JP3622418B2 - 燃料噴射装置用インジェクタの駆動回路 - Google Patents

燃料噴射装置用インジェクタの駆動回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関に燃料を供給する燃料噴射装置用インジェクタの駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、燃料噴射装置用のインジェクタは、先端に噴射ノズルが形成されたインジェクタボディを備えていて、該インジェクタボディ内に、ノズルの先端に形成された噴射孔を開閉するニードルバルブと、該ニードルバルブを閉位置側に付勢するスプリングと該ニードルバルブを開位置側に駆動するソレノイド(電磁石)とを設けている。インジェクタボディ内には、燃料ポンプから所定の圧力で燃料が与えられ、ソレノイドの駆動コイルに所定のレベル以上の駆動電流が供給されている期間ニードルバルブが開いて燃料を噴射する。インジェクタからの燃料噴射量は、インジェクタボディ内に供給される燃料の圧力とバルブが開いている時間(開弁時間)の長さとにより決まる。
【0003】
従って、この種のインジェクタからの燃料の噴射量を正確に制御するためには、開弁時間を正確に制御することが必要であり、そのためには、噴射開始時にニードルバルブの駆動速度を上げてバルブが閉状態と開状態との間の中間領域にある時間をできるだけ短くすることが必要である。
【0004】
そのため、この種のインジェクタを駆動する際には、噴射指令が与えられた時に、ソレノイドの駆動コイルに高い駆動電圧を与えて大きなピーク電流を流すことによりバルブの駆動速度を高め、バルブが開いた後に駆動電流をホールド電流(開弁状態を保持するために必要な電流)まで低下させてバルブを開状態に保持するようにしている。
【0005】
最近、内燃機関の排気ガスの浄化と燃費の向上とを図るために、機関のシリンダーにインジェクタを取り付けて、該インジェクタからシリンダ内に直接燃料を噴射する「筒内噴射」を行わせる研究が進められている。筒内噴射を行わせるために用いるインジェクタでは、燃焼時の高圧に耐えさせるために、ニードルバルブを閉位置側に付勢するスプリングの付勢力を高くしておく必要がある。また筒内噴射を行わせる場合には、燃料を噴射した直後に、シリンダ内の燃料に着火して燃焼を行わせる必要があるため、燃焼を良好に行わせるには、噴霧粒径をできるだけ小さくすることが必要とされる。そのため、この種の目的に用いるインジェクタでは、インジェクタボディ内に供給する燃料の圧力をできるだけ高くすることが必要とされる。
【0006】
これらの理由から、筒内噴射に用いるインジェクタでは、ニードルバルブを開位置側に駆動するために出力が大きいソレノイドを用いる必要があり、バルブの駆動速度を高めるために、駆動電圧を高くして駆動コイルに大きな駆動電流を流す必要がある。
【0007】
従来のインジェクタ駆動回路においては、上記のようにインジェクタの駆動電圧を高くすることが必要とされる場合に、バッテリと該バッテリの電圧を昇圧するDC/DCコンバータとにより電源部を構成して、DC/DCコンバータにより昇圧された電圧をインジェクタの駆動電圧として用いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のインジェクタ駆動回路では、インジェクタの駆動電圧を高くすることが必要とされる場合に、DC/DCコンバータを必要としたため、電源部の構造が複雑になるのを避けられなかった。また従来のインジェクタ駆動回路は、必ずバッテリを電源として用いるため、船外機やスノーモビル等の乗物のように、バッテリを搭載しない乗物を駆動する機関に取り付けるインジェクタを駆動する場合に適用することができなかった。
【0009】
本発明の目的は、DC/DCコンバータを用いずにインジェクタに十分高い駆動電圧を与えてインジェクタを高速駆動することができるようにした燃料噴射装置用インジェクタ駆動回路を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、バッテリを用いずに、出力が大きいソレノイドが用いられるインジェクタを支障なく駆動できるようにしたインジェクタ駆動回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内燃機関に燃料を供給する燃料噴射装置用インジェクタの駆動コイルに対して直列に接続されて駆動信号が与えられている間オン状態になる駆動スイッチと、該駆動コイルと駆動スイッチとの直列回路の両端に駆動電圧を印加する駆動電源部とを備えて、駆動スイッチが導通した際に駆動コイルにピーク電流を流した後駆動スイッチがオフ状態になるまでの間駆動コイルにピーク電流よりも小さいホールド電流を流す燃料噴射装置用インジェクタの駆動回路に係わるものである。
