JP3635515B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源回路に関するもので、さらに具体的には、力率改善を施した交流安定化電源回路および無停電電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
交流入力線と出力線とのそれぞれの一方を共通ラインとして結合した従来の力率改善型安定化電源回路には、本出願人が先に提案した図7に示す回路(特開平7−245955号)がある。
この図7において、交流電源10から交流電圧が入力されると、半波倍電圧整流回路21で整流され、共通ライン16に対して正側と負側に略等しい直流電圧が得られる。
【0003】
整流された正側と負側の直流電圧は、それぞれ昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31および32でスイッチングされ、入力電流波形を入力電圧波形に相似した正弦波状とし、入力の力率を改善するとともに、正方向と負方向にそれぞれ昇圧された直流電圧がえられる。
【0004】
昇圧された直流電圧は、DC−ACインバータ37によって交流電圧に変換され、さらに、フィルタ回路96などを介して高調波成分を除去し、所定の電圧および周波数の交流出力となる。
【0005】
ここで、停電などにより交流電圧が入力されないときには、バッテリ38aおよび38bからの直流電圧をそれぞれ昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31および32でスイッチングし昇圧して、DC−ACインバータ37によって交流電圧に変換され、さらにフィルタ回路96などを通して高調波成分を除去し、所定の電圧と周波数の交流出力となる。
【0006】
以上のようにして、交流入力線の一方を共通ライン16とする安定化電源装置の場合には、停電時に入力端子と出力端子を接続する直送回路を、単一の切り換え手段で構成することができる。
なお、正側と負側のバッテリ38aおよび38bは、交流入力時に図示しない充電回路で充電される。
【0007】
図7の上記以外の符号において、1は、直送ライン、2、3は、交流入力端子、8、9は、交流出力端子、12は、出力電圧検出回路、13は、負荷電流検出回路、14は、切換回路、15は、ホトカプラなどの絶縁手段、17、18は、整流ダイオード、23、24は、リアクトル、25、26は、スイッチング素子、27、28は、整流素子、29、30は、コンデンサ、33、34は、スイッチング素子、35は、リアクトル、36は、コンデンサ、39、40は、逆流阻止スイッチ素子、43、44は、制御回路、45は、パルス幅変調回路、46、47は、入力電流検出手段兼絶縁手段としてのカレントトランスである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来回路では、共通ライン16に対して正側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31と負側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ32の2組を構成するため、2組のリアクトル23と24、2組のスイッチング素子25と26、2組の整流素子27と28、2組の制御回路43と44などが必要となり、正側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31が働いているときは、負側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ32が休止し、逆に、負側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ32が働いているときは正側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31が休止しているという回路上の無駄があり、しかも、価格も高価になるという問題があった。
【0009】
本発明は、力率改善した交流安定化電源回路および無停電電源回路において、部品点数の大幅な削減による価格の低下と小型化を図るとともに、信頼性の向上を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、交流電源10の正側では、リアクトル11、全波整流回路50の整流ダイオード51、スイッチング素子25、全波整流回路50の整流ダイオード53、整流素子27、コンデンサ29により、正方向の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31aが形成され、検出回路19により、入力電流検出兼絶縁手段としてのカレントトランス4からの入力電流に対応した信号と、位相を合わせた出力電圧信号とを比較し、その信号を制御回路22内の3角波とのコンパレータ出力でスイッチング素子25の開閉を制御する。
【0011】
交流電源10の負側では、全波整流回路50の整流ダイオード52、スイッチング素子25、全波整流回路50の整流ダイオード54、リアクトル11、整流素子28、コンデンサ30により、負方向の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31bが形成され、前記正側と同様にして、検出回路20により、入力電流検出兼絶縁手段としてのカレントトランス4からの入力電流に対応した信号と、位相を合わせた出力電圧信号とを比較し、その信号を制御回路22内の3角波とのコンパレータ出力でスイッチング素子25の開閉を制御する。
【0012】
【発明の実施の形態】
従来回路では、共通ライン16に対して正側と負側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31と32の2組を構成するため、2組のリアクトル23と24、2組のスイッチング素子25と26、2組の整流素子27と28、2組の制御回路43と44などが必要であったが、本発明の基本的原理は、交流電圧整流素子を使用することにより、リアクトル11、スイッチング素子25、制御回路22などを正方向と負方向で共用し、1組の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31で従来同様の電圧の昇圧と、力率の改善を行うことができるようにしたものである。
