JP3608549B2

JP3608549B2 - Intake duct device for motorcycle

Info

Publication number: JP3608549B2
Application number: JP2001392546A
Authority: JP
Inventors: 安則守谷
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 2001-12-25
Filing date: 2001-12-25
Publication date: 2005-01-12
Anticipated expiration: 2018-01-06
Also published as: JP2002284074A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車の吸気ダクト装置に係り、特に、空気の取入れ効率を向上させ、組立工数や部品点数の低減を図った自動二輪車の吸気ダクト装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
自動二輪車において、車体の前頭部を流線形のフロントカウリングで覆い、走行時における空気抵抗の低減と外観の向上を図った車種がある。さらに、このような車種において、エアクリーナーやエアボックス等の吸気装置からパイプ状の吸気ダクトを前方に延ばし、この吸気ダクトの先端を上記フロントカウリングの前面等に形成した走行風導入口に繋いだ吸気ダクト装置を備えたものがある。このような吸気ダクト装置によれば、自動二輪車の走行時に前方から吹きつける向かい風が吸気ダクト内に取り入れられて吸気装置に送られ、これによってエンジンへの吸入空気の充填効率が大幅に向上するのでエンジン出力を増大させることができる。
【０００３】
このような吸気ダクト装置では、その吸気ダクトの先端をフロントカウリングの表面よりも前方に突出させるのが望ましい。こうすることにより、走行中に吸気ダクトに流れ込む気流に対し、フロントカウリングの表面を流れる気流が干渉しにくくなるため、吸気ダクトの先端を突出させない場合に比べ、空気を効率よく吸気ダクト内に取り入れて吸入空気の充填効率を向上させることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
自動二輪車の吸気ダクト装置において、吸気ダクトは一般に合成樹脂成型により製造されるので、その長手方向に成型金型のパーティングラインができる。また、特にブロー成型による場合はパーティングラインの他に部分的な肉厚の偏りが発生しやすい。そして、このような吸気ダクトを、その先端がフロントカウリングの表面よりも前方に突出させるようにして設けると、吸気ダクトの前端開口部からパーティングラインや偏肉が見えてしまい、美的外観が非常に悪くなる。
【０００５】
このため、一般には吸気ダクトとは別体の短いダクト延長部材を外観良く製造し、このダクト延長部材を吸気ダクトの先端に連結し、ダクト延長部材の部分のみをカウリングの走行風導入口から前方に突出させるという手法で美的外観の劣化を回避しているが、このダクト延長部材では、カウリングの走行風導入口に対してスクリュー（ビス）等の多数の専用締結部材で固定させる必要があった。
【０００６】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、吸気装置内に空気を効率よく取り入れて空気の吸入効果を向上させるとともに、美的外観を向上させ、商品性を高めた自動二輪車の吸気ダクト装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動二輪車の吸気ダクト装置は、上述した課題を解決するために、請求項１に記載したように、車体フレームにエンジンが懸架され、このエンジンを冷却するラジエーターを備え、前記車体フレームの前半と前記エンジンをフロントカウリングにて覆い、燃料タンクの下方に吸気装置としてのエアボックスを配設し、このエアボックスの前部に前記吸気ダクト装置を配設し、この吸気ダクト装置は、走行時に車両前方から吹きつける向かい風を前記エンジンの吸気装置に導くとともに前記フロントカウリングの表面より車両進行方向前方側に先端を突出させた自動二輪車の吸気ダクト装置において、
前記フロントカウリングを、ウィンドスクリーンと前照灯とを備えるカウリングボディと他のカウリング構成部材から構成し、前記吸気ダクト装置の先端を、前輪回転中心の上部のカウリングボディ下方に位置させるとともに前記エアボックスを前記吸気ダクト装置の先端より地上面からの高さが高い位置とし、さらに、前記吸気ダクト装置は、段差部を有する成形品のダクト延長部材を吸気ダクトの先端に連結配置する一方、その連結位置を走行風導入口よりも内側で外部から隠蔽された箇所としたものである。
【０００８】
また、上述した課題を解決するため、本発明に係る自動二輪車の吸気ダクト装置は、請求項２に記載したように、前記吸気ダクト装置は、前記吸気ダクトとダクト延長部材との間に吸気ネットを配設したものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明に係る自動二輪車の吸気ダクト装置の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【００１０】
