JP3618420B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ページメモリを有するデジタル複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、イメージ情報は容易にデジタルデータとして扱えるようになってきた。
【0003】
これらを応用した機器としてデジタルPPC(普通紙複写機)がある。これは、従来のアナログPPCの様に原稿からの反射光を光学的に導いて感光体上に像形成を行うのではない。原稿からの反射光は一旦CCDセンサで電気信号として読み取った後デジタル信号に変換される。一旦デジタル化された原稿は様々な処理を施された後、レーザープリンタによって紙に出力される。
【0004】
原稿画像を一旦デジタル信号に変換することによって、CCDセンサからの入力特性やレーザープリンタへの出力特性の補正、拡大・縮小、部分消去・枠外消去等の様々な処理が信号処理によって可能となる。
【0005】
更に、デジタル信号に変換された画像は符号化処理を行うことによりデータ量を圧縮して効率的に蓄積することが可能となる。蓄積された画像は印字出力を行いたい任意の順番でもとの画像に復号化され、任意の枚数レーザープリンタへ出力することが可能である。
【0006】
従来、これらの並び変えは、複写された印字出力に対しソーターやスタッカーを用いて機械的に行われていたため、装置の巨大化や騒音の増大が避けられなかった。また、複数枚数印字するためには繰り返し複写動作を行う必要があった。
【0007】
また、ページメモリ上に1ページ分の画像メモリ(ワークエリア、画像領域)を用意し、スキャナもしくはページメモリのファイルエリア(符号領域)に符号化されて蓄積された画像(符号化データ)を一旦ページメモリの画像メモリ上に展開した後、画像メモリの読み出し方を変えることによって90度、180度、270度といった回転画像を出力することが出来る。
【0008】
画像を回転出力することにより、原稿の置く方向によらず常に同じ方向の用紙で出力することや、縦横交互に出力することによって複数部の切れ目を用紙の方向によって区別することが出来る。
【0009】
また、スキャナからの画像もしくは符号化蓄積された画像を縮小し複数ページ画像メモリに展開することにより複数ページの画像を1枚に印刷する連結複写が可能となる。この連結複写の際、連結する枚数によって用紙の縦横が変わってしまうため画像の回転出力が必要となる。
【0010】
画像を回転出力するためには元の画像を画像メモリに一旦書き込んだ後に画像が回転されるように画像メモリを読み出す必要がある。
【0011】
書き込み方向と読み出し方向が異なるため、この読み出しの間は画像メモリに対し次の画像を書き込むことが出来ず、また、元の画像が完全に展開されていないと回転読み出しが出来ない。この待ち時間のため回転出力を行うと処理速度が低下していた。
【0012】
この待ち時間を解消するために2ページ分の画像メモリを用意し、片方の画像メモリが回転読み出しを行っている間に、空いているもう片方の画像メモリに対して次の画像を展開する。このように、画像メモリを2ページ分持つことによって回転前の画像の展開と回転読み出しを同時に行うことができ、これを交互に行うことにより、お互いの処理を待たせることなく連続して行うことが可能となる。
【0013】
上記したような連続処理を行うためには画像メモリを2ページ分必要とする。原稿を高画質に複写するためには原稿の読み取りやレーザープリンタに画像を印字する際の解像度を高くする必要がある。当然、高解像度化に伴いそれに必要な画像メモリの容量も膨大な大きさになる。例えば、A4サイズの原稿を400dpiの解像度で1画素あたり1ビットの白黒データとして1ページ読み取った場合必要となる画像メモリの大きさは約2Mbyte、600dpiの解像度では約4.4Mbyteとなる。また、1画素あたりの8ビットのグレースケールデータとして読み取った場合は更にその8倍と膨大な大きさになってしまう。
【0014】
このように、画像データを記録するためには非常に膨大な大きさのメモリが必要となる。2ページ分必要となれば、それによるコストの増大、部品点数の増加、消費電力の増大、装置サイズの増大といった問題を避けることができないという欠点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような欠点を除去するもので、1ページ分の画像メモリで読取入力及び符号化、復号化及び回転・非回転の画像形成出力を連続処理することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読取る読取手段、上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段、この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段、この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段、この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段、この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段、およびこの第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成され、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化するようになっている。
【0017】
この発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読取る読取手段、上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段、この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段、この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段、この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段、この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段、およびこの第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成され、第1の記憶手段による画像データの画像メモリへの記憶と、第1の読出手段による画像メモリに記憶された画像データの非回転方向への読出しとが同時に行われ、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化するようになっている。
【0018】
この発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読取る読取手段、上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段、この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段、この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段、この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段、この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段、およびこの第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成され、第1の記憶手段による画像データの画像メモリへの記憶と、第1の読出手段による画像メモリに記憶された画像データの非回転方向への読出しとが、第1の読出手段による画像メモリからのデータの転送数が第1の記憶手段による画像メモリへのデータの転送数を越えないように制御されて同時に行われ、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化するようになっている。
【0019】
この発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読取る読取手段、上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段、この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段、この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段、この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段、この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段、およびこの第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成され、第1の記憶手段による画像データの画像メモリへの記憶と、第1の読出手段による画像メモリに記憶された画像データの非回転方向への読出しとが、第1の読出手段による読出しアドレスが第1の記憶手段による記憶アドレス未満になるように制御されて同時に行われ、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化された後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化するようになっている。
【0020】
この発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読取る読取手段、上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを読出す第1の読出手段、この第1の読出手段によって読出された画像データを符号化する符号化手段、この符号化手段により符号化された符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリに記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された符号データを画像データに復号化する復号化手段、この復号化手段により復号化された画像データを分割して画像メモリに記憶する第3の記憶手段、この第3の記憶手段により画像メモリに分割して記憶された画像データを選択的に非回転方向または回転方向に読出す第2の読出手段、およびこの第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成され、第3の記憶手段による画像メモリの一方の分割領域への復号化された画像データの記憶と第2の読出手段による画像メモリの他方の分割領域に記憶された画像データの回転方向への読出しが同時に行われるようになっている。
【0021】
この発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読取る読取手段、上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを複数の領域に分割して読出す第1の読出手段、この第1の読出手段によって読出された複数の領域に分割された画像データをそれぞれ符号化する符号化手段、この符号化手段により符号化された複数の領域に対応する符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリに記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された複数の領域に対応する符号データを画像データに復号化する復号化手段、この復号化手段により復号化された複数の領域に対応する画像データを分割して画像メモリに記憶する第3の記憶手段、この第3の記憶手段により画像メモリに分割して記憶された複数の領域に対応する画像データを選択的に非回転方向または回転方向に読出す第2の読出手段、およびこの第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成され、第3の記憶手段による画像メモリへの一方の領域に対応する復号化された画像データの分割記憶と第2の読出手段による画像メモリに記憶された他方の領域に対応する画像データの回転方向への読出しが同時に行われるようになっている。
【0022】
この発明の画像形成装置は、原稿からのビットイメージ画像を読取り、この読取ったビットイメージ画像をページメモリの1ページ分の画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶し、この符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行うものにおいて、画像領域に記憶されているビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶する際に、画像領域に記憶されているビットイメージ画像をそのまま回転させずに読出し、圧縮してページメモリの符号領域に記憶するとともに、画像領域に記憶されているビットイメージ画像を回転して読出し、圧縮してページメモリの符号領域の別の領域に記憶する記憶手段、この記憶手段により符号領域に記憶されている非回転の圧縮画像あるいは回転されている圧縮画像を選択的に読出す読出手段、およびこの読出手段によって読出された非回転の圧縮画像あるいは回転されている圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成されている。
【0023】
この発明の画像形成装置は、原稿からのビットイメージ画像を読取り、この読取ったビットイメージ画像をページメモリの1ページ分の画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶し、この符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行うものにおいて、符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域の一部の領域に記憶するとともに、かつ画像領域の一部の領域外に記憶されている伸長されているビットイメージ画像の回転方向への読出しが同時に行われ、この読出された回転されているビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行うようになっている。
【0024】
