JP3624814B2 - 空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置に関し、特に、空気吹出口の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば天井埋込型やダクト方式の空気調和装置には、空気吹出口に、空調空気の吹き出し方向を上下に変更可能な水平羽根が設けられている。そして、この水平羽根により空調空気の吹き出し方向を暖房運転時には相対的に下向きにする一方、冷房運転時には天井面に対し平行に近くなるよう相対的に上向きにすることで(いわゆる水平吹き出し)、各運転状態において室内の温度分布の均一化を図り、空調効率を高めるようにしている。
【0003】
ところが、上記の水平吹き出し状態では、吹き出される空調空気中に含まれる微粒子状の塵埃や室内の空気中に含まれる塵埃が天井面に付着して、該天井面が部分的に汚れてしまうことがある。詳しくは、図10に示すように空気調和装置を水平方向から見たとき、水平吹き出し状態で空気吹出口(a) から吹き出された気流は、その流れに沿って見て略V字状になる。ここで、空気吹出口(a) の長手方向中央部分では空気の吹き出し流速が速いため、負圧が強くなるが、流速が速くて強い気流であるために空気は吹出口の近くで天井面(b) には付着しない。
【0004】
一方、空気吹出口(a) の端部からの空気は吹き出し流速が遅いため、中央部の負圧に引っ張られて、吹出口(a) に近いところで天井面(b) に付着する。そして、このとき空気吹出口(a) の端部から吹き出される遅い気流中の塵埃(空気吹出口(a) の端部からの遅い気流の中に含まれる塵埃と、遅い気流が室内の塵埃を巻き込んだものを含む)が天井面(b) に付着する。このため、天井汚れは、空気吹出口(a) から遠くなるにつれて空気吹出口(a) の両端部から中央部に向かうように、ほぼV字状でかつ空気吹出口(a) の両側部に近接した領域(D) (図2参照)に多く分布する。
【0005】
このような汚れを回避するために、特開平3−160266号公報には、水平羽根に、吹き出し方向を天井面側に移行させる補助フィンを着脱自在に設け、この補助フィンを天井汚れの発生し易さに応じて着脱する技術が提案されている。この公報に記載の空気調和装置では、例えば、室内空気に塵埃が多くて天井汚れの発生し易い環境や、或いは病院のように特に汚れ防止の要求が高い場所では補助フィンを外して、水平羽根を下向きにする一方、天井汚れが発生し難い環境や汚れ防止の要求の低い場所では補助フィンを取付けて、水平吹き出しを行えるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例のような補助フィンを設けたとしても、この補助フィンは天井汚れの発生し易い環境等では外さざるを得ず、結局、このときには空気吹出口から空調空気が常に下向きに吹き出されることになるので、本来、水平吹き出しを行うべき冷房運転時において空調効率の低下を招くばかりでなく、冷風が室内の人に直接吹付けられることによる違和感(いわゆるドラフト感)の問題も生じる。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、空気吹出口の構造を改良することにより、水平羽根による水平吹き出しを可能としながら、天井面の汚れも防止できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、空気吹出口の長手方向両側部分からの空調空気の吹き出し方向が、長手方向中央部分における吹き出し方向よりも下向きになるように、空気吹出口の形状を改良したものである。
【0009】
具体的に、本発明が講じた解決手段は、天井面(70)から室内空間に向かって空調空気を吹き出す空気吹出口(16)を備え、該空気吹出口(16)に、空調空気の吹き出し方向を調整する水平羽根(18)が設けられた空気調和装置の化粧パネル及び吹出口ユニットと、上記化粧パネル(14)が天井面に沿って取り付けられる空気調和装置と、上記吹出口ユニット(51)が天井面に取り付けられるとともに送風ダクト(52)を介して空気調和装置本体(53)に接続される空気調和装置を前提としている。
【0010】
そして、上記空気吹出口(16)は、長手方向略両端部(つまり、両端部周辺)が、長手方向中央部よりも空調空気を下向きに吹き出すように構成されている。例えば、吹き出し角度そのものを吹出口(16)の両端部と中央部で変えるだけでなく、水平羽根(18)の吹き出し方向外側よりも内側の吹き出し角度がもともと下向きに設定されているような場合には、空気吹出口(16)の両端部での下向きの風量を多くするようにしてもよい。
【0011】
上記構成において、空気吹出口(16)には、長手方向略両端部に、空調空気を長手方向中央部よりも下向きに吹き出すように案内するガイド面(16b-s) を設けることができる。
【0012】
また、上記構成においては、空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) を、該空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向略両端部に形成し、該空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向略両端部(16b-s) と天井面(70)とのなす角度を、空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) と天井面(70)とのなす角度よりも大きくなるように構成することができる。
【0013】
さらに、上記構成において、空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の上面となる側に対応する側壁(16a,16b) に形成することができる。
