JP3623701B2 - H型ブリッジ電源 - Google Patents

H型ブリッジ電源 Download PDF

Info

Publication number
JP3623701B2
JP3623701B2 JP27096299A JP27096299A JP3623701B2 JP 3623701 B2 JP3623701 B2 JP 3623701B2 JP 27096299 A JP27096299 A JP 27096299A JP 27096299 A JP27096299 A JP 27096299A JP 3623701 B2 JP3623701 B2 JP 3623701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
triangular wave
power supply
error
bridge power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27096299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001095266A (ja
Inventor
耕介 坪内
治 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP27096299A priority Critical patent/JP3623701B2/ja
Publication of JP2001095266A publication Critical patent/JP2001095266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623701B2 publication Critical patent/JP3623701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はH型ブリッジ電源に関するものであり、特にH型ブリッジ電源のハイサイド側駆動用電源をスイッチドキャパシタ方式により構成した場合、H型ブリッジ電源を安定動作させるのに好適なH型ブリッジ電源に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、一般的なH型ブリッジ電源の概要を示す回路図である。
図14に示すH型ブリッジ電源は、トランジスタ(Q21,Q12)がオンでトランジスタ(Q22,Q11)がオフのタイミングと、トランジスタ(Q21,Q12)がオフでトランジスタ(Q22,Q11)がオンのタイミングとが交互に繰り返す。
【0003】
トランジスタ(Q21,Q12)がオン、かつトランジスタ(Q22,Q11)がオフのタイミングにおいては、Q21〜Lo〜Q12の経路により、ハイサイド側からローサイド側に電流iが流れる。
また、トランジスタ(Q21,Q12)がオフ、かつトランジスタ(Q22,Q11)がオンのタイミングにおいては、Q22〜Lo〜Q11の経路により、ハイサイド側からローサイド側に電流iが流れる。これにより、H型ブリッジ電源は、常に負荷Loに電流iを供給する。
【0004】
ここで、トランジスタQ11,Q12は、各々ドライブ回路D11,D12によってオン/オフ駆動される。前記ドライブ回路D11,D12は、独立電源V11から供給される電流を受けて、トランジスタQ11,Q12を所定のタイミングで駆動する。また、トランジスタQ21は、ドライブ回路D21によってオン/オフ駆動される。ドライブ回路D21は、独立電源V21から供給される電流を受けて、トランジスタQ21を所定のタイミングで駆動する。
【0005】
また、トランジスタQ22は、ドライブ回路D22によってオン/オフ駆動される。ドライブ回路D22は、独立電源V22から供給される電流を受けて、トランジスタQ22を所定のタイミングで駆動する。
したがって、図14に示す一般的なH型ブリッジ電源は、各トランジスタQ11,Q12,Q21,Q22の各ドライブ回路D11,D12,D21,D22に電流を提供するため、3個の互いに絶縁された電源V11,V21,V22が必要になる。
【0006】
図15は、図14に示す負荷Loの例を示す回路図である。図15(a)は負荷Loがモータ巻線の例であり、図15(b)はLCフィルタを介して負荷Loに直流出力を印加する例である。
図16は、スイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源を示す回路図である。スイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源は、図15に示すような負荷Loに電流を供給する場合、前記絶縁されたハイサイド側の電源V21,V22を無くして、H型ブリッジ電源を小型化するものである。
【0007】
図16に示すスイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源と図14に示すH型ブリッジ電源が異なるのは、次の点である。
第1の点は、ドライブ回路D21を駆動する電源が主にコンデンサC211とダイオードD211とから構成され、同様に、ドライブ回路D22を駆動する電源が主にコンデンサC221とダイオードD221とから構成されている点である。
【0008】
なお、この明細書において、スイッチドキャパシタとは、コンデンサC211とドライブ回路D21、及びコンデンサC221とドライブ回路D22に相当する。
第2の点は、各トランジスタQ11,Q12,Q21,Q22のエミッタ−コレクタ間にダイオードD11,D12,D21,D22が設けられている点である。
【0009】
以下、図16に示すスイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源の動作について説明する。
トランジスタ(Q21,Q12)がオンでトランジスタ(Q22,Q11)がオフのタイミングとトランジスタ(Q21,Q12)がオフでトランジスタ(Q22,Q11)がオンのタイミングとが、交互に繰り返すことは、図14に示すH型ブリッジ電源と同様である。
【0010】
