JP3614218B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速耐久性と共に操縦安定性、乗心地性の向上を図りながら高生産性をもって製造可能にした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気入りタイヤのベルト層は、補強コードをゴムに埋設してなるゴム引きシートであって、タイヤ周方向に対するコード角度を10°〜40°に傾斜させるようにベルト相当幅にバイアスに切断したものを、タイヤ周方向に継ぎ合わせて形成されていた。したがって、ベルト層の幅方向両側端には切断端面が存在し、タイヤ走行時にその切断端面に応力が集中してゴムとコードとの間にセパレーションが生ずることが避けられなかった。しかも、このセパレーションは走行速度が上がるほど顕著にあらわれるため高速耐久性が劣るといった問題があった。
【0003】
また、上述のようにバイアスに切断したシート片を作り、このシート片を継ぎ合わせるなど多数の工程が必要であるため、生産性を低下させる要因になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高速耐久性が良好であり、しかも操縦安定性、乗心地性に優れるようにしながら、高生産性のもとに製造可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気入りタイヤは、複数本の引き揃えられたゴム引き補強コードが螺旋状に巻回しながら横断面偏平の筒形に形成されると共に、該偏平筒形の内側に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムが長手方向に沿って挿入された2層構造からなる連続テープ又は補強コードの複数本を円筒状に引き揃え、次いでこの円筒状のコード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムを挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成される横断面偏平筒形の2層構造からなる連続テープを、トレッドにおけるカーカス層の外周にタイヤ周方向に対して僅少角度でベルト層幅に相当する幅に亘って連続的に螺旋状に周回させてベルト層を形成したことを特徴とする。
【0006】
このように、横断面偏平筒形の2層積層構造の連続テープをカーカス層の外周面に巻き付けてベルト層を形成したために、ベルト層の幅方向両側端に切断端面がないのでその両側端でゴムとコードとの間にセパレーションが生じることがない。また、この連続テープには層間に芯材が挿入されかつ両層のコードが互いに交差しているために、ベルト層の剛性を高めることができる。このため、高速耐久性が良好となる。
【0007】
また、ベルト層の幅方向両側端に切断端面がなく補強コードが連続しているためタイヤ横剛性が高まるから、操縦安定性が向上すると共に、ベルト層幅方向に一端から他端に亘るベルト層スプライス部がないので、ベルト層にタイヤ周方向において剛性の段差が生じないからタイヤユニフォーミティーが高まり、乗心地性が向上する。
【0008】
さらに、ベルト層をスチールコードで構成した場合でも、従来の切断端面があるスチールコードベルト層に比して幅方向両端の剛性が高まるから、ベルト材(スチールコード、コートゴム)の使用量を低減でき、軽量化をはかることが可能となる。
そのうえ、横断面偏平筒形の連続テープをカーカス層の外周面に巻き付けるという簡単な操作でベルト層が形成されるため、タイヤ生産性を高めることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図12に従来の空気入りタイヤの一例を示す。図12では、カーカス層6が一方のビード部からトレッド3およびサイド部4を経て他方のビード部に亘って架設され、ビード部においてカーカス層6の端部がビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられている。トレッド3においては、カーカス層6の外側に、幅方向両側端に切断端面が存在する2枚のベルト層7がタイヤ周方向EE’にタイヤ1周に亘って配置されている。
【0010】
図1に本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示す。図1では、図12におけると同様に、左右一対のビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側にカーカス層6の端部が折り返されて巻き上げられており、トレッド3におけるカーカス層6の外側にベルト層7がタイヤ周方向EE’にタイヤ1周に亘って配置されている。
【0011】
