JP3605595B2 - 画像形成装置および定着装置 - Google Patents
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Description
技術分野
この発明は、例えば静電複写装置、レーザプリンタ等の画像形成装置において、被定着材にトナー像(画像)を定着する定着装置に関する。
【0002】
背景技術
電子写真プロセスを用いた複写装置に組み込まれる定着装置は、被定着材上に形成された現像剤すなわちトナーを加熱して溶融させ、被定着材にトナーを固着するものである。なお、定着装置に利用可能なトナーを加熱する方法としては、ハロゲンランプ(フィラメントランプ)による放射熱を用いる方法が、広く利用されている。
【0003】
熱源としてハロゲンランプを用いる方法においては、被定着材とトナーに所定の圧力を提供可能に一対のローラを設け、そのローラの少なくとも一方のローラを中空円柱としてその内部空間に、円柱状に構成したハロゲンランプを配置する構成が広く用いられている。この構成においては、ハロゲンランプが配置されたローラは、他の一方のローラと接する位置で作用部(ニップ)を形成し、ニップに案内された被定着材およびトナーに、圧力と熱を提供する。すなわち、ランプが設けられた加熱ローラと加熱ローラに従動して回転する加圧ローラとの圧接部(ニップ)である定着ポイントに、被定着材すなわち用紙を通過させて、用紙上のトナーを融着させて、用紙に定着するものである。
【0004】
ハロゲンランプを用いた定着装置においては、ハロゲンランプからの光と熱が加熱ローラの全周方向に放射されて全体が加熱される。この場合、光が熱に変換される際の損出と、ローラ内の空気を暖めてローラに熱を伝達する際の効率等を考えると熱変換効率は、60〜70%であり、熱効率が低く、消費電力が多く、しかも、ウォーミングアップ時間も長くなることが知られている。
【0005】
このため、近年、加熱ローラの熱源として、加熱ローラの内部に加熱用コイルを設け、コイルに高周波電流を供給して、誘導加熱により加熱する誘導加熱方式が実用化されている。
【0006】
例えば、特開昭59−33476号公報には、円筒状のセラミックスの外周に薄厚金属層を持つローラを備え、このローラの薄厚金属層に導電コイルを用いて誘導電流を流すことにより加熱する技術が開示されている。
【0007】
特開平8−76620号公報には、磁場発生手段によって導電フィルムを加熱し、導電フィルムに密着させた用紙にトナーを定着する装置であり、磁場発生手段を構成する部材と加熱ローラの間に発熱ベルト(導電フィルム)を挟ませて、ニップを形成するものが開示されている。
【0008】
特開平9−258586号公報には、定着口―ラの回転軸に沿って設けられたコアにコイルを巻いた発熱体を用い、定着ローラに渦電流を流して加熱する方式が開示されている。
【0009】
しかしながら、コイルに通電して加熱ローラを加熱する場合、コイルの形状により、加熱コイルの表面に温度分布が生じることが知られている。
【0010】
このことから、通常、コイルへ通電されてから所定時間経過後、ローラ表面が所定温度に達した時点で、加熱ローラと加圧ローラとを互いに接触させた状態で回転させて、加熱ローラの温度分布を均一にする必要がある。
【0011】
しかしながら、加熱ローラと加圧ローラとを回転させることで、一旦上昇した加熱ローラの温度が急激に低下することから、加熱ローラの温度が定着可能温度に温度が上昇するまでの間、引き続き、高周波電流を供給して加熱ローラを加熱しなければならない。
【0012】
このことは、定着動作が可能になるまでの間、画像形成動作を抑止させることに他ならず、また、加熱のために必要とする電力も増大する問題がある。
【0013】
発明の開示
この発明の目的は、電源オン時からコピー受付け可能になるまでの時間、いわゆるファーストコピータイムを短縮可能で、画像形成装置の上限の消費電力を上回ることなく、最大限に有効な電力を定着装置に供給することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0014】
この発明は、上述した問題点に基づきなされたもので、導体で構成された金属層を持つエンドレス部材に近接配置した誘導コイルに高周波電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて第1の温度を保持しながら被定着部材を加熱定着する構成の電子写真装置の定着装置において、前記コイルに通電が開始されて立ち上げ動作が開始された時、前記金属層が、前記第1の温度よりも高い第2の温度に到達した時に前記エンドレス部材を回転させ、前記エンドレス部材の回転開始から所定時間の間、前記第2の温度よりも低く前記第1の温度よりも高い第3の温度を目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を前記コイルに供給することを特徴とする定着装置を提供するものである。