この発明の画像形成装置は、原稿からのビットイメージ画像を読取り、この読取ったビットイメージ画像をページメモリの1ページ分の画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶し、この符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行うものにおいて、画像領域に記憶されているビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶する際に、画像領域の一部の領域と一部の領域外とに分けてビットイメージ画像を圧縮して2つの圧縮画像としてページメモリの符号領域に記憶する第1の記憶手段、符号領域に記憶した1つの画像に対する一方の圧縮画像と他方の圧縮画像とをそれぞれビットイメージ画像に伸長して画像領域の一部の領域と一部の領域外に記憶する第2の記憶手段、この第2の記憶手段により画像領域の一部の領域あるいは一部の領域外へのビットイメージ画像の記憶を行っている際に、画像領域の一部の領域外あるいは一部の領域に記憶されている伸長されているビットイメージ画像の回転方向への読出しが同時に行われる読出手段、およびこの読出手段によって読出された回転されているビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段から構成されている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0026】
すなわち、この発明をコピ―(PPC)、ファクシミリ(FAX)、プリンタ(PRT)の3機能を有する複合形の画像形成装置の実施例について説明する。
【0027】
図1はこの発明の画像形成装置の一例としてのデジタル複写機の内部構造を示す概略構成ブロック図である。
【0028】
図1に示すように、デジタル複写機は装置本体110を備え、この装置本体110内には、後述する読み取り手段として機能するスキャナ13、および画像形成手段として機能するプリンタ15が設けられている。
【0029】
装置本体110の上面には、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台112が設けられている。また、装置本体110の上面には、原稿載置台112上に原稿を自動的に送る自動原稿送り装置107(以下、ADFと称する)が配設されている。このADF107は、原稿載置台112に対して開閉可能に配設され、原稿載置台112に載置された原稿Dを原稿載置台112に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0030】
ADF107は、原稿Dがセットされる原稿トレイ108、原稿の有無を検出するエンプティセンサ109、原稿トレイ108から原稿を一枚づつ取り出すピックアップローラ114、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ115、原稿の先端を整位するアライニングローラ対116、原稿載置台112のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト118を備えている。そして、原稿トレイ108に上向きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対116により整位された後、搬送ベルト118によって原稿載置台112の所定位置へ搬送される。
【0031】
ADF7において、搬送ベルト118を挟んでアライニングローラ対116と反対側の端部には、反転ローラ120、非反転センサ121、フラッパ122、排紙ローラ123が配設されている。後述するスキャナ13により画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト118により原稿載置台112上から送り出され、反転ローラ120、フラッパ121、および排紙ローラ122を介してADF7上面の原稿排紙部124上に排出される。原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ122を切換えることにより、搬送ベルト118によって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ120によって反転された後、再度搬送ベルト118により原稿載置台112上の所定位置に送られる。
【0032】
装置本体110内に配設されたスキャナ13は、原稿載置台112に載置された原稿Dを照明する光源としての露光ランプ125、および原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー126を有し、これらの露光ランプ125および第1のミラー126は、原稿載置台112の下方に配設された第1のキャリッジ127に取り付けられている。
【0033】
第1のキャリッジ127は、原稿載置台112と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原稿載置台112の下方を往復移動される。
【0034】
また、原稿載置台112の下方には、原稿載置台112と平行に移動可能な第2のキャリッジ128が配設されている。第2のキャリッジ128には、第1のミラー126により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2および第3のミラー130、131が互いに直角に取り付けられている。第2のキャリッジ128は、第1のキャリッジ127を駆動する歯付きベルト等により、第1のキャリッジ127に対して従動されるとともに、第1のキャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台112に沿って平行に移動される。
【0035】
また、原稿載置台112の下方には、第2のキャリッジ128上の第3のミラー131からの反射光を集束する結像レンズ132と、結像レンズ132により集束された反射光を受光して光電変換するCCDセンサ134とが配設されている。結像レンズ132は、第3のミラー131により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ134は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号を出力する。
【0036】
一方、プリンタ15は、潜像形成手段として作用するレーザ露光装置140を備えている。レーザ露光装置140は、光源としての半導体レーザ141と、半導体レーザ141から出射されたレーザ光を連続的に偏向する走査部材としてのポリゴンミラー136と、ポリゴンミラー136を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータとしてもポリゴンモータ137と、ポリゴンミラーからのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム144へ導く光学系142とを備えている。このような構成のレーザ露光装置140は、装置本体110の図示しない支持フレームに固定支持されている。
【0037】
半導体レーザ141は、スキャナ13により読み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光はポリゴンミラー136および光学系142を介して感光体ドラム144へ向けられ、感光体ドラム144周面を走査することにより感光体ドラム144周面上に静電潜像を形成する。
【0038】
また、プリンタ15は、装置本体110のほぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム144を有し、感光体ドラム144周面は、レーザ露光装置140からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像が形成される。感光体ドラム144の周囲には、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ145、感光体ドラム144周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器146、後述する用紙カセットから給紙された被転写材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム144から分離させるための剥離チャージャ147を一体に有し、感光体ドラム144に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ148、感光体ドラム144周面からコピー用紙Pを剥離する剥離爪149、感光体ドラム144周面に残留したトナーを清掃する清掃装置150、および、感光体ドラム144周面の除電する除電器151が順に配置されている。
【0039】
装置本体110内の下部には、それぞれ装置本体から引出し可能な上段カセット152、中段カセット153、下段カセット154が互いに積層状態に配設され、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填されている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ155が設けられ、この大容量フィーダ155には、使用頻度の高いサイズのコピー用紙P、例えば、A4サイズのコピー用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容量フィーダ155の上方には、手差しトレイ156を兼ねた給紙カセット157が脱着自在に装着されている。
【0040】
装置本体110内には、各カセットおよび大容量フィーダ155から感光体ドラム144と転写チャージャ148との間に位置した転写部を通って延びる搬送路158が形成され、搬送路158の終端には定着ランプ160aを有する定着装置160が設けられている。定着装置160に対向した装置本体110の側壁には排出口161が形成され、排出口161にはシングルトレイのフィニッシャ180が装着されている。
【0041】
上段カセット152、中段カセット153、下段カセット154、給紙カセット157の近傍および大容量フィーダ155の近傍には、カセットあるいは大容量フィーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ163がそれぞれ設けられている。また、搬送路158には、ピックアップローラ163により取り出されたコピー用紙Pを搬送路158を通して搬送する多数の給紙ローラ対164が設けられている。
【0042】
搬送路158において感光体ドラム144の上流側にはレジストローラ対165が設けられている。レジストローラ対165は、取り出されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム144上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム144周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙する。レジストローラ対165の手前、つまり、給紙ローラ164側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライニング前センサ166が設けられている。
【0043】
ピックアップローラ163により各カセットあるいは大容量フィーダ155から1枚づつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ローラ対164によりレジストローラ対165へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対165により先端が整位された後、転写部に送られる。
【0044】
転写部において、感光体ドラム144上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ148により用紙P上に転写される。トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ147および剥離爪149の作用により感光体ドラム144周面から剥離され、搬送路52の一部を構成する搬送ベルト167を介して定着装置160に搬送される。そして、定着装置160によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、給紙ローラ対168および排紙ローラ対169により排出口161を通してフィニッシャ180上へ排出される。
【0045】
搬送路158の下方には、定着装置160を通過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対165へ送る自動両面装置170が設けられている。自動両面装置170は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部171と、搬送路158から分岐し、定着装置160を通過したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転路172と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ173と、取り出された用紙を搬送路174を通してレジストローラ対165へ給紙する給紙ローラ175とを備えている。また、搬送路158と反転路172との分岐部には、コピー用紙Pを排出口161あるいは反転路172に選択的に振り分ける振り分けゲート176が設けられている。
【0046】
両面コピーを行う場合、定着装置160を通過したコピ用紙Pは、振り分けゲート176により反転路172に導かれ、反転された状態で一時集積部171に一時的に集積された後、ピックアップローラ173および給紙ローラ対175により、搬送路174を通してレジストローラ対165へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジストローラ対165により整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬送路158、定着装置160および排紙ローラ169を介してフィニッシャ180に排紙される。
【0047】
フィニッシャ180は排出された一部構成の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくものである。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口161から排出される度にガイドバー181にてステープルされる側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押えアーム152が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑えステープラユニット183がステープル止めを行う。その後、ガイドバー181が下がり、ステープル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニッシャ排出ローラ185にてそのフィニッシャ排出トレイ184に排出される。フィニッシャ排出トレイ184の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイドバー181はフィニッシャ排出トレイ184上に載った既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないような高さの位置にある。
