JP3633427B2 - Crt出画位置の調整法及び自動調整装置 - Google Patents

Crt出画位置の調整法及び自動調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CRT(陰極線管)又はCRTを備えた装置の製造行程において、センタリングマグネットなどの画像移動手段を用いて、CRT画面に表示される画像がその画面に均等に表示されるように調整する調整法及び自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CRTには、一般に、特性的バラツキがあり、出画位置(画像パターンが表示されるCRT画面上の位置)にもバラツキが生ずるため、画像パターンを出画し、この画像パターンの中心をCRT画面、即ち、蛍光面の中心、つまりターゲットに一致させて、画像パターンがCRT画面に均等に表示されるように調整が必要となる。
【0003】
このため、この種のCRTは、図9に示したように、そのネック部に取り付けられる偏向ヨークYが、画像移動手段としてセンタリングマグネットMa、Mbなどを備え、このセンタリングマグネットMa、Mbによって出画位置の調整が行われている。なお、図示したCRTは、偏平ブラウン管と呼ばれるものであるが、偏平型でない通常のブラウン管や、画面が円形形状のブラウン管などにおいても同様である。
【0004】
上記センタリングマグネットMa、Mbは、回転可能に取り付けられた2枚の薄板マグネットであり、それぞれのセンタリングマグネットMa、Mbを一体として、あるいは独立に回転させることにより、2枚のマグネットMa、Mbにより形成される合成磁場の方向及び大きさを変化させることができる。
【0005】
図10は偏平ブラウン管内の電子ビームの動きを模式的に表したものであり、電子ビームが、センタリングマグネットMa、Mbの合成磁場を通って、CRT画面へ到達し、CRT画面上で可視光に変換されて画像表示を行う様子を示したものである。
【0006】
CRTの電子ビームがこの合成磁場を通過する際には、フレミングの左手の法則に従って、電子ビームにローレンツ力が作用する。このため、上記合成磁場の方向及び大きさを調整し、電子ビームの軌道を偏向させることによって、画像をCRT画面上の適切な位置に出画させることができる。即ち、CRTの特性的な出画位置のバラツキを補正することができる。
【0007】
図11及び図12は、ブラウン管内の電子ビームが、センタリングマグネットMa、Mbの合成磁場ベクトルMの影響を受けることにより、CRT画面上の画像に合ベクトルV′、Vが作用している様子を示したものである。
【0008】
図11の画面F′は、通常のブラウン管におけるCRT画面であり、電子ビームの進行方向が、その画面F′に対する垂線となるように配置されている。一方、画面Fは、偏平ブラウン管におけるCRT画面であり、画面F′とθの角をなすように配置され、電子ビームの進行方向と画面Fの垂線方向とはθの角をなしている。
【0009】
このため、センタリングマグネットの合成磁場ベクトルMの方向が、図示したような方向であれば、ローレンツ力によって、通常のブラウン管の場合には、画面F′上に合ベクトルV′が作用することになる一方、偏平ブラウン管の場合には、合ベクトルV′を画面F上に投影した合ベクトルVが作用することになる。
【0010】
ここで、合ベクトルV′と合ベクトルVとは、x軸方向の成分は同じであるが、合ベクトルVのy軸方向の成分は、合ベクトルV′のy′軸方向の成分の1/cosθ倍である。即ち、合ベクトルVのy軸方向の成分と、合ベクトルV′のy′軸方向の成分とは一致せず、その関係は傾きθによって決まる。
【0011】
図12は、図11において黒太矢印の方向から見た図であり、V′のy′方向成分と、Vのy方向成分との関係を表したものである。これより、合成磁場ベクトルMの方向とローレンツ力によるベクトルV′の方向は、90度の角度を保つこと、したがって合成磁場ベクトルMの方向とベクトルVの方向も、傾きθの影響は受けるが、一定の角度を保つことも解る。
【0012】
また、センタリングマグネットを回転させた場合に、通常のブラウン管の場合であれば、合ベクトルV′の軌跡は円を描くが、偏平ブラウン管の場合には、合ベクトルVの軌跡は楕円軌跡を描くことになる。
【0013】
このような原理を利用して、CRT又はCRTを備えた製品の製造工程において、CRT画面上に画像パターンを出画させ、作業者が、このパターンを見ながら、ドライバー等を用いて手動によりセンタリングマグネットMa、Mbを回転させて、出画位置を調整していた。
【0014】
ところが、一方のセンタリングマグネットのみを動かすだけでは、画像パターンをCRT画面の任意の位置に動かすことはできず、2つのセンタリングマグネットの合成磁場によって画像パターンの出画位置を決めるため、それらのセンタリングマグネットを相対的に動かして調整しなければならない。