違いは、次の点にある。すなわち、トランジスタ(Q21,Q12)がオフでトランジスタ(Q22,Q11)がオンすると、Q22〜Lo〜Q11の経路によりハイサイド側からローサイド側に電流iが流れる。このとき、ダイオードD11のアノード−カソード間は同一電位になるため、電源V11〜ダイオードD211〜コンデンサC211を介して、コンデンサC211が電源V11により充電される。
【0011】
コンデンサC211に蓄積された電荷は、トランジスタ(Q22,Q11)がオフのタイミングにおいて、ドライブ回路D21へ電流i211として供給され、トランジスタQ21を駆動する。
同様に、トランジスタ(Q21,Q12)がオンでトランジスタ(Q22,Q11)がオフとすると、Q21〜Lo〜Q12の経路によりハイサイド側からローサイド側に電流iが流れる。このとき、ダイオードD12のアノード−カソード間は同一電位になるため、電源V11〜ダイオードD221〜コンデンサC221を介して、コンデンサC221が充電される。
【0012】
コンデンサC221に蓄積された電荷は、トランジスタ(Q21,Q12)がオフのタイミングにおいて、ドライブ回路D22へ電流i221として供給され、トランジスタQ22を駆動する。
ここで、コンデンサC211を例にして説明する。コンデンサC211の容量をC、トランジスタ(Q21,Q12),(Q11,Q22)のスイッチング周期をTとすると、C≧(i211×T)/V11を満足するならば、コンデンサC211の両端に発生する電圧はほとんど変化せず、図14に示す電源V211の電圧とほとんど等価と見なすことができる。以上の事情は、コンデンサC221でも同様である。
【0013】
したがって、図16に示すスイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源によれば、ドライブ回路D21,D22にコンデンサC211,C221から交互に電流i211,i221が供給され、これによって負荷Loに電流iが供給される。したがって、互いに絶縁されている独立電源V21,V22(図14参照)が不要になり、H型ブリッジ電源を小型化することができる。以上がスイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源の動作である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前記したスイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源には、次の問題点がある。
第1に、スイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源において、負荷Loに流す電流iを一方向に長い期間に亙って流す場合、図16に示すコンデンサC211又はコンデンサC221に十分に電荷が蓄積されず、トランジスタQ21,Q22のスイッチングに失敗することがある。
【0015】
図17は、トランジスタ(Q22,Q11)がオフ状態を何サイクルにも亙って継続し、トランジスタ(Q21,Q12)がオン状態を何サイクルにも亙って継続する状態を示す波形図である。図示するように、ある期間に亙って前記した状態が継続すると、コンデンサC211の両端の電圧Vc211が下がり、動作安定限界点P以下になると、トランジスタ(Q21,Q22,)がオン/オフ動作を行わなくなり、H型ブリッジ電源は電源としての機能を果たさなくなる。
【0016】
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑み為されたもので、H型ブリッジ電源のハイサイド側駆動用電源をスイッチドキャパシタ方式により構成する場合、H型ブリッジ電源を安定動作させるのに好適なH型ブリッジ電源を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の発明は、ハイサイド側に設けられた第1、第2のスイッチング素子と、前記第1、第2のスイッチング素子の駆動用電源として、少なくともコンデンサを含んでいる第1、第2のスイッチドキャパシタと、さらにローサイド側に設けられた第3、第4のスイッチング素子と、前記第3、第4のスイッチング素子の駆動用電源として設けられた単一の絶縁電源とから構成され、第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の組、及び第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の組が一定周期毎に交互にオン/オフすることにより電力を供給するH型ブリッジ電源において、三角波電圧を出力する三角波発振手段と、H型ブリッジ電源の出力と指令値との誤差を検出する誤差検出用増幅手段と、誤差検出用増幅手段から出力される誤差電圧を電位差を有する同位相の2つの誤差電圧に変換するデュアル誤差電圧発生手段と、デュアル誤差発生手段から出力される第1の誤差電圧と三角波発振手段から出力される三角波電圧を比較して、第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子を一定周期内に確実に駆動するため、第1及び第3のスイッチング素子を一定周期内にオンする第1のパルスを生成する第1の比較手段と、デュアル誤差発生手段から出力される第2の三角波電圧と三角波発振器から出力される三角波電圧を比較して、第1のパルスが出力されている前後の所定期間に亙って、第2、第4のスイッチング素子をオフにする第2のパルスを生成する第2の比較手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項記載の発明によれば、デュアル誤差発生手段から出力される第1の誤差電圧と三角波電圧を用いて第1のパルスを生成し、かつデュアル誤差発生手段から出力される第2の誤差電圧と三角波電圧を用いて第2のパルスを生成している。したがって、第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子をオンすることができると共に、第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子をオンする前後の所定期間に亙って、第2及び第4のスイッチング素子をオフすることができる。
