JP3604643B2 - フォークリフト用付属電気機器の制御装置 - Google Patents

フォークリフト用付属電気機器の制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フォークリフトの車体に立設されたマストに案内されて昇降動作するリフトブラケット、またはこれに取着されたフォークに取り付けられた付属電気機器オン・オフ制御を行うフォークリフト用付属電気機器の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリーチ型フォークリフトを示す図13において、1は走行モータの駆動により走行する車体、2は車体1に搭載されたバッテリ、3は車体1の前部に立設されたマスト、4はマスト3に昇降可能に設けられたリフトブラケット、5はリフトブラケット4に取り付けられた左右一対のL字状のフォークであり、運転者の操作によって、車体1の内蔵の油圧モータ(図示せず)が、バッテリ2により駆動されてリフトシリンダ(図示せず)が伸縮し、リフトブラケット4がフォーク5と一緒にマスト3に沿って上下に昇降するようになっている。
【0003】
ところで、この種のフォークリフトにおいて、フォーク5の差込位置を確認できて高揚高位置での荷取り作業が容易に行えるようにすることが提案されており、例えばリフトブラケット4の下端位置に対して付属電気機器として半導体レーザから成るレーザポインタ(図示せず)を取り付け、このレーザポインタからフォーク5の前方におけるパレットの差込口付近に照射されたレーザ光線を運転者が目視してフォーク5の差込位置を確認できるようにすることが行われている。そして、このようなレーザポインタ等の付属電気機器への電源供給は、従来、マスト掛けした電線を介して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電線接続では、可動部であるマスト3を中継しなくてはならず、繰り返しの曲げによって電線が疲労断線するおそれがあった。また、配線作業も手間がかかるものであった。そこで本件出願人は、図14及び図15にそれぞれ示すような固定側接触部7及び移動側接触部8から成る開閉器9を使用して電源供給を行う手法を以前に提案した。
【0005】
図14は固定側接触部7を示し、マスト3の下端部に取り付けられ一側に上下方向の溝状の凹部71、72が形成された直方体状の固定側本体70と、両凹部71、72それぞれに配設されバッテリ2の正、負端子にそれぞれ接続された固定側接触片73、74とにより構成されている。
【0006】
一方、図15は移動側接触部8を示し、リフトブラケット4の下端部に取り付けられる直方体状の移動側本体80と、この移動側本体80の固定側接触部7との対向面に固着された一対の移動側接触片81、82とにより構成され、リフトブラケット4の下動時に、移動側接触部8の両移動側接触片81、82が、固定側接触部7の両固定側接触片73、74それぞれに摺接し、開閉器9が導通状態となり、リフトブラケット4の上動時には開閉器9は非導通状態となる。
【0007】
このとき、これら両移動側接触片81、82は中央部分が固定側接触部7方向に湾曲してばね性を有する形状に加工されており、このばね性によって両移動側接触片81、82の両固定側接触片73、74それぞれとの摺接時における水平方向へのぶれが吸収され、両移動側接触片81、82の両固定側接触片73、74それぞれとの確実な接触状態が確保されている。
【0008】
また、開閉器9を含む電源装置の回路構成は、図16に示すようになっており、固定側接触部7の両固定側導電部材73、74それぞれとバッテリ2の正、負端子それぞれとが接続され、移動側接触部8の両移動側導電部材81、82が、例えば充電器や電気二重層コンデンサから成る機器用電源を備えた機器用制御部12に接続されている。
【0009】
そして、上記したように、移動側接触部8の両移動側接触片81、82が固定側接触部7の両固定側導電部材73、74にそれぞれ接触して開閉器9が導通状態になると、導通状態の開閉器9を介して機器用制御部12の機器用電源がバッテリ2に電気的に接続され、バッテリ2から機器用電源に充電電流が流れて機器用電源の充電が行われる。
【0010】