【0015】
このため、作業者が、出画された画像パターンを見ながら、2枚のセンタリングマグネットを動かして、CRT画面上での出画位置を調整することは容易ではなく、その作業には、かなりの熟練が必要とされていた。
【0016】
本出願人は、この問題を解決し、画像パターンの出画位置の調整を熟練を要することなく、効率よく行うため、種々の調整法を提案している。
【0017】
特開平9−320473号公報において提案した調整法は、二つのセンタリングマグネットMa、Mbの内、マグネットMaだけを回転させたときの画像パターンの動き、次いで、マグネットMbだけを回転させたときの画像パターンの動きなどから、マグネットMa、Mbの回転と画像パターンの動きの間に一定の規則性を見出し、もって、CRT画面上において画像パターンに作用しているベクトルの方向をターゲットの方向と一致させた後に、このベクトルの大きさを調節することによって、画像パターンの出画位置をターゲットに一致させるもので、従前のものに比べ、正確に画像パターンをターゲットに一致させることができるものであった。
【0018】
特開平10−247071号公報で提案した調整法は、上記の方法をさらに改良し、二つのセンタリングマグネットMa、Mbを共に一回転させたときに、画像パターンが形成する楕円軌跡の楕円中心を求め、これとターゲットを結ぶ直線の方向に、センタリングマグネットの合ベクトル方向を一致させて、ついで合ベクトルの大きさを調整して、画像パターンをターゲットに一致させるもので、ターゲットへの方向をより正確に得ることができた。
【0019】
特開平10−247070号公報で提案した調整法は、上記後者の方法を更に改良し、得られた合ベクトルを起点として、画像パターンをターゲットに一致させるのに、合ベクトル振らせながら近づけることを特徴とするもので、センタリングマグネットの磁気特性が異なる場合でも、より効率よく画像パターンの出画位置の調整をすることができるものであった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、画像パターンの出画ゲインにバラツキがある場合に対応することができなかった。
【0021】
図13は、その状況を説明する概念図で、(a)はCRT画面上のターゲットの位置、(b)は設計上の画像パターン、(c)はCRT画面に表示したときの画像パターン、(d)はセンタリング用パターンをターゲットに一致させたときの画像パターンのCRT画面上の表示状態をそれぞれ示すものである。
【0022】
図13(a)において、画面Fの横方向に座標x、縦方向に座標yを取り、その横幅をx0、縦幅をy0、この画面Fの中心をターゲットTとし、このターゲットTの画面F上の位置をT(x、y)で示している。
【0023】
この場合、このターゲットTの位置は、図示するように x = x0/2 + α、 y = y0/2 + β という値としている。ここで、α、βは、それぞれ経験的に得られ、固定的に定まる、あるいは、画面サイズから算出されるオフセット値であって、画像パターンの出画ゲインにバラツキがない場合には、これらオフセット値によって定まるターゲットT(x、y)に、センタリング用パターンが表示されるように調整すると、画像パターンがCRT画面上に均等に表示されるものである。
【0024】
図13(b)のP0は設計上の画像パターンであって、これを縮小していくと図に示すような設計上のセンタリング用パターンC0となり、拡大すると元に戻る。この場合、設計上は、画像パターンP0を縮小して生成されるセンタリング用パターンC0は、図に示す横方向寸法a、b、縦方向寸法c、dがそれぞれ等しくなるように、つまり、a = b、 c = d となるように等しい割合で縮小され、また、もとの大きさに復元されるものである。
【0025】
このセンタリング用パターンは、画像パターンの中心を示すものであり、このセンタリング用パターンをCRT画面FのターゲットTに一致させる事で、画像パターンがCRT画面上に均等に表示されるように調整している。
【0026】
しかしながら、上述したようにこの縮小、拡大のための出画ゲインは、CRTによって、また方向ごとに、バラツキのあるもので、図13(c)に示すように、CRT画面Fに表示させた場合の画像パターンPAとセンタリング用パターンCAの関係は、横方向寸法a′、b′、縦方向寸法c′、d′がそれぞれ等しくならない場合がある。
【0027】
従って、図13(d)に示すように、CRT画面F上で、上述の様々な改善されたCRT出画位置の調整法を用いて、センタリング用パターンCAの出画位置をターゲットTになるように調整しても、実際の出画パターンPAは、CRT画面F上で均等に表示されないことがあった。
