JP2917705B2 - 内燃機関用燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関用燃料噴射装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用燃料噴射装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に用いられる燃料噴射装置は、
駆動コイルを有する電磁石と該電磁石により駆動される
燃料噴射弁とを有して前記駆動コイルに所定の駆動電流
が与えられたときに燃料噴射弁を開くフューエルインジ
ェクタと、駆動用の電源と、電源とインジェクタとの間
に設けられて、燃料噴射指令が与えられたときに電源か
らインジェクタの駆動コイルに駆動電流を供給するスイ
ッチ回路とにより構成される。駆動用電源としては、内
燃機関に取り付けられた磁石発電機を用いることも提案
されているが、一般にはバッテリが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インジェクタは、駆動
コイルの巻数が多く、その抵抗値が高い高抵抗形インジ
ェクタと、駆動コイルの巻数が少なく、その抵抗値が低
い低抵抗形インジェクタとに大別できる。
【0004】高抵抗形インジェクタは、駆動コイルの抵
抗値が12〜17Ω程度で、簡単な駆動回路で駆動でき
るという特長がある反面、駆動コイルのインダクタンス
が大きいため応答性が劣り、機関の高回転時には制御可
能な最大噴射量と最小噴射量との比(ダイナミックレン
ジ)が小さくなるという不具合がある。
【0005】これに対し低抵抗形インジェクタは、駆動
コイルの抵抗値が1〜3Ω程度のもので、コイルのイン
ダクタンスが小さいため、駆動電流の立上がりが早く、
応答性が優れているという特長がある。しかし12Vの
バッテリを電源とした従来の燃料噴射装置では、駆動コ
イルに過大な電流が流れてコイルが焼損する恐れがあ
る。これを防ぐためには、駆動コイルに対して直列に保
護抵抗を接続して駆動電流を制限すればよいが、駆動コ
イルに直列に保護抵抗を接続すると、応答性が悪くな
り、ダイナミックレンジが低下するのを避けられない。
そこで、応答性を高めるためにインジェクタの駆動コイ
ルに流れる電流を検出して、駆動電流を制限する制御回
路を設けることが行われているが、この場合は駆動回路
の構成が複雑になるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、駆動電流を制限するため
の複雑な制御回路を用いること無く、応答性を向上させ
ることができるようにした内燃機関用燃料噴射装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動コイル1
を有する電磁石と該電磁石により駆動される燃料噴射弁
とを有して駆動コイルに所定の駆動電流が与えられたと
きに燃料噴射弁を開くフューエルインジェクタと、内燃
機関により駆動される磁石式交流発電機と、駆動コイル
に対して直列に接続されて燃料噴射指令信号が与えられ
たときに導通するスイッチ回路2とを備えて、燃料噴射
指令信号が与えられたときにスイッチ回路2を導通させ
て磁石式交流発電機からスイッチ回路2を通してインジ
ェクタの駆動コイル1に駆動電流を供給することにより
燃料噴射弁を開いて燃料を噴射させる内燃機関用燃料噴
射装置に係わるものである。
【0008】本発明においては、上記磁石発電機が、イ
ンジェクタの駆動コイルに燃料噴射弁を開くための開弁
用駆動電流を供給する開弁用発電コイルと、インジェ
クタの駆動コイルに燃料噴射弁を開状態に保持するため
の開弁保持電流を供給する開弁保持用発電コイル5とを
備えている。
【0009】上記開弁用発電コイルは、無負荷時に
出力電圧を発生し、出力電流の増加に伴って出力電圧
が急速に低下する特性を持つようにその巻数が多く巻回
され、開弁保持用発電コイルは、無負荷時の出力電圧
が前記開弁用発電コイルよりも低く、出力電流の増加に
伴う出力電圧の低下が少ない特性を持つように開弁用発
電コイルよりもその巻数が少なく巻回されている。
【0010】そして、開弁用発電コイル4の整流出力及
