JP3621685B2 - 内径面誘導加熱コイル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内径面誘導加熱コイルに関し、さらに詳細には、円筒状などの筒状形状を備えた物体の該筒状形状部位において、該筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側(内側)に位置する面である内径面(内周面)を誘導加熱することにより、焼き嵌めや焼き入れを行う際に用いて好適な内径面誘導加熱コイルに関し、特に、回転機器用のローターの焼き嵌めや、穴の開いた部品の焼き入れなどに用いて好適な内径面誘導加熱コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、部材に形成された穴などの筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側(内側)に位置する面である内径面(内周面)(以下、単に「内径面」と適宜に称する。)を誘導加熱することができるようにして、焼き嵌めや焼き入れを行う際に用いることが可能な内径面誘導加熱コイルが知られている。
【0003】
図1乃至図2には、上記したような従来の内径面誘導加熱コイルの一例が示されている。ここで、図1は従来の内径面誘導加熱コイルの一部を破断して示した概念構成説明図であり、図2はパイプ状加熱コイル(後述する。)の概略構成斜視図である。
【0004】
この従来の内径面誘導加熱コイル100は、パイプ形状を備えた導体(例えば、銅などの金属である。)をコイル状に巻回して成形したパイプ状加熱コイル102と、パイプ状加熱コイル102に高周波電流を印加するための高周波電流源104と、パイプ状加熱コイル102の一方の端部102aと高周波電流源104とを電気的に接続する線路106と、パイプ状加熱コイル102の他方の端部102bと高周波電流源104とを電気的に接続する線路108とを有して構成されている。
【0005】
さらに、パイプ状加熱コイル102の内部、即ち、パイプ状加熱コイル102を形成するパイプ内を、冷却水が流れるように構成されている。
【0006】
以上の構成において、内径面誘導加熱コイル100により筒状部位として穴110aを形成された被加熱物110の内径面110aaを誘導加熱するには、図1に示すように、被加熱物110に形成された穴110a内にパイプ状加熱コイル102を挿入し、高周波電流源104により線路106、108を介してパイプ状加熱コイル102に高周波電流を印加する。これにより、被加熱物110に誘導電流を発生させ、内径面110aaを誘導加熱する。
【0007】
ここで、パイプ状加熱コイル102に高周波電流を印加することにより当該パイプ状加熱コイル102に発生した熱は、パイプ状加熱コイル102の内部を流れる冷却水で冷却するようになされている。
【0008】
ところで、パイプ状加熱コイル102に流れる高周波電流は、パイプ状加熱コイル102の外側(外径側)よりも内側(内径側)に多く流れることになる。このため、従来の内径面誘導加熱コイル100においては、電流が多く流れているパイプ状加熱コイル102の部位と被加熱部位である内径面110aaとの間の距離dが大きくなり、被加熱部位である内径面110aaに対する加熱効率が良くないという問題点があった。
【0009】
また、従来の内径面誘導加熱コイル100により内径面110aaを加熱する際には、被加熱物110の穴110a内にパイプ状加熱コイル102を挿入するため、穴110aの径が小さい場合には、パイプ状加熱コイル102を形成するパイプの内径も小さくする必要がある。ところが、パイプ状加熱コイル102を形成するパイプの内径を細くすると、パイプ状加熱コイル102の内部に冷却水を大量に流すことができなくなって、パイプ状加熱コイル102を十分に冷却することが困難となり、ひいてはパイプ状加熱コイル102に大容量の電流を印加することができなくなるという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加熱効率を向上させ、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を効率良く加熱することができるようにした内径面誘導加熱コイルを提供しようとするものである。
【0011】
また、本発明の目的とするところは、大容量の電流を印加して大出力で加熱することを可能にして、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を従来よりも大きな出力で加熱することができるようにした内径面誘導加熱コイルを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成された中空のケースと、上記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材とを有し、上記加熱部材を配設した上記ケースの内部に冷却水を供給するようにしたものである。
【0013】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、加熱部材を配設した上記ケースの内部に冷却水を大量に供給することができるので、大量の冷却水によって効率よく冷却することができる。従って、従来の内径面誘導加熱コイルと比較すると、より多くの高周波電流を加熱部材に流すことが可能になり、大容量の電流を印加して大出力で加熱することでき、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を従来よりも大きな出力で加熱することができるようになる。
【0014】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成された中空のケースと、上記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材とを有し、上記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなるようにしたものである。
【0015】
従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、電流が多く流れている加熱部材の部位と被加熱部位との間の距離dを、パイプ状加熱コイルを用いた従来の内径面誘導加熱コイルと比較すると著しく小さくすることができるので、被加熱部位に対する加熱効率を著しく向上することができる。従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を、効率良く加熱することができるようになる。
【0016】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなるようにしたものである。
