JP3613252B2 - 電気ポット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本願発明は電気ポットに関し、特に従来の電気ポットの構造を大きく変えることなく、保温温度モードより短時間で急速高温給湯を行うことができる電気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、電気ポットとして電動式ポンプ及びエアー式ポンプを備えたものが多く普及している。このタイプの電気ポットは、AC電源に繋ぎ給湯ボタンを押すことによって簡単に給湯できるとともに、電源を取外し自由に持ち運ぶことができ、好きな場所でエアーポンプを手動で操作することにより給湯できるというように,利便性に優れたものである。
【0003】
ところで、電気ポットの内容器内の水を給湯できるようにするためには、次のような手順を要する。即ち、内容器内に水を入れ、電源のスイッチを入れ、内容器下部に設けられる加熱手段であるヒータを加熱し、加熱したヒータにより内容器内の水を加熱沸騰させ、沸騰後に給湯スイッチを押し給湯することになる。
【0004】
このように従来の電気ポットは、内容器内の水の全てを沸騰させた後でなければ高温のお湯を得られず、内容器内に入れた水の量によってはかなりの時間待たざるを得なかった。
【0005】
このような問題を解決するものとして特開2001−95686号公報に記載される発明が既に提案されている。この発明のものを図11に示す。説明すると、電気ポット内に収納配置される内容器a内には水が入れられ、内容器aの底部裏面下部に配置されるヒータbにより加熱される。内容器aの下部には電動ポンプcが設置され、内容器a内のお湯を給湯通路dを介して注出口eよりコップ等に給湯する。また、前記内容器aの底部裏面中央下部には、温度検知手段であるサーミスタからなる底センサiが設けられ、内容器a内の温度を間接的に検知し、その信号を制御手段fに送る。そして底センサiの信号に基づいてヒータbを加熱制御することにより内容器aの水を加熱沸騰させ、加熱沸騰後にブザー等の報知手段gを作動し、その沸騰をユーザーに知らしめる。
【0006】
このような従来の電気ポットに対し、内容器aの底部上に下方が開口され、且つ複数個の連通口kを有する加熱カバーhを内容器aの底部をほぼ覆う形態で配置するとともに、内容器aの側部に第2の温度検知手段jを設けてなるものである。
【0007】
このような構成により、内容器a内に水を入れ、加熱を開始するとまず加熱カバーh内の水が先に加熱されることになる。そこで加熱カバーh内の水の温度を従来の底センサiで検知し、その温度が所定値になったら報知手段gで報知する。そのまま加熱を続行することにより加熱カバーh外の水も加熱されていくが、その温度は加熱カバーh外に配置される前記第2の温度検知手段jで検知することになる。そして加熱カバーh外の水の温度が所定値になると再び報知手段gで報知することになる。 この従来のものは、加熱カバーhを用いることにより加熱開始後、短時間で所定温度のお湯を得ることができ、短時間で所定温度のお湯を得たいと願うユーザーの要求に応えたものといえる。
【0008】
ところが、このものは例え短時間で所定温度のお湯を得られるといっても通常の底センサiの他に第2の温度検知手段jを必要とし、それだけ生産コストを押し上げるものであった。
【0009】
一方、電気ポットには保温温度モードを備えたものがあり、加熱沸騰後に保温温度モードに切り替わり、長時間に亘る保温を可能にしている。更に、このような電気ポットには、保温温度モード時にカップ麺等用の高温のお湯の要望に応えるための再沸騰モードが用意されており、そのモードを選択することにより高温のお湯を得ることができる。ところがそのお湯は、内容器のお湯の全てを加熱沸騰した場合のものであり、高温のお湯が得られるにはそれだけ時間を要し、短時間で高温のお湯を得たいと願うユーザーの要求に充分応えたものではなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の目的は、マイコン式電気ポットの前記した問題を解決するもので、詳細には、加熱カバーを用いるとともに、温度検知手段は従来の1個をそのまま使用することにより、例え、保温温度モード時であっても短時間で高温のお湯を得ることができる電気ポットを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
【0012】
請求項1に係る発明では、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に、下方が開口した容器状で複数の孔を有する加熱カバーを、前記内容器内底部に形成した突出部に着脱自在に設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設ける構成。
【0013】
