JP3625272B2 - ステッパモータの初期設定装置及び初期設定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッパモータの初期設定装置及び初期設定方法に関し、特に、ステッパモータのロータに連動するストッパ片が固定ストッパに当接するタイミングと、このステッパモータを駆動するための励磁信号中の安定ステップとを同期させるためのステッパモータの初期設定装置及び初期設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車速を表示するスピードメータや、エンジン回転数を指示するタコメータ等の車載メータには、応答性や指示精度の要求に応えるため、近年ステッパモータを使用したものが多用されている。しかしながら、ステッパモータを用いて正確に指示を行わせるためには、ステッパモータの回転に連動するストッパ片が固定ストッパに当接するタイミングとそのステッパモータを駆動するための励磁信号の安定ステップとの初期同期をとっておく必要がある。
【0003】
上述のような初期同期は、通常、車載メータに等の組立工程において行われるが、従来においては、ストッパ片が固定ストッパに当接するように、ストッパ片や同じくロータに連動する指針を押しつけておき、この時のロータの回転パターンに上記安定ステップを同期させることによって行われていた。又は、バックラッシュの量を見込んで上記初期設定を行ったりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来のやり方では、設定のガイドラインとなる指標が明確でなく、モータ装置を構成する指針、ギア、その他の構成部品の材質やギアの遊び等の影響もあり、バラツキが多い上、初期設定時間も長くかかるという問題があった。
【0005】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、初期設定のための指標を数字により明確に示し、初期設定を確実かつ容易にできるようにし、かつ初期設定時間を短縮できるようにしたステッパモータの初期設定装置及び初期設定方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のステッパモータの初期設定装置は、ステッパモータのロータに連動するストッパ片を固定ストッパで定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号を前記ロータを回転させるためのコイルに供給する励磁信号供給手段と、前記ロータの回転方向が、前記第1の回転方向から、この第1の回転方向とは逆方向である第2の回転方向に変化した時の前記励磁ステップである跳ね返りステップ番号を入力する跳ね返りステップ入力手段と、前記跳ね返りステップ番号から前記1電気サイクルの半分のサイクルに対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出するシフトステップ算出手段と、前記シフトステップ番号を前記ストッパ片が前記固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号を前記コイルに印加するように初期設定する初期設定手段とを有することを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、励磁信号供給手段は、ステッパモータのロータに連動するストッパ片を固定ストッパで定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号をロータを回転させるためのコイルに供給する。跳ね返りステップ入力手段は、ロータの回転方向が、第1の回転方向から、この第1の回転方向とは逆方向である第2の回転方向に変化した時の励磁ステップである跳ね返りステップ番号を入力する。シフトステップ算出手段は、跳ね返りステップ番号から1電気サイクルの半分のサイクルに対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出する。初期設定手段は、上記シフトステップ番号をストッパ片が固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号をコイルに印加するように初期設定する。これにより、初期設定のガイドラインとなる指標が明確になり、容易且つ確実に初期設定が行えるようになる。
【0008】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載のステッパモータの初期設定装置は、請求項1記載の初期設定装置において、前記初期設定手段は、前記ステッパモータを駆動させるモータドライバ回路に接続された記憶手段へのデータ書込手段を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、初期設定手段に含まれるデータ書込手段により、モータドライバ回路に接続された記憶手段に算出したデータを書き込むようにすることにより、更にモータ組立工程における、初期設定時間が短縮されるようになる。
