JP3606162B2 - ユニホーム貸出システム - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は保管してある複数のユニホームから従業員に応じたユニホームを貸し出すシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模なアミューズメントパークなどでは、従業員(アルバイト、パートを含む)の着用するユニホームを、テーマ館毎、アトラクション毎に異ならせて、それにふさわしい雰囲気を作り出すようにしている。このため、従業員にユニホームを貸し出す部門では、多種多様なユニホームを保管し、その中から従業員の勤務部門に応じた種類のユニホームを貸し出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のユニホームの貸出システムは、従業員が出勤すると、貸出担当者が従業員証などから必要なユニホームを識別し、保管エリアからユニホームを探し出して従業員に渡す、というものであった。しかしながら、保管エリアは多種多様なユニホームを多数保管する必要上、相当に広く作られており、その広い保管エリアから必要なユニホームを選んで持って来る作業は多くの時間を要する。このため、貸出が集中する時間帯では多くの人手を必要とし、効率が悪いものであった。
【0004】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、従業員へのユニホームの貸し出を短時間で行うことができるユニホーム貸出システムを供給するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1および2記載の発明によれば、勤務計画に基づき、各従業員のユニホームをその出勤予定時間よりも前に、保管エリアから準備エリアへ移して置くことができるので、従業員が出勤したときには、短時間でその従業員の着用するユニホームを貸し出すことができる。
【0006】
請求項3記載の発明によれば、従業員証などの従業員情報付与手段から従業員を特定するための情報を得るので、出勤した従業員を誤りなく特定してその従業員が着用するユニホームを正確に取り出すことができる。
請求項4記載の発明によれば、ユニホームを従業員に貸し出す際、ユニホームを特定する情報と従業員を特定する情報とを関連付けて記録するので、誰にどのユニホームを貸し出したかを正確に把握することができる。
【0007】
請求項5記載の発明によれば、未返却のユニホームを検出することができるので、ユニホームの返却忘れなどを無くすことができる。
【0008】
請求項6記載の発明によれば、ユニホームの貸出日と返却日とから、そのユニホームの連続使用日数を算出できるので、その連続使用日数が多くなった場合に返却して新たなユニホームを使用することを要請することにより、長期使用で汚れたユニホームを着用することによる衛生面の悪化や、客のイメージ低下などを防止することができる。
【0009】
請求項7記載の発明によれば、ユニホームの返却日と保管エリアへの搬入日とから返却された後の処理(例えば、クリーニング)に要した日数を管理することができるので、クリーニング業者の納期管理などを行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を大規模なアミューズメントパークのユニホーム貸出システムに適用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。
図1はユニホームを貸し出すための構成を概略的に示すもので、ユニホームYは保管部門である倉庫1に保管されており、そのユニホームYは貸出部門2で従業員に貸し出され、適宜の期間使用されて返却部門3に返却されるようになっている。そして、返却されたユニホームYは外部のクリーニング業者によってクリーニングされた後、再び倉庫1に保管される。
【0011】
従業員に貸し出すユニホームY、従業員から返却されたユニホームYを特定できるようにするために、各ユニホームYに固有のID番号(識別番号)が決められており、その識別番号はユニホームYに取り付けられたユニホーム識別手段としてのIDタグ4(図9参照)に記録されている。このIDタグ4は後述のように電波によって情報を送受するようになっており、薄型小径のコイン状や小形で薄型のシート状に構成され、袋に入れられて縫い付けられたり、接着されたりすることで図9に示すようにユニホームYの目立たない部分に取り付けられている。
