JP3633875B2 - 均等積付、段積み荷物の積替え装置 - Google Patents

均等積付、段積み荷物の積替え装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は均等積付、段積み荷物の積替え装置に関し、更に詳しくは例えば工場から荷受人まで所定の荷物群を出荷する時に、パレットに例えば均等積付、段積みされた荷物群を搬送し、途中で荷物群をパレットから吊り上げてトラック、船舶等に積み替え、目的地まで輸送する際に好適に利用可能な均等積付、段積み荷物の積替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、穀物や樹脂ペレット等の粒状物、或いはセメントや小麦粉等の粉状物等は所定の大きさの紙袋に詰められ、これを製造工場から発注者に輸送している。この場合、製造工場では、パレタイザーと称する装置に多数のパレットを積み上げ、このパレタイザーから順次にパレットを引き出してはその上に直接多数の内容物充填紙袋(以下、荷物と称する)をロボットにより均等積付、段積みし、このパレットをフォークリフト等でトラックに積み込み、目的地に輸送する。
【0003】
輸送先即ち目的地への輸送コストと輸送距離を考えた時に、例えば船舶を利用する方が有利である場所がある。例えば海外などは正にそのような場所に該当するが、日本国内でも東京から沖縄又は北海道への荷物の輸送は輸送時間を考慮しなければ船舶の方が輸送コストは安価である。
【0004】
例えば船舶を利用して荷物を輸送する場合、前述したように工場でパレット上に均等積付、段積みされた荷物群は、トラックに積み込まれて港(中継地)まで搬送され、ここでトラックから降ろされて船積みされる。その際、港即ち中継地での荷物の船積みは、従来、以下のようにして行われていた。
【0005】
フォークリフト等を使ってトラックから降ろされたパレット上の荷物群は、フォークリフトで輸送船に積み替えることはできないので、岸壁において通称「モッコ」と呼ばれているロープで編まれたネット又は強靱なシートに乗せ替えられ、このネット又はシートの対向縁部に接続された複数本の吊りベルトを使ってクレーンなどで吊り上げられて輸送船の船倉内に積み替えられる。
【0006】
或いは、別の方法として、パレットの側部に係止金具を付けておき、クレーンに接続された吊り上げロープの先端に設けられたフックを係止金具に引っかけて、パレットごと吊り上げ、そのまま輸送船の船倉に積み込む、という方法も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の積み替え方法には次のような問題があった。前者のネットへの積み替えは、トラックから降ろしたパレット上の多数の荷物を他のパレット上に敷いたネット上に、シートパレットとプッシュプル又は反転リフト等を使用するか或いは人力にて再び均等積付、段積みしなければならない。更に、場合によっては多数の荷物をネットで輸送船の船倉内に吊り降ろした後、そこでもネットから荷物を降ろして、船倉内所定場所に積み上げる、という作業をしなければならず、その結果積み替えに非常に時間と人手が掛かり、輸送コストを著しく高める原因となっているという問題があった。
【0008】
また、パレットごと輸送船の船倉に移動する後者の方法では、船倉内でパレットから多数の荷物を降ろして、船倉内所定場所に積み上げるか、或いは荷物群をパレットに積載したまま目的地まで輸送している。しかし、船倉内でパレットから多数の荷物を降ろして、船倉内所定場所に積み上げる場合には、前者の方法と同様に積み替えに非常に時間と人手が掛かり、輸送コストを高める。
【0009】
更に、荷物群をパレットに積載したまま目的地まで輸送する場合には、トラック又は船舶での輸送にかかわらずパレットの回収に非常にコストが掛かり、この回収を放棄すると、常時、新規なパレットを工場側が補給しなければならず、これも相当なコスト高になる、という問題があった。
【0010】
この発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、パレットに乗せられて搬送されてきた荷物群を吊り上げて別な輸送手段に積み替える場合、輸送に使用するパレット等をその積替え地点で回収することができ、しかも短時間に且つ人手が掛からずに積み替えができる、均等積付、段積み荷物の積替え装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、均等積付、段積み荷物の積替え装置であり、その特徴は、上面デッキのほぼ中央部における一軸線上に該上面デッキを横断する凹所を備えるパレットと、このパレットの前記上面デッキ上に敷かれた支えシートであって、前記一軸線上と直角に交わる方向の長さが同方向の前記パレットの長さよりも長く設定されるとともに中央部を部分的に前記凹所内に入れ込んで中央弛み部を形成した支えシートと、前記パレットの前記上面デッキに敷かれた前記支えシートの上に更に乗せる比較的に硬質の下敷き板とから構成されていることにある。
【0012】
