected to the output terminal b. Accordingly, the coil 48c of the relay 48 is energized, the a contact output 48a1 is turned on, and the solenoid 73c of the direction switching valve 73 is energized. At the same time, the coil 51c of the relay 51 is energized, so that the a contact outputs 51a1, 51a2, 51a3 are connected to the common terminals 51c1, 51c2, 51c3. For this reason, the direction switching valve 73 is switched to the b position, and the jib retracting operation can be performed by operating the tilt lever 56.
[0060]
For example, when the mode switch 45 is switched to the “right pin” side, the common terminal d and the terminal c of the mode switch 45 are connected, and the solenoid 55e of the right lock cylinder switching valve 55 is energized. As a result, the right lock cylinder switching valve 55 is switched to the c position. At this time, when the tilt lever 56 is pulled forward, similarly, the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is guided to the direction switching valve 73 via the position a of the direction switching valve 57, and the position b of the direction switching valve 73. From the pipe 103 and the c position of the right lock cylinder switching valve 55 and from the pipe 110 to the head side of the lock cylinder 18. The oil flowing out from the bottom side of the lock cylinder 18 is transferred from the direction switching valve 57 to the tank 59 via the pipe 109, the right lock cylinder switching valve 55, the pipe 105, the check valve 75, the pipe 101 and the pipe 76. Drain. As a result, the lock cylinder 18 is reduced at a speed corresponding to the amount of tilt lever pull, and the upper and lower lock pins 19b are pulled out.
[0061]
Similarly, when the mode switch 45 is switched to the “turning” side, the solenoid 54e of the turning cylinder switching valve 54 is energized. As a result, the rotating cylinder switching valve 54 is switched to the c position. At this time, when the tilt lever 56 is pulled forward, the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is moved to the position “a” of the direction switching valve 57, the position “b” of the direction switching valve 73, and the rotating cylinder switching valve 54 via the conduit 103. And flows into the head side of the rotating cylinder 63 from the pipe line 112. Oil flowing out from the bottom side of the rotating cylinder 63 drains from the direction switching valve 57 to the tank 59 via the pipe 111, the check valve 75 and the pipe 76. As a result, the rotation cylinder 63 is reduced at a speed corresponding to the amount of tilt lever pulling, and the jib 7 is rotated around the upper and lower lock pins 19a from the front of the boom 3 to the side.
[0062]
When the mode changeover switch 45 is switched to the “left pin” side, the common terminal d and the terminal a of the mode changeover switch 45 are connected. At this time, since the a-contact output 47a2 of the relay 47 is off, whether the solenoid 53e of the left lock cylinder switching valve 53 is energized is determined by the on / off of the a-contact output 49a1 of the relay 49. That is, when the proximity switch as an example of the jib storage detector 29 detects the detection plate 29a, the output of the jib storage detector 29 energizes the coil 49c of the relay 49 via the a contact output 48a2, and only at this time. When the a contact output 49a1 is turned on, the solenoid 53e of the left lock cylinder switching valve 53 is energized. As a result, the left lock cylinder switching valve 53 is switched to the c position.
[0063]
Here, when the tilt lever 56 is pulled forward, the direction switching valve 57 is switched to the position a, and the pressure oil discharged from the hydraulic pump 58 is the pipe 77, the b position of the direction switching valve 73, the pipe 103, and the pipe. It flows into the head side of the lock cylinder 17 from the passage 105, the position c of the left lock cylinder switching valve 53 and the pipe 108. Oil that has flowed out from the bottom side of the lock cylinder 17 is drained from the direction switching valve 57 to the tank 59 via the pipe 107, the check valve 75, and the pipe 76. As a result, the lock cylinder 17 is reduced at a speed corresponding to the pulling amount of the tilt lever, and the upper and lower lock pins 19a are pulled out.
[0064]
Next, the procedure for extending and storing the jib in the above configuration will be described below. First, the jib overhang procedure will be described.
