JP3606283B2 - 蓄電池状態検出方法 - Google Patents
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Description
【従来の技術】
蓄電池の寿命を判定する場合、最も正確な方法は、蓄電池を完全充電した後、一定の放電電池で放電し、その放電持続時間を測定する方法である。正確な寿命判定を必要とする場合には、現在でもこの方法が採用されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
蓄電池が放電状態にあれば、蓄電池を完全充電するのに数時間も要するときがある。しかも、より正確な放電容量を得ようとすると、例えば5HRという小電流で放電させる必要があるため、放電にも数時間を要する事になる。従って、上記の寿命判定方法は大変長時間を要すると言う問題がある。しかも、この方法には、充電状態の確認と容量状態の確認とを行わないと、単なる放電による容量低下か、あるいは寿命による容量低下かを判断することができない、という問題もある。
【0003】
寿命判定に数時間もかかるようでは実用にならないため、寿命判定には開路電圧、ランプ放電電圧、クランキング電圧、アイドリング時充電電圧等の内のいずれか2つ以上を測定し演算することにより比較的短時間に寿命判定するのが一般的な方法となっているが、自動車用蓄電池で実施・商品化された実績はない。
【0004】
蓄電池が寿命状態になることは放電時の性能が低下することであって、これは主に活物質間の結合が弱くなったり、あるいは活物質と格子との間に剥離現象が現われたりして、蓄電池の内部抵抗が増大することによるものである。蓄電池の内部抵抗を測定する場合、蓄電池自身は内部抵抗が非常に小さいため、寿命末期といっても小電流放電では端子電圧にほとんど変化がないので、抵抗変化を正確に測定するにはできるだけ大電流で放電し、又できるだけ大電流で充電して、内部抵抗に比例する蓄電池端子電圧の変化を大きく現れるようにする必要がある。しかし、この方法には、大きな容量の充電放電装置が必要になるという問題がある。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、蓄電池の容量減と寿命とを簡単・容易に検出することができる蓄電池状態検出方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、2つの表示灯とクランキング電圧検出回路と充電電圧検出回路とを備えた蓄電池状態検出装置を用い、自動車エンジン始動時のクランキング電圧が所定値以下のとき第1の表示灯を一定時間点灯させて蓄電池容量減少を表示させると同時に、オルタネータで充電される蓄電池の充電電圧が所定値以上に上昇したとき第2の表示灯を点灯させ、2つの表示灯が共に点灯したときが蓄電池寿命であることを示すようにした蓄電池状態検出方法、により上記課題を解決するものである。
【0007】
【実施例】
以下、本発明を具体的実施例により詳述する。図1は本発明の1実施例にかかる回路図である。同図において、1点鎖線内は蓄電池状態検出回路であり、クランキング電圧検出回路と充電電圧検出回路とを備えている。LED1 とLED2 とは表示灯であって、LED1 が点灯したときは容量減を表示し、LED1 とLED2 とが同時に点灯したときは寿命であることを表示させるためのものである。BTは状態検出の対象である12V鉛蓄電池、STは始動装置、IGは点灯装置、Gはオルタネータ、Lは車載一般負荷を示す。
【0008】
1点鎖線内のZDはツェナーであって、所定の基準電圧を構成している。これと並列に接続されているR2 ,R3 ,R4 は電圧検出のためのものであり、V1 点はクランキング電圧検出点であり、V2 は充電電圧検出点である。
【0009】
蓄電池BTが開路状態(約11.5〜12.8V)のとき、「V1 >基準電圧」となっているため、IC1 の出力はHIGHとなる。タイマー用コンデンサC0 は抵抗R10で常に充電されているので電源電圧約12Vに達し、タイマー用コンデンサC0 の電圧V3 は「V3 >基準電圧」となり、IC2 の出力もHIGHになる。この結果、表示灯LED1 消灯状態となる。
【0010】
エンジンを始動させたとき、「V1 <基準電圧(約8V)」となると、IC1 の出力はLOWとなり、タイマー用コンデンサC0 の電荷をD3 、R9 を通して瞬時に放電させる。この場合、自動車の始動最低電圧は約7Vであるため、始動時電圧が約8V以下に低下したとき「V1<基準電圧」となるように設定してある。R9 の抵抗値は、C0 を瞬時に放電させるため、低抵抗値のものを採用している。R10とC0 は遅延開路を構成し簡易タイマーとするためのもので、C0 放電状態から基準電圧に達するまでの時間を30〜60秒としてある。つまり、C0 電圧、、すなわち「V3<基準電圧」、の範囲ではIC2 出力はLOWとなってLED1 を点灯させ、容量減を表示する。
【0011】
始動直後にクランキングにより蓄電池BT電圧は降下するものの、エンジン回転と同時にオルタネータGで充電が行われる。この充電電圧の上昇値は、保有容量の大きい場合や蓄電池が放電状態である場合には、小さい。逆に、保有量の小さい場合、つまり寿命状態の場合や、あるいは完全充電状態の場合には大きくなる。寿命状態となって保有容量のない蓄電池では内部抵抗が大きく、オルタネータの充電電流が数10Aと大きいため、IR上昇により10〜20秒間の充電でもあたかも完全充電されたような充電特性を示す。この特性を利用して、電圧検出点V2 で検出した充電電圧が所定値以上に上昇した場合にはIC3 の出力をLOWとしてLED2 が点灯するよう構成してある。
