JP3617222B2 - インクジェットプリンタにおける給紙方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットプリンタにおける給紙方法に関する。より詳しくは、給送される用紙が斜行している場合には、これを矯正して供給する給紙方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェットプリンタとしては、例えば図2(a)に示すように、給紙トレイ1と、給紙ローラ2と、搬送ローラ対3,3aと、印字ヘッド(以下単にヘッドともいう)4とを備えたものが知られている。
【0003】
給紙トレイ1は、印字に供される複数枚の用紙Pを積層状態で保持することが可能である。1aは用紙Pの側縁を案内するエッジガイドである。
【0004】
給紙ローラ2は、断面形状が直線部2aと円弧部2bとからなるD形であり、回転することにより、その円弧部2bを、トレイ1に保持されている用紙のうち最上位のものに接触させて、この用紙Pを給送する。
【0005】
搬送ローラ対3,3aは、給紙ローラ2による用紙Pに対する接触が解除される前に、この給紙ローラ2により給送されてきた用紙Pを挟圧して搬送する。3が駆動ローラであり、3aは駆動ローラ3に圧接されて従動する従動ローラである。
【0006】
印字ヘッド4は、搬送ローラ対3,3aよりも用紙搬送方向下流側に位置しており、搬送される用紙にインク滴を吐出して画像(文字等を含む)を形成するようになっている。
【0007】
このようなインクジェットプリンタにおける従来の給紙方法としては、従来、次のような方法が知られている。
【0008】
(a) 待機状態においては、図2(a)に示すように、給紙ローラ2は停止しており、その直線部2aが給紙トレイ1上の用紙と対向した状態にある。
【0009】
(b) プリンタのシーケンス回路により給紙指令信号が出力されると、図2(b)に示すように、給紙ローラ2が回転して用紙Pが搬送ローラ対3,3aに向けて給送される。このとき搬送ローラ対3,3aは停止している。
【0010】
すなわち、停止している搬送ローラ対3,3aに向けて用紙Pが給送されることとなる。
【0011】
(c) 図2(c)に示すように、用紙Pの先端が、停止している搬送ローラ対3,3aに達すると、用紙先端Paが搬送ローラ対3,3aの挟圧部Nに突き当たってその通過が阻止されるので、用紙Pには弛みPbが生じる。このときの用紙の復原力により、用紙の先端Paが、搬送ローラ対3,3aの挟圧部Nに押圧され、用紙が斜めに送られている場合にはこれが矯正される。すなわち、用紙のスキュー取りがなされる。
【0012】
(d) 所定の弛みPbが形成された後、図2(d)に示すように、給紙ローラ2が初期位置に戻るまで(給紙ローラ2が丁度1回転して図(a)に示した状態となるまで)給紙ローラ2および搬送ローラ対3,3aが回転する。
【0013】
(e) 図2(e)に示すように、搬送ローラ対3,3aが回転(この場合逆転)して用紙の先端Paが印字ヘッド4に対して所定の位置に達するまで用紙Pが搬送される(いわゆる頭出しがなされる)。
【0014】
その後、ヘッド4によって印字が開始され、一行分の印字がなされる毎に用紙Pが搬送ローラ対で行間ピッチ分送られるという動作が繰り返されて用紙P全体に画像が形成されることとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、印字に供される用紙が多様化してきている。例えば、普通紙の他、コート紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用シート、光沢紙、光沢フィルム等が用いられるようになってきている。特に、鮮明なカラー画像を得ようとする場合には、光沢フィルムが用いられるようになってきている。
【0016】
このような状況において、上述した従来の給紙方法を用いた場合、次のような問題が生じることが分かった。
【0017】
上述した従来の給紙方法であると、図2(c)に示した状態において、搬送ローラ対3,3aが停止した状態のままで、給紙ローラ2のみが回転することとなるため、用紙が、比較的滑り易く、かつ比較的剛性の高い用紙(例えば光沢フィルム)であると、弛みPbが生じ難く、給紙ローラ2が用紙に対してスリップし、このスリップ部分において集中的に用紙が給紙ローラ2によって摺擦されることとなる。
【0018】
そして、その後、この用紙(例えば光沢フィルム)に印字がなされると、上記スリップ部分でインクの乗りムラが発生し、結果としてスリップ痕が目立って、画像の品質が低下するという問題が生じることが分かった。
【0019】
このような問題は、給紙ローラ2が用紙の同一箇所に対して集中的にスリップしないようにする、例えば、図2(b)に示した状態から、用紙の先端Paが搬送ローラ対3,3aの挟圧部を僅かに通過するまで用紙を搬送し、ここで給紙ローラ2を一旦停止させるとともに搬送ローラ対3,3aを逆転させて用紙先端Paを逆送することにより搬送ローラ対3,3aの挟圧部に用紙の先端Paを沿わせて用紙先端Paを揃え、給紙ローラ2が丁度1回転するまで給紙ローラ2および搬送ローラ対3,3aを回転させ(通常、このような回転によって用紙の先端はヘッド4の位置を大きく通過することとなるので)、その後、用紙の先端Paが印字ヘッド4に対して所定の位置に来るように搬送ローラ対3,3aを逆転させることによって解決することが可能である。