1) The operator pulls out the pin 33 of the fixing means 30 of the jib 7 and swings the tip of the jib 7 outward around the locking pin 21, and then inserts the pin 33 into the guide hole 35 a of the bracket 35. And prevent the jib 7 from turning back. (See FIGS. 8 and 9) Accordingly, the upper left and right sides of the top boom 6 are vertically moved between the upper and lower plates 15b and 15c of the upper and lower brackets 15 at the base end of the jib 7 and between the upper and lower plates 15d and 15e. And the holes 15a and 61a are aligned with each other. Further, the bracket 61 is sandwiched between the upper and lower plates 64 a and 64 b of the first link 64, and the hole 61 b of the bracket 61 with the pin 67 is matched.
[0065]
2) Switch the jib extension / retraction switch 41 of the operation panel in the cab 9 to the “extended” side and the mode changeover switch 45 to the “left pin” side. In this state, the tilt lever 56 is pulled. As described above, the lock cylinder 17 extends, and the upper and lower lock pins 19 a are inserted into the holes 15 a of the upper and lower brackets 15 and 61 a of the bracket 61. At the same time, the pin 67 of the third link 66 is inserted into the hole of the first link 64 and the hole 61b of the upper bracket 61. (See Fig. 2 and Fig. 10)
3) Wait until the insertion of the upper and lower lock pins 19a is completed. When the insertion of the lock pin 19a is completed, a proximity switch as an example of the lock pin insertion detector 70 detects the detection piece 68a, and the output of the lock pin insertion detector 70 lights the left pin lock completion display 43. At the same time, the controller 52 inputs the detection signal.
[0066]
4) After confirming that the left pin lock completion display 43 is lit, the operator turns off the “extension” of the jib extension / retraction switch 41 (this sets the jib mode). Further, after operating the boom hoisting lever (not shown) to raise the boom at a predetermined angle, the boom extending lever (not shown) is operated to extend the boom to a predetermined length. At this time, the controller 52 extends the boom 3 only when the detection signal of the lock pin insertion detector 70 is input. Therefore, since the boom 3 is not extended without completing the insertion of the lock pin 19a, it is possible to prevent the jib 7 from being dropped and the like, and the work safety can be improved.
5) While raising the boom 3 further, the jib 7 is gradually lowered by the tilt lever 56. When the boom angle reaches a predetermined angle and the jib 7 becomes vertical, the auxiliary winding rope 121 is loosened and the auxiliary hook 122 is laid on the ground. After passing the auxiliary winding rope 121 through the idler sheave 123 and jib sheave 124 at the tip of the jib 7, the auxiliary winding rope 121 is slightly wound up to float the auxiliary hook 122 off the ground, and the tilt lever 56 maximizes the jib 7 (boom 3 (Substantially at right angles to).
[0067]
6) The jib extension / retraction switch 41 is switched to the “extension” side and the mode switch 45 is switched to the “rotation” side, and the tilt lever 56 is pulled in this state. As described above, the rotation cylinder 63 extends and the jib 7 rotates in front of the boom 3. FIG. 16 shows a state in which the rotating cylinder 63 is extended and the jib 7 is rotated forward from the boom 3.
7) Switch the mode selector switch 45 to the “right pin” side and pull the tilt lever 56. The lock cylinder 18 extends, and the lock pin 19b is inserted into the holes 16a and 62a of the upper and lower brackets 16 and 62.
8) The “extension” of the jib extension / retraction switch 41 is turned off (by this, the jib mode is set), and the boom 3 is lowered to the maximum level while raising the jib 7 by the tilt lever 56.
9) Thereafter, the auxiliary winding rope 121 is replaced.
[0068]
As described above, each of the insertion of the lock pin 19a after the swinging of the jib 7, the raising and extension of the boom 3, the lowering and turning of the jib 7, the insertion of the locking pin 19b, the raising of the jib 7, the lowering of the boom 3, etc. Since the operation can be performed in the driver's cab 9, the safety during work is increased. In addition, the operator confirms the completion of the insertion of the lock pin 19a by displaying, and the controller 52 does not extend the boom 3 when the insertion of the lock pin 19a is not completed. Therefore, it is possible to prevent the jib 7 from being accidentally dropped due to the extension of the boom 3 when the insertion is incomplete.