従って、空荷のとき及び荷物を積んだときの双方において、最も安定した走行状態であるフォーク5を地上近くに位置させるために、リフトブラケット4を下動させ、移動側接触部8の両移動側導電部材81、82を、固定側接触部7の両固定側導電部材73、74それぞれに摺接させて開閉器9を導通状態にすることで、機器用電源を充電することができる。
【0011】
ところで、上記した構成において、付属電気機器であるレーザポインタをオン・オフ制御するには、上記したようなマスト掛け電線を使用していないことから、マスト3にスイッチを設けてこのスイッチの操作によりレーザポインタをオン・オフするか、例えば赤外線方式によるリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)を設け、これによりレーザポインタを遠隔操作によってオン・オフすることが考えられる。
【0012】
しかしながら、前者のスイッチによる場合、運転者がわざわざ運転席から降りてスイッチを操作しなければならず、非常に煩雑で運転者の負担が大きいという問題がある。一方、後者のリモコンによる場合、コスト的に高くなり、フォークリフトのコストの上昇を招くという問題がある。
【0013】
そこで、本発明は、安価な構成により、付属電気機器のオン・オフを制御できる装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、フォークリフトの車体に搭載されたバッテリと、前記車体に立設されたマストに案内されて昇降動作するリフトブラケットまたはこのリフトブラケットに取着されたフォークに取り付けられた付属電気機器と、前記リフトブラケットに取り付けられ前記付属電気機器に接続されて電源供給する充電可能な機器用電源とを備え、前記付属電気機器のオン・オフ制御を行うフォークリフト用付属電気機器の制御装置において、前記マストに取り付けられた固定側本体、前記固定側本体に取り付けられ前記バッテリの正、負端子に接続される一対の固定側主接触片、前記固定側本体に取り付けられた固定側補助接触片を備えて成る固定側接触部と、前記リフトブラケットに取り付けられた移動側本体、前記移動側本体に取り付けられて前記機器用電源に接続され前記両固定側主接触片それぞれに摺接する一対の移動側主接触片、前記固定側補助接触片に摺接する位置に取り付けられた移動側補助接触片を備えて成る移動側接触部と、前記車体側に設けられ前記固定側補助接触片と前記バッテリの正端子との間に設けられた前記付属電気機器のオン・オフ操作用の操作スイッチと、前記移動側補助接触片に接続され前記両移動側主接触片の前記両固定側主接触片との接触時に前記操作スイッチの操作状態に応じた前記移動側補助接触片のレベルを保持する保持部と、前記機器用電源と前記付属電気機器との間の通電路に設けられ前記保持部からのその保持レベルに応じた出力により開閉するスイッチ部とを備え、前記保持部が、前記操作スイッチのオン、オフによる前記移動側補助接触片のレベルを保持してオン制御信号、オフ制御信号をそれぞれ前記スイッチ部の制御端子に出力し、前記スイッチ部が、前記保持部からのオン制御信号、オフ制御信号によりそれぞれオン、オフして前記機器用電源と前記付属電気機器との間の前記通電路を閉、開し、前記リフトブラケットの昇降位置に応じた前記移動側主接触片前記固定側主接触片との接離により前記機器用電源を前記バッテリに電気的に接続することを特徴としている。
【0015】
このような構成によれば、両移動側主接触片の両固定側主接触片との接触時に、操作スイッチがオンされていると、移動側補助接触片がバッテリの正端子に接続されてハイレベルとなり、操作スイッチがオフされていると、移動側補助接触片がバッテリの正端子から切り離されてローレベルとなり、移動側補助接触片のハイレベル及びローレベルが保持部によりそれぞれ保持される。
【0016】
そして、保持部にハイレベルが保持されると、スイッチ部の制御端子にオン制御信号が出力されて、このオン制御信号によりスイッチ部がオンして機器用電源と付属電気機器との間の通電路を閉じることができ、保持部にローレベルが保持されると、スイッチ部の制御端子にオフ制御信号が出力されて、このオフ制御信号によりスイッチ部がオフして機器用電源と付属電気機器との間の通電路を開くことができる。
【0017】
このとき、前記スイッチ部は、スイッチング素子またはリレーにより構成するとよい。
【0018】