【0017】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項2に記載の発明において、さらに、上記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体を有し、上記導体は軸方向に延長するスリットを形成されるようにしたものである。
【0018】
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、本発明のうち請求項1または請求項3のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体を有し、上記導体は軸方向に延長するスリットを形成されるようにしたものである。
【0019】
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、本発明のうち請求項2または請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記加熱部材は、コイル状に巻回して成形してなるようにしたものである。
【0020】
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、本発明のうち請求項1、請求項3または請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記加熱部材は、コイル状に巻回して成形してなるようにしたものである。
【0021】
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、本発明のうち請求項2または請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形してなるようにしたものである。
【0022】
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、本発明のうち請求項1、請求項3または請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形してなるようにしたものである。
【0023】
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成された中空のケースと、上記ケースの内部に配設された導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材とを有し、上記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなり、上記加熱部材を配設した上記ケースの内部に冷却水を供給するようにしたものである。
【0024】
また、本発明のうち請求項11に記載の発明は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成された中空のケースと、上記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と、上記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体とを有し、上記導体は軸方向に延長するスリットを形成されるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項12に記載の発明は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成された中空のケースと、上記ケースの内部に配設された導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と、上記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体とを有し、上記導体は軸方向に延長するスリットを形成され、上記加熱部材を配設した上記ケースの内部に冷却水を供給するようにしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明による内径面誘導加熱コイルの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0026】
図3には、本発明による内径面誘導加熱コイルの実施の形態の一例の一部を破断して示した概念構成説明図が示されている。
【0027】
この本発明による内径面誘導加熱コイル10は、絶縁体(例えば、プラスチックなどである。)よりなる中空のケース12と、ケース12の内部に配設された導体(例えば、銅などの金属である。)よりなる加熱部材14と、ケース12に挿通されたパイプ形状の導体(例えば、銅などの金属である。)よりなる第1導体パイプ16と、ケース12に挿通されたパイプ形状の導体(例えば、銅などの金属である。)よりなる第2導体パイプ18と、加熱部材14に高周波電流を印加するための高周波電流源20と、加熱部材14と第1導体パイプ16とを電気的に接続する線路22と、加熱部材14と第2導体パイプ18とを電気的に接続する線路24と、第1導体パイプ16と高周波電流源20とを電気的に接続する線路26と、第2導体パイプ18と高周波電流源20とを電気的に接続する線路28とを有して構成されている。
【0028】
なお、符号30、32はベース部材12−1(後述する。)とカバー部材12−2(後述する。)とを緊密に結合するボルトであり、符号34はベース部材12−1とカバー部材12−2との間を水密に保持するOリングであり、符号36はベース部材12−1と第1導体パイプ16との間を水密に保持するOリングであり、符号38はベース部材12−1と第2導体パイプ18との間を水密に保持するOリングである。
【0029】
ここで、ケース12は、板状部12−1aの略中央部位に内径側突出部12−1bが形成された絶縁体よりなるベース部材12−1と、大径の膨出部12−2aと細径の外径側突出部12−2bとを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材12−2とより構成されている。即ち、ケース12は、ベース部材12−1とカバー部材12−2とに2分割可能である。
【0030】
こうしたベース部材12−1とカバー部材12−2とは、ベース部材12−1の内径側突出部12−1bをカバー部材12−2の外径側突出部12−2bにより被覆するように配置して、ボルト30、32により両者を緊密に固定してケース12を構成した際に、内径側突出部12−1bと膨出部12−2aとの間に所定の空間Aが形成されるとともに、内径側突出部12−1bと外径側突出部12−2bとの間に空間Aよりも狭い所定の空間Bが形成されるように寸法設定されている。
【0031】
また、ベース部材12−1とカバー部材12−2と間にはOリング34が配設されていて、ボルト30、32によりベース部材12−1とカバー部材12−2とを緊密に固定してケース12を構成した際に、ベース部材12−1とカバー部材12−2との間が水密に保持されるようになされている。