[0069]
In addition, the work procedure for storing the jib can be performed by substantially reversing the work procedure and operation for projecting as described above. Here, when the jib is stored, the jib extension / storage switch 41 is set to “storage”. However, there are some procedures that are different from those for overhanging, and only this procedure will be described below.
It is assumed that the jib storage procedure is reversed, the jib 7 is rotated from the front of the boom 3 to the side, and the jib 7 is raised to be substantially parallel to the boom 3. (Up to this point, reverse steps 9) to 5) above)
Thereafter, as an operation corresponding to the procedure 4), it is necessary to reduce the boom 3 and insert the locking pin 21 of the jib 7 into the hole 22a of the locking bracket 22. FIG. 17 shows how the tip of the jib 7 is guided at this time. As the boom 3 shrinks, the jib 7 moves along the side surface of the boom 3 toward the base end of the boom 3. The lower end surface 36 a of the bracket 36 on the side surface of the jib 7 abuts on the bar 37 of the bracket 34 of the boom 3. When the jib 7 moves in the direction of the base end of the boom 3, the tip lower surface 36 a is guided by the bar 37 so that the bracket 36 rides on the bracket 34.
[0070]
In addition, the bracket 36 moves while the inclined portion 36b at the tip of the bracket 36 contacts the side surface of the pin 33, and finally the bracket 36 is guided in a state where the side surface 36c of the bracket 36 contacts the side surface of the pin 33. . In this state, the positional relationship between the locking pin 21 and the hole 22a is adjusted so that the locking pin 21 of the jib 7 is just inserted into the hole 22a of the locking bracket 22. This can be performed by adjusting the nut 24a in the vertical direction and adjusting the nut 26a in the horizontal direction. (See FIGS. 4 and 5) As a result, as the boom 3 shrinks, the tip lower surface 36a and the inclined portion 36b of the bracket 36 of the jib 7 are guided by the bar 37 and the pin 33, respectively, and the locking pin 21 is smoothly engaged. It is inserted into the hole 22 a of the stop bracket 22.
[0071]
As a procedure corresponding to 3), the process waits until the locking pin 21 is completely inserted into the hole 22a of the locking bracket 22. When the insertion of the locking pin 21 into the hole 22a is completed, the jib storage detector 29 detects the detection plate 29a, and the detection output of the jib storage detector 29 energizes the coil 49c of the relay 49.
As a procedure corresponding to 2), when the jib extension / retraction switch 41 is set to the “retraction” side and the mode changeover switch 45 is set to the “left pin”, the lock cylinder 17 is reduced by pulling the tilt lever 56 as described above. The lock pin 19a can be pulled out. As a result, it is possible to prevent the jib 7 from dropping when the lock pin 19a is pulled out when the locking pin 21 is not completely inserted into the hole 22a, and the work safety is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a mobile crane according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a connecting part of a boom and a jib according to the present invention.
FIG. 3 is a plan view of the center and tip side of a boom and jib according to the present invention.
4 is a detail (cross-sectional view taken along the line XX in FIG. 3) of the jib locking means according to the present invention.
FIG. 5 is a detail of the jib locking means according to the present invention (YY sectional view of FIG. 4).
FIG. 6 is a detailed plan view of the jib fixing means according to the present invention when the jib is stored.
FIG. 7 is a detailed side view of the jib fixing means according to the present invention when the jib is stored.
FIG. 8 is a detailed plan view of the jib fixing means according to the present invention when the jib is swung out.
FIG. 9 is a detailed side view of the jib fixing means according to the present invention at the time of swinging out the jib.
FIG. 10 is a side view of the jib connecting means of the jib according to the present invention (Z view in FIG. 2).
FIG. 11 is a detailed plan view (cross-sectional view taken along line AA in FIG. 10) of the lock pin insertion detector according to the present invention.
FIG. 12 is a side view when the lock cylinder according to the present invention is completely inserted.
FIG. 13 is an operation panel of the safety device according to the present invention.
FIG. 14 is an electric control circuit diagram of the safety device according to the present invention.
FIG. 15 is a hydraulic control circuit diagram of the safety device according to the present invention.