ベルト層7は、図2に示す横断面偏平筒形の連続テープ1をカーカス層6の外側でタイヤ周方向EE’にベルト層幅に相当する幅に亘って螺旋状に連続的に複数回巻き付けることにより形成される。この連続テープ1は、複数本の補強コード2を円筒状に引き揃えてゴム被覆してなり、上層10uと下層10dの2層積層構造をしており、これらの層間に芯材11が挿入されかつ両層の補強コード2が互いに交差した形態となっている。
【0012】
この連続テープ1は、補強コード2(有機繊維コード又はスチールコード)の複数本を、好ましくは5〜100 本を円筒状に引き揃え(例えば、円筒状に形成可能な押出装置を用いて)、ついでこの円筒状コード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材11を挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成できる。
【0013】
補強コード2を構成する有機繊維コードは、例えば、芳香族ポリアミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレン2,6−ナフタレート繊維、ナイロン繊維から選ばれる繊維の1種又は2種以上を撚り合わせた撚り糸である。
【0014】
補強コード2の連続テープ1の長手方向に対するコード角度は10°〜45°であればよい。これは、連続テープ1でベルト層7を形成したときに、連続テープ1の長手方向がほぼタイヤ周方向EE’となるので、補強コード2のコード角度を通常のベルト層のコード角度と同様にタイヤ周方向EE’に対して10°〜45°とするためである。
【0015】
芯材11としては、連続テープ1の長手方向に対するコード角度ほぼ0°の伸長性コードが用いられる。コード角度ほぼ0°とするのは、上記のように連続テープ1の長手方向がほぼタイヤ周方向EE’となるので、ベルト層7のタイヤ周方向剛性を高めて高速耐久性および操縦安定性をいっそう向上させるためである。また、伸長性コードとするのは、タイヤ製造時にリフトがかけられたときにタイヤが径方向に膨張し易くするためである。
【0016】
伸長性コードとしては有機繊維コード又は金属コードのいずれを用いてもよく、この場合、ベルト層7のリフト率に応じて伸度特性を設定すればよい。また、必要な高速性に応じてコードの材質、エンド数、コード径等を適宜きめればよい。さらに、伸長性コードは、予めゴムで被覆して芯材と補強コード層と一体としてもよい。金属コードとしては、図3に示すように長手方向に平面状に波打った波形の金属コード12を用いるか、又は長手方向にコイル状に巻回した金属コードを用いるとよい。その長手方向に伸長容易だからである。
【0017】
また、芯材11として伸長性コードを用いる場合、図4に示すように、連続テープ1の偏平内部の幅方向両端に1本づつ配置するとよく、これにより連続テープ1の偏平形状がいっそう安定化するので形成されるベルト層7の剛性分布が均一となる。
芯材11としては、また、図5に示されるように、短繊維補強ゴム14が用いられる。この短繊維補強ゴム14は、短繊維13を連続テープ1の長手方向に配向するようにマトリックスゴム中に混合させてなるものである。この場合の短繊維13の種類、ゴムの配合内容等は適宜選定すればよい。短繊維13は、5μm〜5mm、さらには50μm〜5mmの長さのものが好ましい。
【0018】
連続テープ1の幅は、5mm〜60mmである。5mm未満では幅が狭過ぎて筒状体の生産性が低下することになり、60mm超では連続テープ1の端末部の幅が長くなり過ぎるのでタイヤユニフォーミティーや耐久性が悪化するからである。
連続テープ1をカーカス層6の外周面にベルト層幅に相当する幅に亘ってタイヤ周方向に対して僅少角度で螺旋状に連続的に複数回巻き付けることによりベルト層7を形成するに当たっては、図6に示すようにベルト層Aの幅方向の一端の巻き始め端aから幅方向他端の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、全体として1層のベルト層が形成されるようにすればよい。また、ベルト層の耐久性や剛性をさらに高めるために、図7〜図11に示すように、連続テープ1の巻き始め端aと巻き終わり端bとをベルト層Aの幅方向両端以外に位置させると本発明の効果をいっそう高めることができる。すなわち、連続テープ1の巻き始め端aと巻き終わり端bとをベルト層Aの幅方向両端以外に位置させた場合には、ベルト層Aの幅方向両端の剛性がいっそう高まるためその両端でベルト層間セパレーションが生じることがないから、高速耐久性がいっそう良好となる。
【0019】
図7では、ベルト層Aの幅方向一端部の巻き始め端aから幅方向他端部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、両端部で2層、中央部で1層の積層形態にする。