【0020】
しかしながら、全ての用紙に対してこのような給紙方法をとると、本来必要でない用紙に対しても、その逆送動作が入ることとなるため、給紙速度(給紙ローラ2が回転を開始してから用紙の頭出しがなされるまでの速さ)が低下するという別の問題が生じることとなる。
【0021】
本発明の目的は、以上のような問題を解決し、給紙ローラによるスリップ痕の目立つ用紙(例えば光沢フィルム)における印字品質の低下を防止することができるとともに、他の用紙については高速で給紙することのできる、インクジェットプリンタにおける給紙方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のインクジェットプリンタにおける給紙方法は、給紙動作時に丁度1回転して用紙を給送する給紙ローラと、この給紙ローラにより給送された用紙を挟圧して搬送する搬送ローラ対と、この搬送ローラ対により搬送される用紙にインク滴を吐出して印字する印字ヘッドとを備えたインクジェットプリンタにおける給紙方法であって、
先ず、給紙ローラにより、停止している搬送ローラ対に向けて用紙を給送して用紙の先端を搬送ローラ対の挟圧部に当接させることによって用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させる、第1の給紙モードと、
先ず、給紙ローラにより、正転している搬送ローラ対に向けて用紙を給送し、用紙の先端が搬送ローラ対の挟圧部を僅かに通過した後、給紙ローラを一旦停止させるとともに搬送ローラ対を逆転させて用紙先端を逆送することにより搬送ローラ対の挟圧部に用紙の先端を沿わせて用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させる、第2の給紙モードとを有し、
前記用紙が、給紙ローラによるスリップ痕の目立たない用紙である場合には上記第1の給紙モードで用紙を給送し、前記用紙が、給紙ローラによるスリップ痕の目立つ用紙である場合には上記第2の給紙モードで用紙を給送することを特徴とする。
【0023】
【作用効果】
本発明のインクジェットプリンタにおける給紙方法によれば、用紙がスリップ痕の目立たない用紙である場合には第1の給紙モードで用紙が給送され、前記用紙がスリップ痕の目立つ用紙である場合には第2の給紙モードで用紙が給送される。
【0024】
第1の給紙モードは、先ず、給紙ローラにより、停止している搬送ローラ対に向けて用紙を給送して用紙の先端を搬送ローラ対の挟圧部に当接させることによって用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させるモードであるから、本来不要である用紙先端揃え時の逆送動作が入っていない。
【0025】
したがって、比較的高速で用紙が給送されることとなる。
【0026】
一方、第2の給紙モードは、先ず、給紙ローラにより、正転している搬送ローラ対に向けて用紙を給送し、用紙の先端が搬送ローラ対の挟圧部を僅かに通過した後、給紙ローラを一旦停止させるとともに搬送ローラ対を逆転させて用紙先端を逆送することにより搬送ローラ対の挟圧部に用紙の先端を沿わせて用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を逆転させるモードであるから、用紙先端揃え時には給紙ローラが停止していて、スリップするとしても用紙が給紙ローラに対してスリップするので、用紙の一箇所に集中してスリップ痕が発生するということがない。
【0027】
したがって、スリップ痕の目立ち易い用紙における印字品質の低下が生じない。
【0028】
すなわち、この発明の給紙方法によれば、スリップ痕の目立ち易い用紙(例えば光沢フィルム)における印字品質の低下を防止することができるとともに、他の用紙については高速で給紙することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】
図1(a)は本発明に係るインクジェットプリンタにおける給紙方法の一実施の形態が適用されるプリンタの概略図である。
【0031】
図1(a)に示すように、このプリンタは、給紙トレイ10と、給紙ローラ12と、搬送ローラ対13,13aと、印字ヘッド14とを有している。
【0032】
給紙トレイ10は、印字に供される複数枚の用紙Pを傾斜状態で積層保持することが可能である。11は用紙Pの側縁を案内するエッジガイドである。用紙としては、普通紙の他、コート紙、OHP用シート、光沢紙、光沢フィルム等が用いられる。
【0033】
給紙ローラ12は、断面形状が直線部12aと円弧部12bとからなるD形であり、回転することにより、その円弧部12bを、トレイ10に保持されている用紙のうち最上位のものに接触させて、この用紙Pを給送する。
【0034】
搬送ローラ対13,13aは、給紙ローラ12による用紙Pに対する接触が解除される前に、この給紙ローラ12により給送されてきた用紙Pを挟圧して搬送する。13が駆動ローラであり、13aは駆動ローラ3に圧接されて従動する従動ローラである。
【0035】