【0012】
さて、倉庫1内には、ユニホームYを保管しておくための保管エリアとは別に、出勤予定の従業員が着用するユニホームYを予め保管エリアから取り出して貸し出しの用意をしておくための貸出準備エリアが設けられている。なお、貸出準備エリアは従業員が出勤したら、ユニホームYを直ぐに従業員に渡すことができるように、貸出部門2にできるだけ近い位置に設けることが好ましい。また、貸出準備エリアは倉庫1内のエリアに限られず、倉庫1とは別の棟に設置しても良い。
【0013】
倉庫1内の保管エリアには、ユニホームYを種類別およびサイズ別に保管するために保管手段として多数の直線状の保管ストレージ5が設けられており、貸出準備エリアには、貸し出し予定のユニホームYを保管しておくための保管手段としてループ状の貸出準備ストレージ6が設けられている。そして、保管エリアのストレージ5群の一端側には倉庫1の納品受入部門から延長された搬入コンベア7が設置され、他端側には保管準備ストレージ6まで延長された搬送手段としての中継コンベア8が設置されている。また、貸出準備ストレージ6と貸出部門2との間には取出手段としての搬出コンベア9が設置されている。
【0014】
上記搬入コンベア7はクリーニング業者から納入されたユニホームYを、種類およびサイズに応じた所定の保管ストレージ5に搬送するためのもので、クリーニング業者が納入したユニホームYはハンガーに掛けられて搬入コンベア7の図示しないケージに掛けられる。そして、種類およびサイズに応じた保管ストレージ5まで搬送されたユニホームYは当該保管ストレージ5の図示しない移送装置によって搬入コンベア7から保管ストレージ5に移される。
【0015】
中継コンベア8は貸出部門2から要求されたユニホームYを貸出準備ストレージ6に搬送するためのもので、保管ストレージ5に保管されたユニホームYはその保管ストレージ5の移送装置によって中継コンベア8に移される。そして、中継コンベア8によって貸出準備ストレージ6まで搬送されたユニホームYは貸出準備ストレージ6の図示しない移送装置によって貸出準備ストレージ6のケージに移される。貸出準備ストレージ6に保管されたユニホームYは従業員が出勤したことに伴い、貸出準備ストレージ6の移送装置により貸出準備ストレージ6から搬出コンベア9に移され、そして当該搬出コンベア9によって貸出部門2に搬送される。
【0016】
ここで、クリーニング業者から納入されたユニホームYを特定するために、搬入コンベア7の保管エリアへの入口側には搬入ユニホーム情報取得手段としての入庫品検出装置10が設けられている。また、保管エリアから貸出準備エリアに搬送するユニホームYが貸出部門から要求されたものと一致しているか否かを検出するために、中継コンベア8の保管エリアからの出口側には搬出ユニホーム情報取得手段としての出庫品検出装置11が設置されている。そして、IDタグ4はユニホームYが入庫品検出装置10、出庫品検出装置11を通過する際に、それらと電波による通信を行ってユニホーム特定情報としてのID番号を出力する。
【0017】
なお、搬入コンベア7と中継コンベア8との間には戻し用のコンベア12が設けられている。この戻し用コンベア12は貸出部門2から要求されたユニホームYと出庫品検出装置11により検出されたユニホームYとが異なっていた場合、そのユニホームYを搬入コンベア7に戻すためのものである。
【0018】
前記貸出部門2には従業員情報取得手段としての従業員証検出装置13が設けられており、出勤してきた従業員から提示される従業員情報付与手段としての従業員証14(図2参照)から従業員特定情報としての従業員番号を取得する。返却部門3には返却ユニホーム情報取得手段としての返却品検出装置15が設けられており、返却されるユニホームYのIDタグ4と電波による通信を行ってユニホーム情報を取得する。
【0019】
上記従業員証14はIDタグ4と同様に電波によって従業員証検出装置13と通信して従業員番号を出力するように構成されている。ここで、IDタグ4および従業員証14の電気的構成は同一で図7に示されている。また、入庫品検出装置10、出庫品検出装置11、従業員証検出装置13および返却品検出装置15の電気的構成は同一で図8に示されている。