図8では、ベルト層Aの中央部の巻き始め端aから中央部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、ベルト層全幅に亘って2層の積層形態にする。図9では、ベルト層Aの幅方向一端部の巻き始め端aから幅方向他端部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、両端部で4層、中央部で3層の積層形態にする。
【0020】
図10では、ベルト層Aの幅方向一端部の巻き始め端aから中央部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、一端部で2層、他端部から中央部に亘って2層の積層形態にする。
図11では、ベルト層Aの両端部の巻き始め端aから中央部の巻き終わり端bに向けてそれぞれ連続テープ1を巻き、両端部で2層、中央部で1層の積層形態にする。
【0021】
このように連続テープ1を巻き付けるに際しては、連続テープ1の相互に隣接する側部同士を突き合わせるか、若干重ね合わせて(−5mm程度)段差付きとするか、或いは若干間隔を開ける(+5mm程度)などすればよい。
【0022】
【実施例】
下記ベルト構造の本発明タイヤ1、比較タイヤ1、従来タイヤ1につき、下記により高速耐久性および操縦安定性を評価した。この結果を表1に示す。
▲1▼ 本発明タイヤ1
補強コード;ケブラー(芳香族ポリアミド繊維コード)1500d/2、エンド数51本/5cm、補強コード角度20°。芯材;1テープ当たり840d/2のケブラーを3本。この連続テープ(幅15mm)を螺旋状に巻きつけ1層のベルト層を形成(図1)。
【0023】
▲2▼ 比較タイヤ1
芯材が配置されていないことを除いて本発明タイヤ1に同じ。
▲3▼ 従来タイヤ1
図12に示すベルト構造。ベルト層補強コード;ケブラー(芳香族ポリアミド繊維コード)1500d/2。エンド数;51本/5cm。コード角度20°。
【0024】
高速耐久性:
タイヤサイズ195/60 R15、荷重4.6kN、内圧300kPa、リム15×6−JJの条件でタイヤを車両に装着し、第1ステップ120分×80km/h、第2ステップ30分×120km/hで走行し、以降、30分毎に10km/hづつ増速し、故障に至るまで走行した。故障発生までに走行した距離を測定し、これを指数化して従来タイヤ1を100 とする指数で示す。数値が大きい方がよい。
【0025】
操縦安定性:
タイヤサイズ195/60 R15、内圧200kPa、リム15×6−JJの条件でタイヤを車両に装着し、30m間隔でパイロンが立てられているスラローム試験路を走行し、その平均速度を指数化して従来タイヤ1を100 とする指数で示す。数値が大きい方がよい。
【0026】
表1から明らかなように、本発明タイヤ1は高速耐久性、操縦安定性のいずれにおいても優れていることが判る。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数本の引き揃えられたゴム引き補強コードが螺旋状に巻回しながら横断面偏平の筒形に形成されると共に、該偏平筒形の内側に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムが長手方向に沿って挿入された2層構造からなる連続テープ又は補強コードの複数本を円筒状に引き揃え、次いでこの円筒状のコード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムを挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成される横断面偏平筒形の2層構造からなる連続テープを、トレッドにおけるカーカス層の外周にタイヤ周方向に対して僅少角度でベルト層幅に相当する幅に亘って連続的に螺旋状に周回させてベルト層を形成したために、高速耐久性が良好でしかも操縦安定性、乗心地性に優れた空気入りタイヤを提供することが可能となる。また、本発明によれば、連続テープをカーカス層の外周面に周回させてベルト層を形成するため、従来におけるようなベルト層形成用シート切断工程等が不要となるのでタイヤ生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるベルト層を有する空気入りタイヤの一例の一部切り欠き斜視断面図である。
【図2】本発明においてベルト層を形成する連続テープの一例の斜視説明図である。
【図3】本発明においてベルト層を形成する連続テープの他例の斜視説明図である。
【図4】本発明においてベルト層を形成する連続テープの一例の横断面図である。
【図5】本発明においてベルト層を形成する連続テープの別例の斜視説明図である。