また、本発明は、前記両固定側主接触片及び固定側補助接触片が、前記固定側本体の同一面に配設され、前記両移動側主接触片及び前記移動側補助接触片が、前記移動側本体の同一面に配設されていることを特徴としている。
【0019】
このような構成によれば、両固定側主接触片及び固定側補助接触片を固定側本体に配設する場合、及び、移動側主接触片及び前記移動側補助接触片を移動側本体に配設する場合に、固定側本体及び移動側本体に複雑な加工を施す必要もなく、各接触片の取り付け作業を容易に行うことができる。
【0020】
また、本発明は、前記両固定側主接触片及び固定側補助接触片が、それぞれ前記固定側本体の異なる側面に配設され、前記両移動側主接触片及び前記移動側補助接触片が、それぞれ前記移動側本体の異なる側面に配設されていることを特徴としている。
【0021】
このような構成によれば、両固定側主接触片が及び固定側補助接触片が、それぞれ固定側本体の異なる側面に配設され、両移動側主接触片及び移動側補助接触片が、それぞれ移動側本体の異なる側面に配設されているため、特にバッテリに接続された両固定側主接触片に異物が接触し難くなり、短絡事故や人体の接触事故等の発生を未然に防止することができる。
【0022】
また、本発明は、前記固定側補助接触片及び前記両固定側主接触片が上下方向に長尺で、前記固定側補助接触片の上、下端部が、前記両固定側主接触片よりも長く延び出していることを特徴としている。
【0023】
このような構成によれば、固定側補助接触片が両固定側主接触片よりも長いため、リフトブラケットの昇降により、両移動側主接触片が両固定側主接触片に接触する際には既に移動側補助接触片が固定側補助接触片に接触しており、操作スイッチの状態に応じた移動側補助接触片のレベルが確定しているため、保持部は確定した移動側補助接触片のレベルを保持することができ、確定しない移動側補助接触片のレベルを保持することによる誤動作を未然に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
この発明をリーチ型フォークリフトに適用した場合の一実施形態について図1ないし図10を参照して説明する。但し、図1はフォークリフトの外観斜視図、図2は一部の取付状態を説明するための斜視図、図3及び図4は図2の一部の平面図及び正面図、図5は他の一部の取付状態を説明するための斜視図、図6は図5の一部の斜視図、図7及び図8は図6の一部の平面図及び正面図、図9使用状態における一部の平面図、図10は結線図である。
【0025】
本実施形態におけるリーチ型フォークリフトは、図1に示すように構成されている。即ち、車体21に設けられた運転席22の横の収容部23には、走行モータその他の動力源であるバッテリ(図示せず)が収容され、車体21の前部にマスト24が立設され、このマスト24に昇降可能にリフトブラケット25が設けられ、更にこのリフトブラケット25に左右一対のL字状のフォーク26が取り付けられている。このとき、車体21に内蔵された油圧モータが、運転者の操作によって駆動され、図示しないリフトシリンダが伸縮し、リフトブラケット25がフォーク26と一緒にマスト24に沿って上下に昇降する。尚、図1において、27は運転席22に設けられたハンドル、28は運転席22に設けられた各種の操作レバーである。
【0026】
更に、この種のフォークリフトでは、フォーク26の差込位置を確認できて高揚高位置での荷取り作業が容易に行えるようにするために、例えばリフトブラケット25の下端位置に対して付属電気機器として半導体レーザから成る後述のレーザポインタ(図10の“47”)が取り付けられ、このレーザポインタからフォーク26の前方におけるパレットの差込口付近に照射されたレーザ光線を運転者が目視してフォーク26の差込位置を確認できるようになっている。そして、このレーザポインタへの電源供給並びにレーザポインタのオン、オフ制御を行う制御装置は、以下に説明するように構成されている。
【0027】
即ち、図2ないし図4は固定側接触部30を示し、マスト24の左下端部に固着されたブラケット31にボルト32により取り付けられる絶縁性樹脂から成る直方体状の固定側本体30Aと、この固定側本体30Aの後述する移動側接触部35との対向面これに隣接する左右の両側面にそれぞれ形成された上下方向の溝状の凹所30B、30C、30Dと、両側の凹所30C、30Dそれぞれの底部に配設されバッテリの正、負端子にそれぞれ配線接続された平板状の固定側主接触片30E、30Fと、中央の凹所30Bの底部に配設された平板状の固定側補助接触片30Gとにより構成されている。
