JP3625391B2 - 車両のステアリング角度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ステアリングシャフトの回転角度(ステアリング角度)を目標値に自動制御する車両のステアリング角度制御装置に関し、特に広いステアリング角度範囲にわたって制御精度を向上させた車両のステアリング角度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、たとえば自動車技術会の学術講演前刷集944(1994−10)に参照されるように、省人化による生産性の向上や作業改善などを目的として、無線操縦式構内専用車両(以下、「無線操縦車両」という)のステアリング角度を目標角度に自動制御する装置はよく知られている。
【0003】
この種の無線操縦車両のステアリング角度を制御するためには、ステアリングシャフトの回転角度を絶対値として検出する必要があるが、現状では、ポテンショメータの検出電圧をA/Dコンバータでデジタル値に変換して角度検出値としている。
【0004】
また、同様の自動制御装置は、たとえば特開平9−258822号公報の車両用無線操縦装置や特開昭61−13106号公報の車両用操舵角検出装置などに参照することができる。
【0005】
しかしながら、上記公報に記載された従来装置は、ステアリング角度の制御精度および制御応答性が不足しているので、たとえば高速道路などの自動車専用道路における自動運転制御装置に適用しようとした場合に、十分な制御性が得られず、車線内走行を持続することが困難になるおそれがある。
【0006】
また、ステアリング角度の制御精度および制御応答性を向上させるためには、ステアリング角度の検出精度を高める必要があるが、ポテンショメータを用いた場合にA/Dコンバータの分解能を高めようとすると、ノイズの影響を受け易くなってしまい、結局、検出精度を十分に向上させることはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両のステアリング角度制御装置は以上のように、ステアリング角度の制御精度および制御応答性が不足しているので、自動車専用道路における自動運転などに適用することができないという問題点があった。
【0008】
また、ステアリング角度の制御精度および応答性を向上させるために、A/Dコンバータの分解能を高めてポテンショメータの検出精度を高めようとすると、ノイズの影響を受け易くなり、結局、ステアリング角度の検出精度を十分に向上させることができないという問題点があった。
【0009】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、全ステアリング角度に相当する第1の角度範囲では第1のポテンショメータの角度検出値を用い、ステアリング角度の中立点付近の狭い第2の角度範囲では分解能の高い第2のポテンショメータの角度検出値を用いて、広い範囲にわたって制御精度を向上させた車両のステアリング角度制御装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る車両のステアリング角度制御装置は、ステアリングシャフトを回転駆動するステアリング駆動手段と、ステアリングシャフトの回転角度を角度検出値として出力するステアリング角度検出手段と、ステアリングシャフトの目標角度と角度検出値に基づくステアリング角度との角度偏差に基づいて、ステアリングシャフトに印加すべき目標トルクを算出する目標トルク演算手段とを備え、ステアリング駆動手段を介して目標トルクをステアリングシャフトに印加して、ステアリング角度を目標角度と一致するように制御する車両のステアリング角度制御装置において、ステアリング角度検出手段は、ステアリングシャフトが回転可能な第1の角度範囲にわたって回転位置に比例した第1の角度検出値を出力する第1のポテンショメータと、ステアリングシャフトの中立点を含み且つ第1の角度範囲よりも狭い第2の角度範囲にわたって回転位置に比例した第2の角度検出値を出力する第2のポテンショメータとを含み、目標トルク演算手段は、第1および第2の角度検出値に基づいてステアリング角度を算出する角度演算処理部を含み、角度演算処理部は、第1の角度検出値が第2の角度範囲外にある場合には、第1の角度検出値をステアリング角度として出力し、第1の角度検出値が第2の角度範囲内にある場合には、第2の角度検出値をステアリング角度として出力するとともに、角度演算処理部は、第1および第2の角度検出値を重み付けして合成するための重み付け合成手段を含み、第1および第2の角度検出値が切り換えられる角度位置の近傍範囲においては、重み付け合成手段の出力値をステアリング角度として出力し、重み付け合成手段は、近傍範囲において相補的に且つ徐々に可変設定される第1および第2の重み付け係数を用い、第1および第2の角度検出値に第1および第2の重み付け係数をそれぞれ乗算して加算した値を出力し、第1の重み付け係数は、第2の角度範囲外においては1に設定され、且つ第2の角度範囲内においては0に設定され、第2の重み付け係数は、第2の角度範囲外においては0に設定され、且つ第2の角度範囲内においては1に設定されたものである。
【0012】
また、この発明の請求項2に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項1において、角度演算処理部は、第1および第2の角度検出値の検出値偏差に基づいて、第1および第2のポテンショメータの間のオフセット誤差を算出するオフセット誤差演算手段と、オフセット誤差を用いて第1および第2の角度検出値の少なくとも一方を補正する補正手段とを含むものである。
【0013】
また、この発明の請求項3に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項2において、オフセット誤差演算手段は、検出値偏差のヒストグラムを算出するヒストグラム演算手段を含み、ヒストグラムのうちの出現頻度の最も多い検出値偏差をオフセット誤差として出力するものである。