【図6】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図7】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図8】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図9】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図10】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図11】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図12】従来におけるベルト層を有する空気入りタイヤの一例の一部切り欠き斜視断面図である。
【符号の説明】
1 連続テープ 2 補強コード A ベルト層 a 巻き始め端
b 巻き終わり端 3 トレッド 4 サイド部 5 ビードコア
6 カーカス層 7 ベルト層 11 芯材
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速耐久性と共に操縦安定性、乗心地性の向上を図りながら高生産性をもって製造可能にした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気入りタイヤのベルト層は、補強コードをゴムに埋設してなるゴム引きシートであって、タイヤ周方向に対するコード角度を10°〜40°に傾斜させるようにベルト相当幅にバイアスに切断したものを、タイヤ周方向に継ぎ合わせて形成されていた。したがって、ベルト層の幅方向両側端には切断端面が存在し、タイヤ走行時にその切断端面に応力が集中してゴムとコードとの間にセパレーションが生ずることが避けられなかった。しかも、このセパレーションは走行速度が上がるほど顕著にあらわれるため高速耐久性が劣るといった問題があった。
【0003】
また、上述のようにバイアスに切断したシート片を作り、このシート片を継ぎ合わせるなど多数の工程が必要であるため、生産性を低下させる要因になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高速耐久性が良好であり、しかも操縦安定性、乗心地性に優れるようにしながら、高生産性のもとに製造可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気入りタイヤは、複数本の引き揃えられたゴム引き補強コードが螺旋状に巻回しながら横断面偏平の筒形に形成されると共に、該偏平筒形の内側に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムが長手方向に沿って挿入された2層構造からなる連続テープ又は補強コードの複数本を円筒状に引き揃え、次いでこの円筒状のコード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムを挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成される横断面偏平筒形の2層構造からなる連続テープを、トレッドにおけるカーカス層の外周にタイヤ周方向に対して僅少角度でベルト層幅に相当する幅に亘って連続的に螺旋状に周回させてベルト層を形成したことを特徴とする。
【0006】
このように、横断面偏平筒形の2層積層構造の連続テープをカーカス層の外周面に巻き付けてベルト層を形成したために、ベルト層の幅方向両側端に切断端面がないのでその両側端でゴムとコードとの間にセパレーションが生じることがない。また、この連続テープには層間に芯材が挿入されかつ両層のコードが互いに交差しているために、ベルト層の剛性を高めることができる。このため、高速耐久性が良好となる。
【0007】
また、ベルト層の幅方向両側端に切断端面がなく補強コードが連続しているためタイヤ横剛性が高まるから、操縦安定性が向上すると共に、ベルト層幅方向に一端から他端に亘るベルト層スプライス部がないので、ベルト層にタイヤ周方向において剛性の段差が生じないからタイヤユニフォーミティーが高まり、乗心地性が向上する。
【0008】
さらに、ベルト層をスチールコードで構成した場合でも、従来の切断端面があるスチールコードベルト層に比して幅方向両端の剛性が高まるから、ベルト材(スチールコード、コートゴム)の使用量を低減でき、軽量化をはかることが可能となる。
そのうえ、横断面偏平筒形の連続テープをカーカス層の外周面に巻き付けるという簡単な操作でベルト層が形成されるため、タイヤ生産性を高めることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図12に従来の空気入りタイヤの一例を示す。図12では、カーカス層6が一方のビード部からトレッド3およびサイド部4を経て他方のビード部に亘って架設され、ビード部においてカーカス層6の端部がビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられている。トレッド3においては、カーカス層6の外側に、幅方向両側端に切断端面が存在する2枚のベルト層7がタイヤ周方向EE’にタイヤ1周に亘って配置されている。