【0015】
また、この発明は、像担持体に形成された潜像の現像剤を供給して可視化して現像剤像を形成する現像手段と、この現像手段により前記像担持体上に形成された前記現像剤像を 被定着部材に転写する転写手段と、導体で構成された金属層を持つエンドレス部材に近接して配置した誘導コイルとを有し、前記コイルに通電が開始されて立ち上げ動作が開始され、前記金属層が、前記現像剤像を前記被定着部材に定着するための第1の温度よりも高い第2の温度に到達した時に前記エンドレス部材を回転させ、前記エンドレス部材の回転開始から所定時間の間、前記第2の温度よりも低く前記第1の温度よりも高い第3の温度を目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を前記コイルに供給して前記エンドレス部材の温度を前記第1の温度との間に維持して、前記転写手段により前記被定着部材に転写された前記現像剤像と前記被定着部材とを加熱して溶融させて前記現像剤像を前記被定着部材に定着する定着手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0016】
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である定着装置について、説明する。
【0017】
第1図は、画像形成装置の一例であるデジタル複写装置101を説明する概略図である。第1図に示すように、デジタル複写装置101は、複写対象の画像情報を光の明暗として読み取って画像信号を生成するスキャナ102、およびスキャナ102または外部から供給される画像信号に対応する画像を形成する画像形成部103からなる。なお、スキャナ102には、複写対象がシート状である場合に、スキャナ102による画像の読み取り動作と連動して、順次複写対象を入れ換える自動原稿送り装置(ADF)104が一体的に設けられている。
【0018】
画像形成部103は、スキャナ102または外部装置から供給される画像情報に対応するレーザビームを照射する露光装置105、露光装置105からのレーザビームに対応する画像を保持する感光体ドラム106、感光体ドラム106に形成された画像に現像剤を供給して現像する現像装置107、現像装置107により現像された感光体ドラム106上の現像剤像が以下に説明する給紙搬送部により給送された転写材に転写された状態の現像剤像を加熱して溶融させ、転写材に定着する定着装置1等を有している。
【0019】
スキャナ102または外部装置から画像情報が供給されると、予め所定の電位に帯電されている感光体ドラム106に、露光装置105から画像情報により強度変調されたレーザビームが照射される。
【0020】
これにより、感光体ドラム106に、複写すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
【0021】
感光体ドラム106に形成された静電潜像は、現像装置107によりトナーTが選択的に提供されて、現像され、転写装置により、以下に説明するカセットから供給される転写材である用紙Pに転写される。
【0022】
用紙Pに転写されたトナーTは、定着装置1に搬送され、定着装置1でトナーTが溶融されて、定着される。
【0023】
用紙Pは、感光体ドラム106の下方に設けられている用紙カセット109から、ピックアップローラ108により1枚ずつ取り出され、感光体ドラム106へ向かう搬送路110を通って、感光体ドラム106に形成されたトナー像(現像剤像)との位置を合わせるためのアライニングローラ111に搬送され、所定のタイミングで感光体ドラム106と転写装置とが対向する転写位置に給送される。
【0024】
一方、定着装置1によりトナーTにより形成された画像が定着された用紙Pは、排紙ローラ112により、スキャナ102とカセット109との間に定義される排出空間(排紙トレイ)113に排出される。なお、定着装置1とカセット109と間には、必要に応じて、一方の面に画像が定着された用紙Pの表裏を反転する両面給紙装置114が設けられている。
【0025】
次に、定着装置1について詳細に説明する。
【0026】
図2は、図1に示したデジタル複写装置に組み込まれる定着装置の実施の形態を説明する概略断面図である。また、図3は、図2に示した定着装置に組み込まれるコイルの形状を説明する概略斜視図である。
【0027】
図2および図3に示されるように、定着装置1は、加熱(定着)ローラ2と加圧(プレス)ローラ3とから構成されている。なお、それぞれのローラの外径は、一例であるが40mmである。
【0028】
加熱ローラ2は、図示しない駆動モータにより、矢印方向に駆動される。なお、加圧ローラ3は、加熱ローラに従動して矢印方向に回転する。また、両ローラ間を、トナー像Tを支持している被定着材である用紙Pが通過される。
【0029】