【0024】
請求項記載の発明は、請求項1記載のH型ブリッジ電源において、第1の比較手段が三角波の1サイクルにおいて、第1のパルスを1個だけ所定時間ラッチし、三角波の次のサイクルまで第1のパルスを出力しないように構成したことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、三角波の1サイクル期間における第1のパルスの出力数を1個に制限することができる。
【0025】
請求項記載の発明は、請求項1記載のH型ブリッジ電源において、誤差検出用増幅手段から出力される誤差電圧を一定範囲内の電圧値に制限する誤差電圧制限手段を設けたことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、誤差電圧が一定範囲内の電圧に制限されるため、第1及び第3のスイッチング素子に供給する第1のパルス及び第2のパルスのHとLのデューティを予め定められた範囲内に収めることが可能になる。
【0026】
請求項記載の発明は、請求項1記載のH型ブリッジ電源において、誤差検出用増幅手段から出力される誤差電圧を一定範囲内の電圧に制限する場合、三角波電圧の上側ピーク値と下側ピーク値に追従して制限することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、三角波電圧の上側ピークと下側ピーク値に追従して、誤差電圧の上側ピーク値と下側ピーク値が定められる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に示す実施の形態について説明する。
図1は、本発明に関連するH型ブリッジ電源を示す回路図である。図1に示すH型ブリッジ電源は、図16に示すスイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源のトランジスタQ21,Q22,Q11,Q12を確実にスイッチングさせるため、トランジスタQ11,Q12,Q21,Q22のドライブ回路D11,D12,D21,D22に所定のタイミングでパルスを供給するPWMパルス生成回路を付加したものである。
【0028】
なお、図1に示すH型ブリッジ電源において、図16に示すH型ブリッジ電源と同一部分については、その説明を省略する。
図1に示すH型ブリッジ電源は、図16に示すH型ブリッジ電源に加えて、所定の電位差を有する2つの三角波を発生するデュアル三角波発生回路10と、負荷Loに流れる電流iを電圧に変換する抵抗R5と、抵抗R5の両端の電圧から前記電流iに相当する電圧を検出出力する電流検出器17と、前記検出出力と電源12から出力される指令値との誤差を増幅して出力する誤差検出用増幅器13と、前記誤差増幅器13の誤差電圧を一定範囲の電圧VCL1〜VCL2(図2参照)にクランプするクランプ回路14と、前記クランプ回路14によってクランプされた電圧VCLとデュアル三角波発生回路10から出力される上側三角波電圧VL1とを受け、両者を比較してパルスを生成するコンパレータ15と、同じく前記クランプ回路14にクランプされた電圧VCLとデュアル三角波発生回路10から出力される下側三角波電圧VL2とを受け、両者を比較してパルスを生成するコンパレータ16とから構成されている。
【0029】
ここで、抵抗R5の両端の電圧に基づいて負荷Loに流れる電流iに相当する検出出力(電流検出器17の出力)と指令値との誤差を誤差検出用検出器13によって求めるのは、負荷Loに流れる電流iが指令値に等しい値になるように、フィードバック制御するためである。
また、クランプ回路14は、三角波発振器11の出力電圧VLを受けて、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOをクランプする電圧上限値VCL1と電圧下限値VCL2を定める。電圧上限値VCL1は下側三角波電圧VL2を上回らない値に設定され、電圧下限値VCLは上側三角波電圧VL1を下回らない値に設定されている。これは、三角波電圧VLの1サイクル期間内に、コンパレータ15又はコンパレータ16からパルスを出力するためである。
【0030】
また、前記デュアル三角波発生回路10は、三角波電圧VLを出力する三角波発振器11と、三角波電圧VLを上側三角波電圧VL1と下側三角波電圧VL2とに分圧する抵抗R1,R2,R3,R4から成る分圧器とから構成されている。
図2は、図1に示すH型ブリッジ電源の動作を説明するための波形図である。 図2に示すように、デュアル三角波発生回路10は、三角波発振器11から出力される三角波電圧VLを上側三角波電圧VL1と下側三角波電圧VL2とに分圧して出力する。
【0031】
また、クランプ回路14は、図2に示すように、誤差増幅器13の誤差電圧VOのクランプ電圧VCLを、前記電圧上限値VCL1と電圧下限値VCL2の間の電圧に設定する。図2に示す例では、誤差増幅器13の誤差電圧VOは、電圧上限値VCL1にクランプされ、クランプ電圧VCL(VO)として出力されている。
【0032】
図2から明らかなように、コンパレータ15の出力は、三角波電圧VL1がクランプされた電圧VCLを超えたとき立ち下がってLとなり、三角波電圧VL1がクランプされた電圧VCLを下回ったとき立ち上がってHとなる。コンパレータ15の出力は、ドライブ回路D21,D12入力される。
また、コンパレータ16の出力は、三角波電圧VL2がクランプされた電圧VCLを超えたとき立ち上がってHとなり、三角波電圧VL2がクランプされた電圧VCLを下回ったとき立ち下がってLとなる。コンパレータ16の出力は、ドライブ回路D22,D11に入力される。
【0033】
図1と図2に示すH型ブリッジ電源によれば、三角波の一周期内に、コンパレータ16が必ずHになる期間(図中、絶対オンパルスと記載する)が存在する。したがって、図2に示すように、トランジスタQ22,Q11の周期的なオン/オフが必ず確保されるため、コンデンサC211への充電が不十分になることが防止される。その結果、コンデンサC211の両端の電圧Vc211の下降が防止され、動作安定限界点P以下になることが防止され(図17参照)、H型ブリッジ電源としての機能が損なわれることを有効に防止できる。
