JP3604929B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、留守番機能とトールセーバ機能とを有する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、留守番機能とトールセーバ機能とを有する通信装置としては、特開昭54−69905号公報に示されるように、留守番モードに設定された留守番電話機に通信回線から着信があった場合、留守用件録音の有無に応じて留守番機能における呼出信号に対する応答回数を変える(例えば、用件ありの場合に少なくする)ことにより、留守番電話機の使用者が外から電話をかけてリングバックトーンの回数を聞くだけで用件録音の有無を確認できるようにし、電話代の節約を図ることできるようにしたものや、特開平8−32672号公報に示されるように、暗証コードが入力された次の着信に対してトールセーバ機能を働かせることにより、必要な人からの伝言が録音されている場合のみ、必ずリングバックトーンの回数を変化させることができるようにしたものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来装置のように、用件録音の有無に応じて留守番機能における呼出信号に対する応答回数を変えるものや、暗証コードが入力された次の着信に対してトールセーバ機能を働かせるものでは、単なる用件録音の有無や特定の相手からの用件録音の有無しか確認できず、用件内容の重要度を確認するためには、留守番機能における自動応答時にリモート操作によって用件再生を行わなければならず、繁雑な操作を要するといった問題点があった。
【0004】
本発明は、繁雑な操作を要することなく、用件録音の有無とその用件内容の重要度の概略を確認することができる通信装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、着信時に自動応答して受信したデータを記憶する留守番機能と、上記留守番機能によってデータ記憶が行われているか否かに応じて自動応答するまでの時間を異ならせるトールセーバ機能とを有する通信装置において、
上記留守番機能によって記憶されたデータに特定の通信装置から送信されたデータが含まれていると判断されている状態において、所定の通信装置から着信を受けたときにのみ、上記トールセーバ機能における自動応答するまでの時間を更に異ならせることを特徴とする通信装置である。
【0008】
また本発明は、所定回数以上の着信履歴又は発信履歴を持つ通信装置を自動的に上記特定の通信装置とすることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、留守番機能によってデータが記憶されていると判断されたとき、トールセーバ機能における自動応答するまでの時間を異ならせる一方、留守番機能によって記憶されたデータに特定の通信装置から送信されたデータが含まれていると判断されている状態において、所定の通信装置からの着信を受けたときにのみ、トールセーバ機能における自動応答するまでの時間を更に異ならせることにより、使用者のみが用件内容の重要度の概略を確認することができる。
【0012】
また本発明によれば、所定回数以上の着信履歴又は発信履歴を持つ通信装置を自動的に特定の通信装置とすることにより、特定の通信装置を自動的に登録することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の通信装置の一実施の形態である留守番電話機の電気的構成を示す機能ブロック図、図2は同留守番電話機における留守応答時の動作制御の一例を示すフローチャート、図3は同留守番電話機における留守応答時の動作制御の他の例を示すフローチャート、図4は同留守番電話機における留守応答時の動作制御の更に他の例を示すフローチャートである。
【0015】
以下、本発明の一実施の形態である留守番電話機を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0016】
図1において、1は図示しない交換機を介して相手側通信装置に接続される通信回線、2は通信回線1の捕捉/開放やデータ授受を行う回線制御部、3は回線制御部2を介して相手側通信装置と通話を行うハンドセット、4は着信音等を外部に放音するスピーカ、5は文字や画像等の表示を行う表示部、6は各種機能の設定や登録を行う機能ボタンやダイヤルボタン等からなる入力部、7はCPUやCPUにて実行されるプログラム等が格納されたROMやCPUでの演算結果等が格納されるRAM等からなる主制御部である。
【0017】
尚、回線制御部2は、通信回線1の捕捉/開放を行う回線捕捉回路と、回線捕捉回路によって捕捉された通信回線1を通じて相手側通信装置との通話を可能とする通話回路と、通信回線1から到来する呼出信号や終話信号を検出する信号検出回路と、通信回線1から到来する発信者情報を受信するID受信回路と、応答メッセージや用件メッセージの記録/再生を行う留守番機能部等によって構成されている。
【0018】
次に、上記のように構成された留守番電話機における本発明の参考例である留守応答時の動作を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0019】