【0012】
本発明においては、駆動電源部に、ピーク電流供給用の第1の電源回路と、ホールド電流供給用の第2の電源回路とを設ける。
【0013】
上記第1の電源回路は、内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられた発電コイルと、インジェクタ駆動用コンデンサと、発電コイルの出力でインジェクタ駆動用コンデンサを一方の極性に充電する充電回路とを設けて、インジェクタ駆動用コンデンサの両端に駆動電圧を発生するように構成する。
【0014】
また上記第2の電源回路は、インジェクタ駆動用コンデンサの両端に得られる電圧の平均値よりも低いほぼ一定の直流電圧を駆動電圧として出力するように構成する。
【0015】
上記インジェクタ駆動用コンデンサを充電する充電回路は、磁石発電機内に設けられた発電コイルの交流出力を整流してインジェクタ駆動用コンデンサの両端に印加する整流回路により構成できる。この場合整流回路としては半波整流回路(単一のダイオードからなるもの)を用いてもよく、ダイオードブリッジ全波整流回路や、中間タップを有する発電コイルの両端にそれぞれダイオードを接続して構成するセンタタップ両波整流回路等を用いてもよい。発電コイルは単相交流電圧を発生するものでもよく、多相交流電圧を発生するものでもよい。
【0016】
上記第2の電源回路は、インジェクタの駆動コイルにホールド電流を流すために必要な駆動電圧を得ることができる回路であればよく、その電源はバッテリでもよく、磁石発電機内に設けられた発電コイルでもよい。
【0017】
上記のように、磁石発電機内に設けた発電コイルにより充電されるインジェクタ駆動用コンデンサを設けて、該コンデンサの両端の電圧でインジェクタの駆動コイルに駆動電圧を印加するようにすると、発電コイルの出力電圧を適当に設定しておくことにより、DC/DCコンバータを用いずにインジェクタに十分高い駆動電圧を与えてインジェクタを高速駆動することができ、インジェクタの駆動回路の構成を簡単にすることができる。また上記のように構成すると、インジェクタ駆動用コンデンサの容量を適当に設定しておくことにより、インジェクタの駆動コイルに十分大きい駆動電流を供給できるため、大容量のバッテリやDC/DCコンバータを用いることなく、出力が大きいソレノイドが用いられるインジェクタを支障なく駆動することができる。
【0018】
本発明の好ましい実施態様では、上記第1の電源回路が、内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられた発電コイルと、電源コンデンサ及びインジェクタ駆動用コンデンサと、発電コイルの出力で電源コンデンサを一方の極性に充電する電源コンデンサ充電回路と、電源コンデンサとインジェクタ駆動用コンデンサとの間に設けられて導通した際に電源コンデンサの両端の電圧でインジェクタ駆動用コンデンサに充電電流を流す充電制御用スイッチと、駆動スイッチがオン状態になったとき及びオフ状態になったときにそれぞれ充電制御用スイッチをオフ状態及びオン状態にするように駆動スイッチの動作に応じて充電制御用スイッチをオンオフ制御するスイッチ制御回路とを備えて、インジェクタ駆動用コンデンサの両端に駆動電圧を発生する回路により構成される。
【0019】
この場合も、第2の電源回路は、インジェクタ駆動用コンデンサの両端に得られる電圧の平均値よりも低いほぼ一定の直流電圧を前記駆動電圧として出力するように構成する。
【0020】
上記のように、電源コンデンサとインジェクタ駆動用コンデンサとの間に充電制御用スイッチを設けて、駆動スイッチがオン状態になったとき及びオフ状態になったときにそれぞれ充電制御用スイッチをオフ状態及びオン状態にするように制御すると、インジェクタ駆動用コンデンサからインジェクタに駆動電流を流している間に、インジェクタ駆動用コンデンサから切り離された電源コンデンサが発電コイルの出力により充電され、駆動スイッチがオフ状態になって充電制御用スイッチがオン状態になったときに電源コンデンサに蓄積された電荷をインジェクタ駆動用コンデンサに速やかに移行させて、次のインジェクタの駆動に備えることができる。従って、機関の高速時に燃料噴射時間が長くなって、インジェクタを駆動する間隔が短くなった場合でもインジェクタに十分大きなピーク電流を流してインジェクタを高速駆動することができる。
