JP3623118B2

JP3623118B2 - rice cooker

Info

Publication number: JP3623118B2
Application number: JP36937198A
Authority: JP
Inventors: 恵市川
Original assignee: Osaka Gas Co Ltd
Current assignee: Osaka Gas Co Ltd
Priority date: 1998-12-25
Filing date: 1998-12-25
Publication date: 2005-02-23
Anticipated expiration: 2018-12-25
Also published as: JP2000189318A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釜を加熱する加熱手段と、前記釜の底の温度を検出する温度検出手段と、その温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になることに基づいて、前記加熱手段の加熱作動を停止させる制御手段が設けられた炊飯器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
かかる炊飯器においては、加熱手段による釜の加熱により、釜内の水分を炊飯対象物（米粒等）に吸収させると共に蒸発させて炊飯するものであり、釜内の水分が少なくなって、釜の底の温度を検出する温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になると、制御手段により加熱手段の加熱作動を停止させるようになっている。
釜内に水分が十分残っていてその水分が沸騰している間は、温度検出手段の検出温度は釜内で水分が沸騰している状態に対応する温度（例えば１００°Ｃあるいは１００°Ｃより多少低い温度）で略一定となっているが、釜内の水分が少なくなってくると、温度検出手段の検出温度は沸騰状態に対応する略一定状態から上昇する。そこで、加熱停止用設定温度としては、沸騰状態に対応する温度よりも高い所定の温度に設定する。
従来では、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になると、制御手段により、一律に（即ち、例外なく）加熱手段の加熱作動を停止させるようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる炊飯器では、白米を炊飯する場合でも、種々の炊飯量で炊飯を行うし、白米以外に炊き込み御飯やバターライス等の種々の炊飯メニューで炊飯を行うというように、種々の炊飯条件で炊飯が行われる。
しかしながら、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になると一律に加熱手段の加熱作動を停止させるようにしていた従来の炊飯器では、炊飯条件によっては、釜内の残存水分が多くて炊飯対象物が充分に炊き上がっていない（以下、未炊飯状態と略記する場合がある）にもかかわらず、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になって、加熱手段の加熱作動が停止されてしまう場合があるという問題があった。
【０００４】
本発明の発明者は、このような、未炊飯状態であるにもかかわらず温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になる現象を検証したところ、このような現象は下記のような場合に起こることが分かった。
例えば、白米を炊飯する場合においても、炊飯量によって起こる場合があるが、特に、炊き込み御飯やバターライス等の白米以外の炊飯を行う場合に起こり易いということが分かった。炊き込み御飯やバターライス等の炊飯を行う場合は、釜内に水分が多量に残っている状態でも、釜の底に油分や醤油分が溜まる状態となるため、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になる場合が起こり得るのである。
【０００５】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、炊飯条件にかかわらず適切に炊飯することができる炊飯器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の特徴構成によれば、制御手段は、加熱手段の加熱作動を開始した時点からの経過時間を計時すると共に、その計時時間が加熱維持用設定時間を経過するまでの間は、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になっても加熱手段の加熱作動を継続し、計時時間が加熱維持用設定時間を経過した後は、検出温度が加熱停止用設定温度以上になると加熱手段の加熱作動を停止させる。
加熱維持用設定時間としては、例えば、短くとも、米粒等の炊飯対象物を違和感なく食することができる程度にまで炊き上げるのに必要な時間に設定する。
従って、加熱開始後、加熱維持用設定時間を経過するまでに、釜内の残存水分が多くて炊飯対象物が充分に炊き上がっていないにもかかわらず温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になっても、短くとも加熱維持用設定時間を経過するまでは加熱手段の加熱作動が継続されることになる。
その結果、炊飯条件にかかわらず、短くとも加熱維持用設定時間の間は加熱手段による加熱が継続されるので、炊飯条件にかかわらず適切に炊飯することができるようになった。
【０００７】
請求項２に記載の特徴構成によれば、制御手段は、計時時間が加熱維持用設定時間を経過するまでの間に、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度よりも高い異常加熱判別用設定温度以上になると、加熱手段の加熱作動を停止させる。
例えば、釜底に異物が付着した状態で釜がセットされると、温度検出手段の検出温度が異常に高くなる場合がある。又、加熱手段がガスバーナの場合、釜が浮いた状態でセットされたり傾斜状態でセットされると、ガスバーナの炎が風等によって温度検出手段に近づいて、温度検出手段の検出温度が異常に高くなる場合がある。
そして、異常加熱判別用設定温度としては、例えば、炊飯条件が種々に変わっても、釜が正常にセットされていると、上がり得ない温度に設定する。
従って、釜のセッティングが不適切なとき等で、釜底の温度が異常に高くなると、加熱手段の加熱作動が停止されるので、釜のセッティングが不適切であること等に起因した異常炊飯を極力早く停止させることができる。
【０００８】
請求項３に記載の特徴構成によれば、制御手段は、計時時間が加熱維持用設定時間よりも短い初期異常判別用設定時間を経過するまでの間に、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度よりも低い初期異常判別用設定温度以上になると、加熱手段の加熱作動を停止させる。
例えば、水が入っていない状態で釜がセットされたり（所謂、空炊き）、釜底に異物が付着した状態で釜がセットされたり、釜が異常姿勢（浮いた状態や傾斜状）でセットされたりすると、通常の炊飯状態（つまり、所定量の水が入った状態で釜が正常にセットされている）において水が沸騰するのに要する時間よりも短い時間で、温度検出手段の検出温度は水が沸騰する状態に対応する検出温度よりも高くなる。
そして、初期異常判別用設定時間としては、例えば、通常の炊飯状態において水が沸騰するのに要する時間よりも短い時間に設定し、初期異常判別用設定温度としては、例えば、水が沸騰している状態に対応する温度検出手段の検出温度又はその温度よりもやや低い程度に設定する。
従って、空炊きや不適切な釜のセッティング等に起因した異常炊飯を極力早く停止させることができる。
【０００９】
請求項４に記載の特徴構成によれば、制御手段は、計時時間が加熱維持用設定時間よりも長い最長加熱用設定時間に達すると、加熱手段の加熱作動を停止させる。