加熱ローラ2は、例えば肉厚1mmの鉄製の円筒すなわち導体で構成された金属層を有するエンドレス部材であり、表面に、テフロン等の離型層が形成されている。なお、加熱ローラ2には、他にも、ステンレス鋼、アルミニウム、ステンレス鋼とアルミニウムの合金等が利用可能である。
【0030】
加圧ローラ3は、芯金3aの周囲に、シリコンゴムやフッ素ゴム等の弾性体が被覆されたもので、図示しない加圧機構により加熱ローラ2に対して所定の圧力で圧接されることで、両ローラが接する位置で、所定幅のニップ(圧接により加圧ローラ3の外周面が弾性変形する)4を提供する。
【0031】
これにより、ニップ4を用紙Pが通過することで、用紙P上のトナーが用紙Pに溶融されて定着される。
【0032】
加熱ローラ2の周上であってニップ4よりも回転方向の下流側には、用紙Pを加熱ローラ3から剥離させる剥離爪5、加熱ローラ2の外周面にオフセット転写されたトナーや用紙からの紙粉等を除去するクリーニング部材6、加熱ローラ2の外周面にトナーが付着することを防止するために離型剤を塗布する離型剤塗布装置8、および加熱口―ラ2の外周面の温度を検出をするサーミスタ9が設けられている。
【0033】
加熱ローラ2の内部には、例えば直径0.5mmの互いに絶縁された銅線材を複数本束ねたリッツ線からなる磁場発生手段としての励磁コイル11が設けられている。励磁コイルをリッツ線にすることで浸透深さよりも線径を小さくすることができ、高周波電流を有効に流すことが可能となる。なお、図2に示した実施の形態において、励磁コイル11には、耐熱性のポリアミドイミドで被覆された直径0.5mmの線材を19本束ねたものを用いている。
【0034】
また、励磁コイル11は、芯材(例えば、フェライトや鉄芯等)を用いない空芯コイルである。このように、励磁コイル11を空芯コイルとしたことで、複雑な形状をした芯材が不要であり、コストが低減される。また、励磁回路も安価になる。
【0035】
励磁コイル11は、耐熱性の樹脂(例えば、高耐熱性の工業用プラスチック)で形成されたコイル支持材12により支持されている。
【0036】
コイル支持材12は、加熱ローラを保持している図示しない構造体(板金)との間で位置決めされている。
【0037】
励磁コイル11は、図示しない励磁回路(インバータ回路)からの高周波電流で発生する磁束によって、磁界の変化を妨げるように、加熱ローラ2に、磁束と渦電流を発生させる。この渦電流と加熱ローラ2の固有の抵抗によってジュール熱が発生し、加熱ローラ2が加熱される。この実施の形態では、励磁コイル11に、周波数25kHz、900Wの高周波電流を流している。
【0038】
図4は、図2および図3に示した定着装置の制御系すなわち駆動回路を示すブロック図である。
【0039】
駆動回路30において、高周波電流は、商用電源の交流を整流回路31と平滑コンデンサ32によって整流し、コイル33a、共振用コンデンサ33bおよびスイッチング回路33cからなるインバータ回路33によって、励磁コイル11に供給される。
【0040】
高周波電流は、入力検出手段36によって検出され、指定された出力値となるよう制御される。なお、指定した出力値は、例えばPWM(パルス幅変調)制御によって、スイッチング素子33cのON時間を、任意のタイミングで可変することで制御できる。この時、駆動周波数は変化する。
【0041】
励磁コイル11の温度、加熱ローラ2の温度を検知する温度検知手段(以下に説明する励磁コイル11の2カ所に設けられた2つのサーミスタ13a,13bからの情報は、主制御CPU39に入力されて、CPU39からのON/OFF信号で、IH(誘導加熱)回路38に入力される。また、サーミスタ9からの出力は、IH回路38に入力され、ドライバICの異常昇温を制御するようになっている。また、主制御CPU39とIH回路38との間には、IH回路38が出力する高周波電流の大きさを変化するためのD/Aコンバータ40が、主制御回路39には、タイマ回路41が、それぞれ接続されている。なお、主制御CPU39は、スキャナ102、ADF104、露光装置105、現像装置107、感光体ドラム106を回転する図示しないモータおよび画像形成部103を構成する多くの要素、ピックアップローラ108、アライニングローラ111および排出ローラ112等を制御するものであり、これらの各要素の動作状態や、搬送路110を搬送される用紙Pの搬送状態(用紙詰まり)等が図示しないインタフェースを経由して、逐次、報知され、これらを制御するものである。
【0042】
図2において、加熱ローラ2の表面温度は、サーミスタ9による温度検知と、検知結果のフィードバック制御によって、例えば180゜Cに制御されている。
【0043】
用紙Pにトナーを定着するため必要な条件は、加熱ローラ2の円周方向の全域の温度を均一にすることである。加熱ローラ2の回転が停止している場合、図2に示した空芯コイルである励磁コイル11の特性として、磁束発生が円周方向で異なる強さで作用するため、温度分布が不均一となる。従って、用紙Pがニップ4を通過する直前までに、ローラ2の円周方向の温度むらを解消するしなければならない。