【0021】
上記電源コンデンサ充電回路は、磁石発電機内に設けられた発電コイルの交流出力を整流して電源コンデンサの両端に印加する整流回路により構成できる。この場合も整流回路としては半波整流回路を用いてもよく、ダイオードブリッジ全波整流回路や、センタタップ両波整流回路等を用いてもよい。発電コイルは単相交流電圧を発生するものでもよく、多相交流電圧を発生するものでもよい。
【0022】
上記充電制御用スイッチは、例えばエミッタ及びコレクタをそれぞれ電源コンデンサの正極側端子及びインジェクタ駆動用コンデンサの正極側端子に結合したPNPトランジスタをスイッチ素子とした回路により構成することができる。この場合、スイッチ制御回路は、例えば、コレクタが充電制御用スイッチを構成するPNPトランジスタのベースに結合され、ベースが抵抗を通して電源コンデンサの正極側端子に接続されるとともにエミッタが電源コンデンサの負極側端子に接続されたNPNトランジスタと、該NPNトランジスタのベースと前記駆動スイッチの駆動コイル側の端子との間にアノードをNPNトランジスタ側に向けた状態で接続されたダイオードとにより構成できる。
【0023】
上記充電制御用スイッチはまた、コレクタ及びエミッタがそれぞれ電源コンデンサの正極側端子及びインジェクタ駆動用コンデンサの正極側端子に結合さたNPNトランジスタと、電源コンデンサの正極端子側から該NPNトランジスタにベース電流を与える抵抗とにより構成することができる。この場合、スイッチ制御回路は、例えば、NPNトランジスタのベースにタイードのアノードを接続し、該ダイオードのカソードを前記駆動スイッチの駆動コイル側の端子に接続することにより構成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係わるインジェクタ駆動回路の1気筒分の構成例を示したもので、同図において1は内燃機関の1つの気筒に取り付けられたインジェクタのニードルバルブを駆動するレノイド(電磁石)の駆動コイル、2は駆動コイル1に対して直列に接続された駆動スイッチ、3は駆動スイッチ2に駆動信号を与えるインジェクタ制御回路、4はピーク電流供給用の第1の電源回路、5はホールド電流供給用の第2の電源回路であり、第1の電源回路4と第2の電源回路5とにより駆動電源部が構成されている。
【0025】
図示の例では、エミッタが接地され、コレクタが駆動コイル1の一端に接続されたNPNトランジスタTR1 により駆動スイッチ2が構成され、インジェクタ制御回路3からトランジスタTR1 のベースに駆動信号Vj が与えられている。インジェクタ制御回路3は例えばマイクロコンピュータを備えていて、大気圧、スロットルバルブ開度、機関の冷却水温度、吸気温度等の各種の条件に対して、燃料の噴射時間(インジェクタのバルブを開いている時間)を演算し、各気筒の噴射開始時期が検出された時に各気筒に取り付けられたインジェクタの駆動スイッチに駆動信号Vj を与える。駆動信号Vj は矩形波状の信号からなっていて、その時間幅が噴射時間に相応している。
【0026】
第1の電源回路4は、内燃機関に取り付けられた図示しない磁石発電機内に設けられて一端が接地された発電コイルW1 と、インジェクタ駆動用コンデンサC1 と、発電コイルW1 の出力を整流してその整流出力電流をインジェクタ駆動用コンデンサC1 に充電電流として供給する整流回路4Aとを備えていて、インジェクタ駆動用コンデンサC1 の両端に駆動電圧Vd1を発生するように構成されている。インジェクタ駆動用コンデンサC1 の一端(負極側端子)は接地され、該コンデンサC1 の他端(正極側端子)が駆動コイル1の駆動スイッチ2と反対側の端子に接続されている。
【0027】
図示の例では、アノードが発電コイルW1 の非接地側端子に接続され、カソードがインジェクタ駆動用コンデンサC1 の非接地側端子に接続されたダイオードD1 により整流回路4Aが構成され、発電コイルW1 の出力によりダイオードD1 を通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 が図示の極性に充電されるようになっている。発電コイルW1 →ダイオードD1 →コンデンサC1 →発電コイルW1 の回路により、発電コイルW1 の出力でインジェクタ駆動用コンデンサC1 を充電する充電回路が構成されている。