使用者が入力部6を操作することによって留守番モードに移行して留守待機状態となり、この留守待機状態において通信回線1の極性が反転し、その通信回線1の極性反転が回線制御部2のID受信回路によって検出されると、ID受信回路は通信回線1を仮捕捉すると共に、所定の通信プロトコルに従ってID受信端末起動信号及び発信者電話番号データを受信して主制御部7に供給し、通信回線1の仮捕捉を解除する。
【0020】
そして、主制御部7は、回線制御部2のID受信回路から発信者電話番号データが供給されたとき(ステップa1)、その発信者電話番号データを一時的に記憶すると共に、予め設定された特定の相手又はその他の相手からの用件録音が成されているか否か判断する(ステップa2,a3)。
【0021】
このとき、主制御部7において、予め設定された特定の相手からの用件録音が成されていると判断された場合には、呼出到来回数NをN1とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップa4)、又予め設定された特定の相手からの用件録音が成されておらず、その他の相手からの用件録音が成されていると判断された場合には、呼出到来回数NをN2とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップa5)、更に予め設定された特定の相手及びその他の相手からの用件録音が成されていない場合には、呼出到来回数NをN3とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とする(ステップa6)。
【0022】
その後、通信回線1から呼出信号が到来し、その通信回線1から到来する呼出信号が回線制御部2の信号検出回路によって検出され、その検出信号によって主制御部7が着信のあることを検出したとき(ステップa7)、主制御部7は留守応答状態となり、信号検出回路からの検出信号に基づいて通信回線1からの呼出信号の到来回数Nrをカウントすると共に、そのカウント値Nrと呼出到来回数Nとを比較する(ステップa8,a9)。
【0023】
そして、主制御部7において、カウント値Nrが呼出到来回数Nより多くなる若しくは一致したとき、主制御部7は回線制御部2の回線捕捉回路を制御して通信回線1を捕捉させる(ステップa10)と共に、回線制御部2の留守番機能部を制御して予め登録した応答メッセージを相手側通信装置に送出し、その応答メッセージの送出が終了したと判断されたときに、回線制御部2の留守番機能部を制御して相手側通信装置から送出される用件メッセージの録音を開始する(ステップa11)。尚、カウント値Nrが呼出到来回数Nより多くなる若しくは一致する前に、通信回線1からの呼出信号が検出されなくなった場合には、主制御部7は留守応答状態を終了して留守待機状態となる。
【0024】
そして、用件メッセージの録音を開始してから所定時間が経過したとき、又は通信回線1から終話信号が到来したとき、終話と判断し(ステップa12)、主制御部7は回線制御部2の留守番機能部を制御して用件メッセージの録音を終了して用件録音を終了する(ステップa13)と共に、回線制御部2の回線捕捉回路2を制御して通信回線1を開放する(ステップa14)。
【0025】
そして、主制御部7は回線制御部2のID受信回路から供給されてRAMに格納された発信者電話番号データを読み出し、同じくRAMの所定格納エリアに格納されている重要或いは必要な相手側の電話番号と一致する電話番号データがあるか否かを判断し(ステップa14)、一致する電話番号データがあると判断された場合には、特定用件録音が行われたとしてRAMの所定の格納エリアに特定用件録音完了を記憶し(ステップa15)、又一致する電話番号データがないと判断された場合には、用件録音が行われたとしてRAMの所定の格納エリアに用件録音完了を記憶し(ステップa16)、その後、留守応答状態を終了して留守待機状態とする。尚、重要或いは必要な相手側の電話番号をRAMの所定の格納エリアに格納する方法としては、使用者による入力部6の操作によって入力した電話番号が可能されるようにしたり、着信履歴や送信履歴等から使用頻度の高い電話番号が自動的に格納されるようにすれば良い。
【0026】
従って、上記動作制御によれば、特定用件の録音対象である重要或いは必要な相手側の通信装置から用件録音があった場合と、それ以外の相手の通信装置から用件録音があった場合と、用件録音が未だにない場合とでそれぞれに回線を捕捉するための着信回数を変えることができるため、例えば上記動作制御における設定回数N1の値を一番大きくすると共に、設定回数N2の値を小さくし、設定回数N3の値を更に小さくすることにより、留守番電話機に電話をかけて用件を確認する際に、留守番電話機に電話をし、リングバックトーンを聞くだけで特定の相手からの用件が録音されている、或いはそれ以外の用件が録音されていることを知ることができ、重要でない用件メッセージの為に不要な時間及び課金がかからないようにすることができる。
【0027】
尚、上記動作制御では、特定用件録音ありと用件録音ありと用件録音なしの3段階に分けたが、これに限定するものではなく、特定用件録音を更に多段階に分けるようにしても良い。
【0028】