【0034】
以上の説明においては、コンデンサC211側を例にして説明したが、図1に示すH型ブリッジ電源は、コンデンサC221側についても同様に機能する。
また、以上の説明においては、コンパレータ15,16の出力を図示するようにドライブ回路D12,21,11,22に入力するものとして説明した。
図3は前記した絶対オンパルスが入力される結果、コンデンサC211又はC221が充電され、トランジスタQ21又はQ22がオン/オフを繰り返す状態を示す図である。従来技術の欄において説明した図17と図3とを比較することにより、図1に示すH型ブリッジ電源の効果がより明確になる。
【0035】
なお、図2において、デッドタイムと記載した期間は、図1に示すH型ブリッジ電源において必要な期間である。すなわち、コンパレータ15の出力とコンパレータ16の出力が対象になり、トランジスタ(Q21,Q12)とトランジスタ(Q22,Q11)のスイッチングが同時に生じると、図16において、電源VccからトランジスタQ21、Q11、及びトランジスタQ22,Q12を通して電流(以下、貫通電流と称する)が流れ、回路の破壊を招く。そこで、図1に示すH型ブリッジ電源においては、前記貫通電流を無くすため、三角波電圧VLをデュアルの三角波電圧VL1,VL2に加工し、貫通電流の発生を防止している。
【0036】
また、図16に示すトランジスタQ21,Q22,Q11,Q12は、トランジスタだけに限定されるものではない。トランジスタの他に、FET,IGBT,SIT等を含む全てのスイッチング素子が含まれる。
また、図1に示すH型ブリッジ電源においては、前記した絶対オンパルス及びデッドタイム(図2参照)を含むトランジスタQ21,Q22,Q11,Q12の駆動パルスを次のように形成した。すなわち、三角波をデュアル化し、コンパレータを用いてPWM制御するアナログ方式を用いた。
【0037】
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばラッチ回路を用いて強制的に絶対オンパルス及びデッドタイムを形成してもよいし(第の実施の形態として、後述する)、MPUを用いて強制的に絶対オンパルス及びデッドタイムを形成するようにしてもよい。すなわち、絶対オンパルスとデッドタイムが含まれる駆動パルスを形成することができればよい。これは、次に述べる第の実施の形態においても同様である。
【0038】
図4は、本発明の第の実施の形態を示す回路図である。図4に示す第の実施の形態において、図1に示すH型ブリッジ電源と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。この第の実施の形態は、特許請求の範囲に記載する請求項1,3に対応する。
図4に示す第の実施の形態が図1に示すH型ブリッジ電源と異なっているのは、次の点である。すなわち、図1に示すH型ブリッジ電源においては三角波発振器11から出力される電圧をデュアル波形に加工したが、第の実施の形態においては誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOをデュアル波形に加工している点である。アナログ方式という点では、図1に示すH型ブリッジ電源と同様である。
【0039】
以下、第の実施の形態の動作について説明する。図4に示すように、三角波発振器11は三角波電圧VLをコンパレータ15、16に出力する。
また、誤差検出用増幅器13は、電源12から出力される指令値と負荷Lo(図16参照)に流れる電流iを電圧に変換した検出出力とを受け、誤差電圧VOを出力する。誤差電圧VOは、誤差電圧VOを上側誤差電圧VO1と下側誤差電圧VO2とに分圧する抵抗R6,R7,R8,R9から成る分圧器に入力される。上側誤差電圧VO1と下側誤差電圧VO2は、クランプ回路14に入力される。
【0040】
クランプ回路14は、三角波発振器11の出力電圧VLを受けて、クランプ電圧の電圧上限値VCL1と電圧下限値VCL2を定め、前記上側誤差電圧VO1と下側誤差電圧VO2をクランプ電圧の電圧上限値VCL1と電圧下限値VCL2にクランプする。
その結果、コンパレータ15とコンパレータ16は、図5に示すような駆動パルスを出力する。
【0041】
図5(a)に示す波形は、図16に示すトランジスタQ21に対する絶対オンパルスとデッドタイムの形成を示す図である。図示すように、コンパレータ15は、三角波発振器11から出力される三角波電圧VLが前記上側誤差電圧VO1を超えたとき立ち上がってHとなり、逆に三角波電圧VLが前記上側誤差電圧VO1を下回ったとき立ち下がってLとなる。これによって、トランジスタQ21に対する絶対オンパルスが形成される。
【0042】
同様に、コンパレータ16は、三角波発振器11から出力される三角波電圧VLが前記下側誤差電圧VO2を超えたとき立ち下がってLとなり、逆に三角波電圧VLが前記下側誤差電圧VO2を下回ったとき、立ち上がってHとなる。これによって、トランジスタQ21に対するデッドタイムが形成される。
また、図5(b)に示す波形は、図16に示すトランジスタQ22に対する絶対オンパルスとデッドタイムの形成を示す図である。図示すように、コンパレータ15は、三角波発振器11から出力される三角波電圧VLが上側誤差電圧VO1を下回ったとき立ち下がってLとなり、逆に前記三角波電圧VLが上側誤差電圧VO1を超えたとき立ち上がってHとなる。これによって、トランジスタQ22に対するデッドタイムが形成される。
【0043】
同様に、コンパレータ16は、三角波発振器11から出力される三角波電圧VLが前記下側誤差電圧VO2を下回ったとき立ち上がってHとなり、逆に三角波電圧VLが前記下側誤差電圧VO2を超えたとき、立ち下がってLとなる。これによって、トランジスタQ22に対する絶対オンパルスが形成される。
その結果、図4に示す第の実施の形態によれば、図5に示すように、絶対オンパルスとデッドタイムを形成することができる。なお、絶対オンパルス及びデッドタイムの意味は、図1に示すH型ブリッジ電源と同様である。
【0044】