【0010】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載のステッパモータの初期設定装置は、請求項1記載の初期設定装置において、前記シフトステップ番号を表示するシフトステップ表示部を更に有することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、シフトステップ番号を表示するシフトステップ表示部を更に有するので、書き込みデータを確認しながら初期設定ができるようになる。したがって、確実に初期設定ができるようになる。また、シフトステップ番号が表示されるので、モータ組立工程における製品品質の確認にも利用できる。例えば、正確な初期設定が終了したかどうかを検査するのにも利用できるようになる。
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載のステッパモータの初期設定装置は、請求項3記載の初期設定装置において、前記ステッパモータは、複数個であり、複数のステッパモータに対応して算出された前記シフトステップ番号を、前記記憶手段に割り付けられたデータの保管場所に対応づけて整列させる整列手段を更に有することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、本発明は、複数個のステッパモータを使用する際、きわめて有効になる。すなわち、整列手段により、各ステッパモータに対応したシフトステップ番号を記憶手段に割り付けられたデータの保管場所に対応づけて整列させるようにしたので、一度にデータ書き込みができるようになり、複数個のステッパモータを使用する際の初期設定時間、特に書き込み工程に要する時間が大幅に短縮される。
【0014】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載のステッパモータの初期設定装置は、請求項1〜4いずれか記載のステッパモータの初期設定装置において、前記ロータは、N極及びS極が交互に均等に着磁された5磁極対であり、前記励磁信号は、正弦波形に基づいて生成され、均等に割りあてられた32の励磁ステップから構成されることを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明によれば、ロータはN極及びS極が交互に均等に着磁された5磁極対であり、励磁信号は、均等に割りあてられた32の励磁ステップから構成される。このようにすることにより、滑らかにロータ制御ができるようになる。
【0016】
上記課題を解決するためになされた請求項6記載のステッパモータの初期設定方法は、ステッパモータのロータに連動するストッパ片を固定ストッパで定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号を前記ロータを回転させるためのコイルに供給する第1工程と、前記ロータの回転方向が、前記第1の回転方向から、この第1の回転方向とは逆方向である第2の回転方向に変化した時の前記励磁ステップである跳ね返りステップ番号を取得する第2工程と、前記跳ね返りステップ番号から前記1電気サイクルの半分のサイクルに対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出する第3工程と、前記シフトステップ番号を前記ストッパ片が前記固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号を前記コイルに印加するように初期設定する第4工程とを有することを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、第1工程では、ステッパモータのロータに連動するストッパ片を固定ストッパで定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号をロータを回転させるためのコイルに供給する。第2工程では、ロータの回転方向が、第1の回転方向から、この第1の回転方向とは逆方向である第2の回転方向に変化した時の励磁ステップである跳ね返りステップ番号を入力する。第3工程では、跳ね返りステップ番号から1電気サイクルの半分のサイクルに対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出する。第4工程では、上記シフトステップ番号をストッパ片が固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号をコイルに印加するように初期設定する。これにより、初期設定のガイドラインとなる指標が明確になり、容易且つ確実に初期設定が行えるようになる。
