JP3626262B2 - 刺繍機用制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数種類の刺繍柄をそれぞれのイメージ柄として予め記憶しておき、このイメージ柄から刺繍柄の柄選択を行うようにした刺繍機用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数種類の刺繍柄をそれぞれの視覚的な輪郭形状(イメージ柄)および刺繍柄の番号や名称(柄名)と共に予め記憶(格納)しておき、これらを表示部の画面上に一覧表の如く表示することによって、刺繍柄の柄選択を簡単に行い得るようにした刺繍機用制御装置は、例えば特開平5−49764号公報等により知られている。
【0003】
そして、この種の従来技術による刺繍機用制御装置では、パーソナルコンピュータ(パソコン)等に付設した表示器の画面上に、各刺繍柄の視覚的な輪郭形状(イメージ柄)を刺繍イメージアイコンとして表示させると共に、設定操作に必要なコマンド等も絵文字(アイコン)からなる設定操作アイコンによって表示させ、この状態でマウスを操作して表示器の画面上でカーソルを移動させつつ、刺繍イメージアイコンや設定操作アイコンを選択することにより、これらの刺繍イメージアイコンや設定操作アイコンに対応した刺繍データや刺繍に必要な各種の情報等を刺繍機本体側に出力する構成としている。
【0004】
ここで、前記表示器の画面上には、各刺繍柄のイメージ柄が刺繍イメージアイコンとして一覧表の如く表示され、それぞれの覧(枠)内には各刺繍柄毎の刺繍イメージアイコンがイメージ柄と共に刺繍柄の番号や名称(柄名)等を含ませるようにして表示する構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、表示器の画面上に一覧表の如く表示する各刺繍柄毎の刺繍イメージアイコンを、各刺繍柄のイメージ柄に加えて各刺繍柄の番号や名称(柄名)等によって構成しているから、前記一覧表の各覧内に表示可能なイメージ柄の大きさ(表示面積)が刺繍柄の番号や名称(柄名)等によって例えば30%程度縮小されるようになり、それぞれのイメージ柄から各刺繍柄の視覚的な輪郭形状を正確に判断するのが難しくなるという問題がある。
【0006】
一方、複数種類の刺繍柄をそれぞれ刺繍イメージアイコンとして表示するのに2〜4画面を使用するようにすれば、各刺繍イメージアイコン毎の表示面積を大きくすることは可能である。しかし、この場合には、全ての刺繍イメージアイコンを見るために複数の画面を選択的に切換える操作が必要となり、切換操作が面倒になるばかりでなく、装置内に格納している全ての刺繍柄をイメージ柄として一括して表示することができないという問題がある。
【0007】
さらに、前記一覧表の各覧内に刺繍イメージアイコンとして表示するイメージ柄は、限られた表示面積(領域)内で表示する必要上、実際の刺繍柄の大きさに係りなく互いに異なる倍率(縮小率)で縮小されているために、各イメージ柄から実際の刺繍柄の大きさや針数等の柄情報を判読することができないという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明は各刺繍柄のイメージ柄を大きな表示面積をもって表示でき、各刺繍柄の視覚的な輪郭形状を正確に判断することができると共に、実際の刺繍柄の大きさや針数等の柄情報も簡単に表示でき、各イメージ柄と柄情報との対応関係を分かり易くすることができるようにした刺繍機用制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、操作部と、該操作部からの指令に基づき表示部の画面上に刺繍に必要なデータ・情報を表示させる表示制御部とを備えた刺繍機用制御装置に適用される。
【0010】
そして、請求項1に記載の発明が採用する構成の特徴は、前記表示制御部に、複数種類の刺繍柄を刺繍データとして記憶する刺繍データ記憶手段と、該刺繍データ記憶手段で記憶した各刺繍柄のイメージを前記表示部の画面上に予め決められた配列でそれぞれラフ表示させるイメージ表示手段と、前記各刺繍柄の柄情報を記憶した柄情報記憶手段と、該柄情報記憶手段による各刺繍柄の柄情報を前記表示部の画面上に前記ラフ表示の配列に対応した配列をもって表示させる柄情報表示手段とを設け、前記操作部には、前記イメージ表示手段による表示と前記柄情報表示手段による表示とを切換える表示切換手段を設ける構成としたことにある。
【0011】
このように構成することにより、前記表示切換手段でイメージ表示手段による表示を選択したときには、前記刺繍データ記憶手段で記憶した各刺繍柄のイメージ(柄)を前記表示部の画面上に予め決められた配列でそれぞれラフ表示させることができ、ラフ表示される各刺繍柄のイメージ(柄)を、例えば1画面上に大きな表示面積をもって一括して表示できる。そして、前記表示切換手段により前記イメージ表示手段による表示を前記柄情報表示手段による表示に切換えたときには、前記表示部の画面上に前記各刺繍柄のイメージ(ラフ表示)の配列に対応した配列をもって各刺繍柄の柄情報を表示でき、該各刺繍柄の柄情報とイメージ(ラフ表示)とを1対1の対応関係で選択的に表示することができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明では、前記柄情報記憶手段で記憶する各刺繍柄の柄情報は、刺繍柄の柄名、総針数、刺繍柄の開始点と終了点間の移動量、前記開始点からの最大移動量、刺繍柄の大きさ、刺繍柄の色数、色別のステッチ数および色別の糸消費量からなる複数の情報項目を含み、前記柄情報表示手段は該各情報項目のうち、少なくとも1つ以上の情報項目を前記各刺繍柄毎の柄情報として前記表示部の画面上に表示させる構成としている。
【0013】
これにより、各刺繍柄毎の柄名、総針数、刺繍柄の開始点と終了点間の移動量、前記開始点からの最大移動量、刺繍柄の大きさ、刺繍柄の色数、色別のステッチ数および色別の糸消費量等を各刺繍柄毎の柄情報として柄情報記憶手段に記憶(格納)しておくことができ、これらの複数の情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を前記各刺繍柄毎の柄情報として前記表示部の画面上に表示できる。
【0014】
さらに、請求項3に記載の発明では、前記表示部の画面を、前記各刺繍柄のイメージまたは柄情報を表示する柄管理表示領域と、前記柄情報の各情報項目を選択的に表示する情報表示領域と、複数のメニュー表示を行うメニュー表示領域とに分割する構成としている。
【0015】
この結果、表示部の画面上に分割形成した柄管理表示領域には、前記各刺繍柄毎のイメージ(ラフ表示)または柄情報を選択的に表示でき、前記メニュー表示領域では、操作部に設ける複数の選択スイッチ(ソフトキー)に対応させてそれぞれメニュー表示を行うことができる。また、前記情報表示領域には、前記柄情報記憶手段に記憶(格納)した複数の情報項目を、例えば各刺繍柄毎に表示することができる。
【0016】
一方、請求項4に記載の発明では、各刺繍柄の生産数、生産針数、生産時間、糸切れ回数、糸切れステッチ、糸切れ頭数および糸切れ針番からなる複数の情報項目を含んだ生産情報を記憶する生産情報記憶手段を備え、前記表示制御部には、該生産情報記憶手段による生産情報の各情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を、前記各刺繍柄毎の生産情報として前記表示部の画面上に前記ラフ表示の配列に対応した配列で表示させる生産情報表示手段を設け、前記表示切換手段は該生産情報表示手段による表示、前記イメージ表示手段による表示または前記柄情報表示手段による表示を選択的に切換える構成としている。
