JP3600106B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドラム式衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラム式衣類乾燥機で衣類の吊り下げ乾燥もできるものは、実開平2−71493号公報、特開平4−126198号公報に示されている。これらの公報に示すものは、ドラム式衣類乾燥機の上または下に、衣類をハンガーに掛けて乾燥する吊り乾燥庫を設けた構成を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、使い勝手がよい衣類乾燥機を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、乾燥室に流入する前記乾燥用空気を加熱する加熱手段と、被乾燥物から奪った湿気を含む前記乾燥用空気より、その湿気分を凝縮する熱交換器とを有する衣類乾燥機において、外枠には前記外枠の外側に衣類を吊ることができる干し竿を備え、乾燥用空気を干し竿に吊るされた衣類に向けて外枠の外へ吹出す開閉可能な衣類乾燥用吹出口を設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に沿って説明する。
【0006】
まず、ドラム式衣類乾燥機の全体構成から述べる。外枠1内に回転自在に支持された回転ドラム4が備わる。この回転ドラム4は衣類19の乾燥室となる。回転ドラム4はモータ10によってドラムベルト9を介して駆動される。また図8に示すように、ドラムベルト9を駆動するプーリ32にはワンウェイクラッチ33が内臓され、このワンウェイクラッチ33によってモータ10を逆回転させるプーリ32が空転して回転ドラム4が停止する構成になっている。
【0007】
また外枠1の前面に設けたドア2が衣類投入口となる。衣類19を加熱するヒータ5、送風機能と熱交換機能を兼ねる熱交換形ファン6が備わる。熱交換形ファン6はモータ10によってファンベルト13を介して駆動される。熱交換形ファン6はファンケーシング8で包囲される。熱交換形ファン6は熱交換器になるもので、背を介して相互に熱交換を行なう両面ファン部を備わっている。
【0008】
外枠1のフロント内面にドラム支持体7が備わる。外枠1の裏蓋3に冷却空気が出入りする口が備わる。中央寄りに冷却空気の入口3aが、上寄りに冷却空気の出口3bが位置している。
【0009】
ファンケーシング8側からヒータ5側まで通してつなぐ循環ダクト12で、これを含めて循環通風路が形成している。
【0010】
ヒートポンプ装置は、冷媒を蒸発させ循環空気を冷却除湿する蒸発器15、冷媒を凝縮させ循環空気を加熱する凝縮器16、冷媒に圧力差を生じさせる圧縮機17、冷媒の圧力差を維持する膨張機構18を備える。凝縮器16の近傍に温度センサー20を設置して冷媒の温度が一定範囲の温度に保たれるように圧縮能力可変装置21でコントロールする。
【0011】
熱交換形ファン6と蒸発器15で熱交換されて凝縮した水は循環ダクト12の排水口12aより排水される。矢印Xは循環する乾燥用空気の流れを示し、矢印Yは冷却空気の流れを示す。
【0012】
図5に示すように外枠1の前面上側に出し入自在に備わる衣類吊し部材としての干し竿25は、外枠1奥側に向かって長く延びる干し竿ケース26に差し込むように収納される。干し竿25を干し竿ケース26に収納してしまい込んだときは、ドラム式衣類乾燥機の前面に突き出していた衣類吊し部材が存在しなくなる。こうして、不要のときは収納することにより、ドラム式衣類乾燥機および洗濯機が使いやすく、使い勝手のよいものである。特にドア2の開閉や乾燥する物の出し入れが殊の外しやすくなる。また干し竿25は、前側に引出して使用するもので、ドラム式衣類乾燥機の上下に吊下げ乾燥装置が備わるものと違って、洗濯機の上あるいは天井さほど高くないところでも、本発明のものは据え付けることができるので、据付け場所を選ばないよさがある。
【0013】
図9、図10に示すように、干し竿25は一対の縦竿25a、横竿25b、左右の横スライド竿25c、T字状の継ぎ手25dより構成される。
【0014】
外枠1の前面下部に乾燥切替扉27が備わる。この乾燥切替扉27は、外枠1に出し入れ自在に備えられ、出し入れの調整加減で三つの状態を選択できる。
