JP3622819B2 - 電子楽器のエンベロープ発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電子楽器のエンベロープ発生装置に関し、特にディケイ(Decay) フェーズでキーオフ(KeyOff)が発生しても、不自然な感じを与えないエンベロープを発生する電子楽器のエンベロープ発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子楽器のエンベロープ発生装置では、例えばアタック(Attack)、ディケイ(Decay) 、サステン(Sustain) 、およびリリース(Release) の4フェーズ構成で管理されていた。
このようなエンベロープ発生装置では、図13に示されているように、電子楽器のキーボードからキーオン信号が発生すると、エンベロープ発生装置にまずアタックフェーズ用のレベルおよびスピードのパラメータが設定され、エンベロープを発生する動作が開始される。今、該アタックフェーズ用のレベルをL1 とすると、該エンベロープ発生装置は該レベルL1 およびスピードのパラメータに基づいて図示されているようなエンベロープe1 を形成し、該エンベロープの大きさ(レベル)がL1 に達すると、該エンベロープ発生装置にディケイフェーズ用のレベルL2 およびスピードのパラメータが設定される。
【0003】
この設定がなされると、続いて該エンベロープ発生装置は前記ディケイフェーズ用のレベルL2 およびスピードのパラメータに基づいて図示されているようなエンベロープe2 を形成する。該エンベロープe2 が前記レベルL2 に達すると、該エンベロープ発生装置にサステンフェーズ用のレベルL2 およびスピードのパラメータが設定される。該サステンフェーズはエンベロープのレベルを維持するものであり、エンベロープe3 が形成される。該サステンフェーズ中に前記キーボードからキーオフ信号が発生すると、リリース用のレベルすなわち0レベルおよびスピードのパラメータが設定され、エンベロープe4 が形成される。以上の動作により、図13のようなエンベロープを得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、前記のような動作をするエンベロープ発生装置において、図14のように、ディケイフェーズの期間中のある時間t2 にキーオフ信号が発生したとすると、該エンベロープは該キーオフ信号発生時のレベルLx から0レベルに向かって直線的に降下し、図示の実線のようになる。そこで、該実線のエンベロープe5 と前記サステンフェーズでキーオフされた点線のエンベロープe2 、e3 とを比較すると、該エンベロープe5 はキーオフされた後暫くの間エンベロープe2 、e3 より大きくかつ直線的に0レベルに向かって降下することになり、該エンベロープe2 、e3 とは著しく異なった形状になり、演奏者等に不自然な感じを与えると言う問題がある。この不自然さは、リリースフェーズのスピードがディケイフェーズのスピードより遅く、かつサステンのレベルが低く設定されている場合に顕著になるという傾向がある。
【0005】
この発明の目的は、前記した従来技術の問題点を除去し、キーオフがディケイフェーズで発生しても不自然な感じを与えない電子楽器のエンベロープ発生装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、キーオフ時にダンパーペダルが踏まれても、あるいは再踏込み(リダンパー)があっても不自然な感じを与えないエンベロープを作成できる電子楽器のエンベロープ発生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、この発明は、レベル係数とスピード係数とをパラメータとしてエンベロープを生成する電子楽器のエンベロープ発生装置において、該エンベロープの各フェーズ毎のレベル係数とスピード係数とを発生するレベル・スピード係数発生手段と、キーオフ時に有効となる、ディケイフェーズおよびサステンフェーズに対するレベル加工係数およびスピード加工係数を発生するレベル加工・スピード加工係数発生手段と、記レベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、前記レベル加工・スピード加工係数発生手段から出力されたレベル加工係数およびスピード加工係数を作用させてエンベロープを発生するエンベロープ発生手段とを具備し、ディケイフェーズ継続時にキーオフが発生した場合に、前記エンベロープ発生手段は、ディケイフェーズに対して前記レベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、前記レベル加工・スピード加工係数発生手段から出力された、ディケイフェーズに対するレベル加工係数とスピード加工係数をそれぞれ作用させ、続くサステンフェーズに対して前記レベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、前記レベル加工・スピード加工係数発生手段から出力された、サステンフェーズに対するレベル加工係数とスピード加工係数をそれぞれ作用させることにより、自然に近い形状のエンベロープを発生させる点に第1の特徴がある。