【0048】
また、フィニッシャ排出トレイ184は、ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接続されている。
【0049】
図2は画像形成装置の全体構成を示すブロック図で、この装置は、基本的な複写機能を実行する基本ユニット1、本装置を他のシステムと接続する時に画像データを一時的に記憶したり、画像データを編集・加工して複写するときに画像データを記憶するページメモリ等を有するシステム基本ユニット2、前記基本ユニット1から入力した画像データを電子的かつ半永久的に保存するための光デイスク装置等を有し、かつ他のシステムとの間で画像データあるいは制御データをやりとりする時に、画像データ及び制御データを他のシステムの制御体系、画像フォーマットに変換する制御手段を有するシステム拡張ユニット3の3つのシステムで構成されている。
【0050】
前記基本ユニット1とシステム基本ユニット2は制御データをやりとりする基本部システムインタフェース4と画像データをやりとりする基本部画像インタフェース5とにより接続されている。
【0051】
前記システム基本ユニット2とシステム拡張ユニット3は制御データをやりとりする拡張部システムインタフェース6と画像データをやりとりする拡張部画像インタフェース7とにより接続されている。
【0052】
すなわち前記基本ユニット1とシステム拡張ユニット3とは直接接続されておらず、制御データ及び画像データのやりとりは必ずシステム基本ユニット2を介して行われるようになっている。
【0053】
この画像形成装置は、システム基本ユニット2及びシステム拡張ユニット3の接続の有無により3つの形態をとりうる。
【0054】
すなわち第1の形態は基本ユニット1のみの構成で、この構成での基本的な機能は複写機能であり、拡大縮小処理やマスキング/トリミング処理等の簡易的な編集処理を伴う複写処理が可能である。
【0055】
第2の形態は基本ユニット1にシステム基本ユニット2を接続した形態で、この形態では基本ユニット1での複写機能のほかに、画像データを一時的に記憶するページメモリを用いて、画像の回転処理、複数の画像の合成処理等の編集処理が可能となる。また、このシステム基本ユニット2には、システム拡張ユニット3の他にファクシミリ等の通信回線制御手段を構成するFAX(ファクシミリ)ユニット8及び基本ユニット1のプリンタを外部のパソコン等の制御機器のリモートプリンタとして使用するためのプリンタコントローラ9を接続することが可能となっており、このFAXユニット8から通信回線を介して他のシステムや機器に画像を送信したり、逆に通信回線を介して他のシステムや機器から画像データを受信することが可能であり、受信した画像データは基本ユニット1に送られ後述するプリンタにより印字出力される。
【0056】
第3の形態は基本ユニット1、システム基本ユニット2及びシステム拡張ユニット3を接続した形態で図2に示す形態となる。
【0057】
この形態においては第1及び第2の形態での機能の他に画像データを電子的かつ半永久的に保存し、保存した画像データを管理するデータ保存/管理機能、後述するローカルエリアネットワーク(LAN)回線制御手段からLAN回線を介して他のシステムや機器に画像を送信したり、逆にLAN回線を介して他のシステムや機器から画像データを受信するLANによる画像データの送受信機能、汎用インタフェースを介してパーソナルコンピュータから送られてくる印字制御コードをイメージデータに変換し、システム基本ユニット2のページメモリを介して基本ユニット1のプリンタから上記イメージデータを印字出力するプリンタ機能等が可能となる。
【0058】
前記基本ユニット1は、図3に示すように、制御部本体を構成するシステムCPU11、操作部及び表示部を備えたコントロールパネル12、原稿から画像を読み取る入力手段としてのイメージスキャナ13、画像処理回路14及び出力手段としてのプリンタ15で構成されている。前記システムCPU11は基本部システムバス16を介してコントロールパネル12、スキャナ13、画像処理回路14及び画像形成出力を行う出力手段としてのプリンタ15と接続され、これらを制御するようになっている。この基本部システムバス16は前記基本部システムインタフェース4に接続されている。
【0059】
前記スキャナ13は列状に配置された複数(1ライン)の受光素子からなるCCDラインセンサ(図示せず)を有し、原稿台(図示せず)に載置された原稿の画像をシステムCPU11からの指示に従い1ライン毎に読みとり、画像の濃淡を8ビットのデジタル・データに変換した後、スキャナインタフェースを介して、同期信号と共に時系列デジタル・データとして画像処理回路14へ出力する。
【0060】
前記プリンタ15は、レーザ光学系(図示せず)と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合わせた画像形成部(図示せず)から構成され、システムCPU11からの指示に従い画像処理回路14から4ビットのデジタル画像データをプリンタインタフェースを介して、同期信号に同期して入力し、画像データの大きさに応じたパルス幅のレーザ光により感光体ドラム(図示せず)上に静電潜像を形成した後、可視化手段(図示せず)により上記静電潜像を可視化し、転写手段(図示せず)により可視化された画像を転写紙に転写し、定着手段(図示せず)により転写紙上の画像を定着して該転写紙を出力するものである。
【0061】
前記コントロールパネル12は、本装置の動作モードやパラメータを設定する操作部とシステムの状態、またはシステム基本ユニット2のページメモリに格納された画像イメージを表示する表示部から構成される。
【0062】
前記システムCPU11は、後述するシステム基本ユニット2の各部も制御するようになっている。
【0063】
前記画像処理回路14は、図6に示すように、平滑化エッジ強調回路14a、編集/移動回路14b、拡大/縮小回路14c及び階調変換回路14dからなる。
【0064】
前記平滑化エッジ強調回路14aは、画像読み取り時に混入したノイズを平滑化回路により除去し、平滑化によってボケが生じたエッジをエッジ強調回路により先鋭化する。
【0065】
前記編集/移動回路14bは、ライン単位の簡易的な編集処理を行うブロックで、例えばライン方向の移動処理、マスキング/トリミング処理を行う。
【0066】
前記拡大/縮小回路14cは、指定した変倍率に応じた画素の繰り返し処理あるいは間引き処理と補間処理の組み合わせにより拡大縮小処理を行う。
【0067】
前記階調変換回路14dは、面積階調手法を用いて前記スキャナ13で読み取った1画素8bitの画像データを指定した階調数に階調変換する。そして階調変換した画像データはプリンタのビット数である1画素4bitの画像データでプリンタ15、あるいはスキャナデータバス17および前記基本部画像インタフェース5を介して前記システム基本ユニット2へ送られる。
【0068】
前記プリンタ15の入出力特性の非線形性の補正は面積階調手法を用いて階調処理を行うときに同時に行われる。
【0069】
前記システム基本ユニット2は、図4に示すように、画像データとしてスキャナ13により読み取ったビットイメージデータとこのイメージデータを圧縮した符号化データ等を記憶するページメモリ28、基本ユニット1内のシステムCPU11とシステム拡張ユニット3内のCPUとの制御情報の通信を制御したり、基本ユニット1およびシステム拡張ユニット3からのページメモリ28へのアクセスを制御するシステム制御回路21、ページメモリ28のアドレスを生成するページメモリアドレス制御回路26、システム基本ユニット2内の各デバイス間のデータ転送を行う画像バス29、この画像バス29を介してページメモリ28と他のデバイスとのデータ転送を行うときのデータ転送を制御するページメモリデータ制御回路27を設けている。
【0070】
ページメモリ28は、1ページ分のイメージデータを記憶する画像領域(ワークエリア、画像メモリ)28aと、複数ページ分の圧縮された符号化データを記憶する符号領域(ファイルエリア)28bとから構成されている。
【0071】
また、基本部画像インタフェース5を介して基本ユニット1と画像データを転送するときに画像データをインタフェースする画像データI/F210、解像度の異なる機器に画像データを送信するときに画像データを他の機器の解像度に変換したり、解像度の異なる機器から受信した画像データを基本ユニット1のプリンタ15の解像度に変換したり、2値画像データの90度回転処理を実行する解像度変換2値回転回路212、ファクシミリ送信や光ディスク記憶のように画像データを圧縮して送信したり、記憶したりするデバイスのために入力した画像データを圧縮したり、圧縮された形態の画像データがプリンタ15を介して可視化するために伸長する圧縮/伸長回路211を設けている。
【0072】
また、文字フォントが記憶されているFONTメモリ、システムCPU11が使用する制御情報を一時的に記憶するワークメモリ、システム基本ユニット2を使用して処理を行う時の処理プログラムが記憶されているプログラムメモリ等で構成されるシステムメモリ(ROM/RAM)24、基本部システムバス16のデバイス間でのデータ転送を高速に行うためのシステムDMAコントローラ23、プリンタコントローラ9とシステムCPU11との間で制御情報のやり取りをしたり、プリンタコントローラ9と画像バス29との間で画像データ転送を行うときに上記制御情報および画像データをインタフェースするプリンタコントローラインタフェース213を設けている。
【0073】
さらに、システム制御回路21に接続され、システムCPU11とシステム拡張ユニット3のCPUとの間で制御情報の通信を行うときに制御情報を記憶させるための通信メモリ25、画像データI/F210に接続され、プリンタ15から画像データを出力するときに画像データを90度あるいは180度回転して出力するときに使用する多値回転メモリ214を設けている。
【0074】
なお、前記FAXユニット8及びプリンタコントローラ9はオプションにより接続されようになっている。
【0075】
前記システム拡張ユニット3は、図5に示すように、内部の各デバイスを拡張部システムバス43を介して制御する拡張CPU31、拡張部システムバス43上でのデータ転送を制御する拡張DMAコントローラ32、汎用的なISAバス44、拡張部システムバス43とISAバス44をインタフェースするISAバスコントローラ33、拡張部システムバス43に接続され画像データを電子的に保存するための保存手段、例えばハードディスク装置35、そのインタフェースであるハードディスクインターフェース34、前記ISAバス44に接続され画像データを電子的に保存するための保存手段、例えば光ディスク装置38、そのインタフェースである光ディスクインタフェース37、LAN機能を実現するためのローカルエリアネットワーク回線制御装置(LAN)41、プリンタ機能を実現するためのプリンタコントローラ制御装置40、G4・FAX制御機能を有するG4・FAX制御回路39、SCSI仕様のデバイスを接続するときに使用する拡張SCSIインタフェース42、前記プリンタコントローラ制御装置40からのイメージデータを前記拡張画像インタフェース7を介してシステム基本ユニット2へ出力するための拡張部画像バス45、前記拡張部システムバス43と拡張部画像バス45との間でデータをやりとりするときのインタフェースを行うバッファメモリ36で構成される。
【0076】
なお、前記光ディスクインターフェース37、光ディスク装置38、G4・FAX制御回路39、プリンタコントローラ制御装置40、ローカルエリアネットワーク回線制御装置41、拡張SCSIインターフェース42はオプションでありシステム拡張ユニット3から着脱可能な構成となっている。
【0077】
前記光ディスク装置38は、インタフェース37を介してISAバス44と接続され、前記拡張CPU31は、SCSIコマンドを用いて拡張部システムバス43、ISAバスコントローラ33、ISAバス44を介して前記光ディスク装置38を制御する。
【0078】
前記ローカルエリアネットワーク回線制御装置41は、接続されるネットワークシステムのプロトコルに基づいてネットワーク上の他の機器と制御データやイメージデータの通信を制御する回線制御部、LANからの通信制御データやイメージデータ、あるいはシステム拡張バスからの制御データやイメージデータを一時的に格納しておく共有メモリ、システム拡張バスインタフェースから構成される。
【0079】
前記プリンタコントローラ制御装置40は、パーソナルコンピュータとの間で制御コードやイメージデータのやりとりを行うセントロニクス準拠のパラレルインタフェース、ビットイメージデータをシステム基本ユニットのページメモリ28へ転送するためのシステム拡張部画像バス45とのインタフェースをとるシステム拡張画像バスインタフェース、装置内のイメージデータの転送を制御するイメージデータ転送制御部、パーソナルコンピュータからの制御コードを解釈し、拡張部システムバス43及びISAバス44を介して拡張CPU31に制御情報を知らせたり、パーソナルコンピュータからの印字制御コードを解釈し、ビット情報に変換した後、ビット情報を装置内のメモリに記憶する制御手段、ISAバス44とのインタフェースをとるシステム拡張バスインタフェースとから構成される。
【0080】
次に前記システム基本ユニット2内の要部の構成と機能について詳細を説明する。
【0081】
前記システム制御回路21は、図7に示すように、前記システムCPU11と拡張CPU31との制御情報の通信を制御する通信メモリアクセス制御回路401、前記通信メモリ25とのインタフェースをとる通信メモリインターフェース402、基本ユニット1およびシステム拡張ユニット3からのページメモリ28へのアクセスを制御するページメモリアクセス制御回路403、基本部システムバス16を介して基本ユニット1のシステムCPU11から送られてくる制御情報やイメージ情報を同時に送られてくるアドレスをデコードして該当するシステム基本ユニット2内のブロックに上記制御情報あるいはイメージ情報を振り分ける基本部システムバスインタフェース405、システム拡張ユニット3からの制御情報やイメージ情報を同時に送られてくるアドレスをデコードして回路内の該当するブロックに振り分けるシステム拡張バスインタフェース406、基本部システムバス16上のページメモリアクセスが可能な手段(基本ユニット内のCPU11およびDMAコントローラ22)やシステム拡張バス43上のページメモリアクセスが可能な手段(システム拡張ユニット3のCPU31およびDMAコントローラ32)が各々のシステムバスを介してページメモリ28内の画像データをアクセスするときに、前記ページメモリアクセス制御回路403とページメモリ28の間で画像データのやりとりをインタフェースするページメモリインタフェース404から構成される。