【0018】
上記課題を解決するためになされた請求項7記載のステッパモータの初期設定方法は、請求項6記載のステッパモータの初期設定方法において、前記第4工程は、前記ステッパモータを駆動させるモータドライバ回路に接続された記憶手段へのデータ書き込み工程を含むことを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、第4工程に含まれるデータ書き込み工程により、モータドライバ回路に接続された記憶手段に、算出したデータを書き込むようにすることにより、更にモータ組立工程における、初期設定時間が短縮されるようになる。
【0020】
上記課題を解決するためになされた請求項8記載のステッパモータの初期設定方法は、請求項6記載のステッパモータの初期設定方法において、前記シフトステップ番号を表示する第5工程を更に有することを特徴とする。
【0021】
請求項8記載の発明によれば、シフトステップ番号を表示するシフトステップ表示部を更に有するので、書き込みデータを確認しながら初期設定ができるようになる。したがって、確実に初期設定ができるようになる。また、シフトステップ番号が表示されるので、モータ組立工程における製品品質の確認にも利用できる。例えば、正確な初期設定が終了したかどうかを検査するのにも利用できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を用いて、本発明が適用される装置に関して説明する。図1は、本発明が適用される装置全体を示す概要図である。
【0023】
図1において、ステッパモータを駆動するモータドライバ1は、駆動コイルC1及びC2にロータ2を回転駆動するための励磁信号を供給する。この励磁信号は、後述するが、基本的にSIN及びCOS波形に基づいて生成された、均等に割り当てられた32の励磁ステップから構成されるものである。モータドライバ1は、このモータドライバ1の基本機能である後述するフィルタ処理やデータ変換等を行うCPUを含んで構成されるので、以後の説明では、モータドライバ1をドライバCPU又は単にCPUとして説明することもある。
【0024】
相互に90度の角度をもって配設された駆動コイルC1及びC2に、回転駆動されるロータ2は、ここでは、N極及びS極が交互に均等に着磁された5磁極対であるとする。ロータ2は、中間ギア3及び出力ギア4に連結されている。出力ギア4には、指針又はストッパ片5が設けられている。
【0025】
この指針又はストッパ片5は、固定ストッパ6で定められる点をゼロ点として、励磁信号に応じたロータ2の回転に連動して回転移動し、図示しない所定の目盛りを指示したりする。例えば、増速時には、指針又はストッパ片5は、矢印で示すように時計回りに回転移動し、逆に、減速時又はゼロ戻し時にはこの矢印とは反対方向の半時計回りに回転移動する。
【0026】
また、モータドライバ1は、I/F81及びI/F91を介して、それぞれイグニッションスイッチ8(IGN8)及びスピードセンサ9に接続されている。モータドライバ1は、IGN8のIGNオン又はオフに応答して、上記指針又はストッパ片5を零点に戻すための励磁信号を生成してコイルC1及びC2に供給する。更に、モータドライバ1は、スピードセンサ9から送出される車速に応じたセンサ出力(スピードパルス)を受け、指針又はストッパ片5を車速に応じた量だけ移動させるための励磁信号を生成して、コイルC1及びC2に供給する。
【0027】
更に、モータドライバ1は、車載バッテリから電源7が供給されている。モータドライバ1は、この電源7がオンになったタイミングで、上記指針又はストッパ片5を零点に戻すための励磁信号を生成してコイルC1及びC2に供給するようにしてもよい。
【0028】
また更に、モータドライバ1は、E2PROM10が接続されている。このE2PROM10は、書き換え可能な記憶手段であり、上記指針又はストッパ片5が固定ストッパ6に当接するタイミングと後述する励磁信号の安定ステップとの対応関係を示すデータ等を格納する。このE2PROM10は、後述の初期設定装置等の書込装置により、電気的に格納するデータを書き換えることができる。
【0029】
更にまた、モータドライバ1は、後述の初期設定装置と接続される接続端子DRXを有している。この接続端子DRXを介して、モータドライバ1は、初期設定装置から初期設定用のデータステップからなる励磁信号又は指令信号を受け、コイルC1及びC2に初期設定用のデータステップからなる励磁信号を供給する。
【0030】
なお、この例では、モータドライバ1は、スピードメータに対応する1種類のモータ素子又は部品(参照番号C1、C2、2、3、4、5及び6)のみ制御するように記載しているが、時分割制御等によってスピードメータの他にタコメータ、燃料計、温度計等も制御できるようにしてもよい。
【0031】