び開弁保持用発電コイル5の整流出力がそれぞれ開弁用
コンデンサ7及び開弁保持用コンデンサ10に印加さ
れ、開弁用コンデンサ7の両端の電圧がインジェクタの
駆動コイル1とスイッチ回路2との直列回路の両端に印
加されている。
【0011】また開弁保持用コンデンサ10の両端の電
圧が順方向に印加され、開弁用コンデンサ7の両端の電
圧が逆方向に印加される逆流阻止用ダイオード11が開
弁保持用コンデンサ10の正電位側の端子と開弁用コン
デンサ7の正電位側端子との間に設けられて、開弁保持
用コンデンサ10の両端の電圧が逆流阻止用ダイオード
11を通してインジェクタの駆動コイル1とスイッチ回
路2との直列回路の両端に印加されている。
【0012】
【作用】電磁石により駆動される燃料噴射弁を備えたイ
ンジェクタにおいては、高抵抗形のものであっても、開
弁時に駆動コイルに印加する電圧を高くすることによ
り、開弁所要時間(インジェクタの駆動コイルに電圧が
印加されてから実際に弁が開くまでに要する時間)を短
くすることができ、応答性を高くすることができる。燃
料噴射弁が一旦開いた後は、インジェクタの駆動コイル
に比較的低い電圧を印加して比較的小さい開弁保持電流
を流すことにより、燃料噴射弁を開状態に保持すること
ができる。
【0013】上記のように構成すると、開弁時には、開
弁用発電コイルの整流出力により充電された開弁用コン
デンサからインジェクタの駆動コイルに高い電圧が印加
されるため、開弁所要時間を短くして応答性を高めるこ
とができる。インジェクタに駆動電流が流れると開弁用
発電コイルの出力電圧は急速に低下するが、開弁後は、
開弁保持用発電コイルの整流出力により充電されている
開弁保持用コンデンサの両端の電圧により、インジェク
タの駆動コイルに燃料噴射弁を開状態に保持するのに必
要な駆動電流を流すことができるため、消費電力を必要
以上に多くすることなしに燃料噴射弁を開状態に保持す
ることができる。
【0014】また開弁保持用コンデンサと開弁用コンデ
ンサとの間には、開弁用コンデンサの両端の電圧が逆方
向に印加された逆流阻止用ダイオードが設けられている
ため、開弁用コンデンサの電荷を開弁保持用コンデンサ
側に放電させるこなく、開弁用発電コイルの出力により
開弁用コンデンサを充分に高い電圧まで充電することが
できる。そのため、常に開弁用コンデンサを高い電圧ま
で充電して、該開弁用コンデンサからインジェクタの駆
動コイルとスイッチ回路との直列回路の両端に高い電圧
を印加して、高い応答性を維持することができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において1はインジェクタの駆動コイル、2は駆動コイ
ル1への通電を制御するスイッチ回路である。インジェ
クタとしては、駆動コイル1の巻数が多く、その抵抗値
が高い高抵抗形のものを用いている。
【0016】図示のスイッチ回路2はNPNトランジス
タTr1からなっていて、該トランジスタのエミッタは接
地され、コレクタは駆動コイル1の一端に接続されてい
る。トランジスタTr1のコレクタエミッタ間には、消弧
回路3を構成する抵抗R1 とコンデンサC1 との直列回
路が接続されている。
【0017】4は内燃機関に取り付けられた磁石式交流
発電機内に設けられた開弁用発電コイル、5は同じく磁
石式発電機内に設けられた開弁保持用発電コイルであ
る。開弁用発電コイル4の一端は接地され、該発電コイ
ルの非接地側の端子はダイオード6を通して開弁用コン
デンサ7の一端に接続されている。コンデンサ7の他端
は接地され、該コンデンサの両端の電圧が駆動コイル1
とスイッチ回路2との直列回路の両端に印加されてい
る。発電コイル4の両端には、アノードを接地側に向け
たダイオード8が接続されている。
【0018】開弁保持用発電コイル5の一端は接地さ
れ、他端はダイオード9を通して開弁保持用コンデンサ
10の一端に接続されている。コンデンサ10の他端は
接地され、該コンデンサ10の両端の電圧が逆流阻止用
ダイオード11を通して駆動コイル1とスイッチ回路2
との直列回路の両端に印加されている。逆流阻止用ダイ
オード11は、開弁保持用コンデンサ10の両端の電圧