そしてこのような構成により、内容器内の湯温が所定以上、例えば80℃以上ある状態、或いは保温温度モード選択状態から沸き立ての熱いお湯を短時間で供給できる。また、温度検知手段は加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設けられるため、急速高温給湯モード以外の制御は従来どおり行うことができる。
【0014】
請求項2に係る発明では、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設け、前記急速高温給湯モード開始後、水量と水温により決定される所定時間経過後に所定温度に達したと判断し、給湯可能の報知を行う構成。そしてこのような構成により、温度検知手段は従来どおりのものだけで対応することができるとともに、その制御が簡略化でき、やはりコストアップを抑えることができる。
【0015】
請求項3に係る発明では、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に、切り込みを有する略馬蹄形状で複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない前記切り込み位置に設ける構成。そしてこのような構成により、内容器内の湯温が所定以上、例えば80℃以上ある状態、或いは保温温度モード選択状態から沸き立ての熱いお湯を短時間で供給できる。また、温度検知手段は加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設けられるため、急速高温給湯モード以外の制御は従来どおり行うことができる。
【0016】
請求項4に係る発明では、前記急速高温給湯モード開始時の温度により、所定時間を変更させる構成。そしてこのような構成により、沸き立てのお湯をより適正な時間でより確実に供給することができる。
【0017】
請求項5に係る発明では、前記加熱カバーの単位面積当たりの孔の数は、前記内容器の底部に設けられるお湯の排出孔近傍がその他の箇所より少ない構成。そしてこのような構成により、急速高温給湯モード終了後に給湯したとしても、加熱カバー内の熱いお湯に先立ち加熱カバー外の温いお湯が加熱カバーの孔より入り前記排出孔より排出される量を低減することができるため、より多くの熱いお湯が供給できる。
【0018】
請求項6に係る発明では、前記急速高温給湯モードでの給湯終了後、所定時間経過後に加熱を終了する構成。そしてこのような構成により、高電力での加熱を必要最小限に抑えることができる。
【0019】
請求項7に係る発明では、前記加熱カバーは着脱自在とし、内部に浄水材を入れる構成。そしてこのような構成により、内容器内及び加熱カバーの手入れも簡単になり、また、浄水材の取り付け並びに交換も容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、電気ポットは、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段である湯沸かしヒータ4A及び保温ヒータ4Bと、前記内容器3内のお湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給湯通路5を介して湯を送り出す電動ポンプ6とを備えて構成される。
【0021】
前記容器本体1は、外周面を構成する合成樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する内容器3と、外ケース7と内容器3とを連結する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面を横成する合成樹脂製の底板9とからなる。
【0022】
前記内容器3は、ステンレス製の有底円筒形状の内筒10とステンレス製の外筒11との間に真空空間を形成してなる真空二重構造体からなり、その底部は、外周部を除いて内筒10のみで一枚板よりなる底面部を形成している。この底面部は上方に突き出た突出部10aを構成し、その周囲には若干上方に高くされたほぼ垂直な外周部10bを形成し、更にその中央部には平面視円形な膨出部10cが設けられており、前記突出部10aは2段構造を呈している。そして突出部10aの底部裏面には、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒータ等の電気ヒータであって、ワット数の異なる湯沸かしヒータ4A及び保温ヒータ4Bが取り付けられており、膨出部10cの底部裏面には内容器3内の湯温を検出する温度検知手段としての温度センサ12が当接され、このセンサ12の信号に基づいて加熱制御が行われる。
【0023】
なお、前記内容器3の上端部には、放熱を抑制するための絞り加工が施されているとともに、その内面上部には満水位を表示する満水位目盛13が表示されている。
【0024】
また、前記内筒10の底面部の突出部10aには、排出パイプ25が連結され、その排出パイプ25の一端の排出孔25aは内容器3内に開口し、他端は電動ポンプ6に連結される。該電動ポンプ6は給湯通路5の一端に連結されるとともに、給湯通路5の他端は電気ポットの転倒時等に内容器3内のお湯が外部に流出しない機能を有する止水弁5aを介して注出口5bに連通しており、前記電動ポンプ6が駆動されるとそのポンピング作用により、内容器3内のお湯は排出孔25aから排出され、給湯通路5及び止水弁5aを経て注出口5bから給湯される。