上記モータドライバ1は、1次フィルタ11、2次フィルタ12、3次フィルタ13、SIN/COSテーブル14、出力回路15、スピードフィルタ16、レジスタ17及びROM18を含んで構成される。このモータドライバ1は、基本的にCPUによって構成され、ステッパモータを駆動する励磁信号を生成する。
【0032】
上記1次フィルタ11は、モータの最大回転速度を制御するもので、指針制御信号(又は角度データ)の変化量に応じた所定値を加減算することによって、指針制御信号にフィルタ処理をする。2次フィルタ12は、1次フィルタ11のフィルタ処理結果に所定時間毎に加重平均処理をしてデータ変化量を平滑化する。3次フィルタ13は、2次フィルタ12のフィルタ処理結果に更に所定時間毎にステッパモータが脱調しないように加重平均処理をして、SIN/COSテーブル14に供給する。
【0033】
なお、このテーブル14中に記載されているS0、S4、S8、S12、S16、S20、S24及びS28は、上記励磁信号を構成する32のステップのうちの4ステップ毎のステップ番号を示すものである。4ステップ毎のステップ間には、更にステップが存在するが、例えば、S0とS4の間には、S2及びS3が存在するが、ここでは説明を簡単にするため省略している。各ステップに対応するロータ2の回転パターンは、図5を用いて後述する。
【0034】
SIN/COSテーブル14は、上記3次フィルタ13からのフィルタ処理結果を受け、マイクロステップの励磁信号に相当するSIN/COSデータを生成する。出力回路15は、SIN/COSテーブル14からのSIN/COSデータに基づき、ロータ2を回転させるため、コイルC1及びC2に供給される励磁信号を所定電圧値として出力する。
【0035】
スピードフィルタ16は、上述したスピードセンサ9から供給されるスピードパルスをそれに相当する角度データに変換して、上記1次フィルタ11に出力する。レジスタ17は、励磁信号生成の過程でE2PROM10から転送されるモータの安定ポジションデータを一時的に格納するものである。ROM18は、ゼロ戻し処理時に生成する励磁信号の目標角度データ等、CPUの処理に必要なデータを格納している。
【0036】
次に図2を用いて、本発明の一実施形態について説明する。図2(A)及び(B)は共に、本発明の一実施形態を示すブロック図である。特に、図2(A)は初期設定装置20の概要を示すブロック図、図2(B)は、図2(A)の表示部の一例を示すブロック図である。
【0037】
図2(A)に示すように、初期設定装置20は、制御部201、シフトステップ表示部202、データステップ出力部203、跳ね返りステップ入力部204、及び書き込みデータ出力205を含んで構成される。
【0038】
制御部201は、ステッパモータのロータ2に連動する指針又はストッパ片5を固定ストッパ6で定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための32の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号を、モータドライバ1の接続端子DRX接続されるデータステップ出力部203を介して、モータドライバ1に供給する。このデータステップ出力部203は、E2PROM10との接続端子、接続線、インターフェース等を含んで構成される。上述の制御部201の機能及びデータステップ出力部203は、請求項記載の励磁信号供給手段及び第1工程に相当する。
【0039】
なお、制御部201は、データステップ出力部203を介して、上記モータドライバ1に指令信号を送り、上記モータドライバ1に含まれる各フィルタ、テーブル、出力回路を利用して、上述と同様、ステッパモータのロータ2に連動する指針又はストッパ片5を固定ストッパ6で定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための励磁信号を生成させるようにしてもよい。
またなお、図示していないが上記励磁信号又は指令信号の送出指令をするスイッチが制御部201に接続されている。
【0040】
跳ね返りステップ入力部204は、請求項記載の跳ね返りステップ入力手段(及び第2工程)に相当し、ロータの回転方向が、ゼロ点に向かう方向(請求項記載の第1の回転方向)から、これとは逆方向に変化した時のステップ番号(跳ね返りステップ番号)を入力するものである。この跳ね返りステップ入力部204は、例えば、プッシュスイッチを利用して、ロータに連動する指針の跳ね上がりを目視で確認した時に、スイッチが押下されることによって、このときのステップ番号が上記跳ね返りステップ番号として、上記励磁信号供給手段から取得され、後述の制御部201のシフトステップ算出手段に入力されるようにすればよい。
【0041】