【0028】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、CRT画面への出画ゲインにバラツキがある場合でも、画像パターンがCRT画面に均等に表示されるように簡単に調整することができるCRT出画位置の調整法と自動調整装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のCRT出画位置の調整法は、CRT画面上での画像パターンの出画位置を調整する調整法であって、幅調整用パターンを前記CRT画面上に出画させ、この幅調整用パターンの第1方向の幅が所定幅になるように、かつ、この幅調整用パターンと前記CRT画面縁との第1方向の間隔が等しくなるように、この幅調整用パターンの出画幅と出画位置とを調整し、その状態でセンタリング用パターンを出画させて、このセンターリング用パターンの第1方向の計測位置をターゲットの第1方向位置として用いることを特徴とする。
【0030】
ここで、CRTとは、陰極線管(cathode−ray tube)を意味し、偏平ブラウン管及び偏平型でない通常のブラウン管、及び、CRT画面が矩形でない、例えば、円形形状のブラウン管などを含むものである。
【0031】
この調整法は、センターリング用パターンをCRT画面のターゲットに一致させる調整を行う前に、実際にCRT画面上に出画されるセンターリング用パターンと画像パターンの間の出画ゲインのバラツキの調整を行うものである。
【0032】
ここでは、まず、CRT画面上の第1方向、これは、上下でも、左右でも、また、CRTの形状や使用態様によっては、どの方向であっても良いが、所定の一方向についての出画ゲインのバラツキの調整を、CRT画面より適度に小さい幅調整用パターンを出画させて、この大きさがまず所定の大きさになるようにして出画ゲインを調整して、次いで、その幅調整用パターンとCRT画面縁との間の第1方向の隙間が等しくなるように、幅調整用パターンの位置を調整し、この状態で、幅調整用パターンを縮小してセンターリング用パターンを表示させ、このセンターリング用パターンの位置を測定して、その測定位置を、ターゲットの第1方向位置としている。
【0033】
このようにすると、出画ゲインのバラツキを取り込んだターゲットの第1位方向位置が得られ、この位置にセンターリング用パターンを一致させるように調整すれば、画像パターンは、この第1方向については、CRT画面上に均等に表示される。
【0034】
また、この方法において、幅調整用パターンの大きさを所定の大きさにするのは、出画ゲインのバラツキの影響がどのCRTの調整の場合にも等しく現れるようにして、調整の均一性を保つためである。更に、幅調整用パターンの位置を調整後、その位置でセンターリング用パターンを表示させ、その位置を測定しているのは、後述するように、この調整を自動的にできるようにするためである。
【0035】
なお、この調整法のように、一回の調整において一方向だけの調整を行うようにすると、調整が簡単にできる。
【0036】
請求項2に記載のCRT出画位置の調整法は、請求項1に記載のCRT出画位置の調整法において、更に、前記第1方向に直交する第2方向について得たセンターリング用パターンの第2方向の計測位置をターゲットの第2方向位置として用いることを特徴とする。
【0037】
この調整法は、請求項1の調整法で得られたターゲットの第1方向位置に加えて、この第1方向に直交する第2方向についても同様にしてターゲットの第1方向位置を求めるものである。CRT画面は、通常平面であるので、このように互いに直交する方向の出画ゲインのバラツキの調整ができれば、センターリング用パターンをターゲットに一致させることで、画像パターンは、CRT画面上に均等に表示されるようになる。
【0038】
また、第1方向と第2方向は互いに直交しているので、第1方向の調整が済んだ状態で、第1方向に影響を与えずに、第2方向の調整だけを行うことができ、調整が簡単である。
【0039】
請求項3に記載のCRT出画位置の調整法は、請求項1または2のいずれかに記載のCRT出画位置の調整法において、前記CRT画面が矩形形状であって、前記第1方向が、この矩形形状の上下方向あるいは左右方向であることを特徴とする。
【0040】
この調整法は、第1方向をCRT画面の矩形形状に合わせて具体的に規定したもので、第1方向が上下方向であれば、必然的に第2方向は左右方向となり、また、第1方向が左右方向であれば、必然的に第2方向は上下方向となる。
【0041】
請求項4に記載のCRT出画位置の調整法は、請求項1から3のいずれかに記載のCRT出画位置の調整法において、更に、少なくとも2枚のセンタリングマグネットを備え、これらのセンタリングマグネットを回転させることによりCRT画面上での前記幅調整用パターンの出画位置を調整するようにしていることを特徴とする。
【0042】
この調整法は、画像パターンの出画位置を移動させる具体的方法として、2枚のセンタリングマグネットを規定したものである。センタリングマグネットは、通常のCRTにおいて一般的に用いられるもので、このような場合にも、本発明の調整法は、同様に効果を発揮する。