図6は、本発明の第の実施の形態を示す回路図である。図6に示す第の実施の形態において、図1に示すH型ブリッジ電源と同一部分には同一符号を付している。この第の実施の形態は、特許請求の範囲に記載する請求項2,3に対応する。
の実施の形態は、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOが、三角波電圧VLのスルーレートよりも充分に速く変化した場合、充分なデッドタイムを確保できない現象を回避するものである。以下、前記充分なデッドタイムを確保できない現象について説明する。この第の実施の形態は、前記図1に示すH型ブリッジ電源及び第の実施の形態に適用可能である。本明細書において、「スルーレート」の語句は、通常の増幅器出力波形における出力電圧のスルーレートの語句を、例えば三角波発振器からの三角波状の出力波形について限定的に使用している。
【0045】
図7は、図1に示すH型ブリッジ電源において、デッドタイムを充分に確保できない状態を示す波形図である。図示するように、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOが極端に速く変化する場合、三角波1サイクルの中でスイッチングが何回も行われ、充分なデッドタイムを確保できず、トランジスタQ21,Q12及びQ22,Q11のスイッチング周波数が高くなる現象が生じる。その結果、H型ブリッジ電源の動作が不安定になる。
【0046】
の実施の形態はこの現象を回避するために為されたものである。図8及び図9は、図6に示す第の実施の形態の動作を示す波形図である。以下、図8及び図9に示す波形図に基づいて、図6に示す第の実施の形態について説明する。なお、図8に示す(a)は、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOがゆるやかに変化している部分であり、図8に示す(b)は誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOが激しく変化している部分である。
【0047】
図6において、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOは、前記図1に示すH型ブリッジ電源又は第の実施の形態と同様に、クランプ回路14の働きにより、クランプ回路出力電圧変動範囲内(VCL1〜VCL2)の電圧値にクランプされる。
発振器21は、第1の発振波として三角波電圧VLを出力し、第2の発振波として矩形波電圧VTを出力する。
【0048】
コンパレータ22は、発振器21から出力される三角波電圧VLと誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOとを比較し、三角波電圧VLの方が大きいときHとなり、誤差電圧VOの方が大きいLとなる信号Aを出力する。
コンパレータ22の出力は、一方において、デッドタイム作成回路23に入力され、他方においてラッチ回路24に入力される。
【0049】
デッドタイム作成回路23は、コンパレータ22から信号AとしてHが入力されたとき、図8に示すように、一方において予め定められたデッドタイムTだけ立ち上がり部だけを遅延させたたパルス信号B1を出力し、他方において立ち下がり部は遅延させていないが立ち上がり部を予め定められたデッドタイムTだけ遅延させたパルス信号B2を出力する。
【0050】
前記した発振器21から出力される矩形波電圧VTとコンパレータ22から出力されるパルス信号Aとデッドタイム作成回路23から出力されるパルス信号B1,B2は、図6に示すように、各々ラッチ回路24に入力される。
ラッチ回路24は、ゲート240〜247及びRSフリップフロップ248、249から構成されている。ラッチ回路24は、図8に示す三角波電圧VLの上昇期間、下降期間において、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOと1回目の交差でのみRSフリップフロップ248(Q1)、249(Q2)を反転させ、2回目以降の交差ではRSフリップフロップ248(Q1)、249(Q2)を反転させないように構成した回路である。図8は、この回路の動作の詳細を示したものである。なお、図8において、ドライブオン信号はLに設定されているものとする。また、図8において、符号A,B1,B2,C,D……Q1,Q2は、図6に示す各部の波形を示している。また、図8において、2本の矢印で示した部分は、デッドタイムを示している。
【0051】
また、図9は、図8に示す波形から、誤差検出用増幅器13の誤差電圧V0と三角波電圧VLとRSフリップフロップ248、249の出力Q1,Q2だけを抜き出したものである。
図6に示す第の実施の形態によれば、図8及び図9から明らかなように、1回の上昇期間に複数回の交差があったとしても、最初の交差でのみ前記Q1、Q2が反転し、次の下降期間における1回目の交差があるまで前記Q1、Q2は反転しないように構成されている。
【0052】
したがって、第の実施の形態によれば、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOが、三角波電圧VLのスルーレートよりも充分に速く変化した場合でも、最初の交差によるデッドタイムをラッチ回路24によりラッチすることができるため、充分なデッドタイムを確保することが可能になる。
図10は、本発明の第の実施の形態を示す回路図である。図10に示す第の実施の形態において、図1に示すH型ブリッジ電源と同一部分には同一符号を付している。この第の実施の形態は、特許請求の範囲に記載する請求項に対応する。
【0053】
の実施の形態は、図16に示すドライブ回路D21,D22又はトランジスタQ21,Q22に供給するPWM信号のHとLのデューティを予め定められた範囲内に収め(例えば、10〜90パ−セント以内)、絶対オンパルスとデッドタイムを確保するものである。
図10において、30,36はツェナーダイオードを逆方向に2つ接続した回路、R10は抵抗、31,32は電源、33,34はダイオード、37はPWMコンパレータである。
【0054】