上記制御部201は、請求項記載のシフトステップ算出手段(及び第3工程)を有し、この算出手段では、跳ね返りステップ入力手段からの上記跳ね返りステップ番号から1電気サイクルの半分のサイクル(1電気サイクルを360度とした時の180度に相当する励磁ステップ数)に対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出し、シフトステップ表示部202に供給する。このシフト値の根拠は、図5を用いて後述する。
【0042】
上記制御部201のシフトステップ算出手段により算出されたシフトステップ番号を受けて、シフトステップ表示部202は、シフトステップ番号を表示する。表示部202は、例えば、LEDを用いて表示され、この表示部202の表示例は、図2(B)に示される。図2(B)に示す表示例では、モータドライバに、上記データステップを送信させ、上記跳ね返りステップ番号を入力した時、1電気サイクルで180度ずれた値(シフトステップ番号)は、励磁ステップ16であることを示している。このシフトステップ表示部202は、請求項記載のシフトステップ表示手段及び第5工程に相当する。
【0043】
上述のように、シフトステップ番号が表示されるので、書き込みデータを確認しながら初期設定ができるようになる。したがって、確実に初期設定ができるようになる。また、シフトステップ番号が表示されるので、モータ組立工程における製品品質の確認にも利用できる。例えば、正確な初期設定が終了したかどうかを検査するのにも利用できるようになる。
【0044】
書き込みデータ出力205は、上記シフトステップ算出手段で算出された上記シフトステップ番号に基づくデータを、制御部201の制御により、モータドライバ1に接続されたE2PROM10へのデータ書込をするため、E2PROM10のデータ書込端子に接続される接続端子、接続線、インターフェース等を含んで構成される。また、図示していないが、上記書き込み開始を指令するスイッチが制御部201に接続されている。
このE2PROM10に格納されるデータに基づいてモータドライバ1は、ストッパ片5が固定ストッパ6に当接したタイミングに安定ステップを同期させて、励磁信号をコイルC1及びC2に印加することになる。上述の制御部201の機能及び書き込みデータ出力205は、請求項記載の初期設定手段及び第4工程に相当する。
【0045】
上述のようにモータドライバ1に接続されたE2PROM10に、算出したデータを書き込むようにすることにより、更にモータ組立工程における、初期設定時間が短縮されるようになる。
【0046】
更に、図3を用いて、上記制御部201が行うデータ処理の過程で生成されるデータの一例について説明する。図3(A)及び(B)は共に、本発明の一実施形態のデータ処理の過程で生成されるデータの一例を示す説明図である。
【0047】
図3(A)において、モータドライバ1に図中のデータステップで示すステップ番号を送った時の、各データステップ番号にそれぞれ対応するシフトシフトステップ番号である表示データを示す。上述したように、1電気サイクルは均等に割りあてられた32の励磁ステップから構成されるので、例えば、データステップ0に対して表示データは1電気サイクルで180度ずれた16となる。同様に、データステップ28、24、20、16、12、8及び4には、表示データ12、8、4、0、28、24及び20が対応する。例えば、組立工程において、指針がデータステップ0で跳ね返った場合、表示データは16になるので、そのモータの安定ステップは16になることがわかる。
なお、本例では、上記4ステップ毎にデータを生成するようにしているが、これを2ステップ毎、或いは1ステップ毎等にしてもよい。
【0048】
上述したように、モータドライバ1はスピードメータ(SPEED)の他にタコメータ(THCHO)、燃料計(TANK)、温度計(TEMP)を制御する場合、E2PROM10には、各メータに対応する各安定ステップデータに関するデータが格納されている。E2PROM10にはSPEED、THCHO、TANK及びTEMPの順でデータを格納しているものとする。
【0049】
そこで、上記制御部201は、上記各メータ用の複数のステッパモータに対応して算出された上記シフトステップ番号を、E2PROM10における格納順序に対応づけて、図3(B)に示すように、整列させる。このように各ステッパモータに対応したシフトステップ番号を記憶手段に割り付けられたデータの保管場所に対応づけて整列させるようにしたので、一度にデータ書き込みができるようになり、複数個のステッパモータを使用する際の初期設定時間、特に書き込み工程に要する時間が大幅に短縮される。
なお、ここで示す制御部201の機能は、請求項記載の整列手段に相当する。
【0050】
最後に、図4及び図5を用いて、本実施形態で用いられる励磁信号の波形例及び励磁ステップとロータの回転パターンとの関係、及び上記シフト値の根拠について説明する。
【0051】