【0043】
なお、画像パターンの出画位置を移動させる具体的方法としては、これに限らず、この出画位置を第1方向と第2方向について独立に移動させることのできるものであれば何でもよい。また、センタリングマグネットの場合であっても、2枚だけでなく、2枚以上用いるものであってもよい。
【0044】
請求項5に記載のCRT出画位置の自動調整装置は、CRT画面上の画像パターンの出画位置を移動させる画像移動手段を設けたCRTを着脱交換可能に取り付ける固定部と、この固定部に前記CRTを固定した状態で前記画像移動手段を操作して前記CRT画面上の画像パターンの出画位置を移動させる調整移動装置とを有した調整台と、前記CRTに所定の画像パターンを表示させるための画像信号を生成するパターン生成部と、前記CRT画面に対向して設けられ、そのCRT画面を撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラから出力される画像情報に基づいて少なくとも前記画像パターンの出画位置を求める画像処理部と、前記画像処理部の出力に基づいて前記パターン生成部及び前記調整移動装置に対して制御信号を出力するコントローラとを備え、前記CRT画面の画像情報に基づいて前記調整移動手段を操作して画像パターンの出画位置を調整する自動調整装置であって、
幅調整用パターンを前記CRT画面上に出画させ、この幅調整用パターンの第1方向の幅が所定幅になるように、かつ、この幅調整用パターンと前記CRT画面縁との第1方向の間隔が等しくなるように、この幅調整用パターンの出画幅と出画位置とを調整し、その状態でセンタリング用パターンを出画させて、このセンターリング用パターンの第1方向の計測位置をターゲットの第1方向位置として用いることを特徴とする。
【0045】
この自動調整装置は、請求項1に記載の調整法を実現するものであり、請求項1と同様の効果を発揮する。
【0046】
請求項6に記載のCRT出画位置の自動調整装置は、請求項5に記載のCRT出画位置の自動調整装置において、更に、前記第1方向に直交する第2方向について得たセンターリング用パターンの第2方向の計測位置をターゲットの第2方向位置として用いることを特徴とする。
【0047】
この自動調整装置は、請求項2に記載の調整法を実現するものであり、請求項2と同様の効果を発揮する。
【0048】
請求項7に記載のCRT出画位置の自動調整装置は、請求項5または6のいずれかに記載のCRT出画位置の自動調整装置において、前記CRT画面が矩形形状であって、前記第1方向が、この矩形形状の上下方向あるいは左右方向であることを特徴とする。
【0049】
この自動調整装置は、請求項3に記載の調整法を実現するものであり、請求項3と同様の効果を発揮する。
【0050】
請求項8に記載のCRT出画位置の自動調整装置は、請求項5から7のいずれかに記載のCRT出画位置の自動調整装置において、更に、前記CRTは前記画像移動手段として少なくとも2枚のセンタリングマグネットを備え、前記調整移動装置は前記固定部に前記CRTを固定した状態で前記センタリングマグネットを回転させることによりCRT画面上での前記幅調整用パターン、前記センターリング用パターンの出画位置を調整するようにしていることを特徴とする。
【0051】
この自動調整装置は、請求項4に記載の調整法を実現するものであり、請求項4と同様の効果を発揮する。
【0052】
なお、請求項5から8に記載したCRT出画位置の自動調整装置は、請求項1から4に記載のCRT出画位置の調整法を具体化した装置であるが、これらの装置はこれらに限られるものではなく、請求項1から4に記載のCRT出画位置の調整法を実施できるものであれば、如何なるものであっても良い事は言うまでもない。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、添付図を参照しつつ、本発明の最良の実施の形態について説明する。
【0054】
図1(a)、(b)、(c)は本発明によるCRT出画位置の調整法の一例を示す概念図である。
【0055】
図1において、Fは、調整対象となるCRTの矩形形状のCRT画面であり、FuはそのCRT画面上縁、FdはCRT画面下縁である。PVは、このCRT画面Fに表示された縦幅調整用パターンであり、本発明において、ターゲットの位置を求めるために用いられる画像パターンである幅調整用パターンのうち、特に、画面Fの縦方向、つまり、上下方向の位置を求めるためのパターンである。この例では、このCRT画面Fの上下方向が第1方向となっている。
【0056】
AはCRT画面上縁Fuと縦幅調整用パターンPVの間の上下方向、つまり、第1方向の間隔、A′はCRT画面下縁Fdと縦幅調整用パターンPVの間の第1方向の間隔、Bは縦幅調整用パターンPVの上下方向、つまり、第1方向の幅である。
【0057】