例えば、温度検出手段を釜底の外面に接当させて、釜の底の温度を検出する場合、温度検出手段と釜底の間に異物が挟まっているようなときは、炊飯対象物が炊き上がっているのもかかわらず、温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度に達しない場合がある。
そして、最長加熱用設定時間としては、加熱維持用設定時間よりも長い状態で、例えば、炊飯対象物の焦げ付きを回避することができる時間、あるいは、焦げ付きを可及的に少なくすることができる時間に設定する。
従って、温度検出手段が故障していたり、炊飯対象物が炊き上がっているにもかかわらず温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度に達しないといった温度検出異常が起こっても、加熱手段の加熱作動は長くとも最長加熱用設定時間が経過すると停止されるので、焦げ付きによる損失を可及的に少なくすることができる。
【００１０】
請求項５に記載の特徴構成によれば、加熱維持用設定時間及び前記加熱停止用設定温度を変更設定する設定手段が設けられている。
即ち、炊飯対象物をなるべく良好に炊き上げるためには、加熱手段による加熱作動の継続時間や、加熱手段の加熱作動を停止させるときの温度は、炊飯量や、炊き込み御飯やバターライスといった炊飯メニューに応じて、設定するのが好ましい。
そこで、設定手段により、炊飯量や炊飯メニューといった炊飯条件に応じて、加熱維持用設定時間や加熱停止用設定温度を変更設定することができるので、炊飯条件にかかわらず、炊飯状態を可及的に適切にすることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図１に示すように、炊飯器は、釜１を加熱する加熱手段としてのガスバーナ２と、釜１の底の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ３と、炊飯器の各種制御を司る制御部４と、その制御部４に各種制御情報を指令する各種スイッチや各種情報を表示する各種表示部を備えた操作盤５を主な構成要素として構成してある。
【００１２】
ガスバーナ２に燃料ガスを供給する燃料供給路６には、ガスバーナ２の燃焼量を調節すべくガスバーナ２への燃料供給量を調節する電磁操作式の比例弁７と、燃料供給を断続する電磁操作式の２個の開閉弁８を介装してある。又、ガスバーナ２の近くには、ガスバーナ２に点火するイグナイタ９、及び、着火したことを検出するフレームロッド１０を設けてある。
温度センサ３は、釜１を設置するとその釜１の底外面に接当するように配置してある。
又、釜１は、ガスバーナ２等を備えた本体部に対して着脱自在なように構成してある。
【００１３】
操作盤５には、炊飯の開始を指令する運転スイッチ１１、炊飯の停止を指令する停止スイッチ１７、後述する炊飯モードを切り換える炊飯モード切り換えスイッチ１２、後述する加熱維持用設定時間Ｈ２及び加熱停止用設定温度Ｔ２を変更設定する設定手段としての設定部１３、その設定部による設定情報を表示する表示部１４、炊飯中であることを表示する炊飯中ランプ１５、及び、異常が発生したことを表示する異常報知ランプ１６等を設けてある。
【００１４】
尚、炊飯モード切り換えスイッチ１２では、炊飯モードを、洗米後、所定時間以上洗い置きした米を炊飯するときの「通常モード」と、洗い置き無しの米を炊飯するときの「直ぐ炊きモード」とに切り換えることができる。
又、設定部１３は、加熱維持用設定時間Ｈ２を変更設定するモードと、加熱停止用設定温度Ｔ２を変更設定するモードとに切り換える設定モード切り換えスイッチ１３ａ、及び、設定値を変更設定する設定スイッチ１３ｂとから構成してある。
【００１５】
制御部４はマイクロコンピュータを利用して構成してあり、その制御部４は、運転スイッチ１１、停止スイッチ１７、炊飯モード切り換えスイッチ１２、設定モード切り換えスイッチ１３ａ及び設定スイッチ１３ｂ夫々の設定情報や、温度センサ３及びフレームロッド１０夫々の検出情報が入力され、それら各種入力情報に基づいて、比例弁７、開閉弁８、イグナイタ９、表示部１４、炊飯中ランプ１５及び異常報知ランプ１６夫々の作動を制御するように構成してある。
【００１６】
以下、制御部の制御作動について説明する。
図２に示すフローチャートのように、制御部４は、基本的には、運転スイッチ１１にて炊飯の開始が指令されると、イグナイタ９を作動させると共に開閉弁８を開弁してガスバーナ２に点火して、フレームロッド１０によりガスバーナ２の着火を確認し、並びに、炊飯中ランプ１５を点灯し、続いて、炊飯モード切り換えスイッチ１２にて設定されている炊飯モードを実行し、炊飯モードの実行が終了すると、炊飯中ランプ１５を消灯して、炊飯が終了したことを報知する。
【００１７】
図２に示すように、制御部４は、基本的には、炊飯モード切り換えスイッチ１２にて通常モードが指令されているときは、温度センサ３の検出温度に基づいて、本炊き工程及び蒸らし工程を記載順に実行するように、ガスバーナ２の加熱作動を制御し、直ぐ炊きモードが指令されているときは、温度センサ３の検出温度に基づいて、予備炊き工程、本炊き工程及び蒸らし工程を記載順に実行するように、ガスバーナ２の加熱作動を制御する。
図４及び図５に、炊飯時における温度センサ３の検出温度Ｔと経過時間との関係を示す。図４は、炊飯容量が６リットルの炊飯器で６リットルの白米を通常モードで炊飯したときの検出温度Ｔと経過時間との関係を示し、図５は、同じく炊飯容量が６リットルの炊飯器で６リットルの白米を直ぐ炊きモードで炊飯したときの検出温度Ｔと経過時間との関係を示す。図中、Ｍｐで示す時間帯が予備炊き工程を、Ｍｍで示す時間帯が本炊き工程を、並びに、Ｍａで示す時間帯が蒸らし工程を夫々示す。
【００１８】
予備炊き工程Ｍｐにおいては、図５に示すように、温度センサ３の検出温度が予め制御部４の記憶部に記憶させてある予備炊き用設定温度（例えば４０〜５０°Ｃ程度）に、予め記憶させてある予備炊き用設定時間（例えば１０〜１５分間程度）の間維持されるようにガスバーナ２の燃焼量を調節する（即ち、比例弁７の開度を調節する）。
本炊き工程Ｍｍにおいては、図４及び図５に示すように、温度センサ３の検出温度が設定部１３にて設定される加熱停止用設定温度Ｔ２以上になると、開閉弁８の閉弁によりガスバーナ２を消火して加熱作動を停止させるが、加熱作動を停止させるまでの間は、ガスバーナ２を本炊き工程用の燃焼条件にて燃焼させる。本炊き工程用の燃焼条件としては、例えば、温度センサ３の検出温度が予め記憶させてある温度カーブで変化するように燃焼量を調節しながら、ガスバーナ２を燃焼させる。
図４及び図５に示すように、蒸らし工程ｍａは、本炊き工程Ｍｍの終了後、予め記憶させてある蒸らし用設定時間（例えば１５〜２０分間程度）の間継続する。
【００１９】
本発明においては、制御部４は、本炊き工程Ｍｍを開始した時点（即ち、ガスバーナ２の加熱作動を開始した時点に相当する）からの経過時間Ｈを計時すると共に、その計時時間Ｈが設定部１３にて設定される加熱維持用設定時間Ｈ２を経過するまでの間は、温度センサ３の検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２以上になってもガスバーナ２の加熱作動を継続し、計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２を経過した後は、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度以Ｔ２以上になるとガスバーナ２を消火させる（即ち、ガスバーナ２の加熱作動を停止させる）ように構成してある。
【００２０】
又、制御部４は、計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２を経過するまでの間に、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２よりも高い異常加熱判別用設定温度Ｔ３以上になると、ガスバーナ２を消火させる（即ち、ガスバーナ２の加熱作動を停止させる）ように構成してある。
【００２１】