【0082】
前記通信メモリアクセス制御回路401は基本ユニット1のCPU11とシステム拡張ユニット3のCPU31がシステム制御回路21内の通信メモリインタフェース402を介して通信メモリ25と制御コードの受け渡しを行うとき、その通信メモリ25のアクセスを制御する。
【0083】
前記通信メモリ25は基本ユニット1のCPU11及びシステム拡張ユニットのCPU31のメモリ空間にマッピングされており、それぞれからは特定の領域をアクセスすることにより前記通信メモリ25とのデータのリード、ライトが可能となる。
【0084】
前記通信メモリアクセス制御回路401は、図8に示すように、調停回路410、通信メモリアクセスシーケンサ412、双方向セレクタ413及び割込制御回路414により構成される。
【0085】
前記調停回路410は基本ユニット1のCPU11とシステム拡張ユニット3のCPU31の通信メモリアクセスの優先度制御を行う。前記基本ユニット1のCPU11とシステム拡張ユニット3のCPU31が通信メモリ25を同時にアクセスした時には、設定された優先度に基づきどちらか一方のアクセスを許可し、他方のアクセスを待たせる。
【0086】
前記通信メモリアクセスシーケンサ412は、許可されたCPUの要求に基づき通信メモリ25に対してリードあるいはライトの制御信号を出力する。
【0087】
前記双方向セレクタ413は、調停回路410の調停結果に基づき、許可された制御手段が出力した通信メモリ25に対するアドレスを通信メモリアクセスシーケンサ412が出力するタイミング信号に同期して通信メモリ25へ出力する。そしてライト動作においては許可されたCPUがアドレスと一緒に出力する通信情報(データ)をアドレス情報と共に通信メモリ25へ出力する。また、リード動作においては許可されたCPUからの通信メモリ25に対するアドレスと通信メモリアクセスシーケンスサ412が出力するタイミング信号により通信メモリ25から読み出された通信情報を入力し、許可されたCPUへ出力する。
【0088】
前記ページメモリアクセス制御回路403は、図9に示すように、調停回路430、データレジスタ431、432、436、437、アドレスレジスタ433、双方向セレク434及びページメモリアクセスシーケンサ435により構成さている。
【0089】
前記調停回路430は、基本ユニット1のCPU11とシステム拡張ユニット3のCPU31のページメモリアクセスの優先度制御を行う。CPU11とCPU31がページメモリ28を同時にアクセスした時には、設定された優先度に基づきどちらか一方のCPUのアクセスを許可し、他方のCPUのアクセスを待たせる。
【0090】
前記ページメモリアクセスシーケンサ435は、許可されたCPUの要求に基づきページメモリ28に対してリードあるいはライトの制御信号をアドレス制御回路26に出力する。
【0091】
前記双方向セレクタ434は、調停回路430の調停結果に基づき、許可されたCPUが出力したページメモリ28に対するアドレスをページメモリアクセスシーケンサ435が出力するタイミング信号に同期してアドレス制御回路26へ出力する。そしてライト動作においては許可されたCPUがアドレスと一緒に出力する情報(データ)をアドレス情報と共にデータ制御回路27へ出力する。また、リード動作においては許可されたCPUからのページメモリ28に対するアドレスとページメモリアクセスシーケンサ435が出力するタイミング信号によりページメモリ28から読み出された画像データをデータ制御回路27を介して入力し、上記許可されたCPUへ出力する。
【0092】
前記データレジスタ431及びデータレジスタ432は、基本ユニット1がページメモリ28をアクセスするときにデータを一時的蓄えるレジスタであり、前記アドレスレジスタ433は基本ユニット1が出力するページメモリ28のアドレスを一時的に記憶しておくレジスタである。
【0093】
ここで、基本ユニット1がデータレジスタ431を使用してページメモリ28をアクセスする場合は、基本ユニット1が出力したアドレスがアドレスレジスタ433に一時的に蓄えられ、アドレス制御回路26を介してページメモリ28へ出力される。これに対して基本ユニット1がデータレジスタ432を使用してページメモリをアクセスする場合、基本ユニット1が出力するアドレスは無視され、アドレス制御回路26のアドレス発生部が設定情報に基づいてアドレスをページメモリ28に出力する。
【0094】
また前記データレジスタ436及びデータレジスタ437は、システム拡張ユニット3がページメモリ28をアクセスするときにデータを一時的に蓄えるレジスタであり、システム拡張ユニット3がページメモリ28をアクセスする場合は2つのレジスタ共アドレス制御回路26のアドレス発生部が設定情報に基づいてアドレスをページメモリ28に出力する。
【0095】
基本ユニット1のシステムDMAコントローラ23は基本部システムバス22上のデバイス間のデータ転送を基本ユニット1のCPU11を介在せずにハード的に高速に転送するためのコントローラである。
【0096】
前記システムDMAコントローラ23を使用してデータ転送を行う処理としては、FAX送受信処理におけるページメモリ28とFAXユニット8間の圧縮データ(コードデータ)の転送、ページメモリ28上のイメージをコントロールパネル12に表示するためのページメモリ28とコントロールパネル12間のイメージデータの転送、操作画面をコントロールパネル12に表示するためのシステムメモリ24とコントロールパネル12間のデータ転送等がある。
【0097】
前記ページメモリ28のアドレスを生成するアドレス制御回路26は、図10に示すように、画像バスからのリクエストによって各種の転送シーケンスを実行する転送制御シーケンサ610、画像バスのリクエストとシステムバスのリクエストを調停を行う調停部611、画像バスからの転送において複数チャンネルの各種メモリアドレスを発生するアドレス発生部612、このアドレス発生部612から出力されるアドレスとシステムアドレスとを切り換えるセレクタ613、DRAMのアドレス及び制御信号を発生するDRAM制御部614から構成されている。
【0098】
前記アドレス制御回路26は、画像バス及びシステムバスの2系統からメモリ・アクセス・リクエストを受け付ける。このリクエストは調停部611により調停が行われ、調停に勝った側のデータ転送処理が行われる。
【0099】
システムバス側のリクエストが調停に勝った場合、セレクタ613によって選択されたシステムアドレスはDRAM制御部614に入力される。DRAM制御部614は入力されたアドレスをDRAMのアドレスに変換すると共に、リード、ライトに必要な制御信号を発生する。
【0100】
また、転送制御シーケンサ610には画像バスからリクエストと共にアドレスチャンネル信号が入力され、アドレス発生部612内の複数のアドレス発生器から1つを選択する。画像バス側のリクエストが調停に勝つと、選択されたチャンネルのメモリアドレスがアドレス発生部612から出力され、DRAM制御部614に入力される。
【0101】
前記アドレス発生部612は、図11に示すように、4チャンネルの2次元アドレス発生器631、632、633、634、2チャンネルのFIFOアドレス発生器635、636及び転送シーケンサからのチャンネルセレクト信号によって、それらの発生するメモリアドレスの内の1つを選択するセレクタ637により構成されている。
【0102】
前記各2次元アドレス発生器631〜634は、各種のアドレスが発生可能である。例えば図12の(a)に示すように、転送制御シーケンサからのクロックに同期してX方向にアドレスを順次発生することも可能である。また、パラメータを変更することによって図12の(b)に示すように、Y方向の逆にアドレスを順次発生することも可能である。
【0103】
さらに、スタートアドレスや1ラインの主走査幅(XW)も原稿の紙サイズに応じて任意の設定が可能である。
【0104】
このような各種のアドレスの発生可能な2次元アドレス発生器を使用することによって、ページメモリ28の任意の矩形領域に対する転送、回転読み出しや繰り返し読み出し、また、2次元アドレス発生器を2チャンネル使用することによって、ページメモリ28の任意の領域間で画像の移動、回転、縦横変換、繰り返し、鏡像等の画像編集が可能である。
【0105】
FIFOアドレス発生器635、636は、ページメモリ28をFIFOメモリとして使用するためのFIFOアドレス、FIFO制御に必要なステータスを発生する。
【0106】
ステータスとしては、FIFOフル(FIFO領域が未読出しのデータで満杯の状態)、FIFOエンプティー(FIFO領域に未読出しのデータがない状態)、FIFOハーフ(FIFO領域に半分以上の未読出しデータがある状態)がある。また、システムCPU11からFIFOのレジスタを読み出すことによって、FIFOに入っているデータ量及び空き容量を知ることが出来る。
【0107】
これらのステータスを用いてFIFO制御を行うことで、画像バス29のデバイスからデバイス、または、画像バス29のデバイスからシステムバス22へ転送する際に、それぞれの転送速度や、転送タイミングの差をFIFOメモリで吸収することができ、高速なデータ転送が可能である。
【0108】
また、FIFOアドレス発生器635、636はFIFO制御を行わない場合、1チャンネルにつき2チャンネル分の1次元アドレス発生器として使用することが可能である。
【0109】
図13を参照してFIFOアドレス発生器635、636の詳細な構成について説明する。FIFOアドレス発生器は、1次元アドレス発生器チャンネルA4601、チャンネルB4603、それぞれの1次元アドレス発生器に対してスタートアドレスを与えるスタートアドレス設定器A4602、B4604、FIFOステータス発生器4605、FIFO領域サイズ設定器4606より構成される。
【0110】
1次元アドレス発生器4601は1回の転送が終わる度に、カウントup信号によってカウントアップされる。従って、メモリの連続したアドレスに対してデータの書き込みもしくは読み出しを行うことができる。
【0111】
また、アドレス発生器は635、635は連続した1次元のアドレスを発生するモードと、スタートアドレスからFIFO領域のサイズにアドレスが達すると次の転送ではアドレスがスタートアドレスに戻るループ状のアドレスを発生するFIFOアドレスモードの2つのモードがある。
【0112】
FIFOアドレスモードでは1つのチャンネルでFIFO制御に対する書き込みアドレスを発生し、もう1つのチャンネルではFIFO制御に対するアドレスを発生する。
【0113】
FIFOステータス発生器は2つのチャンネルのアドレス及びFIFO領域のサイズからFIFO領域のデータの状態を示すステータスを発生する。
【0114】
ステータスとしてはFIFOフル、FIFOエンプティの2つがある。
【0115】
FIFOフルはFIFO領域に未読み出しのデータ満杯になった状態を示し、これ以上新たにデータを書き込むことが出来ないため、このFIFOフル信号を用いてデータの書き込みを禁止する。
【0116】
FIFOエンプティはFIFO領域に未読み出しのデータが無い状態を示し、これ以上データを読み出すことが出来ないため、このFIFOエンプティ信号を用いてデータの読み出しを禁止する。
【0117】
このようにFIFOアドレスモードを用いて転送制御をすることによって、メモリの一部をFIFO領域として使用し、書き込み及び読み出しの速度差を吸収する事により高速なデータ転送を行うことができる。
【0118】
図14はページメモリ28(の画像領域28a)を2次元アクセスする場合の概念図である。
【0119】
ページメモリ28の1回のアクセス幅(図の場合は64ビット)を1カラムとすると、1ラインは1カラムの整数倍によって構成されている。また、同じラインに於いてX方向に連続なカラムはページメモリ28のリニア・アドレスが連続で、ラインの最終カラムと、次のラインの先頭カラムのリニア・アドレスは連続している。
【0120】
図15は、図14のページメモリ28の2次元メモリをリニア・アドレスに書き表わしたものである。
【0121】
前記データ制御回路27は、図16に示すように、システム基本ユニット2内の画像バス29上のデバイス間のデータ転送、および画像バス29上のデバイスとページメモリ28間のデータ転送を制御する画像データ転送制御部701、ビットブロック転送及び種々のラスタオペレーション(論理演算)を実行するイメージ処理部702、基本ユニット1のCPU11あるいはシステム拡張ユニット3のCPU31が前記システム制御回路21を介してページメモリ28をアクセス(リード/ライト)するときのデータをインタフェースするシステムインターフェース703、ページメモリ28への書き込み処理において前記アドレス制御回路26のページメモリアクセス調停結果に基づいて前記画像データ転送制御部701を介して送られてくる画像バス29上のデバイスからのデータか、あるいはシステムインターフェース703を介して送られてくるCPU(基本ユニット1のCPU11あるいはシステム拡張ユニット3のCPU31)からのデータかを選択するセレクタ704、ページメモリ28からのデータの読出し処理において前記アドレス制御回路26のページメモリアクセス調停結果に基づいて前記画像データ転送制御部701を介した画像バス29上のデバイスへデータを送るか、あるいはシステムインターフェース703を介したCPU(基本ユニット1のCPU11あるいはシステム拡張ユニット3のCPU31)へデータを送るかを選択するセレクタ705で構成されている。
【0122】
次に、図16に示した前記画像データ転送制御部701の制御について説明する。画像データ転送制御部701が制御する画像データの転送形態には次の2つの形態がある。
【0123】
1つの形態はシステム基本ユニット2の画像バス29上のI/Oデバイス間のデータ転送で、ソース(転送元)/ディスティネーション(転送先)とも画像バス29上にあり、ソースから画像データ転送制御部701内のデータバッファにデータを取り込むリードサイクルとデータバッファ上のデータをディスティネーションに書き込むライトサイクルの2サイクルで構成される。
【0124】
もう1つの形態はシステム基本ユニット2の画像バス29上のI/Oデバイスとページメモリ28間のデータ転送で、I/Oデバイスと画像データ転送制御部701内のデータバッファ間のデータ転送サイクルと、データバッファとページメモリ28間のデータ転送の2つのサイクルで構成される。
【0125】
ページメモリ28とデータバッファ間は画像バス29と独立なため、2つのサイクルは並行して動作することが可能となっている。
