JP3604935B2 - 糖類の精製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は植物組織を加水分解して得られたL−アラビノースを含む溶液から、クロマトグラフィーにより高純度のL−アラビノース溶液を取得する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
植物組織はセルロース、ヘミセルロース、リグニン等から主として構成されているが、ヘミセルロースを構成する単糖類のなかにはL−アラビノースやD−キシロースが含まれている。L−アラビノースの含有量は植物組織により異なるが、或る種の植物組織、例えばトウモロコシ粒の外皮、トウモロコシの穂軸、麦類のふすま、米糠、甜菜の浸出粕、りんごの搾汁粕などには、L−アラビノースが多量に含まれていることが知られている。
【0003】
L−アラビノースは生理機能面での有用性が報告されており(特開平6−65080号、特開平7−242551号公報参照)、植物組織を加水分解してL−アラビノースを製造することが検討されている(特開平1−312997号、特開平9−299093号公報参照)。また、最近ではトウモロコシ粒の外皮などのように乾物基準で10重量%以上のL−アラビノースを含む植物組織を、0.01〜0.5規定という希薄な酸を用いて、80〜150℃で加水分解してL−アラビノースを工業的に製造する方法が開発されている(特願平10−137485号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
植物組織を加水分解して得られる溶液中には、L−アラビノース以外にD−キシロースやキシロオリゴ糖、アラビノキシロオリゴ糖などのL−アラビノース及び/又はキシロースを構成成分とするオリゴ糖(以下、オリゴ糖という)、さらにはグルコースなども含まれているので、L−アラビノースを有効利用するには、これらの不純物を除去してL−アラビノースを高純度で取得するのが望ましい。本発明はこのような要望に応えようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ土類金属塩からなる分離剤が充填されている充填床を備えている装置内を溶液が一方向に循環し得るようになっている擬似移動床形式のクロマトグラフィー装置に、植物組織を加水分解して得られた少なくともL−アラビノース及びオリゴ糖を含む原料溶液と水とを供給し、充填床内の溶液を一方向に移動させることにより、少なくともL−アラビノースとオリゴ糖とを相互に分離して充填床内にそれぞれの濃度分布を形成する。そして、これらの濃度分布から、少なくともL−アラビノースの濃縮された溶液とオリゴ糖の濃縮された溶液とを充填床から抜出し、かつ充填床内には相互分離の不十分な部分を常に存在させておくようにすることにより高純度のL−アラビノース溶液を高収率で取得することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明では、植物組織を加水分解して得たL−アラビノース、D−キシロースおよびオリゴ糖を含む原料溶液から、クロマトグラフィーによりL−アラビノースが高純度に濃縮された溶液(以下、これをL−アラビノース溶液という)を取得する。植物組織としては、前述したようなL−アラビノースの含有量の多いものを用いるのが好ましい。また加水分解は、特願平10−137485号に開示されているような、0.01〜0.5規定の希薄な酸を用いて、80〜150℃で行うのが好ましい。得られる加水分解液の組成は、加水分解に供する植物組織の種類により異なる。また加水分解率によっても異なり、一般に加水分解率が低いとL−アラビノースとオリゴ糖の含有率が高く、加水分解率が高くなるにつれてL−アラビノースとD−キシロースの含有率が高くなりオリゴ糖の含有率は低くなる。即ち、加水分解が進行するにつれて、オリゴ糖が加水分解されてL−アラビノースやD−キシロースが生成する。
【0007】
本発明では、どのような組成の加水分解液でも原料溶液とすることができるが、L−アラビノースの含有率の高いものを用いるのが好ましい。通常は原料溶液の固形分に占めるL−アラビノースの比率が10(重量)%以上のものを用いる。また、原料溶液に占める単糖類中のL−アラビノースの比率は50(重量)%以上であるのが好ましい。単糖類に占めるL−アラビノースの比率が高いほど、クロマトグラフィーでL−アラビノースを高純度且つ高収率で回収するのが容易となる。