FIG. 16 is a side view of the jib connecting portion according to the present invention after the jib is extended.
FIG. 17 is a diagram illustrating a jib guide when storing a jib according to the present invention.
FIG. 18 is an overall side view of a mobile crane for explaining the prior art.
FIG. 19 is a plan view of a boom and a jib in a conventional jib storage state.
FIG. 20 is a plan view of a connecting portion between a boom and a jib in a conventional jib storage state.
FIG. 21 is a side view of a conventional jib overhanging boom-jib connecting portion.
FIG. 22 is a plan view of a connecting portion between a boom and a jib at the time of conventional jib swinging.
FIG. 23 is a plan view showing a state in which a boom is extended when a conventional jib is extended.
FIG. 24 is an overall plan view of a boom and a jib when a conventional jib overhang is completed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Lower traveling body, 2 ... Outrigger, 3 ... Boom, 4 ... Base stage boom, 5 ... Second stage boom, 6 ... Top boom, 7 ... Jib, 8 ... Upper turning body, 9 ... Driver's cab, 11 ... Jib Bracket, 12 ... Jib body, 13, 23, 33, 38, 67, 80, 83, 94, 96, 97, 98, 99 ... Pin, 14 ... Tilt cylinder, 15, 16, 25, 31, 32, 34, 35, 36, 38, 61, 62, 69, 71 ... bracket, 15a, 16a, 22a, 22b, 31a, 32a, 35a, 61a, 61b, 62a, 95 ... hole, 15b, 15c, 15d, 15e ... plate, 17, 18 ... Lock cylinder, 19a, 19b ... Lock pin, 20 ... Locking means, 21 ... Lock pin, 22 ... Lock bracket, 24, 26 ... Screw, 24a, 26a ... Nuts, 28 ... Support plate, 29 …jib Delivery detector, 29a ... detection plate, 30 ... fixing means, 33a ... pin retaining pin, 36a ... lower end of the tip, 36b ... inclined portion, 36c ... side, 37 ... bar, 39 ... first stopper, 41 ... jib overhang / Storage switch, 42a, 42b ... second stopper, 43 ... left pin lock completion display, 44 ... jib storage completion display, 45 ... mode changeover switch, 46, 47, 48, 49, 51 ... relay, 52 ... controller, 53 ... Left lock cylinder switching valve, 54 ... Rotating cylinder switching valve, 55 ... Right locking cylinder switching valve, 56 ... Tilt lever, 57, 73 ... Direction switching valve, 58 ... Hydraulic pump, 59 ... Tank, 63 ... Rotating cylinder 64 ... First link, 64a, 64b ... Plate, 65 ... Second link, 66 ... Third link, 68 ... Pole, 68a ... Detection piece, 70 ... Lock pin insertion detector, 72 ... Table drum, 74a, 74b ... reel, 75 ... check valve, 76, 77, 101, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 110, 111, 112 ... pipeline, 78 ... reverse pilot operation Stop valve, 79 ... Counter balance valve, 81, 82, 85, 87a, 87b ... Lug, 84 ... One, 89 ... Switch box, 92, 93 ... Link, 121 ... Supplementary rope, 122 ... Supplementary hook, 123 ... Idler Sheave, 124 ... Jib sheave, 125 ... Single top, 131 ... Boss.