【0028】
この場合、機関の低速時においても、インジェクタを高速駆動するために必要なピーク電流を駆動コイル1に流すための駆動電圧Vd1が得られるように、発電コイルW1 の巻数を十分に多くしておく。
【0029】
図示の第2の電源回路5は、負極が接地されたバッテリBと、バッテリBを電源として駆動コイル1にホールド電流を流すために必要な一定の電圧(第1の電源回路4から与えられる駆動電圧Vd1よりも低い電圧)を駆動電圧Vd2として出力する定電圧回路5Aとからなっていて、定電圧回路5Aから得られる駆動電圧Vd2がダイオードD2 を通して駆動コイル1と駆動スイッチ2との直列回路の両端に印加されている。定電圧回路5Aは例えばバッテリBに対して並列に接続されたツェナーダイオードにより構成することができる。ホールド電流を流すために必要な駆動電圧は通常12[V]程度である。
【0030】
図示してないが、バッテリBは、内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に発電コイルW1 とは別個に設けられた発電コイルの出力により所定の充電回路を通して充電される。
【0031】
図1に示したインジェクタ駆動回路において、発電コイルW1 は、図7(B)に示したように、内燃機関の回転に同期して交流電圧VG を誘起する。発電コイルW1 に誘起する電圧の正の半サイクルにおいてダイオードD1 を通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 が図示の極性に充電される。なお図7の各図において横軸のθは機関のクランク軸の回転角度を示している。コンデンサC1 の両端の電圧Vc1の変化を図7(C)に示してある。図7(A)に示すように、回転角度位置θ1 でインジェクタ制御回路3からトランジスタTR1 のベースに駆動信号Vj が与えられると、該トランジスタTR1 がオン状態になり、インジェクタ駆動用コンデンサC1 から駆動コイル1とトランジスタTR1 のコレクタエミッタ間回路とを通して図7(E)に示すように駆動電流Ij が流れる。最初コンデンサC1 の両端の電圧が第2の電源回路5の出力電圧Vd2よりも高い間はダイオードD2 が逆バイアスされて導通しないため、駆動電流はもっぱらインジェクタ駆動用コンデンサC1 側から供給される。駆動電流Ij は急速にピーク値に達した後(ピーク電流Ijpが流れた後)低下していく。コンデンサC1 の両端の電圧Vc1は放電の進行に伴って低下していく。コンデンサC1 の両端の電圧が第2の電源回路5から与えられる駆動電圧Vd2よりも低くなると、該第2の電源回路5側からダイオードD2 を通して駆動コイル1にホールド電流Ijhが供給される。駆動信号Vj が消滅すると、トランジスタTR1 がオフ状態になるため、ホールド電流Ijhが消滅する。
【0032】
上記の例では、第2の電源回路5の電源としてバッテリBを用いたが、図2に示したように発電コイルW1 が設けられる磁石発電機内に発電コイルW1 と別個に設けられた発電コイルW2 と、該発電コイルW2 の出力を整流する整流回路5Bとからなる直流電源回路を電源として第2の電源回路5を構成することもできる。この例では、整流回路5Bとしてダイオードブリッジ全波整流回路が用いられ、該整流回路5Bの出力が定電圧回路5Aに入力されている。定電圧回路5Aの正極側出力端子と接地間にコンデンサC0 が接続され、該コンデンサCo の両端にホールド電流を流すために必要な低電圧(駆動電圧)Vd2が得られるようになっている。その他の点は図1に示した例と同様である。
【0033】
図2に示したように、第2の電源回路の電源として磁石発電機の発電コイルW2 を用いると、バッテリを搭載しない乗物の機関に取り付けるインジェクタを駆動する場合にも、インジェクタを高速駆動することができる。
【0034】