【0014】
また、空気吹出口(16)のガイド面は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の下面となる側に対応する側壁(16c,16d) により構成することもできる。なお、この場合、側壁(16c,16d) の角度を長手方向略両端部と中央部で異なるようにするだけでなく、空気吹出口(16)の開口広さを長手方向中央部よりも両端部側で広くなるようにして、下向きの風量を多くするようにしてもよい。つまり、空気吹出口(16)の長手方向略両端部で空調空気を長手方向中央部よりも下向きに吹き出すように案内するガイド面を、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の下面となる側に対応する側壁(16c,16d) により構成する場合は、一般に天井面(70)に対する該側壁(16c,16d) の角度がもともと比較的大きく設定されるため、空気吹出口(16)の開口広さを長手方向中央部よりも両端部側で広くなるようにしても両端部での下向きの風量を多くすることができる。
【0015】
以上のように構成すれば、空気吹出口(16)から室内に向かって空調空気が吹き出されるとき、冷房運転時には、吹き出し流速が比較的速い空気吹出口(16)の中央部分で空調空気をほぼ水平に近い方向へ案内しながら、吹き出し流速が比較的遅い空気吹出口(16)の長手方向両端部では、空調空気は長手方向中央部よりも下向きに吹き出される。このため、空気吹出口(16)の両端部において、吹き出し初速度の遅い空調空気が天井面に沿って流れる流量が少なくなる。また、暖房運転時には、水平羽根(18)を下向きに調整することにより、空調空気は空気吹出口(16)の全体から室内へ下向きに吹き出される。
【0016】
特に、空気吹出口(16)の長手方向略両端部にガイド面(16b-s) を設けて、このガイド面(16b-s) を、空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の両端部の角度を規制したものとすれば、簡単な構成でありながら、空気吹出口(16)の両端部での下方吹き出しが確実に行われる。
【0017】
また、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の上面となる側に対応する側壁(16a,16b) に角度を規制したガイド面(16b-s) を設けると、空気吹出口(16)の両端部において水平羽根(18)にガイド面(16b-s) が接近して両者の間隔が狭くなることで、空調空気が確実に中央部よりも下向きに吹き出される。また、このように水平羽根(18)とガイド面(16b-s) との間隔が狭くなることにより、空気吹出口(16)の両端部から吹き出される空気の流量も低減される。
【0018】
逆に、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の下面となる側に対応する側壁(16c,16d) に角度を規制したガイド面を設けると、空気吹出口(16)の両端部において水平羽根(18)とこの側壁(16c,16d) のガイド面との間隔が広くなることで、空調空気が確実に中央部よりも下向きに吹き出される。
【0019】
また、上記構成において、空気吹出口(16)は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、ガイド面(16b-s) を有する側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) が、該水平羽根(18)に対応する傾斜となるように構成することが好ましい。さらに、ガイド面(16b-s) を有する空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)は、長手方向中央部(16b-c) から略両端部(16b-s) まで、天井面(70)とのなす角度が連続的に変化するように構成することができる。
【0020】
以上のように構成すると、冷房運転時などに水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、空気吹出口(16)から室内に向かって吹き出される空調空気は、空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) と水平羽根(18)との間を通って滑らかに向きが変えられて、天井面(70)とほぼ平行な方向に吹き出される。一方、このときにも空気吹出口(16)の両端部では、空調空気は室内に向かって下方へ吹き出される。
【0021】
また、上記構成において、水平羽根(18)は、長手方向略両端部の気流上流側端縁部において空調空気が通過するように構成することが好ましく、例えば、水平羽根(18)の一部を切り欠いて開口部(18c) を設けることができる。
【0022】
このように構成すれば、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、空気吹出口(16)の両端部の空気が、水平羽根(18)の開口部(18c) などを通過する。このため、空気吹出口(16)の中央部の空気が水平方向に吹き出されるのに対して、両端部の空気はより確実に下向きに吹き出される。
【0023】
また、本発明の空気調和装置においては、空気吹出口(16)の長手方向略両端部に、長手方向の開口長さが室内空間に面する部分で拡大する拡大部(16L) (図9参照)を有する場合、空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) を、空気吹出口(16)の拡大部(16L) にほぼ対応した領域に形成するとよい。
【0024】