また、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置における他の特徴は、パレットの上面デッキ上に配置された支えシート及び下敷き板のその上に均等積付け且つ段積みされた荷物群を中継地まで搬送して別な輸送手段に積み替える時、輸送手段に配置され且つ吊りベルトを用いて吊り上げられた支えシートで持ち上げられる下敷き板及びその上の荷物群を一時的に乗せる仮置き台を更に備え、この仮置き台が、支えシートの中央弛み部のほぼ真ん中を支持する中央上面デッキ部とその両側に形成された凹所を少なくとも備え、この仮置き台上に降ろされた支えシートは中央弛み部の真ん中が中央上面デッキ部上に乗ることで弛みが両側の凹所に寄って支えシートと下敷き板との間に隙間が形成され、その隙間にリフトアームを入れて下敷き板及びその上の荷物群を僅かに持ち上げて支えシートを抜き取り可能としたことにある。
【0013】
さらに、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置では、支えシートに、予め吊りベルト手段が設けられていることを特徴とする。そして、この吊りベルト手段は、支えシートの吊り上げ時まで支えシートの縁部から実質的に突出しないように格納する吊りベルト保持手段を備えていることを特徴とする。
【0014】
また、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置では、前記吊りベルト手段が、支えシートの一組の対向縁部から突出するように設けられた吊りベルトと、支えシートの他の一組の対向縁部に設けられた接続用の輪部とから構成され、使用時には、吊りベルトの先端を接続用の輪部に接続して吊上げ機に掛けられるようにすることを特徴とする。
【0015】
さらにまた、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置では、吊りベルト手段が、支えシートの2組の対向縁部に設けられた接続用の輪部と、両端部を輪部に着脱可能に連結する別体の4本の吊りベルトとから構成され、使用時には、各吊りベルトが支えシートの各コーナー部を跨いで配設され、隣接する前記各縁部に設けられた前記輪部に該各吊りベルトの両端部のそれぞれを接続して吊上げ機に掛けられるようにすることを特徴とする。
【0016】
また、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置では、吊りベルト保持手段が、支えシートに形成された袋状部分であることを特徴とする。更に、この発明では、吊りベルト手段が支えシートの縁部からU字状に突出した吊りベルトで構成され、また吊りベルト保持手段が、吊りベルトのU字状端部に取り付けられた第1接着布とパレットのフォーク差込み孔内若しくは支えシートに取り付けられた第2接着布とから構成され、吊りベルトをパレットのフォーク差込み孔に入れるか、又は通過させて第1接着布と第2接着布とを接着して仮止めするようにもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置を図に示される実施形態について更に詳細に説明する。図1には、この発明の一実施形態に係る均等積付、段積み荷物の積替え装置(以下、単に積替え装置と称する)10が示されている。この実施形態の積替え装置10は、パレット11と、支えシート20と、比較的に硬質の下敷き板30とから主に構成されている。
【0018】
パレット11の詳細は図2に示されている。このパレット11は、2方差しのパレットであり、このパレット11は、載荷面(上面デッキ)13のほぼ中央部における一軸線上に該載荷面を横断する溝状の凹所12を備え、この凹所12の両側に上面デッキ部13a、13bを設けて構成されている。
【0019】
すなわち、このパレット11は、図2から明らかなように幅方向中心線から所定の間隔をあけて配置された2つの中央桁14a、14bと両サイドに配置された側部桁15a、15bとが並列に並べられ、一方の側部桁15aとこれに隣接する一方の中央桁14aとにデッキボードが乗せられて各桁に固定されることにより一方の上面デッキ部13aが形成されている。
【0020】
そして、この上面デッキ部13aと同様に、他方の側部桁15bとこれに隣接する他方の中央桁14bとにデッキボードが乗せられて各桁に固定されることにより他方の上面デッキ部13bが形成されている。このように凹所12を挟んで両側に設けられた2つの上面デッキ部13a、13bにより載荷面即ち上面デッキ13が構成されている。
【0021】
ところで、このパレット11の下面については、両側部桁15a、15bに橋し渡しするように数枚の板16を並列配置して側部桁に固定することで下面デッキとされ、この下面デッキと各上面デッキ部13a、13bとの間の空間部がフォークリフトなどのフォークを差し入れるフォーク差込み孔17とされる。
【0022】
このパレット11は、後の詳細な説明から明らかとなるが、当該パレット11を本発明の積替え装置10の一構成要素として使用する場合には、上面デッキ13のみの使用となる。しかし、下面デッキについては、従来における通常のパレットとして使用できるので、一応は両面使用のパレットとしての性能を備えている。
【0023】