更に、制御手部４は、計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２よりも短い初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過するまでの間に、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２よりも低い初期異常判別用設定温度Ｔ１以上になると、ガスバーナ２を消火させる（即ち、ガスバーナ２の加熱作動を停止させる）ように構成してある。
更に、制御部４は、計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２よりも長い最長加熱用設定時間Ｈ３に達すると、ガスバーナ２を消火させる（即ち、ガスバーナ２の加熱作動を停止させる）ように構成してある。
尚、初期異常判別用設定温度Ｔ１、加熱停止用設定温度Ｔ２及び異常加熱判別用設定温度Ｔ３は、Ｔ１＜Ｔ２＜Ｔ３の関係にあり、初期異常判別用設定温度Ｔ１、加熱維持用設定時間Ｈ２及び最長加熱用設定時間Ｈ３は、Ｈ１＜Ｈ２＜Ｈ３の関係にある。
【００２２】
加熱維持用設定時間Ｈ２及び加熱停止用設定温度Ｔ２は、設定部１３により、炊飯器の使用者が炊飯量等に応じて適宜変更設定することができるようになっている。
ちなみに、図４及び図５は、加熱停止用設定温度Ｔ２を１２５°Ｃに設定したときのデータである。
図４及び図５に示すように、炊飯容量が６リットルの炊飯器で６リットルの白米を通常モードで炊飯したとき、及び、直ぐ炊きモードで炊飯したときのいずれも、本炊き工程Ｍｍを開始した時点から、温度センサ３の検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２以上になって本炊き工程Ｍｍが終了するまでの本炊き工程Ｍｍの経過時間は、略１７分程度である。従って、加熱維持用設定時間Ｈ２は、６リットルの炊飯容量の炊飯器で６リットルの白米を炊飯するときは、例えば、実際の本炊き工程Ｍｍの経過時間の１７分より多少短い１６分程度に設定する。又、６リットルの炊飯容量の炊飯器で３リットルの白米を炊飯するときは、実際の本炊き工程Ｍｍの経過時間は１５分３０秒程度であるので、加熱維持用設定時間Ｈ２は例えば１５分程度に設定する。尚、加熱維持用設定時間Ｈ２や加熱停止用設定温度Ｔ２を設定する際の目安等については、取扱説明書等において明記しておく。
【００２３】
初期異常判別用設定時間Ｈ１、最長加熱用設定時間Ｈ３、初期異常判別用設定温度Ｔ１及び異常加熱判別用設定温度Ｔ３は、対象とする炊飯器の炊飯容量等に基づく機種に応じて予め設定して、制御部４の記憶部に記憶させてある。以下、初期異常判別用設定時間Ｈ１、最長加熱用設定時間Ｈ３、初期異常判別用設定温度Ｔ１及び異常加熱判別用設定温度Ｔ３夫々の設定の仕方について説明する。
【００２４】
釜１が、水が入った状態で正常にセットされている限り、本炊き工程Ｍｍを開始後、釜１内の水分が沸騰するのに要する時間（図４及び図５では略１０分間）が経過するまでに、温度センサ３の検出温度Ｔが、釜１内で水分が沸騰している状態に対応する温度（図３及び図４では略１００°Ｃ）以上にはなり得ない。
従って、例えば、炊飯容量が６リットルの炊飯器の場合は、初期異常判別用設定時間Ｈ１としては例えば５分程度に設定し、初期異常判別用設定温度Ｔ１としては例えば１００°Ｃ程度に設定する。
【００２５】
最長加熱用設定時間Ｈ３は、炊飯条件の違い（炊飯量や、白米、炊き込み御飯、バターライス等の炊飯の種類）を考慮して、予想される本炊き工程Ｍｍの経過時間よりも多少長い時間に設定する。例えば、炊飯容量が６リットルの炊飯器の場合は、図４及び図５に示すように本炊き工程Ｍｍの経過時間は１７分程度であるので、最長加熱用設定時間Ｈ３は例えば２２分程度に設定する。
【００２６】
異常加熱判別用設定温度Ｔ３は、釜１が正常にセットされている場合、本炊き工程Ｍｍにおいて上がり得ることがない温度に、炊飯条件の違いを考慮して設定する。例えば、炊飯容量が６リットルの炊飯器の場合は、図４及び図５に示すように本炊き工程Ｍｍにおける最高温度は１４０°Ｃ以下であるので、異常加熱判別用設定温度Ｔ３は例えば２００°Ｃ程度に設定する。
【００２７】
次に、図３に示すフローチャートに基づいて、本炊き工程における制御部４の制御作動を説明する。
通常モードのときは運転スイッチ１１による炊飯開始指令に基づいて、又、直ぐ炊きモードのときは予備炊き工程の終了に基づいて、本炊き工程開始の指令があると、ガスバーナ２を本炊き工程用の燃焼条件にて燃焼させると共に、経過時間Ｈの計時を開始する（ステップ＃１、＃２）。
続いて、計時時間Ｈが初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過するまでの間は、検出温度Ｔが初期異常判別用設定温度Ｔ１以上か否かを判別する（ステップ＃３、＃４）。
計時時間Ｈが初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過するまでの間に、検出温度Ｔが初期異常判別用設定温度Ｔ１以上にならなかった場合は、続いて、計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２を経過するまでの間、検出温度Ｔが異常加熱判別用設定温度Ｔ３以上か否かを判別する（ステップ＃５、＃６）。
計時時間Ｈが初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過後、加熱維持用設定時間Ｈ２を経過するまでの間に、検出温度Ｔが異常加熱判別用設定温度Ｔ３以上にならなかった場合は、続いて、計時時間Ｈが最長加熱用設定時間Ｈ３を経過するまでの間、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２以上か否かを判別し、加熱停止用設定温度以Ｔ２以上になると、開閉弁８を閉弁してガスバーナ２を消火して本炊き工程を終了し、次の蒸らし工程を開始する（ステップ＃７〜＃９）。
計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２を経過後、最長加熱用設定時間Ｈ３を経過するまでの間に、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度以Ｔ２以上にならなかった場合は、計時時間Ｈが最長加熱用設定時間Ｈ３に達すると、ガスバーナ２を消火して本炊き工程を終了し、次の蒸らし工程を開始する。
【００２８】
計時時間Ｈが初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過するまでの間に、検出温度Ｔが初期異常判別用設定温度Ｔ１以上になったとき、及び、計時時間Ｈが初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過後、加熱維持用設定時間Ｈ２を経過するまでの間に、検出温度Ｔが異常加熱判別用設定温度Ｔ３以上になったときは、ガスバーナ２を消火するとともに、異常報知ランプ１６を点灯して待機する（ステップ＃１０、＃１１）。
尚、異常報知ランプ１６を点灯して待機している状態では、停止スイッチ１７がオン操作されて待機状態がリセットされるまでは、運転スイッチ１１による炊飯開始指令を受け付けず、停止スイッチ１７によりリセット操作されて、運転スイッチ１１により炊飯開始が指令されると、図２に示す主制御を実行する。
【００２９】
従って、計時時間Ｈが初期異常判別用設定時間Ｈ１を経過後、加熱維持用設定時間Ｈ２を経過するまでの間は、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２以上になっても、異常加熱判別用設定温度Ｔ３以上にならない限りは、ガスバーナ２の加熱作動が継続され、計時時間Ｈが加熱維持用設定時間Ｈ２を経過してからは、検出温度Ｔが加熱停止用設定温度Ｔ２以上になると、ガスバーナ２の加熱作動が停止され、本炊き工程が終了することになる。
【００３０】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
（イ）上記の実施形態においては、加熱維持用設定時間Ｈ２及び加熱停止用設定温度Ｔ２を変更設定可能なように構成する場合について例示したが、これらのうちのいずれか一方、あるいは、両方を、炊飯器の炊飯容量等に基づく機種に応じて予め設定して、制御部４の記憶部に記憶させておいても良い。
