JP3603040B2 - ガス漏れ警報器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス検出素子を複数の温度に切り替え加熱し、各温度に加熱された際のガス検出素子の出力に基づいてガス漏れの有無を判定等するガス漏れ警報器に関し、特に、ガス検出素子の異常を監視等することのできるガス漏れ警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅等において、ガス漏れを検出して警報を発するガス漏れ警報器が広く利用されている。一般的に、このガス漏れ警報器は、ガス検出素子を備えており、このガス検出素子の出力変化に基づいて、ガス漏れの有無を判定するように構成されている。
特に、近年では、機器のコスト低減等のため、複数種類のガスのガス漏れを、1つのガス検出素子で検出できるようにしたガス漏れ警報器も提案されている。このようなガス漏れ警報器においては、ガス検出素子を、各種類のガスの検出に適した複数の温度に切り替え加熱し、各温度に加熱されたガス検出素子の出力変化に基づいて、ガス漏れの有無を判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ガス漏れ警報器は、一般住宅等の安全性を監視するという極めて重要な役割を担うものであるため、その機能に異常が生じた場合には、これを検出してユーザ等に報知することが必要になる。特に、ガス検出素子は、上述のようにガス漏れ検出機能の中核をなしており、その断線、短絡、抵抗値異常等の異常を監視することが好ましい。
しかしながら、従来のガス漏れ警報器には、ガス検出素子の上記異常を監視する機能がなかったので、ガス検出素子の異常を発見等することが困難であった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ガス検出素子の異常を監視等することのできる、ガス漏れ警報器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、請求項1に記載のガス漏れ警報器は、ガス検出素子と、当該ガス検出素子を少なくとも第1の検出温度または当該第1の検出温度より高い第2の検出温度に加熱する加熱制御手段と、当該ガス検出素子の出力に基づいてガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段とを備えて構成されるガス漏れ警報器において、上記第1の検出温度に加熱された上記ガス検出素子の第1の電圧値と、上記第2の検出温度に加熱された上記ガス検出素子の第2の電圧値との差異に基づいて、上記ガス検出素子に関連する異常の有無を判断する異常判定手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
この警報器によれば、第1の電圧値と第2の電圧値との差異に基づいて、ガス検出素子に関連する異常の有無が判断される。したがって、ガス漏れ検出機能の中核をなすガス検出素子の異常を監視することができ、ガス漏れ警報器の信頼性を一層向上させることができる。
【0007】
また、請求項2に記載のガス漏れ警報器は、請求項1に記載のガス漏れ警報器において、上記異常判定手段は、上記第1の電圧値と上記第2の電圧値とが相互に等しい場合には、上記ガス検出素子が短絡または断線していると判断することを特徴とする。
【0008】
これは、異常判定の内容を一層具体的に示したものである。この警報器によれば、第1の電圧値と上記第2の電圧値とが相互に等しい場合には、ガス検出素子が短絡または断線していると判断される。したがって、ガス検出素子の短絡または断線の有無を監視することができる。
【0009】
また、請求項3に記載のガス漏れ警報器は、請求項1または2に記載のガス漏れ警報器において、上記異常判定手段は、上記第2の電圧値が上記第1の電圧値よりも大きい場合には、上記ガス検出素子に抵抗値異常が発生していると判断することを特徴とする。
【0010】
これは、異常判定の内容を一層具体的に示したものである。この警報器によれば、第2の電圧値が第1の電圧値よりも大きい場合には、ガス検出素子に抵抗値異常が発生していると判断される。したがって、ガス検出素子の抵抗値異常の有無を監視することができる。
【0011】
また、請求項4に記載のガス漏れ警報器は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のガス漏れ警報器において、上記異常判定手段は、上記第1の電圧値が上記第2の電圧値よりも大きい場合において、これら第1の電圧値と第2の電圧値との差異が所定範囲外である場合には、上記ガス検出素子に異常が発生していると判断することを特徴とする。
【0012】
これは、異常判定の内容を一層具体的に示したものである。この警報器によれば、第1の電圧値と第2の電圧値との差異が所定範囲外である場合には、ガス検出素子に異常が発生していると判断される。したがって、短絡、断線、および、抵抗値異常以外の異常の有無を監視することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかるガス漏れ警報器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0014】
(警報器の構成)