【0020】
まず、IDタグ4および従業員証14の電気的構成を示す図7において、電波信号を送受信するための通信手段としてのアンテナ用コイル16と、共振コンデンサ17と、制御用IC18と、平滑部19とを備えている。制御用IC18は、制御手段としてのMPU(マイクロプロセッサユニット)20の他、整流部21、変復調部22、識別情報記憶手段および洗濯関連情報記憶手段としてのメモリ部23などを構成する半導体素子をワンチップ化したものである。この場合、メモリ部23は、動作プログラマブルなどを記憶したROMと、一時記憶用として消去可能な不揮発性メモリ、例えばEEPROMとを有している。
【0021】
そして、IDタグ4のメモリ部23のEEPROMには、ユニホームYの識別番号、ユニホームYの形や色や男物女物の別などの種類情報、サイズ情報などが記憶されている。また、従業員証14のメモリ部23のEEPROMには、従業員番号などが記憶されている。
【0022】
上記アンテナ用コイル16は、共振コンデンサ17と並列に接続されて共振回路を構成し、外部機器から所定の高周波数の電力用電波信号が送信されてくると、これを受信して整流部21に供給する。整流部21は、平滑部19と共に動作用電源回路を構成するもので、共振回路から送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑部19により平滑化し且つ一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてMPU20などに供給する。
【0023】
外部機器から送信されてくるデータなどの信号は、電力用電波信号に重畳して送信されるようになっており、その信号は、変復調部22により復調されてMPU20に与えられる。MPU20は、メモリ部23のROMに記憶された動作プログラムに従って動作するもので、変復調部22から入力される信号に応じた処理を実行し、受信したデータをメモリ部23のEEPROMなどに書き込んだり、EEPROMからデータを読み出して変復調部22により変調し、アンテナ用コイル16から電波信号として送信したりする。
【0024】
一方、入庫品検出装置10、出庫品検出装置11、従業員証検出装置13および返却品検出装置15は、図8に示すように、制御手段としてのMPU24、通信手段としての送信アンテナ25を有する送信部26、通信手段としての受信アンテナ27を有する受信部28、動作プログラムを記憶したROM29、データなどを一時記憶するRAM30などを備えている。
【0025】
入庫品検出装置10、出庫品検出装置11、従業員証検出装置13および返却品検出装置15のMPU24は、IDタグ2と通信する場合、まず、キャリア信号を送信部26で変調して電力用電波信号として送信アンテナ25から送信し、その後、送信すべきデータをその電力用電波信号に重畳するように送信部26で変調して送信アンテナ25から送信する。IDタグ2から送信された電波信号については、これを受信アンテナ27で受信し、受信部28で復調してデータとして弁別する。そして、MPU24は、受信部28で復調したデータをRAM30に記憶し、その記憶データは入庫品検出装置10および出庫品検出装置11については倉庫1のコンベア制御装置31に入力され、従業員証検出装置13については貸出部門2の端末装置33に入力され、返却品検出装置15については返却部門3の端末装置33に入力される。
【0026】
ユニホームYの貸出および返却のための管理システムを図2に示す。同管理システムは、ホストコンピュータとしての管理装置34を中心にして上記のコンベア制御装置31、各端末装置32および33をLANを介して相互に接続して構成されている。また、このLANには労務管理部門の端末装置(図示せず)が接続されており、その労務管理部門で作成された勤務計画は管理装置34に入力されるようになっている。
【0027】