【0014】
また、この発明の請求項4に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項2または請求項3において、オフセット誤差演算手段は、フィルタ処理手段を含み、相補的に設定された第1および第2のフィルタ係数を用い、検出値偏差の今回値および前回値に第1および第2のフィルタ係数をそれぞれ乗算して加算した値を、オフセット誤差として出力するものである。
【0015】
また、この発明の請求項5に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項4において、オフセット誤差演算手段は、検出値偏差の今回値と前回値との偏差が許容値以上の場合には、オフセット誤差の前回値を出力するものである。
【0016】
また、この発明の請求項6に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項2から請求項5までのいずれか1項において、オフセット誤差演算手段は、第1の角度検出値が第2の角度範囲内にある場合には、検出値偏差に基づいてオフセット誤差を出力し、第1の角度検出値が第2の角度範囲外にある場合には、検出値偏差の前回値をオフセット誤差として出力するものである。
【0017】
また、この発明の請求項7に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、第2のポテンショメータは、第2のポテンショメータの1回転毎に同一値を繰り返すように第2の角度検出値を出力するものである。
【0018】
また、この発明の請求項8に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、第1および第2の角度検出値に基づいて、ステアリングシャフトの回転角速度をステアリング角速度として算出するステアリング角速度演算手段を備え、目標トルク演算手段は、ステアリングシャフトの目標角速度とステアリング角速度との角速度偏差に基づいて目標トルクを算出するものである。
【0019】
また、この発明の請求項9に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項8において、ステアリング角速度演算手段は、第1の角度検出値が第2の角度範囲外にある場合には、第1の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出し、第1の角度検出値が第2の角度範囲内にある場合には、第2の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出するものである。
【0020】
また、この発明の請求項10に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項9において、ステアリング角速度演算手段は、第1および第2の角度検出値から第1および第2のステアリング角速度をそれぞれ算出する第1および第2のステアリング角速度演算部と、第1および第2のステアリング角速度を重み付けして合成するための重み付け合成手段とを含み、第1および第2の角度検出値が切り換えられる角度位置の近傍範囲においては、重み付け合成手段の出力値をステアリング角速度として算出するものである。
【0021】
また、この発明の請求項11に係る車両のステアリング角度制御装置は、請求項8において、第2のポテンショメータは、第2のポテンショメータの1回転毎に同一値を繰り返すように第2の角度検出値を出力し、ステアリング角速度演算手段は、第2の角度検出値が直線的に変化する角度範囲においては、第2の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出し、第2の角度検出値が急変する角度の近傍範囲においては、第1の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に関連した装置を概略的に示すブロック構成図であり、図2は図1内のコントローラ20の具体的構成を示す機能ブロック図、図3および図4は図1内の第1および第2のポテンショメータ11、12(ステアリング角度検出手段)の出力特性を示す説明図である。
【0023】
図1において、運転者により操作されるハンドル1のステアリングシャフト2には、ステアリングシャフト2を回転駆動するステアリング駆動手段として、モータ10が設けられている。モータ10は、パワーステアリング用の駆動手段としても用いられ得る。
【0024】
モータ10には、ステアリングシャフト2の回転角度θ(ステアリング角度)を検出するステアリング角度検出手段として、第1のポテンショメータ11および第2のポテンショメータ12が設けられている。
【0025】
第1のポテンショメータ11は、ステアリングシャフト2が回転可能な第1の角度範囲D1(たとえば、±900°)にわたって回転位置に比例した第1の角度検出値θ1を出力する。
【0026】
第2のポテンショメータ12は、ステアリングシャフト2の中立点(0°)を含み且つ第1の角度範囲D1よりも狭い第2の角度範囲D2(たとえば、±180°)にわたって回転位置に比例した第2の角度検出値θ2を出力する。
第1および第2の角度検出値θ1、θ2は、マイクロコンピュータからなるコントローラ20に入力される。
【0027】
コントローラ20は、第1、第2の角度検出値θ1、θ2のみならず、他の各種センサ(図示せず)からの運転情報などに基づいて、モータ10の目標トルクを演算し、目標トルクに相当するモータ電流iMをモータ10に供給する。
【0028】
図2において、コントローラ20は、目標角度算出部21、角度演算処理部22、減算手段23および出力バッファ24を備えており、これらは、ステアリングシャフト2に印加すべき目標トルク(モータ電流iMに相当)を算出する目標トルク演算手段を構成している。
【0029】
目標角度算出部21は、各種の運転情報に基づいてステアリングシャフト2の目標角度θoを算出する。