上記のように、第1の電源回路4に設ける発電コイルW1 は機関の低速時においても十分に大きなピーク電流を流すために必要な駆動電圧を得るために、その巻数を多くする必要があるが、発電コイルW1 の巻数を多くすると、その巻数によっては、機関の高速時に発電機の電機子反作用により発電コイルW1 の出力電圧が低下し、インジェクタ駆動用コンデンサC1 を十分に高い電圧(十分に大きいピーク電流を流すために必要な電圧)まで充電することができなくなるおそれがある。このような状態が生じるのを避けるために、図3に示したように、磁石発電機内に、巻数が多く、低速時に十分に高い電圧を誘起する低速用発電コイルW1aと、巻数が少なく、高速時に高い電圧を誘起する高速用発電コイルW1bとを設けて、低速用発電コイルW1aの出力及び高速用発電コイルW1bの出力をそれぞれ別個の整流回路4Aa及び整流回路4Abを通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 に印加するようにすればよい。図示の例では、発電コイルW1a及びW1bの一端が接地されていて、これらの発電コイルW1a及びW1bの他端がダイオードD1a及びD1bのアノードに接続され、ダイオードD1a及びD1bのカソードがインジェクタ駆動用コンデンサC1 の非接地側端子に共通接続されている。ダイオードD1a及びD1bによりそれぞれ整流回路4Aa及び4Abが構成されている。図3に示した例において、他の部分の構成は図2に示した例と同様である。
【0035】
図3に示したように、低速用発電コイルW1aと高速用発電コイルW1bとを設けておくと、機関の低速時には低速用発電コイルW1aが高い電圧を誘起してインジェクタ駆動用コンデンサC1 を十分に高い電圧まで充電する。また機関の高速時には高速用発電コイルW1bが十分に高い電圧を誘起してインジェクタ駆動用コンデンサC2 を十分に高い電圧まで充電する。従って、機関の低速時か高速時までインジェクタ駆動用コンデンサを十分に高い電圧まで充電してインジェクタを高速駆動することができる。
【0036】
図1に示した例においても、第1の電源回路4を図3に示したように構成できるのはもちろんである。
【0037】
多気筒内燃機関のそれぞれの気筒にインジェクタを取り付ける場合には、複数の気筒にそれぞれ取り付けたインジェクタの駆動コイルにそれぞれ駆動スイッチが直列に接続されるため、駆動コイルと駆動スイッチとの直列回路が複数形成されることになる。この場合、複数のインジェクタの駆動期間がオーバラップしないのであれば、該複数の駆動コイルと駆動スイッチとの直列回路を1つのインジェクタ駆動用コンデンサの両端に互いに並列に接続する構成をとることができる。
【0038】
しかしながら、インジェクタを駆動する期間がオーバラップする場合や、インジェクタを駆動する期間(噴射時間)が非常に長くなって、インジェクタを駆動しない期間が短くなる場合には、1つのインジェクタ駆動用コンデンサにより複数の駆動コイルと駆動スイッチの直列回路に電圧を印加する構成をとると、下記の理由により、インジェクタ駆動用コンデンサの充電を行う期間が不足して、インジェクタの駆動電圧が不足するおそれがある。
【0039】
即ち、図1ないし図3に示したインジェクタ駆動回路においては、駆動スイッチ2がオン状態にあって、駆動コイル1に駆動電流を供給している時に、インジェクタ駆動用コンデンサC1 が実質的に短絡された状態にあるため、その間インジェクタ駆動用コンデンサC1 を充電することができない。従って、1つのインジェクタ駆動用コンデンサで複数のインジェクタの駆動コイルに駆動電流を供給する構成をとった場合に、機関の高速時に噴射時間が長くなっていく(機関の高速時には、噴射期間がクランク軸の回転角度で約100度に達することもある)と、インジェクタ駆動用コンデンサを充電する期間が短くなって、該コンデンサの充電が不足する。
【0040】
このような状態が生じるのを防ぐためには、図4に示すように、複数のインジェクタの駆動コイル1a,1bのそれぞれに対して整流回路4Aa、4Abとインジェクタ駆動用コンデンサC1a,C1bとを設けて、インジェクタ駆動用コンデンサC1a及びC1bのそれぞれの両端にインジェクタの駆動コイル1aと駆動スイッチ2a(図示の例ではトランジスタTR1aからなる)との直列回路及び駆動コイル1bと駆動スイッチ2b(図示の例ではトランジスタTR1bからなる)との直列回路を接続する構成をとるのが好ましい。この場合、第2の電源回路5の出力を異なるダイオードD2a及びD2bを通して駆動コイル1aと駆動スイッチ2aとの直列回路及び駆動コイル1bと駆動スイッチ2bとの直列回路に印加する。
【0041】
