JP3621594B2 - 走行車両の変速操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタ等の走行車両における走行系の変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタ等の走行車両においては、走行駆動系のトランスミッションとして主変速装置、副変速装置、クリープ変速装置等を備えており、これら各変速装置は、機械式又は油圧式の変速操作装置を介して変速操作されるものであった。
また、変速操作装置として操作レバーにより変速操作するものにあっては、副変速装置とクリープ変速装置とを同一の操作レバーで兼用して操作する場合があり、例えば、操作レバーを前後及び左右に揺動自在に設け、操作レバーを左右一方に揺動した状態で前後に揺動することで副変速装置を変速操作し、左右他方に揺動した状態で前後に揺動することでクリープ変速装置を変速操作するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、2種の変速装置を同一の操作レバーにて変速操作を行うことにより、変速操作の簡易化、部品点数減に伴うコストダウン等が図れるものの、操作レバーを左右に揺動して各変速装置の切り替えを行っていることから操作レバーの配置スペース(揺動空間)を左右方向に広く設ける必要があった。
【0004】
特に、トラクタにおいては、副変速装置やクリープ変速装置の操作レバーを運転席とその側方のフェンダとの間の狭いスペースに設けることがあり、各変速装置の切り換えを操作レバーの左右揺動で行ったのでは、レバー操作のためのスペースを確保するのが困難となっていた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、兼用の操作レバーによる2つの変速装置に対する操作切換を省スペースで行い得る走行車両の変速操作装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る変速操作装置は、走行系動力を変速する第1変速部と第2変速部とを、兼用の操作レバーによって変速操作する操作手段を備えている走行車両の変速操作装置において、
前記操作手段は、前記操作レバーをその長手方向の2位置に移動することで、前記操作レバーによって前記第1変速部を変速操作可能な状態と、前記第2変速部を変速操作可能な状態とに切り換える切換部を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
これによれば、第1又は第2変速部に対する操作レバーの切換が、操作レバーの揺動ではなく長手方向への移動でなされ、これにより切換操作のためのスペースを小さくすることができるようになる。そのため、トラクタのように運転席側方の狭いスペースに操作レバーを備えた場合であっても、変速部の切り替え操作が好適に行えるのである。
【0007】
また、上記操作手段として、前記切換部と、前記操作レバーを長手方向移動自在で且つ揺動自在に支持するホルダーと、前記操作レバーの揺動操作に連動して動作することで第1変速部を変速操作する第1操作部材と、前記操作レバーの揺動操作に連動して動作することで第2変速部を変速操作する第2操作部材とを備え、前記切換部として、前記操作レバーを長手方向移動することで、該操作レバーを前記第1又は第2操作部材のいずれかに係合して前記操作レバーに連動させる係合手段とを備えて構成するのが好ましい。
【0008】
これによって、簡素な構造によって機械的に確実な切換操作が行えるようになる。
また、前記切換部に、第1,第2変速部の中立状態において操作レバーの長手方向移動を許容し且ついずれかの変速部の変速状態において操作レバーの長手方向移動を規制する規制手段を備えるのが好ましく、これによって操作レバーの切換操作にかかる誤操作が防止できる。
【0009】
そして、前記切換部に、第1,第2変速部のうち使用頻度の高い変速部を変速操作可能とする前記2位置の一方に、前記操作レバーを移動するように付勢する付勢部材を備えるのが好ましく、これによって、操作性が向上される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本実施形態では、発明に係る変速操作装置1を、トラクタのトランスミッションを構成する副変速装置(本発明に係る第1変速部)2、クリープ変速装置(同第2変速部)3を変速操作するものとして用いた状態を示しており、図6には、その副変速装置2及びクリープ変速装置3を例示している。