更に、この実施形態に係る積替え装置10は、吊りベルト手段21の構成要素である吊りベルト22の付いた支えシート20を含んでいる。図3はこの支えシート20を裏面から見た状態の平面図である。この支えシート20は、図3で見た時の横方向幅がパレット11の横方向幅より大きく、縦方向幅がパレット11の縦方向幅とほぼ同じ大きさの四角形の織布から形成されている。この織布はポリプロピレン製の細いテープを編んだクロス原反で形成されている。
【0024】
この支えシート20には、吊りベルト手段21を構成する2本の吊りベルト22と、2本の補助ベルト23とが縫いつけられている。詳細には、支えシート20の相対向する一対の縁部20a、20bからそれぞれ2本の吊りベルト22が並列に突出するように当該支えシート20の裏面に縫いつけられている。
【0025】
また、2本の補助ベルト23は、吊りベルト22に対してほぼ直交する方向に並列に配置されて支えシート20の裏面に縫い付けられている。この吊りベルト22も補助ベルト23も支えシート20と同じ原反から作られるか、或いはこの原反より更に強靱な材料から作られている。
【0026】
このように支えシート20の裏面にはそれぞれ2本の吊りベルト22と補助ベルト23が井桁状に縫い付けられているが、これら4本の各ベルトが交差することで区画された支えシート20の各コーナー側の矩形領域の対角線上には更に補強ベルト24が縫い付けられている。
【0027】
各吊りベルト22の先端には、当該ベルト端部を折り返してその先端を縫い付けることで輪部25が形成され、また各補助ベルト23の先端にも支えシート20の他の一対の縁部20c、20dから僅かに突出するような状態で、当該ベルト端部を環状に折り曲げることで輪部26が形成されている。そして、各吊りベルト22の先端の輪部25には、結び目27aのついたロープ27が縫いつけられている。
【0028】
更にまた、この実施形態に係る積替え装置10は、比較的に硬質の下敷き板30を備えている。図4にはこの下敷き板30が示されている。この下敷き板30は、パレット11の載荷面と縦横ほぼ同じ寸法の大きさで形成された四角形の板で、例えば木製の合板やプラスチック板等を用いることができる。
【0029】
次に、この発明の前述した一実施形態に係る積替え装置10の使用方法について説明する。最初に、図1に示されるように吊りベルト22の伸長方向がパレット11の中央部に形成されている溝状の凹所12の方向と同じになるように支えシート20をパレット11の載荷面上に敷く。その時、パレット11の載荷面13全体に敷かれた支えシート20の中央部を溝状の凹所12内に入れ込んで中央弛み部28を形成する。
【0030】
ところで、支えシート20をパレット11の載荷面13全体に敷いた直後に、支えシート20に取り付けられている2つの吊りベルト22は支えシート20の一対の対向縁部20a、20bから突出している4本のベルト部分がそれぞれ裏面側に折り返され、そのT字状端部からまるめられて(巻き取って)パレット11のフォーク差込み孔17に挿入され、その巻取り部の弾力性を利用して収納保持される。
【0031】
具体的には、図1、図5及び図6に概略的に示されるように吊りベルト22の各突出部であるベルト部分を巻き取った巻取り部の直径がフォーク差込み孔17の高さより大きくなるので、これを圧縮させるような状態にしてフォーク差込み孔17に無理に押し込むと、圧縮された巻取り部の弾力(反発力)により巻取り部がフォーク差込み孔17の内面に圧接して仮固定できる。これにより支えシート20の対向縁部20a、20bから吊りベルト22が大きく飛び出すことはなく、その結果後工程でこの吊りベルト22が邪魔になることがない。
【0032】
パレット11の載荷面13全体に前述したように支えシート20を敷き、その中央部を凹所12に入れて中央弛み部28を形成する際、凹所12内で支えシート20の中央部を仮止めできるように支えシート20の中央裏面に幾つかの接着布を取り付け、他方凹所12の底部の対応部分にも接着布を固定しておけば、支えシート中央部の凹所12内への入れ込みが容易にできる。
【0033】
パレット11の載荷面13全体に支えシート20が敷かれた後、その支えシート20上に下敷き板30が乗せられる。図1はこの状態を示している。このような状態が本発明の積替え装置10であり、いわゆるセット完了状態である。セットされた積替え装置10は、内容物製造工場或いは内容物を仕入れて袋詰めする工場等において、従来から知られている「パレタイザー」と称する装置29に図5に示されるように積み重ねられて使用時まで待機させられる。
【0034】
このパレタイザー29に積み重ねられた多数の積替え装置10を使用する時には、当該パレタイザー29から最下段の積替え装置10が引き出され、積付けラインに送られる。一方、内容物充填ラインで内容物が充填された後に口部が封緘された多数の荷物31(この実施形態では紙袋)は、パレタイザー29から供給された積替え装置10の上に図6に示されるように均等積付、段積みされる。
【0035】
このように積替え装置10のパレタイザーからの取り出し、積付ラインへの供給、及びこの積替え装置10への多数の荷物の均等積付、段積みは、すべて産業用ロボットによって自動的に行われる。所定数の荷物31が積替え装置10に均等積付、段積みされると、フォークリフト(図示せず)を操作して、パレット11のフォーク差込み孔17にフォークを挿入してこれを持ち上げ、パレット11と共にその上の荷物群を倉庫等に仮置きする。