【0017】
このように構成することにより、前記表示切換手段でイメージ表示手段による表示を前記生産情報表示手段による表示に切換えたときには、前記表示部の画面上に前記各刺繍柄のイメージ(ラフ表示)の配列に対応した配列をもって各刺繍柄の生産情報を表示でき、該各刺繍柄の生産情報とイメージ(ラフ表示)とを1対1の対応関係で選択的に表示することができる。
【0018】
また、請求項5に記載した発明では、前記表示部の情報表示領域に、前記柄情報の各情報項目と前記生産情報の各情報項目とを選択的に表示する構成としている。
【0019】
これにより、前記表示部の情報表示領域には、生産情報記憶手段に記憶(格納)した複数の情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を、例えば各刺繍柄毎に前記柄情報の各情報項目に替えて表示することができる。
【0020】
さらに、請求項6に記載した発明では、前記柄情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の柄情報と前記生産情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の生産情報とのうち、少なくともいずれか一方の情報を通信手段により外部に出力する構成としている。
【0021】
さらにまた、請求項7に記載の発明では、前記柄情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の柄情報と前記生産情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の生産情報とのうち、少なくともいずれか一方の情報を記憶媒体に書込む構成としている。
【0022】
一方、請求項8に記載の発明では、前記表示部に、該表示部の画面を複数の領域に分割する画面分割手段と、該画面分割手段で分割された各領域を複数の部分に分割する領域分割手段と、該領域分割手段で分割した各部分のうち、前記操作部で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する背景色変更手段とを設ける構成としている。
【0023】
この結果、操作部で指定した指令の内容を、背景色の異なる部分から容易に見いだすことができ、指令内容の確認を簡単に行うことができる。
【0024】
また、請求項9に記載の発明では、前記画面分割手段は表示部の画面を、前記各刺繍柄のイメージまたは柄情報を表示する柄管理表示領域と、複数のメニュー表示を行うメニュー表示領域と、前記柄情報の各情報項目または前記生産情報の各情報項目を選択的に表示する情報表示領域とに分割し、前記領域分割手段は前記柄管理表示領域、メニュー表示領域および情報表示領域をそれぞれ複数の部分に分割する構成としている。
【0025】
これにより、前記柄管理表示領域には各刺繍柄毎にそれぞれ分割された複数の部分を一覧表の如く一定の配列をもって形成でき、情報表示領域には前記柄情報の各情報項目または前記生産情報の各情報項目をそれぞれの部分に振り分けるようにして表示することができる。
【0026】
さらに、請求項10に記載の発明では、前記背景色変更手段は、前記メニュー表示領域の各部分のうち、前記操作部で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する構成としている。
【0027】
この結果、操作部に設ける複数の選択キー(ソフトキー)に対応させてそれぞれメニュー表示を行うメニュー表示領域の各部分のうち、前記操作部で指定(選択)したメニュー部分の背景色を他の部分と異なる色に変更でき、いずれのメニューを選択しているかを明確に判別することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0029】
ここで、図1ないし図20は本発明の実施例による刺繍機用制御装置を多頭式刺繍機に適用した場合を例に挙げて示している。
【0030】
図において、1は多頭式刺繍機の本体を構成する刺繍機本体(以下、ミシン本体1という)を示し、該ミシン本体1は、基台としての支持台2と、該支持台2上に左右方向に伸長して設けられ、後述の各ミシンヘッド7が取付けられるヘッドホルダ3とから大略構成され、該ヘッドホルダ3の上方には照明具4が設けられている。また、前記支持台2の上部側には後述の移動枠12等を介して刺繍布(図示せず)が配設され、これらの下側には針板および下糸が巻回された複数の下糸ボビン(いずれも図示せず)等が配設されている。
【0031】
5は支持台2上に設けられた駆動源としての主軸モータを示し、該主軸モータ5は支持台2上を左右方向に延びた主軸6を回転駆動し、該主軸6を介して各ミシンヘッド7の駆動部を作動させることにより後述の各刺繍針10を上,下に往復動させるものである。
【0032】
7,7,…は支持台2上に位置してヘッドホルダ3に所定間隔をもって列設された刺繍機の頭部(ヘッド)を構成するミシンヘッドを示し、該各ミシンヘッド7はヘッドホルダ3にそれぞれ取付けられたヘッド本体8を有し、該各ヘッド本体8内には、前記主軸6の回転により各刺繍針10を上,下に駆動する駆動部(図示せず)と、刺繍糸(上糸)の選択を行う色替え用アクチュエータ9(図3参照)等とが設けられている。ここで、ヘッドホルダ3には、例えば合計20頭のミシンヘッド7が設けられ、各ミシンヘッド7毎に7〜9本の刺繍針10が取付けられている。
【0033】
10,10,…はミシンヘッド7のヘッド本体8から下向きに突出した複数本の刺繍針で、該各刺繍針10には各ヘッド本体8毎にそれぞれ複数色の刺繍糸(上糸)が装着されている。そして、該各刺繍針10は前記駆動部により色替え用アクチュエータ9を介して選択的に駆動され、前記刺繍布に向けて運針されることにより所望色の刺繍糸を用いた刺繍を実行する。
【0034】
11,11,…は各ミシンヘッド7の上側に設けられた刺繍糸用の上糸案内部を示し、該各上糸案内部11の背面側には複数色の各刺繍糸がそれぞれ巻回された複数の上糸ボビンを載置するボビン台(いずれも図示せず)等が設けられている。
【0035】
12は各ミシンヘッド7の下側に位置して支持台2上に移動可能に設けられた移動枠を示し、該移動枠12には各ミシンヘッド7に対応して複数の刺繍枠(図示せず)が着脱可能に取付けられ、これらの各刺繍枠は刺繍対象物となる刺繍布をそれぞれ展張状態で保持するようになっている。そして、移動枠12は枠移動機構としての枠移動用アクチュエータ13(図3参照)により支持台2上で各刺繍枠と共にX,Y方向に枠移動され、このときに各刺繍布には各刺繍針10の運針に応じて刺繍データによる所定の刺繍柄が形成(実現)される。
【0036】
14は支持台2の前側に左右方向に伸長して設けられた運転棒を示し、該運転棒14は両端側が支持台2から垂下された左,右の支持ブラケット15,15に摺動可能に取付けられ、当該多頭式刺繍機を作動・停止させる手動スイッチを構成している。そして、オペレータが運転棒14を、例えば左方向に摺動変位させると主軸モータ5等が作動し、右方向に摺動変位させたときには主軸モータ5等が停止するようになる。
【0037】