【0025】
前記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該上板14に対して外周縁が無理嵌め等により結合された合成樹脂製の下板15とからなり、前記肩部材8の後部に設けられるヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して開閉自在且つ着脱自在に支持される。
【0026】
またこの蓋体2には、電源が接続されていない状態でも給湯通路5を介しての給湯が可能なように、手動操作により駆動されるエアーポンプ18が配設されている。該エアーポンプ18は、前記蓋体2の略中央部に形成された円筒形状の凹部19内に配設されたべローズタイプのもので、押圧板20を押圧操作することにより加圧空気が内容器3内に圧入され、該加圧空気の圧力により内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押し出される。符号21は蒸気排出通路、22は蒸気排出通路21の途中に配設され、電気ポットが転倒等したときに該蒸気排出通路21より内容器3内のお湯が外部に排出されないようにする前記止水弁5aとほぼ同じ機能を持つ転倒止水弁である。
【0027】
前記蓋体2の下板15には、金属製のカバー部材23が固定されており、該カバー部材23の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の内筒10の上端開口部に圧接されるシールパッキン24が設けられている。
【0028】
符号26は各種スイッチ類の操作面や液晶表示部の表示面を備えた操作パネル部であり、図7に示すように、電動ポンプ6による給湯を行うための給湯スイッチ27、電気的ロック機構を有するロック解除スイッチ28、高温給湯或いは再沸騰を行うための高温給湯・再沸騰スイッチ29、90℃保温、98℃保温、まほうびん保温を選択するための保温選択スイッチ30、ロック解除表示灯31、高温給湯表示灯32、再沸騰表示灯33、保温表示灯34及び7セグメントからなる液晶表示部35が設けられている。
【0029】
ここで各種モードについて説明すると、この実施の形態の電気ポットでは、保温モード、再沸騰モード及び急速高温給湯モードが用意されている。電気ポットは内容器3内に水を入れ、付属のマグネット式プラグによって電源を入れると水の沸騰加熱が行われ、水が沸騰するとその後は自動的に保温モードに切り替わる。保温モードは、お湯を設定された温度に維持するためのモードであり、例えばカップ麺等に適した高温度での保温温度である98℃保温モード、コーヒー、紅茶等に適した低温度での保温温度である90℃保温モード、及び加熱手段の通電をオフし真空二重構造体からなる内容器3のみで行うまほうびん保温モードがあり、前記保温選択スイッチ30を押すことによりユーザーは好みの保温モードを選択することができる。
【0030】
再沸騰モードは、内容器3内の水を沸騰加熱させた後の保温モードであり、更にその保温モードが90℃保温モードである時に、沸いたお湯がほしい場合に選択するモードであり、保温ヒータ4Bによる加熱から湯沸かしヒータ4Aによる加熱に切り換えることにより、内容器3内のお湯を再沸騰するためのモードである。
【0031】
また、急速高温給湯モードは本願発明特有のものであり、後記の加熱カバーを用いるものである。前記再沸騰モードでは、内容器3内の全てのお湯を再沸騰することになり、多量の熱いお湯を必要とする場合には適しているが、例えば、カップ麺一杯分のお湯を至急必要とする場合には、再沸騰モードでお湯を沸かしたのでは沸騰時間が長くなるとともに、余分なエネルギーを浪費することにもなり無駄が多かった。このような場合にこの急速高温給湯モードは使われ、熱いお湯を短時間で得ることができるモードである。高温給湯での目標温度は、一応95℃以上であれば何度でもよいが、省エネをも考慮し、高温給湯とは95℃以上の熱いお湯をできるだけ早く給湯できる機能とする。
【0032】
図8は、本実施の形態にかかる電気ポットにおける制御系の構成を示すブロック図であり、操作パネル部26の下方にはマイコン基板36が配置されるとともに、該マイコン基板36上には、マイクロコンピュータからなる制御手段37及び御手段37に接続配置されるリレー回路及び安定化電源回路等の各種回路等が載置される。また、制御手段37には、更に前記ロック解除スイッチ28、高温給湯・再沸騰スイッチ29、保温選択スイッチ30、ロック解除表示灯31、高温給湯表示灯32、再沸騰表示灯33、保温表示灯34、液晶表示部35及びブザー等の報知手段38、更には、前記加熱手段4A(4B)及び電動ポンプ6がそれぞれ接続されている。
【0033】