【0044】
このため、励磁コイル11に通電が開始された直後には、一定時間の間、加熱ローラ2の温度を効率よく上昇させるために、加熱ローラ2の回転が停止されているが、ローラ全体の温度分布を均一にするため、所定時間経過後、加熱ローラ2と加圧ローラ3を回転させる。
【0045】
加熱ローラ2および加圧ローラ3を回転させることで、両ローラの全面に一定の熱量が与えられる。なお、両ローラ2,3が回転することで、図7を用いて後段に説明するように、制御目標温度である表面温度180゜Cよりも一時的に、表面温度が低下することになる。
【0046】
このことは、定着可能となるウォームアップ時間を増大させることから、図4に示したIH回路38が出力する高周波電力を、D/Aコンバータ40の出力を一時的に変化させて、図6および図7を用いて後段に説明するように、加熱時間を、増大することが好ましい。
【0047】
加熱ローラ2の表面温度が180゜Cに達すると、コピー動作が可能となり、所定のタイミングで用紙Pにトナー像が形成される。
【0048】
トナー像を保持した用紙Pが加熱ローラ2と加圧ローラ3との転接部すなわちニップ4を通過することで、用紙P上のトナーが用紙Pに定着される。
【0049】
なお、サーミスタ13a,13bは、加熱ローラ2と加圧ローラ3が停止している場合に、励磁コイル11の特性から生じる加熱ローラ2の外表面の温度分布差の影響を除去するために有益である。また、サーミスタ9は、ドライバICの回路自体の温度を検出し、ドライバICに異常発熱が生じたときは、コイルへの通電を強制的に遮断するものである。
【0050】
詳細には、図6および図7に示すように、立ち上げ時の制御は、図6に示すフローチャートのように、駆動回路からの高周波電流により励磁コイル11が加熱される程度をサーミスタ(温度センサ)9により逐次検知し(S1)、検知温度が通常使用時のローラ温度である180゜Cよりも所定温度高い、例えば205°Cになるまで(S2)加熱を継続し(S3)、ローラ温度が205°Cに達した時点で(S2−Yes)、加熱ローラ2を回転させる。すなわち、励磁コイル11に駆動電流を供給してから所定時間(ローラ2の温度が205°Cに達するまで)は、加熱ローラ2を回転させずに、加熱する(S3)。
【0051】
加熱ローラ2の表面の温度が205°Cに達した時点で、ローラ2が回転されると(S4)、加熱ローラ2の外表面の温度は、加圧ローラ3により熱が奪われることで160°C程度まで急速に低下するので、D/Aコンバータ40によりIH回路38への指示値を一時的(約2秒間)に変更して、加熱ローラ2の表面温度が、200゜Cになるような高周波電流をコイル11に供給する。このとき、総電力が許容値を越えないように、指示値を設定する必要がある(S5)。
【0052】
以下、温度センサ9により加熱ローラ2の外表面の温度をモニタを継続し(S6)、加熱ローラ2の外表面の温度が180°になるまで(S7)、励磁コイル11に駆動電流を供給して加熱ローラ2を加熱する(S8)。
【0053】
このようにして、温度センサ9により、加熱ローラ2の外表面の温度が180°に達したことが検知されるまで(S7−Yes)、励磁コイル11に供給する高周波電流の大きさが、約2秒間ローラ表面温度が200゜Cとなるような所定の大きさの電流として供給されて、ローラ2が加熱される(S8)。
【0054】
図7は、図2に示した定着装置1を、図6に示した加熱制御により加熱する際の加熱ローラ2の各部の温度と加熱時間の関係を説明するグラフであって、励磁コイル11の中央部(最も温度が上昇する部分)に対向させて温度センサ9を配置して、加熱時に、通常動作時の温度である180°Cよりも高い205°Cまで加熱し、2つのローラの温度を均一にするために、加熱ローラ2を回転させる際に、加熱ローラ2が回転されてから所定の時間は、通常動作時の目標温度よりも高い温度となるよう、励磁コイル11へ供給する高周波電流の大きさを一時的に変化することで、概ね180゜Cの表面温度が、ローラ2が回転開始された直後に、得られる状態すなわち温度変化を示すグラフである。
【0055】
このように、加熱ローラ2の外表面を加熱する際に、ローラ2の外表面に接触された温度センサ9が動作時のローラ表面制御温度(この実施の形態では回転時に180゜Cでコントロールしている)よりも20°程度高い温度になるまで、加熱ローラ2を回転させずに加熱し、回転開始直後には、目標温度よりも高い温度を目標値として加熱することで、加熱時間(ウォームアップ時間)を低減できる。
【0056】
すなわち、図7に示したように、加熱ローラ2の外表面を加熱する際に加熱ローラ2の外表面に接触された温度センサ9が動作時のローラ表面制御温度よりも所定の温度だけ高い温度になるまで加熱ローラ2を回転させずに加熱し、その後(回転開始後)、所定時間は、目標温度よりも高い温度に対応する制御値により高周波電流を供給することで、加熱ローラ2の回転開始から僅かな時間で、加熱ローラ2の外表面の温度を、概ね180゜Cに上昇させることができる。以下、加熱ローラ2の外表面が例えば180°Cとなるように、制御すればよい。