図5は1つのインジェクタ駆動用コンデンサで複数のインジェクタの駆動コイルに駆動電流を供給する構成をとっても、駆動電圧が不足することがないようにした本発明に係わるインジェクタ駆動回路の構成例を示したもので、この例では、機関の異なる気筒にそれぞれ取り付けられたインジェクタを駆動するようにしている。図5において1a及び1bは機関の異なる気筒に取り付けられたインジェクタの駆動コイルで、これらの駆動コイルの一端はエミッタが接地されたNPNトランジスタTR1a及びTR1bのコレクタに接続されている。トランジスタTR1a及びTR1bにより、駆動コイル1a及び1bに対して直列に接続される駆動スイッチ2a及び2bが構成されている。トランジスタTR1a及びTR1bのそれぞれのベースにはインジェクタ制御回路3から駆動信号Vja及びVjbが与えられる。
【0042】
第1の電源回路4は、内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられた発電コイルW1 と、該発電コイルW1 の出力を全波整流するダイオードブリッジ全波整流回路4A´と、発電コイルW1 の出力で整流回路4A´とを通して充電される電源コンデンサC2 と、電源コンデンサC2 の両端の電圧で充電されるインジェクタ駆動用コンデンサC1 とを備えている。電源コンデンサC2 及びインジェクタ駆動用コンデンサC1 のそれぞれの負極側端子は接地され、電源コンデンサC2 の正極側端子にはPNPトランジスタTR2 のエミッタが接続されている。PNPトランジスタTR2 のコレクタはダイオードD1 を通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 の正極側端子に接続され、該トランジスタのベースは抵抗R1 を通して、エミッタが接地されたNPNトランジスタTR3 のコレクタに接続されている。トランジスタTR3 のベースは抵抗R2 を通して電源コンデンサC2 の正極側端子に接続されている。トランジスタTR3 のベースはまたダイオードD3a及びD3bのアノードに接続され、両ダイオードのカソードがそれぞれトランジスタTR1a及びTR1bのコレクタに接続されている。
【0043】
図示の例では、発電コイルW1 →整流回路4A´→コンデンサC2 →発電コイルW1 の回路により、発電コイルの出力で電源コンデンサC2 を一方の極性に充電する電源コンデンサ充電回路が構成されている。またトランジスタTR2 と抵抗R1 とにより、電源コンデンサC2 とインジェクタ駆動用コンデンサC1 との間に設けられて導通した際に電源コンデンサC2 両端の電圧でインジェクタ駆動用コンデンサC1 に充電電流を流す充電制御用スイッチ4Bが構成され、またトランジスタTR3 とダイオードD3a及びD3bとにより、駆動スイッチ2a及び2bがオン状態になったとき及びオフ状態になったときにそれぞれ充電制御用スイッチ4Bをオフ状態及びオン状態にするように、駆動スイッチ2a及び2bの動作に応じて充電制御用スイッチ4Bをオンオフ制御するスイッチ制御回路4Cが構成されている。第2の電源回路5の構成は、図2に示した例と同様である。
【0044】
図4に示したインジェクタ駆動回路においては、発電コイルW1 が図8(A)に示すように機関の回転に同期して交流電圧VG を出力する。発電コイルW1 の出力により整流回路4A´を通して電源コンデンサC2 が図示の極性に充電される。電源コンデンサC2 の両端の電圧Vc2の変化を図8(D)に示してある。駆動スイッチ2a及び2bがオフ状態にあるときには、電源コンデンサC2 の両端の電圧により、抵抗R2 を通してトランジスタTR3 にベース電流が供給されるため、該トランジスタTR3 がオン状態になってトランジスタTR2 にベース電流が流れ、該トランジスタTR2 がオン状態になる。これにより電源コンデンサC2 に蓄積された電荷がトランジスタTR2 のエミッタコレクタ間回路とダイオードD1 とを通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 に移行する。インジェクタ駆動用コンデンサC1 の両端の電圧VC1の変化を図8(E)に示してある。
【0045】