【0126】
また画像データ転送制御部701は上記した2つの形態のデータ転送を8チャンネル指定することが可能で、同時に8チャンネルのデータ転送が可能となっている。
【0127】
前記画像データ転送制御部701は、図17に示すように、データバッファ740、画像バス優先度制御部741、転送制御シーケンサ742、ページメモリ優先度制御部743、ページメモリタイミング制御部744、ターミナルカウンタ745、割込制御部746、制御バスインターフェース747、パラメータレジスタ748及びI/Oバッファ749により構成されている。
【0128】
前記データバッファ740はデータ転送においてソースからのデータを一時的に格納しておくデータレジスタをチャンネル数分有する。
【0129】
前記画像バス優先度制御部741は、画像バス29上のデバイスからのデータ転送リクエスト(REQ)を入力し、所定の優先度制御によりデータ転送を許可するデバイスを決定し、許可されたデバイスにデータ転送を開始を通知(ACK)する。
【0130】
前記転送制御シーケンサ742は、前記画像バス優先度制御部741の優先度制御結果に基づいて決定したソースデバイスとディスティネーションデバイス間のデータ転送のタイミング信号を生成し画像バス29に出力する。
【0131】
前記ページメモリ優先度制御部743は、データバッファ740が出力するリクエスト信号を入力し、ページメモリ28とデータバッファ740との間のデータ転送チャンネルを所定の優先度に基づいて決定する。
【0132】
前記ページメモリタイミング制御部744は、ページメモリ優先度制御部743の優先度制御結果に基づいて決定した転送チャンネルのページメモリ28とデータバッファ740間のデータ転送のタイミング信号を生成しアドレス制御回路26に出力する。データバッファ740からの転送リクエスト信号は、ページメモリ28へのライト処理においては画像バス29上のデバイスからのデータがデータバッファ740内に格納されている状態のときに、ページメモリ28からのデータのリード処理においてはデータバッファ740内にデータが格納されていない状態のときに、ページメモリ優先度制御部743に出力される。
【0133】
前記パラメータレジスタ748は、転送チャンネル毎の転送元、転送先、転送バイト数、転送終了時の割り込み処理の有無等を設定しておくレジスタである。
【0134】
前記画像バス29は、32ビットのデータ幅を有し、1画素のビット幅によらず常に32ビットのデータ転送が行われる。例えばスキャナ13から2値(1ビット/画素)のデータをページメモリ28へ書き込む場合は、画像バス29上は32画素データが一度に画像データI/F210から画像データ転送制御部701を介してページメモリ28へ転送され、また多値(4ビット/画素)のデータをページメモリ28へ書き込む場合は、8画素のデータが画像バス29上を一度に転送される。データの32ビット化は画像バス29上の各デバイスで1画素のビット数に応じてそれぞれ行われる。
【0135】
前記画像バス29上のデータ転送優先度制御はプリンタ15への出力、スキャナ13からの入力処理のように、データ転送を途中で停止したり、待たせたりできないデバイスからの転送リクエストを優先的に許可し、圧縮/伸長処理や解像度変換処理のようにデータ転送を待たせることが可能なデバイスの転送リクエストは優先度の高いデバイスからの転送リクエストがないときのみ許可するというようにデバイスの性質により優先度を決定するように決められている。
【0136】
ところで、図3のシステムバス16にはタイマ900が接続される。このタイマー900は、図18に示すように、タイマー制御部901、基準クロック発生回路902、基準クロック分周回路903、ダウンカウンタ904で構成される。
【0137】
タイマー制御部901はシステムCPU11からシステムバス16を介して、基準クロック分周回路902の分周比設定、ダウンカウンタ904のカウント開始及び停止の制御を行う。
【0138】
また、タイマー制御部901はダウンカウンタ904から出力されるキャリーダウン信号によりシステムCPU11に対して割り込み信号を発生することが可能である。
【0139】
基準クロック発生回路902は水晶発振器により25MHzの正確な方形波を発生する。
【0140】
基準クロック分周回路903はシステムCPU11からの設定により、基準クロックを1/1から1/65536までの任意の分周比で1/nの周波数に分周する。
【0141】
ダウンカウンタ904は32ビットのバイナリ・ダウンカウンタで分周クロックに同期してカウントダウンされる。このダウンカウンタ904の初期値はシステムCPU11よりシステムバス16を介して設定される。
【0142】
また、ダウンカウンタ904にキャリーダウン(0からの繰り下がり)が生じると前回システムCPU11によって設定された初期値が自動的に設定される。このダウンカウンタ904の値はシステムCPU11からシステムバス16を介していつでも読み出すことができる。
【0143】
また、ダウンカウンタ904のカウントダウンの開始及び停止はタイマー制御部901から出力されるカウントイネーブル信号によって制御される。
【0144】
次に、図17の画像バス優先度制御部741の詳細な構成について図19を参照して説明する。画像バス優先度制御部741は画像バス転送リクエスト調停部、910、8チャンネル分のリクエストマスク回路911、8チャンネル分のリクエスト発生部912により構成される。
【0145】
リクエスト発生部912は8チャンネルの転送チャンネルごとに独立している。各チャンネルのリクエスト発生部912には画像バス転送リクエスト信号とチャンネルバッファステータスが入力され、両者の条件が満たされたとき内部の有効な転送リクエストを発生する。ここで、画像バス転送リクエスト信号は画像バス29に接続されたデバイスが画像バス29でのデータ転送を要求する際にアクティブにされる信号である。チャンネルバッファステータスは、各転送チャンネルのデータ受け渡し用のデータバッファ740の状態を表す信号で、そのチャンネルのデータバッファに有効なデータが入っていない“エンプティ”の状態及び有効なデータが入っている“フル”の2つの状態がある。
【0146】
画像バス29のデバイスからデータバッファ740へのデバイス・リード転送の場合、転送したいチャンネルのデータバッファのバッファステータスが“エンプティ”でかつデバイスからそのチャンネルに対するリクエスト信号がアクティブな時、リクエスト発生部911より内部の有効な転送リクエストが発生する。
【0147】
また、データバッファ740から画像バス29のデバイスへのデバイス・ライト転送の場合、転送したいチャンネルのデータバッファ740に有効なデータがありバッファステータスが“フル”でかつデバイスからそのチャンネルに対するリクエスト信号がアクティブな時、リクエスト発生部912より内部の有効な転送リクエストが発生する。
【0148】
リクエストマスク回路911は前段のリクエスト発生部912で作られた転送リクエストを有効にするか否かを制御している。
【0149】
転送チャンネル・イネーブルはそのチャンネルの転送の許可・非許可を決定する。
【0150】
TCマスクは転送量制御を行うためのもので、ターミナルカウンタ745に予め転送したいワード数を設定し、所定のワード数を転送し終わるとTCマスクがアクティブになりそのチャンネルの転送が禁止される。この転送量制御を行わない場合は設定によりTCマスクを常に非アクティブにしておく。
【0151】
FIFO制御マスクはFIFO制御を行う際にそのチャンネルの転送許可・禁止を制御しており、FIFO制御マスクはアクティブで転送禁止、非アクティブで転送許可となる。
【0152】
FIFO制御をFIFOアドレス発生器635、636からのFIFOステータスで行うか、ターミナルカウンタ745の転送比較器の比較結果で行うかまたはFIFO制御を行わないかはシステムCPU11からの設定により選択する。FIFO制御を行わない場合は設定によりFIFO制御マスクを常に非アクティブにしておく。
【0153】
画像バス転送リクエスト調停部910はリクエストマスク回路911が発生する8チャンネル分の転送リクエストを調停し1チャンネルを選択し、選択されたチャンネルのデバイスに対しリクエストが受け付けられ転送を許可したことを示す画像バス転送アクノリッジ信号を出力する。このアクノリッジ信号を受け取ったデバイスは画像バス29上でデータ転送を行う。
【0154】
複数のチャンネルから転送リクエストが発生した場合に行う調停の優先度制御はチャンネル1から8をリング状に並べたときに前回転送を行ったチャンネルの優先度が最も低くなるラウンドロビン制御を行っている。よって、8チャンネル全てが転送リクエストを出し続けていても8回転送が行われる内に必ず順番が回ってくるため各チャンネル均等に転送が行われる。
【0155】
次に、図17のページメモリ優先度制御部743の詳細な構成を図20を参照して説明する。このページメモリ優先度制御部743はページメモリ転送リクエスト調停部921、8チャンネル分のリクエストマスク回路922、8チャンネル分のリクエスト発生部923により構成される。
【0156】
リクエスト発生部923は8チャンネルの転送チャンネルごとに独立している。各チャンネルのリクエスト発生部923にはチャンネルバッファステータスが入力され、チャンネルバッファステータスの条件が満たされたとき内部の有効な転送リクエストを発生する。
【0157】
チャンネルバッファステータスは各転送チャンネルのデータ受け渡し用のデータバッファ740の状態を表す信号で、そのチャンネルのデータバッファ740に有効なデータが入っていない“エンプティ”の状態及び有効なデータが入っている“フル”の2つの状態がある。
【0158】
ページメモリ404からデータバッファ740へのメモリ・リード転送の場合、転送したいチャンネルのデータバッファ740のバッファステータスが“エンプティ”つまりデータの受け取りが可能な時、リクエスト発生部923より内部の有効な転送リクエストが発生する。
【0159】
また、データバッファ740からページメモリ404へのメモリ・ライト転送の場合、転送したいチャンネルのデータバッファ740に有効なデータがありバッファステータスが“フル”である時、リクエスト発生部923より内部の有効な転送リクエストが発生する。
【0160】
リクエストマスク回路922は前段のリクエスト発生部923で作られた転送リクエストを有効にするか否かを制御している。
【0161】
転送チャンネル・イネーブルはそのチャンネルの転送の許可・非許可を決定する。
【0162】
TCマスクは転送量制御を行うためのもので、ターミナルカウンタ745に予め転送したいワード数を設定し、所定のワード数を転送し終わるとTCマスクがアクティブになりそのチャンネルの転送が禁止される。転送量制御を行わない場合は設定によりTCマスクを常に非アクティブにしておく。
【0163】
FIFO制御マスクはFIFO制御を行う際にそのチャンネルの転送許可・禁止を制御しており、FIFO制御マスクはアクティブで転送禁止、非アクティブで転送許可となっている。
【0164】
FIFO制御をFIFOアドレス発生器635、636からのFIFOステータスで行うか、ターミナルカウンタ745の転送比較器の比較結果で行うかまたはFIFO制御を行わないかはシステムCPU11からの設定により選択する。FIFO制御を行わない場合は設定によりFIFO制御マスクを常に非アクティブにしておく。
【0165】
ページメモリ転送リクエスト調停部921はリクエストマスク回路922が発生する8チャンネル分の転送リクエストを調停し1チャンネルを選択し、選択されたチャンネルに設定されているアドレス発生器の選択信号(RCHN)をアドレス制御部26に出力する。
【0166】
複数のチャンネルから転送リクエストが発生した場合に行う調停の優先度制御はチャンネル1から8をリング状に並べたときに前回転送を行ったチャンネルの優先度が最も低くなるラウンドロビン制御を行っている。よって、8チャンネル全てが転送リクエストを出し続けていても8回転送が行われる内に必ず順番が回ってくるため各チャンネル均等に転送が行われる。
【0167】
次に、図17のターミナルカウンタ745の詳細な構成について図21を参照して説明する。ターミナルカウンタ745は各チャンネル毎の転送ワード数をカウントするもので、カウントダウン信号発生部931、8チャンネル分の転送ワード数カウンタ932、2チャンネルに1つ接続されている4つの転送数比較器933により構成されている。
【0168】
カウントダウン信号発生部931は画像バス優先度制御部741の調停結果に基づいた転送チャンネル信号及び選択されたチャンネルの転送ワード数カウンタ932に対して転送終了信号に従ってカウントダウン信号を出力する。
【0169】
転送ワード数カウンタ932はそのチャンネルの画像バス29の1転送が終了する度にカウントダウンされる32ビットのバイナリ・ダウンカウンタである。ここで、カウンタ745の初期値はシステムCPU11よりシステムバス16を介して設定される。キャリーダウン(0からの繰り下がり)が生じるとターミナルカウント信号が出力される。
【0170】
転送ワード数カウンタ932の値はシステムCPU11からシステムバス16を介していつでも読み出すことができる。
【0171】
割り込みマスク回路934は8チャンネル分のターミナルカウント信号に対してシステムCPUへの割り込みの許可・非許可を行い、それらの論理和をとり1本にまとめたものをターミナルカウント割り込み信号として出力する。各チャンネルの許可・非許可の設定はシステムCPU11より行う。
【0172】
転送数比較器933は2つのチャンネルの転送ワード数を比較し転送ワード数が等しいとき比較結果として出力をアクティブにする。
【0173】
また、転送数比較933は設定により比較するそれぞれの転送ワード数を各々任意の正数倍して比較することができる。通常は各々1倍にして使用する。例えばA、Bの2つのチャンネルに対しAを2倍にBを1倍に設定するとA転送ワード数がBの転送ワード数の1/2に達した時に比較結果がアクティブになる。この比較結果は2つのチャンネル間でFIFO制御を行う際の制御信号として用いられる。
【0174】
次に、上記のような構成において動作を説明する。まず、スキャナ13からページメモリ28へ画像データを入力する基本動作について説明する。スキャナ13が読み取った原稿の8bit/画素の画像出力データは、画像処理回路14を通じて8bit/画素または4bit/画素または2bit/画素または1bit/画素のスキャナ画像データとして画像データインターフェース210へ転送され、その画像データインターフェース210内部でスキャナ画像データの複数画素(4、8、16、32画素)を集め、32bit単位の転送データとして画像バス29を介してデータ制御回路27へDMA転送される。
【0175】
データ制御回路27はアドレス制御回路26で発生するページメモリ28のアドレスに32bitのスキャナ画像データの書き込みを行っている。