【0057】
この加熱方法により、両ローラ2,3が回転された時点で、加熱ローラ2の外表面の温度が均一化して加熱ローラ2の温度が約180゜Cとなり、ウォームアップに要求される時間が、大幅に短縮されている。
【0058】
図8は、これまでに説明した定着装置の励磁コイル11に供給可能な駆動電流の大きさと出力との関係を説明するタイミングチャートである。
【0059】
図8に示されるように、定着装置の立ち上げ動作の初期時は、加熱ローラ2および加圧ローラ3のそれぞれは、回転されていない(停止されている)ため、モータ等により消費される消費電力がない分、通紙動作時よりもより多くの出力を使って励磁コイル11を加熱できる。また、ウォームアップが進んで両ローラ2,3が回転された時点でも、通紙時に比較すると、用紙の搬送系のモータ等が消費する消費電力がない分、通紙動作時よりも多くの出力を励磁コイル11に供給できる。
【0060】
詳細には、図8に示されるように、例えば1500Wの商用電源を想定した場合、初期時には、図示しない複写機本体のうちの定着装置以外で消費する電力量を差し引いたすべての電力を励磁コイル11に投入することができる。なお、この発明の実施の形態の場合は、1300Wを投入している。その後、立ち上げ時の途中(加熱ローラ2の温度が180°Cを越えた時点)から、加熱ローラ2と加圧ローラ3が回転されるので、モータの回転により消費される電力やその他のプロセス等で発生する消費電力分を引き算した値として、この実施の形態では1100Wを投入する。
【0061】
このように、周波数を可変することで出力を可変できる誘導加熱定着装置においては、投入電力量を複数の制御パターンで可変させることにより、効率よく加熱ローラ2を加熱することができる。
【0062】
なお、投入する電力量を変化させるためには、図4に示した駆動回路において、主制御CPU39からIH制御回路38に、3bitの信号として送られるIH制御信号に基づいて、IH制御回路38から、スイッチング素子38がONされる時間を可変して励磁コイル11に供給する出力値を制御する。このとき、出力が大きいほどスイッチング素子38がONとなる時間が長くなるので、出力電流の周波数は低くなる。
【0063】
一方、通紙時は、ウォームアップ時間とは逆に、できるだけ励磁コイル11への出力を小さくすることが必要である。すなわち、定着性能を維持するための最小限の出力でよく、この実施の形態では、通紙時は、800W出力としている。
【0064】
このように、通紙時(画像形成時)の定着装置の高周波出力を小さくすることが可能となり、通紙時の消費電力が削減される。
【0065】
産業上の利用可能性
以上説明したように、この発明によれば、ウォームアップ時間を短縮し、僅かな時間で良好な定着性能を得ることのできる定着装置が得られる。また、総消費電力を低減できる。すなわち、通電開始時に、加熱ローラの円周方向温度の一番高い位置に設けられた温度センサにより、温度を検知することにより、加熱ローラの表面の設定温度よりも高い温度になった後に回転動作が開始され、回転開始後には、一定時間、目標温度よりも高い温度を目標値として励磁コイルに高周波電流が供給されるので短時間で、ウォームアップが可能である。以上説明したように、ウォームアップ時間が短く、定着性が高く、消費電力の少ない定着装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施の形態である定着装置が組み込まれるデジタル複写装置を説明する概略図、
第2図は、第1図に示した複写装置の定着装置の全体構成を示す概略図、
第3図は、第2図に示した定着装置の加熱ローラと磁場発生手段を簡略的に示す斜視図、
第4図は、第2図に示した定着装置の誘導加熱コイルの駆動回路図(準E級形インバータ回路)を説明する概略図、
第5図は、第2図に示した定着装置の長手方向の構成を説明する概略断面図、
第6図は、第2図に示した定着装置の動作を説明するフローチャート、
第7図は、第6図に示した定着装置のウォームアップ時の定着ローラの温度上昇を説明するグラフ、および、
第8図は、第2図に示した定着装置の励磁コイルに供給可能な駆動電流の大きさと出力との関係を説明するタイミングチャート。
Claims (15)
- 導体で構成された金属層を持つエンドレス部材に近接配置した誘導コイルに高周波電流を流し、このエンドレス部材を発熱させて第1の温度を保持しながら被定着部材を加熱定着する構成の電子写真装置の定着装置において、