Claims (6)

伸縮自在なブーム(3)
と、ブーム(3) の側方に係止ブラケット(22)により支持されて格納されると共に、使用時にブーム(3) の先端左右のいずれか一方の上下のブラケット(61)にロックシリンダ(17)により挿入されたロックピン(19a)
を中心にブーム(3) の側方から前方にわたって回動して張り出されるジブ(7) とを有する移動式クレーンのジブ張出、格納における安全装置において、
ジブ張出／格納スイッチ (41) と、
ロックピン(19a) の挿入完了を検出するロックピン挿入検出器(70)と、
ブーム(3) の側面に設けられ係止ブラケット(22)の孔(22a) に挿入されてジブ(7) を係止する係止ピン(21)が挿入完了位置にあることを検出するジブ格納検出器(29)と、
コントローラ (52) とを備え、
コントローラ (52) は、ジブ張出／格納スイッチ (41) が張出側に切換わっている場合は、ロックピン挿入検出器(70)から入力された検出信号が挿入完了のときのみブーム(3) を伸長させ、ジブ張出／格納スイッチ (41) が格納側に切換わっている場合は、ジブ格納検出器(29)
から入力された検出信号が格納完了のときのみロックピン(19a) を抜く方向にロックシリンダ(17)を作動させるようにしてインターロックすることを特徴とするジブ張出、格納における安全装置。Telescopic boom (3)
And is supported by a locking bracket (22) on the side of the boom (3) and stored, and when used, the lock cylinder (17 ) Lock pin (19a) inserted by
A jib overhanging and retracting safety device for a mobile crane having a jib (7) that pivots over and forward from the side of the boom (3) around
Jib extension / retraction switch (41) ,
A lock pin insertion detector (70) for detecting the completion of insertion of the lock pin (19a);
Jib storage provided on the side of the boom (3) to detect that the locking pin (21) that is inserted into the hole (22a) of the locking bracket (22) and locks the jib (7) is in the insertion completion position Detector (29),
Controller (52) ,
When the jib extension / retraction switch (41) has been switched to the extension side, the controller (52) can move the boom (3) only when the detection signal input from the lock pin insertion detector (70) is complete. ) And when the jib extension / retraction switch (41) is switched to the storage side, the jib storage detector (29)
A jib overhanging and storage safety device characterized by interlocking by operating the lock cylinder (17) in the direction of pulling out the lock pin (19a) only when the detection signal input from is completed. ジブ(7) の格納のためにブーム(3) を縮小するときに、ジブ(7) の係止ピン(21)がブーム(3) の係止ブラケット(22)の孔(22a)
に係合するようにジブ(7) をガイドするガイド手段を設けたことを特徴とする請求項１に記載のジブ張出、格納における安全装置。When the boom (3) is retracted to retract the jib (7), the locking pin (21) of the jib (7) is inserted into the hole (22a) in the locking bracket (22) of the boom (3).
3. A safety device for extending and retracting a jib according to claim 1, further comprising guide means for guiding the jib (7) so as to engage with the jib. 前記ガイド手段は、
ブーム(3) の側方に突出して設けられたブラケット(34)の側面で、かつ、ブーム(3) の先端側の上端部に設けられたバー(37)と、
前記ブラケット(34)の側面に設けられ、ジブ(7) の先端部をガイドするためのガイド用の孔(35a) を備えたブラケット(35)と、
ジブ(7) の格納のためにブーム(3) を縮小するときに、前記ガイド用の孔(35a) に挿入されるガイド用のピン(33)と、
バー(37)及びガイド用のピン(33)によってガイドされる、ジブ(7) に設けられたブラケット(36)の先端下面(36a) 及び傾斜部(36b)
とからなることを特徴とする請求項２に記載のジブ張出、格納における安全装置。The guide means includes
A bar (37) provided on the side surface of the bracket (34) provided to project to the side of the boom (3) and on the upper end portion on the tip side of the boom (3);
A bracket (35) provided on a side surface of the bracket (34), and provided with a guide hole (35a) for guiding the tip of the jib (7);
A guide pin (33) inserted into the guide hole (35a) when the boom (3) is contracted to store the jib (7);
The lower surface (36a) of the tip and the inclined portion (36b) of the bracket (36) provided on the jib (7) guided by the bar (37) and the guide pin (33)
The jib overhanging and storing safety device according to claim 2, wherein: 前記ブラケット(35)のガイド用の孔(35a) は、ジブ(7) の基端部の左右ブラケット(15)、(16)のいずれか一方とこれに対応するブーム(3) の左右ブラケット(61)、(62)の一方とを連結するために、ジブ(7)の先端部をブーム(3)