まず、CRT画面Fに縦幅調整用パターンPVを表示させ、その第1方向の幅Bが所定の幅になるように調整する。これは、いずれのCRTの調整の場合にも、出画ゲインのバラツキの影響が等しく現れるようにして、調整の均一性を保つためである。
【0058】
すると、図1(a)に示すように、CRT画面Fに縦幅調整用パターンPVが表示され、その第1方向の間隔A、A′は等しくない。
【0059】
ついで、図1(b)に示すように、この第1方向の間隔A、A′が等しくなるように、センタリングマグネットなどの画像移動手段を用いて、縦幅調整用パターンPVの出画位置を調整する。画像移動手段がセンタリングマグネットである場合の、その詳細な方法は後述する。
【0060】
この状態で、図1(c)に示すように、縦幅調整用パターンPVの出画ゲインを小さくして、その画像を小さくし、第1方向用のセンタリング用パターンCVを表示させ、この状態を後述するように測定して、このセンタリング用パターンCVの第1方向の測定位置y1を求める。ここでは、測定位置y1の得られたセンタリング用パターンCVを、図ではCV(y1)と示している。
【0061】
この方法は、CRT画面Fの上下方向、第1方向だけについて、つまり、一回の調整において一方向だけの調整を行うようにしているので、調整が簡単にできる。
【0062】
図2(a)、(b)、(c)は本発明によるCRT出画位置の調整法の他例を示す概念図である。これより、同じ部分については、同じ符号を付して重複説明を省略する。
【0063】
この方法では、図1に比べ、調整対象とする同じCRTのCRT画面Fの左右方向、第1方向に直交する第2方向について同様の調整を行う点が異なる。
【0064】
つまり、FlはCRT画面左縁、FrはCRT画面右縁、PHは横幅調整用パターンであり、画面Fの左右方向つまり第2方向用の幅調整用パターンである。CはCRT画面左縁Flと横幅調整用パターンPHの間の左右方向、つまり、第2方向の間隔、C′はCRT画面右縁Frと横幅調整用パターンPHの間の第2方向の間隔、Dは横幅調整用パターンPHの左右方向、つまり、第2方向の幅である。
【0065】
この調整法においても、図1と同様に、まず、横幅調整用パターンPHを表示させ、その第2方向の幅Dを所定幅とし(図2(a))、第2方向の間隔C、C′が等しくなるように横幅調整用パターンPHの出画位置を調整し(図2(b))、第2方向用のセンタリング用パターンCHを表示させ、このセンタリング用パターンCHの第2方向の測定位置x1を求める。
【0066】
図3(a)は、こうして得られたセンタリング用パターンCVの第1方向の測定位置y1、センタリング用パターンCHの第2方向の測定位置x1を、ターゲットの第1、第2方向の位置、つまり、この例では、CRT画面Fについての上下と左右方向の位置として用いている様子を示している。
【0067】
図3(b)に示すように、このようにして得られたターゲットT(x1、y1)に、センタリング用パターンCAを一致させるようにすると、このセンタリング用パターンCAの位置を基準として表示される画像パターンPAは、CRT画面F上に均等に、つまり、上下方向(第1方向)の画像パターンPAとCRT画面F縁との間隔Aが等しくなるように、かつ、左右方向(第2方向)の画像パターンPAとCRT画面F縁との間隔Cが等しくなるように表示される。
【0068】
このようにして、本発明の調整法によれば、画像パターンの出画ゲインにバラツキがある場合でも、ターゲットの位置を、そのバラツキを考慮した位置とすることで、簡単にかつ効率的に画像パターンがCRT画面上に均等に表示されるように調整することができる。
【0069】
また、CRT画面は、通常平面であるので、このように、互いに直交する方向の出画ゲインのバラツキの調整ができれば、センターリング用パターンをターゲットに一致させることで、画像パターンは、CRT画面上に均等に表示されるようになる。さらに、第1方向と第2方向は互いに直交しているので、第1方向の調整が済んだ状態で、第1方向に影響を与えずに、第2方向の調整だけを行うことができ、調整が簡単である。
【0070】
なお、この例では、第1方向は、矩形形状のCRT画面Fの上下方向としたが、もちろん、最初に左右方向に調整を行ってもよい。また、CRTの形状、使用態様に応じて、この第1方向はCRT画面の上下、左右に限られず、斜め方向なども含まれるものである。
【0071】
図4(a)は本発明によるCRT出画位置の自動調整装置のブロック図、(b)はその装置へのCRTの取り付け状態を示す側面図である。
【0072】
この自動調整装置20は、上述したCRT出画位置の調整法を自動的に行うことができるもので、調整対象とするCRTは、画像移動手段として1組のセンタリングマグネットMa、Mbが備えられているものである。
【0073】
自動調整装置20は、CRT画面Fをテレビカメラ10で撮影し、撮影された画像情報に基づいて、マグネット回転装置14によりセンタリングマグネットMa、Mbを回転させて、出画位置を自動調整するものである。