次に、上記のように構成された留守番電話機における本発明の他の参考例である留守応答時の動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
留守待機状態において、回線制御部2のID受信回路から発信者電話番号データが供給される(ステップb1)と、主制御部7はその発信者電話番号データを一時的に記憶すると共に、その発信者電話番号データがRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データと一致するか否か判断する(ステップb2)。尚、外出先電話番号データ又は携帯電話番号データは、使用者による入力部6の操作によってRAMの所定の格納エリアに格納されるようになっている。
【0030】
そして、主制御部7において、発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致していないと判断された場合には、呼出到来回数NをN3とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップb7)、又発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致していると判断された場合には、予め設定された特定の相手又はその他の相手からの用件録音が成されているか否か判断する(ステップb3,b4)。
【0031】
このとき、主制御部7において、予め設定された特定の相手からの用件録音が成されていると判断された場合には、呼出到来回数NをN1とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップb5)、又予め設定された特定の相手からの用件録音が成されておらず、その他の相手からの用件録音が成されていると判断された場合には、呼出到来回数NをN2とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップb6)、更に予め設定された特定の相手及びその他の相手からの用件録音が成されていない場合には、呼出到来回数NをN3とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とする(ステップb7)。
【0032】
その後、通信回線1から呼出信号が到来し、その通信回線1から到来する呼出信号が回線制御部2の信号検出回路によって検出され、その検出信号によって主制御部7が着信のあることを検出したとき(ステップb8)、主制御部7は留守応答状態となり、信号検出回路からの検出信号に基づいて通信回線1からの呼出信号の到来回数Nrをカウントすると共に、そのカウント値Nrと呼出到来回数Nとを比較する(ステップb9,b10)。
【0033】
そして、主制御部7において、カウント値Nrが呼出到来回数Nより多くなる若しくは一致したとき、主制御部7は回線制御部2の回線捕捉回路を制御して通信回線1を捕捉させる(ステップb11)と共に、回線制御部2の留守番機能部を制御して予め登録した応答メッセージを相手側通信装置に送出し、その応答メッセージの送出が終了したと判断されたときに、回線制御部2の留守番機能部を制御して相手側通信装置から送出される用件メッセージの録音を開始する(ステップb12)。尚、カウント値Nrが呼出到来回数Nより多くなる若しくは一致する前に、通信回線1からの呼出信号が検出されなくなった場合には、主制御部7は留守応答状態を終了して留守待機状態となる。
【0034】
そして、用件メッセージの録音を開始してから所定時間が経過したとき、又は通信回線1から終話信号が到来したとき、終話と判断し(ステップb13)、主制御部7は回線制御部2の留守番機能部を制御して用件メッセージの録音を終了して用件録音を終了する(ステップb14)と共に、回線制御部2の回線捕捉回路2を制御して通信回線1を開放する(ステップb15)。
【0035】
そして、主制御部7は回線制御部2のID受信回路から供給されてRAMに格納された発信者電話番号データを読み出し、同じくRAMの所定格納エリアに格納されている重要或いは必要な相手側の電話番号と一致する電話番号データがあるか否かを判断し(ステップb16)、一致する電話番号データがあると判断された場合には、特定用件録音が行われたとしてRAMの所定の格納エリアに特定用件録音完了を記憶し(ステップb17)、又一致する電話番号データがないと判断された場合には、用件録音が行われたとしてRAMの所定の格納エリアに用件録音完了を記憶し(ステップb18)、その後、留守応答状態を終了して留守待機状態とする。尚、重要或いは必要な相手側の電話番号をRAMの所定の格納エリアに格納する方法としては、使用者による入力部6の操作によって入力した電話番号が可能されるようにしたり、着信履歴や送信履歴等から使用頻度の高い電話番号が自動的に格納されるようにすれば良い。
【0036】
従って、上記動作制御によれば、特定用件の録音対象である重要或いは必要な相手側の通信装置から用件録音があった場合と、それ以外の相手の通信装置から用件録音があった場合と、用件録音が未だにない場合とでそれぞれに回線を捕捉するための着信回数を変えることができるため、例えば上記動作制御における設定回数N1の値を一番大きくすると共に、設定回数N2の値を小さくし、設定回数N3の値を更に小さくすることにより、留守番電話機に電話をかけて用件を確認する際に、留守番電話機に電話をし、リングバックトーンを聞くだけで特定の相手からの用件が録音されている、或いはそれ以外の用件が録音されていることを知ることができ、重要でない用件メッセージの為に不要な時間及び課金がかからないようにすることができる。