16は支持台2上に設けられた刺繍機用制御装置(以下、制御装置16という)を示し、該制御装置16は図2に示す如く、液晶ディスプレイ等からなる表示部としての表示器17と、該表示器17の下側に配設された操作部としての操作ボード18と、後述のコントローラ28等とから構成されている。
【0038】
ここで、制御装置16の操作ボード18には、例えばA,B,C,D,E,F,Gとして7個列設され、所謂対話キーを構成する選択スイッチとしてのソフトキー19と、該ソフトキー19の下側に配設され、制御装置16に電源を投入,遮断するONスイッチ20A,OFFスイッチ20Bと、数値を入力するためのテンキー21およびジョグキー22等からなるキーボード部23とが設けられている。
【0039】
そして、該キーボード部23のジョグキー22は、例えば運転準備状態(柄管理操作時)ではオペレータがいずれかのキーを手動操作することにより、後述するメモリー柄の選択やパラメータの設定(選択)等を行い、運転状態(運転操作時)にあってはオペレータがいずれかのキーを手動操作することにより、枠移動用アクチュエータ13を作動させ移動枠12をX,Y方向にその操作時間に応じた移動量だけ移動させるものである。
【0040】
また、キーボード部23には画面切替スイッチ24と回転数変更キー25とが設けられ、画面切替スイッチ24はオペレータが切替操作することにより、表示器17のメイン表示領域17Aに前記運転操作時と柄管理操作時とでそれぞれ必要とされる絵付メッセージ、リスト、画像および刺繍データ等を切替可能に表示させる。そして、柄管理操作時には画面切替スイッチ24とソフトキー19とを組合せて操作することにより、表示器17のメイン表示領域17Aに絵付メッセージ、リスト、画像および刺繍データ等が選択的に表示される。
【0041】
ここで、表示器17はその画面上を図2および図5等に示す如く、柄管理表示領域としてのメイン表示領域17Aと、該メイン表示領域17Aの左側に位置する情報表示領域17Bと、該情報表示領域17Bおよびメイン表示領域17Aの下側に位置するメニュー表示領域17Cとに分割する画面分割手段を備えると共に、これらのメイン表示領域17A、情報表示領域17Bおよびメニュー表示領域17Cを後述の如く複数の部分に分割する領域分割手段を備えている。
【0042】
そして、メニュー表示領域17Cはソフトキー19との間で所謂対話キーを構成するために、それぞれのソフトキー19に割当てられたメニュー内容を絵模様等で7つのアイコン部分に分割して表示する構成となっている。また、表示器17は操作ボード18のソフトキー19やジョグキー22等で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する背景色変更手段を備え、例えば図10に示すソフトキー19の「E」をオペレータが押圧(指定)したときには、メニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち、「Tシャツ」マークのアイコン部分が淡赤色の背景色となり、他のアイコン部分は緑色の背景色(柄管理操作時)となるものである。
【0043】
26は制御装置16の下側に設けられたフロッピーディスク装置を示し、該フロッピーディスク装置26はディスクドライブ等によって構成され、その入,出力端は図3に示すようにコントローラ28に接続されている。そして、該フロッピーディスク装置26はコントローラ28との間でフロッピーディスク等の記憶媒体に記憶された刺繍データ等を読出したり、これらを書込んだりするものである。
【0044】
27は各ミシンヘッド7毎に設けられる糸切れセンサ(図3中に1個のみ図示)を示し、該各糸切れセンサ27は各ミシンヘッド7側で糸切れが発生したときにこれを個別に検知し、その検知信号をコントローラ28に出力するようになっている。
【0045】
28は支持台2および制御装置16に設けられたマイクロコンピュータ等からなる表示制御部としてのコントローラを示し、該コントローラ28は図3に示す如く入力側に運転棒14、ソフトキー19、テンキー21、ジョグキー22、画面切替スイッチ24、各糸切れセンサ27、フロッピーディスク装置26およびテープリーダ/パンチャ29等が接続され、出力側には主軸モータ5、各色替え用アクチュエータ9、枠移動用アクチュエータ13、表示器17、各ジャンプソレノイド30、各糸切り機構31および通信用端末32等が接続されている。
【0046】
そして、コントローラ28はその記憶回路内に図4に示すプログラム等を格納し、表示器17の画面上に表示する表示切換制御処理を行うと共に、例えば刺繍データに基づいて主軸モータ5、色替え用アクチュエータ9、枠移動用アクチュエータ13およびジャンプソレノイド72等を駆動制御することにより刺繍布に刺繍柄を実現(作成)する刺繍制御処理等を行うようになっている。
【0047】
また、コントローラ28の記憶回路には、刺繍データ記憶手段としての第1メモリ28Aと、柄情報記憶手段としての第2メモリ28Bと、生産情報記憶手段としての第3メモリ28Cとが形成されている。そして、第1メモリ28Aには外部からフロッピーディスク装置26等を介して読込んだ複数種類の刺繍データが図6等に示すメモリー柄の一覧表33等と共に記憶・格納され、メモリー柄の一覧表33には合計36個のメモリー柄(イメージ柄)が予め決められた配列をもったアイコンとしてそれぞれラフ表示されている。
【0048】
なお、図6に示すメモリー柄の一覧表33では、柄番10番までをそれぞれの刺繍柄をメモリー柄(イメージ柄)としてラフ表示し、柄番11〜36まではラフ表示を省略しているが、実際には柄番01〜36に亘ってそれぞれの刺繍柄がメモリー柄(イメージ柄)としてラフ表示されるものである。
【0049】
一方、第2メモリ28Bには図6に例示した各メモリー柄の柄情報が、図7に示す柄情報の一覧表34と共に記憶・格納され、柄情報の一覧表34には合計36個の柄情報が各メモリー柄に対応する配列をもってそれぞれ表示されている。そして、各柄情報は各メモリー柄(刺繍柄)毎の柄名、総針数、刺繍柄の読込み日時、刺繍柄の開始点と終了点間の移動量(以下、PASSという)、前記開始点からの最大移動量を示すX,Y座標上の点P1 ,P2 、これらの点P1 ,P2 に基づいて演算される刺繍柄の大きさ(以下、SIZEという)、刺繍柄の色数(使用する刺繍糸の色数)、色別のステッチ数(各刺繍糸毎の針落ち点の数)、色別の糸消費量(各刺繍糸毎の針落ち点の数から演算される糸消費長さ)、柄をメモリーに読込んだ日時、運転条件およびデータ入力日時等からなる複数の情報項目を含み、これらの情報項目のうち、例えば各メモリー柄(刺繍柄)の柄名と総針数とが図7に示す柄情報の一覧表34内でそれぞれ表示されている。
【0050】
さらに、第3メモリ28Cには図6に例示した各メモリー柄の生産情報が、図10に示す生産情報の一覧表35と共に記憶・格納され、生産情報の一覧表35には合計36個の生産情報が各メモリー柄に対応する配列をもってそれぞれ表示されている。そして、各生産情報は各刺繍柄(メモリー柄)毎の生産数、生産針数(生産数×総針数)、生産時間、糸切れ回数、糸切れステッチ、糸切れ頭数、糸切れ針番等からなる複数の情報項目を含み、これらの情報項目のうち、例えば各刺繍柄(メモリー柄)毎の生産数、生産針数および生産時間が図10に示す生産情報の一覧表35内でそれぞれ表示されている。
【0051】