また、前記キーオフ時にさらにダンパーペダル信号を前記レベル加工係数およびスピード加工係数に作用させて、ダンパーペダルの踏込量に応じて前記レベル係数およびスピード係数を補正するようにした点に第2の特徴がある。
【0007】
この発明によれば、エンベロープのディケイフェーズでキーオフされても、自然に近い形状のエンベロープを生成することができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明のエンベロープ発生装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。レベル係数発生手段1はアタック、ディケイ、サステン、およびリリースの4つのフェーズ1〜4のレベル係数aを発生し、スピード係数発生手段2は該フェーズ1〜4のスピード係数bを発生する。切替え手段3、4、5および6はキー信号kによって、接点s1 、s3、またはs2 、s4 に切り替えられる。該キー信号kがオンの時には該切替え手段3、4、5および6はそれぞれ接点s1 、s3に接続され、該キー信号kがオフになると、それぞれ接点s2 、s4 に接続される。
【0009】
レベル係数加工手段7はレベル加工係数発生手段9から発生されるレベル加工係数cに基づいて前記レベル係数発生手段1から出力されるレベル係数aを加工する。同様に、スピード係数加工手段8はスピード加工係数発生手段10から発生されるスピード加工係数dに基づいて前記スピード係数発生手段2から出力されるスピード係数bを加工する。エンベロープ発生手段11は前記切替え手段4および6を通って入力されてきたレベル係数aあるいは加工されたレベル係数e、およびスピード係数bあるいは加工されたスピード係数fに従ってエンベロープを作成する。また、該エンベロープ発生手段11はエンベロープの大きさが前記レベル係数aあるいは加工されたレベル係数eに達した時点でフェーズ切替え信号pを出力する。
【0010】
次に、前記レベル係数加工手段7およびスピード係数加工手段8の第1の具体例を、図2の(a) 、(b) を参照して説明する。図から明らかなように、レベル係数加工手段7は加算器7aから構成することができ、スピード係数加工手段8は加算器8aから構成することができる。また、該レベル係数加工手段7およびスピード係数加工手段8の第2の具体例を、図3の(a) 、(b) に示す。この第2の具体例では、レベル係数加工手段7は乗算器7bから構成することができ、スピード係数加工手段8は乗算器8bから構成することができる。
【0011】
次に、前記エンベロープ発生手段11の一具体例を図4のブロック図を参照して説明する。該エンベロープ発生手段11は、前記切替え手段4を経て入力してくるレベル係数gと遅延バッファ24からの出力信号Ln-1 を入力とする減算器21と、該算器21の出力に前記切替え手段6を経て入力してくるスピード係数hを乗算する乗算器22と、該乗算器22の出力と遅延バッファ24からの出力信号Ln-1 を入力とする加算器23と、該加算器23から出力されたエンベロープ信号を所定時間遅延する遅延バッファ24と、前記レベル係数gとエンベロープ出力Ln を比較し、Ln がgに達した時に前記フェーズ切替え信号pを出力するフェーズ切替え信号発生部25とから構成されている。
【0012】
該エンベロープ発生手段11の動作は、下式で表すことができる。
Ln =Ln−1 +(g−Ln−1 )h
ここに、Ln はn番目のエンベロープ出力、Ln−1 は前記遅延バッファ24の出力である(n−1)番目のエンベロープ出力である。
【0013】
次に、前記した構成を有するエンベロープ発生装置の動作を図5、図6を参照して説明する。いま、一例として、前記レベル係数発生手段1およびスピード係数発生手段2は図5(a) に示されているようなレベル係数aおよびスピード係数b(ただし、0<b≦1)を発生し、また前記レベル加工係数発生手段9およびスピード加工係数発生手段10は同図(b) に示されているようなレベル加工係数cおよびスピード加工係数dを、それぞれ前記エンベロープ発生手段11から出力されるフェーズ切替え信号pに従って発生するものとする。なお、この動作の説明にあたっては、前記レベル係数加工手段7およびスピード係数加工手段8として、図2の加算器7a、8aが用いられているとする。