が順方向に印加され、開弁用コンデンサ7の両端の電圧
が逆方向に印加される向きにして、開弁保持用コンデン
サ10の正電位側端子と開弁用コンデンサ7の正電位側
の端子との間に接続されている。発電コイル5の両端に
はアノードを接地側に向けたダイオード12が並列接続
されている。
【0019】図示してないが、内燃機関の燃料噴射時期
に矩形波状の燃料噴射指令信号Vdを発生する噴射指令
発生回路が設けられ、該燃料噴射指令信号Vd がトラン
ジスタTr1のベースに供給されている。
【0020】図1の実施例において、開弁用発電コイル
4は、図3(A)に示したように、無負荷時に高い電圧
を発生し、出力電流の増加に伴って出力電圧が急減する
ほぼ垂下特性を持つように、十分な巻数をもって巻回さ
れている。また開弁保持用発電コイル5は、図3(B)
に示すように、開弁用発電コイルよりも無負荷時の出力
電圧が低く、出力電流の増加に伴う出力電圧の低下が少
ないほぼ定電圧特性を有するように、開弁用発電コイル
4よりも十分に少ない巻数をもって巻回され、一旦開い
たインジェクタの燃料噴射弁を開状態に保持するために
必要最小限の出力電圧及び電流を発生する。尚図3
(A)及び(B)においてN1 〜N3 はそれぞれ、機関
の回転数がN1 ,N2 及びN3 (N1 <N2 <N3 )の
時の特性を示している。
【0021】図1の実施例において、内燃機関が回転さ
せられると、発電コイル4及び5が電圧を発生する。発
電コイル4が図示の矢印方向の半サイクルの電圧を発生
すると、該発電コイルの出力でダイオード6を通して開
弁用コンデンサ7が図示の極性に充電される。また発電
コイル5の図示の矢印方向の半サイクルの出力電圧でダ
イオード9を通して開弁保持用コンデンサ10が図示の
極性に充電される。
【0022】図4に示したように、時刻t1 において、
トランジスタTr1のベースに燃料噴射指令信号Vdが与
えられると、該トランジスタが導通するため、開弁用コ
ンデンサ7及び開弁保持用コンデンサ10の両端の電圧
が駆動コイル1に印加される。開弁用コンデンサ7は発
電コイル4のほぼピーク電圧まで充電されているため、
燃料噴射指令信号Vdが与えられてトランジスタTr1が
導通すると同時に図4(B)に示すように開弁用コンデ
ンサ7から駆動コイル1とトランジスタTr1とを通して
大きな放電電流Ic1が流れる。最初はコンデンサ7の両
端の電圧がコンデンサ10の両端電圧よりも高いため、
コンデンサ10から駆動コイル1に放電電流が流れるこ
とはない。コンデンサ7の放電電流は発電コイル4の出
力電流の急速な低下に伴って急減していく。開弁用コン
デンサ7の放電が進んでその両端の電圧が開弁保持用コ
ンデンサ10の両端の電圧よりも低くなると、図4
(C)に示すように、コンデンサ10からダイオード1
1と駆動コイル1とトランジスタTr1とを通して放電電
流Ic2が流れる。時刻t2 において燃料噴射指令信号V
dが零になると、コンデンサ10の放電が停止する。
【0023】従ってインジェクタ1に流れる駆動電流I
i の波形は図4(D)に実線で示したようになる。図4
(D)に鎖線で示した波形は、インジェクタの駆動電源
としてバッテリを用いた場合に、駆動コイル1に流れる
駆動電流Ii の波形である。尚、図4(D)に示したI
o は燃料噴射弁を開状態に保つために駆動コイルに流し
ておく必要がある最小電流値である。このようにバッテ
リを用いた場合には、駆動電流Ii の立上がりが遅く、
しかも開弁時の駆動電流値が低いため、開弁所要時間が
長くなり、応答性が悪くなる。これに対し、本発明によ
れば、開弁時に充分に高い電圧まで充電されている開弁
用コンデンサの両端の電圧により駆動コイルに十分大き
な駆動電流Ii が流れるため、燃料噴射指令信号が与え
られてから燃料噴射弁が開くまでに要する時間を短くし
て応答性を高めることができる。また一旦弁が開いた後
は、駆動電流Ii が小さい値に保持されるため、無駄な
電力を消費させることなく弁を開いた状態に保持するこ
とができる。
【0024】上記の実施例では、磁石式交流発電機内
に、特に開弁用発電コイル4と開弁保持用発電コイル5
とを設けているが、他の負荷を駆動する目的で磁石式交