【0074】
パターン生成部13は、CRTに所定の画像パターンを表示させるための信号を生成し、CRTに対して出力する。画像処理部11は、テレビカメラ10により撮影されたCRT画面の画像情報に所定の解析処理を行って、画像パターンの出画位置を求めたり、上述の調整法においてターゲットの位置を測定したりすることができる。
【0075】
コントローラ12は、画像処理部11の出力に基づいて、マグネット回転装置14を制御して、所定の方向、角度だけ、センタリングマグネットMa、Mbを個々にもしくは一体的に回転させる。また、15はCRTを着脱可能に固定保持する固定部、16は装置全体を載せている調整台である。このような装置20を使用することで、本発明による出画位置の調整法を自動的に行うことができる。
【0076】
なお、マグネット回転装置14は、CRTに備えられた画像移動手段であるセンタリングマグネットMa、Mbを回転させて、CRT画面F上の画像パターンの出画位置を移動させるもので、調整移動手段を構成している。
【0077】
図4(b)は、CRTを調整装置20にセットした状態を示したものであり、偏向ヨークYを備えたCRTは、CRT画面Fを上向にしてセットされ、この上方にはテレビカメラ10が対向して取り付けられている。偏向ヨークYに回転可能に取り付けられたセンタリングマグネットMa、Mbは、マグネット回転装置14により回転駆動される。
【0078】
この図においては、出画位置を調整するCRTとして、偏平ブラウン管を示したが、偏平型でない通常のブラウン管の場合も、テレビカメラ10をCRT表示画面に対向する位置、即ち、横方向に取り付けることにより、同様にして、調整が可能であることもちろんである。
【0079】
図5は、本発明によるCRT出画位置の調整法の一例を示すフローチャート、図6は、その続きを示すフローチャート、図7は、本発明によるCRT出画位置の調整法の他例を示すフローチャート、図8は、図5、6、7のフローチャートの説明でで用いるセンタリングマグネットの回転態様の例を示す概念図である。
【0080】
これらのフローチャートと、センタリングマグネットの回転態様の図を用いて、図1から図3で説明した本発明の調整法について、より詳しく説明する。
【0081】
まず、図5、6、8を参照しながら、図1に対応する出画位置の縦調整、つまり、第1方向の調整について説明する。
【0082】
第1に、センターリング用パターンCAをCRT画面F上に表示させ(S1)、マグネットの一方だけ、ここでは、マグネットMaだけを一回転させ、センターリング用パターンCAの縦座標の最大位置、最小位置に対応したマグネットMaの角度位置を測定し記憶する(S2からS4)。これを、他方のマグネットMbについても行う(S5からS7)。
【0083】
ついで、記憶したそれぞれの最大位置に対応した角度位置になるようにマグネットMa、Mbをそれぞれ回転させ(S8)、縦幅調整用パターンPVを表示させ、その縦方向の幅が所定幅Bになるように出画ゲインを調整する(S9、図1(a))。この時のマグネットMa、Mbのベクトルの向きを図8(a)に示している。
【0084】
ついで、縦幅寸法調整、つまり、縦幅調整用パターンPVとCRT画面F間の縦方向の間隔A、A′が等しくなるように調整を行う(S10からS15、図1(b))。
【0085】
具体的には、間隔Aが間隔A′より大きい場合は、マグネットMa、Mbの合力ベクトルを減らすように、つまり、図8(b)に示すように、マグネットMa、Mbのベクトルの向きが点線から実線になるようにそれぞれを矢印の方向に回転させる。間隔Aが間隔A′より小さい場合は、マグネットMa、Mbの合力ベクトルを増やすように、つまり、図8(c)に示すように、マグネットMa、Mbのベクトルの向きが点線から実線になるようにそれぞれを矢印の方向に回転させる。間隔Aが間隔A′と等しくなると調整を終了する。
【0086】
ついで、センターリング用パターンCVをCRT画面F上に表示させ、その位置を測定し、測定した縦座標を、ターゲットの縦ターゲット位置y1とする(S16、S17、図1(c))。
【0087】
次に、図7、8を参照しながら、図2に対応する出画位置の横調整、つまり、第2方向の調整について説明する。
【0088】
この場合、各マグネットの最大位置、最小位置の測定はすでに済んでいるとして、これを省略し、マグネットMaについては、記憶した最大位置に対応した角度位置に、Mbについては記憶した最小位置に対応した角度位置になるように、それぞれを回転させ(S21)、横幅調整用パターンPHを表示させ、その横方向の幅が所定幅Dになるように出画ゲインを調整する(S22、図2(a))。この時のマグネットMa、Mbのベクトルの向きを図8(d)に示している。
【0089】
ついで、横幅寸法調整、つまり、横幅調整用パターンPHとCRT画面F間の横方向の間隔C、C′が等しくなるように調整を行う(S23からS28、図2(b))。