本願発明の加熱カバー40について説明する。加熱カバー40は、ステンレスの表面にPSU樹脂を被覆形成した耐熱性の高い材質から形成される。該加熱カバー40は、平面視の外周形状は略円形で且つその全体は略馬蹄形で、円弧状にふくらんだ天板40a及びほぼ垂直な側板40bからなる下方が開口した容器を逆にしたような形状を有してなり、その内側に内部空間40cを形成している。
【0034】
その径方向には全周に亘り垂直の側壁42を有してなる平面視U字形の切り込み41が形成され、該側壁42により加熱カバー40の内部空間40cを区画形成している。U字形の切り込み41は加熱カバー40の半径よりも長く形成されており、内筒10の底部に形成される膨出部10cはU字形の切り込み41内に位置するとともに、膨出部10cの裏面中央に配置される温度センサ12も平面視でU字形の切り込み41内に位置する。別言すれば、温度センサ12は加熱カバー40の内部空間40cの外側に配置されることになる。このように温度センサ12は加熱カバー40の外側に配置されることになるため、通常の加熱沸騰モードや保温モードは従来通りのプログラムがそのまま利用でき、急速高温給湯モードに対しては新たなプログラムのみで対応することができるため、生産コストを低く抑えることができる。
【0035】
なお、通常1回の給湯量は200〜300mlであり、前記加熱カバー40の内部空間40cの容積は300〜800mlとする。このような容積により急速高温給湯モード時には内部空間40cのお湯を短時間で沸騰させることができる。
【0036】
また、加熱カバー40の天板40a及び側板40bには複数個の通水孔43が設けられるとともに、前記U字形の切り込み41を形成する側壁42の下部にはそのほぼ全周に亘り通水溝44が形成され、加熱カバー40を内容器3内に載置後においては、図2に示すように該通水溝44より内容器3内で加熱カバー40の外の水或いは温いお湯Cが吸い込まれ、加熱カバー40の内部空間40c内で加熱されたお湯は、天板40a及び側板40bに形成される複数個の通水孔43より沸騰したお湯Hとして排出され、その循環が繰り返されることにより内容器3内全体のお湯が徐々に加熱沸騰されることになる。
【0037】
前記加熱カバー40の開口部先端には、内方に折り曲げられた係止片45が形成されており、この係止片45により内容器3に対して着脱自在にされる。即ち、前記内筒10の底面部である突出部10aには円形の外周部10bが形成されており、前記加熱カバー40の係止片45の内径は前記外周部10bの外径より若干小さく形成されており、まず加熱カバー40を前記外周部10bの上部に置き、次いで加熱カバー40の天板40a上から力を加えることにより、加熱カバー40は外周部10bの外周上に押し込まれることになる。両者の係合は、押し込まれた加熱カバー40を持ち上げることにより加熱カバー40を容易に取り外すことができる状態に設定される。
【0038】
このように内筒10の底面部である突出部10aの外周部10bに加熱カバー40を嵌合するということは、前記したように突出部10aの裏面には加熱手段である湯沸かしヒータ4A及び保温ヒータ4Bが取り付けられているが、これらヒータ4A、4B上に加熱カバー40が直接接触することはないので、例え空焚きなどが発生してもPSU樹脂が変形することはない。
【0039】
また、前記内筒10の底面部である突出部10aには電動ポンプ6に連通する排出パイプ25が連結されているところ、その連結箇所は突出部10aの外周端部近くとされ、且つ外周部10bに加熱カバー40を嵌合する際には、該排出パイプ25がU字形の切り込み41より離れた位置、例えば図1及び図2に示すように切り込み41と相対する位置になるように取り付けられる。そして加熱カバー40が外周部10bに嵌合された状態では、排出パイプ25の排出孔25a近傍の加熱カバー40の天板40a及び側板40bには通水孔43は設けられない。即ち、加熱カバー40の単位面積当たりの通水孔43の数を排出孔25a近傍をその他の箇所より少なくしてなり、このような配分で加熱カバー40に通水孔43を設けることにより急速高温給湯モード終了後の給湯では、加熱カバー40内の熱いお湯を優先的に給湯することができる。
【0040】
なお、加熱カバー40に設ける通水孔43の大きさを排出孔25aから遠ざかるに従って大きくなるように配置することによっても、加熱カバー40内の熱いお湯を優先的に給湯することができる。
【0041】
図4及び図5は加熱手段の変形例である。図1及び図2に示すものとの相違は加熱手段のみであり、その他は同じである。図1及び図2に示すものは、加熱手段4A,4Bを内容器3の底部の裏面に配置されるため内容器3内の水に対しては間接加熱であり、必ずしも効率的とは言えない。
【0042】
これに対して図4及び図5に示すものは、加熱手段を内容器3内であって、且つ加熱カバー40の内部空間40cに直接配置するものである。加熱手段であるヒータの本数並びに形状はいろいろ考えられるが、この例のものでは内側ヒータ46及び外側ヒータ47の2本のヒータを用い、そのいずれかを保温ヒータとし、その両方で湯沸かしヒータとして機能させる。これら内側ヒータ46及び外側ヒータ47は、内容器3の底部より水密状態に接続される接続金具48を介して内容器3内に突出され、加熱カバー40を載置した状態では内部空間40cに位置する形状とされる。