【0036】
それぞれ荷物群を載荷した状態で倉庫等に仮置きされた多数の積替え装置10は、出荷時に、リフトカー(図示せず)により倉庫から運搬車輌まで運ばれ、図7及び図8に示されるように例えばリフトカーのリフトアームにて吊りベルト22を吊り上げ、支えシートとその上の下敷き板30に積まれた荷物の運搬車輌への積替えが行われる。
【0037】
或いは、荷受人へ船で荷の輸送を行う場合、発荷主側では、倉庫からこのパレット11に荷物31を前述したように載荷した状態で中継基地となる発港までトラック等で運搬し、ここでクレーンを使用し、支えシート20とその上の下敷き板30に積まれた荷物31を吊りベルト22にて吊り上げ、船舶への積替えが行われる。
【0038】
この時、吊りベルト22を使用可能な状態に形成する方法について説明する。予め、支えシート20の一対の対向縁部20a、20bから僅かに突出している吊りベルト22の一部を手で掴み、パレット11のフォーク差込み孔17内に収納されていた巻取り部を引き出し、前述した結び目27aの付いたロープ27を補助ベルト23の先端部に形成されている輪部26内へ通す。
【0039】
続いて、結び目27aの付いたロープ27を吊りベルト22の先端の輪部25内へも通し、結び目27aを吊りベルト22の先端の輪部25の外側に出して接続し、一対の対向縁部20a、20bから他の一対の対向縁部20c、20dに支えシート20のコーナー部を跨ぐループ状に形成されて使用可能な状態にされる。
【0040】
パレット11上の荷物31群を運搬車輌の荷台に積み替える場合にはこの4つの吊りベルト部分をフォークリフトのリフトアームに掛けるか、或いはパレット11上の荷物31群を船に積み替える場合には船のクレーン又は岸壁に設置されているクレーン装置などのフックに掛け、図7及び図8に示されるように吊し上げる。これにより下敷き板30の上面に均等積付、段積みされた荷物31群は支えシート20によって持ち上げられ、運搬車輌の荷台又は貨物船の船倉内に収納され目的地へ輸送される。
【0041】
このようにして目的地へ到着した荷物31群は4つの吊りベルト部分をフォークリフトのリフトアームに掛けるか、又はクレーン装置のフックに掛け、図8に示されるように吊り上げ、予め用意されている仮置き台32上に降ろされる。この仮置き台の一例が図9に示されている。この仮置き台32は全体として前述したパレット11とほぼ同じ大きさで、下面デッキボードの両サイドに側部桁33a、33bが取り付けられ、且つこれら側部桁の中間部に中央桁34が取り付けられて構成されている。
【0042】
そして、これら側部桁33a、33bと中央桁34の上部が上面デッキ部として機能する。この実施形態の説明では、便宜上、中央桁34の上部における上面デッキ部を特に中央上面デッキ部として参照符号35で示す。この中央上面デッキ部35の幅寸法は、前述したパレット11の上面デッキ13に形成された溝状の凹所12の幅より小さく設計されている。従って、この仮置き台32における中央上面デッキ部35の両サイドは凹所36a、36bとなっている。
【0043】
仮置き台32に降ろされた支えシート20は、その中央弛み部28の真ん中が図10に示されるように仮置き台32の中央に位置する中央上面デッキ部35の上に乗るため、弛みが両側に寄って支えシート20の一部が凹所36a、36b内で弛むことになる。その結果、この凹所36a、36bの部分で下敷き板30と支えシート20との間に隙間37が現出する。
【0044】
そこで、運搬車輌の荷台又は貨物船の船倉内に作業用として積み込まれている小型のフォークリフト(図示せず)のリフトアーム38を2つの隙間37に差し込んで、下敷き板30をその上の荷物31群と共に持ち上げ、これにより仮置き台32の上部に残っている支えシート20を取り除く、その後持ち上げられていた下敷き板30とその上の荷物31群は、図12に示されるような更に別な受取りパレット40に図11に示されるように降ろされる。
【0045】
最終的に下敷き板30とその上の荷物31群を受ける受取りパレット40は、図12に明瞭に示されているように、載荷面側のほぼ中央部における一軸線上に当該パレットを横断する溝状の凹所41を備え、更にこの凹所41の両側にも同様な溝状の凹所42a、42bを備え、後者の凹所42a、42bの一部にフォークリフトのフォーク等のようなリフトアーム38を受けることのできる天板用金具43を部分的に設けて構成されている。
【0046】
すなわち、この受取りパレット40は、図12から明らかなように幅方向中心線から所定の間隔をあけて配置された2つの中央桁44a、44bと両サイドに配置された側部桁45a、45bとが並列に並べられて中央部とその両側にそれぞれ凹所41、42a、42bを形成し、一方の側部桁45aと中央桁44bとには、各凹所42a、42bの幅より小さい(凹所42a、42bの幅のほぼ半分)張り出し長さの天板用金具43の側部を固定することにより各凹所42a、42bの一部について上方への抜けを防止して構成されている。
【0047】
天板用金具43は、金属製の棒体をコ字形に曲げ、このコ字形部を一平面とするとこの平面に対して直角になるように両端を更に曲げ、この直角に曲げられたそれぞれ両端部をアンカー部として構成されている。この金属棒を折り曲げて形成されたこの天板用金具43は、コ字形部の平面に対して直角に曲げられてなる両端部のアンカー部をハンマー等で中央桁44b及び側部桁45aの上面から打ち込み、コ字形部が凹所42a、42bの幅寸法に対してほぼ半分ほど張り出すように取り付けられる。