【0014】
図1のブロック図において、時刻t1 においてキーオン信号kが入力してきたとすると、切替え手段3、5は接点s1 に、4、6は接点s3 にそれぞれ接続される。また、レベル係数発生手段1からはフェーズ1のレベル係数a(=L1 )が発生され、スピード係数発生手段2からはスピード係数b(=0.3)が発生される。該レベル係数aおよびスピード係数bは切替え手段3〜6を経てエンベロープ発生手段11に入力される。エンベロープ発生手段11は該レベル係数aおよびスピード係数bが入力してくると、前記図4で説明した動作を行い、図6のアタックで示されているエンベロープe1 を生成し出力する。
【0015】
エンベロープ発生手段11の出力Ln がレベルL1 に達すると、エンベロープ発生手段11からフェーズ切替え信号pが出力される。そうすると、前記レベル係数発生手段1からはフェーズ2のレベル係数a(=L2 )が発生され、スピード係数発生手段2からはスピード係数b(=0.25)が発生され、これらの係数a,bはエンベロープ発生手段11に入力する。エンベロープ発生手段11は該係数a,bが入力してくると、該係数a,bに従って動作を行い、図6のエンベロープe2 を形成して出力する。
【0016】
さて、ディケイフェーズ中の時刻t2 においてキーオフがなされ、キーオフ信号kが入力してきたとすると、図1の切替え手段3、5は接点s2 に、4、6は接点s4 に接続される。このため、前記レベル係数発生手段1から出力されたレベル係数aはレベル係数加工手段7に入力し、レベル加工係数発生手段9からのレベル加工係数c(=L4 −L2 )と加算される。該加算結果であるレベル係数e(=L4 )はエンベロープ発生手段11に入力する。ここに、L4 ≦L2 とするのが好適である。一方、前記スピード係数発生手段2から出力されたスピード係数bはスピード係数加工手段8に入力し、スピード加工係数発生手段10からのスピード加工係数d(=0.1)と加算される。該加算結果であるスピード係数f(=0.25+0.1)はエンベロープ発生手段11に入力する。
【0017】
該エンベロープ発生手段11はレベル係数e=L4 、スピード係数f=0.35が入力してくると、該係数に従う動作を行い、図6のエンベロープf1 を生成して出力する。エンベロープ発生手段11の出力Ln がレベルL4 に達すると、エンベロープ発生手段11からフェーズ切替え信号pが出力される。そうすると、前記レベル係数発生手段1からはフェーズ3のレベル係数a(=L3 )が発生され、スピード係数発生手段2からはスピード係数b(=0.05)が発生され、それぞれがレベル係数加工手段7およびスピード係数加工手段8に入力する。レベル係数加工手段7では前記レベル係数発生手段1からのレベル係数a=L3 とレベル加工係数発生手段9からのレベル加工係数c=−L3 とが加算され、レベル係数e=0が生成される。一方、スピード係数加工手段8では前記スピード係数発生手段2からのスピード係数b=0.05とスピード加工係数発生手段10からのスピード加工係数d=0.05とが加算され、スピード係数f=0.1が生成される。前記レベル係数e=0とスピード係数f=0.1がエンベロープ発生手段11に入力すると、該エンベロープ発生手段11からは図6のエンベロープf2 が生成される。
【0018】
以上のように、本実施形態によれば、図6の実線で表された形状のエンベロープ(f1 +f2 )が生成されることになり、図14のエンベロープe5 と比べると、点線のエンベロープ(e2 +e3 )により近い形状になる。このため、ディケイ領域でキーオフの操作がなされても、不自然な感じがするのを大幅に低減することができるようになる。なお、前記レベル係数加工手段7およびスピード係数加工手段8として図3に示されているような乗算器を用いた場合には、例えば図5(c) に示されているようなレベル加工係数cおよびスピード加工係数dを用いることにより、前記と同様の不自然感のないエンベロープを生成できるようになる。
【0019】
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。図7のブロック図が図1のそれと異なる所は、ダンパーペダル信号mがレベル係数加工手段21およびスピード係数加工手段22に供給されるようになっている点であり、他の構成は同一である。なお、図において、図1と同じ符号は、同一または同等物を示す。