印字ヘッド14は、搬送ローラ対13,13aよりも用紙搬送方向下流側に位置しており、搬送される用紙に複数色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のインク滴を吐出して、用紙上にフルカラー画像を形成することが可能である。
【0036】
なお、15は用紙ガイドである。
【0037】
このようなインクジェットプリンタは、その作動を制御する図示しない制御部を有している。この制御部は、プリンタが接続されている図示しないホストコンピュータ(例えばパソコン)からの指令信号によって作動する。ホストコンピュータにおいては、印字に供される用紙すなわち給送されるべき用紙がどのような種類の用紙であるのか(例えば光沢フィルムであるのか普通紙であるのかOHP用シートであるのか等)を選択することができるようになっており、選択された用紙のデータは、上記指令信号とともにプリンタの制御部に送出されるようになっている。
【0038】
制御部は、第1、第2の給紙モードを有しており、上記指令信号に含まれている用紙種のデータに応じて、第1または第2の給紙モードで給紙動作を制御する。
【0039】
用紙種のデータが光沢フィルム以外のデータである場合には、第1の給紙モードによって給紙動作がなされる。この給紙動作は、図2を参照して説明した給紙動作と実質的に同様であるから、その詳細な説明は割愛するが、要するに、第1の給紙モードによる給紙動作は、先ず、給紙ローラ12により、停止している搬送ローラ対13,13aに向けて用紙Pを給送して用紙の先端Paを搬送ローラ対の挟圧部Nに当接させることによって用紙先端Paを揃え、次いで、給紙ローラ12が初期位置に達するまで給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13aを正転させて用紙Pを搬送し、その後、用紙の先端Paが印字ヘッド14に対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対13,13aを回転させる動作である。
【0040】
用紙種のデータが光沢フィルムのデータである場合には、第2の給紙モードによって次のような給紙動作がなされる。
【0041】
(a) 待機状態においては、図1(a)に示すように、給紙ローラ12は停止しており(初期位置にあり)、その直線部12aがトレイ10上の用紙Pと対向した状態にある。
【0042】
(b) プリンタの図示しない制御部により上記指令信号が入力されると、図1(b)に示すように、搬送ローラ対13,13aが紙送り方向に回転(正転)するとともに、給紙ローラ12が回転して用紙Pが搬送ローラ対13,13aの圧接部(用紙の挟圧部)Nに向けて給送される。
【0043】
この給送は、用紙Pの先端Paが、搬送ローラ対13,13aの圧接部Nを僅かに通過するまでなされる。
【0044】
(c) 図1(c)に示すように、給紙ローラ12が停止し、搬送ローラ対13,13aが逆転して用紙の先端Paが逆送される(押し戻される)。
【0045】
ここで、仮に用紙Pが斜行した状態でその先端Paが搬送ローラ対13,13aの挟圧部Nを通過していたとしても、用紙先端が押し戻される際、給紙ローラ12が用紙Pとの接触部12cにおいて抵抗になるため、搬送ローラ対13,13aの圧接部Nに沿って用紙の先端Paが揃うこととなる。すなわち、スキュー取りがなされる。
【0046】
(d) 図1(d)に示すように給紙ローラ12が丁度1回転するまで、給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13aを正転させる。これによって、用紙Pは余分に送られ、その先端Paはヘッド14の位置を通過した状態となる。なお、給紙ローラ12の1回転は、図示しない動力伝達機構中に設けられている1回転クラッチによってなされる。
【0047】
(e) 図1(e)に示すように、搬送ローラ対13,13aを逆転させることにより、用紙を逆送し、その先端Paとヘッド14との位置決め(頭出し)を行なった後、印字を開始する。なお、このような給紙動作によれば、給紙ローラ12が丁度1回転するまで、給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13aが回転して用紙Pが余分に送られ(図1(d)参照)、その後、搬送ローラ対13,13aが逆転して用紙の先端Paとヘッド14との位置決めが行なわれた後に、印字が開始されるから、給紙ローラ12およびその駆動系の製造誤差等によって生じる紙送り量のバラツキの影響を受けず、したがって、高品質の印字状態が得られる。
【0048】
以上のようなインクジェットプリンタにおける給紙方法によれば、用紙Pが光沢フィルム以外の用紙でる場合には上記第1の給紙モードで用紙が給送され、用紙Pが光沢フィルムである場合には上記第2の給紙モードで用紙が給送されるので、次のような作用効果が得られる。
【0049】