【0010】
図1に本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示す。図1では、図12におけると同様に、左右一対のビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側にカーカス層6の端部が折り返されて巻き上げられており、トレッド3におけるカーカス層6の外側にベルト層7がタイヤ周方向EE’にタイヤ1周に亘って配置されている。
【0011】
ベルト層7は、図2に示す横断面偏平筒形の連続テープ1をカーカス層6の外側でタイヤ周方向EE’にベルト層幅に相当する幅に亘って螺旋状に連続的に複数回巻き付けることにより形成される。この連続テープ1は、複数本の補強コード2を円筒状に引き揃えてゴム被覆してなり、上層10uと下層10dの2層積層構造をしており、これらの層間に芯材11が挿入されかつ両層の補強コード2が互いに交差した形態となっている。
【0012】
この連続テープ1は、補強コード2(有機繊維コード又はスチールコード)の複数本を、好ましくは5〜100 本を円筒状に引き揃え(例えば、円筒状に形成可能な押出装置を用いて)、ついでこの円筒状コード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材11を挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成できる。
【0013】
補強コード2を構成する有機繊維コードは、例えば、芳香族ポリアミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレン2,6−ナフタレート繊維、ナイロン繊維から選ばれる繊維の1種又は2種以上を撚り合わせた撚り糸である。
【0014】
補強コード2の連続テープ1の長手方向に対するコード角度は10°〜45°であればよい。これは、連続テープ1でベルト層7を形成したときに、連続テープ1の長手方向がほぼタイヤ周方向EE’となるので、補強コード2のコード角度を通常のベルト層のコード角度と同様にタイヤ周方向EE’に対して10°〜45°とするためである。
【0015】
芯材11としては、連続テープ1の長手方向に対するコード角度ほぼ0°の伸長性コードが用いられる。コード角度ほぼ0°とするのは、上記のように連続テープ1の長手方向がほぼタイヤ周方向EE’となるので、ベルト層7のタイヤ周方向剛性を高めて高速耐久性および操縦安定性をいっそう向上させるためである。また、伸長性コードとするのは、タイヤ製造時にリフトがかけられたときにタイヤが径方向に膨張し易くするためである。
【0016】
伸長性コードとしては有機繊維コード又は金属コードのいずれを用いてもよく、この場合、ベルト層7のリフト率に応じて伸度特性を設定すればよい。また、必要な高速性に応じてコードの材質、エンド数、コード径等を適宜きめればよい。さらに、伸長性コードは、予めゴムで被覆して芯材と補強コード層と一体としてもよい。金属コードとしては、図3に示すように長手方向に平面状に波打った波形の金属コード12を用いるか、又は長手方向にコイル状に巻回した金属コードを用いるとよい。その長手方向に伸長容易だからである。
【0017】
また、芯材11として伸長性コードを用いる場合、図4に示すように、連続テープ1の偏平内部の幅方向両端に1本づつ配置するとよく、これにより連続テープ1の偏平形状がいっそう安定化するので形成されるベルト層7の剛性分布が均一となる。
芯材11としては、また、図5に示されるように、短繊維補強ゴム14が用いられる。この短繊維補強ゴム14は、短繊維13を連続テープ1の長手方向に配向するようにマトリックスゴム中に混合させてなるものである。この場合の短繊維13の種類、ゴムの配合内容等は適宜選定すればよい。短繊維13は、5μm〜5mm、さらには50μm〜5mmの長さのものが好ましい。
【0018】
連続テープ1の幅は、5mm〜60mmである。5mm未満では幅が狭過ぎて筒状体の生産性が低下することになり、60mm超では連続テープ1の端末部の幅が長くなり過ぎるのでタイヤユニフォーミティーや耐久性が悪化するからである。
連続テープ1をカーカス層6の外周面にベルト層幅に相当する幅に亘ってタイヤ周方向に対して僅少角度で螺旋状に連続的に複数回巻き付けることによりベルト層7を形成するに当たっては、図6に示すようにベルト層Aの幅方向の一端の巻き始め端aから幅方向他端の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、全体として1層のベルト層が形成されるようにすればよい。また、ベルト層の耐久性や剛性をさらに高めるために、図7〜図11に示すように、連続テープ1の巻き始め端aと巻き終わり端bとをベルト層Aの幅方向両端以外に位置させると本発明の効果をいっそう高めることができる。すなわち、連続テープ1の巻き始め端aと巻き終わり端bとをベルト層Aの幅方向両端以外に位置させた場合には、ベルト層Aの幅方向両端の剛性がいっそう高まるためその両端でベルト層間セパレーションが生じることがないから、高速耐久性がいっそう良好となる。