なお、入庫品検出装置10、出庫品検出装置11、従業員証検出装置13および返却品検出装置15は送受信アンテナ25、27を収納したアンテナ部10a、11a、13a、15aと、それ以外の部分を収納した本体部分10b、11b、13b、15bとに別れている。そして、入庫品検出装置10および出庫品検出装置11のアンテナ部10a、11aは立板型に構成され、搬入コンベア7および中継コンベア8に掛けられたユニホームYがその前を通るようになっている。 従業員証検出装置13および返却品検出装置15のアンテナ部13a、15aは平形に構成され、その上に従業員証14、ユニホームYを載せることができるようになっている。また、コンベア制御装置31、端末装置32、33および管理装置34は時計機能およびカレンダ機能を有し、現在時刻および年月日をカウントしている。端末装置32、33および管理装置34はディスプレイ32a、33a、34a、キーボード32b、33b、34b、マウス32c、33c、34cなどを備えている。
【0028】
管理装置34の記憶装置には、勤務計画データベース、労務管理データベース、ユニホーム管理データベース、ユニホーム情報データベースが構築されている。まず、勤務計画データベースは、労務管理部門の端末装置で作成された労務計画から構成され、図3に示すように、従業員番号、氏名、正社員かアルバイトかパートかの別を示す従業員区分、当日の始業時刻と終業時刻、翌日の終業時刻と終業時刻などから構成されている。労務管理データベースは、図示はしないが、従業員番号、氏名、従業員区分、出勤日の出社時間と退社時間などから構成されている。
【0029】
また、ユニホーム管理データベースは、従業員番号、氏名、従業員区分、従業員が着用するユニホームの種別およびサイズ、ユニホームの最新の貸出日および最新の返却日などから構成されている。ユニホーム情報データベースは、図4に示すように、ユニホームID番号、ユニホーム種別、サイズ、導入時期、仕入先、クリーニングの回数で示された標準寿命、実際のクリーニング回数で示された使用回数、破棄した場合の原因を示す異常、最新のクリーニング工場への出荷日、最新のクリーニング工場からの入荷日などから構成されている。
【0030】
次に上記構成の作用を場合に分けて説明する。なお、管理装置34は管理手段、貸出情報記録手段、返却情報記録手段、未返却ユニホーム検出手段、返却情報記録手段、搬入情報記録手段として機能するが、その機能は以下の説明によって明らかになる。
【0031】
(1)ユニホームYの保管
返却部門3に返却されたユニホームYはクリーニング業者に渡され、クリーニングを終えると、倉庫1へ納入される。納入されたユニホームYはハンガーに掛けられて搬入コンベア7に掛けられ、保管ストレージ5に向けて搬送される。ユニホームYは搬入コンベア7による搬送開始直後に入庫品検出装置10を通過する。この際、入庫品検出装置10はユニホームYのIDタグ4と通信してユニホームYのID番号を読み取り、その読み取ったID番号をコンベア制御装置31に出力する。
【0032】
すると、コンベア制御装置31はID番号を管理装置34に送信すると共に、多数の保管ストレージ5からユニホームYを保管すべき保管ストレージを選択する。なお、この選択はコンベア制御装置31の記憶装置が有するデータベース、すなわちユニホームYのID番号と保管ストレージ5との関係を示すデータを検索することによって行われる。コンベア制御装置31からID番号が入力された管理装置34はユニホーム情報データベースの入荷日をコンベア制御装置31からの入力日に書き替える。
【0033】
そして、コンベア制御装置31は、上記のようにして選択した保管コンベア5までユニホームYが搬送されたところで搬入コンベア7を停止させる。そして、コンベア制御装置31は保管コンベア5の移送装置を制御してユニホームYを搬入コンベア7から保管コンベア5に移す。このコンベア制御装置31の記憶装置には各保管ストレージ5に保管されているユニホームYのID番号が記憶されていると共に、貸出準備ストレージ6に保管されているユニホームYのID番号が記憶されている。
【0034】
(2)ユニホームYの貸出
貸出部門2の端末装置32は従業員が出勤する前に、その従業員が着用するユニホームYを保管ストレージ5から貸出準備ストレージ6に移すための制御を行う。この制御の内容は図5のフローチャートに示されている。すなわち、まず、端末装置32はコンベア制御装置31にアクセスし、倉庫1の貸出準備ストレージ6に空いたケージがあるか否かを判断する(ステップS1)。貸出準備ストレージ6に空きがない場合には、空きが生ずるまで待機する状態(ステップS1で「NO」の繰り返し)となる。