【0013】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
2、3は、それぞれ交流電源10の交流入力端子、8、9は、それぞれ安定化後の交流出力端子である。これらの入出力端子のうち、一方の交流入力端子3と一方の交流出力端子9間が共通ライン16で直結され、また、他方の交流入力端子2と他方の交流出力端子8間が直送ライン1と切換回路14を介して結合されることにより、直送回路を構成している。
【0014】
前記交流入力端子2と3との間には、入力電流検出兼絶縁手段としての1個のカレントトランス4と、昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31としての正負兼用の1個のリアクトル11と、交流電圧整流素子である全波整流回路50との直列回路が結合されている。前記全波整流回路50の後段には、インダクタンス素子を除いた力率改善用フィルタとしても作用せしめる昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31が結合され、この昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31の後段には、DC−ACインバータ37、フィルタ回路96、出力電圧検出回路12が順次結合されている。
【0015】
前記昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31は、インダクタンス素子であるリアクトル11、全波整流回路50、スイッチング素子25、整流素子27と28、コンデンサ29と30を主体として構成されている。
この昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31は、共通ライン16に対し、正方向、負方向のそれぞれの構成で共通の素子を使用しており、その構成を図2(a)(b)により詳細に説明する。
【0016】
図2(a)に示す正側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31aは、インダクタンス素子であるリアクトル11、全波整流回路50の整流ダイオード51と53、スイッチング素子25、整流素子27、コンデンサ29を主体として構成されている。
図2(b)に示す負側の昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31bは、インダクタンス素子であるリアクトル11、全波整流回路50の整流ダイオード52と54、スイッチング素子25、整流素子28、コンデンサ30を主体として構成されている。
【0017】
前記昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31の制御回路22は、整流素子28のカソード側に結合され、正側の検出回路19と負側の検出回路20は、それぞれフローティングされている。これらの検出回路19と20には、入力電流検出手段として前述のように、カレントトランス4などの絶縁された一方の2次コイル6と他方の2次コイル7が結合され、1次コイル5は、交流入力端子2に結合される。
【0018】
前記DC−ACインバータ37は、スイッチング素子33と34、コンデンサ29と30からなるハーフブリッジ型である。このコンデンサ29と30は、昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31の構成部品と共用している。このDC−ACインバータ37の後段のリアクトル35、コンデンサ36は、発生した交流電圧の高調波成分を圧縮するフィルタ回路96を構成している。
【0019】
前記リアクトル11の入力側と、スイッチング素子25のソース側に並列に、バッテリ38と逆流阻止スイッチ素子39の直列回路が結合されている。前記バッテリ38は、商用電源の停電時に電力を供給するためのもので、また、逆流阻止スイッチ素子39は、交流入力電圧が商用半サイクル毎に低下したときにバッテリ38を放電させないためのものである。
前記昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31のスイッチング素子25のゲートには、20kHz以上の高周波で開閉する前記制御回路22が直接結合されている。
【0020】
前記DC−ACインバータ37のスイッチング素子33と34のゲートには、20kHz以上で開閉し、かつ、交流出力電圧波形に対応したパルス幅変調をするパルス幅変調回路45が結合されている。
前記直送回路の切換回路14には、負荷電流検出回路13が結合されている。
【0021】
前記停電時に電力を供給するバッテリ38は、図1では、スイッチング素子25の前段にリアクトル11と全波整流回路50とを介して接続したが、これに限られるものではなく、図3のように、リアクトル11と全波整流回路50を介在せずに直接スイッチング素子25と並列に、バッテリ38と逆流阻止スイッチ素子39とリアクトル41の直列回路を結合してもよい。このような回路構成にすると、商用電源の停電時にバッテリ38の電圧を昇圧するため、部品としてリアクトル41が増えるが、バッテリ38からの電力がリアクトル11、全波整流回路50を介在しないので効率が向上する。
【0022】
前記昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31は、基本的には、正側と負側の作用が共通なので、正側の場合を図4によりさらに詳しく説明する。