加熱停止用設定温度Ｔ２は、例えば、炊飯容量が４リットル及び６リットルの機種のときは１２５°Ｃ程度に、炊飯容量が９リットルの機種のときは１２０°Ｃ程度に夫々設定する。
又、加熱維持用設定時間Ｈ２は、例えば、炊飯容量が６リットルの機種のときは、１７分程度に設定する。
【００３１】
又、加熱維持用設定時間Ｈ２や加熱停止用設定温度Ｔ２を予め設定して記憶させておく場合、炊飯量毎に設定して記憶させるようにしても良い。
この場合、炊飯量を設定する炊飯量設定部を設け、その炊飯量設定部にて設定された炊飯量に対応する記憶情報を読み出して使用することになる。
加熱維持用設定時間Ｈ２は、例えば、炊飯容量が６リットルの機種のとき及び炊飯量が６リットルのときは１７分程度に、炊飯量が３リットルのときは１５分３０秒程度に夫々設定する。
従って、炊飯量に応じた適切な条件で炊飯することができるので、炊飯状態を一層良好なものにすることができる
【００３２】
又、加熱維持用設定時間Ｈ２や加熱停止用設定温度Ｔ２を予め設定して記憶させておく場合、「通常モード」及び「直ぐ炊きモード」の炊飯モードごとに設定して記憶させておき、設定部１３にて設定された炊飯モードに対応する記憶情報を読み出して使用するようにしてもよい。従って、炊飯モードに応じた適切な条件で炊飯することができるので、炊飯状態を一層良好なものにすることができる。
又、白米、炊き込み御飯やバターライス等の炊飯メニューを設定するメニュー設定スイッチを設けるとともに、加熱維持用設定時間Ｈ２や加熱停止用設定温度Ｔ２を炊飯メニュー毎に設定して記憶させておき、メニュー設定スイッチにて設定されたメニューに対応する記憶情報を読み出して使用するようにしても良い。従って、炊飯メニューに応じた適切な条件で炊飯することができるので、炊飯状態を一層良好なものにすることができる。
【００３３】
（ロ）初期異常判別用設定時間Ｈ１、最長加熱用設定時間Ｈ３、初期異常判別用設定温度Ｔ１及び異常加熱判別用設定温度Ｔ３を予め設定して制御部４の記憶部に記憶させておく場合、炊飯量毎に設定して記憶させるようにしても良い。この場合、炊飯量を設定する炊飯量設定部を設け、その炊飯量設定部にて設定された炊飯量に対応する記憶情報を読み出して使用することになる。従って、炊飯量に応じた適切な条件で炊飯することができるので、炊飯状態を一層良好なものにすることができる
【００３４】
又、「通常モード」及び「直ぐ炊きモード」の炊飯モードごとに設定して記憶させておき、設定部１３にて設定された炊飯モードに対応する記憶情報を読み出して使用するようにしてもよい。従って、炊飯モードに応じた適切な条件で炊飯することができるので、炊飯状態を一層良好なものにすることができる。
又、炊飯メニュー毎に設定すると共に、炊飯メニューを設定するメニュー設定スイッチを設け、そのメニュー設定スイッチにて設定されたメニューに対応する記憶情報を読み出して使用するようにしても良い。従って、炊飯メニューに応じた適切な条件で炊飯することができるので、炊飯状態を一層良好なものにすることができる。
【００３５】
（ハ）初期異常判別用設定時間Ｈ１、加熱維持用設定時間Ｈ２、最長加熱用設定時間Ｈ３、初期異常判別用設定温度Ｔ１、加熱停止用設定温度Ｔ２及び異常加熱判別用設定温度Ｔ３を設定するに当たっての具体値は、上記実施形態において例示した値に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
【００３６】
（ニ）本炊き工程Ｍｍ用の燃焼条件としては、上記の実施形態において例示した如き、温度センサ３の検出温度が予め記憶させてある温度カーブで変化するように燃焼量を調節するものに限定されるものではない。
例えば、温度センサ３の検出温度が予め設定して記憶させてある温度（加熱停止用設定温度Ｔ２よりも低く設定されている）になるまでは大燃焼量で、それ以降は、温度センサ３の検出温度が加熱停止用設定温度Ｔ２になるまでは小燃焼量でガスバーナ２を燃焼させるようにしても良い。
【００３７】
（ホ）保温用の加熱手段を設け、蒸らし工程の後に、保温用の加熱手段の加熱作用により炊飯後の白米等を保温する保温工程を自動的に実行するように構成しても良い。
（ヘ）加熱手段の具体構成としては、上記の実施形態において例示したガスバーナ２に限定されるものではない。電気ヒータ等種々のものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態にかかる炊飯器のブロック図
【図２】本発明の実施形態にかかる炊飯器の制御作動のフローチャートを示す図
【図３】本発明の実施形態にかかる炊飯器の制御作動のフローチャートを示す図
【図４】温度センサの検出温度と経過時間との関係を示す図
【図５】温度センサの検出温度と経過時間との関係を示す図
【符号の説明】
１釜
２加熱手段
３温度検出手段
４制御手段
１３設定手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is based on the heating means for heating the pot, the temperature detecting means for detecting the temperature of the bottom of the pot, and the heating means based on the detected temperature of the temperature detecting means being equal to or higher than the set temperature for stopping heating. The present invention relates to a rice cooker provided with a control means for stopping the heating operation.
[0002]
[Prior art]
In such a rice cooker, by heating the kettle by the heating means, the water in the kettle is absorbed by the rice cooking object (rice grains, etc.) and evaporated to cook rice. When the detected temperature of the temperature detecting means for detecting the temperature of the bottom becomes equal to or higher than the set temperature for stopping heating, the heating operation of the heating means is stopped by the control means.
While sufficient moisture remains in the kettle and the moisture is boiling, the temperature detected by the temperature detecting means is the temperature corresponding to the state where the moisture is boiling in the kettle (for example, from 100 ° C or 100 ° C). The temperature detected by the temperature detecting means rises from a substantially constant state corresponding to the boiling state when the moisture in the kettle decreases. Therefore, the set temperature for stopping heating is set to a predetermined temperature higher than the temperature corresponding to the boiling state.