【0008】
クロマトグラフィーの分離剤としては、オリゴ糖よりもL−アラビノースに対して強い親和性を示す任意のものを用いることができる。通常は塩形の強酸性陽イオン交換樹脂、特にスチレン−ジビニルベンゼン架橋共重合体のスルホン化物をアルカリ土類金属塩、好ましくはカルシウム塩として用いる。この分離剤を用いると、原料溶液をL−アラビノース、D−キシロース及びオリゴ糖の3成分に分離することも出来る。
【0009】
クロマトグラフィーの方式としては、分離剤を充填した充填床の上端から原料溶液を供給し、次いで同じく上端から水を供給して、原料溶液の各成分を相互に分離させつつ、供給した原料の全量を充填床の下端から流出させる回分方式よりも、充填床に供給した原料溶液の各成分のうち、分離の不十分な部分を常に充填床に存在させておく連続ないしは半連続方式によるのが好ましい。具体的に如何なる方式によるべきかは、原料溶液をどのように分離するかに依る。原料溶液をL−アラビノース溶液とオリゴ糖その他の成分の濃縮された溶液(以下、オリゴ糖溶液という)とに分離したい場合には、擬似移動床方式によるのが好ましい。擬似移動床方式は、周知のように、充填床の前端と後端とが溶液流路で連結されていて、装置内を溶液が循環し得るようになっている装置を用いる。充填床には溶液の流れに沿って、原料溶液の供給口、分離剤に対して親和力の弱い成分の濃縮された溶液を抜出す抜出口、水の供給口、及び分離剤に対して親和力の強い成分の濃縮された溶液の抜出口の4種の供給口及び抜出口が、この順序で設けられていて、充填床内に形成されている各成分の濃度分布の移動につれて、作動する供給口及び抜出口がその相対的位置関係を保ったままで、定期的に下流の供給口及び抜出口に切り替えられる。
【0010】
分離剤としてカルシウム形の強酸性陽イオン交換樹脂を用い、原料溶液として植物組織の加水分解液を用いると、L−アラビノース溶液が分離剤に対して親和力の強い成分の濃縮された溶液として、オリゴ糖溶液が弱い成分の濃縮された溶液として得られる。
擬似移動床の充填床は、その機能により、原料溶液の供給口と親和力の弱い成分の濃縮された溶液の抜出口との間を占める吸着帯域、この抜出口と水の供給口との間を占める精製帯域、水の供給口と親和力の強い成分の濃縮された溶液の抜出口との間を占める脱着帯域、この抜出口と原料溶液の供給口との間を占める濃縮帯域という4つの帯域に分かれている。そしてこの4つの帯域が作動する供給口及び抜出口の切り替えと共に順次下流方向に移動する。
【0011】
本発明は標準的な擬似移動床方式、即ち充填床内に常に溶液を循環させることにより各成分を相互に分離させ、かつこの循環流に原料溶液及び水を供給し、同時に各抜出口では、この循環流からその一部を抜き出す方式で行うこともできるが、溶液の循環による成分の相互分離と、原料溶液及び水の供給、並びにオリゴ糖溶液及びL−アラビノース溶液の抜出しとを別個に行う方式で行うのが好ましい。このような方式は公知であり、その代表的な方式(特開平2−49159号公報)では、原料溶液と水とをそれぞれの供給口から充填床に供給し、かつL−アラビノース溶液の抜出口の位置に到達した溶液はその一部を充填床から抜出し、オリゴ糖溶液の抜出口の位置に到達した溶液はその全量を充填床から抜出す供給−抜出しステップと、充填床への原料溶液及び水の供給、並びに充填床からの溶液の抜出しを行わずに、充填床内の溶液を下流方向に移動させる循環ステップとから成る工程を行い、次いで作動する供給口及び抜出口を、その相対的位置関係を維持しながら、下流の供給口及び抜出口に切替えて再び上記の工程を行う。
【0012】
このように供給−抜出しステップと循環ステップとから成る工程と、作動する供給口及び抜出口の切替とを反復することにより、原料溶液をL−アラビノース溶液と、オリゴ糖溶液とに分離することができる。この方法によれば、4個の単位充填床から成る擬似移動床のような簡単な装置を用いても、良好な分離成績を達成することができる。なお、原料溶液をL−アラビノース溶液と、オリゴ糖溶液との2つに分離する方法では、原料溶液中のD−キシロースやD−グルコースは、L−アラビノース溶液とオリゴ糖溶液との双方に含まれて抜き出される。一般にD−グルコースはオリゴ糖溶液中により高濃度で存在し、逆にD−キシロースはL−アラビノース溶液中により高濃度で存在する。
【0013】