すなわち、第1の給紙モードは、先ず、給紙ローラ12により、停止している搬送ローラ対13,13aに向けて用紙Pを給送して用紙の先端Paを搬送ローラ対の挟圧部Nに当接させることによって用紙先端Paを揃え、次いで、給紙ローラ12が初期位置に達するまで給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13aを正転させて用紙Pを搬送し、その後、用紙の先端Paが印字ヘッド14に対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対13,13aを回転させるモードであるから、本来不要である用紙Pの先端Pa揃え時の逆送動作が入っていない。
【0050】
したがって、比較的高速で用紙Pが給送されることとなる。
【0051】
一方、第2の給紙モードは、図1(a)〜(e)に示したように、先ず、給紙ローラ12により、正転している搬送ローラ対13,13aに向けて用紙Pを給送し、用紙の先端Paが搬送ローラ対13,13aの挟圧部Nを僅かに通過した後、給紙ローラ12を一旦停止させるとともに搬送ローラ対13,13aを逆転させて用紙先端Paを逆送することにより搬送ローラ対13,13aの挟圧部Nに用紙の先端Paを沿わせて用紙先端Paを揃え、次いで、給紙ローラ12が初期位置(図(a)(d)および(e)参照)に達するまで給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13aを正転させて用紙Pを搬送し、その後、用紙の先端Paが印字ヘッド14に対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対13,13aを逆転させるモードであるから、用紙の先端揃え時に、給紙ローラ12が用紙Pの同一箇所に対してスリップするということがない。
【0052】
したがって、光沢フィルムにおける印字品質の低下が生じない。
【0053】
すなわち、この実施の形態の給紙方法によれば、光沢フィルムにおける印字品質の低下を防止することができるとともに、他の用紙については高速で給紙することができる。
【0054】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、スリップ痕の目立ち易い用紙における印字品質の低下を防止することができるとともに、他の用紙については高速で給紙することができる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の一実施の形態における第2の給紙モードによる給紙動作の説明図。
【図2】(a)〜(e)は、従来の給紙動作(本発明の一実施の形態における第1の給紙モードによる給紙動作に相当する動作)の説明図。
【符号の説明】
P 用紙
Pa 先端
12 給紙ローラ
13,13a 搬送ローラ対
14 印字ヘッド
Claims (1)
- 給紙動作時に丁度1回転して用紙を給送する給紙ローラと、この給紙ローラにより給送された用紙を挟圧して搬送する搬送ローラ対と、この搬送ローラ対により搬送される用紙にインク滴を吐出して印字する印字ヘッドとを備えたインクジェットプリンタにおける給紙方法であって、
先ず、給紙ローラにより、停止している搬送ローラ対に向けて用紙を給送して用紙の先端を搬送ローラ対の挟圧部に当接させることによって用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させる、第1の給紙モードと、
先ず、給紙ローラにより、正転している搬送ローラ対に向けて用紙を給送し、用紙の先端が搬送ローラ対の挟圧部を僅かに通過した後、給紙ローラを一旦停止させるとともに搬送ローラ対を逆転させて用紙先端を逆送することにより搬送ローラ対の挟圧部に用紙の先端を沿わせて用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させる、第2の給紙モードとを有し、
前記用紙が、給紙ローラによるスリップ痕の目立たない用紙である場合には上記第1の給紙モードで用紙を給送し、前記用紙が、給紙ローラによるスリップ痕の目立つ用紙である場合には上記第2の給紙モードで用紙を給送することを特徴とするインクジェットプリンタにおける給紙方法。
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JP32757796A JP3617222B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | インクジェットプリンタにおける給紙方法 |
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JP32757796A JP3617222B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | インクジェットプリンタにおける給紙方法 |
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Family Applications (1)
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JP32757796A Expired - Lifetime JP3617222B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | インクジェットプリンタにおける給紙方法 |
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