【0019】
図7では、ベルト層Aの幅方向一端部の巻き始め端aから幅方向他端部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、両端部で2層、中央部で1層の積層形態にする。
図8では、ベルト層Aの中央部の巻き始め端aから中央部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、ベルト層全幅に亘って2層の積層形態にする。図9では、ベルト層Aの幅方向一端部の巻き始め端aから幅方向他端部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、両端部で4層、中央部で3層の積層形態にする。
【0020】
図10では、ベルト層Aの幅方向一端部の巻き始め端aから中央部の巻き終わり端bまで連続テープ1を巻き、一端部で2層、他端部から中央部に亘って2層の積層形態にする。
図11では、ベルト層Aの両端部の巻き始め端aから中央部の巻き終わり端bに向けてそれぞれ連続テープ1を巻き、両端部で2層、中央部で1層の積層形態にする。
【0021】
このように連続テープ1を巻き付けるに際しては、連続テープ1の相互に隣接する側部同士を突き合わせるか、若干重ね合わせて(−5mm程度)段差付きとするか、或いは若干間隔を開ける(+5mm程度)などすればよい。
【0022】
【実施例】
下記ベルト構造の本発明タイヤ1、比較タイヤ1、従来タイヤ1につき、下記により高速耐久性および操縦安定性を評価した。この結果を表1に示す。
▲1▼ 本発明タイヤ1
補強コード;ケブラー(芳香族ポリアミド繊維コード)1500d/2、エンド数51本/5cm、補強コード角度20°。芯材;1テープ当たり840d/2のケブラーを3本。この連続テープ(幅15mm)を螺旋状に巻きつけ1層のベルト層を形成(図1)。
【0023】
▲2▼ 比較タイヤ1
芯材が配置されていないことを除いて本発明タイヤ1に同じ。
▲3▼ 従来タイヤ1
図12に示すベルト構造。ベルト層補強コード;ケブラー(芳香族ポリアミド繊維コード)1500d/2。エンド数;51本/5cm。コード角度20°。
【0024】
高速耐久性:
タイヤサイズ195/60 R15、荷重4.6kN、内圧300kPa、リム15×6−JJの条件でタイヤを車両に装着し、第1ステップ120分×80km/h、第2ステップ30分×120km/hで走行し、以降、30分毎に10km/hづつ増速し、故障に至るまで走行した。故障発生までに走行した距離を測定し、これを指数化して従来タイヤ1を100 とする指数で示す。数値が大きい方がよい。
【0025】
操縦安定性:
タイヤサイズ195/60 R15、内圧200kPa、リム15×6−JJの条件でタイヤを車両に装着し、30m間隔でパイロンが立てられているスラローム試験路を走行し、その平均速度を指数化して従来タイヤ1を100 とする指数で示す。数値が大きい方がよい。
【0026】
表1から明らかなように、本発明タイヤ1は高速耐久性、操縦安定性のいずれにおいても優れていることが判る。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数本の引き揃えられたゴム引き補強コードが螺旋状に巻回しながら横断面偏平の筒形に形成されると共に、該偏平筒形の内側に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムが長手方向に沿って挿入された2層構造からなる連続テープ又は補強コードの複数本を円筒状に引き揃え、次いでこの円筒状のコード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材として伸長性コード又は短繊維補強ゴムを挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成される横断面偏平筒形の2層構造からなる連続テープを、トレッドにおけるカーカス層の外周にタイヤ周方向に対して僅少角度でベルト層幅に相当する幅に亘って連続的に螺旋状に周回させてベルト層を形成したために、高速耐久性が良好でしかも操縦安定性、乗心地性に優れた空気入りタイヤを提供することが可能となる。また、本発明によれば、連続テープをカーカス層の外周面に周回させてベルト層を形成するため、従来におけるようなベルト層形成用シート切断工程等が不要となるのでタイヤ生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるベルト層を有する空気入りタイヤの一例の一部切り欠き斜視断面図である。