このように空気吹出口(16)に拡大部(16L) がある場合、ガイド面(16b-s) を設けない場合には、空気通路(W) を下方へ流れて水平羽根(18)に当たった空調空気が長手方向中央部側から両端の拡大部(16L) に向かって流れた後、該空調空気がゆっくりと水平に近い方向に吹き出されてしまうが、拡大部(16L) にほぼ対応した領域にガイド面(16b-s) を設けておけば、空気吹出口(16)の両端からの空調空気は、ガイド面(16b-s) を設けない場合よりも下向きに吹き出される。
【0025】
【発明の効果】
上記解決手段によれば、空調空気の水平吹き出しが要求される冷房運転時に、空気吹出口(16)の長手方向中央部において空気を水平方向に吹き出しながら、長手方向両端部では空気の一部を下向きに吹き出すようにしたために、その長手方向両端部からの空気が天井面(70)に沿って流れにくくなる。したがって、天井面(70)の汚れを防止でき、しかも全体としては水平吹き出しを確保できる。このため、空気調和装置の運転状態に応じた吹き出し方向を確保しながら、天井面(70)の汚れの発生を回避することができる。
【0026】
また、空気吹出口(16)の長手方向略両端部のガイド面(16b-s) を、空気吹出口(16)の両端部の側壁(16a,16b)(16c,16d)の角度を規制したものとすれば、空気吹出口(16)の両端部での下方吹き出しを確実に行って天井汚れを防止しながら、構成の簡素化を実現できる。
【0027】
さらに、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の上面となる側に対応する側壁(16a,16b) にガイド面(16b-s) を設けると、空気吹出口(16)の両端部において水平羽根(18)とガイド面(16b-s) との間隔が狭くなるために、空気吹出口(16)の両端部から吹き出される空気の流量も低減されることになり、空気吹出口(16)の両端部の空気が中央部の空気に巻き込まれにくくなるので、より確実に天井汚れを防止できる。
【0028】
逆に、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の下面となる側に対応する側壁(16c,16d) にガイド面を設けても、空気吹出口(16)の両端部から空調空気を下向きに吹き出すことが可能になるため、天井汚れを防止することが可能である。
【0029】
また、空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) が、水平吹き出し状態に設定した該水平羽根(18)に対応する傾斜となるように構成すると、空気吹出口(16)の中央部での水平吹き出しを確実に行いながらも、両端部を下吹き出しとしたことで天井汚れを防止できる。
【0030】
さらに、空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)を、長手方向中央部(16b-c) から略両端部(16b-s) まで、天井面(70)とのなす角度が連続的に変化するように構成すると、側壁(16b) の角度が滑らかに変化することになり、空気吹出口(16)をデザイン的に優れたものにすることができると共に、空気の吹き出し角度が急に変化する部分がないため、気流の乱れなども生じにくくなる。
【0031】
また、水平羽根(18)の長手方向略両端部の気流上流側端縁部に、空調空気の通過する開口部(18c) などを設けると、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、空気吹出口(16)の両端部の空気が開口部(18c) などを通過することで、空気吹出口(16)の中央部の空気が水平方向に吹き出されるのに対して、両端部の空気はより確実に下向きに吹き出されるので、天井汚れを確実に防止できる。
【0032】
また、空気吹出口(16)の長手方向の略端部に拡大部(16L) がある場合に、空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) を空気吹出口(16)の拡大部(16L) にほぼ対応した領域に形成すると、空気吹出口(16)の両端部から流出する空気が下向きに吹き出されやすくなるので、天井汚れの防止効果を高められる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0034】
図1は本実施形態に係る天井埋込型空気調和装置(1) の構成を示す縦断面図である。同図に示すように、この空気調和装置(1) はケーシング(10)内にファン(20)と熱交換器(30)とを収納してなり、天井板(天井面)(70)に開口する設置用開口(71)に埋め込まれて、天井裏空間に据え付けられている。
【0035】
上記ケーシング(10)は、下方に向かって開口する箱形の本体ケーシング(11)と、該本体ケーシング(11)の底面開口部を覆う化粧パネル(14)とによって構成され、図示しないが、吊り金具によって上方の梁等に吊り下げられて固定されている。詳しくは、上記本体ケーシング(11)は、正方形の四隅を面取り状に切り欠いて八角形状(図示せず)とした天板(12)と、該天板(12)の外縁部から下方へ延びる側板(13)とから構成されている。上記化粧パネル(14)は略正方形の板状で、上記本体ケーシング(11)の側板(13)の下端部に取付けられている。化粧パネル(14)は、周縁部が天井板(70)の下面に当接するように、該天井板(70)に沿って取り付けられている。
【0036】
また、空気調和装置(1) を天井に設置した状態の斜視図である図2にも示すように、上記化粧パネル(14)の略中央部には正方形状に開口するように空気吸込口(15)が形成されるとともに、該空気吸込口(15)の四辺のすぐ外側にそれぞれ沿うように細長い4つの空気吹出口(16)が形成されている。そして、上記空気吸込口(15)には、その全面に亘って室内空気に含まれる微粒子状の塵埃等の浮遊物を除去するためのエアフィルタ(17)が設けられ、そのエアフィルタ(17)の下面全体が格子状のフィルタカバーによって支持されている。