即ち、図7に示す柄情報の一覧表34では、柄番01のメモリー柄を柄名「G」と総針数「2,456St」として表示し、柄番02のメモリー柄を柄名「CAT」と総針数「3,856St」として表示し、また、柄番03,04,…のメモリー柄を柄名「KUMA」,「HIMAWARI」,…として、総針数「3,754St」,「9,530St」,…としてそれぞれ表示している。
【0052】
そして、図9に示す表示器17の情報表示領域17Bには、柄番06のメモリー柄が選択されている場合を例に挙げて表示し、その柄名「YOTTO」、総針数「3,251St」、刺繍柄をメモリーに読込んだ日時「8/25 8:30」、刺繍柄のSIZE「72.9mm×55.8mm」、刺繍柄の開始点と終了点間の移動量を示すPASS「(−2 , 0)」、開始点からのX軸,Y軸方向での最大移動量を示す点P1 「(288 , 107)」、開始点からの−X軸,−Y軸方向での最大移動量を示す点P2 「(−441 , −451)」として表示している。
【0053】
また、その下のリストには刺繍柄の色数#l(使用する刺繍糸の色番)が「1,2,3,…」として表示され、これに対する色別のステッチ数ST(各刺繍糸毎の針落ち点の数)と色別の糸消費量THREAD(各刺繍糸毎の針落ち点の数から演算される糸消費長さ)とがそれぞれ表示される。また、総針数「3,251St」の下側には帽子枠を設定中であることを表示し、柄番「#06」とメモリー柄の表示との間には、運転条件の初期値外設定項目数「**」を表示している。
【0054】
さらに、図11に示す表示器17の情報表示領域17Bには、生産情報の一部である糸切れの発生順毎の針数「ST」、ミシンヘッド7の頭数「HEAD」が表示され、図12には生産情報の詳細表示が柄番06の一覧表36としてメイン表示領域17Aで行われ、その上側のリストには1頭当りの生産数「25枚」、生産針数「81,275本」、生産時間「2:42(2時間42分)」として表示されている。そして、ミシンヘッド7の頭数が20頭の場合には、1頭当りの生産数が25枚とすると、合計500枚の刺繍が行われたことになる。
【0055】
また、一覧表36の下側のリストには糸切れ回数「1,2,3,…」毎に、糸切れ発生日時「8/25 9:05,9:25,9:50,…」、それぞれの糸切れステッチST「603,1123,1536,…」、糸切れ頭数HEAD「5,16,13,…」、糸切れ針番#N「9,3,2,…」として表示されている。
【0056】
なお、前記各ジャンプソレノイド30は各ミシンヘッド7毎にそれぞれ設けられたロータリソレノイド等からなり、色替え用アクチュエータ9による刺繍糸の色替え時、または飛び柄の刺繍時にX,Y方向の枠移動量が一定の移動量(例えば12.7mm)を越えるとき、さらには補修縫いを行うとき等に、前記ミシンヘッド7の駆動部と各刺繍針10側との係合を一時的に解除させ、このときに刺繍針10を支持台2の上方で一時的に運針停止状態に保持するものである。
【0057】
また、各糸切り機構31は各ミシンヘッド7毎にそれぞれ設けられ、刺繍糸の色替えを行うために現在の刺繍糸を切って色替え用アクチュエータ9で色替えを実行するとき、および刺繍針10を各ジャンプソレノイド30で運針停止状態に保持しつつ、移動枠12を予め決めた所定の移動量以上に枠移動させるとき等に、刺繍糸を強制的に切断することにより所定の移動量を越える枠移動を補償し、各ミシンヘッド7の刺繍糸等に余分なテンション(張力)が作用するのを防止するようになっている。
【0058】
本実施例による多頭式刺繍機は上述の如き構成を有するもので、次に図4を参照しつつ、コントローラ28による表示器17の表示切換制御処理について説明する。
【0059】
まず、処理動作をスタートすると、ステップ1で表示器17のメイン表示領域17Aに図6に示すメモリー柄の一覧表33を表示する。この場合、情報表示領域17Bには前回指定した柄番06のメモリー柄とその柄情報の一部とが表示されている。そして、ステップ2では図6に示す一覧表33の各メモリー柄のうちいずれかを柄指定したか否かを判定し、「NO」と判定したときにはステップ3に移って柄情報への表示切換が選択されたか否かを判定する。
【0060】
ここで、オペレータが図2に示すテンキー21のうち、表示切換手段となるシャープ(#)キー21Aを押圧操作すると、ステップ3で「YES」と判定されることにより、ステップ4に移って表示器17のメイン表示領域17Aには図7に示す柄情報の一覧表34が表示される。これにより、オペレータは図6に示す一覧表33と図7の一覧表34とを比較対照しつつ、各メモリー柄の柄名および総針数を簡単に確認することができる。なお、この状態で前記シャープ(#)キー21Aを再び押圧操作すると、表示器17のメイン表示領域17Aは図7に示す柄情報の一覧表34から図6に示す各メモリー柄の一覧表33に切換わる。
【0061】
次に、ステップ5ではこの段階で柄指定を行ったか否かを判定し、「YES」と判定したときには後述のステップ10に移り、「NO」と判定したときにはステップ1に戻ってそれ以降の処理を続行する。
【0062】
ここで、柄指定の操作は2通りの方法があり、第1の方法ではジョグキー22を操作して一覧表33(34)の中からいずれかの柄番を選択し、選択した柄番(例えば柄番06)の背景色を他の柄番部分と異なる背景色に変更しつつ、メニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「リターン」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「F」で選択(押圧)することにより柄指定が行われる。そして、例えば柄番06の柄指定時には表示器17のメイン表示領域17Aに図14に示す如き刺繍柄が詳細に全体表示される。
【0063】
また、柄指定の第2の方法としては、まず図2に示すテンキー21のうちシャープ(#)キー21Aを押圧し、その後にテンキー21で柄番の番号(例えば「06」として)を入力しつつ、セット(SET)キー21Bを押圧操作することにより柄指定が実行される。なお、この場合でも、テンキー21の入力で選択された柄番(例えば柄番06)の背景色は他の柄番部分と異なる背景色に変更され、いずれの柄番が選択(指定)されているかをオペレータが容易に確認できるようになっている。
【0064】
次に、ステップ3で「NO」と判定したときにはステップ6に移って生産情報への表示切換が選択されたか否かを判定し、「YES」と判定したときには図6に示すメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち、「ヨット」マークのアイコン部分がソフトキー19の「E」を押圧することにより選択され、メニュー表示領域17Cのアイコン表示が図8に示す表示に切換えられた後に、さらにソフトキー19の「E」を押圧することにより「Tシャツ」マークのアイコン部分が選択された場合であるから、ステップ7に移って表示器17のメイン表示領域17Aに図10に示す生産情報の一覧表35を表示させる。
【0065】
これにより、オペレータは図6に示す一覧表33と図10の一覧表35とを比較対照しつつ、各刺繍柄(メモリー柄)の生産数、生産針数および生産時間を簡単に確認することができる。また、この場合の表示切換手段はソフトキー19の「E」キー部分によって構成され、「Tシャツ」マークのアイコン部分は淡赤色の背景色となり、他のアイコン部分(緑色の背景色)とは異なる背景色をもって表示される。
【0066】