Conventionally, when the temperature detected by the temperature detection means becomes equal to or higher than the heating stop set temperature, the control means stops the heating operation of the heating means uniformly (that is, without exception).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in this rice cooker, even when white rice is cooked, various rice cooking conditions are performed such as cooking with various rice cooking amounts and cooking with various rice cooking menus such as cooked rice and butter rice in addition to white rice Cooking rice is done.
However, in the conventional rice cooker that was designed to stop the heating operation of the heating means uniformly when the detected temperature of the temperature detection means becomes equal to or higher than the set temperature for stopping heating, depending on the rice cooking conditions, there is a large amount of residual moisture in the kettle. Despite the fact that the object to be cooked is not cooked sufficiently (hereinafter may be abbreviated as “uncooked state”), the detected temperature of the temperature detecting means becomes equal to or higher than the set temperature for stopping heating, and the heating means is heated. There was a problem that sometimes stopped.
[0004]
The inventor of the present invention has verified such a phenomenon that the detected temperature of the temperature detecting means becomes equal to or higher than the set temperature for stopping heating even though it is in an uncooked rice state. It turns out to happen.
For example, even when white rice is cooked, it may occur depending on the amount of rice cooked, but it has been found that this is particularly likely to occur when cooking rice other than white rice such as cooked rice or butter rice. When cooking rice such as cooked rice or butter rice, even if a large amount of water remains in the kettle, oil and soy sauce will accumulate at the bottom of the kettle. It may happen that the temperature exceeds the preset temperature.
[0005]
This invention is made | formed in view of this situation, The objective is to provide the rice cooker which can cook rice appropriately irrespective of rice cooking conditions.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the characteristic configuration of the first aspect, the control unit counts the elapsed time from the time when the heating unit starts the heating operation, and the time until the set time for the heating maintenance time elapses. , Even if the detection temperature of the temperature detection means exceeds the set temperature for stopping heating, the heating operation of the heating means is continued, and after the set time for maintaining heating has elapsed, the detected temperature is equal to or higher than the set temperature for stopping heating. Then, the heating operation of the heating means is stopped.
As the set time for maintaining the heating, for example, it is set to a time required to cook the rice cooking object such as rice grains to such an extent that it can be eaten without any sense of incongruity.
Therefore, after the start of heating, until the set time for maintaining heating elapses, the detected temperature of the temperature detecting means is set for stopping heating even though the remaining moisture in the kettle is large and the cooking object is not sufficiently cooked. Even when the temperature is higher than the temperature, the heating operation of the heating means is continued until the set time for maintaining the heating elapses at the shortest.
As a result, since heating by the heating means is continued for a set time for heating maintenance at the shortest regardless of the rice cooking conditions, the rice can be properly cooked regardless of the rice cooking conditions.
[0007]
According to the characteristic configuration of the second aspect, the control means detects abnormal heating in which the temperature detected by the temperature detection means is higher than the set temperature for stopping heating until the time measured has passed the set time for heating maintenance. When the temperature exceeds the set temperature, the heating operation of the heating means is stopped.
For example, if the hook is set with foreign matter attached to the bottom of the hook, the temperature detected by the temperature detecting means may become abnormally high. In addition, when the heating means is a gas burner, if the hook is set in a floating state or set in an inclined state, the flame of the gas burner approaches the temperature detection means due to wind or the like, and the detection temperature of the temperature detection means is abnormally high. There is a case.
As the abnormal heating determination set temperature, for example, even if the rice cooking conditions are variously changed, the temperature is set to a temperature that cannot be increased if the pot is set normally.
Therefore, if the temperature at the bottom of the kettle becomes abnormally high, such as when the setting of the kettle is inappropriate, the heating operation of the heating means is stopped, so abnormal cooking due to improper setting of the kettle, etc. It can be stopped as soon as possible.
[0008]
According to the characteristic configuration of the third aspect, the control means stops the heating of the temperature detected by the temperature detection means until the time for measuring the initial abnormality determination time, which is shorter than the heat maintenance setting time, has elapsed. When the temperature becomes equal to or higher than the initial abnormality determination set temperature lower than the set temperature for heating, the heating operation of the heating means is stopped.
For example, the pot is set with no water in it (so-called “cooking”), the pot is set with foreign matter attached to the bottom, or the pot is set in an abnormal posture (floating or inclined) The temperature detection means detects the temperature in a time shorter than the time required for the water to boil in a normal rice cooking state (that is, the kettle is set normally with a predetermined amount of water). Becomes higher than the detected temperature corresponding to the state where water boils.
The initial abnormality determination setting time is set to a time shorter than the time required for water to boil in a normal rice cooking state, for example, and the initial abnormality determination setting temperature is set to, for example, water boiling The temperature is set to a temperature detected by the temperature detecting means corresponding to the existing state or slightly lower than the detected temperature.
Therefore, it is possible to stop abnormal rice cooking caused by empty cooking or inappropriate pot setting as soon as possible.
[0009]
According to the characteristic configuration of the fourth aspect, the control unit stops the heating operation of the heating unit when the timed time reaches the longest heating set time longer than the heating maintenance set time.
For example, when the temperature detection means is in contact with the outer surface of the bottom of the pot to detect the temperature of the bottom of the pot, if there is a foreign object between the temperature detection means and the bottom of the pot, Despite being raised, the temperature detected by the temperature detecting means may not reach the set temperature for stopping heating.
And, as the longest heating set time, in a state longer than the heating maintenance set time, for example, the time that can avoid the burning of the rice cooking object, or the time that can reduce the burning as much as possible Set to.
Therefore, even if a temperature detection abnormality occurs such that the temperature detection means fails or the detected temperature of the temperature detection means does not reach the set temperature for stopping heating even though the rice cooking object is cooked, Since the heating operation is stopped when the longest heating set time elapses at the longest, the loss due to burning can be reduced as much as possible.
[0010]
According to the characteristic structure of Claim 5, the setting means which changes and sets the setting time for heating maintenance and the setting temperature for the heating stop is provided.
That is, in order to cook the rice cooking object as well as possible, the duration of the heating operation by the heating means and the temperature when stopping the heating operation of the heating means are the rice cooking amount, rice cooking menu such as cooked rice and butter rice It is preferable to set according to the above.
Therefore, the setting means can change the setting time for heating maintenance and the set temperature for heating stop according to the rice cooking conditions such as the amount of rice cooked and the rice cooking menu. Can be appropriate.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the rice cooker manages various controls of the rice cooker, a gas burner 2 as a heating means for heating the pot 1, a temperature sensor 3 as a temperature detection means for detecting the temperature of the bottom of the pot 1, and the rice cooker. A control unit 4 and an operation panel 5 provided with various switches for instructing the control unit 4 for various control information and various display units for displaying various information are configured as main components.