図１は、本発明に係る吸気ダクト装置が適用された自動二輪車の左側面図であり、図２は図１に示す自動二輪車の正面図である。この自動二輪車１は、オンロードにおける高速走行用として車体の前頭部が流線形のフロントカウリング２で覆われており、走行時における空気抵抗の低減と外観の向上が図られている。
【００１１】
自動二輪車１の車体フレーム３は、前頭部に位置するヘッドパイプ４から左右一対の太いメインパイプ５が後斜め下方に延びてフレームボディ６に繋がり、フレームボディ６の上部からリヤフレーム７が後方に延びた構成となっている。そして、ヘッドパイプ４にはフロントフォーク８が左右回動自在に軸支され、その下端に前輪９が支持される一方、フレームボディ６に車幅方向に架設されたピボット軸１１には後方に延びるスイングアーム１２が上下揺動可能に軸支され、その後端に後輪１３が支持される。
【００１２】
また、車体フレーム３のメインパイプ５からフレームボディ６にかけて図示しないエンジンが懸架され、このエンジンの動力がチェーン１４によって後輪１３に伝達されるようになっている。さらに、メインパイプ５の上部には燃料タンク１５が載置され、リヤフレーム７上には運転者用のライダーシート１６と同乗車用のピリオンシート１７が前後に設置される。このライダーシート１６およびピリオンシート１７の下部周囲とリヤフレームは合成樹脂製のリヤカウリング１８で覆われる。なお、符号１９で示す部材は排気マフラであり、符号２０で示す部材はエンジン冷却用のラジエーターである。
【００１３】
ところで、燃料タンク１５の車幅方向中央部には下方から上方に湾入する図示しない凹部が形成されており、この凹部の中に吸気装置２２としてのエアボックス２２ａ（またはエアクリーナー）が設けられている。このエアボックス２２ａの下面からは、エンジンの気筒数分の吸気パイプ２３が下方に延び、エンジンに設けられたキャブレタあるいは燃料噴射装置等の混合気供給装置（非図示）に繋がる。また、エアボックス２２ａの前部には、本発明に係る左右一対の吸気ダクト装置２４が繋がる。
【００１４】
図３は、吸気ダクト装置２４の第１実施形態を示す分解斜視図であり、図４は図１のＩＶ−ＩＶ線に沿う吸気ダクト装置２４の横断面図である。図１および図３に示すように、吸気ダクト装置２４は合成樹脂で成型された管状の吸気ダクト２５を備えている。この吸気ダクト２５の後端にはゴム等の可撓性材料で柔軟に形成されたダクトジョイント２６が接続され、このダクトジョイント２６の後端とエアボックス２２ａとが、車体フレーム３のメインパイプ５に形成されたダクト穴（非図示）を挟むようにして連結される。
【００１５】
一方、吸気ダクト２５の先端には、図４および図６にも示すような別体のダクト延長部材２７が吸気ネット２８を介して連結される。例えば、吸気ネット２８は吸気ダクト２５の先端部外周に形成された段差部３１に密に嵌合され、この吸気ネット２８の先端部外周に形成された段差部３２にダクト延長部材２７が密に嵌合される。なお、吸気ネット２８を省いて吸気ダクト２５の段差部３１にダクト延長部材２７を直接嵌合するようにしてもよい。
【００１６】
そして、ダクト延長部材２７が、フロントカウリング２に形成された左右一対の走行風導入口３３に挿入され、フロントカウリング２の表面よりも前方に突出するように固定されて前方に向けて開口する。このダクト延長部材２７は合成樹脂成型品であるが、成型金型のパーティングラインが自動二輪車１の外観に表れないように外観良く製造する必要がある。
【００１７】
例えば、ダクト延長部材２７の前半部分２７ｆ（図６参照）は、走行風導入口３３よりも前方に突出して外部に露呈するが、後半部分２７ｒは走行風導入口３３よりも内側に隠蔽されて外部からは見えないため、この後半部分２７ｒにおいてパーティングラインが周方向に形成されるようにダクト延長部材２７の金型構造を考慮すればよい。
【００１８】
このような吸気ダクト装置２４を設けたことにより、自動二輪車１の走行時に前方から吹きつける向かい風がダクト延長部材２７と吸気ネット２８と吸気ダクト２５とダクトジョイント２６を経てエアボックス２２ａに導かれ、その過給効果によりエンジンへの吸入空気の充填効率が大幅に向上してエンジン出力が増大する。しかも、ダクト延長部材２７がフロントカウリング２の表面よりも前方に突出しているため、走行中にダクト延長部材２７の中に流れ込む気流に対し、フロントカウリング２の表面を流れる気流が干渉しにくくなり、空気を効率よく吸気ダクト２５内に取り入れることができる。
【００１９】
また、外観良く製造されたダクト延長部材２７の部分のみが走行風導入口３３から前方に突出する構造であるため、ダクト延長部材２７を設けずに吸気ダクト２５自体の先端を走行風導入口３３から突出させた場合に比べ、吸気ダクト２５の長手方向に形成される成型金型のパーティングラインや部分的な肉厚の偏りが外部から見えにくくなり、美的外観が大きく向上する。
【００２０】