から離して固定する前記ガイド用のピン(33)が挿入される孔(35a) と兼用することを特徴とする請求項３に記載のジブ張出、格納における安全装置。The guide hole (35a) of the bracket (35) is provided with either the left or right bracket (15) or (16) at the base end of the jib (7) and the corresponding left or right bracket (3) of the boom (3). 61), to connect one of (62) to the end of the jib (7), the boom (3)
The jib overhanging and storing safety device according to claim 3, wherein the safety pin is also used as a hole (35a) into which the guide pin (33) that is fixed away from the hole is inserted. 前記上下のブラケット(61)に連結されるジブ(7) の上下のブラケット(15)と、
上下のブラケット(15)上に設けられ、ロックシリンダ(17)を挿入する孔(15a)と同心のボス(131) と、
上下のブラケット(61)上に設けられ、ジブ張出時にボス(131) を当接させてブラケット(15)の孔(15a) の前後方向の位置決めを行う第１ストッパ(39)と、
ジブ(7) のブラケット(15)側の側面に突出して設けられ、ジブ張出時にブーム(3) のブラケット(61)側の側面に当接して孔(15a) の左右方向の位置決めを行う第２ストッパ(42a)
とを備えたことを特徴とする請求項１から４のいずれか一つに記載のジブ張出、格納における安全装置。Upper and lower brackets (15) of the jib (7) coupled to the upper and lower brackets (61);
A boss (131) provided on the upper and lower brackets (15) and concentric with the hole (15a) for inserting the lock cylinder (17);
A first stopper (39) which is provided on the upper and lower brackets (61) and which makes the boss (131) contact when the jib is extended to position the hole (15a) of the bracket (15) in the front-rear direction;
Projected on the side of the bracket (15) side of the jib (7), and contacts the side of the boom (3) on the bracket (61) side when the jib is extended to position the hole (15a) in the left-right direction. 2 stopper (42a)
The safety device in the jib overhanging and storing according to any one of claims 1 to 4, characterized by comprising: ジブ張出時は、伸縮自在なブーム(3) の側方に係止ブラケット(22)により支持されて格納されたジブ(7) の左右ブラケット(15)、(16)のいずれか一方とこれに対応するブーム(3)
の左右ブラケット(61)、(62)の一方とにロックシリンダ(17)によってロックピン(19a) を挿入した後に、ブーム(3) を伸長してジブ(7) の係止ピン(21)をブーム(3)
の係止ブラケット(22)の孔(22a) から抜き、ロックピン(19a) を中心にブーム(3) の側方から前方にわたって回動して張り出し、ジブ格納時は上記張出時と逆の手順で行う移動式クレーンのジブ張出、格納における安全装置の制御方法において、
ジブ張出／格納スイッチ (41) を張出側に切換えた場合は、ロックピン挿入検出器 (70) から入力された検出信号が挿入完了のときのみコントローラ (52) が、ブーム (3)
を伸長するようにし、ジブ張出／格納スイッチ (41) を格納側に切換えた場合は、ジブ格納検出器 (29)
から入力された検出信号が格納完了のときのみコントローラ (52) が、ロックピン(19a) を抜く方向にロックシリンダ(17)を作動させるようにしたことを特徴とするジブ張出、格納における安全装置の制御方法。When the jib is extended, either the left or right bracket (15) or (16) of the jib (7) is supported by the locking bracket (22) on the side of the telescopic boom (3). Boom corresponding to (3)
After inserting the lock pin (19a) with the lock cylinder (17) into one of the left and right brackets (61) and (62), extend the boom (3) to attach the locking pin (21) of the jib (7). Boom (3)
Is pulled out from the hole (22a) of the locking bracket (22) and pivoted forward from the side of the boom (3) around the lock pin (19a). In the control method of the safety device in the jib overhang and storage of the mobile crane performed in the procedure,
When the jib extension / retraction switch (41) is switched to the extension side, the controller (52) is only connected to the boom (3) when the detection signal input from the lock pin insertion detector (70) is complete.
When the jib extension / retraction switch (41) is switched to the storage side, the jib storage detector (29)
The detection signal is input is seen controller (52) when the storage completion from jib protruding, characterized in that it has to make actuating the lock cylinder (17) in a direction to pull the lock pin (19a), the safety in storage Control method of the device.
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