[0012]
In the fuel supply path 6 for supplying the fuel gas to the gas burner 2, an electromagnetically operated proportional valve 7 for adjusting the fuel supply amount to the gas burner 2 to adjust the combustion amount of the gas burner 2, and the electromagnetic operation for intermittently supplying fuel. Two on-off valves 8 of the formula are interposed. Further, an igniter 9 for igniting the gas burner 2 and a frame rod 10 for detecting the ignition are provided near the gas burner 2.
The temperature sensor 3 is arranged so as to contact the bottom outer surface of the hook 1 when the hook 1 is installed.
The shuttle 1 is configured to be detachable from a main body provided with a gas burner 2 and the like.
[0013]
The operation panel 5 includes an operation switch 11 for instructing the start of rice cooking, a stop switch 17 for instructing the stop of rice cooking, a rice cooking mode switching switch 12 for switching a rice cooking mode to be described later, a heating maintenance setting time H2 to be described later, and a heating stop A setting unit 13 as a setting means for changing and setting the set temperature T2, a display unit 14 for displaying setting information by the setting unit, a cooking rice lamp 15 for indicating that cooking is being performed, and a display indicating that an abnormality has occurred. An abnormality notification lamp 16 or the like is provided.
[0014]
In addition, in the rice cooking mode changeover switch 12, the rice cooking mode is "normal mode" when cooking rice that has been washed for a predetermined time or more after washing, and "immediate cooking mode" when cooking rice without washing. Can be switched to.
The setting unit 13 is a setting mode changeover switch 13a for switching between a mode for changing and setting the heating maintenance setting time H2 and a mode for changing and setting the heating stop setting temperature T2, and a setting switch for changing and setting the set value. 13b.
[0015]
The control unit 4 is configured by using a microcomputer, and the control unit 4 includes setting information of each of the operation switch 11, the stop switch 17, the rice cooking mode change switch 12, the setting mode change switch 13a, and the setting switch 13b, Detection information of each of the temperature sensor 3 and the frame rod 10 is input, and based on the various input information, the operation of the proportional valve 7, the on-off valve 8, the igniter 9, the display unit 14, the cooking rice lamp 15, and the abnormality notification lamp 16, respectively. Is configured to control.
[0016]
Hereinafter, the control operation of the control unit will be described.
As shown in the flowchart of FIG. 2, the control unit 4 basically activates the igniter 9 and opens the on-off valve 8 to open the gas burner 2 when the operation switch 11 instructs the start of rice cooking. Ignition is performed, the ignition of the gas burner 2 is confirmed by the frame rod 10, and the rice cooking lamp 15 is turned on. Subsequently, the rice cooking mode set by the rice cooking mode changeover switch 12 is executed, and the rice cooking mode is executed. When the cooking is finished, the cooking rice lamp 15 is turned off to notify that the cooking is finished.
[0017]
As shown in FIG. 2, the controller 4 basically has a main cooking process and a steaming process based on the temperature detected by the temperature sensor 3 when the normal mode is commanded by the rice cooking mode changeover switch 12. When the cooking mode is commanded immediately, the preliminary cooking process, the main cooking process, and the steaming process are described based on the temperature detected by the temperature sensor 3. The heating operation of the gas burner 2 is controlled so as to execute sequentially.
In FIG.4 and FIG.5, the relationship between the detection temperature T of the temperature sensor 3 at the time of rice cooking and elapsed time is shown. FIG. 4 shows the relationship between the detected temperature T and the elapsed time when 6 liters of white rice is cooked in the normal mode with a 6 liter rice cooker. FIG. 5 shows the same rice cooker with a 6 liter rice cooking capacity. Shows the relationship between the detected temperature T and the elapsed time when 6 liters of white rice is cooked immediately in the cooking mode. In the figure, a time zone indicated by Mp indicates a preliminary cooking step, a time zone indicated by Mm indicates a main cooking step, and a time zone indicated by Ma indicates a steaming step.
[0018]
In the preliminary cooking step Mp, as shown in FIG. 5, the temperature detected by the temperature sensor 3 is set in advance to a preliminary cooking preset temperature (for example, about 40 to 50 ° C.) stored in the storage unit of the control unit 4 in advance. The amount of combustion of the gas burner 2 is adjusted so that it is maintained for the preset cooking time (for example, about 10-15 minutes) memorize | stored (namely, the opening degree of the proportional valve 7 is adjusted).
In the main cooking process Mm, as shown in FIGS. 4 and 5, when the detected temperature of the temperature sensor 3 becomes equal to or higher than the set temperature T2 for stopping heating set by the setting unit 13, the gas burner is closed by closing the on-off valve 8. 2 is extinguished and the heating operation is stopped, but until the heating operation is stopped, the gas burner 2 is burned under the combustion conditions for the main cooking process. As the combustion conditions for the main cooking process, for example, the gas burner 2 is burned while adjusting the combustion amount so that the temperature detected by the temperature sensor 3 changes in a temperature curve stored in advance.
As shown in FIG.4 and FIG.5, the steaming process ma continues for the set time for steaming (for example, about 15 to 20 minutes) memorize | stored previously after completion | finish of this cooking process Mm.
[0019]
In the present invention, the control unit 4 counts the elapsed time H from the time when the main cooking process Mm is started (that is, when the heating operation of the gas burner 2 is started), and the time H is set. The heating operation of the gas burner 2 is continued until the detected temperature T of the temperature sensor 3 is equal to or higher than the set temperature T2 for stopping heating until the heating maintenance set time H2 set in the section 13 elapses. After the time H has passed the heating maintenance set time H2, the gas burner 2 is extinguished (that is, the heating operation of the gas burner 2 is stopped) when the detected temperature T becomes equal to or higher than the heating stop set temperature T2. It is.
[0020]
Further, when the detected temperature T becomes equal to or higher than the abnormal heating determination set temperature T3 that is higher than the heating stop set temperature T2 until the time count H has passed the heating maintenance set time H2, the control unit 4 detects the gas burner. 2 is extinguished (that is, the heating operation of the gas burner 2 is stopped).
[0021]
Further, the control hand 4 starts the initial period when the detected temperature T is lower than the set temperature T2 for stopping heating until the time H is passed the set time H1 for initial abnormality determination that is shorter than the set time H2 for maintaining the heating. The gas burner 2 is extinguished (that is, the heating operation of the gas burner 2 is stopped) when the temperature reaches the abnormality determination set temperature T1 or higher.
Further, the control unit 4 is configured to extinguish the gas burner 2 (that is, to stop the heating operation of the gas burner 2) when the timing time H reaches the longest heating setting time H3 longer than the heating maintenance setting time H2. It is.
The initial abnormality determination setting temperature T1, the heating stop setting temperature T2, and the abnormal heating determination setting temperature T3 have a relationship of T1 <T2 <T3, and the initial abnormality determination setting temperature T1 and the heating maintenance setting time H2 are satisfied. The longest heating set time H3 has a relationship of H1 <H2 <H3.
[0022]
The heating maintenance set time H2 and the heating stop set temperature T2 can be appropriately changed and set by the user of the rice cooker by the setting unit 13 according to the amount of rice cooked or the like.
4 and 5 are data when the set temperature T2 for stopping heating is set to 125 ° C.