前記昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31を力率改善用アクティブフィルタとして作用せしめるには、リアクトル11、スイッチング素子25、整流素子27の他に、非反転誤差増幅器42を主体としてなる検出回路19と、汎用のPWM制御用IC48を含む制御回路22を用い、入力電圧波形、実効入力電圧、入力電流波形および出力電圧の4つの個別の入力のうち、入力電圧波形と実効入力電圧とを使用しないで、入力電流波形と出力電圧だけで制御するものである。
【0023】
図4において、前記コンデンサ29の両端間には、分圧用の抵抗55と56が結合され、また、抵抗56と並列に位相を揃えるためのコンデンサ67が挿入されている。前記カレントトランス4の一方の2次コイル6と並列に、入力電流検出用の抵抗59が挿入され、この抵抗59の一端側が抵抗58を介して前記非反転誤差増幅器42の−入力端子に結合されている。
基準電圧Vrefは、抵抗57を介して前記非反転誤差増幅器42の−入力端子に結合され、さらに、抵抗60を介して出力端子に結合されている。
70は、制御回路22と検出回路19間を絶縁して結合するためのホトカプラであり、また、71は、制御回路22と検出回路20間を絶縁して結合するためのホトカプラである。
【0024】
以上のような構成による作用を説明する。
まず、図2(a)のように、交流電源10の正側が入力されると、全波整流回路50の整流ダイオード51、整流ダイオード53で半波整流され、図5(a)に示すような半波整流電圧が得られる。これが昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31によって昇圧チョッピングされてコンデンサ29の両端に図5(b)のようなリップル電圧が発生する。
【0025】
同様に、負側でも図2(b)のように、全波整流回路50の整流ダイオード52、整流ダイオード54で半波整流され、昇圧チョッピングされて正側に対して反転した電圧が得られる。
これらの正側と負側の電圧がDC−ACインバータ37で交流となり、フィルタ回路96で高周波成分が除かれて交流電圧が負荷に供給される。
【0026】
つぎに、力率改善作用を説明する。
出力電圧を一定にし、かつ、入力電流を入力電圧と相似形にするには、図4における検出回路19(および検出回路20)内の非反転誤差増幅器42の−入力端子の入力を、出力電圧検出用の基準として使用するため、抵抗57を介して基準電圧Vrefを印加する。また、非反転誤差増幅器42の+入力端子には、出力電圧信号を加える。これらの信号を非反転誤差増幅器42で誤差増幅するに先立ち、互いに位相を一致させなければならない。そうしないと、出力電圧が一定になっても、力率改善回路の入力電流は、入力電圧に相似した波形にならないからである。
【0027】
そこで、非反転誤差増幅器42の+入力端子と−入力端子の入力信号の位相を合わせるため、また、入力電流を入力電圧に相似した波形にするため、非反転誤差増幅器42の−入力端子に、入力電圧に対して反転している微小信号を注入する。具体的には、入力電流検出手段兼絶縁手段としてのカレントトランス4により、昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31から絶縁され、かつ、特定の巻数比に変流した抵抗59に流れる図5(h)に示すような電流によって生ずる電圧Ro・iを用いて注入すると、非反転誤差増幅器42の−入力端子の入力電圧V(−)は、図5(d)に示すように、基準電圧Vrefと、入力電圧に対して反転している微小信号とが加算された波形となる。
V(−)=Vref−{抵抗57/(抵抗57+抵抗58)}×(Vref+Ro・i)
【0028】
また、非反転誤差増幅器42の+入力端子の入力電圧V(+)は、出力電圧を抵抗55、56で分圧したつぎのような信号が入力される。
V(+)={抵抗56/(抵抗55+抵抗56)}×出力電圧Vo
【0029】
このままの信号では、非反転誤差増幅器42の+入力端子と−入力端子の電圧の位相が一致していないので、位相を合わせなければならない。そこで、抵抗56と並列にコンデンサ67を結合して、抵抗56とコンデンサ67の充電時定数により、図5(c)のように、電圧の変化を遅らせて、これを非反転誤差増幅器42の+入力端子の入力電圧とし、−入力端子の入力電圧と同じ位相にする。具体的には、非反転誤差増幅器42の−入力端子の入力電圧は、3π/4だけ位相が遅れるようにコンデンサ67の容量を調整する。
【0030】
この状態で非反転誤差増幅器42により誤差増幅すると、増幅度が高すぎるので、抵抗60を調整することによって、非反転誤差増幅器42の出力を図5(e)のように設定する。
この非反転誤差増幅器42の図5(e)の信号が絶縁手段としてのホトカプラ70により絶縁され制御回路22内のPWM制御用IC48の[8]端子に送られる。このPWM制御用IC48内において、[8]端子に送られてきた信号と、発振器の図5(f)の3角波信号と、コンパレータで比較され、図5(g)のような出力が得られる。
【0031】
この信号は、PWM制御用IC48の[2]端子から出力してそのままスイッチング素子25のゲート信号となり、昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31が動作する。
このように、PWM制御用IC48を用いて入力電流波形と出力電圧だけで制御することができる。また、共通ライン16に対し、正側と負側にそれぞれに昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31で昇圧して、安定化された直流電圧が後段のDC−ACインバータ37に送られる。
【0032】
このハーフブリッジ型のDC−ACインバータ37のスイッチング素子33と34は、パルス幅変調回路45からのパルス幅変調信号により高周波で交互に開閉し、かつ、開閉の時間幅が交流出力電圧波形に対応したパルス幅変調をして、図6(d)の実線波形のようなパルス電圧波形となる。このパルス電圧は、リアクトル35とコンデンサ36からなるフィルタ回路96で高周波成分を除去し、図6(d)の点線波形のような所定の電圧および周波数の交流出力が得られる。
【0033】