角度演算処理部22は、第1および第2の角度検出値θ1、θ2に基づいて、ステアリング角度θdを最終的な検出値として出力する。
【0030】
減算手段23は、目標角度θoとステアリング角度θdとの角度偏差Δθを算出し、出力バッファ24は、角度偏差Δθを増幅(ゲインK1倍)して、ステアリングシャフト2の目標トルクに対応したモータ電流iMをモータ10(ステアリング駆動手段)に出力する。
【0031】
これにより、コントローラ20は、モータ10を介して目標トルクをステアリングシャフト2に印加し、ステアリング角度θdが目標角度θoと一致するようにハンドル1を自動制御する。
【0032】
図3、図4において、横軸はハンドル1(ステアリングシャフト2)の回転角度θであり、縦軸は各角度検出値(センサ出力電圧)θ1、θ2である。
図3において、第1の角度検出値θ1は、ステアリングシャフト2の全回転範囲となる広い第1の角度範囲D1(±900°)にわたって線形な出力特性を有する。
【0033】
図4において、第2の角度検出値θ2は、ステアリングシャフト2の中立点付近の狭い第2の角度範囲D2(±180°)にわたって線形な出力特性を有する。
ここでは、第2のポテンショメータ12は、安価なセンサで構成され、1回転(360°)毎に同一値からなる第2の角度検出値θ2を繰り返し出力するものとする。
【0034】
図3および図4から明らかなように、第1の角度検出値θ1は、ステアリングシャフト2の全回転領域をカバーしているが、ステアリングシャフト2の中立点付近においては、第1の角度検出値θ1よりも第2の角度検出値θ2の方が変化率が大きく分解能が高くなっている。
【0035】
次に、図3および図4を参照しながら、図1および図2に示した装置の動作について説明する。
ステアリング角度制御によって車両の自動運転を行う場合、高速走行時の直進状態においては、ステアリングシャフト2が中立点付近に制御されるので、高い分解能のステアリング角度θdが必要となる。
【0036】
一方、低速走行時にハンドル1が大きく切られている状態においては、ステアリングシャフト2が中立点から大きく外れた回転位置に制御されるので、それほど高い分解能のステアリング角度θdは要求されない。
【0037】
また、一般に、ハンドル1の回転角度θの操作範囲は、左右両方向に対してそれぞれ2回転(±720°)程度であり、ステアリング角度検出手段は比較的広い角度範囲をカバーする必要がある。
【0038】
したがって、ステアリング角度検出手段として、互いに異なる出力特性を有する第1のポテンショメータ11と第2のポテンショメータ12とが用いられる。第1のポテンショメータ11は、ハンドル1の全回転領域に相当する第1の角度範囲D1(±900°)をカバーする出力特性(図3参照)で第1の角度検出値θ1をコントローラ20に出力する。
【0039】
また、第2のポテンショメータ12は、ハンドル1の中立点を含み且つ狭く限定された第2の角度範囲D2(±180°)にわたって、高い分解能の線形出力特性(図4参照)の第2の角度検出値θ2をコントローラ20に出力する。
【0040】
コントローラ20内の角度演算処理部22は、ハンドル1の回転角度θが大きく、第1の角度検出値θ1が第2の角度範囲D2(±180°)から逸脱している場合には、第1の角度検出値θ1をステアリング角度θdとして出力する。
【0041】
一方、ハンドル1の回転角度θが小さく、第1の角度検出値θ1が第2の角度範囲D2(±180°)内にある場合には、高速直進運転状態と見なされて、高い分解能が要求されるので、第2の角度検出値θ2をステアリング角度θdとして出力する。
【0042】
以下、コントローラ20は、減算手段23および出力バッファ24を介して、モータ電流iMをモータ10に供給し、目標角度θoと一致するように、ステアリング角度θdをフィードバック制御する。
【0043】
このように、ハンドル1の全回転領域をカバーする第1の角度検出値θ1に応じて、ハンドル1の回転角度θを検出するためのポテンショメータを切り換えることにより、中立点付近で精度がよく且つ全回転領域の角度範囲をカバーして、検出範囲の広さと分解能の両立を実現することができる。
【0044】
また、一般に高分解能のポテンショメータは高価であり、コストアップを招くおそれがあるが、第2のポテンショメータ12として、1回転毎に同じ検出値を繰り返す出力特性(図4参照)の汎用品を用いたので、安価に構成することができる。
【0045】
上記装置では、第2の角度範囲D2の境界位置での第1および第2の角度検出値θ1、θ2を切り換え時に発生する不連続部分について考慮しなかったが、各ポテンショメータの検出値θ1、θ2は、センサ組み付け時の誤差などによりオフセットされるおそれがある。
【0046】
したがって、角度検出値θ1、θ2の切り換え時にステアリング角度θdが急変するので、フィードバック制御がうまく動作せずに、制御対象となるハンドル1の回転角度θが急変して振動するなど、不安定な制御状態を引き起こすおそれがある。
【0047】
そこで、センサ切り換え時において、第1および第2の角度検出値θ1、θ2の切り換え部分をなめらかに変化させることが望ましい。
以下、各角度検出値θ1、θ2の切り換え部分をなめらかにしたこの発明の実施の形態1を図について説明する。
【0048】
図5はこの発明の実施の形態1による角度演算処理部22Aを示す機能ブロック図であり、図6は角度演算処理部22A内の重み付け合成手段により用いられる第1および第2の重み付け係数W1およびW2の変化を示す説明図である。
【0049】
図5において、角度演算処理部22Aは、第1の角度検出値θ1に重み付け係数W1を乗算する乗算手段25と、第2の角度検出値θ2に重み付け係数W2を乗算する乗算手段26と、各乗算手段25および26の乗算値を加算してステアリング角度θdとして出力する加算手段27とを備えている。
【0050】
乗算手段25、26および加算手段27は、第1および第2の角度検出値θ1、θ2を重み付けして合成するための重み付け合成手段を構成しており、各角度検出値θ1、θ2が切り換えられる角度位置の近傍範囲Dnにおいて、重み付け合成されたステアリング角度θdを出力する。