【0048】
この受取りパレット40の下面については、両側部桁45a、45bに橋し渡しするように数枚の板46を並列配置して側部桁及び中央桁に固定されている。そして、上部開放部の一部が天板用金具43で実質的に塞がれた各凹所42a、42bがフォークリフトなどのフォークを差し入れるフォーク差込み孔47とされる。この受取りパレット40は、前述したように仮置き台32からフォークリフトのリフトアーム38で持ち上げられた下敷き板30とその上の荷物31群を下ろして、これを倉庫などへ入庫したり、或いは荷積みしたりすることができるようにするために必要である。
【0049】
この点を更に具体的に説明すると、仮に、仮置き台32から下敷き板30とその上の荷物群をフォークリフトで持ち上げて支えシート20を取り除いた時、これを再び仮置き台32に乗せても下敷き板30と仮置き台32とは連結されていないため、仮置き台32を荷物31群ごと移動することはできない。そのため、支えシート20を取り外すために仮置き台32から持ち上げられた下敷き板30とその上の荷物群は、通常使用されているようなパレットの上に移し替える必要がある。
【0050】
しかし、例えば、図2に示されるように上面デッキとしてほぼ全面に天板が存在するパレット上にはフォークリフトで持ち上げた下敷き板30とその上の荷物31群を降ろすことはできない。その理由は、このようなパレットの天板までリフトアーム38を下げても当該リフトアーム38が天板にぶつかって荷物31群を天板上に乗せ替えることはできない。そこで、図12に示されるような特殊な受取りパレット40が必要となるのである。
【0051】
仮置き台32から持ち上げられた下敷き板30とその上の荷物31群がこの受取りパレット40の上に降ろされる際、リフトアーム38は凹所42a、42bにおける天板用金具43から外れた空所部に位置するようにする。これにより荷物31群が載った下敷き板30は受取りパレット40の各桁44a、44b、45a、45b及び天板金具43の上に載り、且つその後リフトアーム38も凹所42a、42bがフォーク差込み孔47となってそこから引き抜くことができる。
【0052】
この受取りパレット40に移し替えられた下敷き板30とその上の荷物31群は、フォークリフトによって他の荷物群の上に受取りパレット40ごと積み重ねられるか、或いは積替えが工場などで行われる場合には倉庫に受取りパレット40ごと入れられる。その場合には、フォークリフトのリフトアーム38をフォーク差込み孔47である凹所42a、42bに入れる際に天板用金具43の下側に位置するように差し込む。
【0053】
そして、リフトアーム38を上昇させると、下敷き板30上の荷物31群と共に受取りパレット40も持ち上がり、これを他の場所即ち前述したように他の荷物群の上や倉庫などに運んで降ろす(リフトアームを引き抜く)ことができる。
【0054】
これにより、工場から出荷する際に用いるパレット11は、荷物31と共に目的地まで行くことはなく、またこのパレット11上に予め支えシート20がセットされているので、運搬車輌や船舶への積み替えは極めて迅速に行え、しかもこの支えシート20も荷物群の積み替え時に回収することができる。
【0055】
ところで、この実施形態では、発明の趣旨を理解しやすくするために、最初の出荷時に使用するパレット11と、積替え地点で支えシート20を取り除いた後に下敷き板30と共に荷物群を降ろす受取りパレット40とが別な構造のものであったが、2種類の構造のパレットを準備するのもコスト高になるので、実際には出荷時に使用するパレット11として図12に示される受取りパレット40を用いることができる。換言すれば、受取りパレット40は出荷時使用のパレット11として兼用できるように構成されている。
【0056】
それが、受取りパレット40の載荷面側において、そのほぼ中央部に一軸線上に当該パレットを横断するように2つの中央桁44a、44bで形成された溝状の凹所41なのである。従って、この発明では、出荷時に使用するパレット11としては、要するに載荷面側におけるほぼ中央部に、一軸線上に当該パレットを横断するように2つの中央桁44a、44bで形成された溝状の凹所があるものであれば、如何なる構造のものでも使用することができる。
【0057】
さて、図3に示された支えシート20は一例であって、この発明の積替え装置ではこの支えシート20に限定されるものではない。この構造の支えシート20以外にも図13に示されるような支えシート50を用いることもできる。図3に示される支えシート20と図13に示される支えシート50との相違点は、吊りベルト手段21にある。
【0058】
すなわち、図13に示される支えシート50にも吊りベルト手段21が設けられ、更にこの吊りベルト手段21には吊りベルト保持手段52が設けられている。図3に示される支えシート20に設けられている吊りベルト手段21を構成する吊りベルト22は、吊り上げ時に補助ベルト23の先端部に設けられている輪部26に接続してループ状に形成するものであったが、この支えシート50における吊りベルト手段21は、吊りベルト51がU字形をして一対の対向縁部50a、50bから突出して形成されている。