【0037】
しかも、予め設定した電話番号先からの着信に対してのみ上述のようなトールセーバ機能が働くため、第三者への情報の漏洩を防止することができる。
【0038】
尚、上記動作制御では、特定用件録音ありと用件録音ありと用件録音なしの3段階に分けたが、これに限定するものではなく、特定用件録音を更に多段階に分けるようにしても良く、この場合、自動応答するまでに長時間を要するようになるが、第三者からの着信に対してはトールセーバ機能が働かないため、第三者からの着信に対しては長時間を要することなく自動応答させることができる。
【0039】
次に、上記のように構成された留守番電話機における本発明の実施の一形態である留守応答時の動作を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0040】
留守待機状態において、回線制御部2のID受信回路から発信者電話番号データが供給される(ステップc1)と、主制御部7はその発信者電話番号データを一時的に記憶すると共に、その発信者電話番号データがRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データと一致するか否か、及び予め設定された特定の相手又はその他の相手からの用件録音が成されているか否か判断する(ステップc2,c3,c4)。
【0041】
そして、主制御部7において、発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致し且つ予め設定された特定の相手からの用件録音が成されていると判断された場合には、呼出到来回数NをN1とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップc5)、又発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致し且つ予め設定された特定の相手からの用件録音が成されておらず、その他の相手からの用件録音が成されていると判断された場合、及び発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致しておらず、その他の相手からの用件録音が成されていると判断された場合には、呼出到来回数NをN2とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とし(ステップc6)、更に発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとの一致/不一致に関係なく、予め設定された特定の相手及びその他の相手からの用件録音が成されていない場合には、呼出到来回数NをN3とすると共に、実際の呼出信号の到来数であるNrをクリアして「0」とする(ステップc7)。
【0042】
その後、通信回線1から呼出信号が到来し、その通信回線1から到来する呼出信号が回線制御部2の信号検出回路によって検出され、その検出信号によって主制御部7が着信のあることを検出したとき(ステップc8)、主制御部7は留守応答状態となり、信号検出回路からの検出信号に基づいて通信回線1からの呼出信号の到来回数Nrをカウントすると共に、そのカウント値Nrと呼出到来回数Nとを比較する(ステップc9,c10)。
【0043】
そして、主制御部7において、カウント値Nrが呼出到来回数Nより多くなる若しくは一致したとき、主制御部7は回線制御部2の回線捕捉回路を制御して通信回線1を捕捉させる(ステップc11)と共に、回線制御部2の留守番機能部を制御して予め登録した応答メッセージを相手側通信装置に送出し、その応答メッセージの送出が終了したと判断されたときに、回線制御部2の留守番機能部を制御して相手側通信装置から送出される用件メッセージの録音を開始する(ステップc12)。尚、カウント値Nrが呼出到来回数Nより多くなる若しくは一致する前に、通信回線1からの呼出信号が検出されなくなった場合には、主制御部7は留守応答状態を終了して留守待機状態となる。
【0044】
そして、用件メッセージの録音を開始してから所定時間が経過したとき、又は通信解せ1から終話信号が到来したとき、終話と判断し(ステップc13)、主制御部7は回線制御部2の留守番機能部を制御して用件メッセージの録音を終了して用件録音を終了する(ステップc14)と共に、回線制御部2の回線捕捉回路2を制御して通信回線1を開放する(ステップc15)。
【0045】