【0051】
図6において、横軸はハンドル1の回転角度θ[°]、縦軸は各重み付け係数W1、W2の値(0〜1)を示している。
各角度検出値θ1、θ2が切り換えられる角度位置の近傍範囲Dnは、たとえば、−108°を中心とした範囲(−144°〜−72°)と、+108°を中心とした範囲(72°〜144°)とに設定される。
【0052】
各乗算手段25、26で用いられる重み付け係数W1、W2は、近傍範囲Dn(図6参照)において、「0」から「1」の範囲で相補的に且つ徐々に可変設定される。
【0053】
すなわち、第1の重み付け係数W1は、第2の角度範囲D2の外側においては「1」に設定され、第2の角度範囲D2内においては「0」に設定される。
また、第2の重み付け係数W2は、第2の角度範囲D2の外側においては「0」に設定され、第2の角度D2内においては「1」に設定される。
【0054】
これにより、使用センサが切り換えられても、各角度検出値θ1、θ2が瞬時に切り換えられることはなく、図6のように、一方の検出値から他方の検出値へと徐々に移行していく。したがって、重み付け後の各角度検出値の和をとれば、ステアリング角度θdの変化量は著しく抑制される。
【0055】
このように、角度演算処理部22Aに重み付け合成手段を設けることにより、各角度検出値θ1、θ2の切り換え時の変化が緩やかとなり、使用センサの切り換え位置(近傍範囲Dn)で発生する検出値の不連続部分は、なめらかに補正される。
【0056】
したがって、角度検出誤差の発生原因となる2つのポテンショメータ11および12のオフセット誤差による影響が抑制され、実際の回転角度θと角度検出値(ステアリング角度)θdとの関係をほぼ直線的にすることができる。
また、角度検出値の急変によるステアリング角度制御に対する悪影響を防止することができる。
【0057】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、重み付け合成手段を用いてオフセット誤差の影響を軽減させたが、積極的にオフセット誤差を求めてオフセット誤差分を補正した値からステアリング角度θdを算出してもよい。
【0058】
以下、オフセット誤差分を補正したこの発明の実施の形態2を図について説明する。
図7はこの発明の実施の形態2による角度演算処理部22Bを示すブロック図であり、図7において、角度演算処理部22Bは、減算手段28および加算手段29を備えている。
【0059】
減算手段28は、オフセット誤差演算手段を構成しており、第1および第2の角度検出値θ1およびθ2の検出値偏差Δθdを、第1および第2のポテンショメータ11、12の間のオフセット誤差として出力する。
【0060】
加算手段29は、検出値偏差Δθdを用いてオフセット誤差を補正する補正手段を構成しており、検出値偏差Δθdを第1の角度検出値θ1に加算してステアリング角度θdを出力する。
【0061】
図7においては、第1の角度検出値θ1を補正した場合を示しているが、角度演算処理部22Bは、第1および第2の角度検出値θ1、θ2の少なくとも一方を補正することができる。
【0062】
このように、オフセット誤差を補正してステアリング角度θdを算出することにより、実際の回転角度θと角度検出値(ステアリング角度)θdとの関係を直線的に補正することができ、第1および第2のポテンショメータ11、12の取り付け時の誤差成分による制御に対する悪影響を防止することができる。
【0063】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態2では、オフセット誤差に相当する検出値偏差Δθdを無条件で算出したが、オフセット誤差を算出する際に統計処理を考慮して、ヒストグラムを用いてもよい。
【0064】
以下、ヒストグラムを用いてオフセット誤差を算出したこの発明の実施の形態3を図について説明する。
図8はこの発明の実施の形態3による角度演算処理部22Cを示すブロック図であり、図8において、角度演算処理部22C内のオフセット誤差演算手段は、減算手段28に加えて、ヒストグラム演算手段28Cを備えている。
【0065】
ヒストグラム演算手段28Cは、検出値偏差Δθdのヒストグラムを算出し、ヒストグラムのうちの出現頻度の最も多い検出値偏差Δθdをオフセット誤差として加算手段29に出力する。
【0066】
このように、ヒストグラムを作成して、最も出現頻度の高い検出値偏差Δθdをオフセット誤差(補正値)とすることにより、各角度検出値θ1、θ2に単発的なノイズが重畳されても、ノイズの影響で異常なステアリング角度θdが算出されることはなく、制御の信頼性をさらに向上させることができる。
【0067】
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3では、ノイズの影響を除去するためにヒストグラムを用いたが、フィルタ処理を用いてもよい。
以下、フィルタ処理を用いてオフセット誤差を算出したこの発明の実施の形態4を図について説明する。
【0068】
図9はこの発明の実施の形態4による角度演算処理部22Dを示すブロック図であり、図9において、角度演算処理部22D内のオフセット誤差演算手段は、減算手段28に加えて、フィルタ処理手段28Dを備えている。
フィルタ処理手段28Dは、オフセット誤差を算出する際に、オフセット誤差の前回値を用いた時間的なフィルタ演算を行う。
【0069】
すなわち、フィルタ処理手段28Dは、相補的に設定された第1および第2のフィルタ係数を用い、検出値偏差Δθdの今回値および前回値に第1および第2のフィルタ係数をそれぞれ乗算して加算した値を、オフセット誤差として加算手段29に出力する。
【0070】
このように、時間的フィルタ処理した値をオフセット誤差(補正値)とすることにより、各角度検出値θ1、θ2に単発的なノイズが重畳されても、ノイズの影響で異常なステアリング角度θdが算出されることはなく、制御の信頼性を向上させることができる。
【0071】
実施の形態5.