流発電機内に設けられている発電コイルを開弁用発電コ
イル4及び開弁保持用発電コイル5として利用すること
もできる。
【0025】例えば、内燃機関用の点火装置として、コ
ンデンサ放電式の点火装置が用いられている場合には、
コンデンサ充電用の発電コイルとして、巻数が十分に多
いエキサイタコイルが設けられるので、このエキサイタ
コイルを開弁用発電コイルとして利用することができ
る。また点火時期制御装置等を駆動するための比較的低
い電圧を得る目的で、比較的巻数が少ない発電コイルが
設けられている場合には、その発電コイルを開弁保持用
発電コイルとして利用することができる。
【0026】図2は、コンデンサ放電式点火装置のエキ
サイタコイルを開弁用発電コイルとして利用するように
した実施例を示したものである。この例では、内燃機関
に取り付けられた磁石式交流発電機内に、十分に多い巻
数をもって巻回されたエキサイタコイル21と、比較的
少ない巻数をもって巻回された発電コイル22とが設け
られている。発電コイル21の一端はダイオード23を
通してコンデンサ24の一端に接続され、コンデンサ2
4の他端は点火コイル25の1次コイルの非接地側端子
に接続されている。コンデンサ24の一端と接地間にサ
イリスタ26が接続され、該サイリスタ26のゲートに
は点火時期制御回路27から点火信号が与えられるよう
になっている。点火コイルの1次コイルの両端にはダイ
オード28が接続され、該点火コイルの2次コイルには
機関の気筒に取り付けられた点火プラグ29が接続され
ている。エキサイタコイル21の一端と接地間及び他端
と接地間にそれぞれアノードを接地側に向けたダイオー
ド30及び31が接続されている。エキサイタコイル2
1の他端はダイオード6を通して開弁用コンデンサ7の
非接地側端子に接続されている。
【0027】また発電コイル22の一端はダイオード9
を通して開弁保持用コンデンサ10の非接地側端子に接
続され、発電コイル22の他端はダイオード32と電圧
レギュレータ回路33とダイオード34とを通して電源
コンデンサ35の非接地側端子に接続されている。また
発電コイル22の一端と接地間及び他端と接地間にそれ
ぞれダイオード36及び37が接続されている。
【0028】この実施例では、ダイオード23,28、
コンデンサ24、点火コイル25、サイリスタ26、点
火時期制御回路27及び点火プラグ29によりコンデン
サ放電式の点火回路38が構成されている。
【0029】この実施例では、エキサイタコイル21の
図示の実線矢印方向の半サイクルの出力電圧でダイオー
ド23を通してコンデンサ24が充電される。点火時期
にサイリスタ26のゲートに点火信号が与えられると、
該サイリスタ26が導通し、コンデンサ24の電荷がサ
イリスタ26を通して点火コイル25の1次コイルに放
電する。これにより点火コイル25の2次コイルに高電
圧が誘起し、点火プラグ29に火花が生じる。
【0030】エキサイタコイル21が図示の破線矢印方
向の半サイクルの出力電圧を発生すると、エキサイタコ
イル21→ダイオード6→コンデンサ7→ダイオード3
0→エキサイタコイル21の経路で開弁用コンデンサ7
が充電される。
【0031】また発電コイル22が図示の実線矢印方向
の半サイクルの電圧を発生すると、発電コイル22→ダ
イオード9→コンデンサ10→ダイオード37→発電コ
イル22の経路で開弁保持用コンデンサ10が充電され
る。発電コイル22が図示の破線矢印方向の電圧を発生
すると、ダイオード32と電圧レギュレータ回路33と
ダイオード34とを通して電源コンデンサ35に一定の
電圧が印加され、該電源コンデンサ35の両端に一定の
電圧が得られる。この電源コンデンサ35の両端の電圧
は例えば点火時期制御装置27や、インジェクタに燃料
噴射指令信号Vdを与える時期や噴射継続時間を制御す
る燃料噴射制御装置(図示せず。)を駆動するために用
いられる。
【0032】開弁用コンデンサ7及び開弁保持用コンデ
ンサ10からインジェクタの駆動コイル1に駆動電流が
与えられる際の動作は図1の実施例と同様である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インジ