さらに、表示器17の情報表示領域17Bには図11に拡大して示す如く、図9の柄情報と共に生産情報の一部である糸切れの発生順毎の針数「ST」およびミシンヘッド7の頭数「HEAD」が一連のリストとして表示され、糸切れの発生回数が15回を越える場合には、このリスト内の画面がスクロールして15回以降の糸切れの発生順毎の針数「ST」、ミシンヘッド7の頭数「HEAD」がそれぞれ表示されるものである。
【0067】
次に、ステップ8では図10に示すメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち、「目のマーク」のアイコン部分がソフトキー19の「F」を押圧することにより選択されたか否か、即ち、生産情報の詳細表示が選択された否かを判定し、「YES」と判定したときにはステップ9に移って表示器17のメイン表示領域17Aに、図12および図13に示す如く生産情報の詳細表示を一覧表36として表示する。これによりオペレータは、例えば柄番06の刺繍柄をこれまでに何枚生産したかを、1頭当りの生産数「25枚」として、生産針数を「81,275本」として、さらに生産時間を生産時間「2:42(2時間42分)」として知ることができる。
【0068】
また、これまでに発生した糸切れの履歴についても、糸切れ回数「1,2,3,…」毎に、糸切れ発生日時「8/25 9:05,9:25,9:50,…」、それぞれの糸切れステッチST「603,1123,1536,…」、糸切れ頭数HEAD「5,16,13,…」、糸切れ針番#N「9,3,2,…」として知ることができる。なお、生産情報の詳細表示を行っているときには、図12に示す表示器17のメニュー表示領域17Cで「目のマーク」のアイコン部分が淡赤色の背景色となって、他のアイコン部分(緑色の背景色)とは異なる背景色に切換わることにより、オペレータに詳細表示を行っていることを知らせるものである。
【0069】
次に、前記ステップ2またはステップ5で「YES」と判定したときには、ステップ10に移って表示器17のメイン表示領域17Aに図14に示す如く刺繍柄を詳細に全体表示し、例えばヨット模様の柄形状等を詳細に表示してオペレータに再確認を促す。そして、次なるステップ11ではオペレータが図2に示す画面切替スイッチ24を切替操作したか否かを判定し、「YES」と判定したときには表示器17のメイン表示領域17Aを柄管理操作時に切替えさせ、図6に示すメモリー柄の一覧表33を表示させる。
【0070】
また、ステップ11で「NO」と判定したときには運転操作時としてステップ12に移り、表示器17のメイン表示領域17Aに図14に示す如く刺繍柄を詳細に全体表示する。そして、この状態で運転条件の設定画面を呼び出すときには図14に示すソフトキー19の「E」を押圧することにより、表示器17のメイン表示領域17Aを図15に示す画面に切換え、運転条件の変更を行うときにはジョグキー22で項目を選択し、テンキー21で数値入力を行いつつ、セット(SET)キー21Bを押圧して運転条件を適宜に変更する。
【0071】
なお、この場合でもジョグキー22で選択された項目部分は他の部分とは異なる背景色で表示され、どの部分を選択しているかをオペレータに再確認させるようになっている。また、表示器17のメニュー表示領域17Cは運転操作時に青色の背景色(アイコン表示)となり、柄管理操作時には緑色の背景色に切換わる構成となっている。
【0072】
次に、ステップ13では図14に示すソフトキー19の「F」を押圧すると共に、運転棒14で起動操作を行うことにより実際の刺繍動作を実行させる。そして、各ミシンヘッド7等による自動的な刺繍動作の途中等で手動操作を行いたい場合には、運転棒14で刺繍動作を停止させると共に、図14に例示するメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち、「手動」マークのアイコン部分をソフトキー19の「D」を押圧することにより選択し、メニュー表示領域17Cのアイコン表示を図16に示す表示に切換える。
【0073】
そして、この状態で手動操作による糸切りを行う場合には、図16に例示するメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち、「はさみ」マークのアイコン部分をソフトキー19の「D」を押圧することにより選択し、表示器17のメイン表示領域17Aおよびメニュー表示領域17Cを図17に示す表示に切換えると共に、「はさみ」マークのアイコン部分を赤色の背景色に変更しつつ、表示器17のメイン表示領域17Aに「運転棒で起動すると糸を切ります」とのメッセージを表示させる。
【0074】
この結果、オペレータが運転棒14を起動することにより、糸切り機構31が作動して上糸と下糸との糸切りが実行される。また、下糸のみを糸切りしたいときには、図17に例示するソフトキー19の「B」を押圧することにより「下糸切り」マークのアイコン部分を選択し、このアイコン部分を赤色の背景色に変更しつつ、下糸の糸切りを自動的に実行させる。そして、下糸の糸切りが実行されると、表示器17の画面表示は図17の状態から図16に示す画面状態に復帰するようになる。
【0075】
次に、コントローラ28の第1メモリ28A(第2メモリ28B)に記憶・格納した刺繍データ(柄情報)をフロッピーディスク等の記憶媒体に書込む、所謂柄の放出作業を行う場合には、表示器17の画面表示を図18に示す画面表示に切換えた状態で、テンキー21またはジョグキー22を操作してフロッピー側の柄番を選択し、選択した柄番の背景色を他の柄番部分と異なる背景色に変更しつつ、メニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「リターン」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「F」で選択(押圧)することにより柄の放出を実行する。
【0076】
そして、図18に示す画面表示の場合には、コントローラ28の第1メモリ28A(第2メモリ28B)内に記憶・格納した複数の刺繍データ(柄情報)のうち、柄番06の刺繍データがその柄情報と共にフロッピー側の柄番12に書込まれることになる。また、柄の放出先をフロッピーから通信回線等に切換えるときには、図18に示すメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「COM」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「B」で選択(押圧)することにより柄の放出先が切換わり、例えばホストコンピュータ等の外部機器に通信用端末32を介して刺繍データがその柄情報と共に出力(放出)される。
【0077】
この結果、各刺繍機本体1側で刺繍柄の拡大、縮小または変更等を適宜に行った刺繍データを柄情報と共にホストコンピュータ等の外部機器に出力して、例えばホストコンピュータ側で柄情報等を集中管理することができる。なお、図18に示すメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「COM」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「B」でさらに押圧操作すれば、柄の放出先がテープパンチャやプロッタ等に順次切換わるものである。
【0078】