【0015】
すなわち、図2に示すように乾燥切替扉27を引き出したときは、干し竿25による専用の乾燥になる。図1に示すように乾燥切替扉27を押し戻して閉じたときは、ドラム式による専用の乾燥になる。さらに図4に示すように乾燥切替扉27を奥に押し戻して閉じたときは、干し竿25による乾燥とドラム式による乾燥との併用になる。
【0016】
乾燥切替扉27は、横長筒で前面に仕切壁を有する形状になっている。前側上面には衣類乾燥用吹出口27bが設けられている。後側下面には連通口27aが設けられている。また乾燥切替扉27の下側に位置する外枠1の前面下部には衣類乾燥用補助吹出口50が備わる。
【0017】
乾燥切替扉27は、横長筒の部分が前記循環ダクト12にスライド自在に嵌合している。図1に示すように乾燥切替扉27をセットしたときは、衣類乾燥用吹出口27bがヒータ5側の循環通風路に連通するような状態になる。図3に示すように乾燥切替扉27をセットしたときには、衣類乾燥用吹出口27bは大気に開口し、かつ上向き状態に置かれる。このとき、ヒータ5側の循環通風路も大気に開口するように置かれるとともに衣類乾燥用補助吹出口50が連通口27aに連通する状態に置かれる。図4に示すように乾燥切替扉27をセットしたときは、衣類乾燥用吹出口27bがヒータ5側の循環通風路に連通するような状態に置かれるとともに衣類乾燥用補助吹出口50が大気に開口する状態に置かれる。
【0018】
衣類乾燥用補助吹出口50は、外枠1の底側と前記循環ダクト12との間に形成された冷却通風路に連通している。熱交換形ファン6より吐出された冷却空気の一部は、その冷却通風路を通過して衣類乾燥用補助吹出口50から吹き出される。
【0019】
図11は運転制御操作部を示すもので、乾燥コースに次ぎのようなコースがある。
【0020】
運転制御操作部31にはスピードコース、節約コース、吊干しコース、室内除湿コース、室内暖房コース等である。
【0021】
また電源スイッチ、湿度設定ボタン34a、温度設定ボタン35a、湿度の表示および温度表示部が備わる。
【0022】
図12に示す制御のブロック回路は、コントローラ30にモータ10、ヒータ5およびヒートポンプ装置の圧縮機17、駆動回路、マイクロコンピュータ、電源回路、運転制御部31、湿度センサー34、温度センサー35、凝縮器用温度センサー20等が備わる。
【0023】
次に動作について説明する。
【0024】
まず、通常のドラム式乾燥でスピード乾燥をするときは、図1に示すような状態にして運転する。
【0025】
乾燥すべき衣類19をドラム4内に入れ、衣類乾燥機の運転制御部31上の「スピードコース」を選択する。すると、コントローラ30内でモータ10、ヒータ5およびヒートポンプ装置の圧縮機17の駆動動作が指示される。モータ10が回転すると、ドラム4と熱交換形ファン6が回転し、矢印Xの循環空気の流れと矢印Yの冷却空気の流れが生じる。循環する乾燥用空気はドラム4内の衣類19から水分を奪い高温多湿となり、熱交換形ファン6に送られ、循環する乾燥用空気は熱交換形ファン6で冷却空気により熱交換され、温度が下がり、湿度は温度降下分、さらに密度が高くなって、循環ダクト12を通りながら蒸発器15へ送られる。蒸発器15に熱を奪われ循環する乾燥用空気は除湿され、次に凝縮器16に送られ加熱された後、さらにヒータ5で加熱され、再びドラム4内へ循環される。こうして衣類はヒートポンプ装置15〜18とヒータ5のトータルの熱量で乾燥されるため、素早く乾燥ができる。
【0026】
乾燥コストの節約を図るときは場合について述べる。
【0027】
乾燥すべき衣類19をドラム4内に入れ、運転制御操作部31の「節約コース」を選択するとコントローラ30内でモータ10、およびヒートポンプ装置の圧縮機17の駆動動作が指示され、モータ10が回転すると、ドラム4と熱交換形ファン6が回転し、矢印Xの循環する乾燥用空気の流れと矢印Yの冷却空気の流れが生じる。循環する乾燥用空気はヒートポンプ装置の熱量でドラム4内の衣類19から水分を奪い外気温度よりやや高い多湿となり、熱交換形ファン6に送られる。循環空気は熱交換形ファン6で冷却空気により熱交換されるが、循環空気の温度は、外気と温度差がほとんど生じないため、熱交換形ファン6での熱交換は少なく熱交換形ファン6は送風装置の働きをするに過ぎない。したがって、衣類19からの水分を奪い外気温度よりやや高い多湿な循環する乾燥用空気は、循環ダクト12を通りながら蒸発器15へ送られる。蒸発器15に熱を奪われ循環空気は除湿され、次に凝縮器16に送られ加熱された後、再びドラム4内へ循環される。こうして衣類はヒートポンプ装置による熱量のみで乾燥されるため、蒸発器15中の冷媒に奪われた熱は凝縮器16において再び循環する乾燥用空気に戻され再利用されるので無駄なエネルギー消費を抑えることができ省エネ乾燥が可能となる。