ここで示す例では、ロータは、N極及びS極が交互に均等に着磁された5磁極対であり、励磁信号は、均等に割りあてられた32の励磁ステップから構成されるものと想定する。このようにすることにより、滑らかにロータ制御ができるようになる。
【0052】
図4(A)及び図4(B)は、図1に示すコイルC1、C2に供給される励磁信号の波形の例を示す。
【0053】
コイルC1、C2に供給される2相の励磁信号は、相互に90度の位相差を有する2相の正弦波に基づいている。この図4(A)及び図4(B)に示すように、1電気サイクル(又は1サイクルと記載)が32の励磁ステップで構成される2相の励磁信号が上記モータドライバ1から出力され、コイルC1、C2に供給される。コイルC1、C2に、図4(A)及び図4(B)のうちのいずれの相の励磁信号が供給されるかは、ロータ2に対するコイルC1、C2の配置、ロータの回転方向等を考慮して決められる。
例えば、増速時には、図4(A)及び図4(B)に示す波形の励磁信号を図中、左から右に進む方向に各コイルに供給し、減速時又はゼロ戻し時にはこれとは逆方向に供給する。
【0054】
図5は、本発明の一実施形態で用いられる励磁ステップとロータの回転パターンとの関係を示す図である。この図に示す例は、正常なゼロ戻し時(上記ゼロ点に指針又はストッパ片を戻す時)にロータが、図中、矢印で示す方向に徐々に回転するものと想定している。
【0055】
説明を簡単にするために、上記励磁信号を構成する32のステップのうちの4ステップ毎のステップ番号に対応するロータの回転パターンのみを示している。この図の四角形で囲まれた参照番号S0、S28、S24、S20、S16、S12、S8、及びS4は、4ステップ毎のステップ番号を示す。実際には、励磁信号の1サイクルは、S0、S31、S30、S29、S28、S27、S26、S25、S24、S23、S22、S21、S20、S19、S18、S17、S16、S15、S14、S13、S12、S11、S10、S9、S8、S7、S6、S5、S4、S3、S2及びS1からなる均等に割り当てられた32のステップで構成されているので、例えば、S0とS28との間には、S31、S30及びS29が存在する。図に示す他のステップ間も同様である。
なお、この例では、ゼロ戻し時を想定しているので、ステップ番号は降べきの順に記載している。
【0056】
ロータも同様に、この図に示す8つの回転パターンの間に徐々に角度変移する回転パターンが存在し、上記S0〜S1の32のステップにそれぞれ対応する回転パターンを有する。括弧内に示す数字は、上記各ステップに対応したロータの回転角を示す。この例では、ロータの時計回りを正転方向とし、ゼロ戻し時には、図中、矢印で示す半時計回りにロータが回転すると想定しているので、括弧内に示す数字にはマイナス(−)を付す。
【0057】
正常時には、図に示すS0に示すロータの回転パターンに、図1で示したロータに連動する指針又はストッパ片5が固定ストッパ6に当接するように設定されている。このようなS0が、上述してきた安定ステップに相当する。
【0058】
ロータを駆動するコイルに印加される励磁信号がS0、S28、S24、…、と移行するに応じて、正常時には、ロータはこの図に示すように4ステップで9度ずつ矢印方向に回転していく。上述したように、実際には、励磁信号の1サイクルは、32のステップで構成されているので、例えば、S0とS28との間には、S31、S30及びS29が存在する。図に示す他のステップ間も同様である。したがって、ロータもこの図に示す回転パターンの間に存在する回転パターンを徐々に取りながら、図に示すような4ステップ毎の回転パターンになる。
【0059】
ロータが上記のように10極で、ギアレシオが36:1の場合、1サイクルで出力ギアが2度回転することになる。1サイクルは、32の均等なステップで構成されているので、1ステップで出力ギアは、0.0625度回転することになる。
【0060】
ところで、S0でコイルに印加される励磁信号を構成する2相の波形のCOS値をそれぞれ1及び0とし、その時の図に示すロータの回転パターンに連動して指針又はストッパ片5が固定ストッパ6に当接しているとして、この当接後も励磁信号をS0、…、S28、…、S24、…、と印加し続けていくと、ロータは、指針又はストッパ片5の固定ストッパ当接によって矢印方向に回転できないが、安定ステップS0から半電気サイクルだけシフトしたS16に到達すると矢印方向とは逆方向に回転し始める。
【0061】
すなわち、本実施形態は、ロータの回転方向が逆転するステップから半電気サイクル(180度)だけシフトしたステップは安定ステップである、逆に言えば、安定ステップから半電気サイクルだけシフトしたステップでロータの回転方向は逆転するという現象を利用して、指針又はストッパ片5が固定ストッパ6に当接した際のロータの回転パターンと、この時に印加する励磁信号の安定ステップとの同期を取って、初期設定している。
【0062】