【図2】本発明においてベルト層を形成する連続テープの一例の斜視説明図である。
【図3】本発明においてベルト層を形成する連続テープの他例の斜視説明図である。
【図4】本発明においてベルト層を形成する連続テープの一例の横断面図である。
【図5】本発明においてベルト層を形成する連続テープの別例の斜視説明図である。
【図6】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図7】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図8】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図9】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図10】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図11】本発明におけるベルト層の一例の横断面説明図である。
【図12】従来におけるベルト層を有する空気入りタイヤの一例の一部切り欠き斜視断面図である。
【符号の説明】
1 連続テープ 2 補強コード A ベルト層 a 巻き始め端
b 巻き終わり端 3 トレッド 4 サイド部 5 ビードコア
6 カーカス層 7 ベルト層 11 芯材
Claims (9)
- 複数本の引き揃えられたゴム引き補強コードが螺旋状に巻回しながら横断面偏平の筒形に形成されると共に、該偏平筒形の内側に芯材として伸長性コードが長手方向に沿って挿入された2層構造からなる連続テープ又は補強コードの複数本を円筒状に引き揃え、次いでこの円筒状のコード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材として伸長性コードを挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成される横断面偏平筒形の2層構造からなる連続テープを、トレッドにおけるカーカス層の外周にタイヤ周方向に対して僅少角度でベルト層幅に相当する幅に亘って連続的に螺旋状に周回させてベルト層を形成した空気入りタイヤ。
- 前記伸長性コードが、連続テープの長手方向に対して実質的に0°角度をなす請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記伸長性コードが、長手方向にコイル状に巻回した金属コード又は長手方向に平面状に波打った波形の金属コードである請求項2記載の空気入りタイヤ。
- 複数本の引き揃えられたゴム引き補強コードが螺旋状に巻回しながら横断面偏平の筒形に形成されると共に、該偏平筒形の内側に芯材として短繊維補強ゴムが長手方向に沿って挿入された2層構造からなる連続テープ又は補強コードの複数本を円筒状に引き揃え、次いでこの円筒状のコード束をその長手方向に対する所定角度で捻じり、これをゴムに埋設してゴム被覆することによりゴム付き筒状体となし、この筒状体に芯材として短繊維補強ゴムを挿入した後、この筒状体をその長手方向に沿って押しつぶすことにより形成される横断面偏平筒形の2層構造からなる連続テープを、トレッドにおけるカーカス層の外周にタイヤ周方向に対して僅少角度でベルト層幅に相当する幅に亘って連続的に螺旋状に周回させてベルト層を形成した空気入りタイヤ。
- 前記補強コードが、芳香族ポリアミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレン2,6-ナフタレート繊維、ナイロン繊維から選ばれた有機繊維の1種又は2種以上を撚り合わせた撚り糸である請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補強コードがスチールコードである請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補強コードの連続テープの長手方向に対する角度が10°〜45°である請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記連続テープの巻き始め端と巻き終わり端とを前記ベルト層の幅方向両端よりも内側に位置させた請求項1乃至7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記連続テープの幅が5mm〜60mmである請求項1乃至8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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