図8(B)に示すように、駆動スイッチ2aを構成するトランジスタTR1aに駆動信号Vjaが与えられてトランジスタTR1aがオン状態になると、トランジスタTR3 に流れていたベース電流がダイオードD3aを通して該トランジスタTR3 から側路されるため、トランジスタTR3 がオフ状態になり、トランジスタTR2 がオフ状態になる。トランジスタTR1aがオン状態になることにより、駆動コイル1aに駆動電流Ija(図8G)が流れる。即ち、インジェクタ駆動用コンデンサC1 から駆動コイル1aにピーク電流Ijpa が流れ、次いで第2の電源回路5の出力電圧Vd2(図8F)により、駆動コイル1aにホールド電流Ijha が流れる。インジェクタ駆動用コンデンサC1 から駆動コイル1aに駆動電流Ijaが供給されている間は、充電制御用スイッチ4Bがオフ状態にあるため、インジェクタ駆動用コンデンサC1 が電源コンデンサC2 から切り離され、電源コンデンサC2 は発電コイルW1 の出力により整流回路4A´を通して充電される。
【0046】
トランジスタTR1bに駆動信号Vjb(図8C)が与えられた場合の動作は、ダイオードD3bとトランジスタTR1bのコレクタエミッタ間回路とを通してトランジスタTR3 のベース電流が側路されてトランジスタTR2 及びTR3 がオフ状態になる点、及び駆動コイル1bに駆動電流Ijb(図8H)が供給される点を除き、上記と同様である。
【0047】
上記のように構成すると、インジェクタの駆動コイルに駆動電流が供給されている時に電源コンデンサをインジェクタ駆動用コンデンサから切り離して発電コイルの出力により充電し、インジェクタの駆動コイルに駆動電流が供給されない期間に電源コンデンサの電荷をインジェクタ駆動用コンデンサに移行させて、該インジェクタ駆動用コンデンサを充電できる。従って、インジェクタ駆動用コンデンサに複数の駆動コイルが負荷される場合にも、駆動コイルに十分に高い駆動電圧を印加することができる。
【0048】
図5に示した例では、PNPトランジスタTR2 により充電制御用スイッチ4Bを構成したが、図6に示したように、NPNトランジスタTR2 ´により充電制御用スイッチ4Bを構成してもよい。この場合、トランジスタTR2 ´のコレクタが電源コンデンサC2 の正極側端子に接続され、該トランジスタのエミッタがダイオードD1 を通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 の正極側端子に接続されている。またトランジスタTR2 ´のベースコレクタ間にベース電流供給用の抵抗R3 が接続されている。トランジスタTR2 ´のベースにダイオードD3a及びD3bのアノードが接続され、これらのダイオードのカソードがそれぞれトランジスタTR1a及びTR1bのコレクタに接続されている。その他の点は図5に示した例と同様である。図6に示した例では、トランジスタTR2 ´と抵抗R3 とにより充電制御用スイッチ4Bが構成され、ダイオードD3a及びD3bによりスイッチ制御回路4Cが構成されている。
【0049】
図6に示した例では、駆動スイッチ2a及び2bがともにオフ状態にあるときに、電源コンデンサC2 の両端の電圧で抵抗R3 を通してトランジスタTR2 ´にベース電流が供給されるため、該トランジスタTR2 ´がオン状態になり、電源コンデンサC2 の電荷がトランジスタTR2 ´のコレクタエミッタ間とダイオードD1 とを通してインジェクタ駆動用コンデンサC1 に移行する。駆動スイッチ2a,2bのいずれかがオン状態になると、ダイオードD3aまたはD3bとトランジスタTR1aまたはTR1bのコレクタエミッタ間とを通してトランジスタTR2 ´のベース電流が側路されるため、トランジスタTR2 ´がオフ状態になり、電源コンデンサC2 がインジェクタ駆動用コンデンサC1 から切り離される。
【0050】
なお図5または図6に示すように構成する場合も、図4に示した例と同じ考え方で、必要に応じて、電源コンデンサC2 とインジェクタ駆動用コンデンサとを複数個ずつ設けて、対応する電源コンデンサとインジェクタ駆動用コンデンサとの間に充電制御用スイッチを接続し、各インジェクタ駆動用コンデンサの両端に、駆動期間が重なることがない複数のインジェクタの駆動コイルとそれぞれの駆動コイルに直列に接続された駆動スイッチとからなる複数の駆動コイル・駆動スイッチ直列回路(例えば駆動コイル1aと駆動スイッチ2aとの直列回路と駆動コイル1bと駆動スイッチ2bとの直列回路)を互いに並列に接続する構成をとることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、内燃機関に取り付けられた磁石発電機内の発電コイルにより充電されるインジェクタ駆動用コンデンサを設けて、該コンデンサの両端の電圧でインジェクタの駆動コイルに駆動電圧を印加するようにしたので、発電コイルの出力電圧を適当に設定しておくことにより、DC/DCコンバータを用いずにインジェクタに十分高い駆動電圧を与えてインジェクタを高速駆動することができ、インジェクタ駆動回路の構成を簡単にすることができる。