【0059】
また、図3に示された支えシート20に設けた吊りベルト22は、支えシート20をパレット11の載荷面13上に敷いた時に、各吊りベルト22を巻き取り、その巻取り部の弾力性を利用してパレット11のフォーク差込み孔17に押し込んで保持するようにしたが、図13に示される支えシート50に設けられる吊りベルト手段21が備える吊りベルト保持手段52は、支えシート50の裏面に設けられた筒状体53で構成されている。
【0060】
この筒状体53は、支えシート50と同じ原反で形成される端切れの両側部を内側に折り込んで吊りベルト51と一緒に支えシート50に縫い付けるようにして容易に形成することができる。この筒状体53は通常偏平状態となっているが、その両端部53a、53bは開口して相互に連通している。
【0061】
次に、この筒状体53からなる吊りベルト保持手段52の使用方法について説明する。図13に示されるように各吊りベルト51のU字状端部を束ねて部分的に1本にし、その束ね部を筒状体53の開口端部53a、53bから内部へ押し込み、各吊りベルト51を収納する。このように各吊りベルト51のU字状端部を処理した後、支えシート50を前述したようにパレット11の上面全体に敷く。
【0062】
これにより、各吊りベルト51は、筒状体53内に収納されて保持されたことになり、積替え時まで吊りベルト51の存在が隠される。吊りベルト51を使用時まで格納する更に別な吊りベルト保持手段52として、接着布だけを使用する構成もある。この構成は、図14に示されるように各吊りベルト51のU字状端部に第1接着布54を取り付けておく。
【0063】
そして、各吊りベルト51が突出する支えシート50の一対の対向縁部50a、50b付近に第2接着布55を取り付けておくか、又はパレット11のフォーク差込み孔17内の適所に第2接着布(図示せず)を貼り付けておくものである。このような構成の場合の吊りベルト保持手段の使用方法について説明すると以下の通りである。
【0064】
支えシート50を前述したようにパレット11の載荷面13全体に敷き、その後各吊りベルト51をそれぞれ適当に束ねてこれをパレット11のフォーク差込み孔17に入れ、天板である上面デッキ部13a、13bの下を通して反対側から出すと共に束ねられているU字状先端部に取り付けられている第1接着布54を支えシート50の対向縁部に設けられている第2接着布55に重ねて接着する。
【0065】
或いは、パレット11のフォーク差込み孔17に入れられた吊りベルト51のU字状先端部は、その先端部に設けられている第1接着布54がフォーク差込み孔17の内壁に貼り付けられている第2接着布に重ねられて接着されることによりフォーク差込み孔17内に保持される。
【0066】
これにより、図1に示される実施形態と同じように吊りベルト51がパレット11のフォーク差込み孔17内に実質的に格納保持されることになると共に、吊りベルト51が支えシート50をパレット11に縛り付けることになり、その結果荷物群の吊り上げ時まで支えシート50がパレット11の上面全体からずれたり、落ちたりすることがない。
【0067】
前述した各実施形態ではいずれも支えシート20、50に吊りベルト21、51が一体に縫い付けられていたが、この発明の積替え装置における主たる特徴は前述したように上面デッキ13の中央部に溝状の凹所12を備える独特の構成のパレット11を使用してその上に支えシート20、50を敷き、パレット11の凹所12を利用して支えシート20、50に中央弛み部28を形成するようにしたことにあり、支えシート20、50にかならず吊りベルトが付いていなくてはならないものではない。
【0068】
図15は吊りベルト手段が予め付いていない支えシート60を示している。この支えシート60の裏面には、井桁状に補助ベルト61を、また各コーナーにおける対角線上に補強テープ63をそれぞれ縫い付け又補助ベルト61の各先端はベルトを折り返して形成された輪部64が設けられている。他方、図16に示される吊りベルト65が別体品として4本用意されており、この吊りベルト65の両端にも当該ベルト部を折り返して形成された輪部67が設けられ、その先端部には結び目68の付いたロープ69が縫い付けられている。
【0069】
この支えシート60を用いた本発明の積替え装置の場合には、工場及び中継地等の積替え地点で荷物群をトラック又は貨物船に移し替える時、吊りベルト65の両端に設けられた結び目68付きロープ69を補助ベルト61の各対角線上の先端輪部64と吊りベルト65の先端輪部67へ二重に通し、最後は輪部67の外に結び目を出し、補助ベルト61と吊りベルト65を接続して、支えシート60の隣接する縁部間から突出するループ体を形成する。そして、このループ体をリフト及びクレーンに掛けて吊り上げ、輸送機関への積み込みを行う。
【0070】
前述した各実施形態の均等積付、段積み荷物の積替え装置では、支えシートが原反から形成されたものについて説明したが、この「支えシート」とは布状のものに限定されるものではなく、図17に示されるネット状のものでもよく、従ってこの明細書で「支えシート」とは布状、ネット状、又は帯状のものを言う。図17に示されるネット状の支えシートの実質的な構造は、前述した支えシート20、50、60と同じであり、相当する構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0071】