ところで、フロントカウリング２は、フロントフォーク８の上部から車体フレーム３の前半とエンジンまでを覆うような形状に造形されており、合成樹脂成型された複数のカウリング構成部材から組み立てられている。例えば、図１に示すように、フロントカウリング２の前頭部に位置するカウリングボディ３５の両側下部に左右一対のカウリングサイド３６が繋がり、これら左右両側のカウリングサイド３６の下端にカウリングアンダ３７が連結され、図３に示すように左右両側のカウリングサイド３６の内側には小形のサイドインナーパネル３８が固定される構造となっている。サイドインナーパネル３８は、自動二輪車１の走行時に前方から吹きつける向かい風をラジエーター２０へ導く導風板として機能するものである。
【００２１】
これらのカウリング構成部材３５，３６，３７，３８は、互いにスクリュー（ビス）等の締結部材により固定されて一体化される。なお、カウリングボディ３５には透明なウィンドスクリーン４０がスクリュー等で固定されるとともに、前照灯４２、方向指示灯４３、リヤビューミラ４４等の部品が取り付けられる。
【００２２】
前述の走行風導入口３３は、カウリングサイド３６とサイドインナーパネル３８との間の合わせ目に設けられている。即ち、図３に示すように、カウリングサイド３６の前縁には正面視で略「コ」の字形の湾入部４６が形成されており、この部分に平板状のサイドインナーパネル３８の前縁３８ａが合わせられることにより、走行風導入口３３が形作られる。なお、走行風導入口３３を他のカウリング構成部材、例えばカウリングボディ３５とカウリングサイド３６との間の合わせ目等に設けてもよい。
【００２３】
サイドインナーパネル３８には３つの筒状の締結部４７，４８，４９が一体に成型されており、これらの締結部４７，４８，４９が、カウリングサイド３６に一体に成型された３つの締結ボス５０，５１，５２に、それぞれスクリュー５３で締結される。その際、吸気ダクト２５の上下の輪郭部に一体成型された締結片５４，５５（図１にも表示）が、サイドインナーパネル３８の２つの締結部４７，４８とカウリングサイド３６の締結ボス５０，５１との間に挟まれて共締めされる。
【００２４】
一方、走行風導入口３３が形成される部分の内周面、即ちカウリングサイド３６の湾入部４６の内周面と、サイドインナーパネル３８の前縁３８ａ付近には、それぞれ上下一対の嵌合凸部５７，５８が、互いに向き合うように一体成型されている。これらの嵌合凸部５７，５８は、例えば短い円筒形に造形されている。
【００２５】
他方、ダクト延長部材２７の後半部分２７ｒの外周面には、上記嵌合凸部５７，５８を嵌合可能な嵌合凹部５９，６０が形成されている。つまり、この嵌合凹部５９，６０は、嵌合凸部５７，５８の位置に合うようにダクト延長部材２７の後半部分２７ｒの両側縦壁面に上下に２つずつ刻設されている。なお、この嵌合凹部５９，６０は単なる貫通穴状に形成してもよい。
【００２６】
そして、カウリングサイド３６とサイドインナーパネル３８の嵌合凸部５７，５８を、ダクト延長部材２７の嵌合凹部５９，６０に嵌合させることにより、カウリングサイド３６とサイドインナーパネル３８に挟まれるようにしてダクト延長部材２７が走行風導入口３３に固定される。
【００２７】
全体の組立手順としては、まず吸気ダクト２５に吸気ネット２８とダクト延長部材２７を嵌合し、次にダクト延長部材２７の嵌合凹部５９，６０をカウリングサイド３６とサイドインナーパネル３８の嵌合凸部５７，５８に嵌め込みながら吸気ダクト２５とカウリングサイド３６とサイドインナーパネル３８を重ね合わせ、最後にスクリュー５３で３部材２５（締結片５４，５５），３６，３８を共締めする。
【００２８】
この吸気ダクト装置２４によれば、フロントカウリング２の構成部材であるカウリングサイド３６とサイドインナーパネル３８の組立と同時に、ダクト延長部材２７をフロントカウリング２の走行風導入口３３に固定することができる。ダクト延長部材２７の固定には専用のスクリュー等を用いる必要が一切ないため、極めて少ない部品点数と僅かな組立工数により、ダクト延長部材２７を走行風導入口３３に確実に固定することができる。
【００２９】
図５は、本発明に係る自動二輪車の吸気ダクト装置の第２実施形態を示している。
【００３０】
この吸気ダクト装置６４において、吸気ダクト６５の先端に吸気ネット６６を介して連結されるダクト延長部材６７は、図７に示すように、その前半部分６７ｆと後半部分６７ｒの長さが、第１実施形態のダクト延長部材２７の場合よりも長めに形成されている。また、吸気ネット６６先端の段差部６８の長さや、カウリングサイド６９とサイドインナーパネル７０の嵌合凸部７１，７２から走行風導入口７３までの長さも第１実施形態の場合より長目に設定されている。
【００３１】
このため、吸気ネット６６先端の段差部６８に嵌合されるダクト延長部材６７は、吸気ダクト６５と吸気ネット６６と走行風導入口７３の位置に対し、前後方向に数センチ程度スライドすることができ、このスライドによって走行風導入口７３からのダクト延長部材６７の突出量が変化する。
【００３２】
一方、ダクト延長部材６７の後半部分６７ｒの外周面には、上下一対の嵌合凹部が、ダクト延長部材６７のスライド方向に沿って複数、例えば３組形成されている。そして、これら３組の嵌合凹部７４ａ，７４ｂ，７４ｃのうちの任意のものを選択してカウリングサイド６９とサイドインナーパネル７０の嵌合凸部７１，７２に嵌合させることが可能になっている。
【００３３】