【0028】
布傷み、布縮み、シワを少なく乾燥することを主目的にする場合を図2、図6、図9を基に説明する。
【0029】
外枠1のフロント面の干し竿ケース26に収納されている干し竿25を手前に引き出し、横竿25bより横スライド竿25cを左右に引き出す。そこにハンガー28に掛けた衣類19を吊るす。次に乾燥切替え扉27を引き出し、衣類乾燥機の運転制御部31上の「吊干しコース」を選択するとコントローラ30内でモータ10、およびヒートポンプ装置の圧縮機17の駆動動作が指示され、モータ10は逆回転をし、ドラム4はプーリ32に内臓されたワンウェイクラッチ33により停止状態で熱交換形ファン6が回転し、矢印Xの循環する乾燥用空気の流れと矢印Yの冷却空気の流れが生じる。循環空気はハンガー28に掛けた衣類19に吹きつけられ、水分を奪い、運転前よりやや高い温度(ヒートポンプ装置15〜18で発生する200〜300W分)で多湿となり、熱交換形ファン6に送られるが、循環空気は冷却空気と温度差は生じないため、熱交換形ファン6での熱交換はされず、熱交換形ファン6は送風装置の働きをするに過ぎない。したがって、衣類19からの水分を薄い運転前よりやや高い多湿な循環する乾燥用空気は、循環ダクト12を通りながら蒸発器15へ送られる。蒸発器15に熱を奪われ循環する乾燥用空気は除湿され、次に凝縮器16に送られ加熱された後、再び循環空気はハンガー28に掛けた衣類19へ送られ乾燥される。
【0030】
すなわち、循環ダクト12を流れる乾燥用空気は、衣類乾燥用吹出口27bから吹き出し、吊るされた衣類を乾燥するのである。吹かれる乾燥用空気は下から衣類19に向けられるので、自然対流の流れにも沿ってよく流れ、乾燥をはかどらせるのである。
【0031】
この吊干し乾燥時はYの冷却空気の流れも衣類19に当たるようにして乾燥を促進させる。吊干し乾燥時は乾燥機が設置してある部屋が循環路の働きをする。こうして衣類はヒートポンプ装置による熱量のみで乾燥されるため、蒸発器15中の冷媒に奪われた熱は凝縮器16において、再び循環空気に戻され、乾燥用の熱に再利用されるので熱効率がよい。また、図8に示すようにドラムベルト9を駆動するプーリ32に内臓されたワンウェイクラッチ33によりドラム4を逆転させるとプーリ32が空転してドラム4が停止する構成により、ドラム回転の無駄なエネルギーが省略でき、また、静音化も実現できる。こうして、吊干し乾燥で布傷み、布縮み、シワを少なく乾燥することができる。
【0032】
乾燥機の設置条件において、図7に示すように乾燥機の左右のいずれかが壁などがある場合、干し竿25の左右対称の横スライド竿25cでは片側が伸ばせず有効に使えない。その時は、図7、図10に示すように横スライド竿25cの長さを長短にした横スライド竿25c、横スライド竿25cにして、左右を差し替え可能にして、壁側は短い横スライド竿25c2、反対側は長い横スライド竿25c1にして、竿し幅を確保する。
【0033】
また、図4に示すようにドラム回転方式乾燥と吊干し乾燥を同時にすることも可能である。この時は循環空気でドラム4内の衣類19を乾かし、熱交換形ファン6の熱交換後の冷却空気を乾燥切替え扉27を閉めた状態で、吊干した衣類に吹き当てられる構成として同時乾燥をも実現できる。すなわち、熱交換形ファン6による熱交換で温められた冷却空気の一部が冷却通風路をながれて衣類乾燥用補助吹出口50から吹き出し、吊るされた衣類を乾燥するのである。
【0034】
次に部屋の除湿を目的に運転する場合を図3を基に説明する。
【0035】