【0011】
同図において、エンジンからの動力は主変速装置等を介して多数段に変速された状態で主軸4に伝達されるようになっており、該主軸4と同心状に伝達軸5が備えられ、該伝達軸5と平行状に筒軸形の副軸6が備えられ、伝達軸5の後端部は、軸カップリング7を介して後輪デフ装置のデフ駆動軸8に接続されている。なお、図中9は副軸6に内嵌されるPTO推進軸であり、10はシフタ10aを介して伝達軸5に断接される前輪伝動軸である。
【0012】
前記副変速装置2は、主軸4の後端部に形成された副変速第1ギヤ11及び咬合部11aと、副軸6上にニードル軸受等を介して回転自在に支持されていて副変速第1ギヤ11と咬合する減速用第2ギヤ12と、該第2ギヤ12と一体に形成した小径の第3ギヤ13と、伝達軸5上にニードル軸受等を介して回転自在に支持されていて前記第3ギヤ13に咬合する副変速低側の第4ギヤ14と、該第4ギヤ14の咬合部14aとを有する。
【0013】
前記第4ギヤ14の咬合部14aと第1ギヤ11の咬合部11aとは軸方向に相対し、両咬合部11a、14aに係脱可能な第1シフタ15が伝達軸5上に摺動自在として備えられており、該第1シフタ15を第1ギヤ11の咬合部11aに係合することにより主軸4と伝達軸5とを直結して副変速高とし、第1シフタ15を第4ギヤ14の咬合部14aに係合することで副変速低とするのであり、ここに副変速装置2は、第1シフタ15の摺動で中立を含めて高低速2段に変速可能とされている。
【0014】
前記第4ギヤ14には、これと一体としてクリープ入力ギヤ16が形成されて伝達軸5に回転自在に外嵌され、副軸6には、前記入力ギヤ16と咬合する減速ギヤ17とこのギヤ17より小径のクリープ出力ギヤ18とを軸方向に並設して備え、更に、伝達軸5上にはクリープ出力ギヤ18と噛合する大径のクリープギヤ19を備え、伝達軸5上には、クリープギヤ19の咬合部19aに対して係脱自在なクリープ用シフタ(第2シフタ)20を備えている。
【0015】
そして、第2シフタ20を摺動してクリープギヤ19の咬合部19に係合することで超低速なクリープ変速を得るのであり、ここにクリープ変速装置3は、副変速装置2の中立状態において、クリープ変速オフ状態(クリープ中立状態)からオン状態に変速可能としている。
なお、第1、第2シフタ15,20には、ホーク軸を介して前後移動可能なシフトホーク21が係合し、該シフトホーク21は、図3に示すようにミッションケース側壁に左右軸芯回りに回動自在に支持された第1,第2レバー軸22,23の回動によって前後移動し、これにより第1,第2シフタ15,20が摺動されるようになっている。
【0016】
本発明に係る変速操作装置1は上記第1,第2シフタ15,20の両方の摺動操作を可能とする操作手段29を備えたものであり、該操作手段29は、図1〜図5に示すように、操作レバー28と、該操作レバー28の操作に連動して第1,第2シフタ15,20を摺動操作する第1,第2操作部材30,31と、操作レバー28の操作が第1、第2シフタ15,20のいずれか一方に対して有効となるように選択切換する切換部32とをを有している。
【0017】
前記操作レバー28は、棒状のロッドの先端にグリップを設けており、図7に示すように、トラクタ24の運転席25と該運転席25の左側方にあるフェンダー26との間でフロアシート27を貫通して上下方向に配置されている。
操作レバー28の下端部は、ホルダ33及び支軸34を介してフロアシート27側に支持されており、前記支軸34は、フロアシート27の裏面側に設けた正面視コ字状の保持部材35に左右方向の軸心回りに回動自在に支持され、前記ホルダ33は、上下方向の筒形とされた第1部材33aと、該第1部材33aの前上部に固着されていて左右方向の筒形とされた第2部材33bとを備え、該第2部材33bが保持部材35の左側で前記支軸34に回動自在に外嵌され、第1部材33aに操作レバー28の基端部を挿通している。
【0018】
したがって、操作レバー28は、支軸34を支点として前後に揺動可能であり、且つ第1部材33aを介して上下に摺動自在となっている。