以上説明したように、本実施形態によれば、跳ね返りステップから1電気サイクルの半分のサイクルだけ、シフトしたステップをストッパ片が固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号をコイルに印加するように初期設定する。跳ね返りステップでは、ステッパモータのロータの回転方向が逆転するので、このステップは検知しやすく、この跳ね返りステップさえ検知すれば、初期設定位置は上記のようにシフトさせるだけでよい。したがって、初期設定のガイドラインとなる指標が明確になり、容易且つ確実に初期設定が行えるようになる。この結果、モータ組立工程において、初期設定時間が大幅に短縮され、高精度の初期設定が可能になる。
【0063】
なお、ゼロ戻し時のロータの回転方向は本実施形態に示した方向に限定するものではない。コイルC1及びC2の配極変更、ストッパの位置変更等も可能である。例えば、ゼロ位置検出時のみに出現するストッパにより定められる位置を上記ゼロ位置としてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、跳ね返りステップから1電気サイクルの半分のサイクル(1電気サイクルを360度とした時の180度に相当する励磁ステップ数)だけ、シフトしたステップをストッパ片が固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号をコイルに印加するように初期設定する。跳ね返りステップでは、ステッパモータのロータの回転方向が逆転するので、このステップは検知しやすく、この跳ね返りステップさえ検知すれば、初期設定位置は上記のようにシフトさせるだけでよい。したがって、初期設定のガイドラインとなる指標が明確になり、容易且つ確実に初期設定が行えるようになる。この結果、モータ組立工程において、初期設定時間が大幅に短縮され、高精度の初期設定が可能になる。
【0065】
請求項2記載の発明によれば、初期設定手段に含まれるデータ書込手段により、モータドライバ回路に接続された記憶手段に算出したデータを書き込むようにすることにより、更にモータ組立工程における、初期設定時間が短縮されるようになる。
【0066】
請求項3記載の発明によれば、シフトステップ番号を表示するシフトステップ表示部を更に有するので、書き込みデータを確認しながら初期設定ができるようになる。したがって、確実に初期設定ができるようになる。また、シフトステップ番号が表示されるので、モータ組立工程における製品品質の確認にも利用できる。例えば、正確な初期設定が終了したかどうかを検査するのにも利用できるようになる。
【0067】
請求項4記載の発明によれば、複数個のステッパモータを使用する際、きわめて有効になる。すなわち、整列手段により、各ステッパモータに対応したシフトステップ番号を記憶手段に割り付けられたデータの保管場所に対応づけて整列させるようにしたので、一度にデータ書き込みができるようになり、複数個のステッパモータを使用する際の初期設定時間、特に書き込み工程に要する時間が大幅に短縮される。
【0068】
請求項5記載の発明によれば、ロータはN極及びS極が交互に均等に着磁された5磁極対であり、励磁信号は、均等に割りあてられた32の励磁ステップから構成される。このようにすることにより、滑らかにロータ制御ができるようになる。
【0069】
請求項6記載の発明によれば、跳ね返りステップから1電気サイクルの半分のサイクルだけ、シフトしたステップをストッパ片が固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号をコイルに印加するように初期設定する。跳ね返りステップでは、ステッパモータのロータの回転方向が逆転するので、このステップは検知しやすく、この跳ね返りステップさえ検知すれば、初期設定位置は上記のようにシフトさせるだけでよい。したがって、初期設定のガイドラインとなる指標が明確になり、容易且つ確実に初期設定が行えるようになる。この結果、モータ組立工程において、初期設定時間が大幅に短縮され、高精度の初期設定が可能になる。
【0070】
請求項7記載の発明によれば、第4工程に含まれるデータ書き込み工程により、モータドライバ回路に接続された記憶手段に、算出したデータを書き込むようにすることにより、更にモータ組立工程における、初期設定時間が短縮されるようになる。
【0071】
請求項8記載の発明によれば、シフトステップ番号を表示する第5工程を更に有するので、書き込みデータを確認しながら初期設定ができるようになる。したがって、確実に初期設定ができるようになる。また、シフトステップ番号が表示されるので、モータ組立工程における製品品質の確認にも利用できる。例えば、正確な初期設定が終了したかどうかを検査するのにも利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される装置全体を示す概要図である。