【0037】
化粧パネル(14)の空気吹出口(16)は、空気通路のパネル外周側(図の右側)の側壁である外側案内面(16a,16b) と、パネル内周側(図の左側)の側壁である内側案内面(16c,16d) との間に形成されている。この空気吹出口(16)の長手方向略両端部は、長手方向中央部よりも空調空気を下向きに吹き出すように構成されている。このため、空気吹出口(16)は、長手方向略両端部に、空調空気を長手方向中央部よりも下向きに吹き出すように案内するガイド面(16b-s) を備えている。空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) は、該空気吹出口(16)の一方の側壁(16a,16b) の長手方向略両端部により構成され、この側壁(16a,16b) の長手方向略両端部(16b-s) と天井面(70)とのなす角度が、該側壁(16a,16b) の長手方向中央部(16b-c) と天井面(70)とのなす角度よりも大きくなるように構成されている。
【0038】
具体的には、図3及び図4に拡大して示すように、まず、外側案内面(16a,16b) は、ほぼ鉛直下方に延びる第1外側案内面(16a) と、該第1外側案内面(16a) の下端から化粧パネル(14)の下面までパネル外周側に向かって斜め下方へ傾斜する第2外側案内面(16b) とから構成され、両外側案内面(16a,16b) は互いに滑らかに連接している。
【0039】
第2外側案内面(16b) は、空気吹出口(16)の長手方向の中央部分に位置する中央部(16b-c) が天井面(70)に対して比較的小さい角度(約30度)に設定される一方、空気吹出口(16)の長手方向の略両端部に位置する両端部(16b-s) が天井面(70)に対して比較的大きい角度(約60度)に設定されている。この天井面(70)に対する角度の大きな部分が上記ガイド面(16b-s) に構成されている。
【0040】
第2外側案内面(16b) は、中央部(16b-c) から両端部(16b-s) に向かって傾斜が徐々に変化し、天井面(70)とのなす角度が連続的に変化ている。そして、空気吹出口(16)を下方から見た斜視図である図5に示すように、第2外側案内面(16b) の下端縁(16b-e) は円弧状に形成されている。
【0041】
一方、図3及び図4に示すように、内側案内面(16c,16d) は、ほぼ鉛直下方に延びる第1内側案内面(16c) と、該第1内側案内面(16c) の下端からパネル外周側に向かって緩やかに斜め下方へ傾斜する第2内側案内面(16d) とから構成され、両内側案内面(16c,16d) が互いに滑らかに連接している。
【0042】
外側案内面(16a,16b) は化粧パネル(14)の外側部材(14a) に形成され、内側案内面(16c,16d) は化粧パネル(14)の内側部材(14b) に形成されている。空気吹出口(16)は、上述したように、これらの外側案内面(16a,16b) と内側案内面(16c,16d) との間に形成されている。そして、この空気吹出口(16)には、空調空気の吹き出し方向を上下に調整可能な水平羽根(18)が、外側部材(14a) の外側案内面(16a,16b) と内側部材(14b) の内側案内面(16c,16d) との間に配設されている。また、空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の上面となる側に位置している。
【0043】
上記水平羽根(18)は、図6に示すような長尺の板部材であり、その幅方向に亘って僅かに湾曲している。水平羽根(18)の長手方向両端部には、それぞれ、該水平羽根(18)の内面側に突出するアーム(18a,18a) が一体的に設けられ、該各アーム(18a) の端部には、それぞれ水平羽根(18)の長手方向に沿って外方へ延びる連結ピン(18b,18b) が形成されている。水平羽根(18)は、上記空気吹出口(16)に、この連結ピン(18b,18b) を中心として揺動可能に取り付けられている。具体的に、この水平羽根(18)は、図示しないモータによって該連結ピン(18b,18b) を回動中心として揺動可能に構成されている。以上の構成において、空調空気を最も下向きに吹き出させるときには、図4に示すように水平羽根(18)を下向きに設定する一方、いわゆる水平吹き出し状態とするときには、図3に示すように水平羽根(18)を上向きに設定する。
【0044】
水平羽根(18)の長手方向略両端部の気流上流側端縁部には、空調空気の通過する開口部として、切り欠き(18c) が形成されている。この切り欠き(18c) は、水平羽根(18)の長手方向長さの略4分の1の長さで、その長手方向略両端部の気流上流側端縁部に形成されている。この切り欠き(18c) を設けることにより、水平羽根(18)は、中央部(18d) に比べて両端部(18e) の幅が約3分の2程度に狭い形状に形成されている。水平羽根(18)の具体的な寸法は、例えば、全長を約480mm、幅(中央部(18d) の幅)を約37mmとして、両端部(18e) の幅を約25mm、切り欠き(18c) の長さを約120mmにすることができる。
【0045】
上記外側案内面(16a,16b) は、中央部分が水平羽根(18)の断面形状とほぼ同じように湾曲している(湾曲する形状に限らず、水平羽根(18)に概ね沿った形状であればよい)。つまり、空気吹出口(16)は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、長手方向中央部の側壁(16a,16b-c) が、該水平羽根(18)に対応した傾斜(水平羽根(18)と全体的にほぼ同じ傾斜)となるように構成されている。一方、上記内側案内面(16c,16d) は、全体的に、外側部材(14a) の外側案内面(16a,16b) よりも鉛直下方向に向かって延びるように形成されている。なお、この内側案内面(16c,16d) は、形状を任意に選択すればよい。