この吸気ダクト装置６４によれば、フロントカウリングの表面（走行風導入口７３）からのダクト延長部材６７の突出量を３段階に変化させることができる。ダクト延長部材６７の突出量は、嵌合凸部７１，７２に嵌合凹部７４ａを嵌合させた時に最短になり、嵌合凹部７４ｃを嵌合させた時に最長になる。したがって、ダクト延長部材６７の突出量を自動二輪車１の走行条件に合わせて設定することができる。
【００３４】
図８〜図１０は、本発明に係る自動二輪車の吸気ダクト装置の第３実施形態を示している。
【００３５】
この吸気ダクト装置におけるダクト延長部材７９は、そのスライド量が第２実施形態の場合よりもさらに長く設定されている。また、このダクト延長部材７９の後半部分７９ｒの外周面には、ダクト延長部材７９のスライド方向に沿ってより多数（例えば８組）の円形の嵌合凹部８０が互いに重なり合うようにして連続的に形成されている。
【００３６】
一方、カウリングサイド（非図示）とサイドインナーパネル８１（図９参照）に形成される嵌合凸部８２の形状は、スリット８３の入った短い円筒形に造形されている。スリット８３の形成方向は、ダクト延長部材７９のスライド方向（嵌合凹部８０の配列方向）に沿わされている。この嵌合凸部８２は、多数設けられた嵌合凹部８０のいずれかに嵌合される。
【００３７】
このように、多数の嵌合凹部８０を連続的に形成したことにより、走行風導入口からのダクト延長部材７９の突出量をより細く設定変更することができる。しかも、ダクト延長部材７９の突出量を変更する際には、手でダクト延長部材７９を掴んで走行風導入口に対し引き出すか押し込むようにすれば、図１０に示すようにスリット８３の入った嵌合凸部８２が撓んで各嵌合凹部８０の間を移動するため、カウリングサイドとサイドインナーパネル８１を分解することなく速やかにダクト延長部材７９の突出量を変更することができる。
【００３８】
なお、この第３実施形態の変形例として、図示はしないが、例えば嵌合凹部をダクト延長部材のスライド方向に沿う直線溝状に形成するとともに、ダクト延長部材と走行風導入口との間の嵌合しろをきつめに設定し、摩擦力でダクト延長部材が走行風導入口の内部に保持されるようにし、ダクト延長部材の突出量を無段階に設定変更できるようにしてもよい。
【００３９】
また、前記第１〜第３の実施形態において、各嵌合凸部５７，５８，７１，７２，８２を嵌合凹部として形成し、各嵌合凹部５９，６０，７４ａ，７４ｂ，７４ｃ，８０を嵌合凸部として形成してもよい。
【００４０】
このように、自動二輪車の吸気ダクト装置は、前記ダクト延長部材を前記吸気ダクトおよび前記走行風導入口の位置に対して自動二輪車の前後方向にスライド可能に設けるとともに、前記嵌合凹部をダクト延長部材のスライド方向に沿って複数設けたため、走行風導入口からのダクト延長部材の突出量を変化させて自動二輪車の走行条件に合わせて設定することができる。
【００４１】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る自動二輪車の吸気ダクト装置においては、吸気ダクト装置をフロントカウリング表面より前方に突出させて吸気装置への空気の吸入効率を向上させ、フロントカウリング前方から空気を能率よく効率的に取り入れることができ、吸気ダクト装置ひいては自動二輪車の美的外観を損なわずに、商品性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る吸気ダクト装置が適用された自動二輪車の左側面図。
【図２】図１に示す自動二輪車の正面図。
【図３】本発明の第１実施形態を示す吸気ダクト装置の分解斜視図。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線に沿う吸気ダクト装置の横断面図。
【図５】本発明の第２実施形態を示す吸気ダクト装置の横断面図。
【図６】本発明の第１実施形態におけるダクト延長部材の斜視図。
【図７】本発明の第２実施形態におけるダクト延長部材の斜視図。
【図８】本発明の第３実施形態におけるダクト延長部材の斜視図。
【図９】本発明の第３実施形態におけるサイドインナーパネルの嵌合凸部の拡大図。
【図１０】本発明の第３実施形態における嵌合凸部と嵌合凹部の嵌合状態を示す側面図。
【符号の説明】
１自動二輪車
２フロントカウリング
３車体フレーム
４ヘッドパイプ
５メインパイプ（メインフレーム）
６フレームボディ
８フロントフォーク
９前輪
１２スイングアーム
１３後輪
１５燃料タンク
２０ラジエーター
２２吸気装置
２２ａエアボックス
２４吸気ダクト装置
２５吸気ダクト
２６ダクトジョイント
２７ダクト延長部材
２８吸気ネット
３３走行風導入口
３５カウリングボディ（カウリング構成部材）
３６カウリングサイド（カウリング構成部材）
３８サイドインナーパネル（カウリング構成部材）
４０ウィンドスクリーン
４２前照灯[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an intake duct device for a motorcycle, and more particularly to an intake duct device for a motorcycle that improves air intake efficiency and reduces the number of assembly steps and the number of parts.