また、コントローラ28の第3メモリ28Cに記憶・格納した生産情報をフロッピーディスク等の記憶媒体に書込む(放出)作業を行う場合には、まず表示器17の画面表示を図12に示す生産情報の詳細表示に切換えた状態で、メニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「フロッピー」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「B」で選択(押圧)することにより、表示器17の画面表示を図19に示す画面表示に切換える。そして、この状態でメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「リターン」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「F」で選択(押圧)することによって生産情報の放出(出力)を実行する。
【0079】
そして、図19に示す画面表示の場合には、コントローラ28の第3メモリ28C内に記憶・格納した複数の刺繍柄用の生産情報のうち、柄番06の生産情報をフロッピー側の柄番12に書込むことができる。また、生産情報の放出(出力)先をフロッピーから通信回線等に切換えるときには、図19に示すメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「COM」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「B」で選択(押圧)することによって生産情報の放出先が切換わり、例えばホストコンピュータ等の外部機器に通信用端末32を介して生産情報を出力(放出)でき、例えばホストコンピュータ側で生産情報等を集中管理することができる。
【0080】
一方、フロッピーディスク等の記憶媒体からコントローラ28の第1メモリ28A(第2メモリ28B)に新たに刺繍データ(柄情報)を読込む作業を行う場合には、表示器17の画面表示を図20に示す画面表示に切換えた状態で、テンキー21またはジョグキー22を操作してフロッピー側の柄番を選択し、選択した柄番の背景色を他の柄番部分と異なる背景色に変更しつつ、メニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「リターン」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「F」で選択(押圧)することにより柄の読込みを実行する。
【0081】
そして、図20に示す画面表示の場合には、例えばフロッピーディスク内に記憶・格納した複数の刺繍データ(柄情報)のうち、柄番05の刺繍データがその柄情報と共にコントローラ28の第1メモリ28A(第2メモリ28B)の柄番11に相当するエリア内に新規に読込まれることになる。
【0082】
また、柄をコントローラ28側に読込ませる出力側をフロッピーからテープリーダや通信回線等に切換えるときには、図20に示すメニュー表示領域17Cの各アイコン部分のうち「テープ」マークのアイコン部分を、ソフトキー19の「B」で順次選択(押圧)することにより柄の出力側が順次切換わり、例えば通信回線を選択したときにはホストコンピュータ等の外部機器から通信用端末32を介してコントローラ28側に刺繍データがその柄情報と共に読込まれる。
【0083】
そして、コントローラ28の第1メモリ28A内に刺繍データを新規に読込んだ場合には、この刺繍データを内部演算することによりラフ表示(メモリー柄)用の新規データを作成し、これを第1メモリ28Aに記憶させつつ、前記各メモリー柄の一覧表33でイメージ表示させるものである。
【0084】
かくして、本実施例によれば、図2に示すテンキー21のシャープ(#)キー21Aを押圧操作することにより、表示器17のメイン表示領域17Aを図6に示す各メモリー柄の一覧表33から、図7に示す柄情報の一覧表34に切換表示させ、シャープ(#)キー21Aを再び押圧操作すると、各メモリー柄の一覧表33に復帰させる構成としたから、オペレータは図6に示す一覧表33と図7の一覧表34とを比較対照しつつ、各メモリー柄の柄名および総針数を簡単に確認することができると共に、一覧表33の各覧内に表示可能な各メモリー柄(イメージ柄)の表示面積を確実に大きくでき、それぞれのメモリー柄(イメージ柄)から各刺繍柄の視覚的な輪郭形状を正確に判断することができる。
【0085】
また、例えば合計36種類の刺繍柄からなるメモリー柄(イメージ柄)を図6に示す一覧表33内に一括して表示できるから、従来技術で述べたように2〜4画面を使用する等の必要性がなくなり、各メモリー柄を1画面内で一括して見渡せる上に、該各イメージ柄に対応した各柄情報についても図7に示す一覧表34として一括して表示でき、各柄番毎の柄名および総針数等を簡単に読出して確認することができる。
【0086】
さらに、ソフトキー19の「E」を押圧して生産情報への表示切換を選択したときには、表示器17のメイン表示領域17Aを図6に示す各メモリー柄の一覧表33から、図10に示す生産情報の一覧表35に切換える構成としたから、オペレータは図6に示す一覧表33と図10の一覧表35とを比較対照しつつ、各刺繍柄(メモリー柄)の生産数、生産針数および生産時間を簡単に確認することができ、各刺繍柄(メモリー柄)毎の生産情報を認識した上で刺繍作業を行うことができる。
【0087】
さらにまた、各刺繍柄毎の生産情報を図12に示す詳細情報として読出したときには、これまでに発生した糸切れの履歴を確認できるから、頭数「HEAD」により各ミシンヘッド7のうちいずれのミシンヘッド7で糸切れが頻繁に発生しているか、針番「#N」によりいずれの刺繍針(刺繍糸)で糸切れが頻繁に発生しているか等を正確に知ることができ、例えば糸調子の調整等により糸切れの発生を効果的に低減できる上に、各ミシンヘッド7毎の保守・点検作業や刺繍データの変更作業等を円滑に行うことができる。
【0088】
一方、表示器17の画面上をメイン表示領域17A、情報表示領域17Bおよびメニュー表示領域17Cに3分割すると共に、それぞれの領域を複数の部分に分割し、ソフトキー19やジョグキー22等で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する構成としているから、指定(選択)操作の確認作業を簡単かつ明瞭に行うことができると共に、例えば運転操作時と柄管理操作時とをオペレータに正確に判断させることができ、誤操作等の発生を効果的に減らすことができる。
【0089】
また、表示器17の画面上をメイン表示領域17A、情報表示領域17Bおよびメニュー表示領域17Cに分割し、各表示領域17A〜17Cには、所謂絵付きメッセージとして絵表示文字(アイコン)による表示を行うようにしているから、各国語(外国語)対応のメッセージ表示を特別に行う必要がなくなり、ほとんどの操作は画面上の絵表示文字(アイコン)によって判断できる。
【0090】
従って、本実施例によれば、各刺繍柄のメモリー柄(イメージ柄)を一覧表33内に大きな表示面積をもって表示でき、オペレータ等に対して各刺繍柄の視覚的な輪郭形状を正確に判断させることができると共に、実際の刺繍柄の大きさや針数等の柄情報(生産数、生産針数および生産時間等の生産情報)も簡単に表示でき、各メモリー柄(イメージ柄)と柄情報と生産情報との対応関係を分かり易くすることができる。
【0091】
また、表示器17の画面上で背景色を部分的に変更することにより、指定(選択)操作の確認作業を簡単かつ明確に行うことができると共に、例えば運転操作時と柄管理操作時とをオペレータに正確に判断させることができ、誤操作等の発生を効果的に減らすことができる等の効果を奏する。