なお、上記実施の形態4では、フィルタ処理手段28Dが無条件でフィルタ処理を実行したが、単発的な異常値をフィルタ処理に用いないようにしてもよい。
【0072】
この場合、オフセット誤差演算手段内のフィルタ処理手段28Dは、オフセット誤差を時間的にフィルタ処理する際に、前回値と大きく異なる値を除外して、フィルタ処理演算に関与させないようにする。
【0073】
すなわち、フィルタ処理手段28Dは、検出値偏差Δθd(オフセット誤差)が急変して、検出値偏差Δθdの今回値と前回値との偏差が許容値以上となった場合には、オフセット誤差の前回値を保持し、この前回値をオフセット誤差(補正値)として出力する。
【0074】
これにより、単発的なノイズの重畳により異常値が検出された場合でも、オフセット誤差が誤算出されて制御に悪影響をおよぼすのを防止することができる。
【0075】
実施の形態6.
なお、上記実施の形態2〜5では、オフセット誤差の算出条件として、回転角度θ(ステアリング角度)を考慮しなかったが、オフセット誤差の算出に適した角度範囲(すなわち、中立点付近)のときのみに、オフセット誤差を算出してもよい。
【0076】
この場合、オフセット誤差演算手段は、第1の角度検出値θ1が第2の角度範囲D2内(±180°)にある場合には、検出値偏差Δθdに基づいてオフセット誤差を出力し、第1の角度検出値θ1が第2の角度範囲D2の外側にある場合には、オフセット誤差の前回値を出力する。
【0077】
このように、ハンドル1の中立点付近のみでオフセット誤差(補正値)を演算することにより、異常なオフセット誤差の算出を防止し、制御への悪影響を防止することができる。
【0078】
実施の形態7.
なお、上記実施の形態1〜6では、ステアリング角度θdのみをフィードバック制御に用いて、ステアリング角速度ωを考慮しなかったが、ステアリング角度θdに加えて、ステアリング角速度ωをフィードバック制御に用いてもよい。
【0079】
以下、ステアリング角速度ωをフィードバック制御したこの発明の実施の形態7を図について説明する。
図10はこの発明の実施の形態7によるコントローラ20Eを示す機能ブロック図であり、図10において、コントローラ20Eは、前述(図2参照)の構成に加えて、角速度演算処理部30、出力バッファ31および減算手段32を備えている。
【0080】
角速度演算処理部30は、ステアリング角速度演算手段を構成しており、第1および第2の角度検出値θ1、θ2に基づいて、ステアリングシャフト2の回転角速度をステアリング角速度ωとして算出する。
角速度演算処理部30は、たとえば、第1の角度検出値θ1と遅延処理後の第1の角度検出値との差分値に基づいてステアリング角速度ωを算出する。
【0081】
また、目標トルク演算手段を構成する減算手段32は、ステアリングシャフトの目標角速度(K1・Δθ)と、出力バッファ31を介したステアリング角速度(K2・ω)との角速度偏差(=K1・Δθ−K2・ω)に基づいて、目標トルクに相当したモータ電流iMを算出する。
【0082】
一般に、ステアリング角度制御において、ステアリング角速度ωをフィードバック制御に加えた方が制御性がよいことが知られている。
したがって、図10のように、ステアリング角速度ωをフィードバック制御することにより、さらに制御を安定させることができる。
【0083】
実施の形態8.
なお、上記実施の形態7では、ステアリング角速度ωの演算に用いられる角度検出値の条件を考慮しなかったが、ステアリング角速度ωの演算に適した角度検出値からステアリング角速度ωを算出してもよい。
【0084】
一般に、ステアリング角速度ωの算出に際しては、できるだけ分解能の高い角度検出値を用いることが望ましく、第2の角度検出値θ2の差分値を用いることにより、分解能の高いステアリング角速度ωを算出することができる。
【0085】
すなわち、角速度演算処理部30は、第1の角度検出値θ1が第2の角度範囲D2の外側にある場合には、第1の角度検出値θ1に基づいてステアリング角速度ωを算出する。
【0086】
一方、第1の角度検出値θ1が第2の角度範囲D2内にある場合には、第2の角度検出値θ2が有効となるので、角速度演算処理部30は、第2の角度検出値θ2に基づいてステアリング角速度ωを算出する。
このように、可能な限り、第2の角度検出値θ2を用いることにより、高分解能のステアリング角速度ωを算出することができる。
【0087】
実施の形態9.
なお、上記実施の形態8では、各角度検出値θ1、θ2の切り換え時におけるステアリング角速度ωの算出値の急変について考慮しなかったが、重み付け合成手段を用いて徐々に切り換えるようにしてもよい。
【0088】
以下、ステアリング角速度ωに対して重み付け合成手段を用いたこの発明の実施の形態9を図について説明する。
図11はこの発明の実施の形態9による角速度演算処理部30Fの具体的構成を示すブロック図である。
【0089】
図11において、角速度演算処理部30Fは、各角度検出値θ1、θ2をそれぞれ遅延処理するデジタルディレイ回路33、34と、遅延処理する前後の各角度検出値θ1、θ2の差分値Δθ1、Δθ2を算出する減算手段35、36と、各差分値Δθ1、Δθ2に重み付け係数W3、W4を乗算する乗算手段37、38と、乗算手段37、38の各出力値W3・Δθ1、W4・Δθ2を加算してステアリング角速度ωとして出力する加算手段39とを備えている。
【0090】
デジタルディレイ回路33および減算手段35は、第1の角度検出値θ1から差分値Δθ1(第1のステアリング角速度)を算出する第1のステアリング角速度演算部を構成している。
【0091】
デジタルディレイ回路34および減算手段36は、第2の角度検出値θ2から差分値Δθ2(第2のステアリング角速度)を算出する第2のステアリング角速度演算部を構成している。
【0092】
乗算手段37、38および加算手段39は、各差分値Δθ1、Δθ2(第1および第2のステアリング角速度)を重み付けして合成するための重み付け合成手段を構成しており、各角度検出値θ1、θ2が切り換えられる角度位置の近傍範囲Dnにおいては、加算手段39の出力値をステアリング角速度ωとして算出する。
【0093】
このように、角速度演算処理部30Fに重み付け合成手段を設けることにより、各角度検出値θ1、θ2の切り換え時におけるステアリング角度ωの算出値の変化が緩やかとなり、不連続部分による制御の悪影響を防止することができる。
【0094】
実施の形態10.