【0046】
そして、以上のような形状の互いに対向する2つの壁面(外側案内面(16a,16b) と内側案内面(16c,16d) )が、空気吹出口(16)の長手方向(紙面に直交する方向)の全長に亘って形成されていて、両壁面(16a,16b)(16c,16d)に挟まれた空気通路は、空気吹出口(16)に向かう空調空気の流れを整えながらその流れの向きを変更させる助走路の機能を有している。
【0047】
一方、上記ファン(20)は、本体ケーシング(11)の内部における略中央位置に設けられている。このファンは、シュラウド(21)とハブ(22)との間にブレード(23)が保持されたいわゆるターボファンである。このファン(20)のハブ(22)には、本体ケーシング(11)の天板(12)に取り付けられたファンモータ(25)の駆動軸(26)が挿入固定されていて、該ファンモータ(25)の駆動力によりファン(20)が回転駆動されることで、このファン(20)の下方から吸い込んだ空気を径方向側方に送り出すようになっている。また、ファン(20)の下方には、空気吸込口(15)からケーシング(10)内に流入した空気をファン(20)へと案内するベルマウス(27)が設けられている。
【0048】
上記熱交換器(30)は、互いに平行に設けられた多数のプレート状のフィン(31)と、該フィン(31)を貫通して設けられる伝熱管(32)とからなるいわゆるクロスフィン熱交換器である。この熱交換器(30)は、上記ファン(20)の周囲を囲うように平面視が矩形の筒状に構成され、図示しない冷媒配管を介して室外機に接続されている。該熱交換器(30)は、冷房運転時は蒸発器として、また暖房運転時は凝縮器として機能し、ファン(20)から送り出されてきた空気の温度状態を調節する。そして、この熱交換器(30)の下方にはドレン水を受けるドレンパン(33)が配設されている。
【0049】
以上の構成により、空気調和装置(1) の本体ケーシング(11)内には化粧パネル(14)の空気吸込口(15)からエアフィルタ(17)、ベルマウス(27)、ファン(20)及び熱交換器(30)を経て空気吹出口(16)に至る空気流通路(W) が形成されている。そして、空調運転時にファン(20)を駆動すると、空気吸込口(15)からエアフィルタ(17)を介してケーシング(10)内に取り込まれた室内空気がベルマウス(27)、ファン(20)及び熱交換器(30)の順に空気流通路(W) を流れ、該熱交換器(30)において冷媒との間で熱交換を行って温度調節(冷房運転にあっては冷却、暖房運転にあっては加熱)された後、空調空気として空気吹出口(16)から室内空間に吹き出されて、該室内空間の空気調和を行うようになっている。
【0050】
ここで、暖房運転時等のように空調空気を比較的下向きに吹き出させる要求があるときには、上記図4に示すように水平羽根(18)を略鉛直下向きにして、空調空気を空気吹出口(16)のパネル外周側の側壁(16a,16b) とパネル内周側の側壁(16c,16d) の間で水平羽根(18)に沿わせて、同図に矢印Sで示すように下向きに吹き出させる。
【0051】
一方、冷房運転時等にいわゆる水平吹き出し状態とするときには、上記図3に示すように、水平羽根(18)を上向きに回動させて、該水平羽根(18)の上面(18f) を、空気吹出口(16)の第2外側案内面(16b) の中央部(16b-c) と略平行にさせる。こうすることで、空調空気は、空気吹出口(16)の中央部では水平羽根(18)の中央部(18d) に沿うように湾曲して流れ、その流線の方向が大きくかつ滑らかに変化して、同図に矢印S1で示すように、空気吹出口(16)のパネル外周側の第2外側案内面(16b-c) と水平羽根(18)との間を通って、空気吹出口(16)から天井板(70)の下面に平行に近い角度(例えば、天井板(70)下面となす角度が略30°〜35°)で吹き出される。
【0052】
また、空気吹出口(16)の両端部では、空気流通路(W) を下向きに流れてきた空調空気の一部は矢印S1よりも下向きに、矢印S3の方向へ流れる。これは、空気吹出口(16)の両端部のガイド面(16b-s) と天井面(70)とのなす角度が大きく、水平羽根(18)がガイド面(16b-s) に接近して両者の間隔が狭くなっているためである。また、このように空気吹出口(16)の両端部では、水平羽根(18)とガイド面(16b-s) との間隔が狭くなっているため、矢印S3の方向へ流れる空気の流量も少なくなる。さらに、空気吹出口(16)の両端部において、空気流通路(W) を下向きに流れてきた空調空気の他の一部は、水平羽根(18)の両端部(18e) の切り欠き(18c) を通過して、図3に矢印S2で示すように下向きに吹き出される。以上のことから、空気吹出口(16)の両端部では、天井面(70)に沿って空気が流れにくくなる。
【0053】
したがって、従来から、例えば天井埋込型の空気調和装置において空気の吹き出し速度が低い部分(空気吹出口(16)の両端部分)では、空気流が天井板(70)の下面に付着し易いため、冷房運転時に水平羽根(18)により空調空気の吹き出し方向を相対的に上向けて、天井板(70)の下面に対し例えば30〜35°くらいにすると、空気流が天井板(70)の下面に沿って流れるようになり、図2に仮想線で示すような領域(D) に天井汚れが発生し、各空気吹出口ごとに天井汚れがほぼV字状に分布することになっていたが、この実施形態に係る空気調和装置(1) によれば、特に空調空気の水平吹き出しが要求される冷房運転時において、空気吹出口(16)の両端部分からの吹き出し空気が天井板(70)の下面に沿って流れにくくなるため、該空気吹出口(16)からの空調空気の吹き出し方向を空気吹出口の中央部で水平羽根(18)により天井板(70)下面に対し例えば30〜35°くらいまで近づけても、天井汚れの発生を防止することができる。