また前述した各実施形態の均等積付、段積み荷物の積替え装置では、主に中央部に凹所があるパレットと吊りベルトの保持手段を備えた支えシートと硬質板及び仮置き台との組合せによる輸送手段について説明してきたが、支えシートの回収を後日行なうとすれば、中央に凹所のないパレット(現在多く使用されている両面パレット)と吊りベルトの保持手段を備えた支えシートを組合せることにより輸送機関への積込時即パレット回収はでき、パレットレスにて荷物の輸送は十分に行なえる。
【0072】
また、前述した各実施形態に係る均等積付、段積み荷物の積替え装置では、例えば工場からパレットに乗せて搬送されてきた荷物群を中継地点で貨物船に積み替える場合等を主として説明したが、この発明は船舶や運搬車輌という特定の輸送手段に積み替える場合だけに限定されるものではなく、逆に船舶や運搬車輌から地上に荷物群を降ろす場合、或いは例えばクレーンを使用して倉庫に荷物群を一時的に入れる場合など、要するに荷物群を吊り上げて積み替える場合に広く適用することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置によれば、パレットに乗せられて搬送されてきた荷物群を工場内や中継地等でこれを吊り上げて例えば船舶などのような別な輸送手段に積み替える場合、輸送に使用するパレットや吊り上げに使用した支えシート等を積み替え場所で回収することができ、しかも短時間に且つ人手が掛からずに積み替えができることから、輸送コストを大幅に低減することができる。
【0074】
また、間接的にはパレットの使用枚数を削減できるため、木材資源の保護となり、近年問題視されている地球環境悪化防止に多少とも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る均等積付、段積み荷物の積替え装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置で使用するパレットを示す斜視図である。
【図3】図1に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置で使用する吊りベルト付きの支えシートを示す斜視図である。
【図4】図1に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置で使用する下敷き板を示す斜視図である。
【図5】図1に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置を荷物発送側の工場等でパレタイザーに積み重ね、1つ毎に取り出して使用する状態を概略的に示す正面図である。
【図6】図1に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置に多数の荷物を均等積付、段積みした状態を示す正面図である。
【図7】図6に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置に積載された荷物群をパレットから吊りベルトで吊り上げる準備状態を示す正面図である。
【図8】図7に示される均等積付、段積み荷物の積替え装置に積載された荷物群をパレットから吊りベルトで吊り上げた状態を示す正面図である。
【図9】この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置に乗せられて搬送された荷物群を積み替える時にこの荷物群を一時的に乗せるシート抜取り用の仮置き台を示す正面図である。
【図10】この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置に乗せられていた荷物群がパレットから吊り上げられてシート抜取り用の仮置き台に乗せ替えられた状態を示す正面図である。
【図11】図10に示される状態から荷物群が下敷き板と共に持ち上げられた後、更に別な受取りパレットに乗せ替えられる状態を示す正面図である。
【図12】図11に示される受取りパレットを示す図2と同様な斜視図である。
【図13】この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置において別な例の吊りベルト付き支えシートを示す平面図である。
【図14】この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置において更に別な例の吊りベルト付き支えシートを示す平面図である。
【図15】この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置において吊りベルトの付かない支えシートの例を示す平面図である。
【図16】図15に示された吊りベルトの付かない支えシートに使用する別体の吊りベルトを示す平面図である。
【図17】この発明の均等積付、段積み荷物の積替え装置において吊りベルト付き支えシートの更に他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 均等積付、段積み荷物の積替え装置