【0035】
貸出ストレージ6に空がある場合、端末装置32は管理装置34にアクセスし、その勤務計画データベースから現在時点以降の最も早い時刻に出勤する予定の従業員、その従業員が複数いる場合には、そのうちから1名を抽出する(ステップS2:従業員抽出手段)。次に、端末装置32は管理装置34にアクセスし、そのユニホーム管理データベースから、抽出した従業員に対してユニホームYを貸出中であるか否かを判断する(ステップS3:ユニホーム貸出判別手段)。
【0036】
端末装置32は、ユニホーム管理データベース中の返却日が空白、若しくは貸出日以降の日付になっていない場合、貸出中(未返却)である(ステップS3で「YES」)としてステップS2に戻り、ここで次の出勤予定の従業員を抽出する。ユニホーム管理データベース中の返却日が貸出日以降の日付になっている場合、端末装置32はステップS3で「NO」と判断し、次のステップS4に移行する。
【0037】
ステップS4において、端末装置32は管理装置34にアクセスし、そのユニホーム管理データベースにより、抽出された従業員が着用するユニホームYを判別定する(ユニホーム判別手段)。その後、端末装置32は、抽出された従業員が着用するユニホームYのID番号をコンベア制御装置31に送信する。すると、コンベア制御装置31は、端末装置32から指定されたユニホームYが保管されている保管ストレージ5を検索し、その保管ストレージ5の移送装置を駆動してユニホームYを保管ストレージ5から中継コンベア8に移す。次いで、コンベア制御装置31は、搬出コンベア9を駆動してユニホームYを搬送する。この搬送直後にユニホームYは出庫品検出装置11を通過する。この際、出庫品検出装置11はユニホームYのIDタグ4と通信してユニホームYのID番号を読み取り、その読み取ったID番号をコンベア制御装置31に出力する。コンベア制御装置31は貸出部門2の端末装置32から入力されたユニホームYのID番号と出庫品検出装置11から入力されたユニホームYのID番号とが違う場合、そのユニホームYを搬出コンベア9から戻し用コンベア12に移して搬入コンベア7によって再び保管ストレージ5に戻すようにする。
【0038】
コンベア制御装置31は貸出部門2の端末装置32から入力されたユニホームYのID番号と出庫品検出装置11から入力されたユニホームYのID番号とが同じ場合、そのユニホームYを搬出コンベア9によって貸出準備ストレージ6まで搬送する。そして、ユニホームYが貸出準備ストレージ6まで搬送されると、コンベア制御装置31は貸出準備ストレージ6の移送装置を制御してユニホームYを搬出コンベア9から貸出準備ストレージ6のケージに移すようにする(以上、ステップS5)。その後、貸出部門2の端末装置32はステップS1に戻り、貸出準備ストレージ6に空きケージがある場合、次の出勤予定の従業員を抽出する、というように上記ステップS1〜S5を繰り返す。
【0039】
貸出部門2の端末装置32は従業員が出勤してきた場合にユニホームYを貸出準備ストレージ6から貸出部門2まで搬送するための制御を行う。この制御の内容は図6のフローチャートに示されている。従業員は出勤すると、その従業員証14を従業員証検出装置13のアンテナ部13a上に載置する。すると、従業員証検出装置13は従業員証14と通信して従業員番号を読み取り、その従業員番号を端末装置32に送信する。
【0040】
一方、端末装置32は常時は従業員出勤データが入力されたか否かを検出する状態(ステップSA1)にあり、従業員証検出装置13から従業員番号が入力されると、ステップSA1で「YES」となってステップSA2に移行する。ステップSA2では、端末装置32は管理装置34にアクセスし、その労務管理データベースにその従業員の出勤時間を書き込む(ステップSA2)。
【0041】
次に、端末装置32は管理装置34にアクセスし、そのユニホーム管理データベースから、出勤してきた従業員に対してユニホームYを貸出中であるか否かを判断する(ステップSA3)。ユニホームYを貸出中である場合には、端末装置32はステップSA3で「YES」と判断してステップSA1に戻る。
【0042】