【0043】
具体的には、内側ヒータ46はU字形状であり、そのU字の内側を加熱カバー40のU字形切り込み41の側壁42の外側に沿うように配置される。また、少しでも短時間で内部空間40c内のお湯を加熱するため、根元部の高い部分46a及び先端部の低い部分46bというように凹凸が設けられる。
【0044】
また、外側ヒータ47は平面視略矩形状であり、加熱カバー40の内壁近傍をカバーする。この外側ヒータ47も少しでも短時間で内部空間40c内のお湯を加熱するため、根元部の低い部分47b、その先の高い部分47a及び先端部の低い部分47bというように凹凸が設けられる。なお、外側ヒータ47の根元部を低い部分47bとする訳は、その部分がU字形切り込み41の側壁42の下端部に当接しないようにするためである。
【0045】
なお、上記のようにヒータを内容器3内に配置するものは加熱効率は向上するが、蓋体2を開けた時、ヒータが直接見えユーザーに違和感を与えることにことになるが、加熱カバー40を設けることで該加熱カバー40が飾りカバーとしての機能を有することになる。
【0046】
次に、加熱カバー40の他の実施の形態を図6に基づいて説明する。図6のものは、加熱カバー40内に着脱自在に浄水材を配置可能にするものでその他の構成は図1及び図2のものと同様である。なお、図6のものは電気ポットの上部構造について省略している。
【0047】
即ち、加熱カバー40は、ステンレスの表面にPSU樹脂を被覆形成した耐熱性の高い材質から形成され、平面視の外周形状は略円形で且つその全体は略馬蹄形で、円弧状にふくらんだ天板40a及びほぼ垂直な側板40bからなる下方が開口した容器を逆にしたような形状を有してなり、その内側に内部空間40cを形成してなる。
【0048】
その径方向には全周に亘り上下方向の側壁42を有してなるU字形の切り込み41が形成され、温度センサ12は加熱カバー40の内部空間40cの外側に配置される。また、加熱カバー40の天板40a及び側板40bには複数個の通水孔43が設けられるとともに、前記U字形の切り込み41を形成する側壁42の下部にはそのほぼ全周に亘り通水溝44が形成され、加熱カバー40を内容器3内に載置後においては、該通水溝44より内容器3内の温いお湯が吸い込まれ、加熱カバー40の内部空間40c内で加熱されたお湯は、天板40a及び側板40bに形成される複数個の通水孔43より排出されることになる。
【0049】
そして、加熱カバー40の内部には、水平に浄水ユニット50が配置される。該浄水ユニット50は、加熱カバー40と同様に平面視略馬蹄形を呈し、繊維状の活性炭50aを金網等で包み、更に枠体50bを設けその全体をユニット化してなり、約1年の寿命を有し、期間経過後には浄水ユニット50全体を取り外し、新しいものと交換することになる。
【0050】
この浄水ユニット50の枠体50bの外周部には、浄水ユニット50を止着するための複数個のフランジ50cが設けられるとともに、これらフランジ50cが設けられることにより各フランジ50c間にバイパス孔51が形成されることになる。また、加熱カバー40の内面には、浄水ユニット50のフランジ50cに対向する位置に複数個の係合片52が取り付けられており、該係合片52とフランジ50cとをビス53により結合することにより、加熱カバー40に対して浄水ユニット50を着脱自在にしている。
【0051】
加熱カバー40に対して浄水ユニット50を取り付けて使用した場合の機能について説明すると、内容器3内の水を加熱沸騰させると、加熱カバー40内の水が加熱され、加熱された水は上昇し、浄水ユニット50を通過する。水は浄水ユニット50を通過するときに浄化され、浄化された水は加熱カバー40の天板40aに設けられる複数個の通水孔43より排出されることになる。その結果加熱カバー40外の冷たい水はU字形の切り込み41を形成する側壁42の下部に設けられる通水溝44より加熱カバー40の内部空間40c内に導入され、同様に浄水ユニット50を通過し浄化され、加熱終了後には内容器3内のほぼ全量のお湯が浄化されることになる。
【0052】
ところで、浄水ユニット50は、目が細かいので沸騰時に発生する多量の水蒸気を一気に通過させることができないが、浄水ユニット50にはその外周にバイパス孔51が形成されており、多量の水蒸気の多くはこのバイパス孔51より加熱カバー40の上方へ流れ出るため、加熱時に浄水ユニット50の下部に水蒸気が滞留することはなくなる。
【0053】
次いで、図9に示すフローチャ−トにより本願発明の電気ポットにおける急速高温加熱について説明する。本願発明の高温給湯は、95℃以上の熱いお湯をできるだけ早く給湯できる機能であり、この実施の形態でも高温給湯の目標温度を95℃として説明する。
【0054】
まず、ステップS1で選択されたモードが判断される。ステップS1でNOと判断されるとステップS2に進み、給湯スイッチ27がONされたか否かが判断され、給湯スイッチ27がONされた場合にはそのまま通常の給湯が行われ、給湯スイッチ27がONされていない場合にはステップS1に戻ることになる。