【0012】
このままでは、充電電圧が上昇し完全充電状態になると、蓄電池の状態に関係なくLED2 が点灯してしまうため、LED1 が消灯状態の場合にはLED2 は点灯しないよう構成する必要がある。この実施例では、LED1 が消灯状態ではIC2 出力はHIGHであり、この出力とIC3 のマイナス入力とをダイオードD3 で接続すると、IC3 のマイナス入力はHIGHとなって常にIC3 のプラス入力(V2)より高くなり、IC3 の出力はHIGHとなって、LED2 が消灯状態と成るよう構成してある。
【0013】
容量減でLED1 が点灯した場合、前述のタイマー時間30〜60秒間に蓄電池電圧がオルタネータGの回転により上昇し充電状態となっても点灯状態を保持するため、IC2 出力もこの間LOWとなっている。この場合、IC3 マイナス入力は、D3 が介在しているため、たとえIC2 出力がLOWとなっても、基準電圧が現われる。この遅延時間30〜60秒の間、充電電圧検出回路は正常に動作するので、充電電圧が所定値以上になると「V2>基準電圧」となって、IC3 の出力はLOWとなり、LED2が点灯する。この場合、LED1 も点灯中であるので、タイマー時間30〜60秒に達するまで両LEDともに点灯し、蓄電池の寿命状態であることを知らせることができる。
【0014】
前述したように、LED1 が点灯するのは放電による容量減か寿命による性能劣化の場合に限られる。前者の場合、充電時には蓄電池が充電電流を受入れるため、短時間で充電電圧が上昇することはない。このため、単なる放電状態で点灯した正常な蓄電池の場合には、LED1みが点灯し、LED2は点灯することなく、タイマー時間経過時点でLED1は消灯する。これに対し後者の場合は、保有容量が少ないため、充電と同時に水の電気分解が始まり、充電電圧が急上昇し、遅延時間30〜60秒間の短時間内に所定電圧を越え、LED2が点灯する。従って、2つのLEDが点灯すれば寿命であることを知ることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、2つの表示灯とクランキング電圧検出回路と充電電圧検出回路とを備えた蓄電池状態検出装置を用い、自動車エンジン始動時のクランキング電圧が所定値以下のとき第1の表示灯を一定時間点灯させて蓄電池容量減少を表示させると同時に、オルタネータで充電される蓄電池の充電電圧が所定値以上に上昇したとき第2の表示灯を点灯させ、2つの表示灯が共に点灯すれば蓄電池寿命であると表示させることを特徴とする蓄電池状態検出方法に関するものである。
【0016】
放電装置としてスタータを使用し、充電装置としてオルタネータを使用するものであり、放電時には約300A、充電時には50Aもの大電流を流すことができるので、蓄電池の内部抵抗の変化を正確に検出することができる。これにより、1灯点灯を容量減表示とすると同時に、点灯時間をタイマー制御し、この間に他の表示灯とも同時に点灯すれば寿命と表示させるので、従来のような容量の大きい放電装置と充電装置とを必要としたり、長時間かけたりすることなく、容易かつ簡単に蓄電池状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
LED1 容量減表示灯
LED2 寿命状態表示灯
BT 自動車用蓄電池
ST スタータ
IG 点火装置
G オルタネータ
L 負荷
Claims (1)
- 2つの表示灯とクランキング電圧検出回路と充電電圧検出回路とを備えた蓄電池状態検出装置を用い、
自動車エンジン始動時のクランキング電圧が所定値以下のとき第1の表示灯を一定時間点灯させて蓄電池容量減少を表示させると同時に、オルタネータで充電される蓄電池の充電電圧が所定値以上に上昇したとき第2の表示灯を点灯させ、2つの表示灯が共に点灯したときは蓄電池寿命であることを示すようにしたことを特徴とする蓄電池状態検出方法。
Priority Applications (1)
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JP32599892A JP3606283B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 蓄電池状態検出方法 |
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JPH06196207A JPH06196207A (ja) | 1994-07-15 |
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JP32599892A Expired - Fee Related JP3606283B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 蓄電池状態検出方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3606283B2 (ja) |
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1992
- 1992-11-10 JP JP32599892A patent/JP3606283B2/ja not_active Expired - Fee Related
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