ユニホームYを貸出中でない場合には、端末装置32はステップSA3で「NO」と判断してステップSA4に移行し、ここでコンベア制御装置31にアクセスして出勤してきた従業員のユニホームYが貸出準備ストレージ6に保管されているか否かを判断する。通常は前述したような端末装置32のユニホームYの貸出準備のための制御動作によって出勤予定の従業員のユニホームYが貸出準備ストレージ6に保管されているので、端末装置32はステップSA4で「YES」となり、ステップSA6に移行する。
【0043】
このステップSA6において、端末装置32は出勤してきた従業員のユニホームYを貸出部門2に搬送するようにコンベア制御装置31に指令する。すると、コンベア制御装置31は貸出準備ストレージ6を動作させて指示された従業員のユニホームYを貸出準備ストレージ6から搬出コンベア9に移す。これにより出勤してきた従業員のユニホームYが搬出コンベア9によって貸出部門2に搬送されてくるので、貸出部門2の担当者はそのユニホームYを搬出コンベア9から外して従業員に貸し出す。このユニホームYの貸し出しにおいて、コンベア制御装置31は出勤してきた従業員に対してユニホームYを貸し出した旨の信号を管理装置34に送信する。そして、管理装置34はユニホーム管理データベースにユニホームYを従業員に貸し出した旨を記録する。
【0044】
また、出勤予定にない従業員が臨時に出勤してきたりして貸出準備ストレージ6にその従業員のユニホームYがない場合(ステップSA4で「NO」)、端末装置32はコンベア制御装置31に貸出準備ストレージ6にその従業員のユニホームYがないことを報知する。そして、コンベア制御装置31は従業員が着用するユニホームYを保管ストレージ5から取り出して貸出準備ストレージ6を経て貸出部門2に搬送するように制御する(以上、ステップSA5)。
【0045】
(3)ユニホームYの返却
ユニホームYを借り受けた従業員は、定められた連続着用日数に到達した日の終業後、ユニホームYを返却部門3に返却する。この返却の際、ユニホームYは返却品検出装置15のアンテナ部15a上に置かれる。すると、返却品検出装置15はそのユニホームYのIDタグ4からID番号を読み取り、その読み取ったID番号を管理装置34に送信する。管理装置34はユニホーム管理データベースに対して、そのID番号のユニホームYについて返却日を書き替えると共に、ユニホーム情報データベースに対して、そのID番号のユニホームYについて出荷日(返却日と同じ)を書き替える。返却部門3の担当者は、その日に返却されたユニホームYをクリーニング業者に引き渡してクリーニングを依頼する。そして、クリーニング業者はクリーニングを終えると、そのクリーニング後のユニホームYを倉庫1に納入する。
【0046】
(4)ユニホーム貸借管理
管理装置34は所定のキー入力によってユニホームYの貸与日数を計算する。この貸与日数はユニホーム管理データベースの貸出日から当日までの日数として計算される。そして、貸与日数がそのユニホームYの標準貸与日数を越えている場合、その旨の表示を行う。ユニホームYの標準着用日数を越えている従業員に対しては、その出勤時に標準着用日数を越えていることを告げる。このような管理を行うことにより、ユニホームYが標準着用日数を大きく越えて着用されるという事態を防止できる。このため、ユニホームYを常に清潔な状態で着用でき、客に不潔感を与えることのないようにすることができる。また、同時に何時までも返却されずに放置されて遂には紛失に至ってしまうという不具合の発生を防止できる。
【0047】
このように本実施例によれば、勤務計画に基づき、出勤予定の従業員に貸し出すユニホームYを予め保管ストレージ5から貸出準備ストレージ6に取り出しておき、従業員が実際に出勤した時点で貸出準備ストレージ6から貸出部門2に搬送するようにしたので、短時間でユニホームYの貸し出しを行うことができる。また、従業員を出勤を、従業員証検出装置13が従業員証14から従業員番号を読み取ったことによって判断するので、貸出部門2の端末装置32に対して、従業員の出勤を速やかに、しかも出勤した従業員を誤りなく認識させることができる。そして、ユニホームYを貸し出すための従業員証14からの従業員番号の読取によって同時に出勤時刻を労務管理データベースに記録するので、従業員証を2度提示する必要がなくなる。