前記コイルに通電が開始されて立ち上げ動作が開始された時、前記金属層が、前記第1の温度よりも高い第2の温度に到達した時に前記エンドレス部材を回転させ、前記エンドレス部材の回転開始から所定時間の間、前記第2の温度よりも低く前記第1の温度よりも高い第3の温度を目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を前記コイルに供給することを特徴とする定着装置。 - 前記高周波電流の大きさは、前記コイルへ電流を供給する出力回路への指示値の変更により変化されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記高周波電流の大きさは、装置に入力される総電力の範囲内で適切に設定されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記高周波電流の大きさは、装置に入力可能な総電力の範囲を越えないことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記エンドレス部材の金属層の温度を検知する温度検知手段が前記エンドレス部材の金属層の回転方向に、所定の間隔で2カ所以上設けられていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記エンドレス部材の金属層の内側に、金属層の温度を検知する温度検知手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項5記載の定着装置。
- 前記コイルに、前記金属層を前記第3の温度に保つことを目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を供給する時間は、最大で2秒であることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記エンドレス部材を回転させる前と後で、他の構成要素の動作に合わせて、前記誘導コイルに供給する電力量を複数ステップで変化させることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記第3の温度を目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を、所定時間前記コイルに供給したのち、前記第1の温度を目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を供給することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記コイルに通電が開始されて立ち上げ動作が開始される際に第1の電力を前記コイルに供給し、前記金属層が、前記第1の温度よりも高い第2の温度に到達した時に前記エンドレス部材を回転させるとともに、前記第1の電力よりも少ない第2の電力を供給し、所定時間経過後に前記第2の電力よりもさらに少ない第3の電力を供給することを特徴とする請求項9記載の定着装置。
- 像担持体に形成された潜像の現像剤を供給して可視化して現像剤像を形成する現像手段と、
この現像手段により前記像担持体上に形成された前記現像剤像を被定着部材に転写する 転写手段と、
導体で構成された金属層を持つエンドレス部材に近接して配置した誘導コイルとを有し、前記コイルに通電が開始されて立ち上げ動作が開始され、前記金属層が、前記現像剤像を前記被定着部材に定着するための第1の温度よりも高い第2の温度に到達した時に前記エンドレス部材を回転させ、前記エンドレス部材の回転開始から所定時間の間、前記第2の温度よりも低く前記第1の温度よりも高い第3の温度を目標とした制御値に対応する大きさの高周波電流を前記コイルに供給して前記エンドレス部材の温度を前記第1の温度との間に維持して、前記転写手段により前記被定着部材に転写された前記現像剤像と前記被定着部材とを加熱して溶融させて前記現像剤像を前記被定着部材に定着する定着手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着装置に供給される前記高周波電流の大きさは、前記エンドレス部材を回転させる前と後で、他の構成要素の動作に合わせて、前記誘導コイルに供給する電力量を複数ステップで変化させることにより変化されることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記高周波電流の大きさは、装置に入力可能な総電力の範囲を越えないことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記エンドレス部材の金属層の温度を検知する温度検知手段が前記エンドレス部材の金属層の回転方向に、所定の間隔で2カ所以上設けられていることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記エンドレス部材の金属層の内側に、金属層の温度を検知する温度検知手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
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