【0054】
したがって、この実施形態の空気調和装置(1) によれば、特に空調空気の水平吹き出しが要求される冷房運転時において、天井の汚れを防止しながら、空調空気の吹き出し方向を従来までと比べて水平方向に近づけることができ、これにより、空調効率を確保しかつ室内居住者の違和感(ドラフト感)を解消できる。
【0055】
また、本実施形態では、水平羽根(18)の切り欠き(18c) を、水平羽根(18)の両端部(18d) の約4分の1程度の領域にのみ形成しているので、天井汚れを防止しながら、全体としては十分に水平吹き出しを満足できる。
【0056】
【発明のその他の実施の形態】
尚、本発明は上記実施形態に限定されず、その他の種々の実施形態を包含するものである。
【0057】
例えば、上記実施形態では、空気吹出口(16)の外側案内面(16a,16b) の略両端部にのみガイド面(16b-s) を設けているが、内側案内面(16c,16d) の両端部の側壁も傾斜を変化させて、ガイド面の機能を持たせてもよい。例えば、空気吹出口(16)の内側案内面(16c,16d) の略両端部と天井面とのなす角度が、内側案内面(16c,16d) の中央部と天井面のなす角度よりも大きくなるようにして、内側案内面(16c,16d) の略両端部をガイド面としてもよい。このようにしても、空気吹出口(16)の両端部から空気を下向きに吹き出せるので、天井汚れを防止できる。
【0058】
また、上記実施形態では、空気吹出口(16)の外側案内面(16a,16b) を中央部と両端部とで角度が連続的に変化するようにしているが、段階的に変化するように構成するなど、他の態様も可能である。その場合、第2外側案内面(16b) や第2内側案内面(16d) の下端縁は円弧状でなく、台形状やその他の形状となってもよい。
【0059】
また、例えば、吹き出し角度そのものを吹出口(16)の両端部と中央部で変えるだけでなく、上記実施形態のように水平羽根(18)の吹き出し方向外側(外側案内面(16a,16b) 側)よりも吹き出し方向内側(内側案内面(16c,16d) 側)の吹き出し角度がもともと下向きに設定されているような場合には、空気吹出口(16)の両端部での下向きの風量を多くするようにしてもよい。つまり、内側案内面(16c,16d) の角度を長手方向略両端部と中央部で異なるようにするだけでなく、空気吹出口(16)の開口広さを長手方向中央部よりも両端部側で広くなるようにして、下向きの風量を多くするようにしてもよい。
【0060】
このように、本発明は、空気吹出口(16)の長手方向略両端部が長手方向中央部よりも空調空気を下向きに吹き出すように構成されていればよく、また、そのように構成されている限りはガイド面以外の手段を用いてもよい。
【0061】
また、上記実施形態では、本発明を、ターボファンを備えて4方向に空調空気を吹き出す、いわゆる天井埋込4方吹き型の空気調和装置(1) に適用したが、これに限らず、例えば、2方向に空調空気を吹き出すいわゆる天井埋込2方吹き型の空気調和装置にも適用することができる。
【0062】
さらに、本発明は、天井埋込型の空気調和装置に限らず、ダクト方式の空気調和装置にも適用できる。図7に示すように、ダクト方式の空気調和装置(50)は、天井板(70)に取り付けられる吹出口ユニット(51)が、送風ダクト(52)を介して、ビルの屋上などに設置される空気調和装置本体(53)に接続された空気調和装置である。この空気調和装置(50)の吹出口ユニット(51)においても、空気吹出口(16)の長手方向略端部にガイド面(16b-s) を設けるなどして吹き出し方向を規制することにより、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0063】
また、上記実施形態では、水平羽根(18)の略両端部(18e) に開口部として切り欠き(18c) を形成しているが、開口部(18c) は必ずしも設けなくてもよい。開口部を設ける場合でも、切り欠き(18c) の代わりに水平羽根(18)に貫通穴などを設けてもよく、水平吹き出しの際に空気吹出口(16)の両端部から下向きに空気を吹き出す構成になっていればよい。つまり、水平羽根(18)は、長手方向中央部よりも両端部において、水平羽根(18)の負圧面側に流れる気流(水平羽根(18)の背面側(空気吹出口(16)の内側案内面(16c,16d) 側、つまり吹き出し方向内側)の下向き気流(図3(S2)参照))が多くなるような形状に気流上流側端縁部が形成されたものにすることが好ましいが、必ずしもそうしなくてもよい。
【0064】
また、水平羽根(18)等の形状及び寸法や、切り欠き(開口部)(18c) の形状や寸法は単なる一例であり、実施品の形状等に合わせて適宜変更することは当然可能である。
【0065】
開口部(18c) を切り欠きとする場合、この切り欠き(18c) は例えば図8(a)〜図8(c)に水平羽根(18)の端部を示すような形状にすることができる。図8(a)は、水平羽根(18)の長手方向略両端部の気流上流側端縁部を円弧状に形成した例、図8(b)はその気流上流側端縁部を直線状に斜めに形成した例、図8(c)はその気流上流側端縁部を図8(a)とは逆向きの円弧状に形成した例である。
【0066】
さらに、開口部(18c) の代わりに、水平羽根(18)の端部を図8(d)に示すように、水平羽根(18)の長手方向中央部から両端部に向かって気流上流側端縁部が漸次立ち上がるように、3次元的に捻られた形状としてもよい。この場合には、水平羽根(18)の端部において空気が剥離しにくくなるため、水平羽根(18)の端部に周囲の暖気を巻き込みにくくなり、結露が生じにくくなる利点もある。