11 パレット
12 溝状の凹所
13 載荷面(上面デッキ)
13a、13b 上面デッキ部
14a、14b 中央桁
15a、15b 側部桁
16 下面デッキ形成用の板
17 フォーク差込み孔
20 支えシート
20a、20b 対向する縁部
21 吊りベルト手段
22 吊りベルト
23 補助ベルト
24 補強ベルト
25 輪部(吊りベルト先端の輪部)
26 輪部(補助ベルト先端の輪部)
27 ロープ
27a 結び目
28 中央弛み部
29 パレタイザー
30 下敷き板
31 荷物
32 仮置き台
33a、33b 側部桁
34 中央桁
35 中央上面デッキ部
36a、36b 凹所
37 隙間
38 フォークリフトのリフトアーム
40 受取りパレット
41 凹所
42a、42b 凹所
43 天板金具
47 フォークリフトのアーム差し込み孔
50、60 支えシート
51 吊りベルト
52 吊りベルト保持手段
53 筒状体
54 第1接着布
55 第2接着布
60 シート
61 補助ベルト
63 補強テープ
64 輪部
65 吊りベルト
67 輪部
68 結び目
69 ロープ

Claims (8)

  1. 上面デッキのほぼ中央部における一軸線上に該上面デッキを横断する凹所を備えるパレットと、
    このパレットの前記上面デッキ上に敷かれた支えシートであって、前記一軸線上と直角に交わる方向の長さが同方向の前記パレットの長さよりも長く設定されるとともに中央部を部分的に前記凹所内に入れ込んで中央弛み部を形成した支えシートと、
    前記パレットの前記上面デッキに敷かれた前記支えシートの上に更に乗せる比較的に硬質の下敷き板と
    から構成されていることを特徴とする均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  2. 前記パレットの前記上面デッキ上に配置された前記支えシート及び前記下敷き板のその上に均等積付け且つ段積みされた荷物群を中継地まで搬送して別な輸送手段に積み替える時、前記輸送手段に配置され且つ吊りベルトを用いて吊り上げられた前記支えシートで持ち上げられる前記下敷き板及びその上の荷物群を一時的に乗せる仮置き台を更に備え、
    この仮置き台が、前記支えシートの前記中央弛み部のほぼ真ん中を支持する中央上面デッキ部とその両側に形成された凹所を少なくとも備え、この仮置き台上に降ろされた前記支えシートは前記中央弛み部の真ん中が前記中央上面デッキ部上に乗ることで弛みが両側の前記凹所に寄って前記支えシートと前記下敷き板との間に隙間が形成され、その隙間にリフトアームを入れて前記下敷き板及びその上の荷物群を僅かに持ち上げて前記支えシートを抜き取り可能としたことを特徴とする請求項1に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  3. 前記支えシートには、予め吊りベルト手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  4. 前記吊りベルト手段が、前記支えシートの吊り上げ時まで前記支えシートの縁部から実質的に突出しないように格納する吊りベルト保持手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  5. 前記吊りベルト手段が、前記支えシートの一組の対向縁部から突出するように設けられた吊りベルトと、前記支えシートの他の一組の対向縁部に設けられた接続用の輪部とから構成され、
    使用時には、前記吊りベルトの先端を接続用の前記輪部に接続して吊上げ機に掛けられるようにすることを特徴とする請求項3に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  6. 前記吊りベルト手段が、前記支えシートの2組の前記対向縁部に設けられた接続用の輪部と、両端部を前記輪部に着脱可能に連結する別体の4本の吊りベルトとから構成され、
    使用時には、前記各吊りベルトが前記支えシートの各コーナー部を跨いで配設され、該各吊りベルトの両端部のそれぞれを隣接する前記各縁部に設けられた前記輪部に接続して吊上げ機に掛けられるようにすることを特徴とする請求項3に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  7. 前記吊りベルト保持手段が、前記支えシートに形成された袋状部分であることを特徴とする請求項4に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
  8. 前記吊りベルト手段が、前記支えシートの前記縁部からU字状に突出した吊りベルトで構成され、更に前記吊りベルト保持手段が、前記吊りベルトのU字状端部に取り付けられた第1接着布と前記パレットの前記フォーク差込み孔内若しくは前記支えシートに取り付けられた第2接着布とから構成され、前記吊りベルトを前記パレットのフォーク差込み孔に入れるか、又は通過させて前記第1接着布と第2接着布とを接着して仮止めするようにしたことを特徴とする請求項3に記載の均等積付、段積み荷物の積替え装置。
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