本発明の別の態様では、原料溶液をL−アラビノース溶液、オリゴ糖溶液に加えて、D−キシロースの濃縮された溶液(以下、D−キシロース溶液という)の3つに分離する。従って、乾物重量に占めるD−キシロースの割合の大きい原料溶液から高純度のL−アラビノースを取得したい場合には、この態様によるのが好ましい。
原料溶液をL−アラビノース溶液、D−キシロース溶液及びオリゴ糖溶液に分離する方法としては、上述の供給−抜出しステップと循環ステップとの組合せからなる方式と類似の方式、例えば特開平6−170112号公報に記載の方式に依ることができる。この方式では、充填床にL−アラビノースの溶液、D−キシロース溶液、及びオリゴ糖溶液のそれぞれの抜出口を設ける。分離操作は、充填床へ原料溶液又は水を供給して、充填床からいずれかの成分の濃縮された溶液を抜出すステップと、充填床への液体の供給及び充填床からの溶液の抜出しを行わずに充填床内の溶液を下流方向に移動させるステップから成る工程を、作動する供給口及び抜出口を順次下流に切替えつつ反復する。
【0014】
この方式では、原料溶液と水とは原則として時を異にして充填床に供給する。この操作方法の一工程は、基本的に次のステップから成る。
(イ)原料溶液の供給口から原料溶液を供給して充填床内の溶液を下流に移動させ、D−キシロース溶液の抜出口の位置に到達した溶液の全量をD−キシロース溶液として抜き出す原料溶液供給ステップ、
(ロ)供給及び抜出しを行わずに、充填床内の溶液を下流に循環的に移動させる循環ステップ、
(ハ)次の(i)〜(ii)のサブステップから成る脱着ステップ
(i) 水の供給口から水を供給して充填床内の溶液を下流に移動させ、L−アラビノース溶液の抜出口の位置に到達した溶液の一部をL−アラビノース溶液として抜出し、且つオリゴ糖溶液の抜出口の位置に到達した溶液の全量をオリゴ糖溶液として抜出す、
(ii)供給及び抜出しを行わずに、充填床内の溶液を下流に循環的に移動させる

【0015】
なお、脱着ステップは、一ステップ内で、作動する供給口及び抜出口を順次下流の供給口及び抜出口に切替えつつ、充填床内の各成分の濃度分布が工程の開始時と同様になるまで、反復される。また、原料溶液供給ステップでD−キシロース溶液の抜出量が所望量に達しない場合には、原料溶液の供給に引き続いて充填床の水の供給位置に水を供給し、D−キシロース溶液の抜出口の位置に到達した溶液の全量を、D−キシロース溶液として追加抜出しすることもできる。
【0016】
原料溶液をL−アラビノース溶液、D−キシロース溶液及びオリゴ糖溶液に分離する他の方法としては、特開昭63−158105号公報に開示されている方法によることもできる。この方法では、充填床の上端から原料溶液を供給して下端からD−キシロース溶液を抜き出すステップ(I)、供給及び抜出しを行わずに、充填床の下端から上端に充填床内の溶液を移動させることにより充填床内で溶液を循環的に移動させるステップ(II)、充填床の上端から水を供給して充填床の下端からL−アラビノース溶液を抜出すステップ(III)、充填床の上端から水を供給して充填床の下端からオリゴ糖溶液を抜出すステップ(IV)、及び供給及び抜出しを行わずに充填床の下端から上端に充填床内の溶液を移動させることにより充填床内で溶液を循環的に移動させるステップ(V)の5つのステップから基本的に成っている。
【0017】
この方法でも、原料溶液の供給量=D−キシロース溶液の抜出量という関係にあるので、D−キシロース溶液の抜出量が所望量に達しないときには、ステップ(I)に引き続き充填床の中間から水を供給して下端からD−キシロース溶液を抜出す追加抜出しステップ(I’)を行うことができる。
いずれの方式による場合でも原料溶液はできるだけ濃縮して供給し、かつ原料溶液及び水は、充填床内の溶液の粘度を低下させるため、できるだけ高温、少なくとも60℃で充填床に供給するのが好ましい。
【0018】
また、原料溶液は分離剤の劣化を防止するために脱塩して供給するのが好ましい。原料溶液に対する水の供給量は、いずれの方式によるかにより相違し、充填床から抜出すのがL−アラビノース溶液とオリゴ糖溶液との2種類である場合には、原料溶液に対し通常2〜4倍の水を供給する。
また、充填床から抜出すのが、L−アラビノース溶液、D−キシロース溶液、及びオリゴ糖溶液の3種類である場合には、原料溶液に対し、通常3〜7倍の水を供給する。すなわち、3種類の溶液を抜き出す場合には、2種類の溶液を抜き出す場合よりも、一般に抜出される溶液により稀釈されたものとなる。