まず、警報器の構成について説明する。図1は警報器の全体斜視図、図2は警報器の要部構成を示すブロック図である。
この警報器1は、火災発生およびガス漏れを検出して警報を行う、火災ガス漏れ警報器である。この警報器1によって検出されるガスは、COガスおよび炭化水素ガスである。この警報器1では、概略的に、後述するガス検出素子16の温度を、COガス検出用の第1の検出温度Tと、炭化水素ガス検出用の第2の検出温度T(>T)とに、周期的に自動で切り替える。
【0015】
次に、警報器1の外観構成を説明する。
図1に示すように、警報器1は、略方形の筐体2に、火災検出部3、ガス検出部4、スピーカ5、電源ランプ6、火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、炭化水素ガス警報ランプ9を備えて構成されている。
このうち、火災検出部3は、例えば、サーミスタ式あるいは散乱光式の火災検出手段である。また、ガス検出部4は、ガス検出素子16により、COガスまたは炭化水素ガスを検出するガス検出手段である。また、スピーカ5は、後述する音声メッセージ等を出力する出力手段である。また、電源ランプ6、火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、炭化水素ガス警報ランプ9は、所定時に点灯または点滅されることにより、警報器1の機能状態または検出状態をユーザ等に報知する報知手段である。
【0016】
次に、警報器1の電気的構成を説明する。
図2に示すように、警報器1は、検出回路部10、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、表示部13、および、音声出力部14を備えて構成されている(なお、図2においては、火災検出機能のみに関する構成要素を省略する)。
【0017】
このうち、検出回路部10は、ガスセンサ15、検出抵抗R、R、トランジスタTR、TR、および、その他の回路要素を図示の如く接続して構成されている。
このうち、ガスセンサ15は、COガスまたは炭化水素ガスを検出するもので、ガス検出素子16およびヒータ17を備える。このヒータ17は、ガス検出素子16を、第1の検出温度Tまたは第2の検出温度Tに加熱する加熱手段である。また、検出抵抗RはCOガス検出、検出抵抗Rは炭化水素ガス検出に応じた抵抗値をそれぞれ有し、ガス検出素子16に対して上記温度の切り替えに伴って切り替え接続される。また、トランジスタTRは、ヒータ17をONまたはOFFに切り替えてガス検出素子16の加熱状態を調整し、トランジスタTRは、検出抵抗R、Rを選択的にガス検出素子16に接続する。
【0018】
また、CPU11は、警報器1の機能を制御する制御手段である。このCPU11は、機能概念的に、ガス信号処理部18、ヒータコントロール部19、タイマー20、演算部21、および、異常判定部22を備えて構成されている。
このうち、ガス信号処理部18は、ガス検出素子16の出力を受け、これを所定の閾値と比較することにより、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段である。また、ヒータコントロール部19は、トランジスタTRをスイッチング制御することによってヒータ17を制御する。また、タイマー20は、ガス検出等の各種処理のタイミングを制御する。また、演算部21は、ガス検出等の各種処理の演算を行なう。また、異常判定部22は、第1の検出温度Tに加熱されたガス検出素子16の電圧値(以下、第1の電圧値)と、第2の検出温度Tに加熱されたガス検出素子16の電圧値(以下、第2の電圧値)との差異に基づいて、ガス検出素子16に関連する異常の有無を判断する異常判定手段である。
【0019】
また、記憶部12は、ガス検出等の各種処理に必要なプログラムやパラメータ等を記憶する記憶手段であり、特に、本実施の形態においては、ガス検出素子16に関する異常の有無を判定するための抵抗異常閾値と、取得された第1の電圧値および第2の電圧値を不揮発的に記憶する。
また、表示部13は、図1の電源ランプ6、火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、炭化水素ガス警報ランプ9に接続され、これら各ランプ6〜9を点灯または点滅させる。
また、音声出力部14は、スピーカ5に接続され、スピーカ5から音声メッセージ等を出力させる。
【0020】
(処理の内容)
次に、このように構成された警報器1のガス漏れおよび火災監視処理の内容について説明する。図3は、この処理のフローチャートである(なお、図3においては、火災検出機能のみに関する処理を省略する)。
【0021】
まず、ヒータコントロール部19は、ガス検出素子16の温度を所定時間間隔で検出温度Tまたは第2の検出温度Tの所定の一方に切り替え(ステップSA−1)、COガスまたは炭化水素ガスの一方の検出を行なう。
すなわち、ヒータコントロール部19によってトランジスタTRを制御することにより、ヒータ17をON/OFFし、ガス検出素子16を加熱して温度切り替えを行なう。例えば、COガス検出用の第1の温度Tは約80℃、炭化水素ガス検出用の第2の温度Tは約420℃である。また、この時、トランジスタTRを制御することによって、ガス検出素子16に直列接続する検出抵抗を切り替える。ここでは、例えば、COガス検出時には検出抵抗Rを用い、炭化水素ガス検出時には検出抵抗Rを用いる。