【0055】
ステップS1でYESと判断された場合には、ステップS3に進み、内容器3内の湯温が95℃以上か否かが判断される。これは温度センサ12の信号を実測値として制御手段37に入力し、該制御手段37で95℃の設定値と比較演算されることによって行われる。ステップS3でYESと判断される湯温が95℃以上の場合には最早高温給湯は必要がないのでステップS4に進んで報知手段38のブザーを鳴らし、液晶表示部35に表示することによりユーザーに給湯可能であることを知らせる。その後はステップS16に進むことになる。
【0056】
ステップS3でNOと判断される湯温が95℃より低い場合は、ステップS5に進み制御手段37の記憶回路に記憶されている内容器3内の水量を読み出す。この水量は、内容器3に水を入れ一度沸騰させたときに単位時間当たりの温度上昇率からその水量を演算し、記憶回路に記憶させていたデータであり、内容器3内の水量が少ない場合には単位時間当たりの温度上昇率は早くなり、その逆に内容器3内の水量が多い場合には単位時間当たりの温度上昇率は遅くなることを利用したもので、図10に示すように多量、中量及び少量の3段階で記憶させているものである。なお、このデータだけでは、沸騰後の保温モード時であって、急速高温給湯モードを選択する前にお湯を使っておれば例え3段階の湯量であっても正確な水量が分からなくなる。このような場合等を想定し、この実施の形態では後記で詳述するステップS13を用意している。
【0057】
なお、前記の弊害は、沸騰後の保温モード時であって、急速高温給湯モードを選択する前に使ったお湯の量が把握できないためであり、このような場合には、図1で示す給湯通路5に、図示しないが回転支軸及び回転支軸の外周に取り付けられる回転羽根からなる等の流量センサを設け、使用した水量を計測し、沸騰時の水量から使用した水量を減算し、そのデータを記憶回路に記憶させておくことにより解決することができる。
【0058】
ステップS5で水量データを取り出した後、ステップS6に進む。ステップS6では湯温が90℃以上か否かが判断され、湯温が90℃より低いとステップS8に進み、ステップS8で更に湯温が80℃以上か否かが判断される。ステップS8での判断の結果、湯温が80℃より低い場合には、その時点から高温給湯を行っても時間がかかることになるため、そのような場合にはステップS9に進んで高温給湯がキャンセルされ、通常の再沸騰モードが選択され再沸騰が行われる。
【0059】
ステップS6で90℃以上と判断された場合、或いはステップS8で80℃以上と判断された場合には、いずれもステップS7に進みステップS7で95℃までの到達時間が演算表から読み出される。この演算表を図10に示す。即ち、この演算表は、水量と水温とのマトリックス表であり、予め制御手段37の記憶回路に記憶されている。この表の水量は、ステップS5で説明した手法によって決定されるものであり、多量、中量及び少量の3段階のいずれかから選ばれる。また、水温は、ステップS6或いはステップS8で判断されるときの温度であり、ステップS7では図10の演算表から該当する時間が選ばれる。
【0060】
ステップS7で95℃までの到達時間が選定されると、ステップS10に進みステップS10で液晶表示部35にその時間が表示されるとともに、カウントダウンが開始される。次いでステップS11で湯沸かしヒータ4AがONされる。
【0061】
湯沸かしヒータ4Aに通電されるとステップS12に進み、カウントがゼロになったかが判断される。ステップS12でまだカウントがゼロになっていないと判断されるとステップS13に進む。ステップS13では湯温が98℃以上か否かが判断される。このステップは高温給湯を的確に行うために設けられている。
【0062】
即ち、ステップS5で水量データを取り出して使うことになるが、流量センサを備えていないものでは前記したように急速高温給湯モードを選択する前にお湯を使っておれば記憶されている水量より少なくなり、また、外気温度によっても異なってくるというようにその時の水量が正確に把握できない場合がある。このような場合には、記憶データから読み出した時間を用いて加熱するとその時間より早くお湯が沸騰することになる。そのため設定した時間内であっても常に実際の湯温をウォチングすることによりお湯の沸騰を正確に把握できることになる。即ち、ステップS13の手順は、所定時間の到達前に温度センサ12が沸騰を検知した場合には、温度センサ12の検知を優先させることである。
【0063】
ステップS13で湯温が98℃より低いと判断されると、ステップS10に戻りカウントダウンが続行され、それに反し98℃以上と判断されるとカウントダウンを止めステップS14に進んで報知手段38のブザーを鳴らし、液晶表示部35に表示することによりユーザーに給湯可能であることを知らせる。
【0064】
その後、ステップS15に進み、湯沸かしヒータ4AをOFFにし、ステップS16に進んで保温ヒータ4BをONする。ここで保温ヒータ4BをONするのは、せっかく高温給湯したお湯の温度がすぐに下がらないようにするためである。なお、このステップS16の処理は、ステップS4でお湯の温度が95℃以上あり報知手段38でユーザーに給湯可能であることを知らせた後においても行われる。