乾燥切替え扉27を引き出し、衣類乾燥機の運転制御部31の「室内除湿コース」を選択するとコントローラ30内でモータ10およびヒートポンプ装置の圧縮機17の駆動動作が指示され、モータ10は逆回転をし、ドラム4はプーリ32に内臓されたワンウェイクラッチ33により停止状態で熱交換形ファン6が回転し、矢印Xの循環する乾燥用空気の流れと矢印Yの冷却空気の流れが生じる。循環する乾燥用空気は引き出された乾燥切替え扉27より乾いた空気として機外の部屋へ吹き出される。循環する乾燥用空気は部屋より水分を奪い、熱交換形ファン6によって、循環ダクト12を通りながら蒸発器15へ送られる。蒸発器15に熱を奪われ循環する乾燥用空気は除湿され、次に凝縮器16に送られ加熱された後、再び、循環空気は引出された乾燥切替え扉27より機外の部屋へ吹き出され除湿が進む。こうして、部屋の湿度はヒートポンプ装置より湿気を除湿することが可能となる。乾燥切替え扉27より部屋へと循環される空気の流れは、ヒートポンプ装置は一般家庭用除湿機の除湿水量(5〜15L/日)と同程度の除湿能力を有しているので部屋の湿度を20〜30%程度まで降下させられる。また「室内除湿コース」使用時は乾燥させる衣類がないため、部屋の除湿にヒートポンプ装置の除湿能力をすべて使える。このような能力により、たとえば脱衣所などに衣類乾燥機が設置されている場合は、梅雨時期の季節に別の除湿機を用いることなく、衣類乾燥機で部屋を除湿することができ、湿気の多い季節もカビなどに悩まれることなく、入浴時の湯気で不快な思いをしなくてすむ。また、図8に示すようにドラムベルト9を駆動するプーリ32に内臓されたワンウェイクラッチ33によりドラム4を逆転させるとプーリ32が空転してドラム4が停止する構成により、ドラム回転の無駄なエネルギーが省略でき、また、静音化も実現できる。
【0036】
次に「室内除湿コース」選択時の湿度制御について説明する。
【0037】
乾燥切替え扉27を引出し時には、湿度センサー34で、湿度を検知し、検知湿度がある一定値H1に降下するまで運転を継続し、設定値H1に達すると運転を停止する。また湿度が設定値H2に上昇すると運転を再開する。この動作の繰り返しにより、部屋の中の湿度をほぼ一定に保つことができる。なお、設定値H1は図11に示す運転制御操作部31の湿度設定ボタン34aで設定しコントローラ30にその値が入力されることで変更することも可能である。
【0038】
次に部屋の暖房を目的に運転をする場合を図3を基に説明する。
【0039】
乾燥切替え扉27を引き出し、衣類乾燥機の運転制御部31の「室内暖房コース」を選択するとコントローラ30内でモータ10、およびヒータ5の駆動動作が指示され、モータ10は逆回転をし、ドラム4はプーリ32に内臓されたワンウェイクラッチ33により停止状態で熱交換形ファン6が回転し、矢印Xの循環する乾燥用空気の流れと矢印Yの冷却空気の流れが生じる。循環する乾燥用空気は引き出された乾燥切替え扉27より温風として部屋に吹き出され、循環する乾燥用空気は部屋より冷たい空気を取り込み、乾燥切替え扉27の開口部を経て運び込まれ、ヒータ5で加熱されて、熱交換形ファン6で循環ダクト12を通り乾いた温風となり、再び、乾燥切替え扉27より部屋へ吹き出される。この時、室内は循環空気の風路の一部となる。前記温風は一般家庭用衣類乾燥機では1000W程度の出力を有しており、これによる温風は60〜80℃程度まで上昇する。たとえば脱衣所などに衣類乾燥機が設置されている場合は冬など寒い季節にわざわざ別の暖房機を用いることなく、衣類乾燥機で室内を暖めることができ、入浴などの脱衣した時にも寒さで不快な思いをしなくてすむ。
【0040】
また、「室内暖房コース」選択時は図8に示すようにドラムベルト9を駆動するプーリ32に内臓されたワンウェイクラッチ33によりドラム4を逆転させるとプーリ32が空転してドラム4が停止する構成により、ドラム回転の無駄なエネルギーが省略でき、また、静音化も実現できる。
【0041】
次に「暖房コース」選択時の温度制御について説明する。
【0042】
乾燥切替え扉27を引き出し時には、温度センサー35で、外気温度を検知し、検知温度がある一定値T1に達するまで運転を継続し、設定値T1に達すると運転を停止する。また外気温度が設定値T2に達すると運転を再開する。この動作の繰り返しにより、部屋の中の温度をほぼ一定に保つことができる。なお、設定値T1は図11に示す運転制御操作部31の室温設定ボタン35aで選択しコントローラ30にその値が入力されることで変更することも可能である。