第1に、図10に示す第の実施の形態によれば、誤差検出用増幅器13の負帰還路に一対の逆方向接続されたツェナーダイオード30が設けられているため、誤差検出用増幅器13の出力は上限と下限が制限された出力電圧となる。すなわち、誤差検出用増幅器13は、リミッタの役割を果たす。したがって、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOは、図11に示すように、L1〜L2の範囲の電圧となる。前記L1〜L2の範囲の電圧を三角波発振器11から出力される三角波電VLの上限値と下限値の内側に設定することにより、図12に示すように、PWMコンパレータ37から出力されるPWM信号はHとLが所定範囲内のデューティを持つように設定される。
【0055】
第2に、図10に示す第の実施の形態によれば、電源31,32とダイオード33,34は、電源31,32を上限及び下限の基準電圧とするクランプ回路の役割を果たす。したがって、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOは、図11に示すように、前記第1の場合と同様に、クランプ電圧L1〜L2の範囲の電圧となる。前記クランプ電圧L1〜L2を三角波発振器11から出力される三角波電VLの上限値と下限値の内側に設定することにより、図12に示すように、PWMコンパレータ37から出力されるPWM信号はHとLが所定範囲内のデューティを持つように設定される。
【0056】
第3に、図10に示す第の実施の形態によれば、一対の逆方向接続されたツェナーダイオード36は、前記した電源31,32とダイオード33,34と同様に、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOを上限値L1又は下限値L2にクランプするクランプ回路の役割を果たす。したがって、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOは、図11に示すように、クランプ電圧L1〜L2の範囲の電圧となる。前記クランプ電圧L1〜L2を三角波発振器11から出力される三角波電VLの上限値と下限値の内側に設定することにより、図12に示すように、PWMコンパレータ37から出力されるPWM信号はHとLが所定範囲内のデューティを持つように設定される。
【0057】
なお、図10に示す第の実施の形態では、誤差検出用増幅器13の負帰還路に接続された一対の逆方向接続されたツェナーダイオード30と、電源31,32とダイオード33,34の組みと、誤差検出用増幅器13の出力側に接続された一対の逆方向接続されたツェナーダイオード36を1つの実施の形態として説明したが、言うまでもなく、これらを単独に設けても良い。
【0058】
以上の説明から明らかなように、第の実施の形態によれば、図16に示すドライブ回路D21,D22又はトランジスタQ21,Q22のベース端子に供給するPWM信号のHとLのデューティを予め定められた範囲内に収めることができ、絶対オンパルスとデッドタイムを確保することができる。
図13は、本発明の第の実施の形態を示す回路図である。第の実施の形態は、入力される三角波のピーク値を検出しながら、前記誤差検出用増幅器13のクランプ電圧を定めるものである。
【0059】
前記した第の実施の形態においては、クランプ電圧が三角波発振器から出力される三角波電圧VL内に収まるように構成した。しかし、前記クランプ電圧は、温度、経時ドリフト、経年ドリフト、電源電圧の変動等により変化する。
さらに、三角波発振器11も同様に、温度、経時ドリフト、経年ドリフト、電源電圧の変動等により、発生する三角波電圧が変化する。
【0060】
その結果、図16に示すドライブ回路D21,D22又はトランジスタQ21,Q22に供給するPWM信号のHとLのデューティを予め定められた範囲内に収めることが困難になることがある。その結果、絶対オンパルスと充分なデッドタイムを確保することができない事態が生じる。
そこで、入力される三角波電圧VLのピーク値を検出しながら、誤差検出用増幅器13のクランプ電圧(上側クランプ電圧VCL1、下側クランプ電圧VCL2)を定めるようにしたものである。この第の実施の形態は、図1に示すH型ブリッジ電源、及びの実施の形態に適用されるものである。また、第の実施の形態は、特許請求の範囲に記載する請求項に対応する。
【0061】
以下、図13に示す第の実施の形態について説明する。
図13において、40,46,47,50,56,57は、オペアンプである。また、41,42,43,48,51,52,53,58は、ダイオードである。また、44,54は、コンデンサである。さらに、45,55,R11〜R17は、抵抗である。ここで、40〜48の符号が付された素子は上側クランプ電圧VCL1を定める動作を行い、50〜58の符号が付された素子は下側クランプ電圧VCL2を定める動作をする。
【0062】
図13に示す回路に三角波電圧の上昇部分が入力されると、オペアンプ40は、コンデンサ44の充電を開始する。すなわち、三角波電圧が上昇して行くと、ダイオ−ド42が導通すると共に、ダイオ−ド43が導通してコンデンサ44が充電されて行く。この状態は三角波電圧が上側ピークに達するまで継続し、コンデンサ43は前記ピーク値に相当する電圧値になる。オペアンプ46は、コンデンサ43における前記ピーク値に相当する電圧値を適宜のゲインで増幅し、上側ピーク電圧VHPとして出力する。
【0063】
三角波電圧が下降状態に入ると、ダイオ−ド41が導通すると共に、抵抗45を介してコンデンサ44に蓄積された電荷の放電が開始される。このときの放電量は、抵抗45の抵抗値によって定められる。したがって、放電量を小さく設定することにより、コンデンサ44の電圧を三角波電圧の上側ピーク値付近の値にすることができ、かつ三角波電圧の上側ピークが変化した場合には、変化した上側ピークに追従させることが可能になる。こうして、図13において、上側ピーク電圧VHPが定められる。
【0064】
図13に示す下側ピーク電圧VLPは、前記した上側ピーク電圧VHPの形成と同様の動作(三角波電圧の上昇、下降のタイミングが逆になる)により定められるので、ここでは説明を省略する。
図13において、抵抗R13,R14,R15は上側ピーク電圧VHPと下側ピーク電圧VLPを分圧するものあり、上側クランプ電圧VCL1と下側クランプ電圧VCL2を形成する。