本発明方法によれば、原料溶液からL−アラビノースの純度が少なくとも75重量%の溶液を容易に取得することができ、L−アラビノースの純度が90重量%以上の溶液を取得することも困難ではない。
また、原料溶液から分離されたオリゴ糖の濃縮された溶液に占めるオリゴ糖の純度は少なくとも75(重量)%、好ましくは90(重量)%以上であり、更に、D−キシロースの濃縮された溶液に占めるD−キシロースの純度は少なくとも70(重量)%、好ましくは80(重量)%以上である。
【0019】
【実施例】
以下に実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例 1
図1の擬似移動床を用いて、植物組織を加水分解して得た原料溶液を、L−アラビノース溶液と、オリゴ糖溶液とに分離した。
擬似移動床は、内径27mm,充填層高550mmの4個の単位充填床から成っており、原料溶液の供給管F、水の供給管W、L−アラビノース溶液の抜出し管A、及びオリゴ糖溶液の抜出管Lを備えている。
各単位充填床にはカルシウム形陽イオン交換樹脂(ゲル型、平均粒径220μm)が充填されている。
【0020】
分離操作は、擬似移動床に原料溶液及び水を65℃で供給して、L−アラビノース溶液とオリゴ糖溶液を抜出す9分間の供給−抜出しステップと、供給−抜出しを行わずに内部の溶液を循環的に移動させる12.3分間の循環ステップとからなる工程を、供給口及び抜出口を順次直下の単位充填床の対応する供給口及び抜出口に切替えつつ反復することにより行った。従って、工程を4回反復すると、元の状態に復帰する。供給−抜出しステップにおける原料及び水の供給速度、並びに濃縮された溶液の抜出し速度と、循環ステップにおける循環液の流速(循環ポンプの送液流速)は次の通りである。
【0021】
【表1】
原料溶液 233ml/hr
水 600ml/hr
L−アラビノース溶液 293ml/hr
オリゴ糖溶液 540ml/hr
循環液 600ml/hr
【0022】
4回の工程の反復により、装置が最初の状態に復帰するまでの間における弁(バルブ)の開閉は、次の表−1に示す通りである。表−1中、○は弁の開いた状態を×は閉じた状態を表す。また、原料溶液の組成と、定常状態におけるL−アラビノース溶液及びオリゴ糖溶液の組成は、表−2に示す通りであった。
【0023】
【表2】
Figure 0003604935
【0024】
【表3】
Figure 0003604935
【0025】
実施例 2
図2のクロマトグラフィー装置を用いて、植物組織を加水分解して得た原料溶液をL−アラビノース溶液、D−キシロース溶液及びオリゴ糖溶液に分離した。装置は、内径27mm,充填層高550mmの4個の単位充填床No.1〜No.4を直列に接続し、かつNo.4床の下端とNo.1床の上端とを溶液流路で連結して装置内を溶液が循環し得るように構成されている。各単位充填床には、カルシウム形陽イオン交換樹脂(ゲル型、平均粒径220μm)が充填されている。
【0026】
分離操作は次の6ステップから成る工程を反復することにより行った。
第1ステップ:No.1床の上端から原料溶液を供給し、No.4床の下端から流出する溶液をD−キシロース溶液として取得する。6.0分間
第2ステップ:No.3床の上端から水を供給し、No.4床の下端から流出する溶液をD−キシロース溶液として取得する。5.5分間
第3ステップ:No.4床の下端から流出する溶液をポンプでNo.1床の上端に送り、内部の溶液を循環的に移動させる。20分間
第4ステップ:No.1床の上端から水を供給し、No.4床の下端から流出する溶液をL−アラビノース溶液として取得する。14.5分間
第5ステップ:No.1床の上端から水を供給し、No.4床の下端から流出する溶液をオリゴ糖溶液として取得する。21分間
第6ステップ:No.4床の下端から流出する溶液をポンプでNo.1床の上端に送り、内部の溶液を循環的に移動させる。9分間
各ステップの供給流速(第3及び第6ステップの場合は、ポンプの送液流速)は、600ml/hrである。従って原料溶液に対し約6.83倍の水を供給したことになる。また、原料溶液及び水は共に65℃で供給した。供給した原料溶液の組成と、取得した各溶液の組成を表−3に示す。
【0027】
【表4】
Figure 0003604935
【0028】
実施例 3