[0002]
[Prior art]
In some motorcycles, the front of the vehicle body is covered with a streamlined front cowling to reduce the air resistance and improve the appearance during driving. Furthermore, in such a vehicle model, a pipe-like intake duct is extended forward from an intake device such as an air cleaner or an air box, and the tip of the intake duct is connected to a traveling wind inlet formed on the front surface of the front cowling. Some have an intake duct device. According to such an intake duct device, the head wind blown from the front during traveling of the motorcycle is taken into the intake duct and sent to the intake device, which greatly improves the efficiency of charging the intake air into the engine. The engine output can be increased.
[0003]
In such an air intake duct device, it is desirable that the front end of the air intake duct projects forward from the surface of the front cowling. In this way, the airflow that flows into the intake duct during travel is less likely to interfere with the airflow that flows on the surface of the front cowling, so air can be taken into the intake duct more efficiently than when the front end of the intake duct is not projected. Thus, the charging efficiency of the intake air can be improved.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In an intake duct device for a motorcycle, since the intake duct is generally manufactured by synthetic resin molding, a molding die parting line can be formed in the longitudinal direction thereof. In particular, in the case of blow molding, in addition to the parting line, partial thickness deviation tends to occur. If such an intake duct is provided so that its tip protrudes forward from the surface of the front cowling, the parting line and uneven thickness can be seen from the front end opening of the intake duct, and the aesthetic appearance is very good. Get worse.
[0005]
For this reason, in general, a short duct extension member separate from the intake duct is manufactured with good appearance, and this duct extension member is connected to the tip of the intake duct, and only the duct extension member portion is forward of the cowling traveling wind inlet. The duct extension member has to be fixed to the running wind inlet of the cowling with a number of exclusive fastening members such as screws (screws). .
[0006]
The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances. The intake air of a motorcycle has been improved by taking air efficiently into the intake device to improve the air intake effect, improve the aesthetic appearance, and improve the merchantability. An object is to provide a duct device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, an intake duct device for a motorcycle according to the present invention includes a radiator that cools the engine, the engine being suspended from a vehicle body frame, and the vehicle body frame. covering the first half of the engine at the front cowling, the air box or the suction air device below the fuel tank is disposed, and disposing the air intake duct device in front of the air box, the air intake duct system, In the intake duct device of a motorcycle , the head wind blowing from the front of the vehicle when traveling is guided to the intake device of the engine and the front end protrudes forward from the front cowling surface in the vehicle traveling direction.
The front cowling is composed of a cowling body having a windscreen and a headlight and other cowling components, and the tip of the intake duct device is positioned below the cowling body at the top of the front wheel rotation center and the air box And a position where the height from the ground surface is higher than the front end of the air intake duct device, and the air intake duct device connects and disposes a duct extension member of a molded product having a stepped portion to the front end of the air intake duct. The position is a portion concealed from the outside inside the traveling wind inlet .
[0008]
In order to solve the above-described problem, the intake duct device for a motorcycle according to the present invention is characterized in that, as described in claim 2, the intake duct device includes an intake net between the intake duct and a duct extension member. Is provided .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of an intake duct device for a motorcycle according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0010]
FIG. 1 is a left side view of a motorcycle to which an intake duct device according to the present invention is applied, and FIG. 2 is a front view of the motorcycle shown in FIG. In the motorcycle 1, the frontal portion of the vehicle body is covered with a streamlined front cowling 2 for on-road high-speed traveling, and air resistance is reduced and appearance is improved during traveling.
[0011]
A body frame 3 of the motorcycle 1 includes a pair of left and right main pipes 5 extending obliquely downward and connected to a frame body 6 from a head pipe 4 located at the frontal head, and a rear frame 7 from the top of the frame body 6 to the rear. It is the structure extended to. A front fork 8 is pivotally supported on the head pipe 4 so as to be pivotable in the left-right direction, and a front wheel 9 is supported at the lower end thereof, while a pivot shaft 11 erected on the frame body 6 in the vehicle width direction extends rearward. The swing arm 12 is pivotally supported so as to swing up and down, and a rear wheel 13 is supported at the rear end thereof.
[0012]
An engine (not shown) is suspended from the main pipe 5 of the vehicle body frame 3 to the frame body 6, and the power of the engine is transmitted to the rear wheel 13 by the chain 14. Further, a fuel tank 15 is mounted on the upper part of the main pipe 5, and a rider seat 16 for the driver and a pillion seat 17 for the passenger are installed on the rear frame 7 in the front-rear direction. The lower peripheries and rear frames of the rider seat 16 and the pillion seat 17 are covered with a synthetic resin rear cowling 18. In addition, the member shown with the code | symbol 19 is an exhaust muffler, and the member shown with the code | symbol 20 is a radiator for engine cooling.
[0013]
By the way, a recess (not shown) is formed in the center of the fuel tank 15 in the vehicle width direction so as to enter the upper side from below, and an air box 22a (or an air cleaner) as an intake device 22 is provided in the recess. ing. From the lower surface of the air box 22a, intake pipes 23 for the number of cylinders of the engine extend downward, and are connected to an air-fuel mixture supply device (not shown) such as a carburetor or a fuel injection device provided in the engine. A pair of left and right intake duct devices 24 according to the present invention are connected to the front portion of the air box 22a.