As shown in FIG. 4 and FIG. 5, when cooking 6 liters of white rice in a normal mode with a rice cooker with a cooking capacity of 6 liters, and when cooking in the immediate cooking mode, the main cooking process Mm is started. The elapsed time of the main cooking process Mm is about 17 minutes from when the detected temperature T of the temperature sensor 3 becomes equal to or higher than the heating stop set temperature T2 and the main cooking process Mm ends. Therefore, the heating maintenance set time H2 is, for example, about 16 minutes, which is slightly shorter than 17 minutes of the elapsed time of the actual main cooking process Mm when cooking 6 liters of white rice with a 6 liter rice cooker. Set. Moreover, when 3 liters of white rice is cooked with a 6 liter rice cooker, the actual time of the main cooking process Mm is about 15 minutes and 30 seconds, so the heating maintenance set time H2 is, for example, 15 minutes. Set to degree. Note that a guideline for setting the heating maintenance set time H2 and the heating stop set temperature T2 is clearly described in the instruction manual or the like.
[0023]
The initial abnormality determination setting time H1, the longest heating setting time H3, the initial abnormality determination setting temperature T1, and the abnormal heating determination setting temperature T3 are set in advance in accordance with the rice cooking capacity of the target rice cooker. And stored in the storage unit of the control unit 4. Hereinafter, how to set the initial abnormality determination setting time H1, the longest heating setting time H3, the initial abnormality determination setting temperature T1, and the abnormal heating determination setting temperature T3 will be described.
[0024]
As long as the pot 1 is set normally with water in it, the time required for the water in the pot 1 to boil after starting the main cooking step Mm (approximately 10 minutes in FIGS. 4 and 5) By the time, the temperature T detected by the temperature sensor 3 cannot be higher than the temperature corresponding to the state in which moisture is boiling in the pot 1 (approximately 100 ° C. in FIGS. 3 and 4).
Therefore, for example, in the case of a rice cooker having a rice cooking capacity of 6 liters, the initial abnormality determination set time H1 is set to about 5 minutes, for example, and the initial abnormality determination set temperature T1 is set to about 100 ° C., for example. .
[0025]
The longest heating set time H3 is slightly longer than the expected elapsed time of the main cooking process Mm in consideration of the difference in rice cooking conditions (the amount of rice cooking, the type of rice cooking such as white rice, cooked rice, butter rice). Set to. For example, in the case of a rice cooker having a rice cooking capacity of 6 liters, the elapsed time of the main cooking process Mm is about 17 minutes as shown in FIGS. 4 and 5, so the longest heating set time H3 is about 22 minutes, for example. Set.
[0026]
The abnormal heating determination set temperature T3 is set to a temperature that cannot be increased in the main cooking step Mm in consideration of the difference in rice cooking conditions when the pot 1 is set normally. For example, in the case of a rice cooker having a rice cooking capacity of 6 liters, the maximum temperature in the main cooking process Mm is 140 ° C. or lower as shown in FIGS. Set to about C.
[0027]
Next, based on the flowchart shown in FIG. 3, the control action | operation of the control part 4 in a main cooking process is demonstrated.
Based on the rice cooking start command by the operation switch 11 in the normal mode, and in the immediate cooking mode, if there is a command to start the main cooking process based on the end of the preliminary cooking process, the gas burner 2 is used for the main cooking process. And the elapsed time H is started (steps # 1 and # 2).
Subsequently, it is determined whether or not the detected temperature T is equal to or higher than the initial abnormality determination setting temperature T1 until the time count H has passed the initial abnormality determination setting time H1 (steps # 3 and # 4).
If the detected temperature T does not become equal to or higher than the initial abnormality determination setting temperature T1 before the time measurement time H has passed the initial abnormality determination setting time H1, then the time measurement time H becomes the heating maintenance setting time. Until H2 elapses, it is determined whether or not the detected temperature T is equal to or higher than the abnormal heating determination temperature T3 (steps # 5 and # 6).
If the detected temperature T does not become equal to or higher than the preset temperature T3 for abnormal heating determination after the time H has passed the initial abnormal judgment set time H1 and before the heating maintenance set time H2 has elapsed, Until the measured time H elapses the longest heating set time H3, it is determined whether or not the detected temperature T is equal to or higher than the heating stop set temperature T2. Is closed, the gas burner 2 is extinguished, the main cooking process is terminated, and the next steaming process is started (steps # 7 to # 9).
If the detected temperature T does not become equal to or higher than the set temperature T2 for heating stop after the set time H2 for heating maintenance has elapsed and the set time H3 for maximum heating has elapsed, the measured time H When reaching the longest heating set time H3, the gas burner 2 is extinguished, the main cooking process is terminated, and the next steaming process is started.
[0028]
When the detected temperature T becomes equal to or higher than the initial abnormality determination setting temperature T1 before the time measurement time H has passed the initial abnormality determination setting time H1, and the time measurement time H is equal to the initial abnormality determination setting time H1. If the detected temperature T becomes equal to or higher than the abnormal heating determination temperature T3 after the elapse of the heating maintenance setting time H2, the gas burner 2 is extinguished and the abnormality notification lamp 16 is turned on. Wait (steps # 10 and # 11).
In the state where the abnormality notification lamp 16 is turned on and the standby state is reset, the stop switch 17 is turned on and the standby state is reset. When operated and the start of cooking rice is commanded by the operation switch 11, the main control shown in FIG. 2 is executed.
[0029]
Accordingly, even if the detected temperature T is equal to or higher than the set temperature T2 for stopping heating until the set time H2 for heating maintenance is elapsed after the set time H1 for determining the initial abnormality is elapsed after the timing time H has elapsed, the abnormal heating determination is performed. The heating operation of the gas burner 2 is continued as long as the temperature does not become equal to or higher than the set temperature T3, and after the time H has passed the set time H2 for maintaining the heating, when the detected temperature T becomes equal to or higher than the set temperature T2 for stopping heating, The heating operation of the gas burner 2 is stopped, and the main cooking process ends.
[0030]
[Another embodiment]
Next, another embodiment will be described.
(B) In the above embodiment, the case where the heating maintenance set time H2 and the heating stop setting temperature T2 are configured to be changeable is exemplified, but either one or both of them is exemplified. Alternatively, it may be set in advance according to the model based on the rice cooking capacity of the rice cooker and stored in the storage unit of the control unit 4.
The set temperature T2 for stopping heating is set to, for example, about 125 ° C. when the rice cooking capacity is 4 liters and 6 liters, and about 120 ° C. when the rice cooking capacity is 9 liters.
Moreover, the set time H2 for heating maintenance is set to about 17 minutes when the rice cooking capacity is 6 liters, for example.
[0031]
Moreover, when setting and memorize | stores the setting time H2 for heating maintenance, and the setting temperature T2 for a heating stop beforehand, you may make it set and memorize | store for every rice cooking amount.
In this case, a rice cooking amount setting unit for setting the rice cooking amount is provided, and the storage information corresponding to the rice cooking amount set by the rice cooking amount setting unit is read and used.