ェクタの開弁時に、ほぼ垂下特性を有する開弁用発電コ
イルコイルの整流出力で開弁用コンデンサを高い電圧ま
で充電して、該コンデンサからインジェクタに高い電圧
を印加することができるようにしたため、開弁所要時間
を短くして応答性を高めることができる。また開弁後
は、開弁保持用発電コイルからインジェクタの駆動コイ
ルに燃料噴射弁を開状態に保持するのに必要な駆動電流
を流すため、消費電力を必要以上に多くすることなしに
燃料噴射弁を開状態に保持することができる。
【0034】従って、本発明によれば、複雑な駆動回路
を用いること無く、また消費電力を必要以上に多くする
ことなしに、インジェクタの応答性を向上させることが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ、本発明で用いる
開弁用発電コイル及び開弁保持用発電コイルの出力電圧
対出力電流特性の一例を示した線図である。
【図4】(A)ないし(D)は図1の実施例の各部の信
号または電流波形を示した波形図である。
【符号の説明】
1 インジェクタの駆動コイル 2 スイッチ回路 4 開弁用発電コイル 5 開弁保持用発電コイル 6,9,11 ダイオード 7 開弁用コンデンサ 10 開弁保持用コンデンサ 21 エキサイタコイル(開弁用発電コイル) 22 発電コイル(開弁保持用発電コイル) 38 コンデンサ放電式点火回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動コイル(1)を有する電磁石と該電
    磁石により駆動される燃料噴射弁とを有して前記駆動コ
    イルに所定の駆動電流が与えられたときに前記燃料噴射
    弁を開くフューエルインジェクタと、内燃機関により駆
    動される磁石式交流発電機と、前記駆動コイルに対して
    直列に接続されて燃料噴射指令信号が与えられたときに
    導通するスイッチ回路(2)とを備え、前記燃料噴射指
    令信号が与えられたときに前記スイッチ回路を導通させ
    て前記磁石式交流発電機から前記スイッチ回路を通して
    前記インジェクタの駆動コイルに駆動電流を供給するこ
    とにより前記燃料噴射弁を開いて燃料を噴射させる内燃
    機関用燃料噴射装置において、 前記磁石発電機は、 前記インジェクタの駆動コイルに前記燃料噴射弁を開く
    ための開弁用駆動電流を供給する開弁用発電コイル
    (4)と、 前記インジェクタの駆動コイルに前記燃料噴射弁を開状
    態に保持するための開弁保持電流を供給する開弁保持用
    発電コイル(5)とを具備し、 前記開弁用発電コイル(4)は、無負荷時に高い出力電
    圧を発生し、出力電流の増加に伴って出力電圧が急速に
    低下する特性を持つようにその巻数が多く巻回され、 前記開弁保持用発電コイル(5)は、前記開弁用発電コ
    イルよりも無負荷時の出力電圧が低く、出力電流の増加
    に伴う出力電圧の低下が少ない特性を持つように前記開
    弁用発電コイルよりもその巻数が少なく巻回され、前記開弁用発電コイル(4)の整流出力及び開弁保持用
    発電コイル(5)の整流出力がそれぞれ開弁用コンデン
    サ(7)及び開弁保持用コンデンサ(10)に印加さ
    れ、 前記開弁用コンデンサ(7)の両端の電圧は、前記イン
    ジェクタの駆動コイル(1)と前記スイッチ回路(2)
    との直列回路の両端に印加され、 前記開弁保持用コンデンサ(10)の両端の電圧が順方
    向に印加され、前記開 弁用コンデンサ(7)の両端の電
    圧が逆方向に印加される逆流阻止用ダイオード(11)
    が前記開弁保持用コンデンサ(10)の正電位側の端子
    と開弁用コンデンサ(7)の正電位側端子との間に設け
    られて、前記開弁保持用コンデンサ(10)の両端の電
    圧が前記逆流阻止用ダイオード(11)を 通して前記イ
    ンジェクタの駆動コイル(1)と前記スイッチ回路
    (2)との直列回路の両端に印加されていることを特徴
    とする内燃機関用燃料噴射装置。
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