【0052】
また本発明によれば、インジェクタ駆動用コンデンサの容量を適当に設定しておくことにより、インジェクタの駆動コイルに十分大きい駆動電流を供給できるため、出力が大きいソレノイドが用いられるインジェクタを支障なく駆動することができる。
【0053】
更に、本発明において、電源コンデンサとインジェクタ駆動用コンデンサとの間に充電制御用スイッチを設けて、駆動スイッチがオン状態になったとき及びオフ状態になったときにそれぞれ充電制御用スイッチをオフ状態及びオン状態にするように制御する構成をとったことにより、インジェクタ駆動用コンデンサからインジェクタに駆動電流を流している間に、電源コンデンサをインジェクタ駆動用コンデンサから切り離して充電し、いずれのインジェクタも駆動されない期間に電源コンデンサの電荷をインジェクタ駆動用コンデンサに移行させて該コンデンサを充電できるため、機関の高速時に燃料噴射時間が長くなって、インジェクタを駆動する間隔が短くなった場合でもインジェクタに十分大きなピーク電流を流してインジェクタを高速駆動することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるインジェクタ駆動回路の構成例を示した回路図である。
【図2】本発明に係わるインジェクタ駆動回路の他の構成例を示した回路図である。
【図3】本発明に係わるインジェクタ駆動回路の更に他の構成例を示した回路図である。
【図4】本発明に係わるインジェクタ駆動回路の更に他の構成例を示した回路図である。
【図5】本発明に係わるインジェクタ駆動回路の更に他の構成例を示した回路図である。
【図6】本発明に係わるインジェクタ駆動回路の更に他の構成例を示した回路図である。
【図7】図1に示したインジェクタ駆動回路の各部の電圧または電流波形を示した波形図である。
【図8】図5に示したインジェクタ駆動回路の各部の電圧または電流波形を示した波形図である。
【符号の説明】
1,1a,1b インジェクタの駆動コイル
2,2a,2b 駆動スイッチ
3 インジェクタ制御回路
4 第1の電源回路
4A,4Aa,4Ab 整流回路
4B 充電制御用スイッチ
4C スイッチ制御回路
5 第2の電源回路
W1 ,W2 磁石発電機の発電コイル
C1 インジェクタ駆動用コンデンサ
C2 電源コンデンサ

Claims (1)

  1. 内燃機関に燃料を供給する燃料噴射装置用インジェクタの駆動コイルに対して直列に接続されて駆動信号が与えられている間オン状態になる駆動スイッチと、前記駆動コイルと駆動スイッチとの直列回路の両端に駆動電圧を印加する駆動電源部とを備えて、前記駆動スイッチが導通した際に前記駆動コイルにピーク電流を流した後前記駆動スイッチがオフ状態になるまでの間前記駆動コイルに前記ピーク電流よりも小さいホールド電流を流す燃料噴射装置用インジェクタの駆動回路において、
    前記駆動電源部は、ピーク電流供給用の第1の電源回路と、ホールド電流供給用の第2の電源回路とを備え、
    前記第1の電源回路は、内燃機関に取り付けられた磁石発電機内に設けられた発電コイルと、電源コンデンサ及びインジェクタ駆動用コンデンサと、前記発電コイルの出力で前記電源コンデンサを一方の極性に充電する電源コンデンサ充電回路と、前記電源コンデンサとインジェクタ駆動用コンデンサとの間に設けられて導通した際に前記電源コンデンサの両端の電圧で前記インジェクタ駆動用コンデンサに充電電流を流す充電制御用スイッチと、前記駆動スイッチがオン状態になったとき及びオフ状態になったときにそれぞれ前記充電制御用スイッチをオフ状態及びオン状態にするように前記駆動スイッチの動作に応じて前記充電制御用スイッチをオンオフ制御するスイッチ制御回路とを備えて前記インジェクタ駆動用コンデンサの両端に前記駆動電圧を発生するように構成され、
    前記第2の電源回路は、前記インジェクタ駆動用コンデンサの両端に得られる電圧の平均値よりも低いほぼ一定の直流電圧を前記駆動電圧として出力するように構成されていることを特徴とする燃料噴射装置用インジェクタの駆動回路。
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