【0028】
ここで、両固定側主接触片30E、30F及び固定側補助接触片30Gは、各両凹所30C、30D及び30Bの底部にねじ等の固定具や接着剤によりそれぞれ固着される。また、固定側補助接触片30Gは、特に図4に示されるように、その上、下端部が、両固定側主接触片30E、30Fよりも長く延び出して形成されている。
【0029】
一方、図5ないし図8は移動側接触部35を示し、リフトブラケット25の下端部の固定側接触部30との対向面にボルト36により取り付けられる絶縁性樹脂等から成る平面視コ字状の移動側本体35Aと、この移動側本体35Aの左右の相対向する内側面にそれぞれ絶縁材から成る介在部材35B、35Cを介して取り付けられた移動側主接触片35D、35Eと、ほぼ移動側本体35Aの中央部に絶縁材から成る介在部材35Fを介して取り付けられた移動側補助接触片35Gとにより構成されている。
【0030】
そして、図9に示すように、これら固定側接触部30及び移動側接触部35により開閉器38が構成され、例えばリフトブラケット25の所定位置までの下動により、移動側接触部35の両移動側主接触片35D、35E及び移動側補助接触片35Gが、固定側接触部30の両凹所30C、30D及び30Bに進入して両固定側主接触片30E、30F及び固定側補助接触片30Gそれぞれに摺接し、これにより開閉器38が導通状態となり、この導通状態からリフトブラケット25が上動すると、両移動側主接触片35D、35E及び移動側補助接触片35Gが、両固定側主接触片30E、30F及び固定側補助接触片30Gから離間して開閉器38は非導通状態となる。
【0031】
ところで、開閉器38を含む制御装置の回路構成は、図10に示すようになっている。即ち、レーザポインタ47のオン・オフ操作用の操作スイッチ40が車体21の運転席22に配設され、この操作スイッチ40の両端が、固定側接触部30の固定側補助接触片30Gと車体21に搭載されたバッテリBの正端子とに配線接続されている。また、固定側接触部30の一方の固定側主接触片30EとバッテリBの正端子とが接続され、他方の固定側主接触片30FがバッテリBの負端子に接続されている。
【0032】
更に、図10に示すように、移動側接触部35の両移動側主接触片35D、35Eが、バッテリBの出力電圧を所定値に降圧するDC−DCコンバータ等からなる充電器41の両入力端子に接続され、充電器41の正、負出力端子が、電気二重層コンデンサから成る機器用電源42の正、負端子にそれぞれ接続されると共に移動側補助接触片35Gのレベルを保持する保持部としてのラッチ回路43の電源端子及び接地端子に接続されている。
【0033】
また、図10に示すように、移動側主接触片35Dがラッチ回路43のイネーブル端子Eに接続されると共に、移動側補助接触片35Gがラッチ回路43のデータ端子Dに接続され、機器用電源42の正端子がスイッチ部としてのNPN型トランジスタ45のコレクタに接続され、このトランジスタ45のベースにラッチ回路43の出力端子が接続されると共に、フォーク26に取り付けられた付属電気機器であるレーザポインタ47の両端がトランジスタ45のエミッタ及び機器用電源42の負端子に接続されている。このとき、ラッチ回路43の出力端子から、データ端子Dのハイレベル及びローレベルに応じて、ハイレベルのオン制御信号及びローレベルのオフ制御信号が出力される。
【0034】
そして、空荷のとき及び荷物を積んだときの双方において、最も安定した走行状態を得るためにフォーク26を地上近くに位置させるべく、リフトブラケット25を下動させることによって、移動側接触部35の両移動側主接触片35D、35Eが固定側接触部42の両固定側主接触片30E、30Fにそれぞれ接触する。
【0035】
このとき、上記したように、固定側補助接触片30Gの上、下端部が、両固定側主接触片30E、30Fよりも長く延び出しているため、両移動側主接触片35D、35Eが両固定側主接触片30E、30Fにそれぞれ接触する直前に、移動側補助接触片35Gが固定側補助接触片30Gに既に接触している。
【0036】