【図2】図2(A)及び(B)は共に、本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】図3(A)及び(B)は共に、本発明の一実施形態のデータ処理の過程で生成されるデータの一例を示す説明図である。
【図4】図4(A)及び(B)は共に、本発明の一実施形態で用いられる励磁信号の波形の一例を示す波形図である。
【図5】本発明の一実施形態で用いられる励磁ステップとロータの回転パターンとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 モータドライバ
2 ロータ
3 中間ギア
4 出力ギア
5 指針又はストッパ片
6 固定ストッパ
7 電源
8 イグニッションスイッチ
9 スピードセンサ
10 E2PROM
11 1次フィルタ
12 2次フィルタ
13 3次フィルタ
14 SIN/COSテーブル
15 出力回路
16 スピードフィルタ
17 レジスタ
20 初期設定装置
81、91 I/F
201 制御部
202 シフトステップ表示部
203 データステップ出力部
204 跳ね返りステップ入力
205 書込データ出力部
Claims (8)
- ステッパモータのロータに連動するストッパ片を固定ストッパで定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号を前記ロータを回転させるためのコイルに供給する励磁信号供給手段と、
前記ロータの回転方向が、前記第1の回転方向から、この第1の回転方向とは逆方向である第2の回転方向に変化した時の前記励磁ステップである跳ね返りステップ番号を入力する跳ね返りステップ入力手段と、
前記跳ね返りステップ番号から前記1電気サイクルの半分のサイクルに対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出するシフトステップ算出手段と、
前記シフトステップ番号を前記ストッパ片が前記固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号を前記コイルに印加するように初期設定する初期設定手段と、
を有することを特徴とするステッパモータの初期設定装置。 - 請求項1記載のステッパモータの初期設定装置において、
前記初期設定手段は、前記ステッパモータを駆動させるモータドライバ回路に接続された記憶手段へのデータ書込手段
を含むことを特徴とするステッパモータの初期設定装置。 - 請求項1記載のステッパモータの初期設定装置において、
前記シフトステップ番号を表示するシフトステップ表示部
を更に有することを特徴とする初期設定装置。 - 請求項3記載のステッパモータの初期設定装置において、
前記ステッパモータは、複数個であり、
複数のステッパモータに対応して算出された前記シフトステップ番号を、前記記憶手段に割り付けられたデータの保管場所に対応づけて整列させる整列手段
を更に有することを特徴とするステッパモータの初期設定装置。 - 請求項1〜4いずれか記載のステッパモータの初期設定装置において、
前記ロータは、N極及びS極が交互に均等に着磁された5磁極対であり、
前記励磁信号は、正弦波形に基づいて生成され、均等に割りあてられた32の励磁ステップ
から構成されることを特徴とするステッパモータの初期設定装置。 - ステッパモータのロータに連動するストッパ片を固定ストッパで定められたゼロ点に向かう方向に移動させるための複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される励磁信号を前記ロータを回転させるためのコイルに供給する第1工程と、
前記ロータの回転方向が、前記第1の回転方向から、この第1の回転方向とは逆方向である第2の回転方向に変化した時の前記励磁ステップである跳ね返りステップ番号を取得する第2工程と、
前記跳ね返りステップ番号から前記1電気サイクルの半分のサイクルに対応する励磁ステップ数だけシフトしたシフトステップ番号を算出する第3工程と、
前記シフトステップ番号を前記ストッパ片が前記固定ストッパに当接したタイミングに同期させて、励磁信号を前記コイルに印加するように初期設定する第4工程と、
を有することを特徴とするステッパモータの初期設定方法。 - 請求項6記載のステッパモータの初期設定方法において、
前記第4工程は、前記ステッパモータを駆動させるモータドライバ回路に接続された記憶手段へのデータ書き込み工程を含む
ことを特徴とするステッパモータの初期設定方法。 - 請求項6記載のステッパモータの初期設定方法において、
前記シフトステップ番号を表示する第5工程
を更に有することを特徴とするステッパモータの初期設定方法。
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