実施例2において、表−5の原料溶液を用い、かつ各ステップの時間を表−4のように変更した以外は、実施例2と同様にして原料溶液からL−アラビノース溶液、D−キシロース溶液及びオリゴ糖溶液を取得した。原料溶液に対する水の供給比は約6.58倍である。結果を表−5に示す。
【0029】
【表5】
Figure 0003604935
【0030】
【表6】
Figure 0003604935

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための擬似移動床方式のクロマトグラフィー装置の一例である。
【図2】本発明を実施するための半連続式クロマトグラフィー装置の一例である。
【符号の説明】
W:水の供給管
F:原料溶液の供給管
L:オリゴ糖溶液の抜出管
A:L−アラビノース溶液の抜出管
X:キシロース溶液の抜出管
〜W:バルブ
〜F:バルブ
〜L:バルブ
〜A:バルブ
〜R:バルブ

Claims (13)

  1. ゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ土類金属塩からなる分離剤が充填されている充填床内を溶液が一方向に循環し得るようになっている擬似移動床形式のクロマトグラフィー装置に、植物組織を加水分解して得られた少なくともL−アラビノース並びにL−アラビノース及び/又はキシロースを構成成分とするオリゴ糖を含む原料溶液と水とを供給し、充填床内の溶液を一方向に移動させることにより原料溶液中の少なくともL−アラビノースとオリゴ糖とを分離させてそれぞれの成分について充填床内に濃度分布を形成させ、少なくともL−アラビノースの濃縮された溶液とオリゴ糖の濃縮された溶液とを充填床から抜出すことからなり、且つ原料溶液の供給口、水の供給口、L−アラビノースの濃縮された溶液の抜出口、及びオリゴ糖の濃縮された溶液の抜出口を、それぞれ溶液の流れ方向に沿って順次下流の供給口又は抜出口に切り替えることを特徴とする糖類の精製方法。
  2. ゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ土類金属塩からなる分離剤が充填されている充填床内を溶液が一方向に循環し得るように形成されていて、充填床内がその機能により吸着帯域、精製帯域、脱着帯域及び濃縮帯域に分割されている擬似移動床形式のクロマトグラフィー装置に、
    A:吸着帯域の上部に、植物組織を加水分解して得た少なくともL−アラビノース並びにL−アラビノース及び/又はキシロースを構成成分とするオリゴ糖を含む原料溶液を、脱着帯域の上部に水をそれぞれ供給し、脱着帯域の下部から流下してきた溶液の少なくとも一部をL−アラビノースの濃縮された溶液として抜出し、吸着帯域の下部から流下してきた溶液の全量をオリゴ糖の濃縮された溶液として抜出す供給−抜出しステップ、
    B:充填床への原料溶液及び水の供給、並びに充填床からの溶液の抜出しを行わずに、充填床内の溶液を下流に循環的に移動させる循環ステップ、
    の2ステップからなる工程を行い、次いで、供給口及び抜出口を、相互の相対的位置関係を保ったままで、下流の対応する供給口及び抜出口に切り替えて、上記の工程を反復することを特徴とする糖類の精製方法。
  3. ゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ土類金属塩からなる分離剤が充填されている充填床内を溶液が一方向に循環し得るようになっている擬似移動床形式のクロマトグラフィー装置に、植物組織を加水分解して得たL−アラビノース、D−キシロース並びにL−アラビノース及び/又はキシロースを構成成分とするオリゴ糖を含む原料溶液と水とを供給し、充填床内の溶液を一方向に移動させることにより原料溶液中のL−アラビノース、D−キシロース及びオリゴ糖を相互に分離させてそれぞれの成分について充填床内に濃度分布を形成させ、充填床からL−アラビノースの濃縮された溶液、D−キシロースの濃縮された溶液、及びオリゴ糖の濃縮された溶液を抜出すことから成る糖類の精製方法において、
    A:原料溶液の供給口から原料溶液を供給して充填床内の溶液を下流に移動させ、D−キシロースの濃縮された溶液の抜出口の位置に到達した溶液の全量をD−キシロースの濃縮された溶液として抜出す原料溶液供給ステップ、
    B:充填床への供給及び充填床からの抜出しを行わずに、充填床内の溶液を下流に循環的に移動させる循環ステップ、
    C:(イ)水の供給口から水を供給して充填床内の溶液を下流に移動させ、L−アラビノースの濃縮された溶液とオリゴ糖の濃縮された溶液とをそれぞれの抜出口から抜き出す脱着サブステップ、