そして、両移動側主接触片35D、35Eが両固定側主接触片30E、30Fにそれぞれ接触することにより、開閉器40が導通状態となるが、その際、操作スイッチ40がオンされていれば、固定側補助接触片30GがバッテリBに接続され、この固定側補助接触片30Gに既に接触している移動側補助接触片35Gがハイレベルとなっており、ラッチ回路43のデータ端子Dもハイレベルとなる。
【0037】
更に、導通状態の開閉器38を介してラッチ回路43のイネーブル端子Eがハイレベルとなり、これによりデータ端子Dのハイレベルがラッチ回路43によって保持され、ラッチ回路43の出力端子がハイレベルとなってトランジスタ45がオンし、レーザポインタ47と機器用電源42との間の通電路が閉じてレーザポインタ47に給電され、レーザポインタ47がオンする。
【0038】
このとき、導通状態の開閉器38を及び充電器41を介して機器用電源42がバッテリBに電気的に接続され、バッテリBから機器用電源42に充電電流が流れて機器用電源42の充電が行われる。
【0039】
一方、レーザポインタ47をオフするには、開閉器38の導通状態で操作スイッチ40をオフすることにより、固定側補助接触片30GがバッテリBから切り離され、この固定側補助接触片30Gに既に接触している移動側補助接触片35Gがローレベルとなり、ラッチ回路43のデータ端子Dもローレベルとなる。
【0040】
そして、導通状態の開閉器38を介してラッチ回路43のイネーブル端子Eがハイレベルとなり、これによりデータ端子Dのローレベルがラッチ回路43によって保持され、ラッチ回路43の出力端子がローレベルとなってトランジスタ45がオフし、レーザポインタ47と機器用電源42との間の通電路が開いてレーザポインタ47の給電が遮断され、レーザポインタ47がオフする。
【0041】
従って、上記した各実施形態によれば、ラッチ回路43に操作スイッチ40のオンによるデータ端子Dのハイレベルが保持されてトランジスタ45のベースにハイレベルのオン制御信号が出力されると、トランジスタ45がオンして機器用電源42とレーザポインタ47との間の通電路が閉じる一方、ラッチ回路43に操作スイッチ40のオフによるデータ端子Dのローレベルが保持されてトランジスタ45のベースにローレベルのオフ制御信号が出力されると、トランジスタ45がオフして機器用電源42とレーザポインタ47との間の通電路が開く。
【0042】
そのため、運転者は運定席22を降りなくても、運転席22に設けられた操作スイッチ40を操作するだけで、レーザポインタ47をオン・オフすることが可能になり、リモコン等を設ける場合のように高価になることもなく、安価な構成により、レーザポインタ47のオン・オフ制御を行うことができる。
【0043】
なお、本発明の他の実施形態として、固定側接触部300及び移動側接触部350を、図11及び図12にそれぞれ示すように構成してもよい。
【0044】
即ち、固定側接触部300は図11に示すように構成され、マスト24に取り付けられる絶縁性樹脂から成る直方体状の固定側本体30Hの移動側接触部35との対向面の両端部に、上下方向の溝状の凹所30I、30Jが形成されると共に、両凹所30I、30Jの中央に上下方向の溝状の凹所30Kがもうひとつ並行して形成され、これら各凹所30I、30J、30Kに固定側主接触片30L、30M及び固定側補助接触片30Nが配設されてねじや接着剤等により固着されている。このとき、固定側補助接触片30Nの上、下端部が、両固定側主接触片30L、30Mよりも長く延び出して形成されている。
【0045】
更に、移動側接触部350は図12に示すように構成され、リフトブラケット25のマスト24との対向面に取り付けられる絶縁性樹脂から成る直方体状の移動側本体35Hにおける固定側接触部300との対向面の両端部に、上下方向の移動側主接触片35I、35Jが取り付けられると共に、両移動側主接触片35I、35Jの中央に移動側補助接触片35Kが取り付けられる。ここで、両移動側主接触片35I、35J及び移動側補助接触片35Kは、その中央部分が固定側接触部300方向に湾曲してばね性を有する形状に加工されており、このばね性によって両移動側主接触片35I、35J及び移動側補助接触片35Kそれぞれと、両固定側主接触片30L、30M及び固定側補助接触片30Nそれぞれとの摺接時における水平方向へのぶれが吸収され、両移動側主接触片35I、35J及び移動側補助接触片35Kと、両固定側主接触片30L、30M及び固定側補助接触片30Nそれぞれとの確実な接触状態が確保されている。