なお、本発明の力率改善回路の過電流保護回路は、スイッチング素子25のソース側に直列に抵抗49を挿入するなど、回路電流を検出し、汎用のPWM制御用IC48の[15]端子に注入することにより、汎用のPWM制御用IC48内蔵のパルスバイパルス過電流保護回路をそのまま使用することができる。
【0034】
前記実施例において、スイッチング素子25、33、34は、MOSFETに限られるものではなく、バイポーラトランジスタ、その他のスイッチング素子であってもよい。
前記入力電流検出手段兼絶縁手段4は、カレントトランスに限られるものではなく、ホール素子などであってもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31の正方向、負方向の基本部品を共用しているため、従来回路の約半分の回路構成で力率改善用アクティブフィルタが得られる。
【0036】
力率改善用アクティブフィルタの制御にも、スイッチング電源などで使用される汎用のPWM制御用IC48を用いるため、大幅な部品の増加がなく、従来回路における部品点数が大幅に削減でき、価格の低下、小型化と信頼性の向上が可能となる。
【0037】
停電その他の事故により交流電力が入力されなくなったとき、サイリスタなどの逆流阻止スイッチ素子39をオンして、正側と負側のそれぞれのバッテリ38からの直流電圧を昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31でスイッチングし、正側と負側にそれぞれ昇圧して、交流電圧に変換し、さらにフィルタ回路96で高周波成分を除去し、所定の電圧および周波数の交流出力を得ることができる無停電電源装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源回路の第1実施例を示す電気回路図である。
【図2】(a)は、交流入力電圧が正側のときの昇圧チョッパ回路の電気回路図、(b)は、交流入力電圧が負側のときの昇圧チョッパ回路の電気回路図である。
【図3】本発明による電源回路の第2実施例を示す電気回路図である。
【図4】本発明による電源回路内部の制御回路22と検出回路19、20の詳細な電気回路図である。
【図5】本発明による電源回路の半波整流時の動作波形図である。
【図6】本発明による電源回路の全波整流時の動作波形図である。
【図7】従来の電源回路の電気回路図である。
【符号の説明】
1…直送ライン、2、3…交流入力端子、4…カレントトランス、5…1次コイル、6、7…2次コイル、8、9…交流出力端子、10…交流電源、11…リアクトル、12…出力電圧検出回路、13…負荷電流検出回路、14…切換回路、15…ホトカプラなどの絶縁手段、16…共通ライン、17、18…ダイオード、19、20…検出回路、21…半波倍電圧整流回路、22…制御回路、23、24…リアクトル、25、26…スイッチング素子、27、28…整流素子、29、30…コンデンサ、31、32…昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ、33、34…スイッチング素子、35…リアクトル、36…コンデンサ、37…DC−ACインバータ、38…バッテリ、39、40…逆流阻止スイッチ素子、41…リアクトル、42…非反転誤差増幅器、43、44…制御回路、45…パルス幅変調回路、46、47…カレントトランス、48…PWM制御用IC、49…抵抗、50…全波整流回路、51、52、53、54…整流ダイオード、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65…抵抗、66、67、68、69…コンデンサ、70、71…ホトカプラ、96…フィルタ回路。

Claims (3)

  1. 交流入力端子2、3と交流出力端子8、9のそれぞれの一方の端子3、9間を結合して共通ライン16とし、この共通ライン16と他方の入力端子2との間に、共通ライン16に対して正方向と負方向の整流を行う全波整流回路50と昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31とを結合し、さらにその後段にDC−ACインバータ37を結合してなる電源回路において、前記昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31は、前記交流入力端子2、3間にリアクトル11を介して前記全波整流回路50を接続し、この全波整流回路50の正負出力間に正方向と負方向を共通するスイッチング素子25を接続し、前記全波整流回路50の正出力側に整流素子27のアノード側を接続し、この整流素子27のカソード側に正方向の電圧を得るためのコンデンサ29の一方を接続し、このコンデンサ29の他方を前記一方の交流入力端子3に接続し、前記全波整流回路50の負出力側に整流素子28のカソード側を接続し、この整流素子28のアノード側に負方向の電圧を得るためのコンデンサ30の一方を接続し、このコンデンサ30の他方を前記一方の交流入力端子3に接続してなり、この昇圧チョッパ回路兼力率改善用フィルタ31により正方向と負方向の直流電圧を前記正負共通の前記全波整流回路50とスイッチング素子25を使用して得、その後、DC−ACインバータ37で再び交流に変換して出力するようにしたことを特徴とする電源回路。
  2. アクトル11の入力側と全波整流回路50の負側との間に、逆流阻止スイッチ素子39とバッテリ38との直列回路を挿入し、交流電源10の停電時に逆流阻止スイッチ素子39をオンしてバッテリ38から直流電圧を供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. イッチング素子25と並列に、リアクトル41、逆流阻止スイッチ素子39およびバッテリ38の直列回路を挿入し、交流電源10の停電時に逆流阻止スイッチ素子39をオンしてバッテリ38から直流電圧を供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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