なお、上記実施の形態7では、第2の角度範囲D2内のみにおいて、第2の角度検出値θ2をステアリング角速度ωの算出に用いたが、前述(図4参照)のように出力値を繰り返す形式の第2のポテンショメータ12を用いた場合には、繰り返される各角度範囲内(直線的に変化する範囲内)において第2の角度検出値θ2を用いてもよい。
【0095】
この場合、角速度演算処理部30は、第2の角度検出値θ2が直線的に変化する各角度範囲においては、第2の角度検出値θ2に基づいてステアリング角速度を算出する。
【0096】
しかし、図4から明らかなように第2の角度検出値θ2は1回転毎に急変するので、角速度演算処理部30は、第2の角度検出値θ2が急変する角度位置の近傍範囲Dnにおいては、第1の角度検出値θ1に基づいてステアリング角速度ωを算出する。
【0097】
すなわち、角速度演算処理部30は、第1の角度検出値θ1に基づいて、第2の角度検出値θ2が急変する角度位置の近傍範囲Dnであるか否かを判定し、近傍範囲Dnであると判定されれば第1の角度検出値θ1を用い、近傍範囲Dnでないと判定されれば、第2の角度検出値θ2を用いる。
【0098】
これにより、第2の角度検出値θ2の急変による制御への悪影響を回避することができる。
また、不安定領域では第1の角度検出値θ1を用いることにより、新たな部品を付け加えることなく、ハンドル1の全回転領域にわたって分解能の高いステアリング角速度ωを算出することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、ステアリングシャフトを回転駆動するステアリング駆動手段と、ステアリングシャフトの回転角度を角度検出値として出力するステアリング角度検出手段と、ステアリングシャフトの目標角度と角度検出値に基づくステアリング角度との角度偏差に基づいて、ステアリングシャフトに印加すべき目標トルクを算出する目標トルク演算手段とを備え、ステアリング駆動手段を介して目標トルクをステアリングシャフトに印加して、ステアリング角度を目標角度と一致するように制御する車両のステアリング角度制御装置において、ステアリング角度検出手段は、ステアリングシャフトが回転可能な第1の角度範囲にわたって回転位置に比例した第1の角度検出値を出力する第1のポテンショメータと、ステアリングシャフトの中立点を含み且つ第1の角度範囲よりも狭い第2の角度範囲にわたって回転位置に比例した第2の角度検出値を出力する第2のポテンショメータとを含み、目標トルク演算手段は、第1および第2の角度検出値に基づいてステアリング角度を算出する角度演算処理部を含み、角度演算処理部は、第1の角度検出値が第2の角度範囲外にある場合には、第1の角度検出値をステアリング角度として出力し、第1の角度検出値が第2の角度範囲内にある場合には、第2の角度検出値をステアリング角度として出力するとともに、第1および第2の角度検出値を重み付けして合成するための重み付け合成手段を含み、第1および第2の角度検出値が切り換えられる角度位置の近傍範囲においては、重み付け合成手段の出力値をステアリング角度として出力し、重み付け合成手段は、近傍範囲において相補的に且つ徐々に可変設定される第1および第2の重み付け係数を用い、第1および第2の角度検出値に第1および第2の重み付け係数をそれぞれ乗算して加算した値を出力し、第1の重み付け係数は、第2の角度範囲外においては1に設定され、且つ第2の角度範囲内においては0に設定され、第2の重み付け係数は、第2の角度範囲外においては0に設定され、且つ第2の角度範囲内においては1に設定された、使用される角度検出値をなめらかに切り換えるようにしたので、ハンドルの全回転領域をカバーするとともに中立点付近で精度を向上させることができ、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、使用角度検出値の切り換え時の急変による悪影響を抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0101】
また、この発明の請求項2によれば、請求項1において、角度演算処理部は、第1および第2の角度検出値の検出値偏差に基づいて、第1および第2のポテンショメータの間のオフセット誤差を算出するオフセット誤差演算手段と、オフセット誤差を用いて第1および第2の角度検出値の少なくとも一方を補正する補正手段とを含み、各角度検出値と回転角度との関係が直線的になるようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、使用角度検出値の切り換え時のオフセット誤差による悪影響を防止した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0102】
また、この発明の請求項3によれば、請求項2において、オフセット誤差演算手段は、検出値偏差のヒストグラムを算出するヒストグラム演算手段を含み、ヒストグラムのうちの出現頻度の最も多い検出値偏差をオフセット誤差として出力するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、単発的なノイズの重畳による悪影響を抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0103】
また、この発明の請求項4によれば、請求項2または請求項3において、オフセット誤差演算手段は、フィルタ処理手段を含み、相補的に設定された第1および第2のフィルタ係数を用い、検出値偏差の今回値および前回値に第1および第2のフィルタ係数をそれぞれ乗算して加算した値を、オフセット誤差として出力するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、ノイズの重畳による悪影響を抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0104】
また、この発明の請求項5によれば、請求項4において、オフセット誤差演算手段は、検出値偏差の今回値と前回値との偏差が許容値以上の場合には、オフセット誤差の前回値を出力するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、ノイズの重畳による悪影響を抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0105】
また、この発明の請求項6によれば、請求項2から請求項5までのいずれか1項において、オフセット誤差演算手段は、第1の角度検出値が第2の角度範囲内にある場合には、検出値偏差に基づいてオフセット誤差を出力し、第1の角度検出値が第2の角度範囲外にある場合には、検出値偏差の前回値をオフセット誤差として出力するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、正確なオフセット誤差を算出してオフセット誤差による悪影響を最適に抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0106】