[0014]
FIG. 3 is an exploded perspective view showing the first embodiment of the intake duct device 24, and FIG. 4 is a cross-sectional view of the intake duct device 24 taken along line IV-IV in FIG. As shown in FIGS. 1 and 3, the intake duct device 24 includes a tubular intake duct 25 formed of synthetic resin. A duct joint 26 made of a flexible material such as rubber is connected to the rear end of the intake duct 25, and the rear end of the duct joint 26 and the air box 22 a are connected to the main pipe 5 of the vehicle body frame 3. Are connected so as to sandwich a duct hole (not shown) formed in the above.
[0015]
On the other hand, a separate duct extension member 27 as shown in FIGS. 4 and 6 is connected to the tip of the intake duct 25 via an intake net 28. For example, the intake net 28 is closely fitted to a step portion 31 formed on the outer periphery of the front end portion of the intake duct 25, and the duct extension member 27 is tightly connected to the step portion 32 formed on the outer periphery of the front end portion of the intake net 28. Mated. Note that the duct extension member 27 may be directly fitted to the step portion 31 of the intake duct 25 without the intake net 28.
[0016]
The duct extension member 27 is inserted into a pair of left and right traveling wind inlets 33 formed in the front cowling 2, is fixed so as to protrude forward from the surface of the front cowling 2, and opens forward. Although this duct extending member 27 is a synthetic resin molded product, it needs to be manufactured with good appearance so that the parting line of the molding die does not appear on the appearance of the motorcycle 1.
[0017]
For example, the front half portion 27f (see FIG. 6) of the duct extension member 27 protrudes forward from the traveling wind introduction port 33 and is exposed to the outside, but the rear half portion 27r is concealed inside the traveling wind introduction port 33. Since it cannot be seen from the outside, the mold structure of the duct extending member 27 may be considered so that the parting line is formed in the circumferential direction in the latter half portion 27r.
[0018]
By providing such an intake duct device 24, the head wind blown from the front during traveling of the motorcycle 1 is guided to the air box 22a through the duct extension member 27, the intake net 28, the intake duct 25, and the duct joint 26, Due to the supercharging effect, the efficiency of charging the intake air into the engine is greatly improved, and the engine output is increased. Moreover, since the duct extension member 27 projects forward from the surface of the front cowling 2, the airflow flowing on the surface of the front cowling 2 is less likely to interfere with the airflow flowing into the duct extension member 27 during travel. Air can be efficiently taken into the intake duct 25.
[0019]
Further, since only the portion of the duct extension member 27 manufactured with good appearance protrudes forward from the traveling wind introduction port 33, the front end of the intake duct 25 itself is not provided with the duct extension member 27 and the traveling wind introduction port 33 is provided. Compared with the case where it projects from the outside, the parting line of the molding die formed in the longitudinal direction of the intake duct 25 and the partial thickness deviation are less visible from the outside, and the aesthetic appearance is greatly improved.
[0020]
By the way, the front cowling 2 is shaped so as to cover from the upper part of the front fork 8 to the front half of the vehicle body frame 3 and the engine, and is assembled from a plurality of cowling components formed by synthetic resin. For example, as shown in FIG. 1, a pair of left and right cowling sides 36 are connected to lower portions on both sides of a cowling body 35 located at the front of the front cowling 2, and cowling under 37 is connected to lower ends of the left and right cowling sides 36. As shown in FIG. 3, a small side inner panel 38 is fixed inside the cowling side 36 on both the left and right sides. The side inner panel 38 functions as an air guide plate that guides the head wind blown from the front during traveling of the motorcycle 1 to the radiator 20.
[0021]
These cowling constituent members 35, 36, 37, and 38 are fixed and integrated with each other by fastening members such as screws (screws). A transparent wind screen 40 is fixed to the cowling body 35 with a screw or the like, and components such as a headlamp 42, a direction indicator lamp 43, and a rear view mirror 44 are attached.
[0022]
The traveling wind inlet 33 described above is provided at the joint between the cowling side 36 and the side inner panel 38. That is, as shown in FIG. 3, the front edge of the cowling side 36 is formed with a substantially “U” -shaped bay insertion portion 46 in front view, and the front edge 38 a of the flat side inner panel 38 is formed in this portion. As a result, the traveling wind inlet 33 is formed. The traveling wind inlet 33 may be provided at another cowling component, for example, at the joint between the cowling body 35 and the cowling side 36.
[0023]
Three cylindrical fastening portions 47, 48, 49 are integrally formed on the side inner panel 38, and these fastening portions 47, 48, 49 are integrally formed with the cowling side 36. Fastened to 50, 51 and 52 by a screw 53, respectively. At that time, fastening pieces 54 and 55 (also shown in FIG. 1) integrally formed on the upper and lower contour portions of the intake duct 25 are connected to the two fastening portions 47 and 48 of the side inner panel 38 and the fastening boss 50 of the cowling side 36. , 51 and are fastened together.