また、前記保持部材35の左右側壁間には、左右方向の筒形に形成された支持体36が支軸34に対して回動自在に外嵌している。
前記切換部32は、図1に示すように操作レバー28をその長手方向(軸方向、上下方向)の2位置P1,P2に移動することにより、副変速装置2の第1シフタ15を操作可能な状態と、クリープ変速装置3の第2シフタ20を操作可能な状態とに切り換えるように構成されている。
【0019】
前記切換部32は、操作レバー28の下端に設けた係合部38と第1,第2操作部材30,31側に設けた被係合部39とからなる係合手段を有しており、前記係合部38は、前記操作レバー28の下端部に正面視コ字状のブラケット41を設け、該ブラケット41に、左右両端部が突出するように貫通する係合ピン42を設けて構成している。
【0020】
また、前記被係合部39は、前記支軸34の左端部に固定された板状の第1切換部材43と、前記支持体36の左端部に固定された第2切換部材44とを有し、第1,第2切換部材43,44は、前記ブラケット41を挟んで左右に対向して配置されている。
図4及び図5に示すように、前記第1,第2切換部材43,44には、それぞれ前記係合ピン42の両端が挿通する第1,第2係合孔45,46を備え、第1係合孔45は、上下方向の長孔状に形成された第1上下孔部45aと、該第1上下孔部45aの下端から後方へ延び且つ支軸34を中心とする円弧状に形成された第1前後孔部45bとを有して側面視略L字状に形成されている。
【0021】
また、第2係合孔46は、上下方向の長孔状に形成されていて操作レバー28の中立状態Nで前記第1前後孔部45aに左右に対向する第2上下孔部46aと、該第2上下孔部46aの上端から前後両方に延び且つ前記支軸34を中心とする円弧状に形成された前後孔部46bとを有する。
したがって、操作レバー28を中立状態として上下に移動することで係合ピン42が第1,第2上下孔部45a,46a内を上下に移動し、係合ピン42が第1、第2上下孔部45a,46aの上側に配置された状態(操作レバー28を引き上げて第1位置P1とした状態)で操作レバー28を前後に揺動すると、係合ピン42が第1上下孔部45aに係合するとともに第1切換部材43が前後に揺動して支軸34を回動し、係合ピン42が第2前後孔部46b内を移動して第2切換部材44は停止状態を維持するようになっている。
【0022】
また、操作レバー28を第1,第2上下孔部45a,46aの下側に配置した状態(操作レバー28を押し下げて第2位置P2とした状態)で操作レバー28を前側に揺動することで、係合ピン42が第2上下孔部46aに係合するとともに第2切換部材44が後側に揺動して支持体36を回動し、係合ピン42が第1前後孔部45b内を移動して第1切換部材43は停止状態を維持するようになっている。
【0023】
前記第1操作部材30は、図1〜図3に示すように、支軸34の右端部に固定された第1操作アーム48と、第1レバー軸22に固定された第1連動アーム49と、該第1連動アーム49の下端部と第1操作アーム48の下端部とを連結する第1ロッド50とを有し、第2操作部材31は、支持体36の右端部に固定された第2操作アーム51と、第2レバー軸23に固定された第2連動アーム52と、該第2連動アーム52の下端部と第2操作アーム51の下端部とを連結する第2ロッド53とを有している。
【0024】
上記切換部32及び第1、第2操作部材30,31の構成において、操作レバー28を上方の第1位置P1に引き上げた状態で前後に揺動すると、第2切換部材44が停止した状態で第1切換部材43が前後に揺動し、支軸34を回動するとともに第1操作アーム48,第1ロッド50,第1連動アーム49を介して第1レバー軸22を回動し、第1シフタ15を摺動して副変速装置2を中立Nから高低H,Lに変速する。また、操作レバー28を下方の第2位置P2に押し下げた状態で前後に揺動すると、第1切換部材43が停止した状態で第2切換部材44が前後に揺動し、支持体36を回動するとともに第2操作アーム51,第2ロッド53,第2連動アーム52を介して第2レバー軸23を回動し、第2シフタ20を摺動してクリープ変速装置3をオンオフに変速するのである。
【0025】
また、操作レバー28を第1位置P1として前側に揺動することで副変速低Lとするとともに、中立Nを挟んで後側に揺動することで副変速高Hとし、操作レバー28を第2位置P2として前側に揺動することでクリープ変速オンとするとともに、中立Nに戻すことでクリープ変速オフとするようになっている。