    (ロ)充填床への供給及び充填床からの抜出しを行わずに、充填床内の溶液を下流に循環的に移動させる循環サブステップ、
    の2サブステップからなる操作を、水の供給口、L−アラビノースの濃縮された溶液の抜出口及びD−キシロースの濃縮された溶液の抜出口を順次下流の供給口及び抜出口に切り替えて反復する脱着ステップ
    の少なくともA〜Cの3ステップから成る工程を反復することを特徴とする方法。
  4. ゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ土類金属塩からなる充填床が直列に結合された4〜8個の単位充填床から成っており、各単位充填床がその上部に液体の供給手段、下部に液体の抜出し手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  5. ゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ土類金属塩からなる分離剤が充填されている充填床の前端と後端とが溶液流路で連結されていて、溶液が一方向に循環し得るようになっているクロマトグラフィー装置に、植物組織を加水分解して得たL−アラビノース,D−キシロース並びにL−アラビノース及び/又はキシロースを構成成分とするオリゴ糖を含む原料溶液と水とを供給し、充填床内の溶液を一方向に移動させることにより原料溶液中のL−アラビノース、D−キシロース及びオリゴ糖を相互に分離させてそれぞれの成分について充填床内に濃度分布を形成させ、L−アラビノースの濃縮された溶液、D−キシロースの濃縮された溶液及びオリゴ糖の濃縮された溶液を抜出すことから成る糖類の精製方法であって、少なくとも次のA〜Dの4ステップからなる工程を反復することを特徴とする方法。
    A:原料溶液を充填床の前端から供給して、充填床の後端からD−キシロースの濃縮された溶液を抜出す供給ステップ、
    B:充填床への供給及び充填床からの抜出しを行わずに、充填床内の溶液を循環的に移動させる第1循環ステップ、
    C:充填床の前端から水を供給して、充填床の後端からL−アラビノースの濃縮された溶液と、オリゴ糖の濃縮された溶液とを、この順序で抜出す脱着ステップ、
    D:充填床への供給及び充填床からの抜出しを行わずに充填床内の溶液を循環的に移動させる第2循環ステップ。
  6. 供給ステップに引き続いて充填床の中間から水を供給して、充填床の後端からD−キシロースの濃縮された溶液を抜出す付加ステップを行うことを特徴とする請求項5記載の糖類の精製方法。
  7. 原料溶液中の単糖類に占めるL−アラビノースの比率が50(重量)%以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  8. L−アラビノースの濃縮された溶液に占めるL−アラビノースの純度が少なくとも75(重量)%であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  9. L−アラビノースの濃縮された溶液に占めるL−アラビノースの純度が90(重量)%以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  10. D−キシロースの濃縮された溶液に占めるD−キシロースの純度が少なくとも70(重量)%であることを特徴とする請求項3乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  11. D−キシロースの濃縮された溶液に占めるD−キシロースの純度が80(重量)%以上であることを特徴とする請求項3乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  12. オリゴ糖の濃縮された溶液に占めるオリゴ糖の純度が少なくとも75(重量)%であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
  13. オリゴ糖の濃縮された溶液に占めるオリゴ糖の純度が90(重量)%以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の糖類の精製方法。
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