【0067】
また、図9に示すように、例えば天井埋込型空気調和装置では、本体ケーシング(11)内の隅角部に配管や電装品ボックスが配置される一方、化粧パネル(14)は外観上の理由から吹き出し開口形状を4つとも同じにする必要があるため、空気通路の長手方向の開口長さが本体ケーシング(11)側と化粧パネル(14)側とで異なる場合がある。このような場合、空気吹出口(16)には、長手方向の端部に、空気通路の開口長さを室内空間に面する部分で該空気吹出口(16)の長手方向に拡大する拡大部(16L) が形成されることになる。また、拡大部(16L) の長さは、空気吹出口により様々である。
【0068】
そこで、上記ガイド面(16b-s) と、水平羽根(18)の長手方向略両端部の気流上流側端縁部に形成される切り欠きなどの開口部(18c) または開口部(18c) に相当する部分は、空気吹出口(16)の拡大部(16L) にほぼ対応する領域に形成するとよい。ガイド面(16b-s) や開口部(18c) などがない場合や短い場合には水平羽根(18)の両端部で吹き出し空気が滞留しやすくなって拡大部(16L) から空気が水平方向に吹き出されやすくなるが、これらを拡大部(16L) にほぼ対応するように形成すると、水平羽根(18)の長手方向の両端部で拡大部(16L) 内に滞留する風量を低減できるため、天井汚れも防止できる。なお、このことはダクト方式の空気調和装置(50)でも同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る天井埋込型空気調和装置の概略断面図である。
【図2】天井に設置した空気調和装置を下方から見た斜視図である。
【図3】空気吹出口の拡大構造図であり、空調空気の吹き出し方向を水平吹き出しに設定した状態を示している。
【図4】図3において、空調空気の吹き出し方向を下方吹き出しに設定した状態を示す図である。
【図5】空気吹出口を下方から見た斜視図である。
【図6】水平羽根の斜視図である。
【図7】ダクト方式の空気調和装置の概略構成図である。
【図8】図8(a)から図8(d)は、水平羽根の開口部の形状を示す斜視図である。
【図9】空気吹出口に拡大部が設けられている場合の部分斜視図である。
【図10】従来例の空気調和装置を側方から見て、空気吹出口からの空調空気の吹き出し気流状態を示す説明図である。
【符号の説明】
(1) 空気調和装置
(10) ケーシング
(11) 本体ケーシング
(14) 化粧パネル
(15) 空気吸込口
(16) 空気吹出口
(16a,16b) 側壁
(16b-c) 側壁の長手方向中央部
(16b-s) 側壁の長手方向両端部(ガイド面)
(16L) 拡大部
(18) 水平羽根
(18c) 切り欠き(開口部)
(20) ファン
(30) 熱交換機
(50) 空気調和装置
(51) 吹出口ユニット
(52) 送風ダクト
(53) 空気調和装置本体
(70) 天井板(天井面)

Claims (19)

  1. 天井面(70)から室内空間に向かって空調空気を吹き出す空気吹出口(16)を備え、該空気吹出口(16)に、空調空気の吹き出し方向を調整する水平羽根(18)が設けられた空気調和装置の化粧パネルであって、
    上記空気吹出口 (16) は、長手方向略両端部に、空調空気を長手方向中央部よりも下向きに吹き出すように案内するガイド面 (16b-s) を備えており、
    上記空気吹出口 (16) のガイド面 (16b-s) は、該空気吹出口 (16) の側壁 (16a,16b)(16c,16d) の長手方向略両端部に形成され、
    上記空気吹出口 (16) の側壁 (16a,16b)(16c,16d) の長手方向略両端部 (16b-s) と天井面 (70) とのなす角度が、空気吹出口 (16) の側壁 (16a,16b)(16c,16d) の長手方向中央部 (16b-c) と天井面 (70) とのなす角度よりも大きくなるように構成されている空気調和装置の化粧パネル。
  2. 天井面 (70) から室内空間に向かって空調空気を吹き出す空気吹出口 (16) を備え、該空気吹出口 (16) に、空調空気の吹き出し方向を調整する水平羽根 (18) が設けられた空気調和装置の化粧パネルであって、
    上記空気吹出口 (16) の側壁 (16a,16b)(16c,16d) の長手方向略両端部がガイド面 (16b-s) を構成しており、
    上記ガイド面 (16b-s) と天井面 (70) とのなす角度が、空気吹出口 (16) の側壁 (16a,16b)(16c,16d) の長手方向中央部 (16b-c) と天井面 (70) とのなす角度よりも大きくなっている空気調和装置の化粧パネル。
  3. 空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の上面となる側に対応する側壁(16a,16b) により構成されている請求項1又は2記載の空気調和装置の化粧パネル。
  4. 空気吹出口(16)のガイド面は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の下面となる側に対応する側壁(16c,16d) により構成されている請求項1又は2記載の空気調和装置の化粧パネル。
  5. 空気吹出口(16)は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、ガイド面(16b-s) を有する側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) が、該水平羽根(18)に対応する傾斜となるように構成されている請求項1ないし4の何れか1記載の空気調和装置の化粧パネル。