以上のように操作レバー28を上下方向に移動することにより副変速装置2とクリープ変速装置3との操作切換を行うことから、運転席25側方の狭い左右スペースであっても好適に切換操作が行える。
【0026】
また、従来では、操作レバーを前後だけでなく左右にも揺動することから前後左右2本の揺動支軸を必要としていたが、本発明では、揺動方向が前後の1方向となるため、操作レバー28の支持構造を簡素化できるのである。
そして、第1,第2係合孔45,46の形状により、副変速装置2及びクリープ変速装置3が中立のときのみ操作レバー28の上下移動を許容し、副変速装置2又はクリープ変速装置3を変速した状態、すなわち操作レバー28を揺動操作して一方の切換部材43,44を揺動した状態では、他方の前後孔部46b,45bに係合ピン42が干渉して操作レバー28の上下移動が規制されるようになっており、これによって、操作レバー28の誤操作を防止する規制手段を構成しているのである。
【0027】
前記操作レバー28の上下中途部には、バネ受け部55が設けられており、該バネ受け部55とホルダ33の第1部材33aとの間には、圧縮コイルバネよりなる付勢部材56を操作レバー28に外嵌して備え、該付勢部材56により操作レバー28を上方側の第1位置P1に移動するように付勢している。
したがって、前記操作レバー28は、中立位置Nでは副変速装置2を変速可能な状態に維持されるようになっており、操作レバー28を付勢部材56に抗して押し下げて第2位置P2とするとともに前側に揺動することによりクリープ変速可能であり、中立Nに戻すことで付勢部材56によって自動的に操作レバー28を第1位置P1に上方復帰するようになっている。
【0028】
このように、操作レバー28の中立状態において、クリープ変速装置3に比べて使用頻度の高い副変速装置2を変速可能な状態にすることで該副変速装置2を即座に変速操作することができ、操作性向上が図れるのである。
なお、上記実施形態においては、第1,第2操作部材30,31の操作アーム48,51を省略し、切換部材43,44にロッドを連結するようにしてもよく、これによって構造の簡素化が図れるようになる。さらに、切換部材43,44自体を操作部材としてその下端部を直接的にシフトホーク21に係合し、これによってシフタ15,20を操作することも可能である。
【0029】
図8は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、本実施形態では、操作レバー28を付勢部材56により下側に移動するように付勢し、下側に移動した第1位置P1で副変速装置2を操作可能な状態とし、操作レバー28を上側に移動した第2位置P2でクリープ変速装置3を操作可能としたものである。
具体的には、操作レバー28下端のブラケット41とホルダ33の第1部材33aとの間の操作レバー28上に、付勢部材56を構成する圧縮コイルバネを嵌挿しており、第1切換部材43に形成した第1係合孔45が、上下孔部45aと該上下孔部45aの上端から後方に延びる前後孔部45bとによって下向きL字状を呈し、第2切換部材44に形成した第2係合孔46が、上下孔部46aと、該上下孔部46aの下端から前後双方に延びる前後孔部46bによって下向きT字状を呈したものとなっている。
【0030】
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏するものとなるが、クリープ変速装置2の操作のために操作レバー28を付勢部材56に抗して上方に引き上げなければならず、若干操作が困難となり、この点で第1実施形態の方が有利なものとなる。
本発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計変更可能であり、例えば、第1、第2切換部材43,44側に係合ピンを形成し、操作レバー28側のブラケット41に係合ピンが挿通係合する係合孔を形成してもよい。
【0031】
また、変速操作装置1の配置についても上記に限るものではなく、運転席25の右側や操縦ハンドル58の近傍の配設してもよく、また操作レバー28を横向きとして左右又は前後方向に押し引き移動することで変速装置の操作切換を行うようにしてもよい。