【0176】
次に、ページメモリ28上の画像データを圧縮する処理について説明する。ページメモリ28は画像データを記憶する画像領域28aと圧縮された符号データを記憶する符号領域28bに論理的に区別されている。
【0177】
画像データ転送制御部701に転送経路としてページメモリ28の画像領域28aから圧縮伸長回路211の画像入力と、圧縮伸長回路211の符号出力からページメモリ28の符号領域28bへの2チャンネルを設定する。
【0178】
また、符号出力の転送先をハードディスクインターフェース34や光ディスクインターフェース37とすることにより、よりビット単位の低い記録媒体に大量の画像を記録することができる。
【0179】
圧縮伸長回路211に圧縮処理の諸設定を行った後、符号化開始指令を実行する。
【0180】
画像データはページメモリ28から読み出され圧縮伸長回路211に入力される。圧縮伸長回路211は画像を符号化し符号をページメモリ28の符号領域28bに出力する。
【0181】
次に、符号化された画像データのページメモリ28への伸長処理について説明する。画像データ転送制御部701に転送経路としてページメモリ28の符号領域28bから圧縮伸長回路211の符号入力と、圧縮伸長回路211の画像出力からページメモリ28の画像領域28aへの2チャンネルを設定する。また、符号入力の転送元をハードディスクインターフェース34や光ディスクインターフェース37とすることにより、よりビット単価の低い記録媒体に蓄積された大量の画像を記録することができる。
【0182】
圧縮伸長回路211に伸長処理の諸設定を行った後、復号化開始命令を実行する。
【0183】
符号データはページメモリ28から読み出され圧縮伸長回路211に入力される。そして、圧縮伸長回路211は画像を復号化し画像データをページメモリ28の画像領域28aに出力する。
【0184】
次に、ページメモリ28からプリンタ15へのプリンタ出力動作について説明する。まず、ページメモリ28からプリンタ15へ画像データを出力する。アドレス制御回路26で発生するページメモリ28のアドレスで指定された32bit単位の画像データはデータ制御回路27へ転送された後、画像バス29を介して画像データインターフェース210へDMA転送される。
【0185】
画像データインターフェース210の一部では32bitの画像データからプリンタ15へ出力するための1画素のビット数4bit/画素または2bit/画素または1bit/画素に変換を行い、画像処理部14を通じてプリンタ15へ転送出力される。
【0186】
以上のようにして、スキャナ13からページメモリ28への画像入力動作、ページメモリ28上の画像データ圧縮処理、符号化された画像データのページメモリ28への伸長処理、ページメモリ28からプリンタ15へのプリンタ出力動作という基本動作が行われる。
【0187】
次に、電子ソートについて、図22を参照して説明する。電子ソートはソートの対象となる複数の原稿を読み取り、半導体メモリやハードディスク・光ディスクなどの記憶装置に一旦蓄積し、蓄積された画像を任意の順序で任意の枚数出力するものである。そうすることによって、後から入力したページを先に出力して印字出力のページ順序を整えたり、ページ順序になったものを複数部出力するといったことが可能となる。図22は電子ソートの一例である、図のように4枚の原稿を順に入力すると、グループ出力の場合、一番最後に入力された原稿から順に必要部数づつ出力していく。用紙は後から出力されたものが詰まれていくため、一番はじめに入力された原稿が一番上に詰まれて出力される。
【0188】
一方、ソート出力の場合、原稿入力と逆の順序で1部づつ出力し、それを必要部数分繰り返す。
【0189】
ここで、この発明の圧縮伸長動作を説明する前に、従来の圧縮伸長動作について説明する。
【0190】
図23はスキャナ入力、符号化処理のタイミングを示すものである。
【0191】
スキャナ入力と符号化処理は同時に進行し、スキャナ13は1頁目の入力が終了すると、スキャナ13のキャリッジバックや原稿送り装置による原稿のセットなどの次のページの読み取り準備時間taの後、次のページのスキャナ入力を開始し、以降続くページがあれば同様の動作を繰り返し、原稿画像の蓄積を行う。
【0192】
図24の(a)はスキャナ入力及び符号化処理時のページメモリ28の画像領域28aの様子を示している。
【0193】
スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aに書き込まれた画像データは書き込まれたのと同じ順序で読み出され、符号化処理が行われる。
【0194】
スキャナ入力と符号化処理を同時に進行させる際に、スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aへの書き込みに対して、符号化処理の読み出しが追い越さないように読み出し制御を行っている。
【0195】
図25は非回転出力時の復号化処理、プリンタ出力のタイミングを示すものである。
【0196】
まず、最初のページが復号化される。
【0197】
次に最初のページのプリンタ出力と次のページの復号化を同時に進行する。
【0198】
1頁目の出力が完了すると、用紙の取り込みなど2頁目の出力準備を行い、2頁目の出力と3頁目の符号化を開始する。
【0199】
図24の(b)は非回転出力時のプリンタ出力及び復号化処理時のページメモリ28の画像領域28aの様子を示している。
【0200】
既に1頁目の画像の展開されたページメモリを順次読み出しプリンタ出力を行うとともに、既にプリンタ15へ出力され空いた領域に対し復号化された次のページの画像データの書き込みを行う。
【0201】
プリンタ出力と復号化処理を同時に進行させる際に、次のページの復号化された画像データのページメモリ28の画像領域28aへの書き込みが現在出力しているページのプリンタ15への読み出しを追い越さないように書き込み制御を行っている。
【0202】
図26は回転出力時の復号化処理、プリンタ出力のタイミングを示すものである。
【0203】
まず、最初のページが復号化される。
【0204】
次にページメモリ28の画像領域28a上の画像を回転方向に読み出し、回転された画像データをプリンタ15へ出力する。
【0205】
1ページ分の画像データをすべて回転読み出し、プリンタ15へ出力した後に次のページの画像を伸長する。
【0206】
図27の(a)はページメモリ28の画像領域28aへの復号化の様子を示している。図に示すように画像はページメモリ上の左上から右下に向かって復号化されてゆく。
【0207】
図27の(b)はページメモリ28の画像領域28aに復号化された画像データの回転読み出し、プリンタ出力の様子を示している。この例では時計方向に90度回転しており、図に示すように画像データは左下から右上に向かって読み出されてゆく。
【0208】
ページメモリ28の画像領域28aに対する画像の復号化書き込みと回転読み出しはアクセス順序が異なるため、回転読み出し中は次のページの復号化画像の書き込みが出来ず、また、次のページの復号化が終了するまでは回転読み出しが出来ないためプリンタ出力が停止していた。
【0209】
従って、プリンタ出力が全く行われない無駄な時間tp、復号化処理が全く行われない無駄な時間tdが生じてシステムの性能を落としていた。
【0210】
本発明は1ページ分のページメモリ28の画像領域28aを使用し画像の復号化処理及びプリンタ処理を行う際に、上述した無駄な時間tp、tdをできるだけ短縮するためのもので、これらを改善する3つの方法を以下に説明する。
【0211】
まず、第1の方法について説明する。
【0212】
第1の方法では出力時に回転が必要な場合、復号化した画像を回転読み出しして回転出力するのではなく、スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aに読み込んだ画像を符号化する際に回転読み出しを行い予め回転した画像を符号化している。
【0213】
非回転画像のみを符号化するか、回転画像のみを符号化するか、もしくは非回転画像と回転画像の両方を符号化するかはプリンタ出力時に必要な方向によって選択される。
【0214】
プリンタ出力として非回転画像のみが必要であることが存知である場合、非回転画像のみ符号化される。同様に回転出力のみが必要な場合、回転画像を符号化する。
【0215】
また、プリンタ出力として非回転画像、回転画像の両方が必要な場合、たとえば画像をグループによって非回転、回転の交互に出力するような場合は、符号化時に非回転画像、回転画像の両方を符号化する。
【0216】
図28はスキャナ13の画像入力および非回転画像、回転画像の両方を符号化する際のタイミングを示している。
【0217】
まず、1頁目のスキャナ入力がスタートするとスキャナ13から読み取られた画像データがページメモリ28の画像領域28aに書き込まれる。
【0218】
それと同時に符号化処理が開始され、スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aに書き込まれた画像データを順次符号化する。
【0219】
符号化処理はスキャナ13の入力速度に比べ十分速いので、スキャナ13の入力終了とほぼ同時に同頁の符号化を終了する。
【0220】
この符号化された符号化出力としての符号化データ(非回転画像の圧縮データ)はページメモリ28の符号領域28bに書込まれる。
【0221】
非回転画像の符号化が終了すると、既にスキャナ13によってページメモリ28の画像領域28aに書き込まれた画像を回転方向に読み出し、回転された画像を符号化する。
【0222】
この符号化された符号化出力としての符号化データ(回転画像の圧縮データ)はページメモリ28の符号領域28bの別の領域に書込まれる。
【0223】
回転画像の符号化時、画像データは既にページメモリ28の画像領域28a上にあるため、非回転画像の符号化時の様にスキャナ13からのデータを待つことなく符号化することが出来る。
【0224】
スキャナ13は1頁目の入力が終了すると、スキャナ13のキャリッジバックや自動原稿送り装置による原稿のセットなどの次のページの読み取り準備時間taの後、次のページのスキャナ入力を開始し、以降続くページがあれば同様の動作を繰り返し、原稿画像に対する符号化データの蓄積を行う。
【0225】
上記のスキャナ入力及び非回転画像、回転画像の符号化処理時のページメモリ28の画像領域28aの状態を順を追って説明する。
【0226】
図29の(a)はページメモリ28の画像領域28aへのスキャナ入力と非回転方向の符号化する画像データの読み出しを示している。
【0227】
図のようにスキャナ入力はページメモリ28の画像領域28aの図上左上から右下に向かってライン順次に走査されページメモリ28の画像領域28aに書き込まれてゆく。
【0228】
同様に非回転方向の符号化する画像データの読み出しがスキャナ入力と同じ順序でスキャナ13により書き込まれた画像を順次読み出し符号化してゆく。
【0229】
この際に符号化する画像データの読み出しがスキャナ13の書き込み位置を追い越さない様に符号化する画像データの読み出しに対し追い越し防止制御が行われている。
【0230】
符号化処理はスキャナ13の入力速度に比べ十分速いので、符号化処理はスキャナ入力に追いつき、追い越し防止制御によりスキャナ13から次の画像データが書き込まれるのを待っている。
【0231】
よって、1ページ分のスキャナ入力と同画像の読み出し符号化処理はほぼ同時に終了する。
【0232】
図29の(b)はページメモリ28の画像領域28aの回転方向の符号化する画像データの読み出しを示している。
【0233】
図では左下から右上に向かって読み出すことによって、時計方向に90度の回転読み出しを行っている。
【0234】
よって、符号化される画像データは非回転読み出し時は図29の(c)、回転読み出し時は図29の(d)となる。
【0235】
次に、上記の符号化処理によりページメモリ28の符号領域28bに蓄積された画像(符号化データ)を所望の順序で復号化処理及びプリンタ出力する出力動作について説明する。
【0236】
出力画像の回転、非回転の選択は、出力画像に必要な方向で符号化された画像を復号化することによって切り替えられる為、動作タイミングは従来の非回転出力時の復号化処理、プリンタ出力(図25)と同じになる。
【0237】
よって、回転画像を出力する場合でも非回転画像を出力の場合と同様に連続処理を行うことが可能であり処理速度を向上することができる。
【0238】
上記のプリンタ出力及び復号化処理のページメモリ28の画像領域28aの状態も従来の非回転出力時の復号化処理、プリンタ出力(図24の(b))と同じとなる。
【0239】
回転画像を復号化し出力する場合であっても、ページメモリ28の画像領域28aを横置きの画像として使用するだけで動作は同じである。
【0240】
次に、第2の方法について説明する。
【0241】
第2の方法では、符号化は従来通りスキャナ入力と同時に非回転方向で行い、出力画像の回転は非回転方向で復号化された画像を回転方向で読み出しプリンタ出力することにより行われる。
【0242】
従来、ページメモリ28の画像領域28aの回転読み出し中は次のページの復号化画像の書き込みを行っていなかったのに対し、本発明では1ページ分の回転読み出しの終了を待つことなく、回転読み出しによって既にプリンタ15へ読み出され空いた領域に対し部分的に次のページの復号化データを書き込むことによって、現ページの回転出力と次のページの復号化処理を同時進行させることによって処理速度を向上している。
【0243】
スキャナ入力及び符号化処理、非回転のプリンタ出力及び復号化処理は従来と同じであるので、動作の異なる回転プリンタ出力及び復号化処理について詳細に説明する。
【0244】
図30は回転プリンタ出力及び復号化処理の動作タイミングを示している。
【0245】
まず、1頁目の画像の全面に対する復合化データをページメモリ28の画像領域28aに書込む。
【0246】
次にページメモリ28の画像領域28aの回転読み出しを行い回転プリンタ出力をスタートする。この例では、ページメモリ28の画像領域28a上に復号化された画像データを時計方向に90度回転出力するため、ページメモリ28の画像領域28a上の左半分側から回転出力される。
【0247】
ページメモリ28の画像領域28a上の左半分すべてを読み出し終えたところで2頁目の左半分を既に読み出されて空いた領域に復号化データを書込む。
【0248】
さらに、プリンタ15がページメモリ28の画像領域28aの右半分を読み出し終えたところで2頁目の右半分を読み出されて空いた領域に復号化データを書込む。
【0249】
プリンタ15は1頁目の出力が終了すると、用紙の取り込みなどの次にページの出力の準備が終了した後、2頁目の出力をスタートする。
【0250】
上記の復号化処理及び回転プリンタ出力時のページメモリ28の画像領域28aの状態を順を追って説明する。
【0251】