【0022】
このように切り替えられた第1の検出温度Tまたは第2の検出温度Tを、所定時間維持して、温度状態の安定化を図る(ステップSA−2)。例えば、第1の検出温度Tは15秒間程度、第2の検出温度Tは5秒間程度維持する。この時間経過は、タイマー20を用いて計時する。
そして、この温度状態が安定した後、ガス検出素子16からの出力(第1の電圧値または第2の電圧値)をガス信号処理部18に取り込み、この出力を所定の閾値と比較して、ガス漏れ発生の有無を判定する(ステップSA−3)。
【0023】
ここで、ガス漏れの発生が検出された場合には、ガス信号処理部18から表示部13および音声出力部14に制御信号を出力し、ガス警報表示を行う(ステップSA−4)。例えば、COガス検出時にはCO警報ランプ8を点灯し、炭化水素ガス検出時には炭化水素ガス警報ランプ9を点灯し、また、スピーカ5から音声警報を出力する。
一方、ガス漏れの発生が検出されない場合には、後述するガス検出素子16の異常判定処理を行う(ステップSA−5)。ここで、ガス検出素子16の異常が発見された場合には、火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、または、炭化水素ガス警報ランプ9を所定の組み合わせで点灯または点滅させることによって、異常表示を行う(ステップSA−6、SA−7)。一方、異常が発見されない場合には、ステップSA−1に戻り、ガス検出素子16の温度を検出温度Tまたは検出温度Tの他方に切り替えて、COガスまたは炭化水素ガスの他方のガス検出を上記と同様に行なう。
以降、このような温度切り替えとガス検出とを連続的に繰り返す。
【0024】
次に、ステップSA−5におけるガス検出素子16の異常判定処理について説明する。この処理のフローチャートを図4に示す。この処理は、異常判定部22によって行われる。
ここでは、まず、第1の電圧値と第2の電圧値が取得される(ステップSB−1)。具体的には、検出温度Tに切り替えている状態においては、その時のガス検出素子16の出力(第1の電圧値)を取得すると共に、その直近に検出温度Tに切り替えた状態で取得されたガス検出素子16の出力(第2の電圧値)を記憶部12から読み出す。あるいは、検出温度Tに切り替えている状態においては、その時のガス検出素子16の出力(第2の電圧値)を取得すると共に、その直近に検出温度Tに切り替えた状態で取得されたガス検出素子16の出力(第1の電圧値)を記憶部12から読み出す。
【0025】
そして、これら第1の電圧値と第2の電圧値とを相互に比較する(ステップSB−2)。
ここで、電源電圧V=5v、検出抵抗R=10kΩ、検出抵抗R=1kΩ、第1の検出温度Tに加熱された際のガス検出素子16の抵抗R=1MΩ、第2の検出温度Tに加熱された際のガス検出素子16の抵抗R=10kΩとする。
【0026】
この時、第1の検出温度T下において、正常時でかつCOガスが存在しない場合、第1の電圧値=V×(RGL/(RGL+R))=5v×(1MΩ/(10kΩ+1MΩ))=4.95vになる。
一方、第2の検出温度T下においては、正常時でかつ炭化水素ガスが存在しない場合、第2の電圧値=V×(RGH/(RGH+R))=5v×(10kΩ/(1kΩ+10kΩ))=4.55vになる。
このことからガス検出素子16が正常に機能している状態、すなわち、ガス検出素子16の抵抗値異常が生じておらず、かつ、ガス検出素子16が短絡や断線していない場合には、第1の電圧値>第2の電圧値になることがわかる。
【0027】
一方、ガス検出素子16が短絡している場合、第1の電圧値=第2の電圧値=0vになる。また、ガス検出素子16が断線している場合、第1の電圧値=第2の電圧値=5vになる。すなわち、短絡や断線時には、第1の電圧値=第2の電圧値になることがわかる。
また、ガス検知素子16が何らかの外的要因(例えば、雑ガスによる被毒)によって組成変化を起こし、温度変化に伴う抵抗変化が鈍くなり、あたかもガス検知素子16の抵抗値が固定されてしまったようになった場合を考える。例えば、ガス検出素子16の抵抗R=抵抗R=100kΩ程度に固定された場合、第1の電圧値=4.55v、第2の電圧値=4.95vになる。また、ガス検出素子16の抵抗R=抵抗R=10kΩ程度に固定された場合、第1の電圧値=2.50v、第2の電圧値=4.55vになる。すなわち、抵抗値異常の場合には、第1の電圧値<第2の電圧値になることがわかる。
【0028】
これらのことから、ステップSB−1において取り込んだ第1の電圧値と第2の電圧値とが、「第1の電圧値>第2の電圧値」の関係にあれば、ガス検出素子16が基本的に正常であると判断してステップSB−4に移行し、「第1の電圧値=第2の電圧値」の場合、または、「第1の電圧値<第2の電圧値」の場合には、ガス検出素子16に短絡、断線、または、抵抗値異常が生じていると判断して、火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、または、炭化水素ガス警報ランプ9を所定の組み合わせで点灯または点滅させることによって、異常表示を行う(ステップSB−3)。なお、ここでは、第1の電圧値または第2の電圧値に基づいて、短絡、断線、または、抵抗値異常を完全に識別して、その識別結果に応じた警報等を出力するようにしてもよい。
【0029】