【0065】
ステップS16で保温ヒータ4BがONされるとステップS17に進み、給湯スイッチ27がONされたかが判断され、給湯スイッチ27がONされたと判断されると高温給湯で加熱された熱いお湯が使われたことになり、ステップS19で保温ヒータ4BをOFFし、更にステップS20で高温給湯表示灯32を消灯して通常の保温モードに移行することになる。
【0066】
そして、ステップS17で給湯スイッチ27がONされていないと判断されると高温給湯で加熱された熱いお湯が使われていないことになり、ステップS18に進み保温ヒータ4BがONされて2分が経過したか否かが判断され、未だ経過していないと判断されるとステップS16に戻り、保温ヒータ4Bでの加熱が続行されるとともに、ステップS17或いはステップS18での判断が繰り返し行われる。
【0067】
ステップS18で2分経過したと判断されるとステップS19に進み、保温ヒータ4BをOFFする。このような手順を設けている訳は、高温給湯は短時間で熱いお湯を供給する機能であり、このモードが選択されたということはユーザーは早急に熱いお湯を望んでいることになり、熱いお湯が供給可能になったのにそのお湯が使われないということは最早ユーザーはその熱いお湯を必要としなくなったと想定されるからである。その後はステップS20で高温給湯表示灯32を消灯して通常の保温モードに移行することになる。
【0068】
このように本願発明は、急速高温給湯モード時には温度センサの検知によることなくその処理を行っているため、温度センサは、従来通り例えば底センサ1つだけで対応することができ、設計変更は僅かで済むため生産コストを抑えることができる。
【0069】
本願発明は、上記各実施の態様の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、温度検知手段を加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設けることにより、内容器内の湯温が所定以上、例えば80℃以上ある状態、或いは保温温度モード選択状態から沸き立ての熱いお湯を短時間で供給できるため、電気ポットの利便性をより向上することができる。また、その加熱は従来は内容器内の全てのお湯を加熱していたのに比べ加熱カバー内のお湯の加熱だけで済むため、それだけ省エネを図ることができる。更に、温度検知手段は加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設けることになるため、急速高温給湯モード以外の制御、例えば、沸騰加熱或いは保温温度制御は従来どおり行うことができ、必要最小限の変更で済み、それだけ生産コストを抑えることができる。
【0071】
請求項2に係る発明では、急速高温給湯モード開始後、所定時間経過後に所定温度に達したと判断して給湯可能の報知を行うことにより、従来例のように新たに温度検知手段を設ける必要がなく従来どおりのものだけで対応することができるとともに、その制御が簡略化できるため、従来例のものに比べより生産コストを低減することができる。
【0072】
請求項3に係る発明では、内容器内底部に、切り込みを有する略馬蹄形状で複数の孔を有する加熱カバーを設け、温度検知手段を加熱カバー内の湯の温度を検知しない切り込み位置に設けることにより、内容器内の湯温が所定以上、例えば80℃以上ある状態、或いは保温温度モード選択状態から沸き立ての熱いお湯を短時間で供給できるため、電気ポットの利便性をより向上することができる。また、その加熱は従来は内容器内の全てのお湯を加熱していたのに比べ加熱カバー内のお湯の加熱だけで済むため、それだけ省エネを図ることができる。更に、温度検知手段は加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設けることになるため、急速高温給湯モード以外の制御、例えば、沸騰加熱或いは保温温度制御は従来どおり行うことができ、必要最小限の変更で済み、それだけ生産コストを抑えることができる。
【0073】
請求項4に係る発明では、急速高温給湯モード開始時の温度により、所定時間を変更させることにより、急速高温給湯モード開始時の湯温がどのような温度であっても沸き立てのお湯をより確実に供給することができるとともに、その加熱時間も急速高温給湯モード開始時の湯温に応じて適正化することができるため、余分な加熱時間をなくすることができる分だけ省エネを図ることができる。
【0074】
請求項5に係る発明では、加熱カバーの単位面積当たりの孔の数は、内容器の底部に設けられるお湯の排出孔近傍がその他の箇所より少ないことにより、急速高温給湯モード終了後に給湯したとしても、加熱カバー内の熱いお湯に先立ち加熱カバー外の温いお湯が加熱カバーの孔より入り前記排出孔より排出される量が低減するため、より多くの熱いお湯が供給できその利便性を更に高めることができる。
【0075】