【0020】
次に、前記レベル係数加工手段21およびスピード係数加工手段22の第1の具体例を図8を参照して説明する。レベル係数加工手段21は同図(a) に示されているように加算器21aと乗算器21bから構成されており、スピード係数加工手段22は同図(b) に示されているように加算器22aと乗算器22bから構成されている。
【0021】
前記乗算器21bは前記レベル加工係数発生手段9から発生されたレベル加工係数cにダンパーペダル信号mを乗算する。加算器21aは前記レベル係数発生手段1から出力されたレベル係数aと該乗算器21bの出力信号とを加算する。一方、前記乗算器22bはスピード加工係数発生手段10から出力されたスピード加工係数dにダンパーペダル信号mを乗算する。加算器22aは前記スピード係数発生手段2から出力されたスピード係数bと該乗算器22bの出力信号とを加算する。
【0022】
図9は前記レベル係数加工手段21およびスピード係数加工手段22の第2の具体例を示すブロック図である。レベル係数加工手段21は図示されているように、第1の乗算器21cと第2の乗算器21dから構成されており、スピード係数加工手段22は第1の乗算器22cと第2の乗算器22dから構成されている。
【0023】
次に、前記レベル係数加工手段21およびスピード係数加工手段22の第3の具体例を、図10のブロック図を参照して説明する。レベル係数加工手段21は加算器21eとレベル加工テーブル21fとから構成することができる。また、スピード係数加工手段22は加算器22eとスピード加工テーブル22fとから構成することができる。該レベル加工テーブル21fとスピード加工テーブル22fの一例を図11に示す。ペダル信号mはペダル値として、例えば0〜127の128段階の値を取ることができる。ペダル値0はダンパーペダルが全く踏まれていない状態、ペダル値127はダンパーペダルが一番強く踏まれている状態を示す。図11のテーブルにおいて、L2 >L4 〜L7 、L4 <L5 <L6 <L7 であるので、レベル加工テーブル21fから得られるレベル加工係数は負の値を有し、かつフェーズ2の場合には前記ペダル値が0から127に向かう程、その絶対値が小さくなる傾向にある。一方、スピード加工テーブル22fから得られるスピード加工係数は正の値を有し、前記ペダル値が0から127に向かう程、その絶対値が小さくなる傾向にある。
【0024】
図12は、該第2の実施形態から得られるエンベロープの形状を示している。ペダル値が0の時には、フェーズ2のレベル加工係数がL4 −L2 、スピード加工係数が0.1であり、フェーズ3のレベル加工係数が−L3 、スピード加工係数が0.05であるので、エンベロープの形状はq1 のようになる。また、ペダル値が32、64、96、127と増加すると、フェーズ2、フェーズ3のレベル加工係数およびスピード加工係数はそれぞれ図11のようになるので、エンベロープの形状はそれぞれq2 、q3 、q4 およびq5 となる。
【0025】
以上のように、本実施形態によれば、ディケイ領域でキーオフの操作がなされ、かつダンパーペダルの操作がなされても、不自然な感じを与えないエンベロープ形状を提供することができるようになる。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ディケイフェーズ継続時にキーオフが発生した場合に、ディケイフェーズに対してレベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、ディケイフェーズに対するレベル加工係数とスピード加工係数をそれぞれ作用させ、続くサステンフェーズに対してレベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、サステンフェーズに対するレベル加工係数とスピード加工係数をそれぞれ作用させてエンベロープを発生させるようにしたので、たとえディケイ領域でキーオフ操作がされても、自然な感じを与えるエンベロープ形状を提供できるようになる。
【0027】
また、ダンパーペダルの操作がされた場合には、該ダンパーペダルの踏込量に応じてエンベロープ形状が0レベルに収束するスピードを変えることができ、自然な感じを与えるエンベロープ形状を提供できるようになる。
【0028】
なお、前記キーオフ時に得られるレベル係数をキーオン時のレベル係数より小さくすると、より自然な感じを与えるエンベロープ形状を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレベル係数加工手段およびスピード係数加工手段の第1の具体的構成を示すブロック図である。