【0065】
誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOが上側クランプ電圧VCL1を超える場合には、オペアンプ47とダイオ−ド48の働きにより、前記誤差電圧VOは上側クランプ電圧VCL1にクランプされる。
また、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOが下側クランプ電圧VCL2を下回る場合には、オペアンプ57とダイオ−ド58の働きにより、前記誤差電圧VOは下側クランプ電圧VCL2にクランプされる。
【0066】
したがって、誤差検出用増幅器13の誤差電圧VOは、電圧範囲VCL1〜VCL2内の値になる。
前記第の実施の形態によれば、入力される三角波のピーク値を検出しながら、誤差検出用増幅器13のクランプ電圧(上側クランプ電圧VCL1、下側クランプ電圧VCL2)を定めることができる。したがって、三角波発振器の温度変化、経時変化、経年変化等に起因するクランプ電圧の温度変化、経時ドリフト変化、経年ドリフト変化等の影響を除去することが可能になる。その結果、絶対オンパルスと充分なデッドタイムを確保することが可能になる。
【0067】
【発明の効果】
請求項記載の発明によれば、第1のパルスによって第1及び第3のスイッチング素子を確実にオンすることができる。また、第1及び第3のスイッチング素子と第2及び第4のスイッチング素子が、同時にオンすることを防止することができる。したがって、第1及び第2のスイッチング素子と第3及び第4のスイッチング素子を介して貫通電流が流れるのを防止することができ、H型ブリッジ電源を安定動作させることが可能になる。
【0068】
請求項記載の発明によれば、誤差電圧が三角波電圧のスルーレートよりも充分に速く変化した場合でも、充分なデッドタイムを確保することが可能になる。
請求項記載の発明によれば、第1のパルス及び第2のパルスのHとLのデューティを予め定められた範囲内に収めることが可能になり、第1のパルスと第2のパルスを適切に形成することができる。その結果、貫通電流を防止することが可能になり、H型ブリッジ電源を安定動作させることが可能になる。
【0069】
請求項記載の発明によれば、三角波発振器の温度変化、経時変化、経年変化等に起因するクランプ電圧の温度変化、経時ドリフト変化、経年ドリフト変化等の影響を除去することが可能になる。その結果、常に適切な第1のパルスと第2のパルス得ることができ、H型ブリッジ電源を安定動作させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連するH型ブリッジ電源を示す回路図である。
【図2】図1に示す本発明に関連するH型ブリッジ電源の動作を説明するための波形図である。
【図3】絶対オンパルスが入力され、トランジスタQ21又はQ22(図16参照)がオン/オフを周期的に繰り返す状態を示す波形図である。
【図4】第の実施の形態を示す回路図である。
【図5】第の実施の形態の動作を示す波形図である。
【図6】第の実施の形態を示す回路図である。
【図7】図1に示すH型ブリッジ電源において、デッドタイムを充分に確保できない状態を示す波形図である。
【図8】第の実施の形態の動作を示す波形図である。
【図9】第の実施の形態の動作を示す波形図である。
【図10】第の実施の形態を示す回路図である。
【図11】三角波電圧及び誤差検出用増幅器の誤差電圧の電圧範囲を示す図である。
【図12】図10に示すPWMコンパレータから出力されるPWM信号、及び誤差検出用増幅器の誤差電圧、及び三角波発振器から出力される三角波の関係を示す図である。
【図13】第の実施の形態を示す回路図である。
【図14】一般的なH型ブリッジ電源の概要を示す回路図である。
【図15】図14に示す負荷の例を示す回路図である。
【図16】スイッチドキャパシタを用いたH型ブリッジ電源を示す回路図である。
【図17】トランジスタQ21,Q12(図16参照)がオフ状態を何サイクルにも亙って継続し、トランジスタQ22,Q11(図16参照)がオン状態を何サイクルにも亙って継続する状態を示す波形図である。
【符号の説明】
10 デュアル三角波発生回路
11 三角波発振器
12 電源
13 誤差検出用増幅器
14 クランプ回路
15,16,22 コンパレータ
21 発振器
23 デッドタイム作成回路
24 ラッチ回路
30,36 互いに逆方向接続された一対のツェナーダイオード
31,32 電源
33,34 ダイオード
37 PWMコンパレータ
40,46,47,50,56,57 オペアンプ
41,42,43.48,51,52,53.58 ダイオード
44,54 コンデンサ
D11,D12,D21,D22 ドライブ回路
R1〜R4,R6〜R9,R10,R11〜R16,45,55 抵抗
VO 誤差電圧
VL 三角波電圧
V11,V21,V22 独立電源
Q11,Q12,Q21,Q22 トランジスタ

Claims (4)

  1. ハイサイド側に設けられた第1、第2のスイッチング素子と、前記第1、第2のスイッチング素子の駆動用電源として、少なくともコンデンサを含んでいる第1、第2のスイッチドキャパシタと、さらにローサイド側に設けられた第3、第4のスイッチング素子と、前記第3、第4のスイッチング素子の駆動用電源として設けられた単一の絶縁電源とから構成され、第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の組、及び第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の組が一定周期毎に交互にオン/オフすることにより電力を供給するH型ブリッジ電源において、
    三角波電圧を出力する三角波発振手段と、
    前記H型ブリッジ電源の出力と指令値との誤差を検出する誤差検出用増幅手段と、
    前記誤差検出用増幅手段から出力される誤差電圧を電位差を有する同位相の2つの誤差電圧に変換するデュアル誤差電圧発生手段と、