【0032】
そして、ボルト30、32によりベース部材12−1とカバー部材12−2とを緊密に固定してケース12を構成した際に形成される空間B内においては、カバー部材12−2の外径側突出部12−2bの内側面12−2bbに、加熱部材14が配設されている。この加熱部材14は、薄板状の導体をコイル状に巻回して成形してなるものであり、図2に示す従来のパイプ状加熱コイル102と同様な形状に形成されている。
【0033】
上記したように、本発明による加熱部材14は薄板状の形状であるので、高周波電流源20により印加された高周波電流が加熱部材14に流れる際に、電流が多く流れる内側(内径側)の部位と被加熱部位である内径面40aa(後述する。)との間の距離dを、従来のパイプ状加熱コイル102の場合と比較すると著しく小さくすることができる。
【0034】
また、ベース部材12−1の内径側突出部12−1bを貫通するようにして孔12−1bbが穿設されている。この孔12−1bb内には、加熱部材14の内径側の略中心に位置する中心導体として第1導体パイプ16が挿通されている。第1導体パイプ16の一方の端部16aはケース12の外部に位置し、第1導体パイプ16の他方の端部16bはケース12の内部の空間B内に位置している。
【0035】
一方、第2導体パイプ18は、その一方の端部18aをケース12の外部に位置し、他方の端部18bをケース12の内部の空間A内に位置するようにして、ベース部材12−1の板状部12−1aに挿通されている。
【0036】
そして、第1導体パイプ16の端部16bと加熱部材14とが線路22により電気的に接続されており、第2導体パイプ18の端部18bと加熱部材14とが線路24により電気的に接続されている。
【0037】
また、第1導体パイプ16の端部16aの開口部から第1導体パイプ16内に冷却水が供給されるようになされており、端部16aの開口部から第1導体パイプ16内に供給された冷却水は、第1導体パイプ16の端部16bからケース12の内部の空間B内に流出し、空間B内に配設された加熱部材14を冷却する。そして、加熱部材14を冷却した冷却水は、空間Bから空間Aへと移動して、第2導体パイプ18の端部18bの開口部から第2導体パイプ18内へ流入し、端部18bの開口部から第2導体パイプ18内に供給された冷却水は、第2導体パイプ18の端部18bからケース12の外部へと流出する。
【0038】
以上の構成において、本発明による内径面誘導加熱コイル10により筒状部位として穴40aを形成された被加熱物40の内径面40aaを誘導加熱するには、図3に示すように、被加熱物40に形成された穴40a内に外径側突出部12−2bを挿入し、高周波電流源20により線路22、24、26、28、第1導体パイプ16および第2導体パイプ16を介して加熱部材14に高周波電流を印加する。これにより、被加熱物40に誘導電流を発生させ、内径面40aaを誘導加熱する。
【0039】
この際に、加熱部材14に流れる高周波電流は、加熱部材14の外側(外径側)よりも内側(内径側)に多く流れることになる。本発明による内径面誘導加熱コイル10においては、電流が多く流れている加熱部材14の部位と被加熱部位である内径面40aaとの間の距離dを、パイプ状加熱コイルを用いた従来の内径面誘導加熱コイルと比較すると著しく小さくすることができるので、被加熱部位である内径面40aaに対する加熱効率を著しく向上することができる。従って、本発明による内径面誘導加熱コイル10によれば、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を、効率良く加熱することができるようになる。
【0040】
また、加熱部材14は、絶縁体であるベース部材12−1とカバー部材12−2とより構成されたケース12内の空間A、B内を流れる大量の冷却水によって効率よく冷却される。従って、従来の内径面誘導加熱コイルと比較すると、より多くの高周波電流を加熱部材14に流すことが可能になり、大容量の電流を印加して大出力で加熱することでき、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を従来よりも大きな出力で加熱することができるようになる。
【0041】
このため、 コンプレッサロータの焼き嵌め用加熱において、本発明による内径面誘導加熱コイル10を利用することにより、加熱効率を20〜30%向上することができ、また、従来の2〜3倍の高周波電流を流すことが可能になった。
【0042】
このことにより、ローターの焼き嵌めを短時間で、かつ、高効率で行うことが可能になった。
【0043】
図4には、中心導体として作用する第1導体パイプ16の他の実施の形態が示されている。なお、図4においては、第1導体パイプ16を中心とした要部のみを概念的に示しており、図3に示す構成と同一の構成には、図3と共通の符号を用いて示している。
【0044】
この図4に示す第1導体パイプ16は、端部16bから軸方向に沿ってスリット16cが形成されている点において、図3に示す第1導体パイプ16と異なっている。図4に示す第1導体パイプ16においては、このスリット16cにより、内径面誘導加熱コイル10自身で中心導体たる第1導体パイプ16を誘導加熱する作用が防止されるので、被加熱物の加熱効率を一層向上させることができる。
【0045】
図5には、加熱部材14の他の実施の形態が示されている。なお、図5においては、加熱部材14を中心とした要部のみを概念的に示しており、図3に示す構成と同一の構成には、図3と共通の符号を用いて示している。
【0046】
この図5に示す加熱部材14は、被加熱物40の穴40aの軸方向C、即ち、被加熱部40に形成された筒状形状部位たる穴40aの軸方向に延長する延長部14aを形成するようにして巻回されて成形されている点において、図3に示す加熱部材14と異なっている。図5に示す加熱部材14においては、例えば、図6に示すように被加熱物40が穴40aの軸方向Cに延長するスリット40bを備える場合に、被加熱物40の内径面40aaに対して軸方向に誘導電流を流して加熱することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、加熱効率を向上させ、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を効率良く加熱することができるようになるという優れた効果を奏する。
【0048】
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、大容量の電流を印加して大出力で加熱することを可能にして、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を従来よりも大きな出力で加熱することができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の内径面誘導加熱コイルの一部を破断して示した概念構成説明図である。