図31の(a)は1頁目の画像の全面の復号化データが書込まれた状態を示している。
【0252】
次にページメモリ28の画像領域28aの回転読み出しを行い回転プリンタ出力をスタートする。この例では、ページメモリ28の画像領域28a上に復号化された画像データを時計方向に90度回転出力するため、図では左下から右上に向かって読み出しを行っている。
【0253】
図31の(b)はページメモリ28の画像領域28aの左半分の回転読み出しが終了した状態を示している。
【0254】
この時点で、ページメモリ28の画像領域28aの左半分は既にプリンタ15へ読み出された空き領域となっているため、この左半分の領域に対して次のページの画像(図の例ではFの文字)の左半分に復号化データを書込む。
【0255】
このとき、次のページの画像の部分的(図の例では左半分)な復号化及びページメモリ28の画像領域28aへの書き込みが必要となるが、符号データそのものは画像の全面を符号化して得られたものであるため、以下のような方法を用いて部分的な書き込みを行うことが出来る。
【0256】
全面の符号データを元の画像に復号化する際に必要とされる部分のみの復号化を指定できる符号化方式ならびに装置であれば、必要とされる部分のみ復号化しページメモリ28の画像領域28aに書き込む。
【0257】
全面の符号データを元の画像に復号化する際に部分的な復号化が不可能であれば、復号化された全面の画像から必要とされる部分のみを切り出す処理を行った後にページメモリ28の画像領域28aに書き込む。または、ページメモリ28の画像領域28aに対しては全面の画像の書き込み動作を行うが、書き込みの必要な領域以外はページメモリ28の画像領域28a上のデータが書き変わらないようにページメモリ28の画像領域28aに対して設定を行うなどの方法がある。
【0258】
例えば、復号化された全面の画像から必要とされる部分のみを切り出す処理としては、図36に示すように、圧縮伸長回路211と画像バス29との間に切出部215を設け、システム制御回路21からの指示に応じて切出部215が、圧縮伸長回路211により伸長された1ライン分ずつの復号化データを左半分、右半分、全部を選択的に切り出すようにすれば良い。
【0259】
図31の(c)は1頁目の右半部の出力及び2頁目の左半分の復号化データの書込みが終了して、2頁目の左半分の回転プリントをスタートしようとする状態を示している。
【0260】
このとき、1頁目の右半分は回転読み出しが終了しているため2頁目の右半分に対する復号化データの書込みが進行している。
【0261】
図31の(d)は2頁目の左半分の回転読み出しが終了した状態を示している。
【0262】
図の例では3頁目の左半部の復号化データの書込みを開始しようとしている。
【0263】
以降、続くページがあれば同様の動作を繰り返し行う。
【0264】
この様にして、1ページ分のページメモリ28の画像領域28aを使用し非回転プリント出力と同様に連続回転プリント出力を行うことが可能となる。
【0265】
次に、第3の方法について説明する。
【0266】
第3の方法では、回転プリンタ出力が必要な場合、出力時に回転出力を連続に行うために符号化時に画像を分割して複数の領域を同時に符号化し蓄積する。
【0267】
従って、非回転プリンタ出力となることが存知の場合、画像を分割せずに従来通り1ページ全面を1つの画像として符号化処理を行う。
【0268】
出力画像の回転は第2の方法と同様に、非回転方向で復号化された画像を回転方向で読み出しプリンタ出力することにより行われる。
【0269】
従来、ページメモリ28の画像領域28aの回転読み出し中は次のページの復号化画像の書き込みを行っていなかった。
【0270】
これに対し、本発明では1ページ分の回転読み出しの終了を待つことなく、回転方向で既にプリンタ15へ読み出され空いた領域に符号化時に分割した部分的な次のページの復号化画像を書き込んでいる。
【0271】
これにより、現ページの回転出力と次のページの復号化処理を同時に進行させ処理速度を向上している。
【0272】
図32はスキャナ13の画像入力、入力画像の左半分及び右半分を同時に符号化する際のタイミングを示している。
【0273】
スキャナ入力と符号化処理は同時に進行し、スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aに書き込まれた画像データは左半分及び右半分の独立に読み出されそれぞれ符号化処理される。
【0274】
また、それぞれの符号化処理を同時に進行させる際にスキャナ13からページメモリ28の画像領域28aへの書き込みをそれぞれの符号化処理の読み出しが追い越さないように読み出し制御を行っている。
【0275】
上記のスキャナ入力及び符号化処理時のページメモリ28の画像領域28aの状態を順を追って説明する。
【0276】
図33の(a)はページメモリ28の画像領域28aへのスキャナ入力と左右それぞれの領域の符号化読み出しを示している。
【0277】
図のようにスキャナ入力はページメモリ28の画像領域28aの図上左上から右下に向かってライン順次に走査されページメモリ28の画像領域28aに書き込まれてゆく。
【0278】
符号化処理は左右それぞれの領域に対してスキャナ13より書き込まれた画像データを順次符号化してゆく。
【0279】
この際に符号化の読み出しがスキャナ13の書き込み位置を追い越さない様に符号化読み出しに対し追い越し防止制御が行われている。
【0280】
符号化処理はスキャナ13の入力速度に比べ十分速いので、それぞれの符号化処理はスキャナ入力に追いつき、追い越し防止制御によりスキャナ13から次の画像データが書き込まれるのを待っている。
【0281】
よって、1ページ分のスキャナ入力と同画像の読み出し符号化処理はほぼ同時に終了する。
【0282】
このとき、それぞれの符号化処理によって符号化される画像を図33の(b)、図33の(c)に示す。
【0283】
続く原稿がある場合、同様にして左右の領域に分割して符号化処理を行い符号として蓄積しこれを繰り返す。
【0284】
次に、上記の符号化処理により蓄積された画像を所望の順序で復号化処理、非回転プリンタ出力及び回転プリンタ出力する出力動作について説明する。
【0285】
図34に分割符号化された画像の復号化処理及び非回転プリンタ出力のタイミングを示す。
【0286】
まず、プリンタ出力に先立って1頁目の左半分と右半分がそれぞれ復号化される。
【0287】
1頁目全面の復号化が終了したところでプリンタ出力をスタートさせ2頁目の復号化を同時に進行させる。
【0288】
2頁目の復号化はプリンタ出力により読み出された空き領域に対しそれぞれの復号化処理によって左半分及び右半分の空き領域に復号化書き込みが行われる。
【0289】
復号化処理はプリンタ出力の読み出しに比べ十分速いので1頁目の出力終了とほぼ同時に2頁目の復号化を終了する。
【0290】
以降、必要ページ分同様の動作を繰り返し行う。
【0291】
図35の(a)は1頁目のプリンタ出力及び2頁目の分割符号化された画像の復号化処理時のページメモリ28の画像領域28aの状態を示している。
【0292】
1頁目のプリンタ出力及び2頁目の復号化がさらに進んだ状態を図35の(b)に示す。
【0293】
復号化処理はプリンタ出力の読み出しに比べ十分速いので、復号化処理の画像書き込みはプリンタ出力の画像読み出しに追い付いてしまうため復号化処理の書き込みがプリンタ出力の読み出しを追い抜かないように追い越し防止制御が行われている。
【0294】
左半分と右半分に分割復号化された画像の復号化処理及び回転プリンタ出力のタイミングは方法2(図30)と同様になる。
【0295】
まず、1頁目の左半分及び右半分を復号化し1頁目の全面が復号化されたところで回転読み出しプリンタ出力をスタートする。
【0296】
ページメモリ28の画像領域28aの片半分が読み出されるごとに既に読み出された空き領域に対し次のページの片半分を復号化しページメモリ28の画像領域28aへ書き込む。
【0297】
以降、続くページがあれば同じ動作を繰り返し行う。
【0298】
この様にして、1ページ分のページメモリ28の画像領域28aを使用し非回転プリント出力と同様に連続回転プリント出力を行うことが可能となる。
【0299】
回転出力動作において方法2と異なる点は、符号化の時点で左右それぞれの領域ごとに符号化されていることで、回転出力時の復号化の際に必要な領域(左側もしくは右側)の符号を復号化しページメモリ28の画像領域28aに書き込みを行っている。
【0300】
以上、1ページ分のページメモリ28の画像領域28aを使用して回転した出力画像を連続的に得る3つの方法を述べたが、これらを行う上で必要となるスキャナ入力及び符号化処理、プリンタ出力及び復号化処理を同時に進行させるための転送時の追い越し防止制御について説明する。
【0301】
まず、スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aへの画像データ書き込みと書き込まれた画像データの符号化読み出しの追い越し防止制御について説明する。
【0302】
このときのページメモリ28の画像領域28aの様子を図24の(a)に示す。
【0303】
スキャナ13からページメモリ28の画像領域28aへの転送数、符号化読み出しした転送数をそれぞれの転送ワード数カウンタ932によりカウントする。両者の転送数を転送数比較933により比較し比較結果が等しくなったときに符号化読み出しを禁止する。こうすることによってスキャナ13から入力された以上の画像データを符号化処理することが出来なくなり、追い越しを防止することが出来る。
【0304】
またもう一つの方法として、ページメモリ28の画像領域28aへの書き込みアドレスと読み出しアドレスを比較する方法がある。
【0305】
ページメモリ28の画像領域28aへの書き込み及び読み出しは、ページメモリ28の画像領域28aの物理アドレス上では1次元の連続したアドレスに対して行われるためそれぞれの転送数と物理アドレスの関係は等価である。つまり、転送数が同じであることは同じアドレスに対してアクセスすることに等しい。
【0306】
よって、符号化の読み出しアドレスとスキャナ13の書き込みアドレスを比較しこれらが等しくなったときに符号化の読み出しを禁止することで追い越し防止することが出来る。
【0307】
次に、非回転出力時のプリンタ出力読み出しを次のページの復号化書き込みが追い越さないための制御について説明する。
【0308】
このときのページメモリ28の画像領域28aの様子を図24の(b)に示す。
【0309】
符号化時と同様に、プリンタ出力読み出し及び復号化書き込みの転送ワード数をカウントし等しくなったら復号化の書き込みを禁止するか、または、ページメモリ28の画像領域28aの読み出しアドレスと書き込みアドレスを比較し等しくなったら書き込みを禁止することで追い越しを防止することが出来る。
【0310】
次に、連続回転出力時のプリンタ出力の読み出しを次のページの復号化による書き込みが追い越さないための制御について説明する。
【0311】
このときのページメモリ28の画像領域28aの様子を図31の(b)に示す。
【0312】
まず、プリンタ15への回転読み出しの転送数として1ページの半分の転送数を転送ワード数カウンタ932に設定し、転送数に達したときにシステムCPU11に対し割り込みを発生するようにする。
【0313】
回転読み出しをスタートし左半分の回転出力が完了するとシステムCPU11に対して割り込みが発生する。
【0314】
これをきっかけに次のページの左半分の復号化に対する書き込みを開始する。
【0315】
既に読み出された領域のため現在出力中の右半分の画像データに対して影響を与えることがない。
【0316】
1ページ全面の回転出力すなわち残りの右半分の出力が終了したところで次のページの右半分の復号化に対する書き込みを開始する。
【0317】
次に、左右の領域それぞれの符号化データの読み出しがスキャナ13からページメモリ28の画像領域28aへ書き込みを追い越さないための制御について説明する。
【0318】
このときのページメモリ28の画像領域28aの様子を図33の(a)に示す。
【0319】
左右それぞれの領域は転送が増量が等しくなるように分割されている。
【0320】
よって、それぞれの領域の符号化データの読み出しの転送数がスキャナ13の書き込み転送数の1/2を越えないように制御すればよい。
【0321】
従って、スキャナ13の書き込み転送数と符号化データの読み出し転送数を比較する際に符号化データの転送数を2倍に設定し転送数が等しくなったときに符号化データの読み出しを禁止することで追い越しを防止する。
【0322】
また、ページメモリ28の画像領域28aのスキャナ書き込みアドレスと符号化データの読み出しのアドレスを比較し読み出しアドレスが書き込みアドレス以上になったときに符号化データの読み出しを禁止することで追い越しを防止する。
【0323】
最後に、左右の領域に分割符号化した画像を非回転出力する時のプリンタ出力読み出しを次のページの復号化データの書き込みが追い越さないための制御について説明する。
【0324】
このときのページメモリ28の画像領域28aの様子を図35の(a)に示す。
【0325】
左右それぞれの領域は転送が増量が等しくなるように分割されている。
【0326】
よって、それぞれの領域の復号化データの書き込みの転送数がプリンタ読み出し転送数の1/2を越えないように制御すればよい。
【0327】
よって、それぞれの転送数を比較する際に復号化データの転送数を2倍に設定し転送数が等しくなったときに符号化データの読み出しを禁止することで追い越しを防止する。
【0328】
また、ページメモリ28の画像領域28aの復号化データの書き込みアドレスとプリンタ出力読み出しのアドレスを比較し書き込みアドレスが読み出しアドレス以上になったときに復号化書き込みを禁止することで追い越しを防止する。
【0329】
上記したように、スキャナ入力時に非回転、回転画像をそれぞれ符号化・蓄積し、出力時に必要な方向の画像を復号化するようにしたものである。スキャナ入力時に非回転で符号化・蓄積し、回転出力時に生じた空き領域に部分的に復号化するようにしたものである。スキャナ入力時に主走査方向に画像を分割して符号化・蓄積し、回転出力時に分割した領域分空き領域が生じたら復号化するようにしたものである。
【0330】
これにより、デジタル複写機の電子ソートにおいて、シングルページのページメモリの画像メモリでスキャナ入力及び符号化、復号化及び回転・非回転プリンタ出力を連続処理することができる。
【0331】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、1ページ分の画像メモリで読取入力及び符号化、復号化及び回転・非回転の画像形成出力を連続処理することができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の画像形成装置の概略構成を示す断面図。