    前記デュアル誤差発生手段から出力される第1の誤差電圧と前記三角波発振手段から出力される三角波電圧を比較して、前記第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子を一定周期内に確実に駆動するため、第1及び第3のスイッチング素子を一定周期内にオンする第1のパルスを生成する第1の比較手段と、
    前記デュアル誤差発生手段から出力される第2の三角波電圧と前記三角波発振器から出力される三角波電圧を比較して、前記第1のパルスが出力されている前後の所定期間に亙って、前記第2、第4のスイッチング素子をオフにする第2のパルスを生成する第2の比較手段と
    を備えたことを特徴とするH型ブリッジ電源。
  2. 請求項1記載のH型ブリッジ電源において、
    第1の比較手段が三角波の1サイクルにおいて、第1のパルスを1個だけ所定時間ラッチし、三角波の次のサイクルまで第1のパルスを出力しないように構成したことを特徴とするH型ブリッジ電源。
  3. 請求項1記載のH型ブリッジ電源において、
    前記誤差検出用増幅手段から出力される誤差電圧を一定範囲内の電圧値に制限する誤差電圧制限手段を設けたことを特徴とするH型ブリッジ電源。
  4. 請求項1記載のH型ブリッジ電源において、
    前記誤差検出用増幅手段から出力される誤差電圧を一定範囲内の電圧に制限する場合、三角波電圧の上側ピーク値と下側ピーク値に追従して制限することを特徴とするH型ブリッジ電源。
JP27096299A 1999-09-24 1999-09-24 H型ブリッジ電源 Expired - Lifetime JP3623701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27096299A JP3623701B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 H型ブリッジ電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27096299A JP3623701B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 H型ブリッジ電源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001095266A JP2001095266A (ja) 2001-04-06
JP3623701B2 true JP3623701B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=17493459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27096299A Expired - Lifetime JP3623701B2 (ja) 1999-09-24 1999-09-24 H型ブリッジ電源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3623701B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356671C (zh) * 2004-08-06 2007-12-19 台达电子工业股份有限公司 驱动电路改善方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001095266A (ja) 2001-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6130831A (en) Positive-negative pulse type high frequency switching power supply unit
EP0373693B1 (en) Generator of drive signals for transistors connected in a half-bridge configuration
JP5230068B2 (ja) インバータ装置
US6172882B1 (en) Partial resonance PWM converter
US6181092B1 (en) Current control circuit for a reluctance machine
JPS6042519Y2 (ja) 積分回路
KR20060132963A (ko) 전원장치
KR101803540B1 (ko) 피에조 구동 회로 및 그 구동 방법
CN110036557B (zh) 驱动装置和电力转换装置
JP4379959B2 (ja) 系統連系インバータ
CN110429809B (zh) 谐振迪克森Dickson转换器及其控制方法和驱动集成电路
CA2016479C (en) Corrective device for inverter output voltage error
US7098630B2 (en) Control means and methods for a transistor switch circuit
JP3623701B2 (ja) H型ブリッジ電源
US9673735B2 (en) Power converter
JP2001045740A (ja) パワー半導体素子の駆動回路
JP2681394B2 (ja) Pwm制御装置
JP3332046B2 (ja) 放電灯回路装置
WO2002080342A1 (en) Control means for a transistor switch circuit
JP3226456B2 (ja) インバータ装置
JP3210894B2 (ja) 矩形波を出力する電源装置
JPH099627A (ja) 直流変換装置
JPH0684798U (ja) ブリッジインバータ回路
JPS6226157B2 (ja)
JPH02246794A (ja) ステップモータ駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3623701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term