[0024]
On the other hand, a pair of upper and lower fitting protrusions are provided on the inner peripheral surface of the portion where the traveling wind introduction port 33 is formed, that is, on the inner peripheral surface of the baying portion 46 of the cowling side 36 and the front edge 38a of the side inner panel 38. The parts 57 and 58 are integrally molded so as to face each other. These fitting convex parts 57 and 58 are modeled in a short cylindrical shape, for example.
[0025]
On the other hand, on the outer peripheral surface of the rear half portion 27r of the duct extension member 27, fitting concave portions 59, 60 capable of fitting the fitting convex portions 57, 58 are formed. That is, the fitting recesses 59 and 60 are cut in two on the vertical wall surfaces on both sides of the rear half portion 27r of the duct extension member 27 so as to match the positions of the fitting projections 57 and 58. In addition, you may form these fitting recessed parts 59 and 60 in a simple through-hole shape.
[0026]
Then, the fitting convex portions 57 and 58 of the cowling side 36 and the side inner panel 38 are fitted into the fitting concave portions 59 and 60 of the duct extending member 27 so as to be sandwiched between the cowling side 36 and the side inner panel 38. Thus, the duct extension member 27 is fixed to the traveling wind inlet 33.
[0027]
As a whole assembly procedure, first, the intake net 28 and the duct extension member 27 are fitted to the intake duct 25, and then the fitting recesses 59 and 60 of the duct extension member 27 are fitted to the cowling side 36 and the side inner panel 38. The intake duct 25, the cowling side 36, and the side inner panel 38 are overlapped while being fitted into the convex portions 57, 58, and finally the three members 25 (fastening pieces 54, 55), 36, 38 are fastened together with the screw 53.
[0028]
According to the intake duct device 24, the duct extension member 27 can be fixed to the traveling wind inlet 33 of the front cowling 2 simultaneously with the assembly of the cowling side 36 and the side inner panel 38, which are constituent members of the front cowling 2. . Since there is no need to use a dedicated screw or the like for fixing the duct extension member 27, the duct extension member 27 can be reliably fixed to the traveling wind inlet 33 with a very small number of parts and a small number of assembly steps.
[0029]
FIG. 5 shows a second embodiment of the intake duct device for a motorcycle according to the present invention.
[0030]
In the intake duct device 64, the duct extension member 67 connected to the tip of the intake duct 65 via the intake net 66 has a length of the first half portion 67f and the second half portion 67r as shown in FIG. It is formed longer than the duct extension member 27 of the embodiment. Further, the length of the stepped portion 68 at the tip of the intake net 66 and the length from the fitting convex portions 71 and 72 of the cowling side 69 and the side inner panel 70 to the traveling wind inlet 73 are longer than in the case of the first embodiment. Is set.
[0031]
For this reason, the duct extension member 67 fitted to the stepped portion 68 at the tip of the intake net 66 can slide about several centimeters in the front-rear direction with respect to the positions of the intake duct 65, the intake net 66, and the traveling wind introduction port 73. The sliding amount of the duct extending member 67 from the traveling wind introduction port 73 is changed by this slide.
[0032]
On the other hand, a plurality of, for example, three sets of a pair of upper and lower fitting recesses are formed on the outer peripheral surface of the rear half portion 67r of the duct extension member 67 along the sliding direction of the duct extension member 67. An arbitrary one of these three sets of fitting recesses 74a, 74b, and 74c can be selected and fitted to the fitting protrusions 71 and 72 of the cowling side 69 and the side inner panel 70. Yes.
[0033]
According to the intake duct device 64, the amount of protrusion of the duct extension member 67 from the surface of the front cowling (the traveling wind inlet 73) can be changed in three stages. The amount of protrusion of the duct extension member 67 is the shortest when the fitting concave portions 74a are fitted to the fitting convex portions 71 and 72, and the longest when the fitting concave portion 74c is fitted. Therefore, the protruding amount of the duct extending member 67 can be set according to the traveling condition of the motorcycle 1.
[0034]
8 to 10 show a third embodiment of the intake duct device for a motorcycle according to the present invention.
[0035]
The duct extension member 79 in this intake duct device is set to have a longer slide amount than in the second embodiment. Further, a larger number (for example, eight sets) of circular fitting recesses 80 are continuously formed on the outer peripheral surface of the rear half portion 79r of the duct extension member 79 so as to overlap each other along the sliding direction of the duct extension member 79. Is formed.
[0036]
On the other hand, the shape of the fitting convex portion 82 formed on the cowling side (not shown) and the side inner panel 81 (see FIG. 9) is formed into a short cylindrical shape with a slit 83. The slit 83 is formed in the direction in which the duct extending member 79 slides (the direction in which the fitting recesses 80 are arranged). The fitting projections 82 are fitted into any of the many fitting recesses 80 provided.