【0046】
こうすることで、両固定側主接触片30L、30M及び固定側補助接触片30Nを固定側本体30Hに配設する場合、及び、両移動側主接触片35I、35J及び移動側補助接触片35Kを移動側本体35Hに配設する場合に、図9に示す上記実施形態のものと比べて、固定側本体30H及び移動側本体35Hに複雑な加工を施す必要もなく、各接触片30L、30M、30N及び35I、35J、35Kの取り付け作業を容易に行うことができる。
【0047】
また、上記した各実施形態では、スイッチ部をスイッチング素子であるNPN型トランジスタ45により構成した場合について説明したが、トランジスタ以外のスイッチング素子やリレーによりスイッチ部を構成してもよいのは勿論である。
【0048】
更に、上記した各実施形態では、付属電気機器をレーザポインタ47とした場合について説明したが、付属電気機器はレーザポインタに限定されるものでなく、その他の光源や、CCDカメラ等の撮像機器であっても構わない。
【0049】
また、機器用電源42には、上記した電気二重層コンデンサ以外にNi−Cd蓄電池等の二次電池を使用してもよい。
【0050】
更に、上記した各実施形態では、本発明をリーチ型フォークリフトに適用した場合について説明したが、カウンタバランス型フォークリフトにも本発明を適用することは可能であり、この場合も上記した各実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0051】
また、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、保持部にハイレベルが保持されてスイッチ部の制御端子にオン制御信号が出力されると、スイッチ部がオンして機器用電源と付属電気機器との間の通電路が閉じる一方、保持部にローレベルが保持されてスイッチ部の制御端子にオフ制御信号が出力されると、スイッチ部がオフして機器用電源と付属電気機器との間の通電路が開くため、開閉器を構成する固定側及び移動側接触部にそれぞれ固定側及び移動側補助接触片を設けるだけで、運転者は運定席を降りなくても、車体側に設けられた操作スイッチを操作することにより付属電気機器をオン・オフすることが可能になり、リモコン等を設ける場合のように高価になることもなく、安価な構成により、付属電気機器のオン・オフ制御を実現することが可能になる。
【0053】
また、請求項2に記載の発明によれば、両固定側主接触片及び固定側補助接触片を固定側本体に配設する場合、及び、移動側主接触片及び前記移動側補助接触片を移動側本体に配設する場合に、固定側本体及び移動側本体に複雑な加工を施す必要もなく、各接触片の取り付け作業を容易に行うことが可能になる。
【0054】
また、請求項3に記載の発明によれば、両固定側主接触片が及び固定側補助接触片が、それぞれ固定側本体の異なる側面に配設され、両移動側主接触片及び移動側補助接触片が、それぞれ移動側本体の異なる側面に配設されているため、特にバッテリに接続された両固定側主接触片に異物が接触し難くなり、短絡事故や人体の接触事故等の発生を未然に防止することが可能になる。
【0055】
また、請求項4に記載の発明によれば、固定側補助接触片が両固定側主接触片よりも長いため、リフトブラケットの昇降により、両移動側主接触片が両固定側主接触片に接触する際には既に移動側補助接触片が固定側補助接触片に接触しており、操作スイッチの状態に応じた移動側補助接触片のレベルが確定しているため、保持部は確定した移動側補助接触片のレベルを保持することができ、確定しない移動側補助接触片のレベルを保持するすることによる誤動作を未然に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるフォークリフトの外観斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態における一部の取付状態を説明するための斜視図である。
【図3】図2の一部の平面図である。
【図4】図2の一部の正面図である。
【図5】この発明の一実施形態における他の一部の取付状態を説明するための斜視図である。
【図6】図5の一部の斜視図である。
【図7】図6の一部の平面図である。
【図8】図6の一部の正面図である。
【図9】この発明の一実施形態の使用状態における一部の平面図である。