【0092】
なお、前記実施例では、図4に示すプログラムのうち、ステップ1が本発明を特定する事項であるイメージ表示手段の具体例を示し、ステップ4が柄情報表示手段の具体例を示し、ステップ7が生産情報表示手段の具体例を示している。
【0093】
また、前記実施例では、例えばミシンヘッド7の頭数が20頭で、各ミシンヘッド7毎に7〜9本の刺繍針を設ける構成とした多頭式刺繍機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば1頭式の刺繍機に適用してもよく、各ミシンヘッド7に設ける刺繍針の本数も適宜に変更してもよいものである。
【0094】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、刺繍データ記憶手段で記憶した各刺繍柄のイメージを表示部の画面上に予め決められた配列でそれぞれラフ表示させるイメージ表示手段と、前記各刺繍柄の柄情報を記憶した柄情報記憶手段による各刺繍柄の柄情報を表示部の画面上に前記ラフ表示の配列に対応した配列をもって表示させる柄情報表示手段とを備えると共に、表示切換手段によって前記イメージ表示手段による表示と前記柄情報表示手段による表示とを切換える構成としたから、ラフ表示される各刺繍柄のイメージ(柄)を、例えば1画面上に大きな表示面積をもって一括して表示でき、各刺繍柄の視覚的な輪郭形状を正確に判断することができると共に、前記イメージ表示手段による表示を前記柄情報表示手段による表示に切換えたときには、前記表示部の画面上に前記各刺繍柄のイメージ(柄)の配列に対応した配列をもって各刺繍柄の柄情報を表示でき、実際の刺繍柄の大きさや針数等の柄情報も簡単に表示して、各イメージ(柄)と柄情報との対応関係を分かり易くすることができる。
【0095】
また、請求項2に記載の発明では、各刺繍柄毎の柄名、総針数、刺繍柄の開始点と終了点間の移動量、開始点からの最大移動量、刺繍柄の大きさ、刺繍柄の色数、色別のステッチ数および色別の糸消費量等を各刺繍柄毎の柄情報として柄情報記憶手段に記憶(格納)しておくことができ、これらの複数の情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を、前記各刺繍柄毎の柄情報として前記表示部の画面上に一括表示できると共に、前記各イメージ(柄)に対応した柄情報を簡単に付与(添付)することができる。
【0096】
さらに、請求項3に記載の発明では、表示部の画面上に分割形成した柄管理表示領域に、前記各刺繍柄毎のイメージ(柄)または柄情報を選択的に表示でき、メニュー表示領域には、例えば操作部に設ける複数の選択スイッチ(ソフトキー)等に対応させてそれぞれメニュー表示を行うことができると共に、前記情報表示領域には、前記柄情報記憶手段に記憶(格納)した複数の情報項目を、例えば各刺繍柄毎に表示することができる。
【0097】
一方、請求項4に記載の発明では、各刺繍柄の生産数、生産針数、生産時間、糸切れ回数、糸切れステッチ、糸切れ頭数および糸切れ針番からなる複数の情報項目を含んだ生産情報を記憶する生産情報記憶手段を備えると共に、該生産情報記憶手段による生産情報の各情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を、前記各刺繍柄毎の生産情報として前記表示部の画面上に前記ラフ表示の配列に対応した配列で表示させる生産情報表示手段を備える構成としたから、表示切換手段でイメージ表示手段による表示を前記生産情報表示手段による表示に切換えたときには、前記表示部の画面上に前記各刺繍柄のイメージ(柄)の配列に対応した配列をもって各刺繍柄の生産情報を一括表示でき、各イメージ(柄)に対応した生産情報を簡単に付与(添付)することができる。
【0098】
また、請求項5に記載した発明では、前記表示部の情報表示領域に、前記柄情報の各情報項目と前記生産情報の各情報項目とを選択的に表示する構成とすることにより、前記表示部の情報表示領域には、生産情報記憶手段に記憶(格納)した複数の情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を、例えば各刺繍柄毎に前記柄情報の各情報項目に替えて表示でき、実際の刺繍を行う前に必要とされる柄情報や生産情報等をオペレータ等に正確に知らせることができる。
【0099】
さらに、請求項6に記載した発明では、前記柄情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の柄情報と前記生産情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の生産情報とのうち、少なくともいずれか一方の情報を通信手段により外部に出力する構成とすることにより、例えばホストコンピュータ等に複数の刺繍機を接続して、各刺繍機毎の柄情報や生産情報等をホストコンピュータ側で集中管理することができる。
【0100】
さらにまた、請求項7に記載の発明では、前記柄情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の柄情報と前記生産情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の生産情報とのうち、少なくともいずれか一方の情報を記憶媒体に書込む構成とすることにより、各刺繍機毎の柄情報や生産情報等を容易に交換することができる。
【0101】
一方、請求項8に記載の発明では、前記表示部に、該表示部の画面を複数の領域に分割する画面分割手段と、該画面分割手段で分割された各領域を複数の部分に分割する領域分割手段と、該領域分割手段で分割した各部分のうち、前記操作部で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する背景色変更手段とを設ける構成としているから、例えばオペレータ等が操作部で指定した指令の内容を、背景色の異なる部分から容易に見いだすことができ、指令内容の確認を簡単に行うことができる。
【0102】
また、請求項9に記載の発明では、表示部の画面を、前記各刺繍柄のイメージまたは柄情報を表示する柄管理表示領域と、複数のメニュー表示を行うメニュー表示領域と、前記柄情報の各情報項目または前記生産情報の各情報項目を選択的に表示する情報表示領域とに分割すると共に、前記柄管理表示領域、メニュー表示領域および情報表示領域をそれぞれ複数の部分に分割することにより、前記柄管理表示領域には各刺繍柄毎にそれぞれ分割された複数の部分を一覧表の如く一定の配列をもって形成でき、情報表示領域には前記柄情報の各情報項目または前記生産情報の各情報項目をそれぞれの部分に振り分けるようにして表示することができる。
【0103】
さらに、請求項10に記載の発明では、前記背景色変更手段によって前記メニュー表示領域の各部分のうち、前記操作部で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する構成としているから、例えば操作部に設ける複数の選択キー(ソフトキー)に対応させてそれぞれメニュー表示を行うメニュー表示領域の各部分のうち、前記操作部で指定(選択)したメニュー部分の背景色を他の部分と異なる色に変更でき、いずれのメニューを選択しているかをオペレータ等に明確に判別させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による制御装置を多頭式刺繍機と共に示す正面図である。