[0037]
In this way, by forming a large number of fitting recesses 80 continuously, the amount of protrusion of the duct extension member 79 from the traveling wind introduction port can be set and changed more narrowly. Moreover, when changing the protruding amount of the duct extending member 79, if the duct extending member 79 is grasped by hand and pulled out or pushed into the running wind inlet, a slit 83 is entered as shown in FIG. Since the fitting convex part 82 bends and moves between the fitting concave parts 80, the protruding amount of the duct extending member 79 can be quickly changed without disassembling the cowling side and the side inner panel 81.
[0038]
As a modification of the third embodiment, although not illustrated, for example, the fitting recess is formed in a linear groove shape along the sliding direction of the duct extension member, and between the duct extension member and the traveling wind introduction port. The fitting margin may be set tightly so that the duct extension member is held inside the traveling wind inlet by the frictional force so that the amount of protrusion of the duct extension member can be set and changed steplessly.
[0039]
In the first to third embodiments, the fitting convex portions 57, 58, 71, 72, 82 are formed as fitting concave portions, and the fitting concave portions 59, 60, 74a, 74b, 74c, 80 are formed. You may form as a fitting convex part.
[0040]
As described above, in the intake duct device for a motorcycle, the duct extension member is provided so as to be slidable in the front-rear direction of the motorcycle with respect to the position of the intake duct and the traveling wind inlet, and the fitting recess is formed as a duct extension Since a plurality of members are provided along the sliding direction of the member, the amount of protrusion of the duct extension member from the traveling wind inlet can be changed and set according to the traveling condition of the motorcycle.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, in the motorcycle air intake duct device according to the present invention, the air intake duct device projects forward from the front cowling surface to improve the efficiency of air intake into the air intake device, and the air from the front of the front cowling. Can be introduced efficiently and efficiently, and the merchantability can be improved without impairing the aesthetic appearance of the intake duct device and the motorcycle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a motorcycle to which an intake duct device according to the present invention is applied.
2 is a front view of the motorcycle shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the intake duct device showing the first embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view of the intake duct device taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of an intake duct device showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of a duct extension member according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view of a duct extension member according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a duct extension member according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 9 is an enlarged view of a fitting convex portion of a side inner panel in a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a side view showing a fitting state of a fitting convex part and a fitting concave part in a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Motorcycle 2 Front cowling 3 Body frame 4 Head pipe 5 Main pipe (main frame)
6 Frame body 8 Front fork 9 Front wheel 12 Swing arm 13 Rear wheel 15 Fuel tank 20 Radiator 22 Intake device 22a Air box 24 Intake duct device 25 Intake duct 26 Duct joint 27 Duct extension member 28 Intake net 33 Running wind inlet 35 Cowling body (Cowling component)
36 Cowling side (Cowling component)
38 Side inner panel (Cowling component)
40 Wind screen 42 Headlight

Claims

車体フレームにエンジンが懸架され、このエンジンを冷却するラジエーターを備え、前記車体フレームの前半と前記エンジンをフロントカウリングにて覆い、燃料タンクの下方に吸気装置としてのエアボックスを配設し、このエアボックスの前部に前記吸気ダクト装置を配設し、この吸気ダクト装置は、走行時に車両前方から吹きつける向かい風を前記エンジンの吸気装置に導くとともに前記フロントカウリングの表面より車両進行方向前方側に先端を突出させた自動二輪車の吸気ダクト装置において、
前記フロントカウリングを、ウィンドスクリーンと前照灯とを備えるカウリングボディと他のカウリング構成部材から構成し、前記吸気ダクト装置の先端を、前輪回転中心の上部のカウリングボディ下方に位置させるとともに前記エアボックスを前記吸気ダクト装置の先端より地上面からの高さが高い位置とし、さらに、前記吸気ダクト装置は、段差部を有する成形品のダクト延長部材を吸気ダクトの先端に連結配置する一方、その連結位置を走行風導入口よりも内側で外部から隠蔽された箇所としたことを特徴とする自動二輪車の吸気ダクト装置。Engine is suspended on the vehicle body frame, comprising a radiator for cooling the engine, the first half and the engine of the vehicle body frame covered with the front cowling, arranged the air box or the suction air device below the fuel tank, the air and disposing the intake duct device to the front of the box, the air intake duct system, the tip of the head wind blowing from the front of the vehicle during traveling in the vehicle traveling direction front side than the surface of the front cowling and guides the intake system of the engine In the intake duct device for motorcycles with protruding
The front cowling is composed of a cowling body having a windscreen and a headlight and other cowling components, and the tip of the intake duct device is positioned below the cowling body at the top of the front wheel rotation center and the air box And a position where the height from the ground surface is higher than the front end of the air intake duct device, and the air intake duct device connects and disposes a duct extension member of a molded product having a stepped portion to the front end of the air intake duct. An intake duct device for a motorcycle, characterized in that the position is concealed from the outside inside the running wind inlet .

前記吸気ダクト装置は、前記吸気ダクトとダクト延長部材との間に吸気ネットを配設したことを特徴とする請求項１記載の自動二輪車の吸気ダクト装置。2. The intake duct device for a motorcycle according to claim 1, wherein an intake net is disposed between the intake duct and a duct extension member .