【0048】
また、ユニホームYが返却されてから倉庫1に納入されるまでの日数を計算することができるので、ユニホームYのクリーニングに要した日数を把握することができ、このクリーニング日数に基づいてクリーニング業者に対し、クリーニングの遅速について管理指導を行うことができる。更に、クリーニング業者にあるユニホームYの種類や数を把握することができるので、臨時に多くのユニホームYが必要となった場合、クリーニング業者にそのユニホームYを速くクリーニングすることを要請して新品購入による無駄な出費を抑えることができる。
【0049】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような変更或いは拡張が可能である。
返却日とクリーニング業者への引き渡し日とは異なっていても良く、この場合にはクリーニング業者への引き渡すユニホームYのIDタグ4からID番号を読み取る読取手段を設けて管理装置34に入力するように構成すれば良い。
管理装置34の機能は端末装置32が果たすように構成しても良い。
ユニホーム管理データベースで指定するユニホームの種別、サイズのみの指定でも良い。この場合、指定された種別、サイズに適合するユニホームを保管ストレージ5より取り出し、出庫品検出装置11において取り出したユニホームのID番号を検出し、貸出端末装置32にそのID番号を送信する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、倉庫を中心にしたユニホームの流れを示す図
【図2】全体のシステム構成を示す図
【図3】勤務計画の一例を示す図
【図4】ユニホーム管理データベースを示す概念図
【図5】ユニホームの貸出準備のための制御内容を示すフローチャート
【図6】ユニホームの貸出のための制御内容を示すフローチャート
【図7】IDタグの電気的構成を示すブロック図
【図8】検出装置の電気的構成を示すブロック図
【図9】ユニホームの正面図
【符号の説明】
図中、1は倉庫、2は貸出部門、3は返却部門、4はIDタグ(ユニホーム情報付与手段)、5は保管ストレージ(保管エリア)、6は貸出準備ストレージ(貸出準備エリア)、8は中継コンベア(搬送手段)、9は搬出コンベア(取出手段)、10は入庫品検出装置(搬入ユニホーム情報記録手段)、11は出庫品検出装置、13は従業員証検出装置(従業員情報取得手段)、14は従業員証(従業員情報付与手段)、15は返却品検出装置(返却ユニホーム情報取得手段)、31はコンベア制御装置、32は端末装置(ユニホーム判別手段)、34は管理装置(管理手段、貸出情報記録手段、返却情報記録手段、未返却ユニホーム検出手段、搬入情報記録手段)である。

Claims (7)

  1. 複数のユニホームを保管し、そのうちから個々の従業員に応じたユニホームを選択して貸し出すシステムにおいて、
    勤務計画を記憶したデータベースと、
    従業員が着用するユニホームを記憶したデータベースと、
    保管エリアにおける複数のユニホームの保管位置を記憶したデータベースと、
    前記勤務計画のデータベースを検索して出勤予定の従業員を抽出する従業員抽出手段と、
    前記抽出された従業員が着用するユニホームを前記着用ユニホームのデータベースを検索して抽出するユニホーム判別手段と、
    前記ユニホーム保管位置のデータベースを検索して前記ユニホーム判別手段により検索されたユニホームの保管位置を抽出する制御装置と、
    前記制御装置に制御され前記抽出された従業員が着用するユニホームを前記保管エリアから貸出準備エリアに移送する搬送手段と、
    を具備してなるユニホーム貸出システム
  2. 複数のユニホームを保管し、そのうちから個々の従業員に応じたユニホームを選択して貸し出すシステムにおいて、
    勤務計画を記憶したデータベースと、
    従業員が着用するユニホームを記憶したデータベースと、
    保管エリアにおける複数のユニホームの保管位置を記憶したデータベースと、
    前記勤務計画のデータベースを検索して出勤予定の従業員を抽出する従業員抽出手段と、
    前記抽出された従業員が着用するユニホームを前記着用ユニホームのデータベースを検索して抽出するユニホーム判別手段と、