The heating maintenance set time H2 is set to about 17 minutes when the rice cooking capacity is 6 liters and when the amount of rice cooking is 6 liters, and about 15 minutes and 30 seconds when the rice cooking amount is 3 liters, for example. .
Therefore, rice can be cooked under appropriate conditions according to the amount of rice cooked, so that the rice cooking state can be made even better.
[0032]
In addition, when setting and storing the heating maintenance setting time H2 and the heating stop setting temperature T2 in advance, it is set and stored for each rice cooking mode of “normal mode” and “immediate cooking mode”. You may make it read and use the memory | storage information corresponding to the rice cooking mode set in the part 13. FIG. Therefore, rice can be cooked under appropriate conditions according to the rice cooking mode, so that the rice cooking state can be further improved.
In addition, a menu setting switch for setting rice cooking menus such as white rice, cooked rice, butter rice, etc. is provided, and setting time H2 for heating maintenance and setting temperature T2 for heating stop are set and stored for each rice cooking menu. The stored information corresponding to the menu set by the setting switch may be read and used. Therefore, rice can be cooked under appropriate conditions according to the rice cooking menu, so that the rice cooking state can be further improved.
[0033]
(B) When the initial abnormality determination setting time H1, the longest heating setting time H3, the initial abnormality determination setting temperature T1, and the abnormal heating determination setting temperature T3 are set in advance and stored in the storage unit of the control unit 4. Alternatively, it may be set and stored for each amount of cooked rice. In this case, a rice cooking amount setting unit for setting the rice cooking amount is provided, and the storage information corresponding to the rice cooking amount set by the rice cooking amount setting unit is read and used. Therefore, rice can be cooked under appropriate conditions according to the amount of rice cooked, so that the rice cooking state can be made even better.
[0034]
Further, it may be set and stored for each rice cooking mode of “normal mode” and “immediate cooking mode”, and the stored information corresponding to the rice cooking mode set in the setting unit 13 may be read and used. . Therefore, rice can be cooked under appropriate conditions according to the rice cooking mode, so that the rice cooking state can be further improved.
Moreover, while setting for every rice cooking menu, the menu setting switch which sets a rice cooking menu may be provided, and you may make it read and use the memory information corresponding to the menu set with the menu setting switch. Therefore, rice can be cooked under appropriate conditions according to the rice cooking menu, so that the rice cooking state can be further improved.
[0035]
(C) Set initial abnormality determination setting time H1, heating maintenance setting time H2, longest heating setting time H3, initial abnormality determination setting temperature T1, heating stop setting temperature T2, and abnormal heating determination setting temperature T3. The specific values for the above are not limited to the values exemplified in the above embodiment, and can be changed as appropriate.
[0036]
(D) The combustion conditions for the main cooking process Mm are limited to those for adjusting the combustion amount so that the temperature detected by the temperature sensor 3 changes in a pre-stored temperature curve as exemplified in the above embodiment. Is not to be done.
For example, the amount of combustion is large until the temperature detected by the temperature sensor 3 reaches a temperature that is preset and stored (set lower than the set temperature T2 for stopping heating), and thereafter, the temperature sensor 3 The gas burner 2 may be burned with a small amount of combustion until the detected temperature reaches the set temperature T2 for stopping heating.
[0037]
(E) A heating means for keeping warm may be provided, and after the steaming process, a warming process for keeping warm the cooked white rice and the like by the heating action of the heating means for keeping warm may be automatically executed.
(F) The specific configuration of the heating means is not limited to the gas burner 2 illustrated in the above embodiment. Various things such as an electric heater can be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a rice cooker according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a control operation of the rice cooker according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view showing a flowchart of control operation of the rice cooker according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a relationship between a temperature detected by a temperature sensor and an elapsed time.
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the temperature detected by the temperature sensor and the elapsed time.
[Explanation of symbols]
1 kettle
2 Heating means
3 Temperature detection means
4 Control means
13 Setting means

Claims

釜を加熱する加熱手段と、
前記釜の底の温度を検出する温度検出手段と、
その温度検出手段の検出温度が加熱停止用設定温度以上になることに基づいて、前記加熱手段の加熱作動を停止させる制御手段が設けられた炊飯器であって、
前記制御手段は、前記加熱手段の加熱作動を開始した時点からの経過時間を計時すると共に、その計時時間が加熱維持用設定時間を経過するまでの間は、前記温度検出手段の検出温度が前記加熱停止用設定温度以上になっても前記加熱手段の加熱作動を継続し、前記計時時間が前記加熱維持用設定時間を経過した後は、前記検出温度が前記加熱停止用設定温度以上になると前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されている炊飯器。Heating means for heating the kettle;
Temperature detecting means for detecting the temperature of the bottom of the pot;
A rice cooker provided with a control means for stopping the heating operation of the heating means based on the detected temperature of the temperature detecting means being equal to or higher than the set temperature for stopping heating,
The control means measures an elapsed time from the time when the heating operation of the heating means is started, and the detected temperature of the temperature detection means is the time until the measured time has passed the set time for maintaining the heating. When the heating means continues heating operation even when the heating stop set temperature or higher, and the time measured has passed the heating maintenance set time, the detected temperature becomes the heating stop set temperature or higher. A rice cooker configured to stop the heating operation of the heating means.

前記制御手段は、前記計時時間が前記加熱維持用設定時間を経過するまでの間に、前記検出温度が前記加熱停止用設定温度よりも高い異常加熱判別用設定温度以上になると、前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されている請求項１記載の炊飯器。When the detected temperature is equal to or higher than the preset temperature for determining abnormal heating that is higher than the preset temperature for stopping heating until the measured time has passed the preset time for heating maintenance, the control means The rice cooker according to claim 1, wherein the rice cooker is configured to stop the heating operation.

前記制御手段は、前記計時時間が前記加熱維持用設定時間よりも短い初期異常判別用設定時間を経過するまでの間に、前記検出温度が前記加熱停止用設定温度よりも低い初期異常判別用設定温度以上になると、前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されている請求項１又は２記載の炊飯器。The control means has an initial abnormality determination setting in which the detected temperature is lower than the heating stop set temperature until the initial abnormality determination set time that is shorter than the heating maintenance set time elapses. The rice cooker of Claim 1 or 2 comprised so that the heating action of the said heating means may be stopped when it becomes more than temperature.

前記制御手段は、前記計時時間が前記加熱維持用設定時間よりも長い最長加熱用設定時間に達すると、前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されている請求項１〜３のいずれか１項に記載の炊飯器。The said control means is comprised so that the heating operation of the said heating means may be stopped, if the time measured reaches the longest heating set time longer than the said heating maintenance set time. Item 1. Rice cooker.

前記加熱維持用設定時間及び前記加熱停止用設定温度を変更設定する設定手段が設けられている請求項１〜４のいずれか１項に記載の炊飯器。The rice cooker of any one of Claims 1-4 by which the setting means which changes and sets the setting time for the said heating maintenance and the said setting temperature for a heating stop is provided.