【0090】
具体的には、間隔Cが間隔C′より大きい場合は、マグネットMa、Mbの合力ベクトルを左へ、つまり、図8(e)に示すように、マグネットMa、Mbのベクトルの向きが点線から実線になるようにそれぞれを矢印の方向に回転させる。間隔Cが間隔C′より小さい場合は、マグネットMa、Mbの合力ベクトルを右へ、つまり、図8(f)に示すように、マグネットMa、Mbのベクトルの向きが点線から実線になるようにそれぞれを矢印の方向に回転させる。間隔Cが間隔C′と等しくなると調整を終了する。
【0091】
次いで、センターリング用パターンCHをCRT画面F上に表示させ、その位置を測定し、測定した横座標を、ターゲットの横ターゲット位置x1とする(S29、S30、図2(c))。
【0092】
このようにして、一定の手順に従って、簡単に効率的に出画ゲインのバラツキを考慮したターゲットTの位置を求める事ができる。
【0093】
【発明の効果】
請求項1に記載のCRT出画位置の調整法によれば、出画ゲインのバラツキを取り込んだターゲットの第1位方向位置が得られ、これを用いる事で、この第1方向については、画像パターンがCRT画面上に均等に表示されるように調整でき、また、一回の調整において一方向だけの調整を行うので、調整が簡単にできる。
【0094】
請求項2に記載のCRT出画位置の調整法によれば、請求項1に記載のCRT出画位置の調整法の効果に加え、第1方向に直交する第2方向についても同様にしてターゲットの第1方向位置を求めるので、画像パターンがCRT画面上に均等に表示されるように調整できる。また、第1方向と第2方向は互いに直交しているので、第1方向の調整が済んだ状態で、第1方向に影響を与えずに、第2方向の調整だけを行うことができ、調整が簡単である。
【0095】
請求項3に記載のCRT出画位置の調整法によれば、請求項1または2のいずれかに記載のCRT出画位置の調整法の効果に加え、第1方向をCRT画面の矩形形状に合わせて具体的に規定したもので、請求項1、2の調整法がより簡単になる。
【0096】
請求項4に記載のCRT出画位置の調整法によれば、請求項1から3のいずれかに記載のCRT出画位置の調整法の効果に加え、画像パターンの出画位置を移動させる具体的方法として通常のセンタリングマグネットを規定したので、通常のCRTにおいても同様の効果を発揮する。
【0097】
請求項5に記載のCRT出画位置の自動調整装置によれば、請求項1に記載の調整法を実現するので、請求項1と同様の効果を発揮する。
【0098】
請求項6に記載のCRT出画位置の自動調整装置によれば、請求項5に記載のCRT出画位置の自動調整装置の効果に加え、請求項2に記載の調整法を実現するので、請求項2と同様の効果を発揮する。
【0099】
請求項7に記載のCRT出画位置の自動調整装置によれば、請求項5または6のいずれかに記載のCRT出画位置の自動調整装置の効果に加え、請求項3に記載の調整法を実現するので、請求項3と同様の効果を発揮する。
【0100】
請求項8に記載のCRT出画位置の自動調整装置によれば、請求項5から7のいずれかに記載のCRT出画位置の自動調整装置の効果に加え、請求項4に記載の調整法を実現するので、請求項4と同様の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)は本発明によるCRT出画位置の調整法の一例を示す概念図
【図2】(a)、(b)、(c)は本発明によるCRT出画位置の調整法の他例を示す概念図
【図3】(a)、(b)は、図1、2の方法によって得られたターゲットの位置についての概念図
【図4】(a)は本発明によるCRT出画位置の自動調整装置のブロック図、(b)はその装置へのCRTの取り付け状態を示す側面図
【図5】本発明によるCRT出画位置の調整法の一例を示すフローチャート
【図6】図5の続きを示すフローチャート
【図7】本発明によるCRT出画位置の調整法の他例を示すフローチャート
【図8】図5、6、7で用いるセンタリングマグネットの回転態様の例を示す概念図
【図9】センタリングマグネットを備えた偏平ブラウン管の一例を示す図
【図10】偏平ブラウン管内の電子ビームの動きを模式的に示す図
【図11】センタリングマグネットにより、CRT画面上の画像に合ベクトルが作用する様子を立体的に示す図
【図12】センタリングマグネットにより、CRT画面上の画像に合ベクトルが作用する様子を平面的に示す図
【図13】従来のCRT出画位置の調整法における出画ゲインの影響を説明する概念図で、(a)はCRT画面上のターゲットの位置、(b)は設計上の画像パターン、(c)はCRT画面に表示したときの画像パターン、(d)はセンタリング用パターンをターゲットに一致させたときの画像パターンのCRT画面上の表示状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 テレビカメラ