そして、主制御部7は回線制御部2のID受信回路から供給されてRAMに格納された発信者電話番号データを読み出し、同じくRAMの所定格納エリアに格納されている重要或いは必要な相手側の電話番号と一致する電話番号データがあるか否かを判断し(ステップc16)、一致する電話番号データがあると判断された場合には、特定用件録音が行われたとしてRAMの所定の格納エリアに特定用件録音完了を記憶し(ステップc17)、又一致する電話番号データがないと判断された場合には、用件録音が行われたとしてRAMの所定の格納エリアに用件録音完了を記憶し(ステップc18)、その後、留守応答状態を終了して留守待機状態とする。尚、重要或いは必要な相手側の電話番号をRAMの所定の格納エリアに格納する方法としては、使用者による入力部6の操作によって入力した電話番号が可能されるようにしたり、着信履歴や送信履歴等から使用頻度の高い電話番号が自動的に格納されるようにすれば良い。
【0046】
従って、上記動作制御によれば、特定用件の録音対象である重要或いは必要な相手側の通信装置から用件録音があった場合と、それ以外の相手の通信装置から用件録音があった場合と、用件録音が未だにない場合とでそれぞれに回線を捕捉するための着信回数を変えることができるため、例えば上記動作制御における設定回数N1の値を一番大きくすると共に、設定回数N2の値を小さくし、設定回数N3の値を更に小さくすることにより、留守番電話機に電話をかけて用件を確認する際に、留守番電話機に電話をし、リングバックトーンを聞くだけで特定の相手からの用件が録音されている、或いはそれ以外の用件が録音されていることを知ることができ、重要でない用件メッセージの為に不要な時間及び課金がかからないようにすることができる。
【0047】
しかも、予め設定した電話番号先からの着信に対してのみ、重要である用件メッセージが録音されているか否かを通知するためのトールセーバ機能が働き、それ以外の電話番号先からの着信に対しては従来からある通常のトールセーバ機能が働くため、第三者への重要情報の漏洩を防止しつつ、予め設定していない電話番号先からでも用件録音の有無を認識できるようにすることができる。
【0048】
尚、上記動作制御では、特定用件録音ありと用件録音ありと用件録音なしの3段階に分けたが、これに限定するものではなく、特定用件録音を更に多段階に分けるようにしても良く、この場合、自動応答するまでに長時間を要するようになるため、発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致しておらず、その他の相手からの用件録音が成されていると判断された場合と発信者電話番号データとRAMの所定格納エリアに格納されている外出先電話番号データ又は携帯電話番号データとが一致し且つ予め設定された特定の相手からの用件録音が成されておらず、その他の相手からの用件録音が成されていると判断された場合とを区別し、前者の場合の呼出設定回数を後者の場合の呼出設定回数よりも十分に小さくすることにより、第三者からの着信に対して長時間を要することなく自動応答させることができるようにすると良い。
【0049】
又、上記実施の形態では、留守番機能とトールセーバ機能とを有する通信装置として有線接続された留守番電話機を例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、無線接続される携帯電話機や、画像データの送受信が可能で且つ送受信する画像データを一旦蓄えるようにしたファクシミリ装置についても同様に適用できることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、使用者のみが録音された用件内容の重要度の概略を確認することができるため、第三者への重要情報の漏洩を防止することができる。
【0053】
また本発明によれば、特定の通信装置を自動的に登録することができるため、使用者における繁雑な操作を要することなく、トールセーバ機能の設定を最適な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置の一実施の形態である留守番電話機の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図2】同留守番電話機における本発明の参考例である留守応答時の動作制御を示すフローチャートである。
【図3】同留守番電話機における本発明の他の参考例である留守応答時の動作制御を示すフローチャートである。
【図4】同留守番電話機における本発明の実施の一形態である留守応答時の動作制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信回線
2 回線制御部
3 ハンドセット
4 スピーカ
5 表示部
6 入力部
7 主制御部
Claims (2)
- 着信時に自動応答して受信したデータを記憶する留守番機能と、上記留守番機能によってデータ記憶が行われているか否かに応じて自動応答するまでの時間を異ならせるトールセーバ機能とを有する通信装置において、
上記留守番機能によって記憶されたデータに特定の通信装置から送信されたデータが含まれていると判断されている状態において、所定の通信装置から着信を受けたときにのみ、上記トールセーバ機能における自動応答するまでの時間を更に異ならせることを特徴とする通信装置。 - 所定回数以上の着信履歴又は発信履歴を持つ通信装置を自動的に上記特定の通信装置とすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
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