また、本発明の変速操作装置1は、副変速装置2とクリープ変速装置3とに用いるに限らず、主変速装置、シャトル変速装置等にも利用することが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、操作レバーの長手方向の移動によって第1変速部と第2変速部との操作切換が省スペースで行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる変速操作装置の側面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】変速操作装置を分解して示す斜視図である。
【図4】切換部の第1切換部材を示す側面図である。
【図5】切換部の第2切換部材を示す側面図である。
【図6】第1、第2変速部の一例を示す側面断面図である。
【図7】走行車両を構成するトラクタの平面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る変速操作装置の側面図である。
【符号の説明】
1 変速操作装置
2 副変速装置(第1変速部)
3 クリープ変速装置(第2変速部)
28 操作レバー
29 操作手段
30 第1操作部材
31 第2操作部材
32 切換部
33 ホルダ
38 係合部(係合手段)
39 被係合部(係合手段)
Claims (2)
- 走行系動力を変速する第1変速部(2)と第2変速部(3)とを、兼用の操作レバー(28)によって変速操作する操作手段(29)を備え、該操作手段(29)は、前記操作レバー(28)をその長手方向の2位置に移動することで、該操作レバー(28)によって前記第1変速部(2)を変速操作可能な状態と前記第2変速部(3)を変速操作可能な状態とに切り換える切換部(32)と、前記操作レバー(28)を長手方向移動自在で且つ揺動自在に支持するホルダ(33)と、前記操作レバー(28)の揺動操作に連動して第1変速部(2)を変速操作する第1操作部材(30)と、前記操作レバー(28)の揺動操作に連動して第2変速部(3)を変速操作する第2操作部材(31)とを有している走行車両の変速操作装置において、
前記切換部(32)は、操作レバー(28)に設けた係合ピン(42)と、第1操作部材(30)に連接された第1切換部材(43)と、第2操作部材(31)に連接された第2切換部材(44)とを備え、両切換部材(43)(44)は、前記操作レバー(28)の揺動軸心廻りに揺動自在に支持されると共に、それぞれ前記係合ピン(42)が挿通する第1、第2係合孔(45)(46)を備え、
第1係合孔(45)は、上下方向の長孔状に形成された第1上下孔部(45a)と、該第1上下孔部(45a)の下端から延び且つ前記揺動軸心を中心とする円弧状に形成された第1前後孔部(45b)とを有し、
第2係合孔(46)は、上下方向の長孔状に形成されていて前記操作レバー(28)の中立状態で前記第1前後孔部(45a)に対向する第2上下孔部(46a)と、該第2上下孔部(46a)の上端から延び且つ前記揺動軸心を中心とする円弧状に形成された第2前後孔部(46b)とを有し、
前記操作レバー(28)を長手方向の前記2位置の下側の位置に移動させて係合ピン(42)を第1切換部材(43)の前記第1前後孔部(45b)内に位置させることにより、前記操作レバー(28)の係合ピン(42)が前記第2上下孔部(46a)に係合し且つ前記第1前後孔部(45b)内を移動自在となって第2操作部材(31)に連動し、
前記操作レバー(28)を長手方向の前記2位置の上側の位置に移動させて係合ピン(42)を第2切換部材(44)の前記第2前後孔部(46b)内に位置させることにより、前記操作レバー(28)の係合ピン(42)が前記第1上下孔部(45a)に係合し且つ前記第2前後孔部(46b)内を移動自在となって第1操作部材(30)に連動することを特徴とする走行車両の変速操作装置。 - 前記切換部(32)は、第1、第2変速部(2)(3)のうち使用頻度の高い変速部を変速操作可能とする前記2位置の一方に、前記操作レバー(28)を移動するように付勢する付勢部材(56)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の走行車両の変速操作装置。
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