また、この発明の請求項7によれば、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、第2のポテンショメータは、第2のポテンショメータの1回転毎に同一値を繰り返すように第2の角度検出値を出力するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、コストアップを抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0107】
また、この発明の請求項8によれば、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、第1および第2の角度検出値に基づいて、ステアリングシャフトの回転角速度をステアリング角速度として算出するステアリング角速度演算手段を備え、目標トルク演算手段は、ステアリングシャフトの目標角速度とステアリング角速度との角速度偏差に基づいて目標トルクを算出するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、制御性を安定させた車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0108】
また、この発明の請求項9によれば、請求項8において、ステアリング角速度演算手段は、第1の角度検出値が第2の角度範囲外にある場合には、第1の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出し、第1の角度検出値が第2の角度範囲内にある場合には、第2の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、高精度な角速度検出値に基づいて制御性をさらに安定させた車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0109】
また、この発明の請求項10によれば、請求項9において、ステアリング角速度演算手段は、第1および第2の角度検出値から第1および第2のステアリング角速度をそれぞれ算出する第1および第2のステアリング角速度演算部と、第1および第2のステアリング角速度を重み付けして合成するための重み付け合成手段とを含み、第1および第2の角度検出値が切り換えられる角度位置の近傍範囲においては、重み付け合成手段の出力値をステアリング角速度として算出するようにしたので、広い範囲にわたって制御精度を向上させるとともに、制御性を安定させ且つ角速度検出値の急変による悪影響を抑制した車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【0110】
また、この発明の請求項11によれば、請求項8において、第2のポテンショメータは、第2のポテンショメータの1回転毎に同一値を繰り返すように第2の角度検出値を出力し、ステアリング角速度演算手段は、第2の角度検出値が直線的に変化する角度範囲においては、第2の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出し、第2の角度検出値が急変する角度の近傍範囲においては、第1の角度検出値に基づいてステアリング角速度を算出するようにしたので、コストアップを招くことなく、広い範囲にわたって制御精度を向上させ且つ制御性を安定させた車両のステアリング角度制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に関連した装置を示すブロック構成図である。
【図2】図1内のコントローラ20の具体的構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1内の第1のポテンショメータの出力特性を示す説明図である。
【図4】図1内の第2のポテンショメータの出力特性を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1による角度演算処理部を示す機能ブロック図である。
【図6】図5内の角度演算処理部内の重み付け合成手段により用いられる第1および第2の重み付け係数の変化を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態2による角度演算処理部を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態3による角度演算処理部を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態4による角度演算処理部を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態7によるコントローラを示す機能ブロック図である。
【図11】この発明の実施の形態9による角速度演算処理部の具体的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ハンドル、2 ステアリングシャフト、10 モータ(ステアリング駆動手段)、11、12 第1、第2のポテンショメータ(ステアリング角度検出手段)、20、20E コントローラ(目標トルク演算手段)、22、22A〜22D 角度演算処理部、23 減算手段、25、26 乗算手段(重み付け合成手段)、27 加算手段(重み付け合成手段)、28 減算手段(オフセット誤差演算手段)、28C ヒストグラム演算手段、28D フィルタ処理手段、29 加算手段(補正手段)、30、30F 角速度演算処理部(ステアリング角速度演算手段)、32 減算手段、33、34 デジタルディレイ回路(第1、第2のステアリング角速度演算部)、35、36 減算手段(第1、第2のステアリング角速度演算部)、37、38 乗算手段(重み付け合成手段)、39 加算手段(重み付け合成手段)、D1 第1の角度範囲、D2 第2の角度範囲、Dn 近傍範囲、iM モータ電流、W1、W2 第1、第2の重み付け係数、θ 回転角度、θ1、θ2 第1、第2の角度検出値、θo 目標角度、θd ステアリング角度、Δθ 角度偏差、Δθd 検出値偏差(オフセット誤差)、K1・Δθ 目標角速度、ω ステアリング角速度。

Claims (11)

  1. ステアリングシャフトを回転駆動するステアリング駆動手段と、
    前記ステアリングシャフトの回転角度を角度検出値として出力するステアリング角度検出手段と、