【図2】パイプ状加熱コイルの概略構成斜視図である。
【図3】本発明による内径面誘導加熱コイルの実施の形態の一例の一部を破断して示した概念構成説明図である。
【図4】中心導体として作用する第1導体パイプの他の実施の形態を示し、第1導体パイプを中心とした要部のみを概念的に示している。
【図5】加熱部材の他の実施の形態を示し、加熱部材を中心とした要部のみを概念的に示している。
【図6】穴の軸方向に延長するスリットを備えた被加熱物の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 内径面誘導加熱コイル
12 ケース
12−1 ベース部材
12−1a 板状部
12−1b 内径側突出部
12−1bb 孔
12−2 カバー部材
12−2a 膨出部
12−2b 外径側突出部
12−2bb 内側面
14 加熱部材
16 第1導体パイプ
16a、16b 端部
16c スリット
18 第2導体パイプ
18a、18b 端部
20 高周波電流源
22、24、26、28 線路
30、32 ボルト
34、36、38 Oリング
40 被加熱物
40a 穴
40aa 内径面
40b スリット
A、B 空間
C 被加熱物の穴の軸方向
100 内径面誘導加熱コイル
102 パイプ状加熱コイル
102a、102b 端部
104 高周波電流源
106、108 線路
110 被加熱物
110a 穴
110aa 内径面
Claims (12)
- 部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、
絶縁体により形成された中空のケースと、
前記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と
を有し、
前記加熱部材を配設した前記ケースの内部に冷却水を供給するようにした
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、
絶縁体により形成された中空のケースと、
前記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と
を有し、
前記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなる
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項1に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、
前記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなる
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項2に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、さらに、
前記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体を有し、
前記導体は軸方向に延長するスリットを形成された
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項1または請求項3のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、さらに、
前記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体を有し、
前記導体は軸方向に延長するスリットを形成された
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項2または請求項4のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、
前記加熱部材は、コイル状に巻回して成形してなる
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項1、請求項3または請求項5のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、
前記加熱部材は、コイル状に巻回して成形してなる
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項2または請求項4のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、
前記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形してなる
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 請求項1、請求項3または請求項5のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、
前記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形してなる
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、
絶縁体により形成された中空のケースと、
前記ケースの内部に配設された導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と
を有し、
前記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなり、
前記加熱部材を配設した前記ケースの内部に冷却水を供給するようにした
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、
絶縁体により形成された中空のケースと、
前記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と、
前記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体と
を有し、
前記導体は軸方向に延長するスリットを形成された
ものである内径面誘導加熱コイル。 - 部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、
絶縁体により形成された中空のケースと、
前記ケースの内部に配設された導体よりなり高周波電流を印加される加熱部材と、
前記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた導体と
を有し、
前記導体は軸方向に延長するスリットを形成され、
前記加熱部材を配設した前記ケースの内部に冷却水を供給するようにした
ものである内径面誘導加熱コイル。
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