  6. ガイド面(16b-s) を有する空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)は、長手方向中央部(16b-c) から略両端部(16b-s) まで、天井面(70)とのなす角度が連続的に変化するように構成されている請求項1ないし5の何れか1記載の空気調和装置の化粧パネル。
  7. 水平羽根(18)は、長手方向略両端部の気流上流側端縁部において空調空気が通過するように構成されている請求項1ないし6の何れか1記載の空気調和装置の化粧パネル。
  8. 天井面(70)から室内空間に向かって空調空気を吹き出す空気吹出口(16)を備え、該空気吹出口(16)に、空調空気の吹き出し方向を調整する水平羽根(18)が設けられた空気調和装置の吹出口ユニットであって、
    上記空気吹出口(16)は、長手方向略両端部が、長手方向中央部よりも空調空気を下向きに吹き出すように構成されている空気調和装置の吹出口ユニット。
  9. 空気吹出口(16)は、長手方向略両端部に、空調空気を長手方向中央部よりも下向きに吹き出すように案内するガイド面(16b-s) を備えている請求項8記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  10. 空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) は、該空気吹出口(16)の側壁(16a,16b) の長手方向略両端部に形成され、
    該空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向略両端部(16b-s) と天井面(70)とのなす角度が、空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) と天井面(70)とのなす角度よりも大きくなるように構成されている請求項9記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  11. 空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の上面となる側に対応する側壁(16a,16b) により構成されている請求項10記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  12. 空気吹出口(16)のガイド面は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに水平羽根(18)の下面となる側に対応する側壁(16c,16d) により構成されている請求項10記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  13. 空気吹出口(16)は、水平羽根(18)を水平吹き出し状態に設定したときに、ガイド面(16b-s) を有する側壁(16a,16b)(16c,16d)の長手方向中央部(16b-c) が、該水平羽根(18)に対応する傾斜となるように構成されている請求項9ないし12の何れか1記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  14. ガイド面(16b-s) を有する空気吹出口(16)の側壁(16a,16b)(16c,16d)は、長手方向中央部(16b-c) から略両端部(16b-s) まで、天井面(70)とのなす角度が連続的に変化するように構成されている請求項9ないし13の何れか1記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  15. 水平羽根(18)は、長手方向略両端部の気流上流側端縁部において空調空気が通過するように構成されている請求項9ないし14の何れか1記載の空気調和装置の吹出口ユニット。
  16. 天井面に沿って取り付けられる化粧パネル(14)を備えた空気調和装置であって、
    上記化粧パネル(14)が、請求項1ないし7の何れか1記載の化粧パネルにより構成されている空気調和装置。
  17. 天井面に沿って取り付けられる化粧パネル(14)を備えた空気調和装置であって、
    上記化粧パネル(14)が、請求項1ないし7の何れか1記載の化粧パネルにより構成され、
    空気吹出口(16)は、その略両端部に、長手方向の開口長さが室内空間に面する部分で拡大する拡大部(16L) を有し、
    空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) が、空気吹出口(16)の拡大部(16L) にほぼ対応した領域に形成されている空気調和装置。
  18. 天井面に取り付けられる吹出口ユニット(51)が、送風ダクト(52)を介して空気調和装置本体(53)に接続された空気調和装置であって、
    上記吹出口ユニット(51)が、請求項8ないし15の何れか1記載の吹出口ユニットにより構成されている空気調和装置。
  19. 天井面に取り付けられる吹出口ユニット(51)が、送風ダクト(52)を介して空気調和装置本体(53)に接続された空気調和装置であって、
    上記吹出口ユニット(51)が、請求項9ないし15の何れか1記載の吹出口ユニットにより構成され、
    空気吹出口(16)は、その略両端部に、長手方向の開口長さが室内空間に面する部分で拡大する拡大部(16L) を有し、
    空気吹出口(16)のガイド面(16b-s) が、空気吹出口(16)の拡大部(16L) にほぼ対応した領域に形成されている空気調和装置。
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