    前記ステアリングシャフトの目標角度と前記角度検出値に基づくステアリング角度との角度偏差に基づいて、前記ステアリングシャフトに印加すべき目標トルクを算出する目標トルク演算手段とを備え、
    前記ステアリング駆動手段を介して前記目標トルクを前記ステアリングシャフトに印加して、前記ステアリング角度を前記目標角度と一致するように制御する車両のステアリング角度制御装置において、
    前記ステアリング角度検出手段は、
    前記ステアリングシャフトが回転可能な第1の角度範囲にわたって回転位置に比例した第1の角度検出値を出力する第1のポテンショメータと、
    前記ステアリングシャフトの中立点を含み且つ前記第1の角度範囲よりも狭い第2の角度範囲にわたって回転位置に比例した第2の角度検出値を出力する第2のポテンショメータとを含み、
    前記目標トルク演算手段は、前記第1および第2の角度検出値に基づいて前記ステアリング角度を算出する角度演算処理部を含み、
    前記角度演算処理部は、
    前記第1の角度検出値が前記第2の角度範囲外にある場合には、前記第1の角度検出値を前記ステアリング角度として出力し、
    前記第1の角度検出値が前記第2の角度範囲内にある場合には、前記第2の角度検出値を前記ステアリング角度として出力するとともに、
    前記第1および第2の角度検出値を重み付けして合成するための重み付け合成手段を含み、
    前記第1および第2の角度検出値が切り換えられる角度位置の近傍範囲においては、前記重み付け合成手段の出力値を前記ステアリング角度として出力し、
    前記重み付け合成手段は、前記近傍範囲において相補的に且つ徐々に可変設定される第1および第2の重み付け係数を用い、前記第1および第2の角度検出値に前記第1および第2の重み付け係数をそれぞれ乗算して加算した値を出力し、
    前記第1の重み付け係数は、前記第2の角度範囲外においては1に設定され、且つ前記第2の角度範囲内においては0に設定され、
    前記第2の重み付け係数は、前記第2の角度範囲外においては0に設定され、且つ前記第2の角度範囲内においては1に設定されたことを特徴とする車両のステアリング角度制御装置。
  2. 前記角度演算処理部は、
    前記第1および第2の角度検出値の検出値偏差に基づいて、前記第1および第2のポテンショメータの間のオフセット誤差を算出するオフセット誤差演算手段と、
    前記オフセット誤差を用いて前記第1および第2の角度検出値の少なくとも一方を補正する補正手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  3. 前記オフセット誤差演算手段は、前記検出値偏差のヒストグラムを算出するヒストグラム演算手段を含み、前記ヒストグラムのうちの出現頻度の最も多い検出値偏差を前記オフセット誤差として出力することを特徴とする請求項2に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  4. 前記オフセット誤差演算手段は、フィルタ処理手段を含み、相補的に設定された第1および第2のフィルタ係数を用い、前記検出値偏差の今回値および前回値に前記第1および第2のフィルタ係数をそれぞれ乗算して加算した値を、前記オフセット誤差として出力することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  5. 前記オフセット誤差演算手段は、前記検出値偏差の今回値と前回値との偏差が許容値以上の場合には、前記オフセット誤差の前回値を出力することを特徴とする請求項4に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  6. 前記オフセット誤差演算手段は、
    前記第1の角度検出値が前記第2の角度範囲内にある場合には、前記検出値偏差に基づいて前記オフセット誤差を出力し、
    前記第1の角度検出値が前記第2の角度範囲外にある場合には、前記検出値偏差の前回値を前記オフセット誤差として出力することを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれかに記載の車両のステアリング角度制御装置。
  7. 前記第2のポテンショメータは、前記第2のポテンショメータの1回転毎に同一値を繰り返すように前記第2の角度検出値を出力することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  8. 前記第1および第2の角度検出値に基づいて、前記ステアリングシャフトの回転角速度をステアリング角速度として算出するステアリング角速度演算手段を備え、
    前記目標トルク演算手段は、前記ステアリングシャフトの目標角速度と前記ステアリング角速度との角速度偏差に基づいて前記目標トルクを算出することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  9. 前記ステアリング角速度演算手段は、
    前記第1の角度検出値が前記第2の角度範囲外にある場合には、前記第1の角度検出値に基づいて前記ステアリング角速度を算出し、
    前記第1の角度検出値が前記第2の角度範囲内にある場合には、前記第2の角度検出値に基づいて前記ステアリング角速度を算出することを特徴とする請求項8に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  10. 前記ステアリング角速度演算手段は、
    前記第1および第2の角度検出値から第1および第2のステアリング角速度をそれぞれ算出する第1および第2のステアリング角速度演算部と、
    前記第1および第2のステアリング角速度を重み付けして合成するための重み付け合成手段とを含み、
    前記第1および第2の角度検出値が切り換えられる角度位置の近傍範囲においては、前記重み付け合成手段の出力値を前記ステアリング角速度として算出することを特徴とする請求項9に記載の車両のステアリング角度制御装置。
  11. 前記第2のポテンショメータは、前記第2のポテンショメータの1回転毎に同一値を繰り返すように前記第2の角度検出値を出力し、
    前記ステアリング角速度演算手段は、
    前記第2の角度検出値が直線的に変化する角度範囲においては、前記第2の角度検出値に基づいて前記ステアリング角速度を算出し、
    前記第2の角度検出値が急変する角度の近傍範囲においては、前記第1の角度検出値に基づいて前記ステアリング角速度を算出することを特徴とする請求項8に記載の車両のステアリング角度制御装置。
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