請求項6に係る発明では、急速高温給湯モードでの給湯終了後、所定時間経過後に加熱を終了することにより、高電力での加熱を必要最小限に抑えることができるため、それだけ省エネを図ることができる。
【0076】
請求項7に係る発明では、加熱カバーは着脱自在とし、内部に浄水材を入れることにより、内容器内及び加熱カバーの保守点検を簡単に行うことができ、また、浄水材を入れることにより、おいしいお湯を提供することができるとともに、浄水材の取り付け並びに交換も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の電気ポットの全体断面図。
【図2】本願発明の加熱カバーを半割にした状態を示す斜視図。
【図3】本願発明の加熱カバーの平面図。
【図4】本願発明の他の実施の形態を示す要部断面図。
【図5】図4のヒータを示す平面図。
【図6】本願発明の更に他の実施の形態を示す要部断面図。
【図7】本願発明の電気ポットの操作パネルを示す図。
【図8】本願発明の回路概略図。
【図9】本願発明の電気ポットの急速高温給湯モードのフローチャート図。
【図10】本願発明の急速高温給湯モード時の95℃到達時間演算表。
【図11】従来の高温給湯構造を有する電気ポットの断面図。
【符号の説明】
1…容器本体 2…蓋体
3…内容器 4A…湯沸かしヒータ
4B…保温ヒータ 5…給湯通路
5a…止水弁 5b…注出口
6…電動ポンプ 7…外ケース
8…肩部材 9…底板
10…内筒 10a…突出部 10b…外周部
10c…膨出部 11…外筒
12…温度センサ 13…満水位目盛
14…上板 15…下板
16…ヒンジ受け 17…ヒンジピン
18…エアーポンプ 19…凹部
20…押圧板 21…蒸気排出通路
22…転倒止水弁 23…カバー部材
24…シールパッキン 25…排出パイプ
25a…排出孔 26…操作パネル部
27…給湯スイッチ 28…ロック解除スイッチ
29…再沸騰スイッチ 30…保温選択スイッチ
31…ロック解除表示灯 32…高温給湯表示灯
33…再沸騰表示灯 34…保温表示灯
35…液晶表示部 36…マイコン基板
37…制御手段 38…報知手段
40…加熱カバー 40a…天板
40b…側板 40c…内部空間
41…U字形切り込み 42…側壁
43…通水孔 44…通水溝
45…係止片 46…内側ヒータ
47…外側ヒータ 48…接続金具
50…浄水ユニット 50a…活性炭
50b…枠体 50c…フランジ
51…バイパス孔 52…係合片
53…ビス

Claims (7)

  1. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に、下方が開口した容器状で複数の孔を有する加熱カバーを、前記内容器内底部に形成した突出部に着脱自在に設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設けることを特徴とする電気ポット。
  2. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設け、前記急速高温給湯モード開始後、水量と水温により決定される所定時間経過後に所定温度に達したと判断し、給湯可能の報知を行うことを特徴とする電気ポット。
  3. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に、切り込みを有する略馬蹄形状で複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない前記切り込み位置に設けることを特徴とする電気ポット。
  4. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設け、前記急速高温給湯モード開始時の温度により、前記急速高温給湯モード開始後、所定時間経過後に所定温度に達したと判断する所定時間を変更させることを特徴とする電気ポット。
  5. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設け、前記加熱カバーの単位面積当たりの孔の数は、前記内容器の底部に設けられるお湯の排出孔近傍がその他の箇所より少ないことを特徴とする電気ポット。
  6. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設け、前記急速高温給湯モードでの給湯終了後、所定時間経過後に加熱を終了することを特徴とする電気ポット。
  7. 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の湯を給湯するための電動ポンプと、前記加熱手段を制御する制御手段と、少なくとも保温モード及び急速高温給湯モードを有する電気ポットにおいて、内容器内底部に複数の孔を有する加熱カバーを設け、前記温度検知手段は前記加熱カバー内の湯の温度を検知しない位置に設け、前記加熱カバーは着脱自在とし、内部に浄水材を入れることを特徴とする電気ポット。
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