【図2】図1中の制御装置を拡大して示す正面図である。
【図3】制御装置を含む多頭式刺繍機の制御ブロック図である。
【図4】コントローラによる表示器の表示切換制御処理を示す流れ図である。
【図5】表示器の画面上に刺繍柄の全体表示を行った状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図6】表示器の画面上にメモリー柄の一覧表を表示した状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図7】表示器の画面上に柄情報の一覧表を表示した状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図8】メニュー表示領域のアイコン表示を変更した図6とほぼ同様の画面状態説明図である。
【図9】図8中の要部拡大図である。
【図10】表示器の画面上に生産情報の一覧表を表示した状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図11】図10中の要部拡大図である。
【図12】表示器の画面上に生産情報の詳細表示を行った状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図13】図12中の要部拡大図である。
【図14】表示器の画面上に刺繍柄の全体表示を行った運転操作状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図15】運転条件の変更時を示す表示器の画面状態説明図である。
【図16】表示器の画面上に刺繍柄の全体表示を行った手動操作時を示す表示器の画面状態説明図である。
【図17】糸切り操作時を示す表示器の画面状態説明図である。
【図18】刺繍データおよび柄情報をフロッピーディスクに放出する状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図19】生産情報をフロッピーディスクに放出する状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【図20】フロッピーディスクから刺繍データを読込む状態を示す表示器の画面状態説明図である。
【符号の説明】
1 刺繍機本体
2 支持台
5 主軸モータ
7 ミシンヘッド(刺繍機のヘッド)
10 刺繍針
12 移動枠(刺繍枠)
14 運転棒
16 刺繍機用制御装置
17 表示器(表示部)
17A メイン表示領域(柄管理表示領域)
17B 情報表示領域
17C メニュー表示領域
18 操作ボード(操作部)
19 ソフトキー(選択スイッチ)
21 テンキー
22 ジョグキー
24 画面切替スイッチ
26 フロッピーディスク装置
28 コントローラ(表示制御部)
28A 第1メモリ(刺繍データ記憶手段)
28B 第2メモリ(柄情報記憶手段)
28C 第3メモリ(生産情報記憶手段)
32 通信用端末
33,34,35,36 一覧表

Claims (10)

  1. 操作部と、該操作部からの指令に基づき表示部の画面上に刺繍に必要なデータ・情報を表示させる表示制御部とを備えた刺繍機用制御装置において、前記表示制御部には、複数種類の刺繍柄を刺繍データとして記憶する刺繍データ記憶手段と、該刺繍データ記憶手段で記憶した各刺繍柄のイメージを前記表示部の画面上に予め決められた配列でそれぞれラフ表示させるイメージ表示手段と、前記各刺繍柄の柄情報を記憶した柄情報記憶手段と、該柄情報記憶手段による各刺繍柄の柄情報を前記表示部の画面上に前記ラフ表示の配列に対応した配列をもって表示させる柄情報表示手段とを設け、前記操作部には、前記イメージ表示手段による表示と前記柄情報表示手段による表示とを切換える表示切換手段を設ける構成としたことを特徴とする刺繍機用制御装置。
  2. 前記柄情報記憶手段で記憶する各刺繍柄の柄情報は、刺繍柄の柄名、総針数、刺繍柄の開始点と終了点間の移動量、前記開始点からの最大移動量、刺繍柄の大きさ、刺繍柄の色数、色別のステッチ数および色別の糸消費量からなる複数の情報項目を含み、前記柄情報表示手段は該各情報項目のうち、少なくとも1つ以上の情報項目を前記各刺繍柄毎の柄情報として前記表示部の画面上に表示させる構成としてなる請求項1に記載の刺繍機用制御装置。
  3. 前記表示部の画面を、前記各刺繍柄のイメージまたは柄情報を表示する柄管理表示領域と、前記柄情報の各情報項目を選択的に表示する情報表示領域と、複数のメニュー表示を行うメニュー表示領域とに分割する構成としてなる請求項1または2に記載の刺繍機用制御装置。
  4. 各刺繍柄の生産数、生産針数、生産時間、糸切れ回数、糸切れステッチ、糸切れ頭数および糸切れ針番からなる複数の情報項目を含んだ生産情報を記憶する生産情報記憶手段を備え、前記表示制御部には、該生産情報記憶手段による生産情報の各情報項目のうち少なくとも1つ以上の情報項目を、前記各刺繍柄毎の生産情報として前記表示部の画面上に前記ラフ表示の配列に対応した配列で表示させる生産情報表示手段を設け、前記表示切換手段は該生産情報表示手段による表示、前記イメージ表示手段による表示または前記柄情報表示手段による表示を選択的に切換える構成としてなる請求項3に記載の刺繍機用制御装置。
  5. 前記表示部の情報表示領域には、前記柄情報の各情報項目と前記生産情報の各情報項目とを選択的に表示する構成としてなる請求項4に記載の刺繍機用制御装置。
  6. 前記柄情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の柄情報と前記生産情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の生産情報とのうち、少なくともいずれか一方の情報を通信手段により外部に出力する構成としてなる請求項5に記載の刺繍機用制御装置。
  7. 前記柄情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の柄情報と前記生産情報記憶手段で記憶した各刺繍柄毎の生産情報とのうち、少なくともいずれか一方の情報を記憶媒体に書込む構成としてなる請求項5または6に記載の刺繍機用制御装置。
  8. 前記表示部には、該表示部の画面を複数の領域に分割する画面分割手段と、該画面分割手段で分割された各領域を複数の部分に分割する領域分割手段と、該領域分割手段で分割した各部分のうち、前記操作部で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する背景色変更手段とを設ける構成としてなる請求項1に記載の刺繍機用制御装置。
  9. 前記画面分割手段は表示部の画面を、前記各刺繍柄のイメージまたは柄情報を表示する柄管理表示領域と、複数のメニュー表示を行うメニュー表示領域と、前記柄情報の各情報項目または前記生産情報の各情報項目を選択的に表示する情報表示領域とに分割し、前記領域分割手段は前記柄管理表示領域、メニュー表示領域および情報表示領域をそれぞれ複数の部分に分割する構成してなる請求項8に記載の刺繍機用制御装置。
  10. 前記背景色変更手段は、前記メニュー表示領域の各部分のうち、前記操作部で指定した部分の背景色を他の部分と異なる色に変更する構成としてなる請求項9に記載の刺繍機用制御装置。
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