【0043】
上記の実施形態は衣類乾燥用吹出口を外枠の前面下側に設けているが、上側あるいは他の面に設けることも可能である。側面に設ける場合は、据え付けの関係を考慮し、左右の付替ができる構成とすることが望ましい。また衣類吊し部材は引出式であるが、折たたみ式あるいは回転式いずれでも、収納できる構成であれば足りるものである。
【0044】
【発明の効果】
以上に述べた通り、本発明の衣類乾燥機の構成とすることにより、使い勝手を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るもので、ドラム式衣類乾燥機の側面断面図であって衣類吊し部材を外枠に収納自在した状態を示している。
【図2】本発明の一実施形態に係るもので、衣類吊し部材を引き出して衣類を吊るし乾燥している状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るもので、室内の除湿運転ないし暖房運転の状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るもので、回転ドラム回転による乾燥と衣類吊し部材を用いた乾燥が同時行なわれている状態を示す図である。
【図5】図1にあたる状態を正面から示した図である。
【図6】図2にあたる状態を正面から示した図である。
【図7】図6に相当するものであって、衣類吊し部材を片側だけ延ばした状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るもので、ドラムの駆動部構成を示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るもので、衣類吊し部材の詳細図であって左右を同じように延ばした状態を示している。
【図10】本発明の一実施形態に係るもので、衣類吊し部材の詳細図であって右側を多く延ばした状態を示している。
【図11】本発明の一実施形態に係るもので、運転制御操作部を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るもので、制御回路のブロック図である。
【符号の説明】
1…外枠、4…回転ドラム、5…ヒータ、6…熱交換形ファン、12…循環ダクト、25…干し竿、27b…衣類乾燥用吹出口。

Claims (5)

  1. 外枠に内置され、被乾燥物を収納する乾燥室と、この乾燥室から排気された乾燥用空気を再度前記乾燥室に戻す循環通風路と、前記乾燥室に前記乾燥用空気を流入させる送風手段と、前記乾燥室に流入する前記乾燥用空気を加熱する加熱手段と、前記被乾燥物から奪った湿気を含む前記乾燥用空気より、その湿気分を凝縮する熱交換器とを有する衣類乾燥機において、
    前記外枠には前記外枠の外側に衣類を吊ることができる干し竿を備え、
    前記乾燥用空気を前記干し竿に吊るされた衣類に向けて前記外枠の外へ吹出す開閉可能な衣類乾燥用吹出口を設けたことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 請求項1に記載した衣類乾燥機において、
    前記吊し竿は、前記外枠内に収納可能に設けられたことを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 請求項1または請求項2に記載した衣類乾燥機において、
    前記乾燥用空気は、前記加熱手段によって加熱されてから前記衣類乾燥用吹出口から吹出すことを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載された衣類乾燥機において、
    前記被乾燥物を前記乾燥室に投入するためのドアと、
    前記干し竿と、
    前記衣類乾燥用吹出口と、
    を前記外枠の前面に備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載された衣類乾燥機において、
    前記熱交換機と前記加熱手段は、ヒートポンプ装置の蒸発器と凝縮器であることを特徴とする衣類乾燥機。
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