【図3】該レベル係数加工手段およびスピード係数加工手段の第2の具体的構成を示すブロック図である。
【図4】図1のエンベロープ発生手段の具体的構成を示すブロック図である。
【図5】レベル係数、スピード係数、レベル加工係数、スピード加工係数の一例を示すブロック図である。
【図6】図1の構成により得られるエンベロープ形状の一例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態の概略の構成を示すブロック図である。
【図8】図7のレベル係数加工手段およびスピード係数加工手段の第1の具体的構成を示すブロック図である。
【図9】該レベル係数加工手段およびスピード係数加工手段の第2の具体的構成を示すブロック図である。
【図10】該レベル係数加工手段およびスピード係数加工手段の第3の具体的構成を示すブロック図である。
【図11】図10のレベル加工テーブルおよびスピード加工テーブルの一具体例を示す図である。
【図12】図7の構成により得られるエンベロープ形状の一例を示す図である。
【図13】サステン領域でキーオフされた時のエンベロープ形状の一例を示す図である。
【図14】ディケイ領域でキーオフされた時の従来のエンベロープ形状の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…レベル係数発生手段、2…スピード係数発生手段、3〜6…切替え手段、7…レベル係数加工手段、8…スピード係数加工手段、9…レベル加工係数発生手段、10…スピード加工係数発生手段、11…エンベロープ発生手段、k…キー信号、m…ダンパーペダル信号。

Claims (4)

  1. レベル係数とスピード係数とをパラメータとしてエンベロープを生成する電子楽器のエンベロープ発生装置において、
    該エンベロープの各フェーズ毎のレベル係数とスピード係数とを発生するレベル・スピード係数発生手段と、
    キーオフ時に有効となる、ディケイフェーズおよびサステンフェーズに対するレベル加工係数およびスピード加工係数を発生するレベル加工・スピード加工係数発生手段と、
    記レベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、前記レベル加工・スピード加工係数発生手段から出力されたレベル加工係数およびスピード加工係数を作用させてエンベロープを発生するエンベロープ発生手段とを具備し、
    ディケイフェーズ継続時にキーオフが発生した場合に、前記エンベロープ発生手段は、ディケイフェーズに対して前記レベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、前記レベル加工・スピード加工係数発生手段から出力された、ディケイフェーズに対するレベル加工係数とスピード加工係数をそれぞれ作用させ、続くサステンフェーズに対して前記レベル・スピード係数発生手段から出力されたレベル係数とスピード係数に、前記レベル加工・スピード加工係数発生手段から出力された、サステンフェーズに対するレベル加工係数とスピード加工係数をそれぞれ作用させることにより、自然に近い形状のエンベロープを発生させることを特徴とする電子楽器のエンベロープ発生装置。
  2. 請求項1記載の電子楽器のエンベロープ発生装置において、前記キーオフ時に前記エンベロープ発生手段においてディケイフェーズおよびサステンフェーズに対して得られるそれぞれのレベル係数は、前記レベル・スピード係数発生手段がディケイフェーズおよびサステンフェーズに対して発生するそれぞれのレベル係数より小さいことを特徴とする電子楽器のエンベロープ発生装置。
  3. 請求項1記載の電子楽器のエンベロープ発生装置において、前記キーオフ時にさらにダンパーペダル信号を前記レベル加工・スピード加工係数発生手段が発生するレベル加工係数およびスピード加工係数に作用させて、ダンパーペダルの踏込量に応じてレベル係数およびスピード係数を補正するようにしたことを特徴とする電子楽器のエンベロープ発生装置。
  4. 請求項1記載の電子楽器のエンベロープ発生装置において、前記エンベロープ発生手段は、前記キーオフ時に、前記レベル・スピード係数発生手段が発生するレベル係数とスピード係数に前記レベル加工・スピード加工係数発生手段が発生するレベル加工係数スピード加工係数をそれぞれ加算または乗算することを特徴とする電子楽器のエンベロープ発生装置。
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