【図2】画像形成装置の制御回路を示す全体のブロック図。
【図3】基本ユニットの構成を示すブロック図。
【図4】システム基本ユニットの構成を示すブロック図。
【図5】システム拡張ユニットの構成を示すブロック図。
【図6】画像処理回路の構成を示すブロック図。
【図7】システム制御回路の構成を示すブロック図。
【図8】通信メモリアクセス制御回路の構成を示すブロック図。
【図9】ページメモリアクセス制御回路の構成を示すブロック図。
【図10】アドレス制御回路の構成を示すブロック図。
【図11】アドレス発生部の構成を示すブロック図。
【図12】アドレス発生部のアドレス発生方向の例を示す図。
【図13】FIFOアドレス発生器の構成を示す図。
【図14】ページメモリを2次元アクセスする場合の概念を示す図。
【図15】ページメモリの2次元アクセスをリニア・アドレスで表わした図。
【図16】データ制御回路の構成を示すブロック図。
【図17】画像データ転送制御部の構成を示すブロック図。
【図18】タイマの構成を示す図。
【図19】画像バス優先度制御部の詳細な構成を示すブロック図。
【図20】ページメモリ優先度制御部の詳細な構成を示すブロック図。
【図21】ターミナルカウンタの詳細な構成を示す図。
【図22】電子ソートの一例を示す図。
【図23】従来のスキャナ入力、符号化処理のタイミングを示す図。
【図24】ページメモリのアクセスを説明する図。
【図25】従来の非回転プリンタ出力、復号化処理のタイミングを示す図。
【図26】従来の回転プリンタ出力、復号化処理のタイミングを示す図。
【図27】ページメモリのアクセスを説明する図。
【図28】スキャナ入力、符号化処理のタイミングを示す図。
【図29】ページメモリのアクセスを説明する図。
【図30】回転プリンタ出力、復号化処理のタイミングを示す図。
【図31】ページメモリのアクセスを説明する図。
【図32】スキャナ入力、符号化処理のタイミングを示す図。
【図33】ページメモリのアクセスを説明する図。
【図34】非回転プリンタ出力、復号化処理のタイミングを示す図。
【図35】ページメモリのアクセスを説明する図。
【図36】システム基本ユニットの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…システムCPU
13…スキャナ
14…画像処理回路
15…プリンタ
28…ページメモリ
28a…画像領域
28b…符号領域
211…圧縮伸長回路

Claims (9)

  1. 原稿の画像データを読取る読取手段と、
    上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段と、
    この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段と、
    この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段と、
    この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段と、
    この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段と、
    この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備し、
    画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化することを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿の画像データを読取る読取手段と、
    上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段と、
    この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段と、
    この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段と、
    この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段と、
    この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段と、
    この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備し、
    第1の記憶手段による画像データの画像メモリへの記憶と、第1の読出手段による画像メモリに記憶された画像データの非回転方向への読出しとが同時に行われ、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化することを特徴とする画像形成装置。
  3. 原稿の画像データを読取る読取手段と、
    上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段と、
    この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段と、
    この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段と、
    この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段と、
    この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段と、
    この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備し、
    第1の記憶手段による画像データの画像メモリへの記憶と、第1の読出手段による画像メモリに記憶された画像データの非回転方向への読出しとが、第1の読出手段による画像メモリからのデータの転送数が第1の記憶手段による画像メモリへのデータの転送数を越えないように制御されて同時に行われ、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化することを特徴とする画像形成装置。
  4. 原稿の画像データを読取る読取手段と、
    上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段と、
    この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを非回転方向および回転方向に読出す第1の読出手段と、
    この第1の読出手段によって読出された非回転方向の画像データおよび回転方向の画像データをそれぞれ符号化する符号化手段と、
    この符号化手段により符号化された非回転方向および回転方向の符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリにそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の符号データを選択的に画像データに復号化する復号化手段と、
    この復号化手段により復号化された非回転方向あるいは回転方向の画像データを画像メモリに記憶する第3の記憶手段と、
    この第3の記憶手段により画像メモリに記憶された非回転方向あるいは回転方向の画像データを読出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備し、
    第1の記憶手段による画像データの画像メモリへの記憶と、第1の読出手段による画像メモリに記憶された画像データの非回転方向への読出しとが、第1の読出手段による読出しアドレスが第1の記憶手段による記憶アドレス未満になるように制御されて同時に行われ、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により非回転方向に読出して符号化手段により符号化した後、画像メモリに記憶された画像データを第1の読出手段により回転方向に読出して符号化手段により符号化することを特徴とする画像形成装置。
  5. 原稿の画像データを読取る読取手段と、
    上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段と、
    この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを読出す第1の読出手段と、
    この第1の読出手段によって読出された画像データを符号化する符号化手段と、
    この符号化手段により符号化された符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリに記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された符号データを画像データに復号化する復号化手段と、
    この復号化手段により復号化された画像データを分割して画像メモリに記憶する第3の記憶手段と、
    この第3の記憶手段により画像メモリに分割して記憶された画像データを選択的に非回転方向または回転方向に読出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備し、
    第3の記憶手段による画像メモリの一方の分割領域への復号化された画像データの記憶と第2の読出手段による画像メモリの他方の分割領域に記憶された画像データの回転方向への読出しが同時に行われることを特徴とする画像形成装置。
  6. 原稿の画像データを読取る読取手段と、
    上記読取手段により読取った画像データを1頁分の画像データを記憶する画像メモリに記憶する第1の記憶手段と、
    この第1の記憶手段により画像メモリに記憶された画像データを複数の領域に分割して読出す第1の読出手段と、
    この第1の読出手段によって読出された複数の領域に分割された画像データをそれぞれ符号化する符号化手段と、
    この符号化手段により符号化された複数の領域に対応する符号データを複数頁分の符号データを記憶する符号メモリに記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により符号メモリに記憶された複数の領域に対応する符号データを画像データに復号化する復号化手段と、
    この復号化手段により復号化された複数の領域に対応する画像データを分割して画像メモリに記憶する第3の記憶手段と、
    この第3の記憶手段により画像メモリに分割して記憶された複数の領域に対応する画像データを選択的に非回転方向または回転方向に読出す第2の読出手段と、
    この第2の読出手段によって読出された非回転方向あるいは回転方向の画像データを用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備し、
    第3の記憶手段による画像メモリへの一方の領域に対応する復号化された画像データの分割記憶と第2の読出手段による画像メモリに記憶された他方の領域に対応する画像データの回転方向への読出しが同時に行われることを特徴とする画像形成装置。
  7. 原稿からのビットイメージ画像を読取り、この読取ったビットイメージ画像をページメモリの1ページ分の画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶し、この符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成装置において、
    画像領域に記憶されているビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶する際に、画像領域に記憶されているビットイメージ画像をそのまま回転させずに読出し、圧縮してページメモリの符号領域に記憶するとともに、画像領域に記憶されているビットイメージ画像を回転して読出し、圧縮してページメモリの符号領域の別の領域に記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により符号領域に記憶されている非回転の圧縮画像あるいは回転されている圧縮画像を選択的に読出す読出手段と、
    この読出手段によって読出された非回転の圧縮画像あるいは回転されている圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 原稿からのビットイメージ画像を読取り、この読取ったビットイメージ画像をページメモリの1ページ分の画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶し、この符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成装置において、
    符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域の一部の領域に記憶するとともに、かつ画像領域の一部の領域外に記憶されている伸長されているビットイメージ画像の回転方向への読出しが同時に行われ、この読出された回転されているビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  9. 原稿からのビットイメージ画像を読取り、この読取ったビットイメージ画像をページメモリの1ページ分の画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶し、この符号領域に記憶した圧縮画像をビットイメージ画像に伸長して画像領域に記憶し、この画像領域に記憶したビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成装置において、
    画像領域に記憶されているビットイメージ画像を圧縮してページメモリの符号領域に記憶する際に、画像領域の一部の領域と一部の領域外とに分けてビットイメージ画像を圧縮して2つの圧縮画像としてページメモリの符号領域に記憶する第1の記憶手段と、
    符号領域に記憶した1つの画像に対する一方の圧縮画像と他方の圧縮画像とをそれぞれビットイメージ画像に伸長して画像領域の一部の領域と一部の領域外に記憶する第2の記憶手段と、
    この第2の記憶手段により画像領域の一部の領域あるいは一部の領域外へのビットイメージ画像の記憶を行っている際に、画像領域の一部の領域外あるいは一部の領域に記憶されている伸長されているビットイメージ画像の回転方向への読出しが同時に行われる読出手段と、
    この読出手段によって読出された回転されているビットイメージ画像を用いて被画像形成媒体上に画像形成を行う画像形成手段と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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