    前記ユニホーム保管位置のデータベースを検索して前記ユニホーム判別手段により検索されたユニホームの保管位置を抽出する制御装置と、
    前記制御装置に制御され前記抽出された従業員が着用するユニホームを前記保管エリアから貸出準備エリアに移送する搬送手段と、
    ユニホームを前記貸出準備エリアから従業員に貸し出す貸出部門へ搬送する取出手段と、
    前記抽出された従業員が出勤したことが入力されると、前記取出手段を制御して当該従業員のユニホームを前記貸出準備エリアから取り出して前記貸出部門へ搬送させる制御装置と、
    を具備したことを特徴としたユニホーム貸出システム
  3. 前記貸出部門に設けられ、前記従業員が有する従業員情報付与手段からその従業員を特定するための従業員特定情報を取得する従業員情報取得手段を備え、
    前記取出手段の制御装置は、前記従業員情報取得手段からの従業員特定情報の入力を、前記従業員が出勤したことの入力とすることを特徴とする請求項2記載のユニホーム貸出システム
  4. 前記貸出部門に設けられ、従業員が有する従業員情報付与手段からその従業員を特定するための従業員特定情報を取得する従業員情報取得手段と、
    ユニホームを従業員に貸し出す際、前記従業員情報取得手段により取得した従業員特定情報貸し出すユニホームを特定するためのユニホーム特定情報との入力を受けて、前記従業員特定情報を前記ユニホーム特定情報に関連付けて記録する貸出情報記録手段と
    を具備してなる請求項2または3記載のユニホーム貸出システム。
  5. 前記ユニホームに設けられ、当該ユニホームを特定するためのユニホーム特定情報を有したユニホーム情報付与手段と、
    前記ユニホームの返却時に、その返却されたユニホームの前記ユニホーム情報付与手段からユニホーム特定情報を取得する返却ユニホーム情報取得手段と、
    この返却ユニホーム情報取得手段が取得した前記ユニホーム特定情報の入力により、当該ユニホームの返却を記録する返却情報記録手段と、
    前記貸出情報記録手段と前記返却情報記録手段の記録情報とを照合して未返却のユニホームを検出する未返却ユニホーム検出手段と
    を備えていることを特徴とする請求項4記載のユニホーム貸出システム
  6. 従業員に前記ユニホームを貸し出す際、そのユニホームを特定するためのユニホーム特定情報を貸出日と共に記録する貸出情報記録手段と、
    前記ユニホームに設けられ、当該ユニホームを特定するための前記ユニホーム特定情報が書き込まれたユニホーム情報付与手段と、
    前記ユニホームの返却時にその返却された前記ユニホームの前記ユニホーム情報付与手段から前記ユニホーム特定情報を取得する返却ユニホーム情報取得手段と、
    この返却ユニホーム情報取得手段により取得された前記ユニホーム特定情報を返却日と共に記録する返却情報記録手段と、
    前記貸出情報記録手段の貸出日からの経過日数をユニホームの連続使用日数として算出すると共に、前記返却記録情報での返却日の記録の有無により前記ユニホームの返却の有無を判断する管理手段と
    を具備したことを特徴とする請求項2または3に記載のユニホーム貸出システム
  7. 前記ユニホームに設けられ、当該ユニホームを特定するためのユニホーム特定情報が書き込まれたユニホーム情報付与手段と、
    返却された前記ユニホームの前記ユニホーム情報付与手段から前記ユニホーム特定情報を取得する返却ユニホーム情報取得手段と、
    この返却ユニホーム情報取得手段により取得された前記ユニホーム特定情報を返却日と共に記録する返却情報記録手段と、
    前記保管エリアに搬入される前記ユニホームの前記ユニホーム情報付与手段から前記ユニホーム特定情報を取得する搬入ユニホーム情報取得手段と、
    この搬入ユニホーム情報取得手段により取得された前記ユニホーム特定情報を搬入日と共に記録する搬入情報記録手段と、
    前記返却情報記録手段の返却日と前記搬入情報記録手段の搬入日とから返却後処理日数を算出する管理手段と
    を具備したことを特徴とする請求項2または3に記載のユニホーム貸出システム
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