【図10】この発明の一実施形態の回路結線図である。
【図11】この発明の他の実施形態における一部の斜視図である。
【図12】この発明の他の実施形態における他の一部の斜視図である。
【図13】この発明の背景となるリーチ型フォークリフトの概略構成の説明図である。
【図14】従来例の一部の斜視図である。
【図15】従来例の他の一部の斜視図である。
【図16】従来例の回路結線図である。
【符号の説明】
21 車体
24 マスト
25 リフトブラケット
26 フォーク
30、300 固定側接触部
30A、30H 固定側本体
30E、30F、30L、30M 固定側主接触片
30G、30N 固定側補助接触片
35、350 移動側接触部
35A、35H 移動側本体
35D、35E、35I、35J 移動側導電部材
35G、35K 移動側補助接触片
38 開閉器
40 操作スイッチ
42 機器用電源
43 ラッチ回路
45 トランジスタ(スイッチ部)
47 レーザポインタ(付属電気機器)
B バッテリ

Claims (4)

  1. フォークリフトの車体に搭載されたバッテリと、前記車体に立設されたマストに案内されて昇降動作するリフトブラケットまたはこのリフトブラケットに取着されたフォークに取り付けられた付属電気機器と、前記リフトブラケットに取り付けられ前記付属電気機器に接続されて電源供給する充電可能な機器用電源とを備え、前記付属電気機器のオン・オフ制御を行うフォークリフト用付属電気機器の制御装置において、
    前記マストに取り付けられた固定側本体、前記固定側本体に取り付けられ前記バッテリの正、負端子に接続される一対の固定側主接触片、前記固定側本体に取り付けられた固定側補助接触片を備えて成る固定側接触部と、
    前記リフトブラケットに取り付けられた移動側本体、前記移動側本体に取り付けられて前記機器用電源に接続され前記両固定側主接触片それぞれに摺接する一対の移動側主接触片、前記固定側補助接触片に摺接する位置に取り付けられた移動側補助接触片を備えて成る移動側接触部と、
    前記車体側に設けられ前記固定側補助接触片と前記バッテリの正端子との間に設けられた前記付属電気機器のオン・オフ操作用の操作スイッチと、
    前記移動側補助接触片に接続され前記両移動側主接触片の前記両固定側主接触片との接触時に前記操作スイッチの操作状態に応じた前記移動側補助接触片のレベルを保持する保持部と、
    前記機器用電源と前記付属電気機器との間の通電路に設けられ前記保持部からのその保持レベルに応じた出力により開閉するスイッチ部と
    を備え、
    前記保持部が、前記操作スイッチのオン、オフによる前記移動側補助接触片のレベルを保持してオン制御信号、オフ制御信号をそれぞれ前記スイッチ部の制御端子に出力し、
    前記スイッチ部が、前記保持部からのオン制御信号、オフ制御信号によりそれぞれオン、オフして前記機器用電源と前記付属電気機器との間の前記通電路を閉、開し、
    前記リフトブラケットの昇降位置に応じた前記移動側主接触片前記固定側主接触片との接離により前記機器用電源を前記バッテリに電気的に接続する
    ことを特徴とするフォークリフト用付属電気機器の制御装置。
  2. 前記両固定側主接触片及び固定側補助接触片が、前記固定側本体の同一面に配設され、前記両移動側主接触片及び前記移動側補助接触片が、前記移動側本体の同一面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト用付属電気機器の制御装置。
  3. 前記両固定側主接触片及び固定側補助接触片が、それぞれ前記固定側本体の異なる側面に配設され、前記両移動側主接触片及び前記移動側補助接触片が、それぞれ前記移動側本体の異なる側面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト用付属電気機器の制御装置。
  4. 前記固定側補助接触片及び前記両固定側主接触片が上下方向に長尺で、前記固定側補助接触片の上、下端部が、前記両固定側主接触片よりも長く延び出していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフォークリフト用付属電気機器の制御装置。
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