11 画像処理部
12 コントローラ
13 パターン生成部
14 マグネット回転装置(調整移動装置)
15 固定部
16 調整台
20 CRT出画位置の自動調整装置
A、A′ 第1方向の間隔
B 第1方向の幅
C、C′ 第2方向の間隔
CV、CH センタリング用パターン
D 第2方向の幅
F CRT画面
Fu、Fd、Fr、Fl CRT画面縁
P0、PA 画像パターン
Ma、Mb センタリングマグネット(画像移動手段)
PV、PH 幅調整用パターン
T ターゲット
x1 第2方向の計測位置
x1 第2方向位置
y1 第1方向の計測位置
y1 第1方向位置

Claims (8)

  1. CRT画面上での画像パターンの出画位置を調整する調整法であって、
    幅調整用パターンを前記CRT画面上に出画させ、この幅調整用パターンの第1方向の幅が所定幅になるように、かつ、この幅調整用パターンと前記CRT画面縁との第1方向の間隔が等しくなるように、この幅調整用パターンの出画幅と出画位置とを調整し、その状態でセンタリング用パターンを出画させて、このセンターリング用パターンの第1方向の計測位置をターゲットの第1方向位置として用いることを特徴とするCRT出画位置の調整法。
  2. 請求項1に記載のCRT出画位置の調整法において、
    更に、前記第1方向に直交する第2方向について得たセンターリング用パターンの第2方向の計測位置をターゲットの第2方向位置として用いることを特徴とするCRT出画位置の調整法。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のCRT出画位置の調整法において、
    前記CRT画面が矩形形状であって、前記第1方向が、この矩形形状の上下方向あるいは左右方向であることを特徴とするCRT出画位置の調整法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のCRT出画位置の調整法において、
    更に、少なくとも2枚のセンタリングマグネットを備え、これらのセンタリングマグネットを回転させることによりCRT画面上での前記幅調整用パターンの出画位置を調整するようにしていることを特徴とするCRT出画位置の調整法。
  5. CRT画面上の画像パターンの出画位置を移動させる画像移動手段を設けたCRTを着脱交換可能に取り付ける固定部と、この固定部に前記CRTを固定した状態で前記画像移動手段を操作して前記CRT画面上の画像パターンの出画位置を移動させる調整移動装置とを有した調整台と、
    前記CRTに所定の画像パターンを表示させるための画像信号を生成するパターン生成部と、前記CRT画面に対向して設けられ、そのCRT画面を撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラから出力される画像情報に基づいて少なくとも前記画像パターンの出画位置を求める画像処理部と、
    前記画像処理部の出力に基づいて前記パターン生成部及び前記調整移動装置に対して制御信号を出力するコントローラとを備え、
    前記CRT画面の画像情報に基づいて前記調整移動手段を操作して画像パターンの出画位置を調整する自動調整装置であって、
    幅調整用パターンを前記CRT画面上に出画させ、この幅調整用パターンの第1方向の幅が所定幅になるように、かつ、この幅調整用パターンと前記CRT画面縁との第1方向の間隔が等しくなるように、この幅調整用パターンの出画幅と出画位置とを調整し、その状態でセンタリング用パターンを出画させて、このセンターリング用パターンの第1方向の計測位置をターゲットの第1方向位置として用いることを特徴とするCRT出画位置の自動調整装置。
  6. 請求項5に記載のCRT出画位置の自動調整装置において、
    更に、前記第1方向に直交する第2方向について得たセンターリング用パターンの第2方向の計測位置をターゲットの第2方向位置として用いることを特徴とするCRT出画位置の自動調整装置。
  7. 請求項5または6のいずれかに記載のCRT出画位置の自動調整装置において、
    前記CRT画面が矩形形状であって、前記第1方向が、この矩形形状の上下方向あるいは左右方向であることを特徴とするCRT出画位置の自動調整装置。
  8. 請求項5から7のいずれかに記載のCRT出画位置の自動調整装置において、
    更に、前記CRTは前記画像移動手段として少なくとも2枚のセンタリングマグネットを備え、前記調整移動装置は前記固定部に前記CRTを固定した状態で前記センタリングマグネットを回転させることによりCRT画面上での前記幅調整用パターン、前記センターリング用パターンの出画位置を調整するようにしていることを特徴とするCRT出画位置の自動調整装置。
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