ここで、上記のように、「第1の電圧値>第2の電圧値」の関係にあれば、ガス検出素子16は基本的に正常であると判断することができる。しかしながら、この場合においても、ガス検出素子16の正常性に疑問が生ずる場合がある。
すなわち、上記のようにガス検出素子16の抵抗値は、第1の検出温度Tに加熱された時に数MΩ、第2の検出温度Tに加熱された時に数10kΩになるため、第1の電圧値と第2の電圧値との差異は0.1〜0.5vであると考えられる。したがって、第1の電圧値と第2の電圧値との差異が、このような正常範囲を外れている場合には、ガス検出素子16に何らかの異常が生じていると考えることができる。
【0030】
このため、ステップSB−4においては、第1の電圧値と第2の電圧値との差異を、記憶部12から読み出した抵抗異常閾値と比較し、差異が抵抗異常閾値を超えている場合には、ステップSB−3に移行して異常表示を行う。
なお、ここで用いる抵抗異常閾値は、誤作動を防止するため、上述の正常値0.1〜0.5vに対して上下両側に若干余裕を持って設定しておくことが好ましく、例えば、0.05〜1.0vの範囲にすることができる。
その後、ステップSB−4において異常がないと判断された場合には、その時点の第1の電圧値または第2の電圧値を、次の判断に使用するために記憶部12に更新記憶する。
これにてガス検出素子16の異常判定処理が終了する。
【0031】
(他の実施の形態)
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
例えば、上記の実施の形態においては、本発明を火災ガス漏れ警報器に適用した例を示すが、少なくともガス漏れの検出機能を有する任意の警報器について同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、第1の電圧値と第2の電圧値との差異に基づいて、ガス検出素子に関連する異常の有無が判断される。したがって、ガス漏れ検出機能の中核をなすガス検出素子の異常を監視することができ、ガス漏れ警報器の信頼性を一層向上させることができる。
【0033】
また、本発明によれば、第1の電圧値と上記第2の電圧値とが相互に等しい場合には、ガス検出素子が短絡または断線していると判断される。したがって、ガス検出素子の短絡または断線の有無を監視することができる。
【0034】
また、本発明によれば、第2の電圧値が第1の電圧値よりも大きい場合には、ガス検出素子に抵抗値異常が発生していると判断される。したがって、ガス検出素子の抵抗値異常の有無を監視することができる。
【0035】
また、本発明によれば、第1の電圧値と第2の電圧値との差異が所定範囲外である場合には、ガス検出素子に異常が発生していると判断される。したがって、短絡、断線、および、抵抗値異常以外の異常の有無を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における警報器の全体斜視図である。
【図2】警報器の要部構成を示すブロック図である。
【図3】警報器のガス漏れおよび火災監視処理のフローチャートである。
【図4】ガス検出素子の異常判定処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 警報器
2 筐体
3 火災検出部
4 ガス検出部
5 スピーカ
6 電源ランプ
7 火災警報ランプ
8 CO警報ランプ
9 炭化水素ガス警報ランプ
10 検出回路部
11 CPU
22 異常判定部
12 記憶部
13 表示部
14 音声出力部
15 ガスセンサ
16 ガス検出素子
17 ヒータ

Claims (4)

  1. ガス検出素子と、当該ガス検出素子を少なくとも第1の検出温度または当該第1の検出温度より高い第2の検出温度に加熱する加熱制御手段と、当該ガス検出素子の出力に基づいてガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段とを備えて構成されるガス漏れ警報器において、
    上記第1の検出温度に加熱された上記ガス検出素子の第1の電圧値と、上記第2の検出温度に加熱された上記ガス検出素子の第2の電圧値との差異に基づいて、上記ガス検出素子に関連する異常の有無を判断する異常判定手段、
    を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  2. 上記異常判定手段は、上記第1の電圧値と上記第2の電圧値とが相互に等しい場合には、上記ガス検出素子が短絡または断線していると判断すること、
    を特徴とする請求項1に記載のガス漏れ警報器。
  3. 上記異常判定手段は、上記第2の電圧値が上記第1の電圧値よりも大きい場合には、上記ガス検出素子に抵抗値異常が発生していると判断すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のガス漏れ警報器。
  4. 上記異常判定手段は、上記第1の電圧値が上記第2の電圧値よりも大きい場合において、これら第1の電圧値と第2の電圧値との差異が所定範囲外である場合には、上記ガス検出素子に異常が発生していると判断すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のガス漏れ警報器。
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